JP3117132B2 - ウェーハの平面加工装置 - Google Patents

ウェーハの平面加工装置

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JP3117132B2 JP11001318A JP131899A JP3117132B2 JP 3117132 B2 JP3117132 B2 JP 3117132B2 JP 11001318 A JP11001318 A JP 11001318A JP 131899 A JP131899 A JP 131899A JP 3117132 B2 JP3117132 B2 JP 3117132B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はウェーハの平面加工
装置に係り、特に半導体ウェーハの製造工程で半導体ウ
ェーハの裏面を研削加工するウェーハの平面加工装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】半導体ウェーハの裏面(一方面)を研削
する平面研削装置は、チャックテーブル、砥石、及び裏
面洗浄装置等を備えており、このチャックテーブルで半
導体ウェーハの表面(他方面)を吸着保持し、そして、
半導体ウェーハの裏面に砥石を押し付けると共に、チャ
ックテーブル及び研削砥石を回転させてウェーハの裏面
を研削する。そして、研削終了したウェーハをチャック
テーブルから取り外し、研削されたウェーハの裏面を裏
面洗浄装置で洗浄する。
【0003】前記裏面洗浄装置としてスピン洗浄装置を
例示することができる。斯かるスピン洗浄装置によれ
ば、スピン洗浄装置のチャックテーブルでウェーハの表
面を吸着し、そして、前記チャックテーブルを回転させ
ながらウェーハの裏面に洗浄水を噴射して、ウェーハの
裏面に付着したスラッジ等の付着物を除去する。ところ
で、ウェーハの表面には、前工程でチップが既に形成さ
れているため、そのチップを保護するべく保護膜が貼り
付けられている。この保護膜が貼り付けられた状態でウ
ェーハは、平面研削装置において研削/洗浄された後、
次工程の保護膜剥離工程に移される。保護膜剥離工程で
は、例えば、前記保護膜にテープを貼り付けて、このテ
ープと共に保護膜をウェーハから剥がす手法が採用され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近の半導
体ウェーハは、ICの高集積化に伴って薄肉化の要求が
あるため、平面研削装置においてウェーハを薄肉に研削
している。しかしながら、ウェーハを薄肉に研削する
と、ウェーハの強度が低下するため、保護膜剥離工程で
保護膜を剥がす際に、ウェーハが損傷する場合があると
いう欠点がある。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、保護膜剥離工程におけるウェーハ損傷を防止
することができるウェーハの平面加工装置を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決する為の手段】本発明は、前記目的を達成
する為に、表面に保護膜が貼り付けられたウェーハの裏
面を加工するウェーハの平面加工装置であって、前記ウ
ェーハの保護膜側を吸着保持するチャックテーブルと、
前記ウェーハの裏面を加工する砥石若しくは研磨布を有
する加工ステージと、前記加工ステージで裏面が加工さ
れたウェーハの裏面を洗浄する第1洗浄手段と、前記加
工ステージで裏面が加工されたウェーハの保護膜を洗浄
する第2洗浄手段と、吸着パッドを備えるとともに、該
吸着パッドで前記ウェーハの裏面を吸着保持した状態の
ままで前記第2洗浄手段で該ウェーハの表面全面の保護
膜を洗浄可能とした搬送手段と、を備えたことを特徴と
する。
【0007】本発明は、まず、保護膜剥離工程における
ウェーハ損傷の原因を実験により確認したところ、保護
膜に付着しているスラッジがその原因であることを突き
止めた。即ち、保護膜にスラッジが付着していると、そ
の付着部分はテープが接着し難くなる。このような不完
全の接着状態でテープを剥がすと、剥がす力が保護膜に
均等に伝わらず、前記力が保護膜の一部分に集中する場
合があり、この集中した力によってウェーハが損傷する
ことが判明した。特に、保護膜の外周部に付着したスラ
ッジが、ウェーハ損傷に大きく影響を与えることも判明
した。
【0008】そこで、請求項1記載の発明は、前記ウェ
ーハ損傷を防止するために第2洗浄手段を設け、この第
2洗浄手段でウェーハの他方面(表面)を、即ち、保護
膜を洗浄し、保護膜からスラッジを除去するようにし
た。これにより、本発明は、保護膜剥離工程におけるウ
ェーハ損傷を防止することができる。また、請求項2記
載の発明によれば、第2洗浄手段としてブラシ洗浄手段
を採用し、このブラシ洗浄手段によって保護膜に付着し
たスラッジを強制的に剥離除去したので、スラッジを確
実に除去することができる。
【0009】請求項記載の発明によれば、平面加工終
了したウェーハを、ウェーハと略同径の吸着パッドで吸
着保持した後、この吸着パッドを搬送手段によって第2
洗浄手段に搬送し、ここでウェーハを洗浄するようにし
た。このように、ウェーハと略同径の吸着パッドでウェ
ーハを吸着保持すると、ウェーハはその全面が吸着保持
されるので、ウェーハを破損させることなく搬送するこ
とができるとともに、第2洗浄手段にウェーハ全面を均
等に押し付けて洗浄することができる。これに対して、
ウェーハの一部分を吸着保持した場合には、その吸着保
持部分にウェーハの重量が集中するので、極薄いウェー
ハがその搬送中に破損する場合ある。また、この吸着保
持状態でウェーハを洗浄手段に押し付けると、ウェーハ
の破損確率が高くなる。したがって、本発明の如く、ウ
ェーハと略同径の吸着パッドでウェーハを吸着保持させ
ることは、ウェーハの破損を防止する上で大きな効果が
ある。
【0010】また、前記搬送手段を平面加工装置本体に
支持させる支持部に、ウェーハを第2洗浄手段のブラシ
に押し付けた時の反力に打ち勝つ剛性を持たせたので、
ウェーハが全面吸着されていることと相まって、ウェー
ハの他方面全面をブラシに均等に当てることができる。
したがって、ウェーハの他方面全面を均一に洗浄するこ
とができる。これに対して、搬送手段の支持部に緩衝部
材が設けられていると、この緩衝部材によって押し付け
力が緩衝されるので、ウェーハに十分な押し付け力を与
えることはできず、ウェーハの他方面全面を均一に洗浄
することができない。したがって、本発明の如く、前記
支持部に前記剛性を与えることは、ウェーハを洗浄する
上で大きな効果がある。
【0011】請求項記載の発明によれば、ブラシ洗浄
手段のブラシは、ウェーハの径よりも長いローラ状に形
成され、ローラの軸と該軸に直交する軸とを中心に回転
駆動されるので、ウェーハ側を回転させることなく、ウ
ェーハの他方面全面を洗浄することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るウェーハの平面加工装置の好ましい実施の形態につい
て詳説する。図1は、本発明が適用された半導体ウェー
ハの平面研削装置の斜視図であり、図2は平面図であ
る。図1に示すように平面研削装置10の本体12に
は、カセット収納ステージ14、アライメントステージ
16、粗研削ステージ18、仕上げ研削ステージ20、
及び洗浄ステージ22が設けられている。
【0013】前記カセット収納ステージ14には、2台
のカセット24、24が着脱自在にセットされ、これら
のカセット24、24には裏面研削前のウェーハ26が
多数枚収納されている。このウェーハ26は、搬送用ロ
ボット28によって1枚ずつ保持されて、次工程である
アライメントステージ16に順次搬送される。前記搬送
用ロボット28は、本体12に立設されたビーム30に
昇降装置32を介して吊り下げ支持される。また、前記
昇降装置32は、ビーム30に内蔵された図示しない送
りねじ装置に連結されており、この送りねじ装置で前記
昇降装置32を送り移動させると、前記搬送用ロボット
28が、ビーム30の配設方向に沿って図1、図2上矢
印A、B方向に往復移動することができる。この搬送用
ロボット28の前記移動と、搬送用ロボット28の動作
によって、前記ウェーハ26が平面研削装置10内で予
め設定された順路に従って順次搬送される。
【0014】本実施の形態の如く搬送用ロボット28を
吊り下げ支持すると、カセット収納ステージ14とアラ
イメントステージ16との間隔を狭くすることができる
ので、平面研削装置10を小型化することができる。即
ち、搬送用ロボット28を装置本体12の上面に設置す
ると、ウェーハ26を搬送する関係上、搬送用ロボット
28をカセット収納ステージ14とアライメントステー
ジ16との間のスペースに設置しなければならない。こ
のため、前記スペースの分だけ平面研削装置10が無用
に大型化する。これに対して、本実施の形態の平面研削
装置10は、装置本体12の上方空間を搬送用ロボット
28の設置スペース及び動作スペースとして有効利用し
たので、装置の小型化を図ることができる。
【0015】前記ロボット28は、汎用の産業用ロボッ
トであり、その構成はウェーハ26を吸着保持する馬蹄
形のアーム34、及び3本のリンク36、38、40等
から成っている。前記アーム34の先端には、ウェーハ
26を吸着する吸着パッド35、35が設けられる。ま
た、アーム34は、リンク36にその基端部が軸芯を中
心に回転自在に支持され、図示しないモータからの駆動
力で軸芯を中心に回転することができる。前記リンク3
6は、リンク38に軸42を介して回動自在に連結さ
れ、図示しないモータからの駆動力で軸42を中心に回
転することができる。また、リンク38は、軸44を介
してリンク40に回動自在に連結され、図示しないモー
タからの駆動力で軸44を中心に回転することができ
る。さらに、リンク40は、軸46を介して図示しない
モータの出力軸に連結されているので、モータを駆動す
ることにより軸46を中心に回転することができる。ま
た、モータは、昇降装置32の図示しない昇降ロッドに
連結されている。したがって、前記ロボット28によれ
ば、アーム34及び3本のリンク36、38、40の動
作を各々のモータで制御すると共に、昇降装置32の昇
降ロッドの収縮動作を制御することにより、前記カセッ
ト24に収納されたウェーハ26を取り出してアライメ
ントステージ16に搬送することができる。
【0016】前記アライメントステージ16は、カセッ
ト24から搬送されたウェーハ26を所定の位置に位置
合わせするステージである。このアライメントステージ
16で位置合わせされたウェーハ26は、前記搬送用ロ
ボット28の吸着パッド35、35に再度吸着保持され
た後、空のチャックテーブル48に向けて搬送され、こ
のチャックテーブル48の所定の位置に吸着保持され
る。
【0017】前記チャックテーブル48は、ターンテー
ブル50に設置され、また、同機能を備えたチャックテ
ーブル52、54がターンテーブル50に所定の間隔を
もって設置されている。前記チャックテーブル52は、
粗研削ステージ18に位置されており、吸着したウェー
ハ26がここで粗研削される。また、前記チャックテー
ブル54は、仕上げ研削ステージ20に位置され、吸着
したウェーハ26がここで仕上げ研削(精研削、スパー
クアウト)される。なお、図1、図2では図示していな
いが、前記チャックテーブル48、52、54は、その
下面に回転用モータのスピンドルが各々連結されてお
り、これらのモータの駆動力によって回転される。
【0018】前記チャックテーブル48に吸着保持され
たウェーハ26は、図示しない測定ゲージによってその
厚みが測定される。厚みが測定されたウェーハ26は、
ターンテーブル50の図1、図2上矢印C方向の回動で
粗研削ステージ18に位置し、粗研削ステージ18のカ
ップ型砥石56によってウェーハ26の裏面が粗研削さ
れる。このカップ型砥石56は図1に示すように、モー
タ58の図示しない出力軸に連結され、また、モータ5
8のサポート用ケーシング60を介して砥石送り装置6
2に取り付けられている。前記砥石送り装置62は、カ
ップ型砥石56をモータ58と共に昇降移動させるもの
で、この下降移動によりカップ型砥石56がウェーハ2
6の裏面に押し付けられる。これにより、ウェーハ26
の裏面粗研削が行われる。カップ型砥石56の下降移動
量は、即ち、カップ型砥石56による研削量は、予め登
録されたカップ型砥石56の基準位置と、ウェーハ26
の厚みとに基づいて設定される。
【0019】粗研削ステージ18で裏面が粗研削された
ウェーハ26は、ウェーハ26からカップ型砥石56
退避移動した後に、図示しない厚み測定ゲージによって
その厚みが測定される。厚みが測定されたウェーハ26
は、ターンテーブル50の同方向の回動で仕上げ研削ス
テージ20に位置し、仕上げ研削ステージ20の図2に
示すカップ型砥石64によって精研削、スパークアウト
される。この仕上げ研削ステージ20の構造は、粗研削
ステージ18の構造と同一なので、ここではその説明を
省略する。
【0020】仕上げ研削ステージ20で仕上げ研削され
たウェーハ26は、ウェーハ26からカップ型砥石64
が退避移動した後に、ターンテーブル50の同方向の回
動で図1に示した空のチャックテーブル48の位置に搬
送される。そして、前記ウェーハは、搬送アーム(搬送
手段に相当)66の先端に設けた、ウェーハと略同径の
吸着パッド68に吸着された後、搬送アーム66の図1
上矢印D方向の回動で洗浄ステージ22に搬送され、こ
こで洗浄される。この洗浄ステージ22については後述
する。
【0021】洗浄ステージ22で洗浄されたウェーハ2
6は、前記搬送用ロボット28によって吸着保持されて
カセット収納ステージ14に搬送され、所定のカセット
24の所定の棚に収納される。以上が、本実施の形態の
平面研削装置10によるウェーハ処理工程の流れであ
る。次に、前記洗浄ステージ22について説明する。
【0022】図1、図2に示すように前記洗浄ステージ
22は、そのシンク70内に第1洗浄装置であるスピン
洗浄装置72が設置されると共に、スピン洗浄装置72
とターンテーブル50との間に第2洗浄装置であるブラ
シ洗浄装置74が並設されている。前記スピン洗浄装置
72は図3に示すように、ウェーハ26と略同径の吸着
パッド76を有し、この吸着パッド76の下面には、モ
ータ78のスピンドル80が連結されている。また、前
記吸着パッド76の上方には、洗浄水を噴射するノズル
82が設けられている。したがって、このスピン洗浄装
置72によれば、吸着パッド76で吸着されたウェーハ
26を前記モータ78で回転させながら、前記ノズル8
2からウェーハ26の裏面26Aに向けて洗浄水を噴射
する。これにより、ウェーハ26の裏面26Aに付着し
ているスラッジ等の付着物が除去される。
【0023】前記ブラシ洗浄装置74は、ブラシ84が
植設された円盤状のプレート86を有し、このプレート
86の下面にモータ88のスピンドル90が連結されて
いる。したがって、このブラシ洗浄装置74によれば、
モータ88でブラシ84を回転させ、このブラシ84
に、前記搬送アーム66の吸着パッド68で吸着された
ウェーハ26の表面26Bを押し付ける。これにより、
ウェーハ26の保護膜に付着しているスラッジ等の付着
物が除去される。
【0024】なお、ブラシ84にウェーハ26を押し付
けるにあたり、ブラシ洗浄装置74側を上昇移動させて
押し付けても良く、搬送アーム66側を下降移動させて
押し付けても良い。この時、ウェーハ26の全面をブラ
シ84に均等に押し当てるために、搬送アーム66の支
持部67(図1参照)に所定の剛性を持たせる必要があ
る。この剛性とは、ウェーハ26をブラシ84に押し付
けた時の反力に打ち勝つ剛性である。これにより、本実
施の形態では、ウェーハ26が吸着パッド68によって
全面吸着されていることと相まって、ウェーハ26の表
面26B全面をブラシ84に均等に当てることができ
る。したがって、ウェーハ26の表面26B全面を均一
に洗浄することができる。
【0025】また、ウェーハ26の保護膜全面を隈なく
洗浄するために、吸着パッド68を回転させても良く、
また、ブラシ洗浄装置74若しくは吸着パッド68を水
平方向に揺動させても良い。更に、ウェーハ26に形成
されているチップは、保護膜で保護されてはいるが、物
理的な衝撃に対する耐久性は高くない。したがって、保
護膜に対するブラシ84の押付力を高めに設定すると、
チップにダメージを与える場合があるので、ブラシ84
の押付力は極力低めに設定することが好ましく、また、
ブラシ84の材質も極力軟質でこしの強いものが好まし
い。
【0026】次に、前記の如く構成された洗浄ステージ
22の作用について説明する。まず、図3に示すよう
に、仕上げ研削終了したウェーハ26は、チャックテー
ブル54に裏面26Aを上に向けた状態で保持されてい
る。即ち、ウェーハ26の表面26Bに貼り付けられた
保護膜が吸着パッド55に吸着されている。このウェー
ハ26の裏面26Aを、搬送アーム66の吸着パッド6
8で吸着する。そして、チャックテーブル54側の吸着
を解除した後、前記搬送アーム66を回動して洗浄ステ
ージ22にウェーハ26を搬送する。この時、ウェーハ
26の全面が吸着パッド68に吸着保持されているの
で、ウェーハ26がその搬送中に破損することはなく、
また、洗浄時においてもウェーハ26は破損しない。
【0027】洗浄ステージ22に搬送されたウェーハ2
6は、まず、吸着パッド68に吸着保持された状態で、
その表面26Bに貼り付けられた保護膜が、ブラシ洗浄
装置74のブラシ84に所定の押付力で押し当てられ
る。そして、ブラシ84を回転させると共に、ブラシ8
4とウェーハ26とを相対的に水平揺動させる。これに
よって、保護膜全面にブラシ84が接触するので、保護
膜に付着したスラッジ等の付着物を強制的に剥離除去す
ることができる。
【0028】保護膜の洗浄が終了すると、ウェーハ26
は、搬送アーム66の回動動作でスピン洗浄装置72に
移載される。その後、ウェーハ26は、スピン洗浄装置
72の吸着パッド76によって保護膜が吸着保持され
る。そして、モータ78でウェーハ26を回転させると
共に、ノズル82から洗浄水をウェーハ26の裏面26
Aに向けて噴射して裏面26Aを洗浄する。そして、所
定時間経過後にスピン洗浄装置72を停止する。以上で
洗浄ステージ22によるウェーハ26の洗浄が終了し、
この洗浄ステージ22でウェーハ26は両面とも洗浄さ
れ、その後に乾燥される。
【0029】このように、本実施の形態は、保護膜を洗
浄するブラシ洗浄装置74を平面研削装置10に設け、
このブラシ洗浄装置74によって保護膜に付着したスラ
ッジを剥離除去したので、保護膜剥離工程におけるウェ
ーハ損傷を防止することができる。また、本実施の形態
は、保護膜洗浄用の洗浄装置として、ブラシ洗浄装置7
4を採用し、保護膜に付着したスラッジを強制的に剥離
除去したので、スラッジを確実に除去することができ
る。
【0030】図4は、保護膜洗浄用洗浄装置の第2の実
施の形態を示す要部側面図である。同図に示す洗浄装置
100は、図3の洗浄装置と同様にブラシ型洗浄装置を
採用したものであるが、特にこの洗浄装置100は、保
護膜27の外周部に付着したスラッジがウェーハ26の
損傷に大きく影響することに鑑みて、保護膜27の外周
部に付着したスラッジのみ、小型のブラシ洗浄装置10
2で剥離除去するように構成したものである。
【0031】また、前記洗浄装置100は、保護膜27
の中央部を吸着する吸着パッド104を有し、この吸着
パッド104をスピンドル106で回転させるように構
成されている。また、前記ブラシ洗浄装置102にもス
ピンドル108が設けられ、ブラシ103を回転させる
ように構成されている。したがって、前記洗浄装置10
0によれば、スピンドル106でウェーハ26を回転さ
せながらスピンドル108でブラシ103を回転させ
て、このブラシ103を保護膜27の外周部に押し付け
ることにより、保護膜27の外周部に付着したスラッジ
を剥離除去することができる。
【0032】図5は、保護膜洗浄用洗浄装置の第3の実
施の形態を示す要部断面図である。同図に示す洗浄装置
110は、ウェーハ26の径よりも長尺に形成されたロ
ーラ状のブラシ112を用いて、保護膜27に付着した
スラッジを剥離除去する洗浄装置である。前記ブラシ1
12の両端部には、水平方向に延びた軸116、118
が突出さされ、これらの軸116、118が凹状に形成
されたフレーム114に軸支されている。したがって、
前記ブラシ112は、フレーム114に回転自在に支持
されている。また、前記軸116には、モータ120の
図示しないスピンドルが連結されているので、モータ1
20を駆動すると、ブラシ112は軸116、118を
中心に回転する。
【0033】更に、前記フレーム114の下面には、鉛
直方向に配設されたスピンドル122が連結されてい
る。したがって、このスピンドル122を回転させる
と、前記ブラシ112は、スピンドル122の軸芯を中
心に回転(旋回)する。一方、ウェーハ26は、ウェー
ハ26と略同径の吸着パッド124によって、その裏面
26Aが吸着保持されている。
【0034】したがって、前記の如く構成された洗浄装
置110によれば、モータ120でブラシ112を回転
させると共にスピンドル122でブラシ112を旋回さ
せる。そして、回転運動と旋回運動をしているブラシ1
22に保護膜27を押し付ける。これにより、ウェーハ
26を回転させることなく、保護膜27の全面に付着し
たスラッジをブラシ112で剥離除去することができ
る。
【0035】なお、本実施の形態では、保護膜洗浄用洗
浄装置(第2洗浄手段)としてブラシ洗浄装置74、1
00、110を適用した例について説明したが、これに
限られるものではない。例えば、高圧水を保護膜に噴射
して保護膜を洗浄するスプレー洗浄装置、スポンジ等の
軟質部材を保護膜に擦り付けて保護膜を洗浄する洗浄装
置等他の洗浄装置を適用しても良い。
【0036】また、本実施の形態では、ウェーハの裏面
を研削する平面研削装置について説明したが、カップ型
砥石の代わりに研磨布を使用してウェーハを加工するC
MP装置、カップ型砥石の代わりにブレードを使用して
ウェーハをダイス状に切断するダイシング装置に本発明
を適用しても良い。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るウェー
ハの平面加工装置によれば、ウェーハの保護膜を洗浄す
る洗浄手段を設けたので、保護膜剥離工程におけるウェ
ーハ損傷を防止することができる。また、本発明は、保
護膜洗浄用の洗浄装置として、保護膜に付着したスラッ
ジを強制的に剥離除去するブラシ洗浄手段を採用したの
で、スラッジを確実に除去することができる。
【0038】更に、本発明は、平面加工終了した極薄い
ウェーハを、ウェーハと略同径の吸着パッドで吸着保持
させて、ウェーハを第2洗浄手段に搬送するようにした
ので、ウェーハの搬送中の破損、及び洗浄時の破損を防
止することができる。また、本発明は、搬送手段を平面
加工装置に支持させる支持部に、ウェーハを第2洗浄手
段のブラシに押し付けた時の反力に打ち勝つ剛性を持た
せたので、ウェーハが全面吸着されていることと相まっ
て、ウェーハの他方面全面を均一に洗浄することができ
る。
【0039】更に、本発明は、ブラシ洗浄手段のブラシ
をウェーハの径よりも長いローラ状に形成し、このロー
ラの軸と該軸に直交する軸とを中心にブラシを回転駆動
させたので、ウェーハ側を回転させることなく、ウェー
ハの他方面全面を洗浄することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る半導体ウェーハの平
面研削装置の全体斜視図
【図2】図1に示した平面研削装置の平面図
【図3】ウェーハの保護膜洗浄装置の第1の実施の形態
を含む洗浄工程説明図
【図4】ウェーハの保護膜洗浄装置の第2の実施の形態
を示す側面図
【図5】ウェーハの保護膜洗浄装置の第3の実施の形態
を示す側面図
【符号の説明】
10…平面研削装置 12…本体 14…カセット収納ステージ 16…アライメントステージ 18…粗研削ステージ 20…仕上げ研削ステージ 22…洗浄ステージ 26…ウェーハ 72…スピン洗浄装置 74、100、110…ブラシ洗浄装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−39407(JP,A) 特開 平8−148450(JP,A) 実開 昭63−106139(JP,U) 特公 平6−91986(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/304

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に保護膜が貼り付けられたウェーハ
    の裏面を加工するウェーハの平面加工装置であって、 前記ウェーハの保護膜側を吸着保持するチャックテーブ
    ルと、 前記ウェーハの裏面を加工する砥石若しくは研磨布を有
    する加工ステージと、 前記加工ステージで裏面が加工されたウェーハの裏面を
    洗浄する第1洗浄手段と、 前記加工ステージで裏面が加工されたウェーハの保護膜
    を洗浄する第2洗浄手段と、 吸着パッドを備えるとともに、該吸着パッドで前記ウェ
    ーハの裏面を吸着保持した状態のままで前記第2洗浄手
    段で該ウェーハの表面全面の保護膜を洗浄可能とした搬
    送手段と、 を備えた ことを特徴とするウェーハの平面加工装置。
  2. 【請求項2】 前記第2洗浄手段は、前記ウェーハの
    護膜に接触して該保護膜に付着した付着物を強制的に剥
    離除去するブラシ洗浄手段であることを特徴とする請求
    項1記載のウェーハの平面加工装置。
  3. 【請求項3】 前記搬送手段の前記吸着パッドは、前記
    ウェーハと略同径の吸着パッドであることを特徴とする
    請求項1記載のウェーハの平面加工装置。
  4. 【請求項4】 前記ブラシ洗浄手段のブラシは、前記ウ
    ェーハの径よりも長いローラ状に形成され、該ブラシは
    ローラの軸と該軸に直交する軸とを中心に回転駆動され
    ることを特徴とする請求項2記載のウェーハの平面加工
    装置。
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