JP3105497U - すき鋏の刃 - Google Patents

Abstract

【課題】 理髪用のすき鋏のすき毛の目詰りをなくすことを目的としたすき鋏を提供する。
【解決手段】 すき鋏の櫛状の目の底の刃を山形の傾斜面とすることによって、すき切られた毛が傾斜面に従って流れ落るため毛の目詰りを防ぐことが出来る。
【選択図】 図２

Description

本考案は、理髪店で使用するすき鋏の刃の形状に関する。

一般に使用されている理髪用のすき鋏は、櫛状のすき刃と直線状の棒刃によって構成されていて、髪の伸びた箇所に当てて髪をすき切って軽い感じにするときに用いるものである。
特開平５−１２３４５９号公報

理髪用のすき鋏は、櫛状に形成された櫛刃と直線状の棒刃によって形成されていて、櫛状の櫛歯の目に入った髪をすき切るものであって、髪の多い人のときは、この櫛の目に切った髪が詰まり、使用者は仕事の手を止めてこの詰った髪を落すために鋏を振ったり、手で取り除く等の仕種が必要となる。

考案者は、この点に鑑み種々試作を重ねた結果本考案に到達したものであって、従来からのすき鋏は櫛歯の目の底が図４の断面図に示されているように、平面状の刃であるために髪が詰る原因となっていたが、この目の底の刃の部分を図３の断面に示すように山型に傾斜を形成することによって、切った髪の毛は刃の傾斜によって直ちに落下するもので、使用者は作業の手を止めて落す必要がなく円滑な作業ができる。

本考案において、刃の山型の傾斜角度については特に限定することはないが、図３の断面図に示すような形状で十分である。

添付図面により本考案のすき刃を説明すると、図１は、すき鋏のすき刃Ａの平面図であって、櫛状の目（１）が形成され、この目（１）の底に傾斜（３）を設けた刃（２）が形成されている。

図２は櫛状の目（１）が細かいので拡大した図を示す。図３は、図２のＸ−Ｘ拡大断面図を示している。この図３に刃（２）が片寄りの山型として示しているが、特にこの形状は図示の山型に限ることなく、片流れの傾斜面でも、また普通の山形でも同様の作用効果を奏する。

本考案のすき鋏のすき刃Ａは、刃の形状を傾斜面（３）とすることにより、すき取った髪は傾斜面（３）によりすき切った直後に落下するため髪の目詰りのおそれがない。なお図示では鋏を構成する棒刃は作図上省略する。

上述のように、本考案のすき鋏は使い易い点を考えると理髪店での利用の可能性は大きい。

すき鋏のすき刃の平面図 一部の拡大図 図２のＸ−Ｘ拡大断面図 従来の刃の断面図

符号の説明

（１）…櫛状の目
（２）…刃の断面
（３）…刃の傾斜面
Ａ…すき鋏のすき刃

Claims (1)

1. 理髪用すき鋏において、すき歯の目（１）の底の刃形（２）を山形状（３）の傾斜面としたことを特徴とした理髪用すき鋏。

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