JP3105269B2 - データ出力方式 - Google Patents

データ出力方式

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JP3105269B2
JP3105269B2 JP03007967A JP796791A JP3105269B2 JP 3105269 B2 JP3105269 B2 JP 3105269B2 JP 03007967 A JP03007967 A JP 03007967A JP 796791 A JP796791 A JP 796791A JP 3105269 B2 JP3105269 B2 JP 3105269B2
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克之 森
聖一 栃原
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に、名寄せデータの
内容を所定のフォームを有する帳票に印字する場合に適
用して好適なデータ出力方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、データをコンピュータ処理によっ
て所定のフォーマットで出力することは広く行われてい
る。例えば、所望のデータをCRT等の表示装置に所定
のフォーマットで出力して表示することは様々な分野で
日常的に行われているし、また、種々の方法で収集した
情報に基づいて所定のデータを作成し、それを所定のフ
ォームを有する帳票に印字してパーソナルメールとして
郵送することも行われている。後者の例としては、例え
ば、銀行、生命保険会社等が行っている定期預金の満期
のお知らせ、入金、出金の明細に関するお知らせ、保険
に関するお知らせあるいはクレジットによる支払いの明
細のお知らせ等がある。なお、以下においては帳票に対
する印字及びパーソナルメールシステムを例に取って説
明するが、本明細書でいう「データ出力」の態様は帳票
への印字に限定されるものではなく、その外にもCRT
等の表示装置への出力等種々の態様があるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、所定のデー
タを帳票に印字するためには、被印字データ、被印字媒
体及び印字処理手段の3種の印字要素が必要である。被
印字データは印字されるデータそのもの、及び当該デー
タを含むファイルであり、被印字媒体は予め所定のフォ
ームが印刷されたプレ印刷帳票(以下、単に帳票と称
す)であり、印字処理手段は、マイクロコンピュータ等
の制御装置で実行可能な印字プログラムであり、このプ
ログラムに記述されている処理に従って各データが帳票
の指定された位置に印字されるものである。そして、こ
れらの3種の印字要素が有機的に係わり合うことによっ
て帳票の印字処理が行われるのであるが、従来の帳票の
印字処理は、印字処理手段を中心として行われていた
(以下、印字処理手段を中心とする印字処理をプログラ
ム主導型印字処理と称す)ので、次のような問題が生じ
ていた。即ち、例えば銀行を例にとれば、上述したよう
に、顧客に対して、定期預金の満期の通知、入出金の明
細に関する通知、ローンの支払/残高に関する通知、ク
レジットによる支払いの明細の通知等の種々の通知をパ
ーソナルメールとして郵送する場合があり、これらの通
知を一通一通郵送したのではコストが高くなるので、纏
めて郵送することが行われるが、従来行われていたプロ
グラム主導型印字処理では、特定の通知に対する印字プ
ログラムを作成して印字システムにセットし、次に、当
該印字プログラムで印字しようとする被印字データが書
き込まれている磁気テープ(以下、MTと称す)や磁気
ディスク(以下、MDと称す)を印字システムにセット
すると共に、印字を行う帳票をセットし、そして印字プ
ログラムを実行させることによって帳票にデータを印字
するという処理が必要となるので、複数の通知を纏めて
郵送しようとする場合には、各通知に対応する印字プロ
グラムを予め作成しておき、一つの通知に対応する帳票
の印字が終了したら、次の通知に対応する印字プログラ
ム、被印字データ及び帳票をセットして印字する処理を
繰り返し行う必要があり、非常な手間を要するものであ
った。以上の事柄を図5のプログラム主導型印字処理の
概念図を用いて説明すると次のようである。いま、A,
B,Cの3種類の通知を纏めて郵送するものとすると、
まず予めA,B,Cの各通知用の印字プログラム10
1,102,103を作成し、印字システム100にセ
ットする。次に最初の通知、例えば通知Aを印字するた
めに、通知Aのためのデータが書き込まれているMT1
04、及び通知A用の帳票107を印字システム100
にセットする。MT104には図6に示すように、通知
Aの対象となっている個人名と当該個人の通知Aに関す
るデータが書き込まれている。MT105、106につ
いても同様である。そして、印字プログラム101を起
動させ、印字を行う。これにより、MT104に書き込
まれている各個人に対する帳票が作成される。通知A用
の帳票の印字が終了すると、次に通知Bを印字するため
に、MT104を取り外してMT105を印字システム
100にセットすると共に、残っている通知A用の帳票
107を除いて通知B用の帳票108をセットし、印字
を行う。通知B用の帳票の印字が終了すると、次に同様
にして通知Cの印字を行う。
【0004】このようにして3種類の帳票が印字される
が、印字終了の後にこれらの帳票を例えば封入封緘装置
(図示せず)にセットして、同一人に対する各帳票をマ
ッチングして丁合いし、所定の封筒に封入して一連の処
理が終了となる。なお、以上の説明は各通知のためのデ
ータがそれぞれ別個にMTに書き込まれているものとし
たが、名寄せデータを用いることも可能である。ここ
で、名寄せデータとは、各科目に関する情報の中から特
徴ある項目について横断的に収集したデータをいい、例
えば銀行に関する名寄せデータは図7に示すように、取
引先を特徴ある項目とし、普通預金、当座預金、定期預
金、積立預金、住宅ローン、学資ローン等の種々の取り
引きを科目として、取引先毎に当該取引先が行っている
取り引き情報を纏めて形成されている。しかし、上述し
たように従来のプログラム主導型印字処理では、一つの
帳票ずつしか印字できないので、名寄せデータを有して
いたとしても、名寄せデータから、各取り引きについて
の取り引き先のデータを纏めて図6に示すような構造の
データを作成しなければならないものであり、いずれに
しても複数の帳票を纏めてパーソナルメールを行う場合
には、まず郵送する帳票を一種類ずつ印字し、その後宛
先毎に丁合いするという作業を行わなければならず、非
常な手間がかかるばかりでなく、丁合いを誤って他の取
引先のデータを郵送してしまうという事態も生じてい
た。
【0005】本発明は、上記の課題を解決するものであ
って、名寄せデータから所望のデータを効率的に出力で
きるデータ出力方式を提供することを目的とする。ま
た、本発明はパーソナルメーリングを効率的に行うこと
ができるシステムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】さて、上述した従来の問
題点は、データ出力を印字プログラムを中心として行っ
ていることに起因している。そこで、本発明では、帳票
を中心として出力処理を行う帳票主導型出力処理、名寄
せデータを中心として出力処理を行うデータ主導型出力
処理を採用することによって上記の課題を解決するもの
である。
【0007】帳票主導型出力処理とは、名寄せデータ、
及び名寄せデータの各科目のデータを指定された帳票に
印字するための印字プログラム群が存在するとき、印字
される帳票を印字システムにセットすることによって、
制御手段が帳票の認識符号を検知し、当該帳票に対応す
る印字プログラムを印字プログラム群の中から自動的に
選択し、当該帳票に名寄せデータの中の該当するデータ
を出力する処理をいい、データ主導型出力処理とは、名
寄せデータ、及び予め定められた形式で名寄せデータの
各科目のデータを印字する印字プログラム群が存在する
とき、制御手段が名寄せデータの各項目に含まれている
科目を検知し、印字プログラム群の中から該当する印字
プログラムを選択して次々と実行し、データを帳票に出
力していく処理をいう。
【0008】従って、本発明の第1のデータ出力方式
は、名寄せデータと、印字プログラムモジュール群と、
複数種類のプレフォーム帳票とを備え、前記帳票の種類
を検知して前記印字プログラムモジュール群から、備え
られている帳票に印字するための印字プログラムモジュ
ールを選択してマージし、当該マージされた印字プログ
ラムモジュールに基づいて名寄せデータ中の所定のデー
タを印字することを特徴とする。また、本発明の第2の
データ出力方式は、名寄せデータと、印字プログラムモ
ジュール群と、複数種類のプレフォーム帳票とを備え、
前記名寄せデータの科目を認識し、その認識した科目に
対応する帳票が、前記複数のプレフォーム帳票の中に備
えられている場合に限って、前記印字プログラムモジュ
ール群から当該科目のデータを印字するための印字プロ
グラムモジュールを選択してマージすると共に、当該マ
ージされた印字プログラムモジュールに基づいて名寄せ
データ中の所定のデータを印字することを特徴とする。
【0009】また、本発明の第1のパーソナルメールシ
ステムは、名寄せデータと、印字プログラムモジュール
群と、複数種類のプレフォーム帳票とを備え、前記帳票
の種類を検知して前記印字プログラムモジュール群か
ら、備えられている帳票に印字するための印字プログラ
ムモジュールを選択してマージし、当該マージされた印
字プログラムモジュールに基づいて名寄せデータ中の所
定のデータを印字し、加工し、封入封緘することを特徴
とする。また、本発明の第2のパーソナルメールシステ
ムは、名寄せデータと、印字プログラムモジュール群
と、複数種類のプレフォーム帳票とを備え、前記名寄せ
データの科目を認識し、その認識した科目に対応する帳
票が、前記複数のプレフォーム帳票の中に備えられてい
る場合に限って、前記印字プログラムモジュール群から
当該科目のデータを印字するための印字プログラムモジ
ュールを選択してマージし、当該マージされた印字プロ
グラムモジュールに基づいて名寄せデータ中の所定のデ
ータを印字し、加工し、封入封緘することを特徴とす
る。
【0010】
【作用及び発明の効果】従来の印字プログラムを中心と
した方式においては、一度には一つの帳票しか印字でき
ず、しかも帳票に所定のデータを印字する度毎に印字プ
ログラムを作成する必要があったが、それに対して本発
明では、帳票またはデータを中心としたデータ出力処理
を行うので、名寄せデータ中の各科目のデータを印字す
るための印字プログラムをモジュールとしてファイルに
格納し、印字に必要な印字プログラムモジュールだけを
読み出してマージするので、帳票に印字する度に印字プ
ログラムを作成する必要がない。また、本発明において
は名寄せデータに何の加工を施す必要もないので、その
まま非常に効率的に使用することができ、従来のように
一つの帳票を印字する度にMTを掛け替える必要はな
く、手間を省くことができる。更に、名寄せデータ中の
所定の科目のデータが連続して印字されるので、従来生
じていたような丁合いの誤りは生じないものである。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して実施例を説明する。図
1は、本発明に係る帳票主導型出力処理によるデータ出
力方式をパーソナルメールシステムに適用した場合の一
実施例の構成を示す図であり、図中、1はプリンタ、2
は加工装置、3は封入封緘装置、4は制御装置、5は入
力装置、6は名寄せデータファイル、7は印字プログラ
ムファイルを示す。プリンタ1は帳票に所定のデータを
印字するものであり、インパクトプリンタまたはノンイ
ンパクトプリンタで構成される。また、プリンタ1は帳
票に印刷されている符号を読み取る機能を有しているも
のとする。加工装置2は印字された帳票を所定の態様で
折り畳むための折り機、作成された複数の帳票を郵送先
毎に区分けする丁合い機、丁合いされた帳票を綴じるた
めのステップラー等で構成されている。これらの折り
機、丁合い機、ステップラーは周知のものを使用するこ
とができるが、その動作については後述する。封入封緘
装置3は加工装置2で所定の態様に加工された帳票を郵
送先毎に封筒に入れて封緘するものであり、周知のもの
を使用することができる。制御装置4はパーソナルコン
ピュータ等で構成され、当該パーソナルメールシステム
の各部の動作を統括して管理するものである。その動作
については後述する。入力装置5は制御装置4に所望の
動作を指示したり、所望の処理のためのパラメータ等を
入力するものであり、キーボード、磁気カードリーダ
ー、ICカードリーダー等周知の入力手段で構成され
る。名寄せデータファイル6は上述した構造を有するデ
ータベースである。なお、以下の説明では当該名寄せデ
ータファイル6は図7に示すような銀行取り引きに関す
るデータとする。印字プログラムファイル7は、名寄せ
データに含まれる科目のデータを帳票に印字するための
印字プログラムが、各科目毎にモジュール化されて書き
込まれているものであり、例えば、図7に示すような名
寄せデータを印字するものとすると、印字プログラムフ
ァイル7には、普通預金のデータを印字するための印字
プログラムモジュール、当座預金のデータを印字するた
めの印字プログラムモジュール、定期預金のデータを印
字するための印字プログラムモジュール、積立預金のデ
ータを印字するための印字プログラムモジュール、住宅
ローンのデータを印字するための印字プログラムモジュ
ール、学資ローンのデータを印字するための印字プログ
ラムモジュール等、各科目のデータを印字するための印
字プログラムモジュールが書き込まれている。
【0012】さて、プリンタ1には被印字媒体である帳
票がセットされる。本発明で使用する帳票は従来用いら
れていると同様のプレフォーム帳票、即ち、枚葉紙や連
続紙等に所定の書式が印刷されたものであるが、従来と
異なって、プリンタ1には複数種類の帳票がセットされ
る。例えば、いまプリンタ1が4個の給紙トレイを備え
ているものとすると、各給紙トレイには図2A,B,
C,Dに示すように、互いに異なる書式が印刷された帳
票101,102,103,104 がセットされる。どのよう
な書式の帳票をセットするかは任意であるが、例えばメ
ーリングの企画に応じて選択することができる。即ち、
今回のメーリングにおいては名寄せデータのA,B,
C,Dの4種類の科目について通知を行うものとすれ
ば、プリンタ1の各給紙トレイにはこれらの科目に対応
した書式を有する帳票をそれぞれセットすればよい。
【0013】プリンタ1に帳票がセットされた後、入力
装置5から印字の開始が指示されると、制御装置4は、
まずプリンタ1にどのような帳票がセットされているか
を検知する。そのための手段としては、次の二通りの方
法がある。第1の方法は、プリンタ1から各給紙トレイ
における帳票のセット状態を受けて検知する方法であ
り、これは複写機等の画像記録装置における用紙サイズ
検知と同様の手法を採用することによって行うことがで
きる。その際、制御装置4には予め給紙トレイの状態と
帳票の種類との関係が書き込まれたファイルが備えられ
ている必要があることは当然である。第2の方法は、入
力装置5からオペレータがどの給紙トレイにどのような
書式の帳票がセットされているかを入力することによっ
て検知させる方法である。
【0014】制御装置4は、帳票の種類を検知すると、
印字プログラムファイル7から、これらの帳票にデータ
を印字する際に必要となる印字プログラムモジュールを
読み出してマージ処理を行い、印字プログラムを生成す
る。例えば、いま前記第1の方法によって、プリンタ1
の第1トレイにはA帳票が、第2トレイにはB帳票が、
第3トレイにはC帳票が、第4トレイにはD帳票がそれ
ぞれセットされていることを検知したとすると、制御装
置4は、A帳票に印字を行うための印字プログラムモジ
ュール、B帳票に印字を行うための印字プログラムモジ
ュール、C帳票に印字を行うための印字プログラムモジ
ュール及びD帳票に印字を行うための印字プログラムモ
ジュールを印字プログラムファイル7から読み出してマ
ージし、印字プログラムを生成する。
【0015】帳票の種類の検知を前記第2の方法により
行う場合には、どの給紙トレイにはどのような種類の帳
票がセットされているかが入力装置5から直接指示され
るので、制御装置4は、指示された情報に基づいて印字
プログラムモジュールを読み出してマージ処理し、印字
プログラムを生成する。
【0016】以上のようにして印字プログラムの生成が
終了すると、制御装置4は名寄せデータファイル6の各
項目からデータを読み出して、プリンタ1にセットされ
ている帳票に対応する科目データのみをプリンタ1に供
給すると共に、当該帳票の給紙及び印字を指示する。例
えば、制御装置4がプリンタ1に、名寄せデータの中の
a科目データを印字するためのA帳票、b科目データを
印字するためのB帳票、c科目データを印字するための
C帳票、d科目データを印字するためのD帳票の4種類
の帳票がセットされていることを認識しており、現在読
み出そうとしている項目(この場合は取引先)がa,
b,c,d,eの5種類の科目のデータを有しているも
のとすると、制御装置4はまず科目aのデータを読み込
み、プリンタ1に当該帳票の給紙を指示すると共に当該
科目aのデータを転送して印字を行わせる。同様にして
科目b,c,dのデータの印字が行われる。これに対し
て、科目eについては当該科目に対応する帳票がセット
されていないことを制御装置4が認識しているから、制
御装置4は当該科目eを無視し、次の項目のデータを読
み出し、以下同様の処理を繰り返す。以上のようにし
て、プリンタ1にセットされている帳票に対応する科目
についてのみ印字が行われる。
【0017】以上は1台のプリンタで複数の帳票を印字
するものとしたが、各帳票はサイズの他にも厚さ、使用
される用紙の種類等も相違し、更に帳票の種類には枚葉
紙の帳票の他にも、関連する複数枚の帳票が綴じられ、
1枚目の帳票に印字することによって下に綴じられてい
る帳票に複写できる、いわゆる複写帳票等の特殊の形態
を有するものもある。そこで、プリンタ1として、複写
帳票等に印字するためのインパクトプリンタと、枚葉の
帳票に印字するためのノンインパクトプリンタ、例えば
レーザビームプリンタ、の二種類を備えるようにしても
よい。
【0018】また、プリンタ1において帳票を搬送し、
印字を行う際には、帳票の用紙の違いに応じて、プリン
タ1の設定を変更する必要がある。例えば、インパクト
プリンタにおいては紙厚等に応じて印圧を制御する必要
がある場合があり、感熱式プリンタにおいては走査温度
を制御する必要がある場合があり、帳票の搬送に関して
は、紙厚、用紙の表面の滑らかさ等に応じて搬送ローラ
のギャップを制御する必要がある場合がある。このよう
な制御を行うには、プリンタ1が直接帳票の用紙に関す
る情報を認識して自動的に制御を行うか、制御装置4が
直接帳票の用紙に関する情報を認識して制御の内容をプ
リンタ1に指示するかの二通りの方式があり、いずれの
方式を採用してもよい。そして、帳票の用紙に関する情
報を認識する方法としては、前者の方式を採用する場合
には、図2BにおいてFMで示すマークように帳票10
2 の所定の領域に、サイズ、紙厚、用紙の種類等、当該
用紙に関する種々の情報を予め印刷しておき、これをプ
リンタに読み込ませるようにすればよく、また、後者の
方式を採用する場合には、各帳票の用紙に関する種々の
情報を入力装置5から予め入力する方法、あるいは印刷
プログラムモジュールに用紙に関する情報を格納してお
き、その情報を制御装置4に認識させる方法がある。
【0019】以上のようにして印字された帳票は次に加
工装置2に搬送され、必要に応じて所定の態様で折ら
れ、丁合いされる。
【0020】折りについては次のようである。折り方の
態様は使用される封筒のサイズと帳票のサイズとから決
定され、それに応じて折り機の制御を行う必要がある
が、そのための制御の情報を折り機に与えるための方法
としては次のような方法がある。第1には、当該帳票の
折りの態様を直接折り機に認識させる方法であり、上述
した用紙に関する情報と同様に、帳票の所定の領域に当
該帳票の折りの態様を印刷しておき、それを折り機に読
み取らせ、折り機の各部の状態を自動設定させることで
行うことができる。第2には、折り機に予め封筒のサイ
ズを入力しておき、更に図2BのマークFMを折り機に
読み込ませ、封筒サイズとマークFMに書き込まれてい
る帳票サイズとの関係から折り機が折りの態様を自動的
に決定する方法である。第3には、印刷プログラムモジ
ュールに用紙に関する情報を格納しておき、その中のサ
イズ情報から制御装置4が折りの態様を決定する方法で
ある。第4には、印刷プログラムモジュールに用紙に関
する情報に加えて折りの態様に関する情報を格納してお
き、その情報により制御装置4に折りの態様を認識させ
る方法である。
【0021】以上は一つの折り機で種々の折りを行うも
のとしたが、折り機の各部の設定状態は紙厚、重量、用
紙の丈夫さの程度等に応じて微妙な調整を必要とする場
合がある。その場合には、複数台の折り機を配置し、各
折り機の調整を折りの対象となる帳票に応じて行えばよ
い。その場合には、印字した帳票を、当該帳票に対して
調整された折り機に搬送する必要があるが、それは制御
装置4が行うことができる。即ち、制御装置4は現在印
字が終了した帳票がどのような帳票であるかを認識して
いるので、この帳票を当該帳票に応じて調整されている
折り機に搬送することができる。なお、指示された通り
の折りのタイミングで用紙を折る折り機は周知であるの
で、その機構の詳細については省略する。
【0022】丁合いについては次のようである。丁合い
機は帳票を郵送先毎に一纏めにするものであるが、どの
帳票からどの帳票までを丁合いするかは、制御装置4か
ら丁合い機に指示することで行うことができる。即ち、
制御装置4は各項目について何枚の帳票を印字したかを
認識しているので、各項目についての帳票の枚数を折り
機に指示することによって、印字された順序で搬送され
てくる帳票を丁合いすることができる。
【0023】また、その他の方法としては、プリンタ1
で科目のデータを印字すると共に、当該項目の最初の帳
票の所定の位置には図3Aに示すようにスタートマーク
SMを、最後の帳票の所定の位置には図3Bに示すよう
にエンドマークEMを印字させ、丁合い機に読み取らせ
てスタートマークSMが印字された帳票からエンドマー
クEMが印字された帳票までを丁合いする方法、あるい
は図4に示すように、印字の際に帳票の所定の位置に当
該項目の認識番号IDをプリンタ1に印字させ、丁合い
機に読み取らせて、同一の認識番号IDが印字された帳
票を収集して丁合いする方法である。この場合、丁合い
機が折り機の後段に配置されている場合には、折りによ
ってこれらのスタートマークSM、エンドマークEMあ
るいは認識番号IDが隠れてしまうことのないようにし
なければならないのは当然である。なお、丁合い機は周
知のものを使用できるので、その機構の詳細については
省略する。
【0024】加工装置2には必要に応じてステップラー
を配置し、丁合いした帳票を綴じるステップラー等を配
置することができる。ステップラーを用いる場合、どの
ような位置に何箇所綴じるかは、上述したと同様に、帳
票の所定の領域に綴じ方に関する情報を予め印刷してお
くことで行うこともできるし、入力装置5から指示する
こともできる。
【0025】加工装置2で所定の加工が行われた帳票は
次に封入封緘装置3に搬送され、所定の封筒に封入され
て封緘される。封入封緘装置3は周知のものを使用でき
るので、その詳細については省略する。以上が帳票主導
型出力処理によるデータ出力方式である。
【0026】次に第2の実施例として、データ主導型出
力処理によるデータ出力方式について説明する。データ
主導型出力処理によるデータ出力方式の構成は図1に示
すと同様であるが、印字プログラムの生成の手法が異な
っている。即ち、制御装置4は名寄せデータファイル6
から各項目毎のデータを読み出すが、読み出した科目が
印字されるべき科目である場合には、当該科目のデータ
を印字するための印字プログラムモジュールを印字プロ
グラムファイル7から読み出してマージしていくのであ
る。
【0027】具体的には次のようである。いま、プリン
タ1には複数種類の帳票がセットされており、制御装置
4は名寄せデータファイル6から最初の項目のデータを
読み出し、その中の第1番目の科目を認識する。そし
て、当該科目に対応する帳票が給紙トレイにセットされ
ていないことを認識して印字されるべきものでないと判
断した場合には無視するが、セットされていることを認
識して印字されるべきものであると判断した場合には、
当該科目のデータを印字するための印字プログラムを印
字プログラムファイル7から読み出し、マージして印字
プログラムを作成する。そして、プリンタ1に当該科目
に対応する帳票の給紙を指示すると共に、印字すべきデ
ータを送って印字させる。第2番目以降の科目について
も同様な処理を行う。そして、第1番目の項目について
の印字を終了すると、制御装置4は第2番目の項目のデ
ータを読み出し、印字すべき科目で且つ第1番目の項目
には含まれていない科目があった場合には、当該科目の
データを印字するための印字プログラムを印字プログラ
ムファイル7から読み出してマージする処理を繰り返
す。
【0028】以上のように、名寄せデータの科目を認識
し、それが印字すべきものであった場合に限って印字プ
ログラムモジュールをマージして印字プログラムを生成
する処理を行うのがデータ主導型出力処理によるデータ
出力方式である。読み出した科目が印字されるべきもの
であるか否かの判断は、セットされている帳票に基づい
て行うようにしてもよいし、入力装置5からの指示によ
り行うようにしてもよい。即ち、プリンタ1の給紙トレ
イには今回の企画で郵送する帳票のみがセットされるも
のである場合には前者の方法を採用することができ、制
御装置4は読み出した科目に対応する帳票がセットされ
ているか否かを判断することにより印字プログラムモジ
ュールのマージ処理を行う。
【0029】また、プリンタ1には複数種類の帳票がセ
ットされているが、セットされている全ての帳票に印字
するのでなく、その中のいくつかの帳票にだけ印字した
い場合には、後者の方法が採用され、入力装置5から印
字すべき科目に関する情報が入力される。従って、制御
装置4は、読み出した科目が指示された科目であるか否
かを判断することによって印字プログラムモジュールの
マージ処理を行う。
【0030】その後の印字、加工、封入封緘の処理は上
記の第1の実施例で説明したと同様に行われる。
【0031】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種
々の変形が可能である。例えば名寄せデータの科目とし
ては種々のものが考えられることは明らかであるし、ま
た、加工装置としては、上述した折り機、丁合い機、ス
テップラーの他にも種々の加工機を使用することもで
き、その制御は上述したと同様の手法により行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す図である。
【図2】プリンタにセットされる帳票の例を示す図であ
る。
【図3】スタートマーク、エンドマークによる丁合いの
制御を説明するための図である。
【図4】認識帳票による丁合いの制御を説明するための
図である。
【図5】従来のパーソナルメールシステムを説明するた
めの概念図である。
【図6】従来のパーソナルメールシステムで用いられる
データの構造を示す図である。
【図7】名寄せデータの構造を示す図である。
【符号の説明】
1…プリンタ、2…加工装置、3…封入封緘装置、4…
制御装置、5…入力装置、6…名寄せデータファイル、
7…印字プログラムファイル
フロントページの続き (72)発明者 日向 一郎 東京都新宿区榎町7番地 大日本印刷株 式会社内 (56)参考文献 特開 昭55−52180(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 19/00 B42D 15/08 G06F 3/12

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】名寄せデータと、 印字プログラムモジュール群と、 複数種類のプレフォーム帳票とを備え、 前記帳票の種類を検知して前記印字プログラムモジュー
    ル群から、備えられている帳票に印字するための印字プ
    ログラムモジュールを選択してマージし、当該マージさ
    れた印字プログラムモジュールに基づいて名寄せデータ
    中の所定のデータを印字することを特徴とするデータ出
    力方式。
  2. 【請求項2】名寄せデータと、 印字プログラムモジュール群と、 複数種類のプレフォーム帳票とを備え、 前記名寄せデータの科目を認識し、その認識した科目に
    対応する帳票が、前記複数のプレフォーム帳票の中に備
    えられている場合に限って、前記印字プログラムモジュ
    ール群から当該科目のデータを印字するための印字プロ
    グラムモジュールを選択してマージすると共に、当該マ
    ージされた印字プログラムモジュールに基づいて名寄せ
    データ中の所定のデータを印字することを特徴とするデ
    ータ出力方式。
  3. 【請求項3】名寄せデータと、 印字プログラムモジュール群と、 複数種類のプレフォーム帳票とを備え、 前記帳票の種類を検知して前記印字プログラムモジュー
    ル群から、備えられている帳票に印字するための印字プ
    ログラムモジュールを選択してマージし、当該マージさ
    れた印字プログラムモジュールに基づいて名寄せデータ
    中の所定のデータを印字し、加工し、封入封緘すること
    を特徴とするパーソナルメールシステム。
  4. 【請求項4】名寄せデータと、 印字プログラムモジュール群と、 複数種類のプレフォーム帳票とを備え、 前記名寄せデータの科目を認識し、その認識した科目に
    対応する帳票が、前記複数のプレフォーム帳票の中に備
    えられている場合に限って、前記印字プログラムモジュ
    ール群から当該科目のデータを印字するための印字プロ
    グラムモジュールを選択してマージし、当該マージされ
    た印字プログラムモジュールに基づいて名寄せデータ中
    の所定のデータを印字し、加工し、封入封緘することを
    特徴とするパーソナルメールシステム。
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