JP2008146211A - 小切手処理装置、処理プログラム、及び小切手処理方法 - Google Patents

小切手処理装置、処理プログラム、及び小切手処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】小切手処理装置の制御回路の規模を増大させることなくユーザにより設定入力される種々の条件に従って小切手の仕分けを行う。
【解決手段】小切手100から小切手情報を読取って読取り結果をホストコンピュータ20に出力する小切手処理装置10において、前記ホストコンピュータ20にて前記小切手の分類条件が操作入力部22より入力されるので、ユーザによる条件設定が可能となる。さらにホストコンピュータ20で前記小切手情報の読取り結果が当該分類条件を満たす第1グループと満たさない第2グループとに分類されるので、小切手処理装置10は制御部18でかかる処理を行わない。よって小切手処理装置10は、制御部18の回路規模を増大させることなく当該分類結果に従って小切手を第1、第2グループに仕分けして、それぞれ収容部16、17に収容することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、小切手表面から小切手情報を読取ってホストコンピュータに入力する小切手処理装置、前記ホストコンピュータの処理プログラム及び小切手処理方法に関する。
欧米を中心に種々の支払いに小切手が広く用いられている。代金の代わりに小切手を受け取った受取人は、小切手を銀行へ持ち込むことにより換金を受ける。また小切手が持ち込まれた銀行は、支払人の口座がある銀行へ小切手を送付することによりその銀行からの送金を受ける。このように、小切手による決済においては逐一小切手の搬送が伴う。よって、小切手搬送の労力とコストを低減すべく、近年では小切手を搬送する代わりに、電子データ化された小切手情報を公衆通信網などを介して送受信する電子決済方法が提案されている。
このため、小切手を受け取った小売店や企業、または小切手の受取人から小切手を持ち込まれた銀行の窓口においては、小切手情報を電子データ化する必要がある。そのために小切手の表面に磁気インク文字で記載された支払人の銀行コード、口座番号等の小切手情報を、MICR(磁気インク文字読取装置)により読取って電子データ化する小切手処理装置が用いられる。かかる小切手処理装置の例が、特許文献1、2に記載されている。
上記のような小切手処理装置が小切手受取人により用いられる場合は、支払に使用された小切手から読取られた小切手情報データが、公衆通信網などを介して銀行の決済システムのサーバへ送信され、支払人の口座から受取人の口座への入金処理が行われる。あるいは、支払人の口座が別の銀行にある場合は、銀行間で小切手情報データの送受信が行われ、送金処理が行われる。
また、上記のような小切手処理装置をもたない受取人が小切手を銀行に持ち込んだ場合には、銀行の窓口で銀行員が持ち込まれた小切手を小切手処理装置に処理させ、小切手情報データが銀行の決済システムに送られて決済が行われる。
特開2004−243767号公報 特開2004−206362号公報
ところで、上記のような小切手処理装置により小切手情報が読取られ、決済処理を終えた後の小切手の現物は、次のように処理される。例えば、小売店や企業などにおいては、小切手は再使用を禁止する「VOID」印字がされた後、レシートとともに支払人に返却される。よって処理後の小切手の返却に際しては支払人ごとに小切手を仕分けする作業が発生する。しかも、企業間の取引では複数の支払人から受け取った大量の小切手を処理する場合が多いので、かかる仕分け作業の効率化が望まれる。また、企業などでは支払能力が危険視されるような支払人の小切手を決済前に分別するといったニーズもある。
また銀行窓口においては、受取人が小切手を持ち込んだらその場で小切手情報の読取りが行われ、受取人にレシートが発行される。そして小切手は発行元の銀行ごとに仕分けされ、決済処理のための小切手情報データとは別に各銀行へ搬送されて、支払人に返却される。このために、銀行支店のバックオフィスには再度小切手情報を読取って銀行ごとに仕分けを行う大型の処理装置を備える場合が多い。しかし、窓口とバックオフィスで読取り処理が重複して発生すると非効率である。よって、窓口で小切手情報を読取った際に銀行ごとに仕分けすることが望まれる。
しかしながら、企業や銀行窓口で用いられる小切手処理装置は限られたスペースに設置できるように小型化が求められ、一方では低コスト化の要望により、制御回路の規模が制限される。よって従来の小切手処理装置は読取エラーが生じた小切手を分別する程度の機能を有するにすぎず、上記のような複雑な仕分け処理には適さない。
そこで、上記に鑑みてなされた本発明の目的は、制御回路の規模を増大させることなく、ユーザが設定する種々の条件で小切手の仕分けが可能な小切手処理装置等を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の側面は、小切手から小切手情報を読取って読取り結果をホストコンピュータに出力する小切手処理装置において、前記ホストコンピュータにて前記小切手の分類条件が入力されて前記小切手情報の読取り結果が当該分類条件を満たす第1グループと満たさない第2グループとに分類され、当該分類結果に従って小切手を前記第1、第2グループに仕分けすることを特徴とする。
上記側面によれば、ホストコンピュータにて小切手の分類条件が入力され、小切手情報の読取り結果が分類条件を満たす第1グループと満たさない第2グループとに分類されるので、ユーザは分類条件を任意に設定できる。そして、小切手処理装置はホストコンピュータから入力される分類結果に従って小切手を仕分けするので、かかる分類処理のために制御回路の規模を増大させることなく小切手の仕分けが可能となる。
上記側面の好ましい実施態様では、前記小切手情報は、銀行、口座、シリアル番号、金額、日付等の項目の属性情報であり、前記分類条件は、前記項目のいずれか1つ以上の属性または前記小切手情報の読取りの成否に対する条件であることを特徴とする。よって、銀行ごとや、銀行と口座番号で特定される支払人ごと、あるいは小切手情報の読取りの成否といった柔軟な分類条件の設定が可能となる。
上記の目的を達成するための本発明の第2の側面は、小切手から小切手情報を読取る小切手処理装置から前記読取り結果を入力されるホストコンピュータの処理プログラムであって、前記小切手の分類条件の入力を受ける手順と、前記小切手情報の読取り結果を当該分類条件を満たす第1グループと満たさない第2グループとに分類する手順と、前記分類結果を前記小切手処理装置へ入力し、当該分類結果に基づき前記小切手処理装置に小切手を前記第1、第2グループに仕分けさせる手順とを前記ホストコンピュータに実行させることを特徴とする。
上記側面によれば、銀行や小売店などのユーザが保有するパーソナルコンピュータ等をホストコンピュータとして動作させて小切手処理装置に小切手の仕分けを実行させることができるので、ユーザの既存のインフラを有効活用することができる。また、小切手に記載される小切手情報の項目や記載方式についての当該業界の仕様が変更された場合であっても、小切手処理装置の制御回路などのハードを変更することなく、処理プログラムを修正することによってかかる仕様変更に柔軟に対応できる。
以下、図面にしたがって本発明の実施の形態について説明する。但し、本発明の技術的範囲はこれらの実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された事項とその均等物まで及ぶものである。
図1は、本実施形態の小切手処理装置が小売店や各企業で用いられる第1の実施例を説明する図である。図2は、本実施形態における小切手処理装置の概略構成を説明する図である。
図1に示すように、小切手処理装置10は小切手の受取人であるB社のバックオフィスや経理部門などに設置され、パーソナルコンピュータなどのホストコンピュータ20に接続される。そして、ホストコンピュータ20は、受取人B社の社内サーバ30に構内LANなどを介して接続される。また、社内サーバ30は、さらに公衆通信網40を介して受取人B社の口座があるB銀行の決済システムのサーバ50に接続される。さらに、公衆通信網40には、支払人A社の口座があるA銀行の決済システムのサーバ60や、支払人の信用情報を提供する小切手処理サービスセンタの情報提供サーバ70が接続される。
このような構成において、支払人A社が受取人B社に小切手を渡し(矢印P1)、小切手はB社の小切手処理装置10により処理される。その際、受取人が小売店などの場合は不特定多数の支払人から小切手を受け取り、企業などの場合も複数の取引先からの小切手を受け取る。よって、例えば数10枚程度あるいはそれ以上のまとまった枚数の小切手の束が小切手処理装置10で処理される。
図2に示すように、小切手処理装置10には、束となった小切手100がセットされる給紙部11が設けられる。給紙部11には、セットされた小切手を検知する例えば接触式の紙検知センサ11aと、小切手を1枚ずつ搬送路14に給送する公知の給送機構が備えられる。紙検知センサ11aの検知信号は制御部18へ入力され、制御部18は小切手が給紙部11にあることを表す検知信号に応答して、搬送ローラ13を駆動する。そして、給紙部11から給送される小切手は搬送ローラ13の摩擦力によって搬送路14に沿って搬送される。
搬送路14の途上には、小切手表面に磁気インク文字で記載される小切手情報を読取る磁気ヘッドを備えたMICR(磁気インク文字読取装置)12aと、小切手の表裏面をスキャンして画像を撮像するイメージセンサを備えた撮像部12bとが設けられる。そしてMICR12aと撮像部12bから出力されるデータ信号は制御部18に入力され、制御部18によりホストコンピュータ18に送信される。
搬送路14の終端には、小切手を仕分けして収容するための第1の収容部16、第2の収容部17が設けられる。そして、制御部18からの駆動信号に応答して動作するフラッパー15によって、搬送された小切手がいずれかの収容部にガイドされる。
ここで、小切手の記載について図3を用いて説明する。図3(A)、(B)には、支払人「A社(“A”Company)」から受取人「B社(“B” Corporation)」へ、金額1000ドルの支払いに用いられる小切手の記載例が示される。図3(A)に示すように、小切手表面の下端にはその小切手が発行された銀行、その銀行における支払人の口座、小切手のシリアル番号といった項目の属性情報である銀行コード、口座番号、シリアル番号などの小切手情報80が磁気インク文字で記載される。また、支払人の氏名・名称81、住所・居所82、シリアル番号83、受取人名85、支払い金額86、支払人の署名87が任意のフォーマットまたは手書きで記載される。また図3(B)に示すように、小切手裏面には受取人による裏書き(エンドース)88が記載される。
このような小切手から小切手情報を読取るために、MICR12aの磁気ヘッドは、搬送路14上において磁気インク文字による小切手情報80の記載箇所が通過する位置に設けられる。そして、MICR12aは搬送路14を搬送される小切手の表面から磁気ヘッドにより小切手情報80を読取り、小切手情報データを出力する。また、撮像部12bのイメージセンサは搬送路14を通過する小切手の表裏面を撮像可能に配置される。そして、撮像部12bはイメージセンサにより署名87等を撮像して画像データとして出力する。
MICR12a、撮像部12bから出力される小切手情報データと画像データは制御部18に入力される。そして、制御部18は、インターフェース19を介して、例えばUSBケーブルなどのインターフェースケーブルで接続されるホストコンピュータ20へ小切手情報データと画像データを出力する。
ホストコンピュータ20は例えばパーソナルコンピュータで構成され、表示部21と操作入力装部22とに接続される。このホストコンピュータ20は小切手分類プログラム23をその記憶部に有し、このプログラムに従って小切手の分類条件の設定入力を促すような表示を表示部21にて行う。そしてユーザが分類条件を操作入力部22により入力すると、ホストコンピュータ20はその条件に従って、小切手情報データを第1または第2のグループに分類する。よって小切手分類プログラム23が「処理プログラム」に対応する。
分類条件は小切手情報、つまり銀行、口座、シリアル番号といった項目の属性に対して設定される。例えば、ユーザが支払人「A社」の小切手を分別する場合には、「A社」の取引銀行である「A銀行」に対応する銀行コードとA銀行でのA社の口座番号を有する小切手を第1グループ、その他の小切手を第2グループとして条件設定を行う。すると、ホストコンピュータ20は銀行コードと口座番号により小切手情報を分類して、小切手処理装置10のへ分類結果を返す。
インターフェース19を介して分類結果を受け取った制御部18は、分類結果に応じてフラッパー15を駆動させ、搬送される小切手がフラッパー15により第1グループに対応する第1の収容部、または第2グループに対応する第2の収容部のいずれかにガイドされる。よって、上記の例においては、第1の収容部にはA社の小切手、第2の収容部にはそれ以外の小切手が収容される。
このようにして小切手1枚ごとに処理が行われ、紙検知センサ11aにより検知される小切手が無くなるまで処理が繰り返される。その結果、小切手100が支払人A社の小切手とそれ以外の小切手に仕分けされる。そして、第2グループに仕分けされたその他企業の小切手を再度給紙部11に設置し、次は支払人「C社」とそれ以外の小切手というよう仕分けを行うことで、仕分けを細分化することができる。
そして、支払人ごとに仕分けされた小切手は、決済処理がなされた後、再使用を禁止するために「VOID」印字されて支払人に返却される(図1の矢印P2)。このようにして、支払人に小切手を返却する際の仕分け作業を小切手処理装置10により半自動的に行うことができる。なお、小切手処理装置10に印字機能を設け、小切手情報データを読取る際に「VOID」を印字するように構成することもできる。そうすることにより、決済処理後の小切手を支払人に返却する際の印字と仕分け業務とを同時に行うことができる。
なお、小切手処理装置10からホストコンピュータ20に出力される小切手情報データ及び小切手表面を撮像された画像データは、ホストコンピュータ20の記憶装置に格納された後、社内サーバ30へ送信される。そしてこれらのデータは社内サーバ30の記憶装置に一旦蓄積され、社内サーバ30からさらに公衆通信網40を介して受取人B社の取引銀行であるB銀行の決済システムサーバ50へ送信される(矢印D1)。そして、小切手情報データはB銀行の決済システムサーバ50から、さらに支払人A社の取引銀行であるA銀行の決済システムサーバ60へ送信される(矢印D2)。一方、画像データは証拠として決済システムサーバ50の記憶装置に保管される。そして、小切手情報データを受け取った決済システムサーバ60では、A社の口座残高が確認されると、A社の口座からからB銀行のB社の口座へ送金処理(矢印D3)が行われる。
上述した第1の実施例の変形例として、小切手処理装置10によって、不渡りや不正使用などの履歴をもつ支払人が使用した危険度の高い小切手を仕分けることが可能である。例えば、ユーザが、ブラックリストに含まれる銀行コードと口座番号を有する小切手を第1グループ、そうでない小切手を第2グループというように分類条件を設定する。すると、ホストコンピュータ20は、小切手処理装置10に読取られた小切手情報データと、不渡りや不正使用などをした履歴をもつ支払人の銀行コードと口座番号からなるブラックリストとを照合する。その際、ホストコンピュータ20は小切手分類プログラム23に従って、公衆通信網40を介して小切手処理サービスセンタの情報提供サーバ70に接続し、ブラックリストデータ24をオンラインで照合する。あるいは、ホストコンピュータ20の記憶装置にブラックリストデータ24をダウンロード(矢印D4)してから照合を行う。そして、ホストコンピュータ20は、小切手から読取った銀行コードと口座番号がブラックリストに含まれるか否かを判断して小切手情報の分類を行い、その分類結果に基づいて小切手処理装置10が小切手を仕分けする。
また、小切手処理サービスセンタが提供するブラックリストのデータ量が膨大となる場合は、ユーザは自ら作成したブラックリストをホストコンピュータ20の記憶装置に格納しておくことができる。そうすると、ホストコンピュータ20はこれを照合することができ、ホストコンピュータ20による小切手情報とブラックリストの照合処理を効率化できる。
さらに別の変形例としては、電子決済方法の仕様に合致しない小切手や、小切手情報の読取りを失敗した小切手を仕分けすることも可能である。近年特に米国では、小切手の電子決済方法の普及が促進されており、関連業界では種々の標準仕様の策定が進められると予想される。そして、仕様が策定されるまでは種々の方式の小切手が流通することが予想される。そこで小切手処理装置10によって小切手情報の読取を行う際に、小切手情報の読取りが適切に行われるか否かで小切手情報を分類するように条件設定する。そうすれば、小切手情報が適切に読取れる小切手を仕様に適合する小切手とし、読取エラーの小切手を仕様に適合しない小切手として仕分けすることができる。また、小切手の破損や折れ曲がり、設置方向のミスなどによって、単に小切手情報の読取りエラーが生じた小切手を仕分けることももちろん可能である。
さらに別の変形例としては、支払いに用いられた小切手の表面の日付84、金額86などを、磁気インク文字による印刷機能を備えた装置を用いて小切手表面に小切手情報80の一部として印字した後、小切手処理装置10により小切手を処理することが可能である。この場合は、支払いの日付ごと、あるいは金額の大小など、種々の経理上の目的に応じて小切手を仕分けすることができる。
このように、第1の実施例によれば、受取人のバックオフィスなどにおいて小切手処理装置10を用いることにより、設定される種々の条件によって小切手の仕分けを行うことができる。また、企業が既に保有しているパーソナルコンピュータなどをホストコンピュータ20として有効活用することで、複雑な処理が可能な規模の制御回路を有さない小型かつ安価な小切手処理装置であっても、より効率的な処理が可能となる。
図4は、本実施形態の小切手処理装置が銀行の窓口で用いられる第2の実施例を説明する図である。第2の実施例について、図2も用いながら説明する。図4に示すように、小切手処理装置10は銀行の支店窓口などに設置され、インターフェースケーブルによりパーソナルコンピュータなどのホストコンピュータ20に接続される。そして、ホストコンピュータ20は銀行内LANなどを介して自行の決済システムサーバ50へ接続される。そして、決済システムサーバ50は公衆通信網40を介して、支払人A社の口座があるA銀行の決済システムサーバ60とデータの送受信を行う。
このような構成において、支払人A社から小切手を受け取った(矢印P3)受取人B社は、自らの取引銀行であるB銀行窓口へ小切手を持ち込む(矢印P4)。通常、小売店などの受取人は不特定多数の支払人から小切手を受け取り、企業なども複数の取引先からの小切手を受け取る。このため、数10枚程度あるいはそれ以上のまとまった枚数の小切手の束が銀行窓口へ持ち込まれ、持ち込まれた小切手の束には種々の銀行の小切手が混在している。そのような小切手の束が、B銀行の銀行員によって小切手処理装置10にかけられて処理される。
銀行員が分類条件を操作入力部22により入力すると、ホストコンピュータ20はその条件に従って、小切手処理装置10が出力する小切手情報データを第1または第2のグループに分類する。例えば、A銀行の小切手を第1グループ、その他銀行の小切手を第2グループとして条件設定された場合は、ホストコンピュータ20は小切手情報データの銀行コードにより小切手情報を分類する。そしてホストコンピュータ20は、その分類結果を小切手処理装置10へ送信する。
インターフェース19を介して分類結果が制御部18へ送信されると、制御部18は分類結果に応答してフラッパー15を駆動させる。そして搬送される小切手の仕分けが行われ、第1の収容部にはA銀行の小切手、第2の収容部にはA銀行以外の小切手が収容される。このようにして小切手1枚ごとに処理が行われ、給紙部11に小切手が無くなるまで処理が繰り返される。その結果、小切手100がA銀行とそれ以外の銀行に仕分けされる。そして、第2グループに仕分けされたその他銀行の小切手を再度給紙部11に設置し、次はC銀行とそれ以外の銀行というよう仕分けを行うことで、仕分けを細分化することができる。
このようにして小切手を銀行ごとに仕分けでき、仕分けされた小切手はそれぞれの銀行へ輸送車などで搬送される(矢印P5)。そして、各銀行では支払人の希望に応じて使用済みの小切手を返却することができる(矢印P6)。
このように、小切手処理装置10を用いることで、銀行窓口において受取人により持ち込まれる小切手の束を支払人の銀行ごとに仕分けすることができる。この場合においても、銀行の窓口に設置されるパーソナルコンピュータなどをホストコンピュータ20として活用することによって、窓口の限られたスペースに設置可能な小型の装置でも、より効率的な仕分け作業を行うことが可能となる。この結果、従来の銀行支店のバックオフィスで行っていた小切手の仕分け業務を窓口で分散して処理することが可能となる。
なお、小切手処理装置10からホストコンピュータ20に出力される小切手情報データ及び小切手表面を撮像した画像データは、ホストコンピュータ20の記憶装置に格納された後、B銀行の決済システムサーバ50へ送信される(矢印D2)。そして、小切手情報データはB銀行の決済システムサーバ50からさらに支払人A社の取引銀行であるA銀行の決済システムサーバ60へ送信される(矢印D6)。一方、画像データは決済システムサーバ50の記憶装置に証拠として保管される。そして、決済システムサーバ60によりA社の口座残高が確認され、A社の口座からからB銀行のB社の口座へ送金処理(矢印D7)が行われる。なお、かかる決済処理は上述した仕分けされた小切手の搬送とは別に、小切手の搬送を待たずに迅速な電子決済処理として行われる。
図5は、本実施形態における小切手処理装置10とホストコンピュータ20との動作手順を説明するフローチャート図である。手順S20はホストコンピュータ20の動作手順に対応する。
まず小切手処理装置10は、給紙部11に小切手があることを確認し(S1)、小切手が確認されると(S2のYES)小切手の搬送を開始する(S3)。そして、小切手情報を読取り(S4)、小切手情報データをホストコンピュータ20に出力する(S5)。ホストコンピュータ20は、分類条件が入力され(S8)、小切手情報データが小切手処理装置10から入力されると(S9)、銀行コード、口座番号、日付、金額等が分類条件に一致しているかを判断する。その結果、一致していれば(S10のYES)第1グループ、一致していなければ(S10のNO)第2グループの分類結果を小切手処理装置10に出力する(S11、S12)。小切手処理装置10は、分類結果の入力(S6)に従って、小切手を仕分けする(S7)。そして小切手が給紙部11に無くなるまで(S2のNO)、以上の処理が繰り返される。
上記手順において、ホストコンピュータ20の動作手順は、小切手分類プログラム23を修正することにより柔軟に変更できる。例えば、将来的に関連業界の小切手情報の記載に関する標準仕様が変更され、小切手情報に新たな項目が追加される場合には、プログラムを修正することにより設定可能な分類条件を仕様に合わせて修正することができる。あるいは、銀行コードの桁数など小切手情報の記載方式が変更される場合でも、プログラムを仕様に合わせて修正することができる。
また小切手処理装置10の収容部の数は2つに限られず、3つ以上とすることも可能である。その場合には、小切手分類プログラム23は細分化された分類条件、例えば銀行コードに基づきA銀行、B銀行、その他の3グループに分類するなどの条件の設定ができるように構成される。そして、ホストコンピュータ20から小切手処理装置10へ入力される分類結果もこれに応じて第1、第2、または第3グループのいずれかの分類結果が入力される。そして、小切手処理装置10はその分類結果に対応する収容部に小切手を仕分けして収容する。
また以上説明した実施形態において、小切手情報は磁気インク文字以外の方法で記載されてもよく、その場合はMICR12aの代わりに例えばOCR(光学式文字読取装置)を用いて小切手情報を読取る構成としても、小切手処理装置10は上記同様の作用効果を奏する。
以上説明したように、本実施形態の小切手処理装置及び小切手分類プログラムによれば、小切手処理装置の制御回路の規模を増大させることなくユーザにより設定入力される種々の条件に従って小切手の仕分けが可能になる。
本実施形態の小切手処理装置が小売店や各企業で用いられる第1の実施例を説明する図である。 本実施形態における小切手処理装置の概略構成を説明する図である。 小切手の記載内容を説明する図である。 本実施形態の小切手処理装置が銀行の窓口で用いられる第2の実施例を説明する図である。 本実施形態における小切手処理装置10とホストコンピュータ20との動作手順を説明するフローチャート図である。
符号の説明
10:小切手処理装置、12a:MICR、20:ホストコンピュータ、22:操作入力部、23:小切手分類プログラム

Claims (7)

  1. 小切手から小切手情報を読取って読取り結果をホストコンピュータに出力する小切手処理装置において、
    前記ホストコンピュータにて前記小切手の分類条件が入力されて前記小切手情報の読取り結果が当該分類条件を満たす第1グループと満たさない第2グループとに分類され、当該分類結果に従って小切手を前記第1、第2グループに仕分けすることを特徴とする小切手処理装置。
  2. 請求項1において、
    前記小切手情報は、銀行、口座、シリアル番号、金額、日付等の項目の属性情報であり、
    前記分類条件は、前記項目のいずれか1つ以上の属性または前記小切手情報の読取りの成否に対する条件であることを特徴とする小切手処理装置。
  3. 請求項2において、
    前記分類条件は、前記項目のいずれか1つ以上の属性が、前記ホストコンピュータの記憶装置に格納されるリストに含まれることであることを特徴とする小切手処理装置。
  4. 小切手から小切手情報を読取る小切手処理装置から前記読取り結果を入力されるホストコンピュータの処理プログラムであって、
    前記小切手の分類条件の入力を受ける手順と、
    前記小切手情報の読取り結果を当該分類条件を満たす第1グループと満たさない第2グループとに分類する手順と、
    前記分類結果を前記小切手処理装置へ入力し、当該分類結果に基づき前記小切手処理装置に小切手を前記第1、第2グループに仕分けさせる手順とを前記ホストコンピュータに実行させることを特徴とする処理プログラム。
  5. 請求項4において、
    前記小切手情報は、銀行、口座、シリアル番号、金額、日付等の項目の属性情報であり、
    前記分類条件は、前記項目のいずれか1つ以上の属性または前記小切手情報の読取りの成否に対する条件であることを特徴とする処理プログラム。
  6. 請求項5において、
    前記分類条件は、前記項目のいずれか1つ以上の属性が、前記ホストコンピュータの記憶装置に格納されるリストに含まれることであることを特徴とする処理プログラム。
  7. 小切手から小切手情報を読取る工程と、
    前記小切手の分類条件が入力される工程と、
    前記小切手情報の読取り結果を当該分類条件を満たす第1グループと満たさない第2グループとに分類する工程と、
    当該分類結果に基づき小切手を前記第1、第2グループに仕分けする工程とを有することを特徴とする小切手処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114119137A (zh) * 2018-06-29 2022-03-01 创新先进技术有限公司 风险控制方法和装置

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