JPH0787302A - 文書処理装置 - Google Patents

文書処理装置

Info

Publication number
JPH0787302A
JPH0787302A JP5252115A JP25211593A JPH0787302A JP H0787302 A JPH0787302 A JP H0787302A JP 5252115 A JP5252115 A JP 5252115A JP 25211593 A JP25211593 A JP 25211593A JP H0787302 A JPH0787302 A JP H0787302A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gradation
image
document
area
color
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5252115A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiko Nomura
恭彦 野村
Masakazu Fujimoto
正和 藤本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP5252115A priority Critical patent/JPH0787302A/ja
Publication of JPH0787302A publication Critical patent/JPH0787302A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Document Processing Apparatus (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)
  • Processing Or Creating Images (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 紙面上の任意の閉領域に、容易な操作によっ
て様々なパターンのグラデーションを施す。 【構成】 グラデーションをかける領域とグラデーショ
ンの方向を指示するグラデーションベクトル指示手段1
2と、その指示に応じて、前記文書画像から対象領域に
外接する矩形を抽出する対象領域外接矩形抽出手段13
と、グラデーションの内容(基準となる始点・終点の色
や、グラデーションの段階数、グラデーションパターン
など)を指示するするグラデーション内容指示手段14
と、その指示されたグラデーション内容情報に従って、
前記対象領域外接矩形抽出手段によって抽出された領域
画像を加工してグラデーション画像を生成するグラデー
ション画像生成手段15と、生成されたグラデーション
画像から、必要な対象領域のみを切り出す対象領域切り
出し手段16と、その切り出されたグラデーション画像
と、前記文書画像を合成し、出力画像を生成する出力画
像生成手段17とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、利用者の簡単な指示を
受けて文書の任意の領域に所望のグラデーションを施し
出力する機能を有する文書処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、紙の文書を読みとり、それを加工
して出力するという機能に対応する機器としては複写機
がある。複写機の基本機能はあくまでも原稿を忠実に再
現した文書を出力することにあるが、デジタル複写機の
普及とともに、例えば特開平2−223275号公報に
開示されている複写機のように文書の加工機能を持つも
のも現れるようになってきた。特に、近年のカラー複写
機の普及とともに、このような文書の色を変換したり白
黒文書に色をつけたりする機会が多くなってきている。
【0003】複写機上での色づけ指示方法には、編集パ
ッド上に原稿を置いて編集ペンで指示する方法と、マー
カペンを用いる方法がある。領域の指示は、閉領域内に
プロットを行うことによって閉領域を指定する、または
自由曲線を描きその内側を塗るよう指定するなどにより
達成される。閉領域塗りつぶしや閉領域中抜き等に関し
ては、例えば特開平3−189878号公報に開示され
ている技術により、塗りつぶしを行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の複写機
の色づけ機能では、基本的には同一領域内は一つの色で
しか塗りつぶすことができなかった。どうしても塗り分
けを行いたい場合は、領域を細線で区切って各々を塗り
分ける、または領域内に自由曲線内塗りつぶしを並べて
行うなど、次善の策を講じる必要があった。特に、グラ
デーションをかけるような場合は、異なる色の間に細線
が入れるわけにもいかず、自由曲線で順に濃度を変えて
塗っていくにはあまりに手間がかかってしまい、容易に
行うことができなかった。さらに、濃度を変えての塗り
分けの手間を惜しまなかったとしても、同一系統色のグ
ラデーションであれば手作業で各色を指定することは可
能であるが、黄色から順に青に変わっていくグラデーシ
ョンなどを指示することは非常に困難であった。
【0005】本発明は、以上のような事情に考慮してな
されたものであり、その目的とするところは、文書処理
装置において、紙面上の任意の閉領域に、容易な操作に
よって様々なパターンのグラデーションを施す機能を提
供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1)は、
デジタル画像として入力された原稿文書を保持するため
の文書画像保持手段11(図2の211、図10の10
11、図15の1511、図17の1711)と、原稿
文書に対して、グラデーションをかける領域とグラデー
ションの方向を指示するグラデーションベクトル指示手
段12(図2の22、図10の102、図15の15
2、図17の172)と、前記グラデーションベクトル
指示手段による指示に応じて、前記文書画像保持手段に
保持されている文書画像から対象領域に外接する矩形を
抽出する対象領域外接矩形抽出手段13(図2の23、
図10の103、図15の153、図17の173)
と、グラデーションの内容(基準となる始点・終点の色
や、グラデーションの段階数、グラデーションパターン
など)を指示するするグラデーション内容指示手段14
(図2の24、図10の104,109、図15の15
4,159、図17の174)と、前記グラデーション
内容指示手段によって指示されたグラデーション内容情
報に従って、前記対象領域外接矩形抽出手段によって抽
出された領域画像を加工してグラデーション画像を生成
するグラデーション画像生成手段15(図2の25、図
10の105、図15の155、図17の175)と、
そのグラデーション画像生成手段によって生成された画
像から、必要な対象領域のみを切り出す対象領域切り出
し手段16(図2の26、図10の106、図15の1
56、図17の176)と、その対象領域切り出し手段
により切り出されたグラデーション画像と、前記文書画
像保持手段により保持された文書画像を合成し、出力画
像を生成する出力画像生成手段17(図2の27、図1
0の107、図15の157、図17の177)と、そ
の出力画像生成手段が生成した文書画像を可視化メディ
ア上に可視化する可視化手段18(図2の28、図10
の108、図15の158、図17の178)と、を備
えた文書処理装置である。
【0007】なお、上記発明の構成において、グラデー
ションベクトル指示手段は、具体的な態様としては、グ
ラデーションをかける領域と方向を利用者の指示により
入力する処理を行うグラデーションベクトル指示入力モ
ジュール22,102,152や、原稿上にプロットさ
れたマーカ色を読み取り、グラデーションをかける領域
とその方向を指示するグラデーションベクトル抽出モジ
ュール172として実現できる。また、グラデーション
内容指示手段は、次のような具体的態様として実現でき
る。 (1) 各々のグラデーション領域に対して、始点の色
と終点の色、そして領域数を利用者の指示により決定す
る処理を行うグラデーションパラメータ指示入力モジュ
ール(第1実施例の24) (2) そのようなグラデーションパラメータ指示入力
モジュールに加えて、グラデーションの各段階の間隔を
いくつかのパターンから選択することによってグラデー
ション間隔を決める、またはグラデーションの間隔や色
変化の割合を絶対指示するグラデーションパターン指示
入力モジュール(第2実施例の104,109)、 (3) 前記グラデーションパラメータ指示入力モジュ
ールに加えて、グラデーションの各領域に割当てる色の
明度を計算することにより、その領域の明るさにあった
領域幅の決定を行うグラデーション間隔決定手段。
【0008】
【作用】文書画像保持手段11に保持された原稿文書画
像に対して、グラデーションベクトル指示手段12は利
用者の指示したグラデーションをかける対象領域とその
方向を示す情報を対象領域外接矩形手段13に渡し、対
象領域外接矩形抽出手段13はその対象領域に外接する
矩形領域を文書画像から抽出する。また、グラデーショ
ン内容指示手段14は利用者の指示したグラデーション
の内容、即ち、基準となる始点・終点の色や、グラデー
ションの段階数、グラデーションパターンなどの情報を
グラデーション画像生成手段15に受け渡す。グラデー
ション画像生成手段15は対象領域の外接矩形領域に対
して、指定されたグラデーション内容に従ってグラデー
ションの処理を施す。生成されたグラデーション画像は
対象領域切り出し手段16により対象領域部分が切り出
され、文書画像と合成され、可視化手段により可視化さ
れる。本発明によれば利用者は、紙等に書かれた既存の
文書に対し、位置の指示と表示メッセージに従った選択
を行うといった簡単な操作を行うだけで、容易に自分の
意図にあったグラデーションを施した高品質文書を作成
することができる。
【0009】
【実施例】(第1の実施例) 〈第1の実施例の構成の説明〉図1は、第1の実施例の
文書処理装置のブロック図を示すものである。この文書
処理装置は、原稿画像入力モジュール21、グラデーシ
ョンベクトル指示入力モジュール22、対象領域外接矩
形抽出モジュール23、グラデーションパラメータ指示
入力モジュール24、グラデーション画像生成モジュー
ル25、対象領域切り出しモジュール26、出力画像生
成モジュール27、および可視化手段であるプリントア
ウトモジュール28を備えている。
【0010】原稿画像入力モジュール21は、イメージ
スキャナ等の原稿文書をデジタル画像として入力する手
段であり、取り込みを行った二値のデジタル画像を保持
するため入力画像メモリ211を有する。
【0011】グラデーションベクトル指示入力モジュー
ル22は、グラデーションをかける領域と方向を指示す
る処理である。原稿を編集パッド上に置き、編集指示ペ
ンで領域内の2点をポイントする方法、もしくは入力画
像メモリ上に保持された文書画像を液晶ディスプレイ等
に表示し、電子ペン等のポインティングデバイスにより
指示を行う方法などにより実現される。図3に示したよ
うに、最初にプロットした点をA点、もう一つをB点と
すると、ベクトルの指示は、2点を順にプロットする方
法以外にも、実線を引くことによって行う方法もある。
実線を引いた場合は引き出した点がA点、引き終わった
点がB点と判断される。
【0012】対象領域外接矩形抽出モジュール23は、
指定された閉領域を囲む最小の矩形を抽出する処理であ
る。まず、対象領域の外郭線座標を例えば特開平3−1
89878号公報に開示されている技術により抽出し、
入力画像メモリとは別のワークメモリに保持する。そし
て、画像の主走査方向・副走査方向に平行な辺を持ち、
対象となる指定点を含む閉領域を囲む最小矩形を探す。
これは、例えば特開昭64−15889号公報あるいは
特公昭61−32712号公報に示されている領域分割
処理技術により達成される。この処理を行う前に傾き補
正等の前処理を行ってもよいことは言うまでもない。
【0013】グラデーションパラメータ指示入力モジュ
ール24は、各々のグラデーション領域に対して、始点
の色と終点の色、そして領域数を指示する処理である。
例えば、図4に示したように、色指定は始点と終点を順
にカラーパレットで選択し、それをマゼンダ・シアン・
イエローの各色ごとに上下ボタンで微調整する。カラー
パレットを選択せずに最初から上下ボタンで決定して
も、もちろん構わない。この他にも、プラテン上で色を
読み込ませることによっても、色の指定を行うことがで
きる。領域数も同様に上下ボタンで指示する。始点の色
は、外接矩形を領域数で均等分した時のA点側の端の領
域の色となり、終点の色は、B点側の端の領域色とな
る。グラデーション方向には、自由方向ベクトル指定と
水平方向ベクトル指定の2通りが用意されている。自由
方向ベクトル指定を行うと、指定したベクトル方向に鉛
直にグラデーションがかかり、水平方向ベクトル指定を
行うと、グラデーションは必ず主走査方向もしくは副走
査方向に平行にかかる。自由方向ベクトルと水平方向ベ
クトルの指示は、各々のグラデーション領域について、
図4に示すような液晶ディスプレイ等に表示したボタン
等により行う。
【0014】グラデーション画像生成モジュール25
は、グラデーションパラメータ指示入力モジュール24
によって指示された始点と終点の色と領域数にあわせ
て、各領域の色のYMC値を決定し、外接矩形内にグラ
デーション画像を生成する処理を行う。但し、YMC値
とは、インクやコピーのトナーの色を決定する3原色
で、イエロー、マゼンダ、シアンの各色の値を0〜10
0%で表したものである。図5に色を当てはめた例を示
す。始点と終点の色が決まれば、各YMC値を均等に分
割して各領域の色を決める。但し、割り切れずに小数点
以下が付いた場合は、四捨五入等を行い、整数化する。
図6のように、ワークメモリ上に保持された対象領域の
外接矩形に対し、等間隔に分けたエリアを指定色で塗っ
ていく。
【0015】対象領域切り出しモジュール26は、外接
矩形中の閉領域を切り出し、グラデーションを施した指
定画像を生成する処理である。特開平3−189878
号公報に示される技術を用い、ワークメモリ上の対象領
域部分のみの色情報を出力画像メモリにうつすことによ
って実現される。
【0016】出力画像生成モジュール27は、出力画像
メモリ上の対象領域切り出しモジュール26により抽出
されたグラデーション画像と、入力画像メモリ上の文書
画像を合成する処理で、合成された画像は出力画像メモ
リに蓄えられる。
【0017】プリントアウトモジュール28は、その出
力画像生成モジュール27が生成した文書画像を可視化
メディア上に可視化する手段であり、出力画像メモリ上
の出力画像をレーザビームプリント技術等を用いて実現
する。当然、レーザビーム以外に普通紙熱転写などのマ
ーキング技術を用いて実現してもよい。
【0018】〈第1の実施例の動作の説明〉実際の動作
を図3に示すような矢印図形を例にとって説明する。処
理のフローチャートは図8に示す。デジタル複写機にお
いて、ここでは例えば富士ゼロックスのA−Color
(商品名)等のフルカラーデジタル複写機に当該発明を
組み込んだ場合について述べる。例えば原稿を編集パッ
ド上に置き、編集指示ペンを用いて対象領域を指示す
る。例えば図3のA点を選択したとする。もちろん、原
稿画像入力モジュール21で、先に画像を入力画像メモ
リ211に読み込んで、それを液晶ディスプレイなどに
表示して電子ペンなどで指示を行ってもよい。
【0019】対象領域を指示すると、色選択モードに入
るので、そこで「グラデーション」を選択する(ステッ
プS802でYESの場合)。すると、図4のようなグ
ラデーションの色と領域数を求める画面が液晶ディスプ
レイに表示されるので、まず始点の色をカラーパレット
からもしくは上下ボタンを用いて決める。すると、「グ
ラデーションの終点を指示して下さい」のように表示さ
れるので、編集パッド上の原稿の所望の点、つまり図3
の例ではB点を選択する。そして終点の色を決め、領域
数を上下ボタンで選び、Gradation方向を自由
方向と水平方向から選んで終了ボタンを押すと、編集指
示入力のモードに戻る。
【0020】ここで、各領域色は、図5のように決めら
れるが、これは次式より求まる。始点色を(Y1,M1
1)終点色(YN,MN,CN)とすると、中間点色(Y
n,Mn,Cn)は、Yn=Y1+(YN−Y1)*(n−
1)/(N−1)、Mn=M1+(MN−M1)*(n−
1)/(N−1)、Cn=C1+(CN−C1)*(n−
1)/(N−1)により求められる
【0021】また、水平方向ベクトル指定のモードを選
んだ場合、終点の位置を編集パッドで入力しなくても、
主走査方向か副走査方向かを選ぶことによって、グラデ
ーションの向きを決定することができる。この場合は、
色の指示は始点・終点ではなく、右と左の色、もしくは
上と下の色の指定により達成される。
【0022】編集指示を終え(ステップS801でYE
Sの場合となる)、原稿を原稿画像入力モジュール21
に移し、コピー開始ボタンを押す。すると原稿画像は入
力画像メモリ211に読み込まれる。グラデーション指
示があるかの判定がなされ(ステップS806)、グラ
デーション指示があればグラデーション対象領域の抽出
を行い(ステップS807)、そうでなければ通常の複
写を行う(ステップS812)。
【0023】グラデーション領域は、最初にプロットし
た点を含む閉領域で、グラデーションの終点指示は、そ
の領域からはみ出していても構わない。つまり、図3で
言えばB点が矢印の絵の外側にあっても、対象領域はA
点の含まれる矢印の絵の内側になる。抽出されたグラデ
ーション対象領域と始点・終点は、ワーキングメモリに
移される。続いてワーキングメモリ上では、図3のよう
に、主走査方向と副走査方向に平行な直線を辺に持つ、
対象領域を含む最小矩形が領域抽出技術により求められ
る。
【0024】次に、始点、終点の指定色に基づき、領域
数にあわせて色を決定する(ステップS808)。その
ために、まず、ワーキングメモリ上の領域外接矩形をグ
ラデーション間隔に分割する。この分割方法は水平方向
グラデーションと自由方向グラデーションで、手法が異
なってくる。まず水平方向グラデーションでは、A点と
B点を結ぶ直線の傾きを調べる。各座標をA(xa
a)、B(xb,yb)とすると、傾き絶対値|(yb
a)/(xb−xa,)|<1であれば図6のように横
向きグラデーション、傾きの絶対値がそれ以上であれば
縦向きのグラデーションをかける。外接矩形の幅をW、
高さをH、指定領域数をNとすると、図6のように外接
矩形の左上を基準点O(xo,yo)とすると、点Oと点
(xo+W/N, yo+H)を対角線とする領域番号1
の色を図5の色テーブルから読み取り、流し込む(ステ
ップS809)。こうして順に色をつけ、グラデーショ
ン矩形を作る。
【0025】また、自由方向グラデーションの場合、図
7(a)のようにA点とB点がプロットされていれば、
A点とB点を通る直線mに垂直に境界線をとることにな
る。この場合は、直線mの方程式と外接矩形の交点を求
め、その交点のA点側を始点S、B点側を終点Eとす
る。続いて線分SEを指定領域数Nで割り、その内分点
をM1,M2,M3,・・・,MN-1とする。そしてMnを
通って直線mに垂直な直線と外接矩形の交点を求める。
後はこうして求まった各領域の座標にあわせて図5の色
テーブルなどに応じ、色を流し込む。即ち、図7(b)
に示すように各直線mに垂直な直線F1〜F4と外接矩形
によって囲まれる斜めの帯状の図形の各領域を縦方向に
始点と終点を求めて、その始点と終点を結ぶ指定された
色の直線で塗りつぶすことにより色を流し込む。なお、
図7(c)のように各直線mに垂直な直線F1〜F4と対
象領域の輪郭によって囲まれる斜めの帯状の図形の各領
域を縦方向に始点と終点を求めて、その始点と終点を結
ぶ指定された色の直線で塗りつぶすことにより色を流し
込むようにしてもよい。
【0026】出力画像生成モジュール27では、ワーキ
ングメモリ上の対象領域の色情報のみを抽出し(ステッ
プS810)、入力画像メモリから原稿画像を読み込ん
で、これらを合成して出力画像メモリ上に出力画像を生
成する(ステップS811)。図9の(a)がワーキン
グメモリ上のグラデーション画像について、図9(b)
のような領域内を塗りつぶした画像(領域内CMY全て
100%、領域外CMY全て0%)との各ドットについ
て値の小さい方を選択する(minimumをとる)。
こうすることによって、図9(c)のような領域内グラ
デーション画像が生成される。これをレーザビームプリ
ンティング技術等の可視化モジュールによってマーキン
グを行い出力することによって、所望のグラデーション
のかかった出力文書を得ることができる。
【0027】(第2の実施例) 〈第2の実施例の構成の説明〉図10は、第2の実施例
の構成を示すブロック図である。第1の実施例と異なる
のは、グラデーションの各段階の間隔をいくつかのパタ
ーンから選択することによってグラデーション間隔を決
める、またはグラデーションの間隔や色変化の割合を絶
対指示するグラデーションパターン指示入力モジュール
109を設けたことである。具体的には、グラデーショ
ンパラメータ指示入力モジュール104において、図1
1のように、Gradationステップ指示法という
ボタンが加わり、「領域数」と「間隔」というボタンを
選択するようになることである。これを受けて、グラデ
ーションパターン指示入力モジュール109が2通りの
指示ディスプレイを提供する。
【0028】グラデーションパターン指示入力モジュー
ル109は、図12に示すように、グラデーション領域
数を設定する設定部121と、「始点ほど長い」「均
等」「終点ほど長い」の3つのボタンによりグラデーシ
ョン間隔の設定を行う設定部122とを有する。「均
等」を選べばグラデーション間隔グラフの境界線間隔が
等しくなる。「始点ほど長い」を選べば、第6図におい
て領域1の幅をw1、領域2をw2、領域nをwn、領域
数N、全領域幅Wとするならば、間隔比ωn=log1
0(10/(N−n+1))とし、wn=W(ωn/Σω
n)により各領域幅を求める。逆に、「終点ほど長い」
を選択すれば、間隔比ωn=log10(10/n)と
して、wn=W(ωn/Σωn)により各領域幅を求め
る。一方、グラデーションパラメータ指示入力モジュー
ル104により「間隔」を選択すれば、グラデーション
パターン指示入力モジュール109は、グラデーション
の各領域の間隔距離と、各領域の色の差を入力すること
によって、グラデーションパターンを決定する。
【0029】〈第2の実施例の動作の説明〉第2の実施
例の処理の流れを図14に示す。第1の実施例と異なる
部分は、グラデーションパラメータ指示入力モジュール
104の一部と、新たに加わるグラデーションパターン
指示入力モジュール109の処理である。即ち、図14
において、ステップS1405〜ステップS1408の
処理が第1の実施例の処理とは異なる。
【0030】グラデーションパラメータ指示入力モジュ
ール104は、図11のような表示ディスプレイ104
1を持ち、Gradationステップ指示法というボ
タン113により、グラデーションのパターン指示法を
「領域数」と「間隔」というボタン選択により決定す
る。そして、「終了」のボタン114が押されることに
よって、これを受けて、グラデーションパターン指示入
力モジュール109が2通りの指示ディスプレイを提供
する。グラデーションパラメータ指示入力モジュール1
04においてGradationステップ指示法が「領
域数」と選択されていた場合、グラデーションパターン
指示入力モジュール109は、図12に示したように、
グラデーション領域数の設定部121と、「始点ほど長
い」「均等」「終点ほど長い」の3つのボタンによるグ
ラデーションの幅を設定するグラデーション間隔設定部
122とを有する。領域数は1以上の整数で指示し、上
限は領域幅によって決まってくるので、限界値以上を入
力した場合は表示可能な最大の領域数をとるようにす
る。グラデーション間隔については、「均等」はグラデ
ーション間隔グラフの境界線間隔を等しくすることを意
味し、第1の実施例と同様の挙動を示すことになる。
「始点ほど長い」を選べば、図6において領域1の幅を
1、領域2をw2、領域nをwn、領域数N、全領域幅
Wとするならば、間隔比ωn=log10(10/(N
−n+1))とし、wn=W(ωn/Σωn)により各領
域幅を求める。逆に、「終点ほど長い」を選択すれば、
間隔比ωn=log10(10/n)として、wn=W
(ωn/Σωn)により各領域幅を求める。こうすること
によって、より高品質なグラデーション効果を表現する
ことができる。
【0031】一方、グラデーションパラメータ指示入力
モジュール104により「間隔」を選択すれば、グラデ
ーションパターン指示入力モジュール109は、グラデ
ーションの各領域の間隔距離と、各領域の色の差を入力
することによって、グラデーションパターンを決定する
ことができる。図13のように、各領域の色の増減と、
さらにその領域間隔を指定できる。各領域の色増減と
は、例えば図13のようにマゼンダ=0、シアン=1
0、イエロー=10であれば、領域1の色のYMC値に
各値を足し算し、第2領域の色はマゼンダ=M+0、シ
アン=C+10、イエロー=Y+10となる。当然、領
域数は全領域幅をグラデーション間隔で割った数にな
る。
【0032】(第3の実施例) 〈第3の実施例の構成の説明〉次に図15は、第3の実
施例の構成を示すブロック図である。第1の実施例と異
なるのは、グラデーション間隔決定モジュール159が
加わることである。グラデーション間隔決定モジュール
059は、グラデーション各領域の幅によってその明度
を変化させる処理である。明度を求めるために、YMC
値とL*a*b*値の変換を行う。L*a*b*表色系
とは、L*が明度をa*b*が彩度および色相を示す表
色系である。YMC値とL*a*b*値の変換後、L*
値と領域幅が反比例等のような線形関係を保つよう、各
領域幅を決定する。領域幅の決定は、YMC値−L*a
*b*値変換パレットと、領域幅決定式により実現され
る。
【0033】〈第3の実施例の動作の説明〉図16は第
3の実施例の処理の流れを示すフローチャートである。
この処理の流れにおいて、ステップS1601〜160
4、ステップS1608〜1609、ステップS161
2〜1615の各処理は、図8に示す第1の実施例のフ
ローチャートの対応するステップの処理と同じである。
異なるのはステップS1605〜1607およびステッ
プS1610〜1611の処理であるので、主としてこ
の異なる点について説明する。図4に示すようなグラデ
ーションパラメータ指示ディスプレイにより、グラデー
ションの始点・終点の色と領域数を決定する(ステップ
S1605〜1607)と、第1の実施例と同様に図5
のように各領域のYMC値を決定する(ステップS16
10)。各領域色は、始点色を(Y1,M1,C1)終点
色(YN,MN,CN)とすると、中間点色(Yn,Mn
n)は、Yn=Y1+(YN−Y1)*(n−1)/(N
−1)、Mn=M1+(MN−M1)*(n−1)/(N−
1)、Cn=C1+(CN−C1)*(n−1)/(N−
1)により求められる。
【0034】こうして求められた各YMC値をL*a*
b*値に変換する(ステップS1611)。変換は予め
保持されているカラーパレットにより行われる。このカ
ラーパレットの値から、各領域の明度L*が求まり、各
領域幅を決定する(ステップS1611)。各領域幅
は、例えば明度L*と幅が反比例するようにする。もし
くは領域中最大のL*値との差に比例するよう幅を決め
る。他にも、L*値と幅の線形変換則には、あらゆる線
形変換をあてはめることが可能である。
【0035】(第4の実施例) 〈第4の実施例の構成の説明〉図17は、第4の実施例
の文書処理装置の構成を示すブロックである。第4の実
施例の特徴は、第1の実施例に比べ、グラデーションベ
クトル指示入力モジュールに代えてグラデーションベク
トル抽出モジュール172が加わることである。その他
の原稿画像入力モジュール171、対象領域外接矩形抽
出モジュール173、グラデーションパラメータ指示入
力モジュール174、グラデーション画像生成モジュー
ル175、対象領域切り出しモジュール176、出力画
像生成モジュール177、プリントアウトモジュール1
78等からなる構成は第1の実施例と同じである。グラ
デーションベクトル抽出モジュール172は、グラデー
ションベクトル指示入力モジュール22(図2)の代わ
りに、原稿上にプロットされたマーカ色を読み取り、グ
ラデーションをかける領域とその方向を決定する処理を
行うものであり、例えば特開平3−201671号公報
に開示されているようなマーカ読み取りに関する技術等
を用いて達成される。
【0036】〈第4の実施例の動作の説明〉図18は第
4の実施例の処理の流れを示すフローチャートである。
文書原稿に予めユーザが色づけしたいと思っている箇所
にマーカペンで印をつけておき、それを機械が読み取っ
て、所望の場所に所望の色を付ける処理である。グラデ
ーション処理は、同一領域内に同一色をマークすること
によって為される。例えばユーザが図3のA点に赤いマ
ーカ、B点に青いマーカをマークしたとする。その原稿
をユーザは原稿画像入力モジュール171にのせ、入力
画像メモリ1711に読み込ませる。マーカの色を読み
取り、同一領域内に2色のマークがついていることを認
識すると、図19のように、「青色側のグラデーション
色を決めて下さい」「赤色側のグラデーション色を決め
て下さい」と順に入力を求める。その他の処理は第1の
実施例と同様である。
【0037】
【発明の効果】以上詳細に述べてきたように、本発明に
よれば利用者はデジタル複写機を用いて、紙等に書かれ
た既存の文書に対し、位置の指示と表示メッセージに従
った選択を行うといった簡単な操作を行うだけで、容易
に自分の意図にあったグラデーションを施した高品質文
書を作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の発明に係わる文書処理装置を示すブロ
ック図
【図2】 第1の発明の実施例を示す構成図
【図3】 対象領域に外接する矩形の決定法
【図4】 第1の実施例のグラデーションパラメータ指
示ディスプレイ
【図5】 5段階グラデーションの色テーブルの例
【図6】 グラデーションを施した外接矩形の例
【図7】 自由方向グラデーションの例
【図8】 第1の実施例における処理のフローチャート
【図9】 グラデーション画像の合成例
【図10】 第2の実施例を示す構成図
【図11】 第2の実施例のグラデーションパラメータ
指示ディスプレイ
【図12】 第2の実施例の領域数によるグラデーショ
ンステップ指示を行うグラデーションパターン指示ディ
スプレイ(1)
【図13】 第2の実施例の間隔によるグラデーション
ステップ指示を行うグラデーションパターン指示ディス
プレイ(2)
【図14】 第2の実施例における処理のフローチャー
【図15】 第3の実施例を示す構成図
【図16】 第3の実施例における処理のフローチャー
【図17】 第4の実施例を示す構成図
【図18】 第4の実施例における処理のフローチャー
【図19】 第4の実施例のグラデーションパラメータ
指示ディスプレイ
【符号の説明】
11…文書画像保持手段、12…グラデーションベクト
ル指示手段、13…対象領域外接矩形抽出手段、14…
グラデーション内容指示手段、15…グラデーション画
像生成手段、16…対象領域切り出し手段、17…出力
画像生成手段、18…可視化手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/46 4226−5C H04N 1/46 Z

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル画像として入力された原稿文書
    を保持するための文書画像保持手段と、 原稿文書に対して、グラデーションをかける対象領域と
    その方向を指示入力するグラデーションベクトル指示手
    段と、 前記グラデーションベクトル指示手段による指示に応じ
    て、前記文書画像保持手段に保持されている文書画像か
    ら対象領域に外接する矩形を抽出する対象領域外接矩形
    抽出手段と、 グラデーションの内容を指示入力するグラデーション内
    容指示手段と、 前記グラデーション内容指示手段によって指示されたグ
    ラデーション内容情報に従って、前記対象領域外接矩形
    抽出手段によって抽出された領域画像を加工してグラデ
    ーション画像を生成するグラデーション画像生成手段
    と、 そのグラデーション画像生成手段によって生成された画
    像から、必要な対象領域のみを切り出す対象領域切り出
    し手段と、 その対象領域切り出し手段により切り出されたグラデー
    ション画像と、前記文書画像保持手段により保持された
    文書画像を合成し、出力画像を生成する出力画像生成手
    段と、 その出力画像生成手段が生成した文書画像を可視化メデ
    ィア上に可視化する可視化手段と、 を備えたことを特徴とする文書処理装置。
JP5252115A 1993-09-16 1993-09-16 文書処理装置 Pending JPH0787302A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5252115A JPH0787302A (ja) 1993-09-16 1993-09-16 文書処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5252115A JPH0787302A (ja) 1993-09-16 1993-09-16 文書処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0787302A true JPH0787302A (ja) 1995-03-31

Family

ID=17232689

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5252115A Pending JPH0787302A (ja) 1993-09-16 1993-09-16 文書処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0787302A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006053786A (ja) * 2004-08-12 2006-02-23 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置
JP2009105715A (ja) * 2007-10-24 2009-05-14 Seiko Epson Corp 画像処理方法、そのプログラム及び画像処理装置
JP2010028429A (ja) * 2008-07-18 2010-02-04 Canon Inc 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム
JP2010056931A (ja) * 2008-08-28 2010-03-11 Kyocera Mita Corp 画像処理装置及び画像処理プログラム
JP5941207B1 (ja) * 2015-09-10 2016-06-29 株式会社コロプラ ユーザ・インタフェース・プログラムおよびコンピュータ実装方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006053786A (ja) * 2004-08-12 2006-02-23 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置
JP4506346B2 (ja) * 2004-08-12 2010-07-21 富士ゼロックス株式会社 画像処理装置
JP2009105715A (ja) * 2007-10-24 2009-05-14 Seiko Epson Corp 画像処理方法、そのプログラム及び画像処理装置
US8174741B2 (en) 2007-10-24 2012-05-08 Seiko Epson Corporation Image processing method, program for image processing, and image processing apparatus
JP2010028429A (ja) * 2008-07-18 2010-02-04 Canon Inc 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム
US8254693B2 (en) 2008-07-18 2012-08-28 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus, image processing method and program
JP2010056931A (ja) * 2008-08-28 2010-03-11 Kyocera Mita Corp 画像処理装置及び画像処理プログラム
JP5941207B1 (ja) * 2015-09-10 2016-06-29 株式会社コロプラ ユーザ・インタフェース・プログラムおよびコンピュータ実装方法
JP2017051492A (ja) * 2015-09-10 2017-03-16 株式会社コロプラ ユーザ・インタフェース・プログラムおよびコンピュータ実装方法
WO2017043287A1 (ja) * 2015-09-10 2017-03-16 株式会社コロプラ ユーザ・インタフェース・プログラムおよびコンピュータ実装方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1318478B1 (en) Method, apparatus and computer program product for image processing
US5877772A (en) Graphic processing apparatus allowing the user to specify image appearance by automatically expressing differences in color and hatching attributes
JPH1028230A (ja) 画像処理方法及びその装置
JPH1132227A (ja) 画像処理方法及び装置及び記憶媒体
US20050122533A1 (en) Color adjustment apparatus, print control apparatus, color adjustment method, and color adjustment program product
JP3658123B2 (ja) 画像処理方法及び装置
JPH11196285A (ja) 画像処理方法、装置および記録媒体
JPH0787302A (ja) 文書処理装置
JP2006088572A (ja) 立体印刷処理装置およびその制御方法およびプログラム
JPH0727725Y2 (ja) 画像編集装置
US5361141A (en) Image processor
JP2008160307A (ja) 画像処理装置およびその制御方法
US7576892B2 (en) Color image processing apparatus
JP2011130184A (ja) 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム、ならびに、画像形成装置
JP2000030039A (ja) 画像処理装置およびその方法
KR100296765B1 (ko) 표시색의 색배합 방법
CN102009532B (zh) 打印控制装置
JP3230535B2 (ja) 画像処理装置
JP2008072208A (ja) 画像処理装置およびその方法およびその記録媒体
JPH03109874A (ja) カラー画像処理方法
JP2009069451A (ja) カラーチャート表示装置、カラーチャート生成表示方法及びカラーチャート生成表示プログラム
JP2511731B2 (ja) 網点画像処理装置
JP3307617B2 (ja) 網点またはイメージデータの調整方法、イメージデータの調整プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体および電子殖版装置
JPH09284534A (ja) 画像出力制御装置
JP3495911B2 (ja) 画像処理装置、方法および記録媒体