JP3115593B2 - β―ラクタム類の製造方法 - Google Patents

β―ラクタム類の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は出発原料アミノ−βラクタムのアシル化剤に
よる酵素的アシル化によってβ−ラクタム誘導体類を製
造する方法に関する。アミノβ−ラクタムとしては、6
−アミノペニシラン酸(6−APA)、7−アミノデスア
セトキシセファロスポラン酸(7−ADCA)、7−アミノ
セファロスポラン酸(7−ACA)または7−アミノ−3
−クロロ−3−セフェム−4−カルボキシレートを挙げ
ることができ、アシル化剤としては、D−フェニルグリ
シンまたはD−p−ヒドロキシフェニルグリシンの誘導
体を挙げることができる。
背景技術 今日、アンピシリン、アモキシリン、セファクロー
ル、セファレキシン、セファドロキシルおよびセファロ
グリシンのような半合成β−ラクタム類は、工業的に
は、化学合成法、例えば、6−アミノペニシラン酸のよ
うなアミノβ−ラクタム(通常、そのカルボキシル基を
保護したもの)を活性側鎖誘導体と反応させ、次いで保
護基を加水分解により除去して製造している。アミノβ
−ラクタム(例えば、6−APA)は純粋な乾燥状態、好
ましくは97%を越える純度で使用することが、例えば収
率にとって重要である。例えば、アンピシリン(6−D
−α−アミノフェニルアセタミドペニシラン酸)は、適
当に保護されたカルボキシル基を有する6−APAをD−
フェニルグリシン酸塩化物と反応させ、次いで加水分解
による保護基の除去により製造することが可能である。
一般的に、これらの反応はサブ0℃条件、塩化メチレン
のような有機溶媒およびシリル化剤などの費用のかかる
工程を必要とする。
純粋な6−APAとD−フェニルグリシン誘導体からア
ンピシリンの酵素的製造は、***国特許出願公開第2,16
3,792号、オーストリア国特許第243,986号、オランダ国
特許出願第70−09138号、***国特許出願公開第2,621,6
18号およびヨーロッパ特許出願公開第339,751号明細書
から知られている。従来技術文献に記載される方法は、
典型的には、50mM以下のD−フェニルグリシン誘導体と
25mM以下の6−APAを使用し、報告されている最高収率
は88%(ヨーロッパ特許出願公開第339,751号)であ
る。
6−APAのようなアミノβ−ラクタムは、通常、発酵
されたペニシリン(例えば、ペニシリンVまたはペニシ
リンG)の酵素的な加水分解、次いで遊離された側鎖
(フェノキシ酢酸、など)を除去することにより製造さ
れている。ところで、発酵由来の不純物が典型的にはア
ミノβ−ラクタムを150〜200mM濃度で含む粗溶液をもた
らす。この粗溶液を精製し、そして再結晶して純粋な6
−APAまたは7−ADCA(7−ADCAの場合には、発酵ペニ
シリンが別の処理を経た後に加水分解工程にかけられて
いる)を得ることができる。
アンピシリン、アモキシリンおよびセファレキシンの
既知の酵素的製造方法(いまだ、工業的規模までスケー
ルアップされていない)の主要な短所は、高コス(収率
が低い)で高設備費がかかることである。これは、アミ
ノβ−ラクタムを単離し、精製そして乾燥した後に原料
物質として使用することが半合成β−ラクタムを得る反
応では必要であるからである。さらに、6−APAの出発
濃度が非常に低い(典型的には、50mM未満)ため、生成
したアンピシリンの単離を困難で経費のかかるものにす
るからである。また、アンピシリンのより収率の高い酵
素的生成法も望まれている。
アモキシリンの酵素合成方法は、Agric.Biol.Chem.44
(1980),821などに記載されており、その方法は2.5%
(容量/容量)以上の2−プロパノールと他のアルコー
ル5%(容量/容量)を含む反応媒中で行われている。
後述されるアルコールの1種または2−プロパノール2.
5%が使用される場合、出発原料D−α−(p−ヒドロ
キシフェニル)グリシンメチルエステルと6−アミノペ
ニシラン酸の初期濃度が非常に低い(すなわち、それぞ
れ100および50mM)。5%の2−プロパノールが使用さ
れる場合、出発原料であるD−α−(p−ヒドロキシフ
ェニル)グリシンメチルエステルと6−アミノペニシラ
ン酸は、それぞれ460および230mMである。この論文で
は、D−α−(p−ヒドロキシフェニル)グリシンメチ
ルエステル100mM以上と6−アミノペニシラン酸50mM以
上の添加がアモキシシリンへの6−アミノペニシラン酸
の転化速度を著しく抑制すると述べられている。この記
載の結論は、この刊行物が反応混合物中のアミノβ−ラ
クタムとアシル化剤の濃度を高めることを断念させるよ
うに示唆することになる。
本発明の特許出願の有効な出願日(すなわち1990年9
月18〜21日)後に、NATOワークショップであるポスター
が公表された。このポスターに従えば、セファロスポリ
ン類の製造を取り上げており、低温での操作が反応に対
して数種の有効な作用を示していた。この研究で使用さ
れているアシル化剤の最高濃度は、D−α−フェニルグ
リシンメチルエステルの355mMであるが、それに従えば
アシル化剤のより高濃度の使用が有利でありうるとの指
摘はポスター中に存在しなかった。
本発明の提示 意外なことに、β−ラクタム誘導体の酵素的製造方法
の収率は高濃度のアシル化剤で反応を行うことにより向
上できることがここに見い出された。
本明細書の語「アミノβ−ラクタム」、「アシル化
剤」および「β−ラクタム誘導体」は、それぞれ2種の
出発原料と本発明に従って得られる生成物をカバーす
る。従って、本発明の方法は、下記の反応スキームによ
り概略的に示すことができる。
アミノβ−ラクタム+アシル化剤→β−ラクタム誘導
体 β−ラクタム誘導体は、アミノβ−ラクタムより本質的
に高い抗生物質の活性を有する。アミノβ−ラクタムは
本発明の反応によりアシル化される遊離のアミノ基を有
する。アシル化剤は、遊離の酸形態または活性化された
形態(例えば、アミドもしくはエステル)のいずれであ
ってもよい。本明細書の語「β−ラクタム核」は、アミ
ノβ−ラクタムもβ−ラクタム誘導体も含む。従って、
後述するβ−ラクタム核の濃度は、アミノβ−ラクタム
の濃度とβ−ラクタム誘導体濃度とを加算したものであ
る。
本発明の方法の重要な特徴は、反応混合物中のアシル
化剤の濃度とβ−ラクタム誘導体の濃度の合計が約400m
Mを越えることにある。この濃度の反応混合物を得る方
法の一つは、段階的な操作で約400mMを越える反応混合
物中のアシル化剤の初期濃度を提供するのに十分量のア
シル化剤を反応混合物に加えることによる。
本発明の方法によれば、アミノβ−ラクタム、例えば
6−APAまたは7−ADCAの粗溶液を希釈することなく使
用することが可能であり、そして望ましい。従って、精
製および/または単離工程中のアミノβ−ラクタム、例
えば6−APAまたは7−ADCAの損失が回避され、また、
6−APAの単離に使用した精製装置が、例えばアンピシ
リン、アモキシシリンおよびセファレキシンの単離に使
用できるのでアンピシリン、アモキシリンおよびセファ
レキシン用の精製装置への投資が抑えられる。
有利なことは、本発明による高収率が低温や塩化メチ
レンのような有機溶媒を必要とすることなく得られるこ
とである。従って、アンピシリンの収率96%が20℃で達
成された。
こうして、本発明は、アミノβ−ラクタム(例えば、
6−アミノペニシラン酸、7−アミノデスアセトキシセ
ファロスポラン酸、7−アミノセファロスポラン酸また
は7−アミノ−3−クロロ−3−セフェム−4−カルボ
キシレート)と、アシル化剤(例えば、D−フェニルグ
リシンまたはD−p−ヒドロキシフェニルグリシンの誘
導体)との酵素反応方法を提供する。
一の態様では、本発明の方法は、反応混合物中の出発
原料アミノβ−ラクタム濃度が約50〜約750mM、好まし
くは約100mM以上、より好ましくは約150mM以上、最も好
ましくは約200mM以上の範囲にある点に特徴がある。も
う一つの態様では、この方法は、反応混合物中の出発原
料アミノβ−ラクタムの初期濃度が約50〜約750mM、好
ましくは約100mMを越え、より好ましくは約150mMを越
え、最も好ましくは約200mMを越える範囲にある点に特
徴がある。さらなる態様では、この方法は反応混合物中
のアシル化剤(例えば、D−フェニルグリシンまたはD
−p−ヒドロキシフェニルグリシンの誘導体)の初期量
が反応混合物中でのそれらのアシル化剤の溶解度を越え
るか、または反応混合物中のアシル化剤の初期量が前記
アシル化剤にアミノβ−ラクタムの初期量を加えた溶解
度の半分を越える(好ましくは、反応混合物におけるア
シル化剤にアミノβ−ラクタムの初期量を加えた溶解度
を越える)。またさらなる態様では、本発明は反応混合
物中のアシル化剤の濃度にβ−ラクタム誘導体の濃度を
加えた濃度が約450mMを越え、好ましくは約500mMを越
え、より好ましくは約650mMを越え、さらに好ましくは
約700mMを越える方法に関する。またさらなる態様で
は、本発明は反応混合物中のアシル化剤濃度が約450mM
を越え、好ましくは約500mMを越え、より好ましくは約6
50mMを越え、そしてさらにより好ましくは約700mMを越
える方法に関する。
とりわけ、本発明の利点は以下のとおりである。
1)塩化メチレンのような有機溶媒の使用が省略され、
公害が回避される。
2)シリル化剤の使用が避けられる。
3)0℃のような低温での抽出の使用が省略できる。
4)高濃度の反応体がその後の精製にとって有利であ
る。
5)得られるβ−ラクタム誘導体は、かつて商業的なバ
ルク市場で見られなかった高純度を有する。
6)反応混合物中の副生成物の含量が非常に低い。
7)化学合成に比べて少ない工程が使用される。
本発明の詳細な記述 本発明の方法で製造できるβ−ラクタム誘導体の例
は、アンピシリン、アモキシリン、セファクロール、セ
ファレキシン、セファドロキシルである。
アシル化剤は、低級アルキル(メチル、エチル、n−
プロピルもしくはイソプロピル)エステルのようなまた
は−CONH2基のような未置換のアミドのようなD−フェ
ニルグリシンまたはD−p−ヒドロキシフェニルグリシ
ンの誘導体である。アミドが好ましい。この誘導体は、
塩形態、例えばHCl塩またはH2SO4塩で使用できる。アシ
ル化剤は活性型またはその場で形成されうる活性型で添
加することができる。
本発明の方法で使用する酵素は、目的とする反応を触
媒する酵素であればいずれであってもよい。このような
酵素は、ほぼ1966年から知られている。使用する酵素
は、例えば、ペニシリンアミダーゼまたはペニシリンア
シラーゼと称されており、E.C.3.5.1.11として分類され
る。数多くの微生物酵素がこの活性を有することが知ら
れており、例えば、アセトバクター(Acetobactor)、
ザントモナス(Xanthomonas)、ミコプラナ(Mycoplan
a)、プロタミノバクター(Protaminobacter)、アエロ
モナス(Aeromonas)(***国特許出願公開第2,163,792
号)、シュウドモナス(Pseudomonas)(オーストリア
国特許第243986号)、フラボバクテリウム(Flavobacte
rium)(オランダ国特許出願第70−09138号)、アファ
ノクラジュム(Aphanocladium)、セファロスポリウム
(Cephalosporium)(***国特許出願公開第2,621,618
号)、アセトバクター・パステリアヌム(Acetobacter
pasteurianum)、バチルス・メガテリウム(Bacillus m
egaterium)、ザントモナス・シトリー(Xanthomonas c
itrii)(ヨーロッパ特許出願公開第339,751号)、クル
イベーラ・シトロフィーラ(Kluyvera citrophila)(A
gr.Biol.Chem.,37(1973)2797〜2804)およびエシェリ
キア・コリ(Escherichia coli)(***国特許出願公開
第2,930,794号)に由来する。エシェリキア・コリの酵
素は市販されている。また、この酵素はアンピシリンヒ
ドロラーゼ、アシラーゼまたはアミダーゼと称されてい
る。これに関して、特に、発酵と工業38(1980)216〜
が引用され、この内容は引用することにより本明細書の
内容となる。
再使用可能な形態、例えば包括または固定化された形
態の酵素の使用も好ましい。固定化はいずれかの既知法
によって行うことができる。固定化されたエシェリキア
・コリの酵素は、商標Enzygelの下でBoehringer Mannhe
im GmbH(Germany)より市販されている。
本発明の方法は、一般的に水を含有する系で行うこと
ができる。必要があれば、有機溶媒を使用してもよい。
D−フェニルグリシンまたはD−p−ヒドロキシフェ
ニルグリシン誘導体のようなアシル化剤の溶解度は、誘
導体の種類および反応媒体の組成により変動する。実施
例で使用するような水性系では、D−フェニルグリシン
アミドのHCl塩の溶解度は、ほぼ450mMである。しかし、
溶解度は溶液中の塩組成、ならびに溶液のpH値および温
度により非常に左右されやすい。本発明の方法のいくつ
かの態様では、初期反応混合物は未溶解アシル化剤およ
び/またはβ−ラクタムを含むスラリーであり、それら
は反応中に部分的にまたは完全に溶解する。生成したβ
−ラクタムは反応中に沈殿する可能性があり、また、D
−フェニルグリシンおよびD−p−ヒドロキシフェニル
グリシンのようなアシル化剤の加水分解生成物も沈殿す
る可能性がある。したがって、多くの場合に反応混合物
は反応期間を通じてスラリーであることもある。
本発明の方法で使用されるアミノβ−ラクタム、例え
ば6−APAまたは7−ADCAは、発酵されたペニシリン類
またはセファロスポリン類(例えば、ペニシリンV、ペ
ニシリンGまたはセファロスポリンC)、あるいはそれ
らの環拡大類縁体類(例えば、V−DCAおよびG−DCA)
またはそれらの誘導体の酵素的な加水分解、次いで、場
合により加水分解副生成物(フェノキシ酢酸、など)の
除去、により得ることが可能である。有利なことは、さ
らに精製や希釈することなく粗溶液をそのまま使用でき
ることである。
一般的に、本発明の方法の反応温度は、約0℃〜約35
℃、特に約10℃〜約30℃で変動可能である。都合のよい
操作としては、約20〜30℃の範囲内の温度が好ましい。
適するpH値は酵素のタイプと純度により左右される。エ
シェリキア・コリ酵素を使用する場合には、pH値は約5.
5〜約7.5が一般的であり、約6.1〜約7の範囲が好まし
い。アモキシシリンの製造では、pH値が約5.5〜約6.4の
範囲内にあることが好ましい。pHの制御は使用可能であ
る。適当な反応時間は数分から数時間、特に約30分〜約
8時間である。適当な酵素濃度は、約1U/mL〜約100U/mL
である(1Uは、酵素活性の1単位で後述する)。
本発明の方法を使用すると、異常な高収率が達成でき
る。この高収率は、本発明の方法を使用し、アシル化剤
の濃度および出発原料アミノβ−ラクタムの濃度、なら
びにpH値および酵素を適切に選択することにより得られ
る。
生成物の回収および精製は、それ自体既知の方法、例
えば結晶化により行うことができる。
定義および分析方法 ペニシリンGアシラーゼ活性の特定は、以下に従っ
た。すなわち、1単位(U)は標準的な条件下(5%ペ
ニシリンG、0.2Mリン酸ナトリウム緩衝液、pH8.0、28
℃)で1分間に1マイクロモルのペニシリンGを加水分
解する酵素量に相当する。
反応組成物のHPLC分析 カラム :RP LC−18、(250×4.6mm;5μm) 溶離液A:25mMリン酸緩衝液(pH=6.5) 溶離液B:アセトニトリル グレージエント: 時間(分) 溶離液B(%) 0→10 1→20 10→20 20 流 速 :1mL/分。検出215nm。
保持時間(分):4.1(D−PG);6.3(7−ADCA);8.1
(6−APA);9.1(D−PGA);13.4(セファレキシン);
13.9(アンピシリン);18(D−PGM)。
アモキシリンのHPLC分析 カラム:RP LC−18、5μm(250×4.6mm) 溶 媒:25mMリン酸緩衝液(pH6.5)中5%アセトニト
リル。
流 速:1mL/分。215nmにおけるUV検出。
保持時間(分):2.5(D−p−ヒドロキシフェニルグ
リシン);3.3(HPGA);5.4(6−APA);13.2(アモキシ
リン)。
本発明を下記実施例によりさらに詳細に説明するが、
これらは保護範囲の限定を意図するものでない。
実施例1 アンピシリンの酵素的合成 表1に示すような濃度のD−PGAと100mM 6−APA溶液
をpH6.4に調節し、20℃で平衡化し、次いでGesellschaf
t fr Biotechnologishe Forschung GmbH(Braunschwe
ig,Germany)から入手したエシェリキア・コリ(Escher
ichia coli)由来の345Uの可溶化酵素を加えた(総容
量:20mL)。
合成は、25℃でpH一定条件で行った。HPLC分析に基づ
く最大収率は表1に示される。
実施例1 セファレキシンの酵素的合成 6−APAに代えて100mM 7−ADCAを使用したこと以外実
施例1に記載したのと同じである。これらの条件下でセ
ファレキシが得られ、D−PGH・HClの各種濃度で得られ
た最大収率は表2に示される。
表 2 D−PGA・HCl(mM) セファレキシンの最大収率(%) 300 65 700 92 実施例3 pH依存性 250mM 6−APAおよび700mM D−PGA硫酸塩を表3に示す
ようなpH値に調節し、酵素的合成を20℃、pH一定条件、
総容量20mLおよび700Uのエシェリキア・コリ由来の可溶
性酵素で行った。
表 3 pH値 アンピシリンの最大収率(%) 反応時間(時) 3 60 48 6.4 94 21 7.0 93 3 実施例4 温度依存性 180mM 6−APAと700mM D−PGA、pH6.4およびエシェリ
キア・コリ由来の可溶性酵素600U(総容量:20mL)、な
らびに表4に示されるような温度で合成を開始し、得ら
れたアンピシリンの最大収率を表4に示す。
表 4 温度(℃) 最大収率(%) 反応時間(時) 10 95 72 20 96 22 35 60 4 実施例5 この実施例は、D−PGAの代わりにD−PGMを使用した
こと以外は実施例1と同様に行った。得られたアンピシ
リンの最大収率を表5に示す。
実施例6 発酵ブロスから濾過、酢酸ブチル抽出により精製され
たペニシリンVを水相にもどし、10%(重量/容量)の
ペニシリンV溶液を得て、これをpH7.0でSemacylase
(商標)(固定化ペニシリンVアシラーゼ、Novo Nordi
sk A/S製)で加水分解した。フェノキシ酢酸を抽出によ
り除去し、得られたペニシリンVの分解副生成物少量と
6−APAを含有する6−APA(150mM)溶液に、エシェリ
キア・コリ由来の可溶性酵素45U/mLとD−PGA(最終濃
度700mM)を加えた。pH値を6.4に調節し、pH値を一定に
維持しながら25℃で反応を進めた。
これらの条件下で、反応液容量1L当り総量135ミリモ
ルのアンピシリン(90%)が生成した。
実施例7 Boehringer Mannheim由来の固定化ペニシリンGアシラ
ーゼの使用 固定化酵素500mgを水10mLで懸濁した。この酵素液を
6−APAおよびD−PGA溶液と混合して総容量25mLとし、
こうして得られた230mM 6−APAおよび920mM D−PGA含有
混和物はpH6.4であり、それを室温で平衡化した。合成
反応は、pH一定条件下で22時間行ったところ、6−APA
の91%がアンピシリンに転化されていた。
実施例8 アモキシリンの酵素的合成 水中、968mgの6−APAと3718mgのHPGAの混合物を15℃
でpH6.2に調節し、イー・コリ(E.coli)由来の可溶性
ペニシリンGアシラーゼ1656Uを加え、最終容量を29.8m
Lとした。合成を一定温度で2M硫酸を使用してpHを6.2に
維持しながら進めた。27.3時間後、反応混合物は136.6m
Mのアモキシリンを含んでいた(6−APAの消費に基づき
91%の収率に相当する)。
実施例9 アモキシリンの酵素的合成 イー・コリ由来の可溶性ペニシリンGアシラーゼ1656
Uを、30℃でpH6.0の水中6−APAおよびHPGA(それぞ
れ、最終濃度200mMおよび750mM)の混合物に加えた。温
度およびpHを滴定用の2M硫酸で一定に維持しながら9時
間反応を行った後、HPLC分析により190mMのアモキシリ
ンが生成されていた(収率95%)。
実施例10 アモキシリンの酵素的合成 150mM 6−APA、600mM HPGA、イー・コリ由来の可溶性
ペニシリンGアシラーゼ1656Uを使用し、pH5.7および35
℃で反応を行ったところ、8時間後に140mMのアモキシ
リン(93%)が生成された。
実施例11 アモキシリンの酵素的合成 200mM 6−APAおよび450mM HPGAを使用したこと以外、
実施例9に記載したのと同じ条件で9時間後に、6−AP
Aからアモキシリンへの転化は91%であった。
略 号 6−APAは6−アミノペニシラン酸であり、7−ADCA
は7−アミノデスアセトキシセファロスポラン酸であ
り、D−PGAはD−フェニルグリシンアミドであり、D
−PGMはD−フェニルグリシンメチルエステルであり、
V−DCAは7−フェノキシアセタミドデスアセトキシセ
ファロスポラン酸であり、G−DCAは7−フェニルアセ
タミドデスアセトキシセファロスポラン酸であり、そし
てHPGAはD−p−ヒドロキシフェニルグリシンアミドで
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−312998(JP,A) 特公 昭54−17030(JP,B2) 欧州特許出願公開458932(EP,A 1) Agric.Biol.Chem. (1980)Vol.44,p.821 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C12P 35/04 C12P 37/04 BIOSIS(DIALOG)

Claims (25)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】E.C.3.5.1.11に分類される酵素を利用する
    ペニシリンもしくはその誘導体、7−アミノデスアセト
    キシセファロスポラン酸、7−アミノセファロスポラン
    酸または7−アミノ−3−クロロ−3−セフェム−4−
    カルボキシレートであるアミノβ−ラクタムの、対応す
    るアシル化剤による酵素的アシル化によるβ−ラクタム
    誘導体の製造方法であって、反応混合物中の当該アシル
    化剤濃度と当該β−ラクタム誘導体濃度との合計が400m
    Mを越えることを特徴とし、得られるβ−ラクタム誘導
    体がアモキシリンであり、且つアシル化剤がD−α−
    (p−ヒドロキシフェニル)グリシンメチルエステルで
    ある場合には5%(容量/容量)未満の2−ブタノール
    を当該反応混合物が含有することを前提とする、方法。
  2. 【請求項2】アセトバクター、ザントモナス、ミコプラ
    ナ、プロタミノバクター、アエロモナス、シュウドモナ
    ス、フラボバクテリウム、アファノクラジュム、セファ
    ロスポリウム、アセトバクター・パステリアヌ、バチル
    ス・メガテリウム、ザントモナス・シトリー、クルイベ
    ーラ・シトロフィーラ又はエシェリキア・コリに由来す
    るE.C.3.5.1.11に分類される酵素を利用する原料アミノ
    β−ラクタムの、対応するアシル化剤による酵素的アシ
    ル化によるβ−ラクタム誘導体の製造方法であって、反
    応混合物中の当該アシル化剤濃度と当該β−ラクタム誘
    導体濃度との合計が400mMを越えること及び温度が35℃
    以下であることを特徴とし、得られるβ−ラクタム誘導
    体がアモキシリンであり、且つアシル化剤がD−α−
    (p−ヒドロキシフェニル)グリシンメチルエステルで
    ある場合には5%(容量/容量)未満の2−ブタノール
    を当該反応混合物が含有することを前提とする、方法。
  3. 【請求項3】前記酵素がペニシリンアミダーゼ又はペニ
    シリンアシラーゼである、請求の範囲第2項の方法。
  4. 【請求項4】温度が0℃〜35℃以下であることを特徴と
    する請求の範囲第1項の方法。
  5. 【請求項5】反応温度が30℃以下であることを特徴とす
    る前記各請求の範囲のいずれか一の方法。
  6. 【請求項6】反応混合物中のアシル化剤の初期濃度が40
    0mMを越えることを特徴とする前記各請求の範囲のいず
    れか一の方法。
  7. 【請求項7】原料アミノβ−ラクタムが6−アミノペニ
    シラン酸、7−アミノデスアセトキシセファロスポラン
    酸、7−アミノデスアセトキシセファロスポラン酸、7
    −アミノセファロスポラン酸または7−アミノ−3−ク
    ロロ−3−セフェム−4−カルボキシレートであること
    を特徴とする前記各請求の範囲のいずれか一の方法。
  8. 【請求項8】アシル化剤がD−フェニルグリシンもしく
    はD−p−ヒドロキシフェニルグリシンまたはそれらの
    誘導体であることを特徴とする前記各請求の範囲のいず
    れか一の方法。
  9. 【請求項9】得られるβ−ラクタム誘導体がアンピシリ
    ン、アモキシリン、セファクロール、セファレキシンま
    たはセファドロキシルであることを特徴とする前記各請
    求の範囲のいずれか一の方法。
  10. 【請求項10】反応混合物中のアミノβ−ラクタム濃度
    が、未溶解アミノβ−ラクタムを含めて50〜750mMの範
    囲内にあることを特徴とする前記各請求の範囲のいずれ
    か一の方法。
  11. 【請求項11】反応混合物中のアミノβ−ラクタム濃度
    が、未溶解アミノβ−ラクタムを含めて200mMを越える
    ことを特徴とする請求の範囲第1項〜第9項のいずれか
    1項の方法。
  12. 【請求項12】反応混合物中のアミノβ−ラクタムの初
    期濃度が、未溶解アミノβ−ラクタムを含めて50〜750m
    Mの範囲内にあることを特徴とする前記各請求の範囲の
    いずれか一の方法。
  13. 【請求項13】反応混合物中のアシル化剤濃度とβ−ラ
    クタム誘導体濃度の合計が450mMを越えることを特徴と
    する前記各請求の範囲のいずれか一の方法。
  14. 【請求項14】反応混合物中のアシル化剤の初期濃度が
    450mMを越えることを特徴とする前記各請求の範囲のい
    ずれか一の方法。
  15. 【請求項15】アシル化剤濃度とβ−ラクタム誘導体濃
    度の合計が500mMを越えることを特徴とする前記各請求
    の範囲のいずれか一つの方法。
  16. 【請求項16】アシル化剤の初期濃度が700mMを越える
    ことを特徴とする前記各請求の範囲のいずれか一の方
    法。
  17. 【請求項17】反応が10〜35℃の範囲内の温度で行われ
    ることを特徴とする前記各請求の範囲のいずれか一つの
    方法。
  18. 【請求項18】反応が5〜7の範囲内のpH値で行われる
    ことを特徴とする前記各請求の範囲のいずれか一つの方
    法。
  19. 【請求項19】原料アミノβ−ラクタムがペニシリン
    V、ペニシリンG、7−フェノキシアセタミドデスアセ
    トキシセファロスポラン酸(V−DCA)、 7−フェニルアセタミドデスアセトキシセファロスポラ
    ン酸(G−DCA) もしくはセファロスポリンCまたはそれらの誘導体の加
    水分解により製造され、そして、場合により加水分解に
    より遊離した側鎖を除去することを特徴とする前記各請
    求の範囲のいずれか一つの方法。
  20. 【請求項20】アシル化剤がアミドまたはエステル部分
    に炭素原子1〜3個を含むエステルであることを特徴と
    する前記各請求の範囲のいずれか一つの方法。
  21. 【請求項21】使用される酵素が、エシェリキア・コリ
    (Escherichia coli)、 アセトバクター・パステリアナム(Acetobacter pasteu
    rianum)、ザントモナス・シトリー(Xanthomonas citr
    ii)、クルイベラ・シトロフィラ(Kluyvera citrophil
    a)またはバチルス・メガテリウム(Bacillus megeteri
    um)に由来することを特徴とする前記各請求の範囲のい
    ずれか一つの方法。
  22. 【請求項22】使用される酵素がペニシリンGまたはア
    ンピシリンを加水分解できることを特徴とする前記各請
    求の範囲のいずれか一つの方法。
  23. 【請求項23】酵素反応が水性系で、場合によって有機
    溶媒と一緒に行われることを特徴とする前記各請求の範
    囲のいずれか一つの方法。
  24. 【請求項24】得られるβ−ラクタム誘導体の収率が、
    総β−ラクタム核に基づき少なくとも90%(モル/モ
    ル)であることを特徴とする前記各請求の範囲のいずれ
    か一つの方法。
  25. 【請求項25】得られるβ−ラクタム誘導体の収率が、
    総β−ラクタム核に基づき少なくとも95%(モル/モ
    ル)であることを特徴とする前記各請求の範囲のいずれ
    か一つの方法。
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