JP3103626B2 - ヒンジ及びその製法 - Google Patents

ヒンジ及びその製法

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JP3103626B2
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protrusion
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哲男 湯本
徳夫 吉澤
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Sankyo Kasei Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば携帯用のパー
ソナルコンピューターやワードプロセッサー等の開閉蓋
等に適用するヒンジ及びその製法に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯用のいわゆるO・A(オフィス・オ
ートメーション)機器、例えばパーソナルコンピュータ
ー(パソコン)、ワードプロセッサー、プリンター等
は、その携帯性によりその多くには折たたみ式蓋部を備
えている。例えばノート型パソコンは手前側にキーボー
ド等が配置されており、反対側は表示画面を備えた蓋部
をヒンジを介して取り付け、蓋部を半回転させて操作側
に表示画面が向く様になっている。表示画面は、操作側
正面より見るが、外乱光が表面のガラス板に反射して見
えにくくなる等の使い勝手上から、表示画面の回転運動
上、任意の位置で蓋部が止られることが望ましい。その
様なことに鑑み、ヒンジに回転トルク機能を付加させ
て、表示画面を任意の位置で止められるトルク機能付ヒ
ンジが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のヒンジの構成
は、金属ばね機構を用いている。ヒンジをすべて金属を
用いることは製造コストが高くなるばかりではなく、軽
量化に寄与しない。
【0004】この発明の目的は、安価に作れて、しかも
軽量化を図ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明のヒンジは、ホ
ルダ部と、このホルダ部を支持している軸受と、上記ホ
ルダ部と連結している軸部とからなる。ホルダ部は、1
又は複数の突部又は凹部を形成しており、そして上記軸
部と連結するための連結部を備えている。上記軸受は合
成樹脂からなり、その成形収縮力で上記突部又は凹部に
締付力を発生させている。ホルダ部は、金属、樹脂等を
選択し、使用上の機械的強度を備えていて軸受の成形時
における熱、圧力に耐えられる材質で注入される樹脂に
対して非相溶性であれば良い。ホルダ部と軸受とは一方
が固定側であり、他方が回転側としてある。また軸受の
材質は、合成樹脂で使用上の機械的強度を備えていてト
ルクを発生させるに必要な成形収縮が比較的大きく、成
形後長期間にわたり収縮による応力(締付け)と緩和を
吸水,変形,クラック等の形で起さないものを選択す
る。
【0006】この発明のヒンジの製法は、突部又は凹部
を設けたホルダ部を射出成形金型に固定してから、軸受
を射出成形し、その成形収縮力で上記突部又は凹部に締
付力を発生させて回転に対してトルク機能を付加させる
ものである。
【0007】
【実施例】図1及び図2において、ヒンジは、ホルダ部
1と、このホルダ部を支持している軸受2と、上記ホル
ダ部と連結している軸部3とからなる。
【0008】ホルダ部1は液晶ポリマーからなり、外周
部分に突部である回転突部1a,1aを一体成形してい
るものである。回転突部1aは断面三角形状に形成され
ており、互いに所定間隔をおいて隣接されている。ホル
ダ部1の軸心部に連結部である連結穴1bを貫通させて
あり、この連結穴は内部形状が6角形状である。
【0009】また軸受2はポリアセタール樹脂からな
り、軸受部2aを設けてある。軸受部2aは回転突部1
aを覆っている。軸受部2aは、軸受部の射出成形時に
生ずる成形収縮力で回転突部1aに締付力を発生させ、
回転突部の回転に対してトルク機能を付加させている。
トルク発生のメカニズムは後に述べる。軸受2の固定部
2b,2bには止めねじ等のための固定穴2c,2cを
開けてある。
【0010】軸部3は、断面六角形状に形成されてお
り、上記連結穴1bに挿脱可能に挿入されている。軸部
3からは取付け片3aが立ち上がっており、この取付け
片に取付け穴3bを開けてある。
【0011】ヒンジの組立は、軸受2の固定部2bを固
定してから、ホルダ部1の連結穴1bに軸部3を挿入す
ることにより行われる。
【0012】次にヒンジの製法を説明する。図3に示す
ように射出成形金型4のキャビティー内に予め成形され
たホルダ部1をインサートし固定し、キャビティー内に
液状合成樹脂5を充填することによって成形される。6
は合成樹脂の収縮により生ずる隙間である。
【0013】合成樹脂6の収縮力は、図3の矢印の方向
から回転突部1aの斜面1a1を締付ける。その結果と
して締付力によって、ホルダ部1の回転に対して斜面1
a1に摩擦が発生し、トルク機能が付加される。これが
トルク発生のメカニズムである。
【0014】図4及び図5に他の実施例を示す。図4の
例においては、ホルダ部11には突部に代えて凹部11
aを形成してある。また連結部としてホルダ部11の一
側に多角形状の連結突部11bを突設して、軸部13を
筒状に形成して、この軸部の多角形状の穴13c内に連
結突部を挿入してある。12aは軸受部である。
【0015】図5の例においては、ホルダ部21には1
つの突部21aを形成してある。また連結部としてホル
ダ部21の一側に多角形状の連結突部21bを突設し
て、軸部23は板体4の下部23に形成され、この下部
に多角形状の穴23c内に連結突部を挿入してある。2
2aは軸受部である。
【0016】上記各例において、ホルダ部を固定にし、
軸受を回転可能にしてもよい。
【0017】
【発明の効果】この発明によれば、ホルダ部と軸受とは
射出成形で一体的に作れ、量産性に優れ安価に作れる。
しかも少なとくも軸受の材質に合成樹脂を用いることか
ら携帯に必要な重量も軽量化できる。ホルダ部に連結す
る軸部を備えているので、必要に応じて軸受部及びホル
ダ部側と軸部側とを分離できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例における一部断面して示し
た斜視図である。
【図2】ホルダ部の斜視図である。
【図3】成形の一工程を示す拡大断面図である。
【図4】この発明の他の実施例を示す要部の断面図であ
る。
【図5】この発明のさらに他の実施例を示す要部の断面
図である。
【符号の説明】
1 ホルダ部 1a 突部(回転突部) 1b 連結部(連結穴) 2 軸受 2a 軸受部 3 軸部 11 ホルダ部 11a 凹部 11b 連結部(連結突部) 12a 軸受部 13 軸部 13c 連結穴 21 ホルダ部 21a 突部 21b 連結部(連結突部) 22a 軸受部 23 軸部 23c 連結穴

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホルダ部と軸受と軸部とを備えており、
    上記ホルダ部に突部又は凹部を形成し、かつ連結部を設
    けており、上記軸受は合成樹脂からなり、上記ホルダ部
    と軸受とは一方が固定側であり、他方が回転側としてあ
    り、上記軸受がホルダ部を支持していると共に、その成
    形収縮力で上記ホルダ部の突部又は凹部に締付力を発生
    させており、上記軸部は連結部を介してホルダ部と連結
    していることを特徴とするヒンジ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、ホルダ部に複数の突
    部又は凹部を設けてあることを特徴とするヒンジ。
  3. 【請求項3】 軸部と連結するための連結部を備えてお
    り、突部又は凹部を設けたホルダ部を射出成形金型に固
    定してから軸受を射出成形し、その成形収縮力で上記突
    部又は凹部に締付力を発生させて回転に対してトルク機
    能を付加させることを特徴とするヒンジの製法。
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