JP3114614B2 - 車両用盗難防止装置 - Google Patents

車両用盗難防止装置

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JP3114614B2
JP3114614B2 JP9453696A JP9453696A JP3114614B2 JP 3114614 B2 JP3114614 B2 JP 3114614B2 JP 9453696 A JP9453696 A JP 9453696A JP 9453696 A JP9453696 A JP 9453696A JP 3114614 B2 JP3114614 B2 JP 3114614B2
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ecu
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和彦 林
悟 松本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用盗難防止装
置、特に正しくないキーを使用したり、不正な回路の変
更などによりエンジン始動用の操作がなされたときに、
エンジンの始動を停止する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等では、そのドア等に正しいキー
によって解除可能なロック装置があり、また正しいイグ
ニッションキーによってのみエンジンの始動が可能にな
っている。このようにして、車両の盗難防止が図られて
いるが、盗難防止の確実化を図るために、さらなる盗難
防止機構を装備することが提案され、実用化されつつあ
る。
【0003】例えば、自動車技術事例集/発行番号95
603(日本自動車工業会知的財産部会1995.1
2.1発行)には、イグニッションキーと連動して、正
しいイグニッションキーが使用されない場合にエンジン
の始動を禁止する車両用盗難防止装置が開示されてい
る。
【0004】この車両用盗難防止装置では、イグニッシ
ョンキーに暗証コード送信用のトランスポンダが内蔵さ
れている。このトランスポンダは、キーシリンダに設け
られたアンテナからの電波から電力をもらい、記憶して
いる暗証コードを送信する。キーシリンダのアンテナに
は、イモビライザ(Imobilizer)ECUが接続されてお
り、ここで送信されてきた暗証コードが正しいか否かが
判断される。さらに、イモビライザECUには、エンジ
ンの点火(イグニッション)および燃料供給(フューエ
ルインジェクション)を制御するエンジンECUが接続
されており、イモビライザECUは正しい暗証コードが
得られたかをエンジンECUに知らせる。そして、イモ
ビライザECUにおいて正しい暗証コードが得られなか
った場合には、エンジンECUがエンジンへの燃料の供
給およびエンジンにおける点火を禁止し、エンジンを停
止制御する。これによって、正しいキーを使用せずに始
動しようとした場合におけるエンジンの始動、車両の走
行を防止することができる。なお、エンジンECUは、
イグニッションキーの操作によるイグニッションオンに
従い、通常通りエンジンを始動させており、イモビライ
ザECUからの信号を受け、エンジンを停止させる。
【0005】ここで、エンジン始動の初期はスタータモ
ータが回転しており、電源電圧の変動が大きい。そこ
で、イモビライザECUとエンジンECUの通信は、エ
ンジン回転数が500rpm以上になった後に行ってい
る。
【0006】すなわち、エンジン回転数が500rpm
以上になったときに、エンジンECUは乱数発生により
所定のローリングコードを作成して、イモビライザE
CUに送る。イモビライザECUは、正しいキーを認識
できていた場合には、同様の乱数発生によりローリング
コードを発生し、これをエンジンECUに返送する。
これによって、エンジンECUにより正しいキーが使用
されたことが確認され、キー確認の処理を終了し、通常
のエンジンの動作が継続される。
【0007】一方、正しいローリングコードが所定時
間に返送されてこない場合には、エンジンECUは、点
火および燃料噴射を停止する。そこで、正しいキーによ
る操作でなかった場合には、エンジンが停止される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来例で
は、エンジン回転数が500rpmに至ってから数秒間
(ローリングコードの返送がないことを確認するまでの
間)程度は、エンジンが停止しない。そこで、これを繰
り返すことによってある程度車両が走行する。
【0009】また、エンジンECU内部にバックアップ
メモリを設け、始動の際のエンジンの停止制御の回数を
カウントして記憶しておき、数回続いて異常な始動操作
が行われた場合には、エンジンを始動させないなどの処
理も考えられる。
【0010】しかし、バックアップメモリに対する電力
供給が断たれれば、前回までのカウント値がクリアされ
てしまい、結局ある程度の走行が可能になってしまうと
いう問題点があった。
【0011】本発明は、上記問題点を解決することを課
題としてなされたものであり、バックアップメモリに対
する電源が切断された場合にも、十分な走行停止処理を
行うことができる車両用盗難防止装置を提供することを
目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、キーシリンダ
に挿入されたキーのコードと、記憶手段に記憶された参
照コードとを照合する照合手段を有し、その照合結果に
よってエンジンの始動を許可するかを決定する車両用盗
難防止装置において、バックアップ電源に接続され、エ
ンジン始動を許可したか否かのデータを記憶するバック
アップメモリと、前記バックアップメモリに対する電力
供給が断たれたことを検出するバックアップ電源異常検
出手段と、を含む。
【0013】そして、前記バックアップメモリに記憶さ
れているエンジン始動を許可したか否かのデータをエン
ジンの始動を許可するか否かの決定における1つの要素
として利用するとともに、バックアップ電源に異常があ
った場合に前記照合手段の照合結果に基づくエンジン始
動を許可するか否かの判断時期を早めに変更することを
特徴とする。
【0014】このように、バックアップメモリに電力を
供給するバックアップ電源に異常があった場合に、エン
ジン始動を許可するか否かの判断時期を早めにする。従
って、不正な始動操作に応じたエンジンの始動時間を短
くできる。そこで、バッテリを取り外したりした後、行
われる不正な始動操作の際に、エンジンを早期に停止で
き、車両の走行を効果的に防止できる。
【0015】また、他の発明によれば、予め定められた
参照コードを記憶する記憶手段と、キーシリンダに挿入
されたキーのコードと、記憶手段に記憶された参照コー
ドとを通信により照合させるコード照合手段と、このコ
ード照合手段と通信回線を介し接続され、通信回線を介
し送られてくる照合結果に応じてエンジンの始動を禁止
するか否か判断し、これに応じてエンジンの始動を制御
するエンジン始動手段と、エンジン回転数が所定回転数
となったことを検出するエンジン回転検出手段と、バッ
クアップ電源によりバックアップされ、前回のエンジン
始動が禁止されたか否かを記憶するバックアップメモリ
と、を含む。
【0016】そして、前回のエンジン始動が禁止されて
いなかったときにはエンジン回転数が所定回転数以上に
なったときに照合手段からエンジン始動手段への照合結
果の通信を行い、前回のエンジン始動が禁止されていた
ときまたはバックアップ電源に異常があった場合にはエ
ンジン回転数が所定数に至る前に照合手段からエンジン
始動手段への照会結果の通信を行い、エンジン始動を許
可するか否かの判断時期を早めに変更することを特徴と
する。
【0017】このように制御することによって、通常時
は、エンジン回転数が所定値、例えば500rpmに至
ってから照合手段とエンジン始動手段の通信が行える。
これによって、スタータモータの駆動が終わってからの
通信により、判定が行え、スタータモータの駆動による
電源電圧低下によるエラー等の影響を排除できる。
【0018】一方、エンジン始動が禁止された場合およ
びその記憶が消去されるバックアップ電源の異常時に
は、次のエンジン始動に対し、エンジンが所定回転数、
例えば500rpmに至るまでに判定を行う。このよう
に、判定をエンジン回転数が500rpm以下のような
通常車両が走行できない回転数までに行えば、複数回の
不正な操作の繰り返しやバッテリを取り外したりする不
正な始動操作により、車両がある程度走行してしまうの
を効果的に防止することができる。
【0019】また、さらに他の発明は、前記エンジン始
動手段は、判断時期を早めた場合には、エンジン始動の
禁止処理後もコード照合手段との通信を所定時間継続
し、エンジン始動手段が通信を継続している間にコード
照合手段よりキーのコードが正しかったとの通信を受け
た場合には、その時のエンジン始動が禁止されなかった
とデータをバックアップメモリに記憶することを特徴と
する。
【0020】エンジン回転数が所定値以下では、通信に
エラーが発生する可能性が比較的高い。そこで、正しい
始動操作であるにも拘わらず、エンジンが停止される場
合も考えられる。エンジン停止後通信を継続すれば、正
当な始動操作であれば、これが認識され、次の操作では
十分な時間の判定が行われる。そこで、正当な操作が誤
って認識され続けることを防止できる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に好適な実施の形態
(以下、実施形態という)について、図面に基づいて説
明する。
【0022】「システム全体構成」図1は、本実施形態
に係る車両用盗難防止装置の全体システムを示す図であ
る。自動車のドアロックの開閉にも利用されるイグニッ
ションキー10には、トランスポンダ12が、内蔵され
ている。このトランスポンダ12は、アンテナ、電源回
路、記憶部、読み出し回路、送信回路等を含んでいる。
トランスポンダ12は、外部から所定の電波を受信する
と、この電波をアンテナで受信し、電源回路に供給す
る。電源回路は、受信電波から電力を得て、内部回路に
電力を供給する。そして、記憶部に記憶されている暗証
番号を読み出し、送信回路を介しアンテナから送信す
る。
【0023】キーシリンダ14は、所定形状(または所
定の磁化等)のイグニッションキー10により回転可能
になるものであり、通常の場合と同様に、その回転位置
により、アクセサリースイッチ、イグニッションスイッ
チ、スタータスイッチ等の各種スイッチが操作される。
すなわち、アクセサリースイッチによりアクセサリー機
器の電源のオンオフ、イグニッションスイッチにより点
火プラグ等走行に必要な機器の電源のオンオフ、スター
タスイッチによりスタータモータの電源のオンオフが制
御される。なお、挿入されたイグニッションキー10の
先端部が、キーシリンダ14に適合した場合にのみ回転
が可能になる。
【0024】キーシリンダ14の前面側(キー10が差
し込まれる側)の周囲には、アンテナ16が設けられて
いる。このアンテナ16から所定の電波がトランスポン
ダ12に向けて送信され、またトランスポンダ12から
の電波がこのアンテナ16によって受信される。
【0025】このアンテナ16には、受信信号を増幅す
るアンプ18を介し、イモビライザECU20が接続さ
れている。なお、キーシリンダ14には、キー挿入検出
スイッチ22が設けられており、キー10が挿入されて
いるか否かの信号がイモビライザECU20に供給され
ている。従って、イモビライザECU20は、キー10
が挿入された時点でこれを検出することができ、この時
点でアンテナ16より所定の電波を送信し、トランスポ
ンダ12からの返信を受信することができる。
【0026】イモビライザECU20には、その内部に
キー10の暗証コードに対応する参照コードを記憶して
いる。この例では、EEPROM20aに参照コードを
記憶している。そして、処理部20bが、アンテナ16
を介し、トランスポンダ12から送られてきた暗証コー
ドが参照コードと一致するかを判定する。
【0027】また、イモビライザECU20には、エン
ジンECU24が通信回線を介し接続されている。この
エンジンECU24において、イモビライザECU20
からの信号を受け入れる端子が端子IMI、イモビライ
ザECU20へ信号を送信する端子が端子IMOであ
る。
【0028】エンジンECU24は、イグニッション
(プラグ点火)制御部26およびフューエルインジェク
ション(燃料供給)制御部28を制御する。これらイグ
ニッション制御部26およびフューエルインジェクショ
ン制御部28は、エンジン30に接続されており、これ
らによってエンジンの点火、燃料供給が制御される。
【0029】すなわち、エンジンECU24は、キーシ
リンダ14の回転によるイグニッションオンに応じて、
点火プラグへの電力供給およびエンジンへの燃料供給を
可能な状態にする。そして、スタータモータの回転に応
じたエンジン30の回転に伴い、所定の点火および燃料
供給を行い、エンジン30がかかり回転し始めた後も引
き続き点火、燃料供給を制御する。
【0030】エンジンECU24には、エンジン30に
取り付けられ、その回転数を検出する回転センサ32が
接続されており、エンジン30の回転数を検出してい
る。
【0031】イモビライザECU20には、符号化器2
0c、乱数発生器20dが設けられている。符号化器2
0cは、イモビライザECU20が動作しているときに
始動コードを発生し、乱数発生器20dは、所定のロー
リングコードを発生する。なお、イモビライザECU
20には、アンテナ16を介して通信を行うための送受
信回路やエンジンECU24との通信を行うための通信
インタフェースなども設けられている。
【0032】また、エンジンECU24には、処理部2
4a、復号化器24b、乱数発生器24c、バックアッ
プメモリ24dが設けられている。復号化器24bは、
イモビライザECU20から送られてくる始動コードを
復号し、乱数発生器24cは、所定のローリングコード
を発生する。さらに、バックアップメモリ24dに
は、次回の処理の際に必要となるカウント値や、フラグ
などを記憶する。なお、処理部24aは、各種処理を行
うものであり、またエンジンECU24にもイモビライ
ザECUと通信を行うための通信インタフェースなどが
設けられている。
【0033】なお、バックアップメモリ24dは、バッ
テリ34からの電力が常に供給され、記憶内容を保持す
るSRAMである。また、バッテリ34は、各種機器の
動作用の電力供給も行っている。
【0034】「動作」次に、本システムの動作につい
て、図2、3のタイミングチャート、図4、5、6のフ
ローチャートに基づいて説明する。
【0035】まず、ドライバが、イグニッションキー1
0をキーシリンダ16のキー溝に差し込むと、キー挿入
検出スイッチ22がこれを検出し、電源が立ち上がり、
各部が動作を開始する。すなわち、イモビライザECU
20は、エンジンECU24に向けて始動コードの送信
を開始すると共に、アンテナ16からの信号の受信を待
つ。そして、アンテナ16からの信号を受信したときに
は、トランスポンダ12から送られてきた暗証コード
が、EEPROM20aに記憶されている参照コードと
一致するかを判定する。
【0036】そして、一致した場合には、始動コードを
送りながら、ローリングコードの受信を待ち、受信し
たときに、ローリングコードを返送する。一方、暗証
コードと参照コードが一致しない場合にはエンジンEC
U24への通信線をLに固定する。なお、キー挿入検出
スイッチ22を設けない場合には、アクセサリースイッ
チのオンやイグニッションスイッチのオンによって動作
を開始してもよい。
【0037】そして、キー10の操作に応じたイグニッ
ションスイッチのオンに従い、エンジンECU24は、
イグニッション制御部26およびフューエルインジェク
ション制御部28により、エンジン30を動作可能な状
態にする。さらに、スタータスイッチのオンによって、
スタータモータがオンし、エンジンが回転し始め、点
火、燃料供給が開始される。
【0038】「始動コード」上述のように、キー挿入検
出スイッチ22のオンまたはアクセサリースイッチのオ
ンにより、イモビライザECU20は動作を開始し、符
号化器20cにおいて始動コードを発生して、この送信
を開始する。これによって、図2に示すように、エンジ
ンECU24の端子IMIに始動コードが現れる。この
始動コードは、イモビライザECU20により、繰り返
し送出されるものである。なお、始動コードとしては、
レベルのH,Lの組み合せによる暗号、PWH(パルス
幅変調)や、PSK(位相シフトキーイング)など各種
手段が適用可能である。
【0039】「フラグXIMMOC」まず、エンジンE
CUは、最初にバッテリを接続して最初に行われるルー
チンで0に設定されるフラグXIMMOCの値を判定す
る。このフラグXIMMOCは、前回のエンジン始動の
際にエラーがあった場合にも0にセットされ、エンジン
始動が正常終了したときに1にセットされる。
【0040】そこで、エンジンECU24における処理
の初めに、このフラグXIMMOCの値をチェックする
ことによって、一旦バッテリが切断されたり、前回エラ
ーであったかが判定される。なお、フラグXIMMOC
は、エンジンECU24内のバックアップメモリ24d
に記憶されている。従って、バッテリが外されない限り
は、リセットされない。
【0041】「前回正常の場合」まず、フラグXIMM
OC=1の前回エンジン始動が正常であった場合につい
て、図2、4、5に基づいて説明する。
【0042】まず、エンジンECU24は、イグニッシ
ョンスイッチオンの状態からイモビライザECU20か
らの通信を受信する端子IMIがLに固定されているか
を監視する(S1)。この判定は、端子IMIのLの継
続時間をカウンタなどで計測し、これが所定値以上にな
ったことで検出する。なお、S1の判定は常時行ってい
る。
【0043】そして、IMIがLであるということは、
イモビライザECU20がLを出力していることであ
り、不正の検出を意味しており、フラグXIMMOC=
0にセットした(S2)後、エンジンを停止する(S
3)。
【0044】これにより、イモビライザECU20にお
いて、暗証コードの参照コードとの不一致や、何らかの
不正を検出し、通信回線をLレベルにした場合には、端
子IMIのLレベルによって、これがエンジンECU2
4において検出される。そして、エンジンECU24
が、イグニッションおよびフューエルインジェクション
を禁止するため、エンジン30が停止される。
【0045】次に、端子IMIにHレベルを検出した場
合には、フェイルカウンタCIMMOFに1を加算する
(S4)。このように、本実施形態においては、エンジ
ン始動処理における異常終了の連続回数を示すカウンタ
CIMMOFを動作の最初でカウントアップする。従っ
て、処理の異常終了(途中)時にカウンタCIMMOF
をカウントアップすることができる。すなわち、処理の
途中でイグニッションスイッチがオフされたとき、この
カウンタCIMMOFはカウントアップされる。なお、
このカウンタCIMMOFはバックアップメモリ24d
内に記憶される。
【0046】CIMMOFをカウントアップした場合に
は、このCIMMOFが1かを判定する。すなわち、前
回までにエラーがなければ、このカウンタCIMMOF
は0であり、これに1を加算してCIMMOFは1であ
る。そこで、この場合には、ローリングコードの受信
待ち時間n秒を最大値、例えば3秒に設定する(S
6)。また、CIMMOF=2であればn=2秒(S
7,S8)、CIMMOF=3であればn=1秒に設定
する(S9,S10)。このように、nをカウンタCI
MMOFの値に応じて順次小さく設定することによっ
て、エンジンECU24におけるローリングコードの
待ち時間が順次短縮され、不正使用の繰り返しによる車
両の走行を所定以下にできる。
【0047】そして、CIMMOF>3かを判定し(S
11)CIMMOF>3であった場合には、S2,S3
に移り、エンジン30を停止する。これによって、エン
ジン30を早期に停止でき、不正な始動操作による走行
を全く不可能にできる。
【0048】CIMMOFが3以下であった場合には、
次にエンジン回転数が500rpmに至ったかを判定す
る(S12)。そして、エンジン回転数が500rpm
に至るまでのこの判定を繰り返し、500rpmになっ
たときには、始動コードを受信したかを判定する(S1
3)。この始動コードの検出自体は、処理の最初から繰
り返し行っている。
【0049】このS15において、エンジンECU24
の端子IMIにおいて、何らかの信号を受信しているが
これが始動コードと異なると判定された場合、エンジン
回転数が500rpmになってからm秒(例えば500
msec)経過したかを判定する(S14)。そして、
m秒経過しても始動コードを受信できなかった場合に
は、フラグXIMMOC=0として(S2)、エンジン
を停止する(S3)。
【0050】このように、始動コードを利用することに
よって、イモビライザECU20からのLレベルの送出
だけでなく、回線切断による端子IMIのHレベルへの
固定も異常として検出でき、この場合にもエンジン30
を停止できる。
【0051】一方、S13において、始動コードが受信
できていれば、エンジンECU24は、ローリングコー
ドをイモビライザECU20に送出する(S15)。
このローリングコードはエンジンECU24内にある
乱数発生器24cにより、予め定められている方式で行
われる。
【0052】ここで、イモビライザECU20は、受信
した暗証コードとEEPROM20aに記憶されている
参照コードの照合により、両者の一致を検出しており、
ローリングコードの受信を確認した場合は、自己の内
部の乱数発生器20dを利用して、ローリングコード
に対応するローリングコードを生成する。エンジンE
CU24とイモビライザECU20内の乱数発生機構は
予め対応して構成されているため発生されるローリング
コードとは必ず対応するものになる。そして、イモ
ビライザECU20は、ローリングコードをエンジン
ECU24に送出する。なお、暗証コードと参照コード
が一致していなかった場合には、その時点でイモビライ
ザECU20は、通信線をLとする。エンジンECU2
4は、端子IMIの状態を常時監視しており、IMIの
Lを検出した場合には、その時点で、エンジン30が停
止される。
【0053】エンジンECU24は、自己が送出したロ
ーリングコードに対応したローリングコードを受信
したかを判定し(S16)、正しいローリングコード
を受信した場合には、カウンタCIMMOF=0とし
(S17)、CIMMOFの値を0に戻してから処理を
終了する。従って、処理が正常に終了したときのみカウ
ンタCIMMOF=0にリセットされる。
【0054】一方、ローリングコードを送出したにも
拘わらず、正しいローリングコードが返送されてこない
場合には、正常な動作が行われていない。そこで、この
場合には、n秒経過したかを判定する(S18)。そし
て、3秒間は、ローリングコードとローリングコード
の受信の判定を繰り返しn秒以内にローリングコード
を受信できない場合に、S12に移り、XIMMOC
=0にする(S2)と共に、エンジン30を停止する
(S3)。
【0055】ここで、このnは、S6、8、10のいず
れかで設定された3、2、1秒のいずれかである。従っ
て、これまでのエンジン始動操作における異常終了の度
に、この受信待ち時間が短縮される。特に、上述のよう
に、CIMMOFは、エンジン始動前にカウントアップ
しているため、イグニッションを始動処理の途中でオフ
にした場合にも、この待ち時間短縮処理が行われる。
【0056】なお、エンジン回転数が500rpmにな
ってから、始動コードの検出およびローリングコードの
送受信を行うのは、エンジン回転数が500rpm以下
の場合には、スタータモータが作動している可能性が多
く、この場合に電源電圧が不安定であり、エラー発生の
確率が高いためである。
【0057】このように、イモビライザECU20は、
通信線のHではなく、始動コードにより、正常であるこ
とをエンジンECU24に伝える。このため、通信線が
切断されたときには、始動コードが送られてこなくな
る。そこで、エンジンECU24は、始動コードが送ら
れてこないことにより、エンジンを停止することができ
る。なお、イモビライザECU20は、ローリングコー
ドの送信後も始動コードの送信を繰り返す。エンジン
ECU24は、通信線の接続を常に確認できる。また、
エンスト時等における再始動が容易になる。
【0058】以上のようにして、前回の処理においてエ
ラーがなかった場合、すなわちフラグXIMMOC=1
の場合の処理が行われる。また、異常を検出し、エンジ
ン30を停止した際に、XIMMOC=0にセットす
る。
【0059】「バッテリ切断または前回異常の場合」バ
ッテリが切り離された後や、前回エンジン始動時の処理
において異常と判定されていた(フラグXIMMOC=
0になっている)場合について、図3、5に基づいて説
明する。
【0060】この場合においても、イモビライザECU
20は、不正を検出した場合には、エンジンECU24
への通信線をLにする。そこで、エンジンECU24
は、端子IMIを監視し、これがLに固定されているか
を判定する(S21)。そして、端子IMIがLに固定
されていた場合には、エンジン30を停止する(S2
8)。
【0061】一方、エンジンECU24は、端子IMI
におけるHレベルを検出した場合には、直ちにローリン
グコードのチェックのルーチンに入る。すなわち、エン
ジンECU24は、エンジン回転数が500rpmにな
るのを待たずに、直ぐに端子IMOからローリングコー
ドの送信を開始する(S22)。イモビライザECU
20は、不正を検出していない限りは、始動コードを送
信している。しかし、エンジンECU24からローリン
グコードを受信した場合には、これに対応するローリ
ングコードを生成し、これをエンジンECU24に返
信する。
【0062】エンジンECU24は、ローリングコード
を端子IMIから送信しながら、端子IMIの状態を
監視し、ローリングコードを受信したかを判定する
(S23)。そして、ローリングコードを受信できた
場合には、フラグXIMMOC=1とし(S24)、処
理を終了する。
【0063】一方、ローリングコードが受信できない
場合には、エンジン回転数が500rpmに至ったかを
判定する(S25)。そして、エンジン回転数が500
rpmに至るまでローリングコードの送信とローリン
グコードの受信判定を繰り返す。エンジン回転数が5
00rpmに至るまでに、ローリングコードを検出で
きなかった場合には、エンジンを停止する(S26)。
通常の車両は、エンジン回転数が500rpm以下で
は、全く走行ができない。そこで、この処理によって、
確実な走行停止が行える。
【0064】さらに、S26において、エンジン30を
停止して後、イグニッションがオフされたかを判定する
(S27)。そして、イグニッションがオフされていな
かった場合には、S22に戻る。これによって、エンジ
ンECU24からのローリングコードの送信およびイ
モビライザECU20におけるローリングコードの送
信はそのままイグニッションオフまで継続する。このた
め、エンジン停止後にもエンジンECU24がローリン
グコードを受信できる。そして、S23において、ロ
ーリングコードを受信できていた場合には、フラグX
IMMOC=1にリセットされる(S24)。そこで、
次回のエンジン始動は、XIMMOC=1として行え
る。
【0065】なお、このXIMMOC=0の場合に処理
では、カウンタCIMMOFの値は利用しない。そこ
で、この処理の最初で、CIMMOFを0にリセットし
ておくことが好適である。なお、XIMMOC=1にセ
ットした時点では、CIMMOFを0にリセットしても
よい。
【0066】S27において、イグニッションがオフさ
れた場合には、処理を終了する。従って、イグニッショ
ンオフまでにローリングコードが受信できなかった場
合には、フラグXIMMOC=0のままになる。
【0067】このように、エンジン停止後もローリング
コードの送受信を行うことによって、不正がない場合
に、エンジン始動ができないという状況の発生を防止で
きる。すなわち、エンジン回転数500rpmまでの通
信では、通信エラーが発生しやすく、不正がない場合に
も正しいローリングコードの通信が行えない場合があ
る。一方、エンジン停止後は、スタータモータは動作し
ておらず、確実な通信ができる。そこで、単なる通信エ
ラーによって、エンジンが始動できなくなることを防止
できる。
【0068】このように、本実施形態では、バックアッ
プメモリ24dに対する電力の供給が断たれ、内容がク
リアされたときには、次の処理におけるローリングコー
ドの送受信を早期に行う。すなわち、エンジン回転数が
500rpmに至るまでに、ローリングコードの通信が
正常に終了していない場合には、エンジンを停止する。
そこで、バックアップ電源線を切断した場合等は、エン
ジンは、500rpmに至らず、車両の確実な走行停止
が達成できる。特に、フラグXIMMOC=0を異常時
の値としたため、電源オフによる記憶内容の消滅に伴
い、このフラグXIMMOCの値のセットが容易であ
る。すなわち、通常の初期動作の際にこのフラグXIM
MOCをゼロにクリアすることで、前回異常のセットが
行える。
【0069】また、本実施形態によれば、バックアップ
メモリ24dが、バッテリ34からの電力を受け、その
内容を保持する。そして、バックアップメモリ24dへ
の電力供給が断たれた場合には、フラグXIMMOCが
0にリセットされる。従って、次のエンジン始動のとき
には、処理開始後直ぐにローリングコードの送受信に入
る。そこで、バッテリを外したりした場合に、有効なエ
ンジン停止処理を行うことができる。
【0070】さらに、上記実施形態によれば、ローリン
グコードの送受信の前に、始動コードを送信するように
したが、このような構成を有しないものであっても、フ
ラグXIMMOCは、機能する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体システムを示すブロック図である。
【図2】 実施形態の動作を示すタイミングチャートで
ある(前回正常)。
【図3】 実施形態の動作を示すタイミングチャートで
ある(前回異常)。
【図4】 実施形態の動作を示すフローチャートである
(前回正常)。
【図5】 実施形態の動作を示すフローチャート(2)
である(前回正常)。
【図6】 実施形態の動作を示すフローチャートである
(前回異常)。
【符号の説明】
10 イグニッションキー、12 トランスポンダ、1
4 キーシリンダ、20 イモビライザECU、24
エンジンECU、26 イグニッション制御部、28
フューエルインジェクション制御部、30 エンジン、
20a EEPROM、20c 符号化器、24b 復
号化器、24d バックアップメモリ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 25/00 - 25/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キーシリンダに挿入されたキーのコード
    と、記憶手段に記憶された参照コードとを照合する照合
    手段を有し、その照合結果によってエンジンの始動を許
    可するかを決定する車両用盗難防止装置において、 バックアップ電源に接続され、エンジン始動を許可した
    か否かのデータを記憶するバックアップメモリと、 前記バックアップメモリに対する電力供給が断たれたこ
    とを検出するバックアップ電源異常検出手段と、 を含み、前記バックアップメモリに記憶されているエンジン始動
    を許可したか否かのデータをエンジンの始動を許可する
    か否かの決定における1つの要素として利用するととも
    に、 バックアップ電源に異常があった場合に前記照合手
    段の照合結果に基づくエンジン始動を許可するか否かの
    判断時期を早めに変更することを特徴とする車両用盗難
    防止装置。
  2. 【請求項2】 予め定められた参照コードを記憶する記
    憶手段と、 キーシリンダに挿入されたキーのコードと、記憶手段に
    記憶された参照コードとを通信により照合させるコード
    照合手段と、 このコード照合手段と通信回線を介し接続され、通信回
    線を介し送られてくる照合結果に応じてエンジンの始動
    を禁止するか否か判断し、これに応じてエンジンの始動
    を制御するエンジン始動手段と、 エンジン回転数が所定回転数となったことを検出するエ
    ンジン回転検出手段と、 バックアップ電源によりバックアップされ、前回のエン
    ジン始動が禁止されたか否かを記憶するバックアップメ
    モリと、 を含み、 前回のエンジン始動が禁止されていなかったときにはエ
    ンジン回転数が所定回転数以上になったときに照合手段
    からエンジン始動手段への照合結果の通信を行い、前回
    のエンジン始動が禁止されていたときまたはバックアッ
    プ電源の異常があった場合にはエンジン回転数が所定数
    に至る前に照合手段からエンジン始動手段への照会結果
    の通信を行い、エンジン始動を許可するか否かの判断時
    期を早めに変更することを特徴とする車両用盗難防止装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の装置におい
    て、 前記エンジン始動手段は、判断時期を早めた場合には、
    エンジン始動の禁止処理後もコード照合手段との通信を
    所定時間継続し、エンジン始動手段が通信を継続してい
    る間にコード照合手段よりキーのコードが正しかったと
    の通信を受けた場合には、その時のエンジン始動が禁止
    されなかったとデータをバックアップメモリに記憶する
    ことを特徴とする車両用盗難防止装置。
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