JP3142307B2 - パーソナルメールシステム - Google Patents

パーソナルメールシステム

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JP3142307B2
JP3142307B2 JP14304391A JP14304391A JP3142307B2 JP 3142307 B2 JP3142307 B2 JP 3142307B2 JP 14304391 A JP14304391 A JP 14304391A JP 14304391 A JP14304391 A JP 14304391A JP 3142307 B2 JP3142307 B2 JP 3142307B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パーソナルメールシス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、種々の方法で収集した情報に基づ
いて所定のデータを作成し、それを所定のフォームを有
する帳票に印字してパーソナルメールとして郵送するこ
とが行われている。その例としては、例えば、銀行、生
命保険会社等が行っている定期預金の満期のお知らせ、
入金、出金の明細に関するお知らせ、保険に関するお知
らせあるいはクレジットによる支払いの明細のお知らせ
等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、所定のデー
タを帳票に印字するためには、被印字データ、被印字媒
体及び印字処理手段の3種の印字要素が必要である。被
印字データは印字されるデータそのもの、及び当該デー
タを含むファイルであり、被印字媒体は予め所定のフォ
ームが印刷されたプレ印刷帳票(以下、単に帳票と称
す)であり、印字処理手段は、マイクロコンピュータ等
の制御装置で実行可能な印字プログラムであり、このプ
ログラムに記述されている処理に従って各データが帳票
の指定された位置に印字されるものである。そして、こ
れらの3種の印字要素が有機的に係わり合うことによっ
て帳票の印字処理が行われるのであるが、従来の帳票の
印字処理は、印字処理手段を中心として行われていた
(以下、印字処理手段を中心とする印字処理をプログラ
ム主導型印字処理と称す)ので、次のような問題が生じ
ていた。即ち、例えば銀行を例にとれば、上述したよう
に、顧客に対して、定期預金の満期の通知、入出金の明
細に関する通知、ローンの支払/残高に関する通知、ク
レジットによる支払いの明細の通知等の種々の通知をパ
ーソナルメールとして郵送する場合があり、これらの通
知を一通一通郵送したのではコストが高くなるので、纏
めて郵送することが行われるが、従来行われていたプロ
グラム主導型印字処理では、特定の通知に対する印字プ
ログラムを作成して印字システムにセットし、次に、当
該印字プログラムで印字しようとする被印字データが書
き込まれている磁気テープ(以下、MTと称す)や磁気
ディスク(以下、MDと称す)を印字システムにセット
すると共に、印字を行う帳票をセットし、そして印字プ
ログラムを実行させることによって帳票にデータを印字
するという処理が必要となるので、複数の通知を纏めて
郵送しようとする場合には、各通知に対応する印字プロ
グラムを予め作成しておき、一つの通知に対応する帳票
の印字が終了したら、次の通知に対応する印字プログラ
ム、被印字データ及び帳票をセットして印字する処理を
繰り返し行う必要があり、非常な手間を要するものであ
った。
【0004】以上の事柄を図9のプログラム主導型印字
処理の概念図を用いて説明すると次のようである。い
ま、A,B,Cの3種類の通知を纏めて郵送するものと
すると、まず予めA,B,Cの各通知用の印字プログラ
ム101,102,103を作成し、印字システム10
0にセットする。次に最初の通知、例えば通知Aを印字
するために、通知Aのためのデータが書き込まれている
MT104、及び通知A用の帳票107を印字システム
100にセットする。MT104には図10に示すよう
に、通知Aの対象となっている個人名と当該個人の通知
Aに関するデータが書き込まれている。MT105、1
06についても同様である。そして、印字プログラム1
01を起動させ、印字を行う。これにより、MT104
に書き込まれている各個人に対する帳票が作成される。
通知A用の帳票の印字が終了すると、次に通知Bを印字
するために、MT104を取り外してMT105を印字
システム100にセットすると共に、残っている通知A
用の帳票107を除いて通知B用の帳票108をセット
し、印字を行う。通知B用の帳票の印字が終了すると、
次に同様にして通知Cの印字を行う。
【0005】このようにして3種類の帳票が印字される
が、印字終了の後にこれらの帳票を例えば封入封緘装置
(図示せず)にセットして、同一人に対する各帳票をマ
ッチングして丁合いし、所定の封筒に封入して一連の処
理が終了となる。なお、以上の説明は各通知のためのデ
ータがそれぞれ別個にMTに書き込まれているものとし
たが、名寄せデータを用いることも可能である。ここ
で、名寄せデータとは、各科目に関する情報の中から特
徴ある項目について横断的に収集したデータをいい、例
えば銀行に関する名寄せデータは図11に示すように、
取引先を特徴ある項目とし、普通預金、当座預金、定期
預金、積立預金、住宅ローン、学資ローン等の種々の取
り引きを科目として、取引先毎に当該取引先が行ってい
る取り引き情報を纏めて形成されている。しかし、上述
したように従来のプログラム主導型印字処理では、一つ
の帳票ずつしか印字できないので、名寄せデータを有し
ていたとしても、名寄せデータから、各取り引きについ
ての取り引き先のデータを纏めて図10に示すような構
造のデータを作成しなければならないものであり、いず
れにしても複数の帳票を纏めてパーソナルメールを行う
場合には、まず郵送する帳票を一種類ずつ印字し、その
後宛先毎に丁合いするという作業を行わなければなら
ず、非常な手間がかかるばかりでなく、丁合いを誤って
他の取引先のデータを郵送してしまうという事態も生じ
ていた。
【0006】本発明は、上記の課題を解決するものであ
って、パーソナルメーリングを効率的に行うことができ
るパーソナルメールシステムを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】さて、上述した従来の問
題点は、データ出力を印字プログラムを中心として行っ
ていることに起因している。そこで、本発明では、帳票
を中心として出力処理を行う帳票主導型出力処理、名寄
せデータを中心として出力処理を行うデータ主導型出力
処理を採用することによって上記の課題を解決するもの
である。
【0008】帳票主導型出力処理とは、名寄せデータ、
及び名寄せデータの各科目のデータを指定された帳票に
印字するための印字プログラム群が存在するとき、印字
される帳票を印字システムにセットすることによって、
制御手段が帳票の認識符号を検知し、当該帳票に対応す
る印字プログラムを印字プログラム群の中から自動的に
選択し、当該帳票に名寄せデータの中の該当するデータ
を出力する処理をいい、データ主導型出力処理とは、名
寄せデータ、及び予め定められた形式で名寄せデータの
各科目のデータを印字する印字プログラム群が存在する
とき、制御手段が名寄せデータの各項目に含まれている
科目を検知し、印字プログラム群の中から該当する印字
プログラムを選択して次々と実行し、データを帳票に出
力していく処理をいう。
【0009】従って、本発明の第1のパーソナルメール
システムは、名寄せデータと、出力処理手段群と、名寄
せデータに含まれる科目の中から選択された複数の科目
のデータを印字するための書式が一組となされて当該組
が連続紙の長手方向に繰り返し印刷されている帳票とを
備え、前記帳票に設定されている書式を検知して前記出
力処理手段群から当該書式を印字するための出力処理手
段を選択して合成すると共に、当該合成された出力処理
手段に基づいて名寄せデータ中の所定のデータを印字
し、加工し、封入封緘することを特徴とし、本発明の第
2のパーソナルメールシステムは、名寄せデータと、出
力処理手段群と、名寄せデータに含まれる科目の中から
選択された複数の科目のデータを印字するための書式が
一組となされて当該組が連続紙の長手方向に繰り返し印
刷されている複数の帳票とを備え、前記出力処理手段群
の中から前記名寄せデータの各項目に含まれる科目に応
じた出力処理手段を選択して合成すると共に、前記名寄
せデータから読み出した項目が有する科目に最適な帳票
を選択して前記合成された出力処理手段に基づいて名寄
せデータ中の所定のデータを印字し、加工し、封入封緘
することを特徴とする。
【0010】
【作用及び発明の効果】従来の印字プログラムを中心と
した方式においては、一度には一つの帳票しか印字でき
ず、しかも帳票に所定のデータを印字する度毎に印字プ
ログラムを作成する必要があったが、それに対して本発
明では、帳票またはデータを中心としたデータ出力処理
を行うので、名寄せデータ中の各科目のデータを印字す
るための印字プログラムをモジュールとしてファイルに
格納し、印字に必要な印字プログラムモジュールだけを
読み出してマージするので、帳票に印字する度に印字プ
ログラムを作成する必要がない。また、本発明において
は名寄せデータに何の加工を施す必要もないので、その
まま非常に効率的に使用することができ、従来のように
一つの帳票を印字する度にMTを掛け替える必要はな
く、手間を省くことができる。更に、名寄せデータ中の
所定の科目のデータが連続して印字されるので、従来生
じていたような丁合いの誤りは生じないものである。ま
た更に、加工装置の制御についても、従来はその都度オ
ペレータが全て指示する必要があったが、本発明におい
ては、帳票の各書式に予め印刷したサイズ情報等により
加工装置の制御条件を自動的に設定できるので、オペレ
ータの作業負荷を軽減することができる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して実施例を説明する。図
1は、本発明に係る帳票主導型出力処理によるパーソナ
ルメールシステムの一実施例の構成を示す図であり、図
中、1はプリンタ、2は加工装置、3は封入封緘装置、
4は制御装置、5は入力装置、6は名寄せデータファイ
ル、7は印字プログラムファイルを示す。プリンタ1は
帳票に所定のデータを印字するものであり、インパクト
プリンタまたはノンインパクトプリンタで構成される。
また、プリンタ1は帳票に印刷されている符号を読み取
る機能を有しているものとする。加工装置2は印字され
た帳票を切断するための切断機、帳票を所定の態様で折
り畳むための折り機、帳票を郵送先毎に綴るための綴じ
機等で構成されている。これらの切断機、折り機、綴じ
機は周知のものを使用することができるが、その動作に
ついては後述する。封入封緘装置3は加工装置2で所定
の態様に加工された帳票を郵送先毎に封筒に入れて封緘
するものであり、周知のものを使用することができる。
制御装置4はパーソナルコンピュータ等で構成され、当
該パーソナルメールシステムの各部の動作を統括して管
理するものである。その動作については後述する。入力
装置5は制御装置4に所望の動作を指示したり、所望の
処理のためのパラメータ等を入力するものであり、キー
ボード、磁気カードリーダーまたはICカードリーダー
等周知の入力手段で構成される。名寄せデータファイル
6は上述した構造を有するデータベースである。なお、
以下の説明では当該名寄せデータファイル6は図11に
示すような銀行取り引きに関するデータとする。印字プ
ログラムファイル7は、名寄せデータに含まれる科目の
データを帳票に印字するための印字プログラムが、各科
目毎にモジュール化されて書き込まれているものであ
り、例えば、図11に示すような名寄せデータを印字す
るものとすると、印字プログラムファイル7には、普通
預金のデータを印字するための印字プログラムモジュー
ル、当座預金のデータを印字するための印字プログラム
モジュール、定期預金のデータを印字するための印字プ
ログラムモジュール、積立預金のデータを印字するため
の印字プログラムモジュール、住宅ローンのデータを印
字するための印字プログラムモジュール、学資ローンの
データを印字するための印字プログラムモジュール等、
各科目のデータを印字するための印字プログラムモジュ
ールが書き込まれている。
【0012】さて、プリンタ1には被印字媒体である帳
票がセットされるが、本発明においては図2に示すよう
に、名寄せデータに含まれる科目の中から選択された複
数の科目のデータを印字するための書式を一組とし、そ
の組が連続紙の長手方向に繰り返し印刷されている帳票
10が使用される。図2では、名寄せデータの科目の中
から、A科目、B科目、C科目、D科目の4種類の科目
が選択されて、これらの科目のデータを印字するための
書式が連続紙の長手方向に連続して印刷されて一組とな
されており、この組が繰り返し印刷されている。どのよ
うな科目に対応する書式を印刷するかは、当該パーソナ
ルメールの企画によって選択される。例えば、普通預金
と定期預金に関する取り引き内容を通知する場合には、
帳票10にはこれらの科目に対応した書式が一組となさ
れてそれが繰り返し印刷される。このような帳票10が
プリンタ1にセットされると制御装置4は、当該帳票1
0がどのような科目に対応する書式を有するものである
かを検知する。そのための手段としては、次の二通りの
方法がある。第1の方法は、図2においてM1,M2,M3,
4 で示すように、各書式毎に当該書式を特定するため
の符号を予め印刷しておき、プリンタ1の読み取り機能
によりこれらの符号を読み取らせ、その情報を受けて検
知する方法であり、第2の方法は、入力装置5からオペ
レータが入力した書式に関する情報から検知する方法で
ある。
【0013】そして、制御装置4は、帳票10に印刷さ
れている書式を検知すると、印字プログラムファイル7
から、帳票10に印刷されている書式に対応する科目の
データを印字するための印字プログラムモジュールを読
み出してマージ処理を行い、当該帳票10に対する印字
プログラムを生成する。いま、前記第1の方法により書
式の検知を行うものとすると、図2に示すように符号M
1,M2,M3,M4 が印刷されている帳票10がセットされ
ると、制御装置4はプリンタ1を起動して符号の読み取
りを行わせる。この場合にはまず符号「○」を検知す
る。これにより当該書式がA科目に対応するものである
と認識し、印字プログラムファイル7からA科目のデー
タを印字するための印字プログラムモジュールを読み出
す。次に符号「△」を検知する。これにより当該書式が
B科目に対応するものであると認識し、印字プログラム
ファイル7からB科目のデータを印字するための印字プ
ログラムモジュールを読み出して、先に読み出したA科
目用の印字プログラムモジュールと合成してマージす
る。以下、同様にしてC科目用の印字プログラムモジュ
ール及びD科目用の印字プログラムモジュールをマージ
する。符号「▽」の次には再び符号「○」を検知する
が、当該符号は前に検知しているので、帳票10に印刷
されている全ての書式の符号を読み取ったことを認識し
て印字プログラムのマージ処理を終了する。これにより
当該帳票10に対して印字を行うための印字プログラム
が生成される。なお、制御装置4は、印字プログラムモ
ジュールをマージするに際して、いま印字しようとして
いる項目において、帳票10に設定されている書式に対
応する科目データが存在しない場合には、当該書式を無
視して次の書式に改頁する処理、及び項目中に当該帳票
10に設定されている書式に対応する科目以外の科目が
含まれている場合にはそのデータを無視する処理、一つ
の科目のデータの印字が終了したら次の科目の書式に改
頁する処理等の印字に際しての基本的な処理を付加す
る。具体的には、いまA,B,C,Dの科目が、それぞ
れ普通預金、定期預金、当座預金、積立預金であり、図
11に示す名寄せデータを用いて印字するものとする
と、「特許太郎」の項目に関しては帳票10に設定され
ている全ての科目についてはそのデータが印字される
が、学資ローンのデータは無視される。また「実用花
子」の項目に関しては、当座預金と積立預金についての
データを有していないので、帳票10のC科目及びD科
目の書式には何等印字が行われずに次の書式に改頁され
る。
【0014】また、前記第2の方法により書式の検知を
行う場合には、入力装置5から、帳票10に設定されて
いる書式に関する情報が、設定されている順序に入力さ
れる。例えば、図2に示す帳票10の場合には、A科
目、B科目、C科目、D科目の順に書式が設定されてい
ることが入力装置5から指示される。この情報により制
御装置4は帳票10に設定されている書式及びその順序
を認識し、これらの書式に対応する印字プログラムモジ
ュールを印字プログラムファイル7から呼び出してマー
ジし、当該帳票10に対する印字プログラムを生成す
る。以上のようにして使用する帳票に対する印字プログ
ラムを生成すると、制御装置4は名寄せデータファイル
6の各項目から当該帳票10に設定されている科目のデ
ータを読み出してプリンタ1に供給し、印字を行わせ
る。このようにして印字された帳票の例を図3に示す。
図3においては斜線が施されている書式は当該科目に関
するデータが印字され、斜線が施されていない書式は当
該科目に対するデータが存在しないので印字されていな
いことを示している。以下、同様である。即ち、取引先
aの項目は当該帳票10に設定されているA,B,C,
Dの全ての科目についてのデータを有しているので全て
の書式に対して印字が行われているが、取引先bの項目
については、帳票10に設定されている科目の中のC科
目及びD科目についてのデータを有していないので印字
されることなく改頁されている。
【0015】以上のようにして所定のデータが印字され
た帳票は加工装置2に供給されて所定の加工が行われる
が、加工装置2で行う加工としては次のような態様が考
えられる。まず、切断の態様としては、まず、印字され
た帳票10を単純に郵送先毎、即ち取り引き先毎に切断
する態様がある。このとき、第1には、切断のタイミン
グを求める方法には帳票10の各書式に予めサイズを示
す情報を印刷しておく方法、第2には、各印字プログラ
ムに対応する書式のサイズ、例えば天地方向の長さ、左
右方向の長さ、帳票の厚さ等を書き込んでおく方法、そ
して第3には、入力装置5から入力する方法の3通りの
方法がある。前記第1の方法は、図2のF1,F2,F3,F
4 で示すように予め各書式の所定の位置に当該書式の縦
と横のサイズを表す符号を印刷しておき、制御装置4
は、当該符号をプリンタ1で読み取らせることによって
書式の一組の長さL(=LA+LB+LC+LD)を求める
ことができるので、切断のタイミングを設定することが
でき、当該設定した切断タイミングを加工装置2の切断
機(図示せず)に供給することによって、郵送先毎に切
断することができる。
【0016】前記第2の方法は、各印字プログラムモジ
ュールに予め対応する書式のサイズを書き込んでおき、
制御装置4が読み込んだ印字プログラムモジュールから
サイズの情報を検知して切断のタイミングを求め、切断
機に指示する方法である。第3の方法は、オペレータが
入力装置5から直接切断のタイミングに関する情報を入
力する方法であり、これによれば制御装置4は直接切断
タイミングを知ることができるので、当該切断タイミン
グを切断機に指示することで郵送先毎に切断することが
可能である。なお、指示された通りの切断のタイミング
で用紙を切断する切断機は周知であるので、その機構の
詳細については省略する。次に、以上のように帳票10
を郵送先毎に切断する場合の折りの態様は、各書式毎に
折るようにしてもよいし、所定の長さで折り畳むように
してもよい。このような折りの態様は、制御装置4が各
書式のサイズと予め入力されている封筒のサイズを比較
することによって自動的に決定するようにしてもよい
し、入力装置5から折り幅等のパラメータを指示するよ
うにしてもよい。なお、指示された通りの折りのタイミ
ングで用紙を折る折り機は周知であるので、その機構の
詳細については省略する。
【0017】以上の第1の切断の態様によれば、図3の
取引先bのように、帳票10に設定されている書式に該
当する科目のデータを有さない項目については空覧の書
式までが郵送されることになる。そこで、空覧の書式は
切断して排紙し、印字された書式のみを郵送する態様が
考えられる。それが第2の切断の態様である。空覧の書
式を排紙する方法としては、プリンタ1における印字の
際に、当該書式に印字するデータがない場合には、当該
書式の所定の位置に切断加工のためのマークを印字する
方法と、制御装置4が直接加工装置2に排紙する書式を
指示する方法がある。前者の方法においては、制御装置
4はデータを印字する際に、印字されようとしている項
目が帳票10に設定されている科目のデータを有してい
るか否かを検知し、例えば、設定されている全ての科目
のデータを有している場合には、プリンタ1に、当該項
目についての最初の書式の所定の位置に、例えば図4の
MK1で示すような折り体マークの印字を指示する。ま
た、一つでも空覧となる書式がある場合には、制御装置
4はプリンタ1に、当該項目についての最初の書式の所
定の位置に、例えば図4のMK2 で示すような単片体マ
ークの印字を指示すると共に、排紙されるべき書式の所
定の位置に図4のMK3 で示すような排紙マークの印字
を指示する。なお、折り体とは、一組の書式を途中で切
断することなく折るものであることを意味し、単片体と
は各書式が全て切断さればらばらになされるものである
ことを意味し、排紙とは切断された後に廃棄されるべき
ものであることを意味する。このような切断加工マーク
が印字された帳票10はプリンタ1から加工装置2の切
断機に供給される。切断機は切断加工マークを読み取
り、切断加工マークで定められた通りの切断を行う。切
断のタイミングは、上述したと同様にして切断機に与え
ることができる。
【0018】後者の方法は次のようである。制御装置4
は名寄せデータファイル6から印字するデータを読み出
しているので、どの書式が空覧になっているかを認識す
ることができる。従って、制御装置4から切断機に直接
排紙すべき書式の切断を指示することによって排紙すべ
き書式を取り除こうというのがこの方法である。この場
合の切断のタイミングも上述したと同様にして指示する
ことができる。
【0019】このようにして切断された書式は折り機に
供給されて折られる。折りの態様は、折り体の場合は上
述したと同様であるが、単片体の場合は、各書式のサイ
ズと封筒のサイズを比較して定めることができることは
明らかである。以上のようにして切断され、折られた書
式は次に封入封緘装置3に供給されて予め用意された封
筒に封入され、封緘される。
【0020】図2、図4に示した例では個々の書式に、
当該書式の種類、サイズ、加工条件等を示す情報を印刷
するものとしたが、図5中のMで示すように、一つの組
を構成する書式の中のいずれかの書式、図5では先頭の
書式の所定の箇所に所定の情報を示すフォームマークを
付してもよいものである。
【0021】このフォームマークMに書き込む情報の内
容としては、この組に含まれる書式の種類に関する情
報、書式の形態に関する情報、加工条件に関する情報等
があげられる。書式の種類に関する情報は印字プログラ
ムモジュールをマージするために用いられる情報であ
り、図5に示す帳票10の場合には、一組の書式の中に
はA科目、B科目、C科目及びD科目に関するデータが
印字される書式が、この順序に配置されていることが書
き込まれる。また特殊な書式を含む場合にはその旨の情
報も書き込まれる。例えば図5においてB科目に関する
書式がOCRで読み取られるべき書式である場合には、
情報Mにはこの組の2番目の書式がOCRで読み取られ
るものである旨の情報が書き込まれる。
【0022】書式の形態に関する情報としては、当該組
に含まれる各書式の天地サイズ、左右サイズ、厚みを示
す情報及び各書式の天地サイズの合計を示す情報等が書
き込まれる。加工条件に関する情報は、加工装置2で行
う切断、折りあるいは綴じ等のタイミング、及び封入封
緘装置3で行う封入封緘の態様を定める情報であり、各
書式毎の加工条件あるいは組としての統括した加工条件
が書き込まれる。
【0023】このフォームマークMは、読み取りが可能
で且つ制御装置4が認識できるものであればどのような
形態でもよく、磁気的に読み取りを行う手法を採用する
ことも可能ではあるが、バーコードや文字/数字等の光
学的に読み取りを行う手法を採用するのがよい。なぜな
らバーコードや文字/数字等は書式の印刷時に同時に印
刷できるからである。
【0024】このように印字、加工に際して必要となる
情報の全てをフォームマークとして一纏めにして所定の
位置に付すことによって、図2、図4に示すものよりも
フォームマークの読み取り箇所が少なくなるばかりでな
く、当該フォームマークが一組中の各書式の条件が統合
されたものであるため、加工装置2および封入封緘装置
3での加工条件の設定が高速化されるものである。以上
が帳票主導型出力処理によるパーソナルメールシステム
である。
【0025】次に第2の実施例として、データ主導型出
力処理によるパーソナルメールシステムについて説明す
る。データ主導型出力処理によるパーソナルメールシス
テムの構成は図6に示すように、複数のプリンタ11
Nを用いる点で上記第1の実施例である図1と異なっ
ている。そして、各プリンタには、図7に示すように互
いに異なる書式を有する帳票がセットされる。即ち、例
えばいま、名寄せデータの科目の中のA,B,C,Dの
4種類の科目についてのデータを印字して郵送するもの
とすると、項目、即ち取引先にはこれら全ての科目につ
いてのデータを有しているものもあるし、そうでない項
目もある。そこで、例えば図7A,B,C,Dに示すよ
うな種々の帳票が用意され、図7Aの帳票はプリンタ1
1に、図7Bの帳票はプリンタ12に、図7Cの帳票はプ
リンタ13に、図7Dの帳票はプリンタ14にそれぞれセ
ットされる。なお、図7AはA,B,C,Dの4種類の
科目に対応する書式が全て印刷された帳票を示し、図7
BはA,B,Cの3種類の科目に対応する書式が印刷さ
れた帳票を示し、図7CはA,C,Dの3種類の科目に
対応する書式が印刷された帳票を示し、図7DはA,D
の2種類の科目に対応する書式が印刷された帳票を示し
ている。
【0026】そして、制御装置4はどの給紙装置にはど
のような帳票がセットされているかを検知する。この検
知は、例えば入力装置5から指示することで行うことが
できる。そして次に制御装置4は名寄せデータファイル
6から最初の項目のデータを読み出して、どのような科
目を有しているかを検知し、印字プログラムを生成す
る。例えば、最初の項目がA,B,Cの科目を有してい
る場合には、制御装置4は印字プログラムファイル7か
らA,B,Cの科目に対応する印字プログラムモジュー
ルを読み出してマージする。次に制御装置4は、これら
の科目のデータを印字するために最適の帳票を選択して
該当するプリンタに給紙及び印字を指示する。この場合
には図7Bに示すようにA,B,Cの科目のデータを印
字するための帳票が用意されているので、プリンタ12
に給紙及び印字の指示がなされ、印字が行われるが、当
該帳票が用意されていない場合には、制御装置4は空覧
になる書式が最小となる帳票、この場合には図7Aに示
す帳票を選択してプリンタ11に給紙及び印字の指示を
行う。そして、給紙された帳票に対して読み出された科
目のデータが印字される。上述した帳票主導型出力処理
によるパーソナルメールシステムにおいてはプリンタ1
にセットされる帳票は一種類だけであるので、空覧にな
る書式が生じることがあるが、データ主導型出力処理に
よるパーソナルメールシステムにおいては空覧が生じる
のを最小に抑えることができ、印字したい書式の全ての
組合せについて帳票を用意しておく場合には空覧が生じ
ることを回避することができる。
【0027】このようにして最初の項目についての印字
が終了すると、次に制御装置4は2番目の項目のデータ
を読み出し、どのような科目を有しているかを検知す
る。このとき、前にマージした印字プログラムで印字で
きない科目を有している場合には、当該科目に対応する
印字プログラムモジュールを印字プログラムファイル7
から読み出してマージする。例えば2番目に読み出した
項目がA,B,C,Dの科目を有しているものとする
と、最初に生成した印字プログラムはA,B,Cの科目
に関する印字プログラムであり、このままではD科目の
データの印字を行うことはできないから、制御装置4は
印字プログラムファイル7からD科目に対応する印字プ
ログラムモジュールを読み出して、先に生成した印字プ
ログラムにマージする。そして、プリンタ1に対して、
A,B,C,Dの科目のデータを印字するために最適の
帳票、この場合は図7Aに示す帳票を選択してプリンタ
1に給紙及び印字の指示を行う。
【0028】印字プログラムモジュールのマージは、入
力装置5からの指示によって行うことも可能である。即
ち、オペレータは入力装置5からマージすべき印字プロ
グラムモジュールを指示する。それに応じて制御装置4
は指示された印字プログラムモジュールを印字プログラ
ムファイル7から読み出してマージし、印字プログラム
を生成する。次に、制御装置4は名寄せデータファイル
6から各項目のデータを読み出して、当該項目がどのよ
うな科目を有しているかを検知し、最適な帳票の給紙を
プリンタ1に指示する。その後の動作は上述したと同様
に行われる。印字が終了した後の加工、封入封緘につい
ては上記第1の実施例で説明したと同様である。
【0029】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種
々の変形が可能である。例えば、上記実施例では名寄せ
データの科目のデータの印字についてのみ説明したが、
図8に示すように、帳票に所定の書式の他に予め当該通
知の宛先、及び差出人名を印字するための書式、及びフ
ラップFLを印刷しておき、印字の後に切断機で図8の
一点鎖線に沿って切断し、折り機で破線に沿って折り畳
み、封緘装置でフラップFLに糊付けして封緘すること
も可能であり、これによれば封筒を用意する必要はなく
なる。この図8に示す帳票の形態は帳票主導型出力処理
にもデータ主導型出力処理にも適用できるものである帳
票には、印字するための書式以外にも、公告等を予め設
けておいてもよく、また一組の書式の始めと終わりにそ
れぞれスタートマークとエンドマークを設けておいても
よい。更に封入封緘装置において、公告等を帳票と共に
封入してもよい。一組の書式を折り体もしくは単片体だ
けにするのではなく、折られるものと単片体になされる
ものとの混合でもよい。
【0030】第2の実施例であるデータ主導型出力処理
によるパーソナルメールシステムにおいて、複数のプリ
ンタI1 〜IN を用いることを説明したが、1台のプリ
ンタに対して複数給紙台を備え、選択給紙を行うことで
同様の処理を行うことが可能である。また、名寄せデー
タの科目としては種々のものが考えられることは明らか
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の構成を示す図である。
【図2】 本発明において用いられる帳票の例を示す図
である。
【図3】 印字された帳票の加工を説明するための図で
ある。
【図4】 帳票の切断の態様を説明するための図であ
る。
【図5】 本発明において用いられる帳票の他の例を示
す図である。
【図6】 本発明の第2の実施例の構成を示す図であ
る。
【図7】 データ主導型出力処理において用いられる帳
票の例を示す図である。
【図8】 本発明に適用できる帳票の例を示す図であ
る。
【図9】 従来のパーソナルメールシステムを説明する
ための概念図である。
【図10】 従来のパーソナルメールシステムで用いら
れるデータの構造を示す図である。
【図11】 名寄せデータの構造を示す図である。
【符号の説明】
1…プリンタ、2…加工装置、3…封入封緘装置、4…
制御装置、5…入力装置、6…名寄せデータファイル、
7…印字プログラムファイル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−52180(JP,A) 特開 平4−241062(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 19/00 B41J 21/00 G06F 3/12 B42D 15/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 名寄せデータと、出力処理手段群と、名
    寄せデータに含まれる科目の中から選択された複数の科
    目のデータを印字するための書式が一組となされて当該
    組が連続紙の長手方向に繰り返し印刷されている帳票と
    を備え、前記帳票に設定されている書式を検知して前記
    出力処理手段群から当該書式を印字するための出力処理
    手段を選択して合成すると共に、当該合成された出力処
    理手段に基づいて名寄せデータ中の所定のデータを印字
    し、加工し、封入封緘することを特徴とするパーソナル
    メールシステム。
  2. 【請求項2】 名寄せデータと、出力処理手段群と、名
    寄せデータに含まれる科目の中から選択された複数の科
    目のデータを印字するための書式が一組となされて当該
    組が連続紙の長手方向に繰り返し印刷されている複数の
    帳票とを備え、前記出力処理手段群の中から前記名寄せ
    データの各項目に含まれる科目に応じた出力処理手段を
    選択して合成すると共に、前記名寄せデータから読み出
    した項目が有する科目に最適な帳票を選択して前記合成
    された出力処理手段に基づいて名寄せデータ中の所定の
    データを印字し、加工し、封入封緘することを特徴とす
    るパーソナルメールシステム。
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