JP2786410B2 - ヒンジ装置 - Google Patents

ヒンジ装置

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JP2786410B2
JP2786410B2 JP7230782A JP23078295A JP2786410B2 JP 2786410 B2 JP2786410 B2 JP 2786410B2 JP 7230782 A JP7230782 A JP 7230782A JP 23078295 A JP23078295 A JP 23078295A JP 2786410 B2 JP2786410 B2 JP 2786410B2
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康志 植木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2つの部材を相対
的に傾動自在に結合しかつ任意の傾動角度で停止可能に
するためのヒンジ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば可搬型ワードプロセッサにあって
は、キーボードとディスプレイとを一体的に設けディス
プレイをキーボード本体に対して傾動自在にしたものが
ある。その場合、両者がヒンジ結合されているが、ディ
スプレイを任意の傾動角度で停止させたいという要望が
ある。
【0003】上記したような互いにヒンジ結合された両
部材間の相対的傾動角度を任意の位置で停止し得るよう
にしたヒンジ装置としては、例えば実公昭53−238
90号公報に開示されているものがある。この構造で
は、固定体に回動自在に支持されるベース体の挿入部分
を二つ割りにし、山形の板ばねをねじにより押し広げる
ことにより、挿入部分を押し広げるようにして、挿入部
分と固定体の軸支部との間に摩擦力を生じさせている。
また、ブラケットにより回動自在に支持された軸にクラ
ッチスプリングを嵌装して軸を任意の回動位置で停止さ
せるようにしたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記各
構造のものでは構造が複雑であったり、組立が困難にな
りがちである。さらに、クラッチスプリング構造のもの
では、クラッチスプリング及び軸の寸法管理が厳しいな
ど、製造コストが高騰化するという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決し
て、2部材を相対的に任意の傾動角度で停止状態に保持
し得るようにすると共に製造コストを低廉化することを
実現するために、本発明に於いては、第1及び第2の部
材を相対的に傾動自在に結合しかつ任意の傾動角度で停
止可能にするべく、該両部材の一方に取り付けられるロ
ータと、該ロータを包み込むように受容しかつ前記両部
材の他方に取り付けられるハウジングとからなるヒンジ
装置であって、前記ロータと前記ハウジングとが、互い
に相対的に摩擦力をもって停止状態を保持し得ると共に
当該摩擦力を越える外力により回動し得るようにインサ
ートまたは二色成形により形成され、かつ前記ロータの
少なくとも一方の軸線方向端面が前記ハウジングの内面
に摺接しているものとした。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に添付の図面に示された具体
例に基づいて本発明の実施の形態について詳細に説明す
る。
【0007】図1は、本発明が適用されたワードプロセ
ッサ1の模式的斜視図であり、本発明に基づくヒンジ装
置2が、第1及び第2の部材としてのディスプレイ1a
とキーボード本体1bとを相対的に傾動し得るように結
合するために、両者の両脇部分に設けられている。
【0008】本ヒンジ装置2は、図2に示されるよう
に、合成樹脂材を成形してなる円板状のロータ3と、そ
のロータ3を包み込むように受容するハウジング4との
2部品からなる。ロータ3には軸心を貫通する形状をな
す軸3aが一体成形により同軸に形成されており、ハウ
ジング4の両端壁部に形成された両軸支孔4aにより軸
3aのロータ3側近傍の両基端部分が軸支されている。
【0009】ハウジング4は、その一部を半径方向外向
きに延出して形成された取り付け部分としてのアーム部
4bを有しており、そのアーム部4bに形成された取り
付け孔5を介してキーボード本体1bにねじ止めにて取
り付けられる。また、ロータ3の軸3aの一方の端部に
は取り付け部分としてのD字断面取付部6が形成されて
おり、そのD字断面取付部6をディスプレイ1aの対応
するD字断面孔(図示せず)に没入して、軸3aの一方
の端部がディスプレイ1aに取り付けられる。そして、
ディスプレイ1aの傾動運動に応じて軸3aが一体的に
回動し得るようになっている。
【0010】ところで、上記ヒンジ装置2は、ロータ3
を成形した後、そのロータ3を内蔵するように形成され
るハウジング4を、インサートまたは二色成形すること
により製造される。このとき、両者の材料には互いに接
着しないものを選ぶ。このようにして形成することによ
り、ロータ3の軸線方向両端面及び外周面がハウジング
4の内面と接触することになり、両者間に表面摩擦力が
生じ、ロータ3即ちディスプレイ1aを任意の傾動角度
で停止状態に保持することができる。なお、ロータ3の
軸線方向端面には複数本の環状溝3bが互いに同心的に
形成されており、表面摩擦力を好適に発生させることが
できる。
【0011】このように2部品のみの最少部品点数にて
ヒンジ装置を構成することができ、部品コストを低廉化
して製造コストを低廉化し得ると共に、インサートまた
は二色成形により形成することから形状の薄型化も可能
である。また、図2に示したように軸部3aよりも拡径
したロータ3をハウジング4により覆うことにより、ロ
ータ3が好適に抜け止めされるが、ロータ3の外径を軸
3aと同一径にして、ロータ3の軸線方向中間部に周方
向溝を形成しても同様である。なお、ロータ3を拡径し
た構造にすることにより、摩擦力の発生する表面積が広
くなり、停止時の保持力を増大し得る。
【0012】このようにして構成された本発明によるヒ
ンジ装置にあっては、図示したワードプロセッサのディ
スプレイ1aの傾動角度調整用に用いることに限ること
なく、種々の製品に適用可能である。例えば、ファクシ
ミリ機や可搬型パーソナルコンピュータの各本体と各デ
ィスプレイとの結合部や、鏡台の支柱と鏡との結合部
や、電話台の支柱と電話受け部との結合部や、液晶TV
の本体とディスプレイとの結合部に好適である。
【0013】
【発明の効果】このように、任意の傾動角度で停止状態
に保持し得るヒンジ装置をインサートまたは二色成形に
より形成することから、構成部品を最少の2部品にする
ことができ、その製造コストを低廉化し得ると共に、
ータの外周面のみならず軸線方向端面とハウジングの内
面との間の摩擦力も発生するため、ハウジング内にロー
タを受容する構造においてロータの軸線方向長さを長く
することなく大きな摩擦力を発生し得ることから、ヒン
ジ装置の薄型化が可能であり、取り付け対象に於ける省
スペース化を達成し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたワードプロセッサの模式的
斜視図。
【図2】本発明に基づくヒンジ装置を示す要部破断斜視
図。
【符号の説明】
1 ワードプロセッサ 1a ディスプレイ 1b キーボード本体 2 ヒンジ装置 3 ロータ 3a 軸 4 ハウジング 4a 軸支孔 4b アーム部 5 取り付け孔 6 D字断面取付部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1及び第2の部材を相対的に傾動自
    在に結合しかつ任意の傾動角度で停止可能にするべく、
    該両部材の一方に取り付けられるロータと、該ロータを
    包み込むように受容しかつ前記両部材の他方に取り付け
    られるハウジングとからなるヒンジ装置であって、前記ロータと前記ハウジングとが、 互いに相対的に摩擦
    力をもって停止状態を保持し得ると共に当該摩擦力を越
    える外力により回動し得るようにインサートまたは二色
    成形により形成され、かつ前記ロータの少なくとも一方
    の軸線方向端面が前記ハウジングの内面に摺接している
    ことを特徴とするヒンジ装置。
JP7230782A 1995-08-16 1995-08-16 ヒンジ装置 Expired - Fee Related JP2786410B2 (ja)

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JP3103626B2 (ja) * 1991-09-27 2000-10-30 三共化成株式会社 ヒンジ及びその製法

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