JP5922213B1 - 梳き鋏 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、毛髪の微調整の施術を容易にした梳き鋏を提供する。【解決手段】毛髪Aを取り込むための刃先溝10が設けられた第1の鋏半部2と棒刃3aが設けられた第2の鋏半部3とをピボット4により連結した梳き鋏において、前記第1の鋏半部2には、先部側に位置する櫛部2aが設けられ、前記櫛部2aの前列は、前記刃先溝10が設けられた切断領域S1を有し、前記櫛部2aの後列は、前記刃先溝10が設けられない非切断領域S2を有し、前記第2の鋏半部3には、前記切断領域S1及び前記非切断領域S2に対応して切刃部が設けられ、前記ピボット4と前記非切断領域S2との間において、前記第1の鋏半部2と前記第2の鋏半部3とが接触しない毛髪逃げ空間Rが設けられている。【選択図】図3

Description

本発明は、理容又は美容業界において、頭髪のカットに利用される梳き鋏に関するものである。
従来、このような分野の技術として、実開昭57−23268号公報がある。この公報に記載された梳き鋏は、櫛刃を有する第1の鋏半部と棒刃を有する第2の鋏半部とがピボットにより連結され、第1の鋏半部の先部側における櫛刃の刃隙間は、第1の鋏半部の後部側における刃隙間よりも小さく形成されている。さらに、第2の鋏半部の棒刃には、櫛刃の全長に対応するように切刃が形成されている。このような梳き鋏を利用することで、毛元側から毛先側にかけて梳き量を次第に大きくすることができる。
実開昭57−23268号公報 特開平11−226271号公報 実用新案登録第3123764号公報
しかしながら、前述した従来の梳き鋏では、頭髪のボリューム感を調整することはできるが、毛量を根元から減らしたい場合に、毛髪の絡みに影響されて、毛髪の微調整の施術が難かった。
本発明は、毛髪の微調整の施術を容易にした梳き鋏を提供することを目的とする。
本発明は、毛髪を取り込むための刃先溝が設けられた第1の鋏半部と棒刃が設けられた第2の鋏半部とをピボットにより連結した梳き鋏において、
前記第1の鋏半部には、先部側に位置する櫛部が設けられ、前記櫛部の前列は、前記刃先溝が設けられた切断領域を有し、前記櫛部の後列は、前記刃先溝が設けられない非切断領域を有し、
前記第2の鋏半部には、前記切断領域及び前記非切断領域に対応して切刃部が設けられ、
前記ピボットと前記非切断領域との間において、前記第1の鋏半部と前記第2の鋏半部とが接触しない毛髪逃げ空間が設けられ、
前記毛髪逃げ空間において、前記第1の鋏半部は、前記第2の鋏半部に到達しない短歯が形成された短歯領域を有することを特徴とする。
この梳き鋏においては、毛髪逃げ空間を設けることで、鋏の軽量化を図ることができ、これによって、毛髪の微細な施術を可能にすることができ、さらには、絡んだ毛髪をこの毛髪逃げ空間内に逃がすことができるので、毛髪の絡みに影響されるような施術を回避させることができ、これによって、毛髪の微調整の施術を容易にしていている。絡み合った毛髪の根元は、切断領域に形成された刃先溝内に入り込んで切断される。また、櫛部の非切断領域は、櫛としての機能を有しているので、切断される毛髪の上方で絡みを取り除くことができ、切断領域の刃先溝内に毛髪を確実に入り込ませるように機能している。
また、前記毛髪逃げ空間において、前記第1の鋏半部は、前記第2の鋏半部に到達しない短歯が形成された短歯領域を有すると、このような構成を採用すると、毛髪逃げ空間内で絡み合った毛髪に対しても、短歯によって櫛機能を発揮させることがきる。
また、前記刃先溝は、一本の毛髪が入る凹部として形成されていると好適である。
このような構成を採用すると、微細な切断を可能にし、これによって、毛髪の更なる微調整が容易になる。
また、前記非切断領域の後端に位置する第1の端歯と前記短歯領域の前端に位置する第2の端歯の間は、前記第1の端歯から前記第2の端歯に向かって順次短くなる中間歯が形成された中間歯領域を有すると好適である。
このような構成を採用すると、非切断領域と短歯領域との間でも良好な櫛機能を発揮させることができる。
また、前記切刃部の後部には、一段下げられた段差部が設けられていると好適である。
このような構成を採用すると、施術中において、毛髪を毛髪逃げ空間内に導き易くすることができる。
本発明によれば、毛髪の微調整の施術を容易にできる。
本発明に係る梳き鋏の一実施形態を示す正面図である。 図1に示された梳き鋏の要部拡大図である。 梳き鋏が開いた状態を示す要部拡大図である。 梳き鋏の使用状態を示す図である。 櫛部における刃先を示す拡大図である。
以下、図面を参照しつつ本発明に係る梳き鋏の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、梳き鋏の先端側を「前」、梳き鋏の指挿入環側を「後」として説明する。
マイクロスキャナで頭皮を観察すると、個人差はあるが、毛量が多い人の場合、4,5本が一つの毛穴から出ており、このことが毛髪の密度に関係している。また、生え方はまちまちであるが、毛穴からクロスするように髪が生えており、髪の毛は不規則なクロスや回転を生じながら束のように伸びているので、生え出した毛髪は自然なツイストやヨジレを生じている。
毛髪の生え出す角度と毛流(頭皮からの毛髪の流れ)によって、毛髪の交差ができてしまい、この絡みが、毛髪の生えだしから毛先まで複数の毛束が束間を形成してしまう。自然界に例えると、手入れのなされていない竹林のようなものである。これらの交差が毛流との関連で、互いに絡み合い、束を作り、貼り付いたような状態の原因を作り出してしまうと考えられる。これらが前髪の割れ、施毛の割れの現象を作り出してしまう。この交差を櫛で解くのは難しく、特に、毛髪の根元から解くのは限界があり、非常に難しい。
そこで、毛髪交差を梳かして解くのではなく、毛髪と毛髪の交差や重なりを広げることが有効であると見い出した。そして、毛髪の交差を低減させる施術を行うことで、毛髪による乱反射が少なくなり、艶髪のような輝きを得ることができ、手触りもサラサラ感をも得ることができる。
そこで、以下のような梳き鋏1が発案された。
図1に示されるように、梳き鋏1は、櫛部2aが設けられた第1の鋏半部2と、棒刃3aが設けられた第2の鋏半部3とがピボット4により連結されている。第1の鋏半部2の基端には指挿入環2bが設けられ、第2の鋏半部3の端部にも指挿入環3bが設けられている。
図2及び図3に示されるように、第1の鋏半部2には、先部側に位置する櫛部2aが設けられ、櫛部2aの前列は、刃先溝10が設けられた第1の櫛歯11が複数本(例えば等間隔に7本)一列に並べられた切断領域S1を有している。
櫛部2aの後列は、刃先溝10が設けられない第2の櫛歯12が複数本(例えば等間隔に4本)一列に並べられた非切断領域S2を有している。そして、第1の櫛歯11は、前側から徐々に長くなっており、第2の櫛歯12は、第1の櫛歯11から連続するように後側に向かって徐々に長くなっている。
第2の鋏半部3の棒刃3aには、切断領域S1及び非切断領域S2に対応して延在する切刃部13と、切刃部13から後方に延在する止め刃部14と、を有する。
そして、ピボット4と非切断領域S2との間において、第1の鋏半部2と第2の鋏半部3とが接触しない毛髪逃げ空間Rが設けられている。この毛髪逃げ空間Rは、非切断領域S2の後方で、梳き鋏1の長手方向に延在し、長手方向において、切断領域S1と非切断領域S2とを合算した長さの2倍以上の長さを有している。
図4に示されるように、この梳き鋏1においては、毛髪逃げ空間Rを設けることで、鋏1の軽量化を図ることができ、これによって、毛髪Aの微細な施術を可能にすることができ、さらには、絡んだ毛髪Aをこの毛髪逃げ空間R内に逃がすことができるので、頭部Hの毛髪Aの絡みに影響されるような施術を回避させることができ、これによって、毛髪Aの微調整の施術を容易にしていている。絡み合った毛髪Aの根元は、切断領域S1に形成された刃先溝10(図5(b)参照)内に入り込んで切断される。また、櫛部2aの非切断領域S2は、櫛としての機能を有しているので、頭部Hにおいて、切断される毛髪Aの上方で絡みを取り除くことができ、切断領域S1の刃先溝10内に毛髪Aを確実に入り込ませるように機能している。
また、第1の櫛歯11の刃先溝10は、一本の毛髪Aが入る湾曲状の凹部として形成されている(図4(b)参照)。第2の櫛歯12は、先細形状をなして、刃先溝10を有していない(図4(a)参照)。このような構成を採用すると、微細な切断を可能にし、これによって、毛髪Aの更なる微調整が容易になる。
図2及び図3に示されるように、毛髪逃げ空間Rにおいて、第1の鋏半部2は、第2の鋏半部3に到達しない短歯16が形成された短歯領域S4を有する。複数本(例えば等間隔に7本)の短歯16は、刃先溝10を有しておらず、1〜3mm程度の短い長さになっている。このような構成を採用すると、毛髪逃げ空間R内で絡み合った毛髪Aに対しても、短歯16によって櫛機能を発揮させることがきる。
非切断領域S2の後端に位置する第1の端歯12aと短歯領域S4の前端に位置する第2の端歯16aの間は、第1の端歯12aから第2の端歯16aに向かって順次短くなる中間歯17が形成された中間歯領域S3を有する。この場合、中間歯17は、複数本(例えば2本)である。このような構成を採用すると、非切断領域S2と短歯領域S4との間でも良好な櫛機能を発揮させることができる。
切刃部13の後部には、一段下げられた段差部18が設けられている。このような構成を採用すると、施術中において、毛髪Aを毛髪逃げ空間R内に導き易くすることができる。
1…梳き鋏 2…第1の鋏半部 2a…櫛部 3…第2の鋏半部 3a…棒刃 4…ピボット 10…刃先溝 11…第1の櫛歯 12…第2の櫛歯 12a…第1の端歯 13…切刃部 14…止め刃部 16…短歯 16a…第2の端歯 17…中間歯 18…段差部 A…毛髪 R…毛髪逃げ空間 S1…切断領域 S2…非切断領域 S3…中間歯領域 S4…短歯領域

Claims (4)

  1. 毛髪を取り込むための刃先溝が設けられた第1の鋏半部と棒刃が設けられた第2の鋏半部とをピボットにより連結した梳き鋏において、
    前記第1の鋏半部には、先部側に位置する櫛部が設けられ、前記櫛部の前列は、前記刃先溝が設けられた切断領域を有し、前記櫛部の後列は、前記刃先溝が設けられない非切断領域を有し、
    前記第2の鋏半部には、前記切断領域及び前記非切断領域に対応して切刃部が設けられ、
    前記ピボットと前記非切断領域との間において、前記第1の鋏半部と前記第2の鋏半部とが接触しない毛髪逃げ空間が設けられ、
    前記毛髪逃げ空間において、前記第1の鋏半部は、前記第2の鋏半部に到達しない短歯が形成された短歯領域を有することを特徴とする梳き鋏。
  2. 前記刃先溝は、一本の毛髪が入る凹部として形成されていることを特徴とする請求項1記載の梳き鋏。
  3. 前記非切断領域の後端に位置する第1の端歯と前記短歯領域の前端に位置する第2の端歯の間は、前記第1の端歯から前記第2の端歯に向かって順次短くなる中間歯が形成された中間歯領域を有することを特徴とする請求項1に記載の梳き鋏。
  4. 前記切刃部の後部には、一段下げられた段差部が設けられていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の梳き鋏。
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