JP3109421B2 - 図表処理装置 - Google Patents

図表処理装置

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JP3109421B2
JP3109421B2 JP07255757A JP25575795A JP3109421B2 JP 3109421 B2 JP3109421 B2 JP 3109421B2 JP 07255757 A JP07255757 A JP 07255757A JP 25575795 A JP25575795 A JP 25575795A JP 3109421 B2 JP3109421 B2 JP 3109421B2
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恭彦 野村
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Fujifilm Business Innovation Corp
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
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    • G06T11/20Drawing from basic elements, e.g. lines or circles
    • G06T11/203Drawing of straight lines or curves

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Color Image Communication Systems (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Document Processing Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、図表処理装置に関
し、特に、利用者からの簡単な指示を受けて、図表に高
品位な色付けあるいはハッチングによる濃度差付けを行
い、色調を変化させて出力を行う図表処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、DTP(Desk Top Pu
blishing)の技術やカラープリンタの普及によ
って、一般のオフィスにおいても手軽にカラー文書を作
成することができるようになっている。また、例えば、
特開平2−223275号公報に記載されている「複写
機」のように文書画像の加工機能を持つフルカラーのデ
ィジタル複写機などが開発されて実現されている。これ
らの技術を用いることによって、色付けに関する知見と
経験を持つ作成者が、文書作成にじっくり時間をかけて
検討を様々に行い、文書を作成すれば、作成意図を反映
した高品位な文書を作成できるようになってきている。
【0003】しかし、一般の利用者にとっては、文書の
中のどこにどんな色をつければ文書が読みやすくなるの
か解らないことが多く、試行錯誤を行って文書に色付け
を行っても、結果的には高品位な文書とは言えない見栄
えの悪い、読みにくい文書しか作成できない。
【0004】これに対して、配色に関する知見やデザイ
ンセンスの乏しい一般の利用者でも文書の色付けや見栄
えの向上を容易に実現できる技術として、例えば、特開
平3−109874号公報,特願平4−165525号
公報などの技術が提案されている。
【0005】特開平3−109874号公報に開示され
ている技術は、カラー画像上にある文字を補色表示する
ものであり、利用者の作成意図を反映し、しかもデザイ
ン的にも高品位な文書を加工して出力する機能の実現に
は不十分である。また、特願平4−165525号公報
に開示されている技術は、入力文書が作成者の目的に合
った仕上がりイメージのレイアウトと配色に変換される
技術であるが、色付けに対して作成者が、指示できるの
は用途や印象のみで、その内容に踏み込んで、領域の目
立たせ方などに意図を反映させることができない。
【0006】また、特開平6−168310号公報に記
載の「文書処理装置」の提案では、グラフ等の色付けに
関して、「色分け」,「背景部色付け」,「強調・関
連」といった簡単なデザイン指示を行うだけで配色され
る機能が提案されているが、ここでも色付け領域の面積
や重要度などに踏み込んで、それに応じた色付けまでは
行っておらず、グラフの論理的構成からの色付けに終始
している。
【0007】つまり、これらのどの技術を利用しても、
色付けの基本である色付け領域の面積と重要度に沿った
配色までの考慮がされておらず、原稿によっては目立た
せたくない領域が強調されて見えてしまう場合があると
いう問題が残っている。
【0008】これは文書へのハッチング付けにも言える
ことで、ハッチングの種類による目立ち方を考慮せずに
ハッチング付けを行ってしまうと、目立たせたくない領
域がハッチング濃度の影響で目立ってしまうことになり
かねないという問題がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な様々な問題を解決するためになされたものであり、本
発明の目的は、領域の面積や重要度に応じて色やハッチ
ングの濃さ等に差をつけて、領域の目立たせ方を制御
し、結果として簡便に高品位に色付けあるいはハッチン
グ付けを行うことができる図表処理装置を提供すること
にある。また、本発明の他の目的は、同じ色あるいはハ
ッチングにしたい領域をまとめてカテゴライズした場合
においても、同様に簡便な高品位に色付けあるいはハッ
チング付けを行うことできる図形処理装置を提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述のような目的を達成
するため、本発明による第1の特徴とする図表処理装置
は、原稿画像を保持する原稿画像保持手段と、前記原稿
画像保持手段に保持された文書画像中の色付け領域を抽
出する領域抽出手段と、前記領域抽出手段により抽出さ
れた複数の領域に対し、個々の色付け領域の面積に応じ
て領域の色属性に差を付けた領域色を決定する領域色決
定手段と、前記文書画像保持手段に保持された画像につ
いて、前記領域抽出手段により抽出された領域に対して
前記領域色決定手段により決定された色属性を付与した
出力画像を生成する出力画像生成手段とを有することを
特徴とする。
【0011】また、本発明による第2の特徴とする図表
処理装置は、原稿画像を保持する原稿画像保持手段と、
前記原稿画像保持手段に保持された文書画像中の、色付
け領域を抽出する領域抽出手段と、前記領域抽出手段に
より抽出された複数の色付け領域に対し、個々の色付け
領域の目立たせる基準を与える重要度を決定する重要度
決定手段と、前記領域抽出手段により抽出された複数の
領域に対し、前記重要度決定手段により決定された重要
度に応じて、個々の色付け領域に対して色属性に差を付
けた領域色を決定する領域色決定手段と、前記文書画像
保持手段に保持された画像について、前記領域抽出手段
により抽出された領域に対して前記領域色決定手段によ
り決定された色属性を付与した出力画像を生成する出力
画像生成手段とを有する。
【0012】その場合に、前記領域色決定手段が、前記
領域抽出手段により抽出された複数の領域に対し、前記
重要度決定手段により決定された重要度と色付け領域の
面積の双方に対応して、個々の色付け領域に対して色属
性の差を付けた領域色を決定することを特徴とする。
【0013】また、本発明による第3の特徴とする図表
処理装置においては、前記領域色決定手段によって領域
の色属性の差を付ける場合の当該色属性として、少なく
とも、濃度差,彩度差,色相差の1つを用いることを特
徴とする。
【0014】また、本発明による第4の特徴とする図表
処理装置は、原稿画像を保持する原稿画像保持手段と、
前記原稿画像保持手段に保持された文書画像中のハッチ
ング付けを行う複数の領域を抽出する領域抽出手段と、
前記領域抽出手段により抽出された複数の領域に対し、
個々の領域の面積に応じてハッチングの濃度属性に差を
付けたハッチングを決定するハッチング決定手段と、前
記文書画像保持手段に保持された画像について、前記領
域抽出手段により抽出された領域に対して前記ハッチン
グ決定手段により決定されたハッチングを付与した出力
画像を生成する出力画像生成手段とを有することを特徴
とする。
【0015】また、本発明による第5の特徴とする図表
処理装置は、原稿画像を保持する原稿画像保持手段と、
前記原稿画像保持手段に保持された文書画像中のハッチ
ング付けを行う複数の領域を抽出する領域抽出手段と、
前記領域抽出手段により抽出された複数の領域に対し、
個々の領域の目立たせる基準を与える重要度を決定する
重要度決定手段と、前記領域抽出手段により抽出された
複数の領域に対し、前記重要度決定手段により決定され
た重要度に応じてハッチングの濃度属性に差を付けたハ
ッチングを決定するハッチング決定手段と、前記文書画
像保持手段に保持された画像について、前記領域抽出手
段により抽出された領域に対して前記ハッチング決定手
段により決定されたハッチングを付与した出力画像を生
成する出力画像生成手段とを有する。
【0016】その場合に、前記ハッチング決定手段が、
前記領域抽出手段により抽出された複数の領域に対し、
前記重要度決定手段により決定された重要度と抽出され
た領域の面積の双方に対応して、個々の領域に対して濃
度属性を持つハッチングを決定することを特徴とする。
【0017】また、本発明の第6の特徴とする図表処理
装置においては、前記領域色決定手段が、複数の領域を
1つのカテゴリーとみなし、各カテゴリー内の全ての領
域の少なくとも面積または重要度のいずれかに応じて、
各カテゴリーの特徴を決定し、前記各カテゴリーの特徴
に応じて各カテゴリー内の領域の色属性に差を付けた領
域色を決定することを特徴とする。
【0018】また、この場合に、本発明の第7の特徴と
する図表処理装置において、前記ハッチング決定手段
は、複数の領域を1つのカテゴリーとみなし、各カテゴ
リー内の全ての領域の少なくとも面積または重要度のい
ずれかに応じて、各カテゴリーの特徴を決定し、前記各
カテゴリーの特徴に応じて各カテゴリー内の領域のハッ
チングの濃度属性に差を付けたハッチングを決定するこ
とを特徴とする。
【0019】また、本発明の図表処理装置においては、
その場合、第8の特徴として、各カテゴリーの特徴は、
カテゴリー内の全ての領域の面積の総和とすることを特
徴とする。また、第9の特徴として、各カテゴリーの特
徴は、カテゴリー内の全ての領域の面積の最大値とする
ことを特徴とする。
【0020】また、本発明の第10の特徴とする図表処
理装置おいて、前記ハッチング決定手段は、少なくとも
網点の濃度差,ハッチング間隔の差,ハッチング線の太
さの差,ハッチングを重ねる数の差のいずれかにより領
域のハッチングの濃度属性に差を付けることを特徴とす
る。
【0021】そして、本発明による第11の特徴とする
図表処理装置においては、前記ハッチング決定手段は、
濃度差のあるハッチングを選択することにより領域のハ
ッチングの濃度属性に差を付けることを特徴とする。
【0022】このような様々な特徴を有する本発明の図
表処理装置においては、まず、図表の色付け処理を行い
たい原稿を、スキャナもしくはエディタ等から読み込
み、原稿画像保持手段に原稿画像を保持する。領域抽出
手段は、前記原稿画像保持手段に保持された文書画像中
の色付け領域を抽出する。すなわち、原稿画像中の色付
けあるいはハッチングを行う領域を領域抽出手段により
抽出する。ここで、色付けあるいはハッチングを行う領
域は、原稿内の情報または作成者の入力する情報に基づ
き抽出する。このときの作成者の指示は、色付けやハッ
チングを行う領域の指示のみならず、同じ色あるいは同
じハッチングをつける領域群をカテゴライズするための
指示を行う。また、色付けしたい色やハッチングを直接
指示する。
【0023】続いて、領域色決定手段が、個々の色付け
領域の面積に応じて領域の色属性に差を付けた領域色を
決定する。これにより、出力画像生成手段が、前記文書
画像保持手段に保持された画像について、前記領域抽出
手段により抽出された領域に対して前記領域色決定手段
により決定された色属性を付与した出力画像を生成す
る。
【0024】このようにして、抽出された領域の面積が
計算され、それに基づいて、領域色決定手段あるいはハ
ッチング決定手段によって、領域につけられる色の濃度
または彩度または色相に差をつけ、更に、それらを組み
合せて色の差がつけられる。あるいは、また、ハッチン
グの濃さに差がつけられる。これにより、各領域の色あ
るいはハッチングの種類が決定される。また、カテゴリ
ーごとに色やハッチングをあてはめる場合には、カテゴ
リーの領域面積は、カテゴリー内の全ての面積の総和と
する場合と、カテゴリー内の領域中の最大面積とする場
合とに分けて行う。また、重要度決定手段によって入力
した重要度により、作成者の各領域に対する重要度の指
示あるいはグラフ要素の重要度の違いに基づいて、各領
域につけられる色やハッチングが決定される。そして、
最後に、決定された領域色を文書画像に付与した文書画
像を出力画像生成手段により生成し、高品位色付けある
いはハッチング付けを行った文書を出力する。
【0025】このようにして、本発明の図表処理装置に
よれば、作成者(ユーザ)は文書中の色付けしたい領域
を指示し、もしくは色付けしたい領域に適当な色を指定
するだけで、文書中の各領域の面積にあった色付けがな
され、色付けされた各領域の目立ち方が均一に保たれ、
結果として高品位なカラー文書を得ることができる。
【0026】また、作成者は文書中の色付けしたい領域
を指示し、もしくは色付けしたい領域に適当な色を指定
し、さらに領域の重要度を指示することにより、文書中
の各領域の重要度にあった色付けがなされる。この場
合、色付けされた各領域の目立ち方が重要度によって決
まり、結果として意図の反映した高品位なカラー文書を
得ることができる。
【0027】あるいは、また、色付けしたい領域と、そ
の領域の重要度を指示することによっても、文書中の各
領域の面積と重要度を考慮した色付けがなされる。した
がって、色付け領域の面積に依存せずに各領域の目立ち
方を重要度によって決めることができる。この結果とし
て意図の反映した高品位なカラー文書を得ることができ
る。
【0028】また、色付けの指定において、面積の広い
ところは濃度を低く、狭いところは濃度を高く指定する
ことによって色付けされた各領域の目立ち方を均一に保
ち、あるいは重要度の高いところは濃度を高く、重要度
の低いところは濃度を低くして、各領域の目立ち方を制
御することにより、その結果として高品位なカラー文書
を得ることができる。
【0029】また、別の色付け指定として、面積の広い
ところは彩度を低く、狭いところは彩度を高くすること
によって色付けされた各領域の目立ち方を均一に保ち、
あるいは重要度の高いところは彩度を高く、重要度の低
いところは彩度を低くして、各領域の目立ち方を制御す
ることにより、その結果として高品位なカラー文書を得
ることができる。
【0030】また、他の色付け指定として、面積の広い
ところは濃度を下げると共に青・緑などの後退色を用
い、狭いところは濃度を上げると共に赤・黄等の進出色
を用いることによって色付けされた各領域の目立ち方を
均一に保ち、あるいは重要度の高いところは進出色を用
い、重要度の低いところは後退色を用いることにより、
各領域の目立ち方を制御し、その結果として高品位なカ
ラー文書を得ることができる。
【0031】また、更に別の色付け指定として、面積の
広いところは濃度を下げると共に彩度を低く、狭いとこ
ろは濃度を上げると共に彩度を高くすることによって色
付けされた各領域の目立ち方を均一に保ち、あるいは面
積の広いところは濃度を下げて面積の狭いところは濃度
を上げ、更に、重要度の高いところは彩度を高くし、重
要度の低いところは彩度を低くして、各領域の目立ち方
を、より効果的に制御することができる。この結果とし
て、更に高品位なカラー文書を得ることができる。
【0032】また、他の別の色付け指定としては、面積
の広いところは濃度を下げると共に青・緑などの後退色
を用い、狭いところは濃度を上げると共に赤・黄等の進
出色を用いることにより、色付けされた各領域の目立ち
方を均一に保ち、あるいは面積の広いところは濃度を下
げて面積の狭いところは濃度を上げ、更には、重要度の
高いところは進出色を用いて、重要度の低いところは後
退色を用いることにより、各領域の目立ち方をより効果
的に制御することができる。この結果として、別の高品
位なカラー文書を得ることができる。
【0033】また、他の色付けの指定としては、例え
ば、面積の広いところは彩度を低くすると共に青・緑な
どの後退色を用い、狭いところは彩度を高くすると共に
赤・黄等の進出色を用いることによって色付けされた各
領域の目立ち方を均一に保つ、あるいは面積の広いとこ
ろは彩度を低くして面積の狭いところは彩度を高くし、
さらに重要度の高いところは進出色を用い重要度の低い
ところは後退色を用いることにより、各領域の目立ち方
を、より効果的に制御することができ、結果として高品
位なカラー文書を得ることができる。
【0034】更に、別の色付けの指定として、例えば、
面積の広いところは濃度を下げると共に彩度を低く、狭
いところは濃度を上げると共に彩度を高くすることによ
って色付けされた各領域の目立ち方を均一に保つ、さら
に重要度の高いところは彩度の高い進出色を用い、重要
度の低いところは彩度の低い後退色を用いることによ
り、各領域の目立ち方を、より効果的に制御することが
でき、結果として高品位なカラー文書を得ることができ
る。
【0035】また、他の色付け指定として、例えば、領
域の面積に応じてハッチング種類を変えることにより、
文書中の各領域の面積を考慮したハッチング付けがなさ
れ、ハッチング領域の面積に依存せずに各領域の目立ち
方が均一に保たれ、結果として高品位なハッチング文書
を得ることができる。
【0036】また、別の色付け指定として、作成者は文
書中のハッチング付けしたい領域を指示するか、もしく
はハッチング付けしたい領域に適当なハッチングを指定
し、更に、領域の重要度を指示する。これにより、文書
中の各領域の重要度にあったハッチング付けがなされ、
ハッチング付けされた各領域の目立ち方が重要度によっ
て決まるので、結果として意図の反映した高品位なハッ
チング文書を得ることができる。
【0037】また、別の色付け指定として、ハッチング
付けしたい領域と領域の重要度を指示することにより、
文書中の各領域の面積と重要度を考慮したハッチング付
けがなされ、ハッチング付け領域の面積に依存せずに、
各領域の目立ち方を重要度によって決めることができる
ようになる。その結果として意図の反映した高品位なハ
ッチング文書を得ることができる。
【0038】また、別の色付け指定では、カテゴライズ
された領域の面積や重要度をまとめて決定することによ
り、カテゴリーの目立ち方を均一に保つ、あるいはカテ
ゴリーの目立ち方を重要度によって制御することができ
る。この場合に、カテゴライズされた領域の面積をカテ
ゴリー内の領域の面積の総和とすることにより、各カテ
ゴリー全体の目立ち方を均一に保つことができる。
【0039】また、別の色付け指定において、カテゴラ
イズされた領域の面積をカテゴリー内の領域の最大面積
とすることにより、各カテゴリーのマジョリティである
領域の目立ち方を均一に保つことができる。
【0040】また、他の色付け指定として、面積の広い
ところは網点濃度を低く、狭いところは網点濃度を高く
することによってハッチング付けされた各領域の目立ち
方を均一に保ち、あるいは重要度の高いところは網点濃
度を高く、重要度の低いところは網点濃度を低くするこ
とによって各領域の目立ち方を制御し、結果として高品
位なハッチング文書を得ることができる。
【0041】また、ハッチングを用いる場合、面積の広
いところはハッチング間隔を広く、狭いところはハッチ
ング間隔を狭くすることによってハッチング付けされた
各領域の目立ち方を均一に保ち、あるいは重要度の高い
ところはハッチング間隔を狭く、重要度の低いところは
ハッチング間隔を広くすることにより各領域の目立ち方
を制御することにより、結果として高品位なハッチング
文書を得ることができる。
【0042】また、ハッチングを用いる場合の別の例と
して、面積の広いところはハッチング重ね数を少なく、
狭いところはハッチング重ね数を多くすることによって
ハッチング付けされた各領域の目立ち方を均一に保ち、
あるいは重要度の高いところはハッチング重ね数を多
く、重要度の低いところはハッチング重ね数を少なくす
ることにより各領域の目立ち方を制御することにより、
結果として高品位なハッチング文書を得ることができ
る。
【0043】また、ハッチングを用いる場合に、面積の
広いところには濃度の低いハッチングを、狭いところに
は濃度の高いハッチングをつけることによってハッチン
グ付けされた各領域の目立ち方を均一に保つ、あるいは
重要度の高いところには濃度の高いハッチング、重要度
の低いところには濃度の低いハッチングをつけることに
より各領域の目立ち方を制御することにより、結果とし
て高品位なハッチング文書を得ることができる。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、具体的に図面を参照して説明する。図1は、本発明
の第1の実施例にかかる図表処理装置の全体のシステム
構成を示す図である。図1において、1は原稿画像保持
部、2は編集領域抽出部、3は領域色決定部、4は出力
画像生成部、5はプリントアウト部、6は編集領域指示
部、7は領域色指示部、11は文書画像メモリ、12は
配色規別保持部、13は領域面積決定部、15は出力画
像メモリである。
【0045】次に、ここでの図表処理装置を、具体例と
して複写機に適用する場合の説明を加えながら、図表処
理装置を構成する各々のシステム要素について説明す
る。この図表処理装置を適用した複写機(ディジタル複
写機)によれば、例えば、ユーザが、文書画像の中の色
付けしたい領域と、各々の領域につけたい色あるいは同
じ色にしたい領域などを指示することにより、図表処理
装置を構成する各々のシステム要素の動作により、色付
け領域の面積に応じて濃度・彩度・色相が決定され、高
品位画像が生成されて出力される。
【0046】原稿画像保持部1は、文書画像メモリ11
を有しており、処理対象の文書をイメージスキャナによ
り読み込み、読み込んだ文書画像データをディジタルカ
ラー画像データとして文書画像メモリ11に保持する。
【0047】複写機におけるイメージスキャナによる読
み取り動作では、光源とイメージセンサを有する読み取
り部において、原稿画像を相対的に副走査方向にその読
み取り位置をずらしながら主走査方向の細長い領域を光
源の光により照射し、当該領域から反射した光をレンズ
により集光して、R(赤),G(緑),B(青)のフィ
ルタを通してCCDイメージセンサによって電気信号に
変換し、反射光の強弱をAD変換器を通して多値のディ
ジタルカラー画像データとして、原稿画像保持部1の文
書画像メモリ11に取り込む。
【0048】図2は、文書画像メモリにおけるカラー画
像データの表現形式を説明する図である。文書画像メモ
リ11上のカラー画像データは、図2に示すように、光
の三原色のR(赤),G(緑),B(青)の256階調
のデジタルカラー画像データ22として表現される。す
なわち、イメージスキャナにより読み取られた文書原稿
21のデジタルカラー画像データの1画素は、A4原稿
の0.0625mm四方(1mm2あたり16×16画素;
解像度約400dpi)に相当する。一つの画素データ
は、24ビット(連続した3バイトデータ)で表わされ
る。24ビットの最初8ビットがR(赤)の256階調
データ、真ん中の8ビットがG(緑)の256階調デー
タ、最後の8ビットがB(青)の256階調データをそ
れぞれに表現している。全てのビットが立っているとき
(“1”のとき)が白色を示し、すべてのビットが立っ
ていないとき(“0”のとき)が黒色を示す。
【0049】一回のスキャン動作で得られるデジタルカ
ラー画像データ22は、A4サイズ原稿一枚分に相当す
るもので、(3360×4752)個の連続した画素デ
ータで表わされる。画素データの順序は、画素データの
原稿上の位置から一意に決まる。つまり、文書画像メモ
リに格納される画素データの順序は、原稿の短辺方向に
沿ったスキャンライン(CCDラインイメージセンサ)
を長辺方向に動かす光学的スキャンの移動順序(読み取
り順序)に合わせたものである。A4サイズ原稿を縦長
に置いたときの位置関係で説明すると、先頭から336
0番目までの画素データは、原稿の上端の画素を左から
右に順番に並べたものであり、以下3360個のデータ
を一組にして、原稿の上から下に順番に4752組の画
素データが並ぶ。
【0050】このようにして読み取られた原稿文書画像
に対して、例えば、領域に色つける場合、色付け領域指
定ウィンドウ(図3)により、編集対象の文書画像を表
示し、表示された画像に対して、ユーザがポインティン
グデバイスにより指示を行う。この指示の受付け処理
は、編集領域指示部6が行う。
【0051】編集領域指示部6は、ユーザ(文書作成
者)から、原稿上の色付けを行う領域の指示を受け取る
システム要素である。編集領域指示部6による色付け領
域指定ウィンドウの一例が、図3に示されている。ユー
ザが原稿上の色付けを行う領域の指示を行う場合、図3
に示すように、色付け領域指定ウィンドウ30をディス
ププレイの画面に表示し、その中にスキャン画像31を
表示し、マウス操作に従うポインタカーソル38によ
り、色付け編集する領域32〜37を指示する。つま
り、編集領域指示部6は、文書画像メモリ11に格納さ
れているスキャン画像を、色付け領域指定ウィンドウ3
0に表示し、その中の領域32〜37に対し、ユーザ
が、マウスやタッチペンなどのポインティングデバイス
の操作によりポインタカーソル38を画面上で移動させ
て、編集対象の領域32〜37の1個または複数個を選
択する指示を行う。
【0052】このようにして、編集領域指示部6により
指示された編集領域に対して、編集領域抽出部2が、ユ
ーザによる指定点を含む閉領域(色付け領域)を抽出す
る処理を行う。編集領域抽出の処理では、文書画像メモ
リ11に格納されているデジタルカラー画像データ22
において、まず、対象となる指定点のひとつ上の画素デ
ータのR(赤),G(緑),B(青)の各256階調の
値(以下RGB値と称する)を調べ、黒色に近い(例え
ばRGB値の合計値が30以下の)画素であれば、この
アドレスを記憶する。
【0053】調ベた画素が黒色に近いものでなければ、
黒色が現れるまで次々ともう一つ上の画素を調べてい
く。黒色の画素が現れれば、当該画素と隣接する黒色の
画素を次に捜し、指定点を含む閉領域と接して繋がって
いる黒色の画素を全て検出する。このとき、画素データ
の終点(文書の端)も黒色と同じ扱いにする。指定点を
含む閉領域と接している黒色の画素を辿っていき、最初
に記憶した画素に戻れば、対象となる指定点を囲む線
(閉領域)の抽出が行われたことになる。もし、戻って
こなければ、最初に記憶した画素から、再び上の画素を
調べていき、同じ作業を指定点を含む閉領域を見つける
まで繰り返す。
【0054】このようにして、抽出された編集対象の領
域に対して、色付けする場合の色の指示を、領域色指示
部7による指示受け付け処理により行う。図4は、領域
色指示部7による領域色指定ウィンドウの一例を示す図
である。ユーザが先に指定した原稿上の領域に色付けを
行う場合、その色の指定を、図4に示すような領域色指
定ウィンドウ40をディスプレイの画面に表示し、その
中に表示されているカラーパレット41の1つを選択す
ることにより行う。このようにして、ユーザに対して、
領域色指定ウィンドウ40により、色相を表示し、ユー
ザから領域に付ける色の色相の指示を受け取る。ここで
の領域色指定ウィンドウ40においては、円周上に色相
順に色名を表記したそれぞれのカラーパレット41を表
示し、その1つを選択するようにしているが、そのカラ
ーパレット41の間の色指定に対しては、例えば、拡張
機能によって、円周上のカラーパレット41の間の点を
ポインタカーソル38で指示し、その中間の色が指定さ
れるようにしてもよい。
【0055】このようにして編集領域が抽出され、領域
の色の指定が行われると、次に、領域色決定部3によ
り、配色規則に従って色付け領域の面積に応じて、濃度
・彩度・色相などを決定し、次の出力画像生成部4によ
り、高品位画像を生成する。この処理のため、領域色決
定部3には、配色規則保持部12および領域面積決定部
13が備えられている。まず、配色規則保持部12につ
いて説明する。
【0056】図5は、配色規則保持部12が保持する配
色ルールの例を説明する図である。ここでの配色ルール
50は、領域の面積51と、指定され領域色の色相52
に応じて、どのような色を選択するかの指定色のRGB
値が規定されている。すなわち、図5に示すように、色
付け領域の面積51のパラメータと、そこに色付ける色
の色相52のパラメータから、具体的な領域の配色のR
GB値を得るためのルックアップテーブルとなってい
る。ここでの配色規則は、領域の面積によって、どのよ
うな濃度・彩度・色相を用いるべきかを決定する知識を
表現(定義)しているもので、例えば、ROM(Rea
d Only Memory)に予め記憶されている配
色規則を用いる。図5に示すように、指定された色相と
各領域の面積に応じて、領域色のRGB値の3つの階調
の値が決められる。狭い面積の領域には、高濃度の色
を、広い領域には低濃度の色が割り当てられている。領
域の面積の狭い、普通、広いを判定する基準は、予めデ
フォルト値として、あるいはユーザ設定により閾値が決
められる。
【0057】次に、領域面積決定部13の動作について
説明する。領域面積決定部13は、抽出された編集対象
の領域に対して、つまり、色付けする領域に対して、そ
の面積を領域内の画素数をカウントすることによって計
算する。図6は、領域面積決定部13による領域面積決
定の処理を説明する図である。ここでの領域面積決定の
処理では、図6に示すように、編集領域抽出部2の処理
で抽出された閉領域61の内部の画素を、主走査方向に
その画素数を数えていき、それを閉領域61の内の全て
の画素に対して行うように副走査方向に画素数のカウン
トを進めて、それらの画素数の総和62を求めて、色付
け対象の領域の面積を決定する処理を行う。
【0058】領域色決定部3においては、領域面積決定
部13によって色付けする領域の面積が求められると、
求められた領域の面積に応じて、配色規則保持部12が
保持する配色ルールに従って、各々の領域に色付けする
色の決定を行う。つまり、色付け領域の面積と指定の色
相とに応じて、配色ルールを参照して具体的なRGB値
を決定する。このようにして、領域面積決定部13によ
り計算される領域面積により、配色ルールに従って、領
域の色の濃度,彩度,または色相の具体的なRGB値が
決定される。
【0059】ここでの配色ルールを適用する場合の領域
面積が「狭い」または「広い」という判断は、例えば、
色付け対象の領域の面積がページ全体の何%を占める
か、つまり、“3360×4752”画素の何%を占め
るかで閾値による基準を設けて決定する。例えば、「〜
5%:狭い」,「5%〜20%:普通」,「20%〜:
広い」のように設定しておく。これは、予めデフォルト
値により、あるいはユーザ指示により予め設定してお
く。その場合、画素数により判定する場合には、編集対
象の領域の画素数をNrとすると、ページ全体の画素数
は、約1600万個なので、領域面積の判断では、 ( Nr < 80万 ) → 面積=“狭い” ( 80万 ≦ Nr < 320万 ) → 面積=“普通” ( 320万 ≦ Nr ) → 面積=“広い” のような条件式によって判定する。そして、判定された
面積のパラメータの“狭い”,“普通”,“広い”に応
じて、その指定色の色が濃い色から薄い色に変化した色
として、色付けされる。
【0060】このようにして、領域色決定部3の処理に
よって、指定した領域に色付けされた画像データが、出
力画像生成部4により、プリントアウトするためのデジ
タル画像に生成される。つまり、出力画像生成部4で
は、原稿画像保持部1の文書画像メモリ11に格納され
ている文書画像データを受け取り、編集領域抽出部2か
ら色付けを行う領域のデータを受け取り、更に、領域色
決定部から領域色のデータを受け取り、これらのデータ
から出力するカラー文書の画像を合成して出力画像のデ
ータを生成する。このとき、配色規則においてRGB値
で表現された処理対象画像を、カラーコピーのトナーに
対応するCMYK値などのプリント可能な色空間の色デ
ータに変換する処理を行う。なお、色付け領域以外の部
分は、印刷性能に応じて入力原稿を忠実に再現するもの
とする。
【0061】プリントアウト部5は、出力画像メモリ1
5を備えており、実際に記録紙に文書画像をプリントア
ウトする処理を行う。つまり、プリントアウト部5で
は、出力画像生成部4からの出力画像のデータを出力画
像メモリ15に読み込み、この出力画像データを、レー
ザビームプリント機構を用いて紙の上に転写して、排出
する。この実施例の複写機では、フルカラーで出力が行
われるので、出力画像メモリ15において、1画素ごと
にシアン・マゼンタ・黄色・黒の4色分の階調値情報を
保持して、各々の印刷機構に送出する。また、フルカラ
ーで印字することが可能なレーザビームプリンタ以外
に、普通紙熱転写などのマーキング技術を用いて、プリ
ントアウトを行うようにしてもよい。
【0062】図7は、本発明の第1の実施例にかかる図
表処理装置の制御部による領域の色付け処理の処理フロ
ーを示すフローチャートである。前述した図1のシステ
ム構成のブロック図では、図表処理装置の制御部が図示
されていないが、その図示されていない制御部が、図1
に示すシステム要素を制御して、図7に示すような処理
フローに従って、文書画像に対する色付け処理を行う。
【0063】図7のフローチャートを参照して、第1の
実施例の図表処理装置の制御部による処理を説明する。
処理を開始すると、まず、ステップ71において、色付
け箇所の入力処理を行う。その場合に、スキャナを制御
して、まず、原稿画像を原稿画像保持部1の文書画像メ
モリ11に読み込ませて、次に、編集領域指示部6を制
御して、文書画像メモリ11上の画像データを、図3に
示すように、色付け領域指定ウィンドウ30に表示し、
その中で、色付けを行う対象領域の指定の指示を受け付
け、更に、その場合の対象領域に色付ける色の指定を、
図4に示すように、領域色指定ウィンドウ40を表示し
て行う。
【0064】この場合、編集領域指示部6による色付け
領域の指定の受付けは、ユーザが、色付けしたい領域を
マウスなどのポインティングデバイスによって指示する
ことにより行う。例えば、図3に示す色付け領域指定ウ
ィンドウ30において、ポインタカーソル38により領
域Dを選択し、続いて、図7に示す領域色指定ウィンド
ウ40において、同じく、ポインタカーソル38により
緑のカラーパレットを指定すると、これにより、文書画
像31中の領域Dには、緑色が指定されたことになる。
その他の領域についても、同様に、領域の指定と色の指
定を行い、例えば、ここでは、領域Aは「赤」に、領域
Bおよび領域Fは「青」に、領域C,領域D,および領
域Eは「緑」と設定を行ったとする。
【0065】ステップ71の色付け箇所の入力処理によ
って、編集領域とその色の指定を行うと、次に、ステッ
プ72に進み、ステップ72において、色付け領域の抽
出処理を行う。すなわち、色付け領域の指示を受ける
と、次に、編集領域抽出部2を制御して、編集領域の抽
出処理を行う。領域抽出の処理では、色付けの対象とな
る指定点を含む閉領域の抽出を行う。閉領域の抽出は、
指定点から一つづつ上の画素のRGB値を調べていき、
黒色の画素を捜して、そのアドレス(位置)を記憶し、
そこから黒色の画素を順次に辿って1周して最初の黒色
の画素に戻ったことを確認して閉領域の抽出を行う。ま
た、文書中の色を指定色とする場合は、指定点を含む閉
領域中の各画素のうち、ビット値が全て“0”でも全て
“1”でもない画素を捜して、この画素の色を指示色
(指定のRGB値を表す24ビットデータ)とする。
【0066】次に、ステップ73において、色付け領域
の面積を決定する処理を行う。この領域の面積の決定処
理では、図6に示すように、編集領域の抽出処理で抽出
された閉領域の内部を主走査方向に画素数を数える処理
を行い、それを閉領域内部の全てに対して副走査方向に
行うように処理を進め、このようして得られる閉領域内
の画素の総数をその閉領域の面積とする。この結果、例
えば、色付けする領域の各々の領域の面積、つまり、各
々の領域に含まれる画素数が、領域A=120万個,領
域B=30万個,領域C=85万個,領域D=100万
個,領域E=100万個,および、領域F=400万個
と求められる。
【0067】次に、ステップ74において、各々の領域
の色の決定の処理を行う。ここでの領域色の決定処理で
は、前述のような領域の画素数の判定基準によって、領
域面積の判断を行う場合、80万画素により“狭い”と
“普通”の判定を行い、320万画素により“普通”と
“広い”の判定を行い、その判定結果に従って、配色ル
ールを適用して各々の領域の色付けの決定を行う。つま
り、この場合の各々の領域の判定は、各領領の画素数に
従って次のようになる。すなわち、 領域A=120万個、すなわち、面積=普通、 領域B=30万個、すなわち、面積=狭い、 領域C=85万個、すなわち、面積=普通、 領域D=100万個、すなわち、面積=普通、 領域E=100万個、すなわち、面積=普通、 領域F=400万個、すなわち、面積=広い、 となる。そして、これによる面積の判定結果と、ユーザ
の指示した各々の領域の色の情報とを基にして、配色ル
ールにより、各々の領域色は次のようになる。 領域A=中くらい赤、 領域B=濃い青、 領域C=中くらい緑、 領域D=中くらい緑、 領域E=中くらい緑、 領域F=薄い青 となる。
【0068】次に、ステップ75において、前の処理ス
テップにおいて、決定した領域の色を付与して、実際の
文書に適用する処理を行い、次のステップ76におい
て、適用された文書の表示を行う。そして、次のステッ
プ77において、表示された文書をユーザに提示して、
その領域色付けの結果が良いか否かの確認入力を受け付
け、その内容を判定し、領域の色付けがなされた結果が
良ければ、ユーザからの確認を受けて、処理を終了す
る。また、処理された結果をユーザが満足しなければ、
ステップ71に戻り、ステップ71からの処理を繰り返
し行う。
【0069】つまり、これまでの処理で決められた領域
の色を、出力画像生成部4を制御して原稿画像に適用
し、その結果の文書画像データをプリントアウト部5の
出力画像メモリ15に載せて、プリントアウト部5によ
って出力する。この場合、出力画像メモリ15上の文書
画像データをディスプレイ装置の画面上などでプレビュ
ーし、その結果を作成者が満足しなければ、もう一度や
り直すことになる。
【0070】次に、このように構成される第1の実施例
の図表処理装置の各々のシステム要素の変形例について
説明する。前述の第1の実施例の編集領域指示部6は、
図3に示すように、色付け領域指定ウィンドウ30をデ
ィスプレイの画面に表示し、その中にスキャン画像31
を表示し、マウスによるポインタカーソル38によっ
て、色付け編集する領域32〜37を指示するものであ
ったが、例えば、富士ゼロックス株式会社のフルカラー
複写機“A Color(商品名)”などで用いられて
いる色付け領域指定用のエディタパッドなどの指示入力
部を用いるようにしてもよい。また、原稿上に特定色の
マーカーペンでマークされた位置を含む閉領域を認識す
るような指示入力部を用いるようにしてもよい。
【0071】また、別の変形として、編集領域指示部6
のシステム要素においては、文書原稿がカラー文書であ
る場合、画像メモリ上で、白と黒以外の色がついている
画素を含む閉領域を認識することにより、その閉領域を
色付け領域とし、その色を指示色とすることもできる。
具体的には、文書画像中の各画素のうち、ビット値が全
て“0”でも全て“1”でもない画素を捜し、この画素
の色を指示色とし、その座標を指示点とする。
【0072】このように、文書原稿がカラー原稿の場
合、編集対象として指定され抽出された領域の閉領域中
の色自体を、指示色とし、特に、領域色指示部7による
領域色の指示を受けることなく、処理を進めることもで
きる。編集対象の閉領域中に複数の色が入っている場合
には、同じ色の画素数が多い方の色を指示色とするか、
あるいはユーザから指示を受けて選択するようにする。
【0073】前述した第1の実施例の配色規則保持部1
2において保持する配色ルールにおいて、面積と濃度の
区分を更に細分化し、その関係を更に詳細に規定するよ
うにしてもよい。また、面積と濃度の関係により定義さ
れる領域色の色の指定を、YMCK値やマンセル表色系
などの色空間系で表すようにしてもよい。また、色相を
更に細かく分類するようにしてもよい。
【0074】また、配色規則保持部12において保持す
る配色ルールは、面積と彩度の関係を用いて表現するこ
ともできる。例えば、高彩度は目立つので、狭い領域に
適用することとし、低彩度は目立たないので広い領域に
適用するような配色ルールとする。これにより、原稿画
像の領域の面積の違いによる目立ち方の不釣り合いを防
ぐことができる。
【0075】また、配色規則保持部12において保持す
る配色ルールは、面積と色相の関係を用いて表現するこ
ともできる。例えば、赤近辺の色相は進出色であり、目
立つので狭い領域に適用することとし、青近辺の色相は
後退色であり、目立たないので広い領域に適用するよう
な配色ルールとする。これにより、原稿画像の領域の面
積の違いによる目立ち方の不釣り合いを防ぐことができ
る。
【0076】また、配色規則保持部12において保持す
る別の配色ルールの例として、面積と濃度,彩度,色相
の関係を組み合せた配色ルールとすることにより、原稿
画像の領域の面積の違いによる目立ち方に大きな効果が
得られる。例えば、彩度と濃度を組み合せることによ
り、目立ち方をより詳細に制御することができる。ドキ
ュメント上で容易に区別できる濃度の違いは多くて4段
階程度であるが、これに彩度や色相を組み合せることに
より、より多くの目立ち方のグレードを表現できるよう
になる。
【0077】図8は、領域面積に応じて文書の各領域の
色の濃度が決定される場合の文書画像の領域の色付けを
説明する図である。この場合に、前述のように、色付け
する編集対象の領域に対して、まず、色付け領域の面積
を決定する処理が行われ、各々の領域に含まれる画素数
が、領域A=120万個,領域B=30万個,領域C=
85万個,領域D=100万個,領域E=100万個,
および、領域F=400万個と求められる。これによ
り、続いて、求められた各々の領域の画素数に対して、
色付けのための判定を、領域の画素数が80万画素によ
り多いか少ないかにより“狭い”と“普通”の判定を行
い、320万画素により多いか少ないかにより“普通”
と“広い”の判定を行う。そして、その判定結果と各々
の領域の指定色に従って、配色ルールを適用して、各々
の領域の色付けの決定を行う。
【0078】この色付けの決定により、領域A(=12
0万個;普通)の領域色は「中くらい赤」と決定され、
領域B(=30万個;狭い)の領域色は「濃い青」と決
定される。また、領域C(=85万個;普通),領域D
(=100万個;普通),および領域E(=100万
個;普通)の領域色は「中くらいの緑」と決定され、更
に、領域F(=400万個;広い)の領域色が「薄い
青」と決定される。この色付の状態を編集ウィンドウに
表示すると、図8に示すように、文書画像をプレビュー
する編集ウィンドウ80において、文書画像81におけ
る領域82は「中くらいの赤」に着色され、領域83は
「中くらいの緑」に着色され、また、領域84は「濃い
青」に着色されて表示される。また、領域85は「薄い
青」に着色され、領域86および領域87は「中くらい
緑」に着色されて表示される。このようにして、文書画
像の中の各々の領域については、狭い領域ほど、色が濃
く着色され、広い領域ほど、色が薄く着色される。
【0079】このような領域の着色は、配色規則保持部
12において保持する配色ルールを変えることにより、
別の態様に色付けすることができる。図9は、領域面積
に応じて文書の各領域の色の濃度および彩度が決定され
る場合の文書画像の領域の色付けの例を説明する図であ
る。この場合には、配色規則保持部12において保持す
る配色ルールとして、面積と濃度,彩度,色相の関係を
組み合せた配色ルールとする。これにより、図9に示す
ように、原稿画像の領域の面積の違いによる目立ち方に
大きな効果が得られた文書画像とすることができる。す
なわち、図9の文書画像をプレビューする編集ウィンド
ウ90において、文書画像91における領域92は「彩
度が低く中濃度の赤」に着色され、領域93は「彩度中
くらい中濃度の緑」に着色され、また、領域94は「彩
度が高く濃い青」に着色されて表示される。また、領域
95は「彩度が低く低濃度の青」に着色され、領域96
および領域97は「彩度が高く中濃度の緑」に着色され
て表示される。これにより、図8の配色例では、同色に
配色されて区別されなかった領域83(領域C),領域
86(領域D)および領域87(領域E)は、図9に示
す配色の場合には、領域93(領域C)と、領域96
(領域D)および領域97(領域E)は、それぞれに異
なる色に配色されて表示される。
【0080】このようにして、文書画像の中の各々の領
域については、領域の面積に応じて彩度および濃度の組
合せが決定されて、狭い領域ほど、彩度が高く濃度が濃
く着色され、広い領域ほど、彩度が低く濃度が低く色が
着色される。これにより、目立ち方をより詳細に制御す
ることができる。ドキュメント上で容易に区別できる濃
度の違いは多くて4段階程度であるが、これに彩度や色
相を組み合せることにより、より多くの目立ち方のグレ
ードを表現できるようになる。
【0081】(第2の実施例) 次に、本発明の図表処理装置をワークステーションにお
ける文書処理装置に適用する場合を第2の実施例として
説明する。第1の実施例の図表処理装置は、スキャンイ
ン画像(ラスター画像)のみを扱うものであったが、第
2の実施例の図表処理装置においては、ラスター画像の
他にコード情報も扱うことが可能な文書処理装置に適用
する場合の例である。
【0082】第2の実施例の図表処理装置の構成は、第
1の実施例の図表処理装置の構成(図1)と同様な構成
となるので、図示は省略するが、第2の実施例の図表処
理装置を構成する各々のシステム要素における相違点に
ついて説明する。この場合において、適宜に図1を参照
するものとする。
【0083】原稿画像保持部1に対応するシステム要素
は、グラフィカルユーザインターフェス機能を有する図
表描画可能なWYSIWYG(What You See Is What Yo
u Get)エディタのワーキングメモリとなる。当該ワーキ
ングメモリは、文書画像を形成するコード情報を保持
し、更に、当該コード情報による文書画像をワーキング
メモリ上にレイアウトするための文書画像メモリ領域
(文書画像メモリ15に対応)が割り当てられている必
要がある。
【0084】編集領域指示部6に対応するシステム要素
は、WYSIWYGエディタ上で色付けなどを行いたい
文書画像の上の領域を、マウスなどのポインティングデ
バイスにより選択指定するグラフィカルユーザインタフ
ェース画面となる。図3に示すような色付け領域指定ウ
ィンドウ30と同様なものである。また、このシステム
要素として、色情報を含む閉領域を指示領域にするサブ
システム要素,閉領域中に含まれるテキスト情報によっ
て領域を指示するサブシステム要素,データベース中に
含まれるテキストとマッチする領域を指示領域とするサ
ブシステム要素などを含むようにしてもよい。
【0085】編集領域抽出部2のシステム要素は、前記
編集領域指示部6のグラフィカルユーザインタフェース
画面で選択指定された閉領域(コード情報による領域)
を、文書画像メモリ領域以外のワーキングメモリ上に載
せる処理モジュールとなる。また、領域面積決定部13
に対応するシステム要素は、前記編集領域指示部6のグ
ラフィカルユーザインタフェース画面で選択指定された
領域を文書画像メモリ領域以外のワーキングメモリ上に
載せ、ディスプレイ画面に表示されている領域の画素数
をカウントして領域の面積を決定する処理モジュールと
なる。処理手順のプロセスは、第1の実施例の複写機の
場合と同じプロセスが用いられる。
【0086】他のシステム要素は、第1の実施例と同様
である。つまり、領域色指示部7,配色規則保持部1
2,領域色決定部3,出力画像生成部4,およびプリン
トアウト部5のそれぞれのシステム要素は、第1の実施
例と同様なものを用いる。
【0087】次に、このようなシステム要素で構成され
る第2の実施例の図表処理装置の動作について説明す
る。多くのシステム要素が第1の実施例のそれと同様な
ものを用いるので、動作フローについても、第1実施例
の図7により説明した処理フローと同様なものとなるの
で、概略的に動作を説明する。
【0088】第2の実施例の図表処理装置の動作手順
は、第1の実施例の図7の処理フローと同様である。ま
ず、原稿画像保持部1に、処理対象の文書原稿が読み込
まれて保持される。例えば、WYSIWYGエディタな
どにおいて、主記憶から画像メモリに読み込まれること
によって、あるいはエディタ機能により作成者が直接画
像メモリ上に描画を行うことによって、処理対象の文書
原稿の画像をメモリ上に保持される。
【0089】次に、図3に示されるように、色付け領域
指定ウィンドウ30にて、マウスなどのポインティング
デバイスの操作により色付けを行う領域を直接指示する
と、第1の実施例と同様に閉領域の抽出を行う。また、
この場合、ポインティングデバイスの操作で指示を行う
代わりに、キーボードからあるいは、グラフィカルユー
ザインタフェース画面によるメニュー機能を利用して、
メニューからテキスト「D」を指示することによって、
テキストコード「D」を含む領域を指定するようにして
もよい。具体的な処理モジュールの動作では、ユーザか
らテキストコード「D」が入力されると、システムはコ
ード情報から「D」というテキストを捜し、文書画像メ
モリ領域上のどこにテキスト「D」がレイアウトされて
いるかを判別する。そして、その座標を指定点として第
1の実施例と同様に閉領域の抽出を行う。
【0090】色の指定は、図4に示されるような領域色
指定ウィンドウ40にて、色を指示してもよいし、テキ
スト「D」を含む領域中に色情報が存在すれば、その色
を領域色としてもよい。また、色付け指示データベース
を用意し、「Dを含む領域は緑」といったような情報を
予め保持しておき、色付け指示データベースの参照によ
り、領域色の指定を行うようにしてもよい。
【0091】色付け領域の面積の決定の処理は、文書画
像メモリ領域において第1の実施例と同様に行い、領域
面積と指示色に基づいて、図5に示されるような配色ル
ールを規定している知識テーブルから領域色を決定す
る。そして、決定された各々の領域色に従って、文書画
像メモリ領域において、領域色を原稿画像に適用し、プ
レビューする。ユーザがプリントアウトを指示すれば、
ディスプレイ画面に表示されている表示色のRGB値
を、プリント用の色情報のCMYK値に変換し、その結
果を出力画像メモリに載せて、プリントアウト部によっ
て出力する。
【0092】(第3の実施例) 次に、本発明の図表処理装置の第3の実施例について説
明する。本発明の図表処理装置を適用した複写機(第1
の実施例)においては、ユーザが文書画像の中の色付け
したい領域と各々の領域につけたい色あるいは同じ色に
したい領域を指示し、配色ルールに従って、色付け領域
の面積に応じて濃度・彩度・色相が決定されて、高品位
画像が生成されて出力されるものであるが、この配色ル
ールに、カテゴリー,重要度のパラメータを加えること
により、更に、作成者(ユーザ)の意図を反映した高品
位画像を生成するように構成できる。このような実施例
を第3の実施例として説明する。
【0093】つまり、第3の実施例の図表処理装置は、
ユーザが、文書画像中の色付けしたい領域と、各領域に
つけたい色あるいは同じ色にしたい領域、同じ色にした
い複数の領域の集合であるカテゴリー、各領域あるいは
カテゴリーの重要度を指示することにより、システムが
色付け領域あるいはカテゴリーの面積・重要度に応じて
濃度・彩度・色相を決定して高品位画像を生成するもの
である。
【0094】図10は、本発明の第3の実施例にかかる
図表処理装置の全体のシステム構成を示す図である。図
10において、1は原稿画像保持部、2は編集領域抽出
部、4は出力画像生成部、5はプリントアウト部、6は
編集領域指示部、11は文書画像メモリ、13は領域面
積決定部、15は出力画像メモリ、103は領域色決定
部、104は配色規則保持部、106は色およびカテゴ
リー指示部、107は重要度決定部である。
【0095】図10に示す第3の実施例の図表処理装置
の構成において、第1の実施例の図表処理装置の構成の
システム要素と同じものは、同じ参照番号で示してい
る。すなわち、原稿画像保持部1,編集領域抽出部2,
出力画像生成部4,プリントアウト部5,編集領域指示
部6,文書画像メモリ11,領域面積決定部13,およ
び出力画像メモリ15は、第1の実施例の図表処理装置
のものと同じである。
【0096】第3の実施例の図表処理装置の構成におい
ては、第1の実施例(図1)の領域色指定部7のシステ
ム要素に替えて、色およびカテゴリー指示部106およ
び重要度決定部107が設けられる。これに対応して、
配色規則保持部104には、色,カテゴリー,重要度の
各々のパラメータを含んでいる配色ルールが保持されて
おり、領域色決定部103が、この色,カテゴリー,重
要度の各々のパラメータを含んでいる配色ルールに従っ
て、各々の領域の面積に対応して各々の領域に付与する
配色を決定する。
【0097】次に、第3の実施例の図表処理装置を構成
する各々のシステム要素について説明する。色およびカ
テゴリー指示部106は、作成者(ユーザ)から、色付
けを行う領域に対して、色付けする色の色相、あるいは
同じ色にしたい領域のグループ(カテゴリー)の指示を
受け付ける。例えば、文書画像において、同じ色にした
い領域が複数存在する場合、それらの領域をカテゴリー
として扱うため、それぞれの領域に対して、同じカテゴ
リーとして扱う領域に対して、それぞれのカテゴリーを
指示する。
【0098】図11は、色およびカテゴリー指示部10
6による領域カテゴリー入力ウィンドウの一例を示す図
である。図11を参照して、領域に対するカテゴリー指
定の操作について説明する。まず、編集する対象の領域
を、図3に示すような色付け領域指定ウィンドウ30に
より指定した後、図11に示すように、領域カテゴリー
入力ウィンドウ110によって、それぞれに領域のカテ
ゴリー番号を指定する。つまり、いくつかの領域を指定
した後、領域カテゴリー入力ウィンドウ110を用いて
カテゴリー番号111を指示する。これにより、指定さ
れた複数の領域に対して同じカテゴリー番号が付与さ
れ、例えば、カテゴリー1={領域a,領域b,領域
c}とように、複数の領域が一つのカテゴリーに登録さ
れる。
【0099】また、各々のカテゴリー(複数の領域)に
対する色の指示は、第1の実施例と同様に、図4に示す
ように、領域色指定ウィンドウ40により、領域に対し
て色付けする色を指定する場合と同様に、各カテゴリー
に対して、色の名前の指定により領域色を指示し、また
は、カラーパレットに対するタッチパネルあるいはマウ
スなどのポインティングデバイスの操作により領域色を
指示する。
【0100】図12は、重要度決定部107による重要
度入力ウィンドウの一例を示す図である。重要度決定部
107は、作成者(ユーザ)から、色付けを行う各領域
の重要度(目立たせ方)の指示を受け付けるシステム要
素である。文書画像の中の色付けする領域に対して、そ
れぞれに重要度を指定する操作について、図12を参照
して説明する。作成者が、各領域または各カテゴリーに
対する重要度を決定する操作を行う場合、重要度の入力
を改めて行う場合と、色付け領域の入力時に同時に重要
度を入力する場合とがあるが、いずれにしろ、作成者
は、各領域あるいはカテゴリーに対して、図12に示す
ように、重要度入力ウィンドウ120を表示し、この画
面入力ユーザインタフェース機能により、各々の領域に
対して、重要度を数値により、または、“高”,
“中”,“低”などの言語メニューボタン121、もし
くはスライダーの操作によって入力する。
【0101】第3の実施例の配色規則保持部104に保
持される配色ルールは、重要度,色相,面積のパラメー
タの対応して、配色の色を規定している配色ルールとな
る。つまり、第1の実施例においては、色付け領域の面
積と、そこに付ける色の色相のパラメータに従って具体
的なRGB値を得るためのルックアップテーブルであっ
たが、第3の実施例の配色ルールは、これに加えて、重
要度から具体的なRGB値を得るためのルックアップテ
ーブルとなる。
【0102】図13および図14は、第3の実施例の配
色規則保持部104が保持する配色ルールの例を説明す
る図である。図13に示すように、ここでの配色ルール
130は、各々に指定した領域の重要度131と、指定
された領域色の色相132に応じて、どのような色を選
択するかの指定色のRGB値が規定されている。重要度
が高いほど濃く色付けし、重要度が低いほど薄く色付け
するように配色ルールが規定されて、重要度131のパ
ラメータと、そこに付ける色の色相132のパラメータ
から、具体的な領域の配色のRGB値を得るためのルッ
クアップテーブルとなっている。
【0103】また、配色ルールのパラメータに、更に領
域の面積を用いる場合には、図14に示すように、色相
を1つのパラメータ141として用い、重要度と面積の
組合せを他の1つのパラメータ142として用いる。つ
まり、ここでの配色規則によると、各々の領域の面積の
「狭い,普通,広い」によって、濃度の「高濃度,中濃
度,低濃度」を決め、更に領域の重要度の「高い,普
通,低い」によって、彩度の「高彩度,中彩度,低彩
度」を決めて、どのような色を選択するかの指定色のR
GB値が規定されている。つまり、重要度が高いほど濃
く色付けし、重要度が低いほど薄く色付けし、また、領
域の面積が狭いほど彩度を高く色付けし、面積が広いほ
ど彩度を低く色付けするように配色ルールが規定されて
いる。
【0104】図15は、本発明の第3の実施例にかかる
図表処理装置の制御部による領域の色付け処理の処理フ
ローを示すフローチャートである。図15のフローチャ
ートを参照して、第3の実施例の図表処理装置の制御部
による処理を説明する。この第3の実施例の色付けの処
理フローは、基本的には、第1の実施例の処理フローと
同様であるが、第1の実施例との違いは、同じ色にした
い領域を集めたカテゴリーを指示できること、そして重
要度の指定ができることである。
【0105】処理を開始すると、まず、ステップ150
において、色付け箇所の入力処理を行う。その場合に、
スキャナを制御して、まず、原稿画像を原稿画像保持部
1の文書画像メモリ11に読み込ませて、次に、編集領
域指示部6を制御して、文書画像メモリ11上の画像デ
ータを、図3に示すように、色付け領域指定ウィンドウ
30に表示し、その中で、色付けを行う対象領域の指定
の指示を受け付け、更に、その場合の対象領域に色付け
る色の指定を、図4に示すように、領域色指定ウィンド
ウ40を表示して行う。
【0106】次に、ステップ151において、カテゴリ
ーが有るか否かを判定する。カテゴリーが有る場合に
は、次に、ステップ152に進み、カテゴリーに対する
色付け入力を行う。次に、ステップ153に進む。ま
た、カテゴリーがない場合には、そのまま、ステップ1
53に進み、ステップ153において、色付け領域の抽
出処理を行う。すなわち、色付け領域の指示を受ける
と、前述の場合と同様に、次に編集領域抽出部2を制御
して、編集領域の抽出処理を行う。
【0107】領域抽出の処理では、色付けの対象となる
指定点を含む閉領域の抽出を行う。閉領域の抽出は、指
定点から一つづつ上の画素のRGB値を調べていき、黒
色の画素を捜して、そのアドレス(位置)を記憶し、そ
こから黒色の画素を順次に辿って1周して最初の黒色の
画素に戻ったことを確認して閉領域の抽出を行う。ま
た、文書中の色を指定色とする場合は、指定点を含む閉
領域中の各画素のうち、ビット値が全て“0”でも全て
“1”でもない画素を捜して、この画素の色を指示色
(指定のRGB値を表す24ビットデータ)とする。
【0108】次に、ステップ154において、色付け領
域の面積を決定する処理を行う。この領域の面積の決定
処理では、前述の場合と同様に、図6に示すように、編
集領域の抽出処理で抽出された閉領域の内部を主走査方
向に画素数を数える処理を行い、それを閉領域内部の全
てに対して副走査方向に行うように処理を進め、こうし
て得られる閉領域内の画素の総数をその閉領域の面積と
する。
【0109】次に、ステップ155において、色付け領
域の重要度を決定する処理を行う。この領域の重要度の
決定処理では、重要度決定部107を制御して、図12
に示すように、重要度入力ウィンドウ120によって、
ユーザからの指示に従って、各々の領域に対する重要度
を決定する処理を行う。このようにして各々のステップ
の処理を進め、各領域あるいはカテゴリーの重要度を設
定する。
【0110】次に、ステップ156において、各々の領
域の色の決定の処理を行う。ここでの領域色の決定処理
では、前述のような領域の画素数の判定基準によって、
領域面積に応じて配色を行う場合には、画素数により
“狭い”と“普通”と“広い”の判定を行い、その判定
結果に従って、配色ルールを適用して各々の領域の色付
けの決定を行う。この場合には、更に、重要度によって
配色ルールを適用して各々の領域の色付けの決定を行
う。
【0111】次に、ステップ157において、前の処理
ステップにおいて、決定した領域の色を付与して、実際
の文書に適用する処理を行い、次のステップ158にお
いて、適用された文書の表示を行う。そして、次のステ
ップ159において、表示された文書をユーザに提示し
て、その領域色付けの結果が良いか否かの確認入力を受
け付け、その内容を判定し、領域の色付けがなされた結
果が良ければ、ユーザからの確認を受けて、処理を終了
する。また、処理された結果をユーザが満足しなけれ
ば、ステップ150に戻り、ステップ150からの処理
を繰り返し行う。
【0112】つまり、これまでの処理で決められた領域
の色を、出力画像生成部4を制御して原稿画像に適用
し、その結果の文書画像データをプリントアウト部5の
出力画像メモリ15に載せて、プリントアウト部5によ
って出力する。この場合、出力画像メモリ15上の文書
画像データをディスプレイ装置の画面上などでプレビュ
ーし、その結果を作成者が満足しなければ、もう一度や
り直すことになる。
【0113】第3の実施例の図表処理装置と、第1の実
施例の図表処理装置との基本的な相違点は、同じ色にし
たい領域を集めたカテゴリーを指示できること、そして
重要度の指定ができることである。領域指定は、例え
ば、図3に示すように、色付け領域指定ウィンドウ30
により、領域Dおよび領域Eを選択して指示し、編集対
象の2つの領域の指定を行い、更に、図4に示すよう
に、領域色指定ウィンドウ40において、カラーパレッ
トの「緑」を指定すると、これらの領域が第1カテゴリ
ーとなり、この第1カテゴリーは緑色に塗るという指示
が完了する。また、図12に示すように、重要度入力ウ
ィンドウ120を用いて、各領域あるいはカテゴリーの
重要度を設定する。この操作を繰り返し、各領域(カテ
ゴリー)に色相と重要度を設定する。
【0114】各領域(カテゴリー)に色相と重要度が設
定されると、次に、重要度,色相に応じた配色ルール
(図13,図14)により、各領域(カテゴリー)の色
を決定する。ここで配色ルールに関しては、重要度が高
いほど、色の濃度を高くすることにより、重要度が高い
箇所の領域が目立つようになる。
【0115】図16は、重要度に応じて文書の各領域の
色の濃度が決定される場合の文書画像の領域の色付けを
説明する図である。この場合に、前述のように、重要度
入力ウィンドウ(120:図2)により、領域Aと領域
Bの重要度を高く指示した場合には、図16に示すよう
に、領域Aと領域Bの色の濃度が高く配色され、これら
領域Aと領域Bの領域が目立つ文書画像となる。
【0116】つまり、領域Aと領域Bの重要度が高く設
定された結果、配色ルールによる色付けの決定により、
領域Aの領域色は「濃い赤」と決定され、領域Bの領域
色は「濃い青」と決定される。また、領域C,領域D,
および領域Eの領域色は「薄い緑」と決定され、更に、
領域Fの領域色が「薄い青」と決定される。この色付の
状態を編集ウィンドウに表示すると、図16に示すよう
に、文書画像をプレビューする編集ウィンドウ160に
おいて、文書画像161における領域162は「濃い
赤」に着色され、領域163は「薄い緑」に着色され、
また、領域164は「濃い青」に着色されて表示され
る。また、領域165は「薄い青」に着色され、領域1
66および領域167は「薄い緑」に着色されて表示さ
れる。このようにして、文書画像の中の各々の領域につ
いては、重要度が高い領域ほど、色が濃く着色され、重
要度が低い領域ほど、色が薄く着色される。
【0117】第3の実施例の変形例について説明する。
第3の実施例のシステム要素についても、第1の実施例
のシステム要素と同様に、色およびカテゴリー指示部1
06は、原稿に色がついている場合、その原稿の色を読
み取り、その色自体を指示色とするようにもできる。閉
領域中に複数の色が入っている場合には、同じ色の画素
数が多い方の色を指示色とするか、あるいはユーザに対
してダイアログサブウィンドウを表示し、それによりい
ずれかの選択指示を受けて選択するようにしてもよい。
【0118】また、カテゴリーの指示については、同じ
カテゴリーとする幾つかの領域を指示した後、図11に
示すように、領域カテゴリー入力ウィンドウ110によ
り、カテゴリー番号を指示し、更に、当該カテゴリーの
領域に色付けする色を、図4に示すような領域色指定ウ
ィンドウ40により指示しているが、このカテゴリー番
号を指示する操作を省略して、先に、領域色指定ウィン
ドウ40により領域色を直接指示してもよい。この場合
は、指示した順にカテゴリー1、カテゴリー2、…とカ
テゴリー番号が自動的に割り振られていくことになる。
その後、他の同じカテゴリーとする領域を指定するよう
にすればよい。
【0119】また、配色規則保持部104に保持する配
色ルールについても、様々に変形できる。重要度による
配色ルールの基本規則として「重要度が高いほど彩度を
高くする」というように配色ルールを定めることもでき
る。また、重要度のパラメータによる配色ルールとし
て、カテゴリー指示のみで色相をユーザが指示していな
い場合、あるいは重要度が高いものには、「赤」,「ピ
ンク」,「オレンジ」などの進出色を用い、低いものに
「青」,「緑」などの後退色を用いるように予め配色ル
ールにより定めておいてもよい。
【0120】また、配色規則保持部104に保持する配
色ルールとして、面積と重要度の双方のパラメータによ
る配色を行うと、更に文書画像の品質を高品位とするた
めに大きな効果を得ることができる。これは、面積の広
さによる領域の目立ち方の揺れを解消した上で、重要な
領域をきちんと目立たせることができるからである。例
えば、図17は、領域面積と重要度に応じた濃度決定の
例を説明する図である。図17に示す編集ウィンドウ1
70においては、領域Aと領域Bに対して重要度を「高
い」と指示し、更に、各々の領域の面積については、領
域面積決定部13の動作により「領域A=普通,領域B
=狭い,領域C=普通,領域D=普通,領域E=普通,
領域F=広い」と認識した場合の各々の領域の色づけ例
である。領域Aは広い分、領域Bよりも薄い色で塗られ
る。また、領域Fは広いので、同じ濃さの色で塗られる
と目立ってしまうので一番薄い色で塗られることにな
る。
【0121】この結果、図17に示す文書画像をプレビ
ューする編集ウィンドウ170において、文書画像17
1における領域172は「やや濃い赤」に着色され、領
域173は「中くらいの緑」に着色され、また、領域1
74は「濃い青」に着色されて表示される。また、領域
175は「薄い青」に着色され、領域176および領域
177は「中くらいの緑」に着色されて表示される。
【0122】この場合、第1の実施例と同様に、濃度の
ほかに彩度や色相差を組み合せて表現すれば、より詳細
に領域の目立ち方を制御することができる。この時の配
色ルールの知識は、例えば、図14に示したような、面
積と重要度の組合せで色の濃度および彩度を決定するテ
ーブルになる。このような配色ルールによる領域の色付
けの例としては、図18に示すように、領域面積と重要
度に応じた濃度・彩度を決定する場合がある。図18に
示す文書画像をプレビューする編集ウィンドウ180に
おいては、図17に示す色付け例と同様に、予め、領域
Aと領域Bに対して重要度を「高い」と指示し、更に、
各々の領域の面積については、領域面積決定部13の動
作により「領域A=普通,領域B=狭い,領域C=普
通,領域D=普通,領域E=普通,領域F=広い」と認
識されている。その結果、文書画像181における領域
182は「中濃度高彩度赤」に着色され、領域183は
「中濃度中彩度緑」に着色され、また、領域184は
「高濃度高彩度青」に着色されて表示される。また、領
域185は「低濃度中彩度青」に着色され、領域186
および領域187は「中濃度中彩度緑」に着色されて表
示される。
【0123】このように、面積の違いを濃度の違いで相
殺し、重要である領域Aと領域Bのエリアを彩度を高く
することによって目立たせている。もちろん、目立たせ
方を彩度を用いずに色相差で行うようにしてもよい。つ
まり、重要度が「高い」に指定された部分は進出色に、
そうでない部分を後退色で示しても、同様に効果が上が
る。更に、濃度,彩度,色相差を同時に組み合せて色の
違いを表現する配色ルールとすれば、さらに詳細に目立
ち方のグレードを制御することができるようになる。
【0124】次に、色付け領域をカテゴライズして色付
けを行う場合の操作例について説明する。例えば、図1
9に示すように、文書画像メモリ上に領域A〜Gを持つ
原稿画像が読み込まれ、色付け領域指定ウィンドウ19
0に、原稿画像191が表示されているとする。これに
対し、カテゴリー指定のためのサブウィンドウ192を
開き、category1として領域Aを指定し、ca
tegory2として領域B,領域C,領域D,領域
E,領域F,領域Gを指定するように、ポインタカーソ
ル38を操作して、各々の領域に対してカテゴライズす
る指示を与えたとする。この場合、カテゴリーの色付け
として、同一カテゴリーの領域は同じ色で塗る配色ルー
ルの基本原則に従って、色付けを行うが、また、面積に
応じて広い領域は薄い色付けを行い、狭い領域は濃い色
付けを行う配色ルールの別の規則があるため、広い領域
と狭い領域が同一カテゴリー内にあった場合に、どちら
にあわせるかで配色が大きく変わる。
【0125】その場合の配色規則とする一つの考え方
が、例えば、同じ色の領域が多く存在すればそのカテゴ
リーは目立つので、領域面積の総和が大きいものを薄い
色で塗る配色規則を加えることである。これにより、適
切にそれぞれに複数の領域を含むカテゴリーに対する配
色を行える。この考え方に基づいた配色ルールによりカ
テゴライズされた領域の色付けを行った例を、図20に
示している。
【0126】図20は、カテゴリーに属する領域面積の
総和に応じた濃度決定の一例を説明する図である。この
場合には、各々のカテゴリー内の領域面積の総和で濃度
を決める配色ルールとするため、領域Aからなるカテゴ
リー“category1”の領域面積の総和よりも、
領域B,領域C,領域D,領域E,領域F,および領域
Gからなるカテゴリー“category2”の領域面
積の総和のほうが大きくなっており、したがって、カテ
ゴリー“category1”の領域203は「薄い
色」に着色され、カテゴリー“category2”の
各々の領域204は「もっと薄い色」に着色される。具
体的に、原稿画像がプレビューされる編集ウィンドウ2
00において、編集画像201のカテゴリー“cate
gory1”の領域203は「薄い青」に着色され、カ
テゴリー“category2”の複数の各領域204
は「とても薄い緑」に着色される。
【0127】また、配色規則とするもう一つの考え方
が、最も大きい領域の影響力が大きいので、その面積に
応じてカテゴリー全体の色付けを行おうという考え方で
ある。図21は、カテゴリー内の領域面積の最大値に応
じた濃度決定の一例を説明する図である。この場合に
は、各カテゴリー内の領域面積の最大値に応じて濃度を
決める配色ルールとするので、領域B,領域C,領域
D,領域E,領域F,および領域Gからなるカテゴリー
“category2”の中の領域面積の最大値より
も、領域Aからなるカテゴリー“category1”
の領域面積の最大値のほうが大きくなっており、したが
って、カテゴリー“category1”の領域213
は「薄い色」に着色され、カテゴリー“categor
y2”の各々の領域214は「中くらいの色」に着色さ
れる。具体的に、原稿画像がプレビューされる編集ウィ
ンドウ210において、編集画像211のカテゴリー
“category1”の領域213は「薄い青」に着
色され、カテゴリー“category2”の複数の各
領域204は「中くらいの緑」に着色される。
【0128】また、文書が複数ページに渡る場合、カテ
ゴリーづけが他のページにまたがっても構わない。この
場合は、全てのページを文書メモリに読み込み、一括し
て処理することによって、単一ページの文書と同様の処
理を行う。
【0129】(第4の実施例) 次に、前述した第2の実施例と同様に、本発明の図表処
理装置を複写機に適用した第3の実施例に対して、ワー
クステーションにおける文書処理装置に適用する場合を
第4の実施例として説明する。第4の実施例は、第3の
実施例で説明した複写機の例を、ワークステーション
(W/S)に適用したものである。
【0130】第4の実施例の図表処理装置の構成は、第
3の実施例の構成(図10)と同様となっている。ま
た、色およびカテゴリー指示部(106:図10)と重
要度決定部(107:図10)以外のそれぞれのシステ
ム要素は第2の実施例と同様の構成となっている。した
がって、第4の実施例の図表処理装置の説明では、繰り
返しの説明を避け、その相違点のみを説明するに留め
る。
【0131】第4の実施例の図表処理装置のシステム要
素の色およびカテゴリー指示部は、例えば、文書エディ
タ上の編集ウィンドウにおいて、図4に示したように、
領域色指定ウィンドウ40のサブウィンドウを開いて、
領域毎の色指定を行うか、あるいは、編集ウィンドウの
メニューバーから、色名メニューもしくはカラーパレッ
トを開き、ポインティングデバイスのマウス操作によっ
てポインタカーソルで指示することにより色指定を行
う。
【0132】また、原稿画像に色がついている場合、指
示領域の色属性を読み取り、その値を指示色とすること
もできる。また、各々の領域に色を直接指示しないで、
別に設定している色テーブルにより指定するようにして
もよい。また、同じ色にしたい領域が複数存在する場合
には、それらの領域をカテゴリーとして扱うことができ
る。そのときは、いくつかの領域を指示した後、図11
に示すような領域カテゴリー入力ウィンドウ110を用
いてカテゴリー番号などを指示する。また、いくつかの
領域を指示した後、図4に示すように領域色指定ウィン
ドウ40によって、その領域色の直接指示を行ってもよ
く、そして、もちろんカテゴリーの指示を行うこともで
きる。これらは前述の各実施例と同様である。いずれも
第4の実施例の場合、取り扱いデータがコード情報であ
る。
【0133】また、第4の実施例の図表処理装置のシス
テム要素の重要度決定部は、第3の実施例と同様に、作
成者が、各領域または各カテゴリーに対する重要度を決
定する処理モジュールである。この重要度決定部では、
重要度の入力を改めて行う場合と、色付け領域の入力時
に同時に重要度を入力する場合がある。いずれの場合で
あっても、作成者(ユーザ)はそれぞれの領域あるいは
カテゴリーに対して、例えば、図12に示すような重要
度入力ウィンドウ120を用いて、重要度を数値により
指定する。もしくは「高」,「中」,「低」などの言語
メニュー、もしくはスライダーの操作などにより入力す
ることになる。
【0134】また、重要度を作成者(ユーザ)の人手に
より入力する代わりに、データベースに保持されている
重要度情報に基づいて、各領域あるいはカテゴリーの重
要度を決定することもできる。例えば、データベースに
配布先が登録されており、その配布先とマッチするテキ
ストを含む領域を重要と判断し、その領域の重要度を高
くするというようにしてもよい。これらの処理は、ユー
ザが独自にカスタマイズした処理モジュールを用いて実
現する。
【0135】このように構成される第4の実施例の図表
処理装置の動作手順についても、第3の実施例の処理フ
ロー(図15)と同様である。また、原稿画像保持部の
動作は第2の実施例と同様であり、他の動作は複写機の
場合の第3の実施例と同様である。
【0136】(第5の実施例) これまでの第1の実施例〜第4の実施例の説明は、文書
画像の領域に対して色付けして高品位な文書画像を得る
ものであったが、色付けの色指定に替えて、ハッチング
の模様および濃度を指定するようにしてもよい。このよ
うに、ハッチング付けを行って、高品位な文書画像を得
る場合の図表処理装置の構成について、第5の実施例と
して説明する。
【0137】つまり、第5の実施例の図表処理装置にお
いては、ユーザが、文書画像中のハッチング付けしたい
領域と、各領域につけたいハッチングあるいは同じハッ
チングにしたい領域、同じハッチングにしたい複数の領
域の集合であるカテゴリー、各領域あるいはカテゴリー
の重要度を指示することにより、システムがハッチング
付け領域あるいはカテゴリーの面積・重要度に応じて、
ハッチング模様および濃度を決定して高品位画像を生成
するものである。
【0138】図22は、本発明の第5の実施例にかかる
図表処理装置の全体のシステム構成を示す図である。図
22において、1は原稿画像保持部、2は編集領域抽出
部、4は出力画像生成部、5はプリントアウト部、6は
編集領域指示部、11は文書画像メモリ、13は領域面
積決定部、15は出力画像メモリ、107は重要度決定
部、223はハッチング決定部、224はハッチング規
則保持部、226はハッチングおよびカテゴリー指示部
である。
【0139】図22に示す第5の実施例の図表処理装置
の構成において、第3の実施例の図表処理装置の構成の
システム要素と同じものは、同じ参照番号で示してい
る。すなわち、原稿画像保持部1,編集領域抽出部2,
出力画像生成部4,プリントアウト部5,編集領域指示
部6,文書画像メモリ11,領域面積決定部13,出力
画像メモリ15,および重要度決定部107は、第3の
実施例の図表処理装置のものと同じである。
【0140】第5の実施例の図表処理装置の構成におい
ては、第3の実施例(図10)の色およびカテゴリー指
示部106のシステム要素に替えて、ハッチングおよび
カテゴリー指示部226が設けられる。これに対応し
て、配色規則保持部104のシステム要素に替えて、ハ
ッチング規則保持部224のシステム要素が設けられ、
ここに、ハッチング,カテゴリー,重要度の各パラメー
タからハッチング付けを決定するハッチング付与ルール
が保持されており、ハッチング決定部223が、ハッチ
ング付与ルールに従って、各々の領域の面積,カテゴリ
ー,重要度などに対応して各々の領域に付与するハッチ
ングのハッチング濃度(網点濃度)を決定する。
【0141】つまり、第5の実施例の図表処理装置にお
いては、第3の実施例の図表処理装置の色付けに替え
て、ハッチング付けを行うが、色付けとハッチング付け
によって異なる点について説明を行うと、色付けの場合
には、色の濃度,彩度,色相の差の3つのパラメータを
操作したが、ハッチングでは濃度(網点濃度)のみを操
作する。つまり、色付けで濃度の高いものを用いる替わ
りに、網点濃度の高いものを用いる。または、斜線間隔
の短いものを用いる。その他に、ハッチングの斜線の太
いもの、ハッチングの重ね数が多いもの、ハッチング濃
度の高い種類(模様)のものなどを用いる。
【0142】次に、第5の実施例の図表処理装置を構成
する各々のシステム要素について説明する。ハッチング
およびカテゴリー指示部106は、作成者(ユーザ)か
ら、ハッチング付けを行う領域に対して、ハッチング付
けするハッチングの種類、あるいは同じハッチングにし
たい領域のグループ(カテゴリー)の指示を受け付け
る。例えば、文書画像において、同じハッチングにした
い領域が複数存在する場合、それらの領域をカテゴリー
として扱うため、それぞれの領域に対して、同じカテゴ
リーとして扱う領域に対して、それぞれのカテゴリーを
指示する。
【0143】図23は、ハッチングおよびカテゴリー指
示部226によるハッチング指定ウィンドウの一例を示
す図である。図23を参照して、領域に対するハッチン
グおよびカテゴリー指定の操作について説明する。ま
ず、編集する対象の領域を、例えば、編集領域指示部6
により、図3に示す色付け領域指定ウィンドウ30のよ
うな領域指示ウィンドウにより指定した後、図23に示
すように、ハッチング指定ウィンドウ230によって、
それぞれに領域に対するハッチングの種類231および
カテゴリー番号232をポインタカーソル38の操作に
より指定する。つまり、いくつかの領域を指定した後、
ハッチング指定ウィンドウ230を用いてハッチングの
種類およびカテゴリー番号を指示する。これにより、指
定された複数の領域に対して同じカテゴリー番号が付与
されると共に、そのカテゴリーに対するハッチングの種
類が指定される。
【0144】また、各々のカテゴリー(複数の領域)に
対するハッチングの指示は、図24に示すように、ハッ
チング詳細指定ウィンドウ240により、領域に対して
ハッチング付けするハッチングの詳細となる網点濃度,
斜線間隔,斜線の太さ,ハッチングの重ね合せ,ハッチ
ングの種類の各々のハッチング属性241を指定するよ
うにしてもよい。また、各カテゴリーに対して、ハッチ
ングの名前の指定によりハッチングの種類を指示するよ
うにしてもよい。
【0145】第5の実施例のハッチング規則保持部22
4に保持されるハッチング付与ルールは、重要度,ハッ
チングの種類,面積のパラメータの対応して、ハッチン
グの濃度を規定しているルールとなる。つまり、第5の
実施例のハッチング付与ルールでは、領域の面積,重要
度に合わせてハッチングの網点の濃度を決定する。図2
4のハッチング詳細指定ウィンドウ240に示されるよ
うに、ハッチングの詳細の種類では、網点濃度の濃さを
使ったもの、斜線間隔の短さを使ったもの、斜線の太さ
を使ったもの、ハッチングの重ね合わせ数を使ったも
の、ハッチングの種類で濃いものと薄いものなどが用意
されている。このため、ハッチング付与ルールでは「面
積が広い領域はハッチングの濃度を薄く、面積が狭い領
域はハッチングの濃度を濃く、また、重要度が低い領域
はハッチングの濃度を薄く、重要度が高い領域はハッチ
ングの濃度を濃く」というルールでハッチングの詳細の
種類が決められる。
【0146】図25は、本発明の第5の実施例にかかる
図表処理装置の制御部による領域のハッチング付け処理
の処理フローを示すフローチャートである。図25のフ
ローチャートを参照して、第5の実施例の図表処理装置
の制御部による処理を説明する。第5の実施例のハッチ
ング付けの処理フローは、基本的には、第3の実施例の
処理フローと同様であるが、第3の実施例との違いは、
領域の色付けの替わりに編集対象の領域に対してハッチ
ングを付与することである。
【0147】処理を開始すると、まず、ステップ250
において、編集箇所の入力処理を行う。その場合に、ス
キャナを制御して、まず、原稿画像を原稿画像保持部1
の文書画像メモリ11に読み込ませて、次に、編集領域
指示部6を制御して、文書画像メモリ11上の画像デー
タを、編集領域指定ウィンドウに表示し、その中で、ハ
ッチング付けを行う対象領域の指定の指示を受け付け、
更に、その場合の対象領域にハッチング付与を行うハッ
チングの種類の指定を、例えば、図24に示すように、
ハッチング詳細指定ウィンドウ240を表示して直接に
行う。
【0148】次に、ステップ251において、カテゴリ
ーが有るか否かを判定する。カテゴリーが有る場合に
は、次に、ステップ252に進み、カテゴリーに対する
ハッチング指定の入力を行う。このハッチング指定の入
力は、例えば、図23に示すように、ハッチング指定ウ
ィンドウ230を表示して行う。次に、ステップ253
に進む。また、カテゴリーがない場合には、そのまま、
ステップ253に進み、ステップ253において、編集
領域の抽出処理を行う。すなわち、編集領域の指示を受
けると、前述の場合と同様に、次に編集領域抽出部2を
制御して、編集領域の抽出処理を行う。
【0149】次に、ステップ254において、編集領域
の面積を決定する処理を行う。この領域の面積の決定処
理では、前述の場合と同様に、図6に示すように、編集
領域の抽出処理で抽出された閉領域の内部を主走査方向
に画素数を数える処理を行い、それを閉領域内部の全て
に対して副走査方向に行うように処理を進め、こうして
得られる閉領域内の画素の総数をその閉領域の面積とす
る。
【0150】次に、ステップ255において、編集領域
の重要度を決定する処理を行う。この領域の重要度の決
定処理では、重要度決定部107を制御して、図12に
示すように、重要度入力ウィンドウ120によって、ユ
ーザからの指示に従って、各々の領域に対する重要度を
決定する処理を行う。このようにして各々のステップの
処理を進め、各領域あるいはカテゴリーの重要度を設定
する。
【0151】次に、ステップ256において、各々の領
域に付与するハッチングの決定の処理を行う。ここでの
領域のハッチングの決定処理では、前述のような領域の
画素数の判定基準によって、領域面積に応じてハッチン
グの濃度の決定を行う場合には、画素数により“狭い”
と“普通”と“広い”の判定を行い、その判定結果に従
って、ハッチング付与ルールを適用して各々の領域のハ
ッチングの濃度の決定を行う。この場合には、更に、重
要度によって配色ルールを適用して各々の領域に対する
ハッチングの濃度の決定を行う。
【0152】次に、ステップ257において、前の処理
ステップにおいて、決定した領域のハッチングを付与し
て、実際の文書に適用する処理を行い、次のステップ2
58において、適用された文書の表示を行う。そして、
次のステップ259において、表示された文書をユーザ
に提示して、その領域のハッチング付与の結果が良いか
否かの確認入力を受け付け、その内容を判定し、領域の
色付けがなされた結果が良ければ、ユーザからの確認を
受けて、処理を終了する。また、処理された結果をユー
ザが満足しなければ、ステップ250に戻り、ステップ
250からの処理を繰り返し行う。
【0153】つまり、これまでの処理で決められた領域
に付与するハッチングの種類を、出力画像生成部4を制
御して原稿画像に適用し、その結果の文書画像データを
プリントアウト部5の出力画像メモリ15に載せて、プ
リントアウト部5によって出力する。この場合、出力画
像メモリ15上の文書画像データをディスプレイ装置の
画面上などでプレビューし、その結果を作成者が満足し
なければ、もう一度やり直すことになる。
【0154】
【発明の効果】(1)以上の説明から明らかなように、
本発明によれば、作成者(ユーザ)は文書中の色付けし
たい領域を指示する、もしくは色付けしたい領域に適当
な色を指定するだけで、文書中の各領域の面積にあった
色付けがなされ、色付けされた各領域の目立ち方が均一
に保たれ、結果として高品位なカラー文書を得ることが
できる。 (2)また、作成者は文書中の色付けしたい領域を指示
する、もしくは色付けしたい領域に適当な色を指定し、
さらに領域の重要度を指示することにより、文書中の各
領域の重要度にあった色付けがなされる。この場合、色
付けされた各領域の目立ち方が重要度によって決まるの
で、結果として意図の反映した高品位なカラー文書を得
ることができる。 (3)また、色付けしたい領域と、その領域の重要度を
指示することにより、文書中の各領域の面積と重要度を
考慮した色付けがなされる。したがって、色付け領域の
面積に依存せずに各領域の目立ち方を重要度によって決
めることができるようになり、この結果として意図の反
映した高品位なカラー文書を得ることができる。 (4)また、面積の広いところは濃度を低く、あるいは
青,緑などの後退色を用い、狭いところは濃度あるいは
彩度を高く、あるいは赤,黄色などの進出色を用いるこ
とによって、色付けされた各領域の目立ち方を均一に保
つように配色を制御し、あるいは重要度の高いところは
濃度あるいは彩度を高く、あるいは青,緑などの後退色
を用い、重要度の低いところは濃度あるいは彩度を低
く、あるいは赤,黄色などの進出色を用いることによ
り、各領域の目立ち方を制御することにより、その結果
として高品位なカラー文書を得ることができる。 (5)また、領域の面積に応じてハッチングの種類を変
えることにより、文書中の各領域の面積を考慮したハッ
チング付けがなされ、ハッチング領域の面積に依存せず
に各領域の目立ち方が均一に保たれ、結果として高品位
なハッチング文書を得ることができる。 (6)また、作成者は文書中のハッチング付けしたい領
域を指示するか、もしくはハッチング付けしたい領域に
適当なハッチングを指定し、更に、領域の重要度を指示
することにより、文書中の各領域の重要度にあったハッ
チング付けがなされ、ハッチング付けされた各領域の目
立ち方が重要度によって決まるので、結果として意図の
反映した高品位なハッチング文書を得ることができる。 (7)また、ハッチング付けしたい領域と領域の重要度
を指示することにより、文書中の各領域の面積と重要度
を考慮したハッチング付けがなされ、ハッチング付け領
域の面積に依存せずに、各領域の目立ち方を重要度によ
って決めることができるようになり、その結果として意
図の反映した高品位なハッチング文書を得ることができ
る。 (8)また、カテゴライズされた領域の面積や重要度を
まとめて決定し、それに応じてカテゴリー内の領域の色
属性に差を付けることにより、カテゴリーの目立ち方を
均一に保ち、あるいはカテゴリーの目立ち方を重要度に
よって制御することができる。 (9)また、カテゴライズされた領域の面積や重要度を
まとめて決定し、それに応じてカテゴリー内の領域のハ
ッチングの濃度属性に差を付けることにより、カテゴリ
ーの目立ち方を均一に保ち、あるいはカテゴリーの目立
ち方を重要度によって制御することができる。 (10)この場合に、カテゴライズされた領域の面積を
カテゴリー内の領域の面積の総和とすることにより、各
カテゴリー全体の目立ち方を均一に保つことができる。 (11)また、カテゴライズされた領域の面積をカテゴ
リー内の領域の最大面積とすることにより、各カテゴリ
ーのマジョリティである領域の目立ち方を均一に保つこ
とができる。 (12)また、面積の広いところはハッチングの網点濃
度を低く、あるいはハッチング間隔を広く、あるいはハ
ッチング重ね数を少なくし、狭いところは網点濃度を高
く、あるいはハッチング間隔を狭く、あるいはハッチン
グ重ね数を多くすることによって、ハッチング付けされ
た各領域の目立ち方を均一に保ち、あるいは重要度の高
いところは網点濃度を高く、あるいはハッチング間隔を
狭く、あるいはハッチング重ね数を多くし、重要度の低
いところは網点濃度を低く、あるいはハッチング間隔を
広く、あるいはハッチング重ね数を少なくすることによ
って、各領域の目立ち方を制御し、結果として高品位な
ハッチング文書を得ることができる。 (13)また、面積の広いところは濃度の低いハッチン
グを付け、狭いところは濃度の高いハッチングを付ける
ことによって、ハッチング付けされた各領域の目立ち方
を均一に保ち、あるいは重要度の高いところには、濃度
の高いハッチングを付け、重要度の低いところは、濃度
の低いハッチングを付けることにより、各領域の目立ち
方を制御することにより、結果として高品位なハッチン
グ文書を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の第1の実施例にかかる図表処
理装置の全体のシステム構成を示す図、
【図2】 図2は文書画像メモリにおけるカラー画像デ
ータの表現形式を説明する図、
【図3】 図3は編集領域指示部6による色付け領域指
定ウィンドウの一例を示す図、
【図4】 図4は領域色指示部7による領域色指定ウィ
ンドウの一例を示す図、
【図5】 図5は配色規則保持部12が保持する配色ル
ールの例を説明する図、
【図6】 図6は領域面積決定部13による領域面積決
定の処理を説明する図、
【図7】 図7は本発明の第1の実施例にかかる図表処
理装置の制御部による領域の色付け処理の処理フローを
示すフローチャート、
【図8】 図8は領域面積に応じて文書の各領域の色の
濃度が決定される場合の文書画像の領域の色付けを説明
する図、
【図9】 図9は領域面積に応じて文書の各領域の色の
濃度および彩度が決定される場合の文書画像の領域の色
付けの例を説明する図、
【図10】 図10は本発明の第3の実施例にかかる図
表処理装置の全体のシステム構成を示す図、
【図11】 図11は色およびカテゴリー指示部106
による領域カテゴリー入力ウィンドウの一例を示す図、
【図12】 図12は重要度決定部107による重要度
入力ウィンドウの一例を示す図、
【図13】 図13は第3の実施例の配色規則保持部1
04が保持する配色ルールの第1の例を説明する図、
【図14】 図14は第3の実施例の配色規則保持部1
04が保持する配色ルールの第2の例を説明する図、
【図15】 図15は本発明の第3の実施例にかかる図
表処理装置の制御部による領域の色付け処理の処理フロ
ーを示すフローチャート、
【図16】 図16は重要度に応じて文書の各領域の色
の濃度が決定される場合の文書画像の領域の色付けを説
明する図、
【図17】 図17は領域面積と重要度に応じた濃度の
決定の例を説明する図、
【図18】 図18は領域面積と重要度に応じた濃度お
よび彩度の決定の一例を説明する図、
【図19】 図19は色付け領域をカテゴライズして色
付けを行う場合の操作例について説明する図、
【図20】 図20はカテゴリーに属する領域面積の総
和に応じた濃度決定の一例を説明する図、
【図21】 図21はカテゴリー内の領域面積の最大値
に応じた濃度決定の一例を説明する図、
【図22】 図22は本発明の第5の実施例にかかる図
表処理装置の全体のシステム構成を示す図、
【図23】 図23はハッチングおよびカテゴリー指示
部226によるハッチング指定ウィンドウの一例を示す
図、
【図24】 図24はハッチング詳細指定ウィンドウの
一例を示す図、
【図25】 図25は本発明の第5の実施例にかかる図
表処理装置の制御部による領域のハッチング付け処理の
処理フローを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…原稿画像保持部、2…編集領域抽出部、3…領域色
決定部、4…出力画像生成部、5…プリントアウト部、
6…編集領域指示部、7…領域色指示部、11…文書画
像メモリ、12…配色規別保持部、13…領域面積決定
部、15…出力画像メモリ、21…文書原稿、22…デ
ジタルカラー画像データ、30…色付け領域指定ウィン
ドウ、31…スキャン画像、32〜37…色付け編集す
る領域、38…ポインタカーソル、40…領域色指定ウ
ィンドウ、41…カラーパレット、50…配色ルール、
51…色付け領域の面積、52…色付けする色相、61
…閉領域、62…画素数の総和、80…編集ウィンド
ウ、81…文書画像、82〜87…領域、90…編集ウ
ィンドウ、91…文書画像、92〜97…領域、103
…領域色決定部、104…配色規則保持部、106…色
およびカテゴリー指示部、107…重要度決定部、11
0…領域カテゴリー入力ウィンドウ、111…カテゴリ
ー番号、120…重要度入力ウィンドウ、121…重要
度の言語メニューボタン、130…配色ルール、131
…重要度、132…色相、140…配色ルール、141
…面積と重要度の組合せ、142…色相、160…編集
ウィンドウ、161…文書画像、162〜167…領
域、170…編集ウィンドウ、171…文書画像、17
2〜177…領域、180…編集ウィンドウ、181…
文書画像、182〜187…領域、190…色付け領域
指定ウィンドウ、191…原稿画像、192…カテゴリ
ーサブウィンドウ、223…ハッチング決定部、224
…ハッチング規則保持部、226…ハッチングおよびカ
テゴリー指示部、230…ハッチング指定ウィンドウ、
231…ハッチングの種類、232…カテゴリー番号、
240…ハッチング詳細指定ウィンドウ、241…ハッ
チングの属性
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−220101(JP,A) 特開 昭61−90261(JP,A) 特開 平2−90138(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 11/60 100 G06T 11/60 120 G06F 17/21 546 特許ファイル(PATOLIS) JICSTファイル(JOIS) WPI/L(QUESTEL) EPAT(QUESTEL)

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像を保持する原稿画像保持手段
    と、 前記原稿画像保持手段に保持された文書画像中の色付け
    領域を抽出する領域抽出手段と、 前記領域抽出手段により抽出された複数の領域に対し、
    個々の色付け領域の面積に応じて領域の色属性に差を付
    けた領域色を決定する領域色決定手段と、 前記文書画像保持手段に保持された画像について、前記
    領域抽出手段により抽出された領域に対して前記領域色
    決定手段により決定された色属性を付与した出力画像を
    生成する出力画像生成手段とを有することを特徴とする
    図表処理装置。
  2. 【請求項2】 原稿画像を保持する原稿画像保持手段
    と、 前記原稿画像保持手段に保持された文書画像中の色付け
    領域を抽出する領域抽出手段と、 前記領域抽出手段により抽出された複数の色付け領域に
    対し個々の色付け領域の目立たせる基準を与える重要度
    を決定する重要度決定手段と、 前記領域抽出手段により抽出された複数の領域に対し前
    記重要度決定手段により決定された重要度に応じて個々
    の色付け領域に対して色属性に差を付けた領域色を決定
    する領域色決定手段と、 前記文書画像保持手段に保持された画像について前記領
    域抽出手段により抽出された領域に対して前記領域色決
    定手段により決定された色属性を付与した出力画像を生
    成する出力画像生成手段とを有する図表処理装置におい
    て、 前記領域色決定手段は、前記領域抽出手段により抽出さ
    れた複数の領域に対し、前記重要度決定手段により決定
    された重要度と色付け領域の面積の双方に対応して、個
    々の色付け領域に対して色属性の差を付けた領域色を決
    定することを特徴とする図表処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の図表処理装置におい
    て、 前記領域色決定手段によって領域の色属性の差を付ける
    場合の当該色属性として、少なくとも、濃度差,彩度
    差,色相差の1つを用いることを特徴とする図表処理装
    置。
  4. 【請求項4】 原稿画像を保持する原稿画像保持手段
    と、 前記原稿画像保持手段に保持された文書画像中のハッチ
    ング付けを行う複数の領域を抽出する領域抽出手段と、 前記領域抽出手段により抽出された複数の領域に対し個
    々の領域の面積に応じてハッチングの濃度属性に差を付
    けたハッチングを決定するハッチング決定手段と、 前記文書画像保持手段に保持された画像について前記領
    域抽出手段により抽出された領域に対して前記ハッチン
    グ決定手段により決定されたハッチングを付与した出力
    画像を生成する出力画像生成手段と、 を有することを特徴とする図表処理装置。
  5. 【請求項5】 原稿画像を保持する原稿画像保持手段
    と、 前記原稿画像保持手段に保持された文書画像中のハッチ
    ング付けを行う複数の領域を抽出する領域抽出手段と、 前記領域抽出手段により抽出された複数の領域に対し、
    個々の領域の目立たせる基準を与える重要度を決定する
    重要度決定手段と、 前記領域抽出手段により抽出された複数の領域に対し、
    前記重要度決定手段により決定された重要度に応じてハ
    ッチングの濃度属性に差を付けたハッチングを決定する
    ハッチング決定手段と、 前記文書画像保持手段に保持された画像について、前記
    領域抽出手段により抽出された領域に対して前記ハッチ
    ング決定手段により決定されたハッチングを付与した出
    力画像を生成する出力画像生成手段と、 を有する図表処理装置において、 前記ハッチング決定手段は、前記領域抽出手段により抽
    出された複数の領域に対し、前記重要度決定手段により
    決定された重要度と抽出された領域の面積の双方に対応
    して、個々の領域に対して濃度属性を持つハッチングを
    決定することを特徴とする図表処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の図表処理装置におい
    て、 前記領域色決定手段は、複数の領域を1つのカテゴリー
    とみなし、各カテゴリー内の全ての領域の少なくとも面
    積または重要度のいずれかに応じて、各カテゴリーの特
    徴を決定し、前記各カテゴリーの特徴に応じて各カテゴ
    リー内の領域の色属性に差を付けた領域色を決定するこ
    とを特徴とする図表処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項4に記載の図表処理装置におい
    て、 前記ハッチング決定手段は、複数の領域を1つのカテゴ
    リーとみなし、各カテゴリー内の全ての領域の少なくと
    も面積または重要度のいずれかに応じて、各カテゴリー
    の特徴を決定し、前記各カテゴリーの特徴に応じて各カ
    テゴリー内の領域のハッチングの濃度属性に差を付けた
    ハッチングを決定することを特徴とする図表処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項6または7に記載の図表処理装置
    において、 各カテゴリーの特徴は、カテゴリー内の全ての領域の面
    積の総和とすることを特徴とする図表処理装置。
  9. 【請求項9】 請求項6または7に記載の図表処理装置
    において、 各カテゴリーの特徴は、カテゴリー内の全ての領域の面
    積の最大値とすることを特徴とする図表処理装置。
  10. 【請求項10】 請求項6または7に記載の図表処理装
    置において、 前記ハッチング決定手段は、少なくとも網点の濃度差,
    ハッチング間隔の差,ハッチング線の太さの差,ハッチ
    ングを重ねる数の差のいずれかにより領域のハッチング
    の濃度属性に差を付けることを特徴とする図表処理装
    置。
  11. 【請求項11】 請求項6または7に記載の図表処理装
    置において、 前記ハッチング決定手段は、濃度差のあるハッチングを
    選択することにより領域のハッチングの濃度属性に差を
    付けることを特徴とする図表処理装置。
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