JP3100406B2 - 工作機械の故障予知装置 - Google Patents

工作機械の故障予知装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工作機械の故障予知装
置、特にNC(数値制御)工作機械に用いて好適な故障
予知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、NC工作機械には、それが異常
となったときに自動的に警報を発したり工作機械の作動
を停止させたりする監視装置が組込まれている。
【0003】従来、このような監視装置は、工作機械の
作業状況に応じて変化するサーボモータの負荷電流等の
監視データを工作機械の一連の作業工程を通して常に監
視し、その監視データが工作機械の一連の作業工程に共
通のアラームレベルを越えたときに、警報等を発するよ
うになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、工作機械の
一連の作業工程中においては、負荷の変動などのため
に、工作機械が正常であっても前記の監視データが所定
の範囲で変動することになる。
【0005】そのため、上記のような従来の監視装置に
あっては、必然的に、工作機械の一連の作業工程に共通
のアラームレベルが比較的大きい値に設定されることに
なる。この結果、工作機械の異常の検出が遅れ、設備に
多大なダメージを与えるという問題があった。
【0006】一方、前記の監視データが大きく変動する
工作機械の始動時と停止時を避けて、その監視データが
アラームレベルを越えたか否かを判定するようにした装
置もある(特開昭63−14205号)。しかし、この
ような装置にあってもアラームレベルが工作機械の一連
の作業工程に共通のものとして設定されているため、依
然として上述したような問題がある。
【0007】本発明の目的は、工作機械の一連の作業工
程中における所定の作業工程時を監視データの監視時期
として特定することにより、工作機械の異常を早期に検
出して、その故障を予知することができる工作機械の故
障予知装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の工作機械の故障
予知装置は、工作機械のモータの動作状況に応じて変化
する監視データを検出する検出手段と、前記モータの定
速の空送り動作期間内の所定期間を工作機械の故障予知
の判定期間として設定する判定期間設定手段と、前記判
定期間内における前記監視データの故障の予知レベルを
設定する設定手段と、前記判定期間内における前記監視
データが前記予知レベルを越えたときに、故障予知信号
を出力する比較判定手段と、前記故障予知信号に基づい
て前記工作機械の故障が予知されたことを報知する報知
手段とを備えてなることを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明の工作機械の故障予知装置は、工作機械
の監視データの監視期間として、モータの定速の空送り
動作期間中の期間を特定することにより、その特定期間
中に動作状況に最適な故障予知レベルの設定を可能と
し、その最適な故障予知レベルと監視データとの比較か
ら故障を早期に予知する。また、モータの定速の空送り
動作期間中は、工作機械の加工条件の如何に拘わらず、
モータに掛かる負荷がほぼ一定となるため、種々の加工
動作を行う場合にも故障予知レベルを共通化して、その
故障予知レベルの設定作業の簡素化を可能とする。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0011】まず、本発明の基本的な構成について説明
する。
【0012】図1において31は、工作機械の動作状況
に応じて変化するサーボモータ負荷電流などの監視デー
タを検出するための検出手段、32は、その監視データ
に対応する故障予知レベルを設定するための設定手段で
ある。33は比較判定手段であり、指定部33Aによっ
て指定された比較判定期間に、検出手段31からの監視
データの値と設定手段32からの故障予知レベルとを比
較して、前者が後者を越えたときに故障予知信号を出力
するものである。なお、指定部33Aは、工作機械の一
連の作業工程中における所定の作業工程期間を比較判定
期間として指定する。例えば、ワークに複数の穴あけ加
工を施すような一連の作業工程中において、工具を定速
度で空送りするときの期間などを比較判定期間として指
定する。34は報知手段であり、前記故障予知信号に基
づいて、故障が予知されたことを表示画面などを用いて
報知するものである。
【0013】このような基本構成の故障予知装置は、図
2に示すようなフローにしたがって動作する。
【0014】まず、工作機械の一連の作業工程中におい
て、指定部33Aの指定期間に達したことを条件として
ステップS1からステップS2に進み、比較判定部手段
33が、検出手段31からの監視データの現在値と、設
定手段32によって予め設定されている故障予知レベル
の設定値とを比較する。そして、前者の現在値が後者の
設定値を越えたときに、比較判定手段33が故障予知信
号を出力して、報知手段34が故障予知の報知動作をす
る。ここでは、報知手段34がCRTの表示画面を警報
画面に切り替えて、その画面中の表示内容によってオペ
レータに警報を発するものとなっている。
【0015】ところで、指定部33Aの指定期間に限っ
て比較判定手段33が動作するため、前記の故障予知レ
ベルは、指定部33Aの指定期間中のみの監視データ専
用の比較基準レベルとなる。したがって、その故障予知
レベルの値は、工作機械の故障を早期に予知できる最適
な値、つまり前記指定期間中の監視データの正常値との
差が比較的小さい値に設定できることになる。
【0016】次に、本発明の故障予知装置をNC工作機
械に適用した場合の具体例について説明する。
【0017】図3において1はCPU、2は基本的な制
御プログラムが記憶されているシステムROM、3は工
作機械の作業プログラムや種々の作業データを記憶する
ためのRAMである。このRAM3には、後述する予知
レベルの記憶部3Aが設けられている。4はCRT制御
部5によって制御されるCRT、6はオペレータによっ
て操作されるデータ入力装置である。このデータ入力装
置6は、後述する故障予知レベル等のデータを入力する
ものであり、本例の場合はCRT4と一体に組込まれ
て、CRT4の画面の切り替えもできるようになってい
る。
【0018】また7は、サーボ制御部8およびサーボア
ンプ9によってフィードバック制御されるサーボモータ
であり、パルスコーダ10の出力パルスが位置検出信号
および速度検出信号としてサーボ制御部8にフィードバ
ックされ、またサーボモータ7の負荷電流の検出信号が
サーボアンプ9からサーボ制御部8にフィードバックさ
れる。サーボ制御部8には周知の位置制御部と速度制御
部が構成されている。その位置制御部には、CPU1か
らの指令信号(パルス)とパルスコーダ10からの位置
フィードバック信号(パルス)との偏差(位置偏差)を
求める偏差カウンタ8Aがあり、その位置偏差量を
「0」とするようにサーボモータ7を位置制御する。こ
の位置偏差量と、前記サーボ制御部8にフィードバック
されるサーボモータ7の負荷電流値は、それぞれCPU
1のデータバスに入力されて、後述するように工作機械
の監視データとして利用される。
【0019】また11は、D/A変換部12および主軸
アンプ13によって制御される主軸モータであり、パル
スジェネレータ14の出力パルスが速度検出信号として
主軸アンプ13にフィードバックされる。主軸アンプ1
3は、主軸モータ11の回転速度がCPU1からの指令
速度に達したときに速度到達信号を出力し、その信号
は、リレーなどを含む入出力ユニット16を通してシス
テムバスに入力される。また、主軸モータ11によって
駆動される主軸には、それが工具交換のための所定の回
転位置に停止したときに一致信号を出力する位置センサ
15が備えられており、主軸アンプ13は、その位置セ
ンサ15からの信号により、主軸を所定の回転位置に停
止させて位置決めすることができる。この位置決めの動
作(以下「オリエンテーション」という)は、CPU1
からのオリエンテーション開始指令があったときに実行
され、そしてそのオリエンテーションが終了したときに
は主軸アンプ13がオリエンテーション完了信号を出力
する。この信号は入出力ユニット16を通してシステム
バスに入力される。
【0020】そして、このように主軸アンプ13から出
力される速度到達信号およびオリエンテーション完了信
号と、CPU1からの主転モータ回転指令およびオリエ
ンテーション開始指令は、後述するように、工作機械の
監視データとなる主軸の速度到達時間およびオリエンテ
ーション時間を求めるために利用される。
【0021】また17は、内部に記憶したシーケンス制
御プログラムにしたがって動作するPC(プログラマブ
ルコントローラ)であり、後述するような比較判定部1
7A,タイマー17Bおよびカウンタ17Cなどが構成
されてる。また18は、ROM化されたマクロプログラ
ムを実行するマクロエクゼキュータであり、CRT4の
画面の構成機能があると共に後述するような比較判定部
18Aなどが構成されている。これらのPC17および
マクロエクゼキュータ18の機能は動作と共に後述す
る。
【0022】次に、故障予知の動作について説明する。
【0023】本例においては、工作機械の監視データと
して、A.サーボモータ7の位置偏差量,B.サーボモ
ータ7の負荷電流値,C.主軸のオリエンテーション時
間、およびD.主軸の速度到達時間のそれぞれを利用す
るため、それら4つの監視データ毎に故障予知の動作を
分けて説明する。
【0024】A.サーボモータ7の位置偏差量による故
障予知 「位置偏差量について」まず、この位置偏差量は、前述
したようにサーボ制御用のデータとしてサーボ制御部8
の位置偏差カウンタ8Aにて求められて、データバスに
入力されるものである。したがって、その位置偏差カウ
ンタ8Aが図1中の検出手段31に相当することとな
る。
【0025】また、この位置偏差量は、工作機械の正常
な一連の作業工程中において例えば図5のように変化す
る。この図5は、図4中の工具Tがサーボモータ7によ
ってA点,B点,C点,D点を通る軌跡を描いて移動さ
れたときの変化を示し、A点からB点までが早送り、B
点からC点までが定速の空送り、C点からD点までが定
速の切削送り、そしてD点からA点まで早送りである。
そして、このように変化する位置偏差量は、常時、マク
ロエクゼキュータ18によって監視される。すなわち、
マクロエクゼキュータ18は、図6に示すようなCRT
4の予知画面S2 を構成して、その画面中に、X,Yお
よびZ軸方向のそれぞれの位置偏差量の現在値を表示す
る。なおマクロエクゼキュータ18は、図6に示すよう
に、故障予知レベルなどを設定するための編集画面S3
をも構成する。ただし、実行中の作業プログラムを表示
する通常画面S1はシステムROM2によって構成され
る。それぞれの画面の切り替えについては後述する。
【0026】また、工作機械に下記のような異常が生じ
た場合には、位置偏差量が大きい値を示すことになる。
したがって、その値の変化から故障の予知が可能であ
る。
【0027】ボールネジの劣化 スライドのかじり ベアリングの劣化 サーボ制御系の不良 「故障の予知レベルの設定」このような位置偏差量に対
する故障の予知レベルL1 (図5参照)は、データ入力
装置6によって設定する。すなわち、このデータ入力装
置6によってCRT4の表示画面を図6中の編集画面S
3 に切り替えてから、その画面上にカーソルを合わせ、
「設定値」として予知レベルL1 の値をキー入力する。
このレベルL1 の値は、RAM3の記憶部3Aに記憶さ
れ、またCRT4が予知画面S2 のときには「設定値」
として表示される。したがって、このようにRAM3内
にレベルL1 の値を設定するための構成が図1中の予知
レベル設定手段32に相当することになる。
【0028】本実施例では、図5中のB点からC点まで
の作業工程期間を比較判定期間T1として、その期間T1
中の位置偏差量に対する故障の予知レベルL1 を設定
する。
【0029】この予知レベルL1 の値は、例えば、工作
機械がその最大速度Vmax で工具Tを移動させたときの
最大位置偏差量(「最大追従偏差量」ともいう)emax
の所定数倍に設定することができる。
【0030】なお、最大位置偏差量emax は下記数1に
よって表わされる。
【0031】
【数1】emax =Vmax /KV ここでKv は、位置ループゲイン(サーボ系の総合的な
増幅率)であり、サーボの追従精度の目安となってお
り、モータの応答時定数tM によって下記数2のように
制約され、またその応答時定数tM は下記数3によって
表わされる。
【0032】
【数2】KV ≒1/t
【0033】
【数3】 t ={(GDL 2+GDM 2)}N/375(TM −TL ) N:モータの回転速度 GDL 2:負荷イナーシャ GDM 2:モータイナーシャ TM :モータ発生トルク TL :負荷発生トルク 「比較判定期間の設定」本実施例では、図5中のB点か
らC点までの作業工程期間、つまり工具Tの定速空送り
の期間を比較判定期間T1 として設定する。
【0034】まずB点に関しては、RAM3内の作業プ
ログラム中に、予め所定のチェックフラグを組み入れて
おくことによって設定する。本例では、そのチェックフ
ラグとして、プログラムの補助機能(M機能)ワードの
中のコード(Mコード)の1つを用い、そのMコード
を、B点からC点への移動指令に相当する作業プログラ
ム中の準備機能(G機能)ワードの前に組み入れてお
く。したがって、実行される作業プログラム中のMコー
ドを読み取って、そのMコードがチェックフラグに相当
するものであるかどうかをチェックすることによって、
B点が指定されることになる。そのチェック機能はPC
17が果す。
【0035】一方、C点に関しては、B点からC点への
移動指令の実行終了時における完了信号(DEN信号)
の出力時点とする。その完了信号が出力されたか否かの
判定機能もPC17が果す。
【0036】したがって、このように比較判定期間を設
定するための構成が図1中の指定部33Aに相当するこ
とになる。
【0037】「故障予知動作」図7は、位置偏差量によ
る故障予知動作のみに関してのPC17とマクロエクゼ
キュータ18の機能説明図である。そこで、この図7を
参照しつつ図8のフローチャートにしたがって故障予知
動作について説明する。
【0038】まずPC17は、読み取っている作業プロ
グラム中のMコードに、前述したチェックフラグに相当
するものがあったことを条件として(ステップS1)、
マクロエクゼキュータ18に比較判定指令を出す。これ
によりマクロエクゼキュータ18は、RAM3の予知レ
ベル記憶部3Aから故障の予知レベルL1 を読み出して
(ステップS2)、その予知レベルと、図5中のB点か
ら読み取る位置偏差量(ここでは「検出偏差量」とい
う)とを比較判定部18Aにて比較する(ステップS
3)。この比較動作は、ステップS4にて、図5中のB
点からC点への移動指令の完了信号をPC17が読み取
るときまで繰り返す。
【0039】そしてステップS3にて、検出偏差量が予
知レベルL1 を越えたと判定されたときは、マクロエク
ゼキュータ18がCRT4を図6中の予知画面S2 に切
り替える(ステップS5)。そしてステップS6にて、
図5中のB点からC点までの期間中における今回と前回
の検出偏差量を比較し(ステップS6)、大きい方の値
をピーク値としてCRT制御部5に出力する。これによ
りCRT4は、その予知画面S2 中に、今回の検出偏差
量(現在値)および予知レベルL1 の設定値と共にピー
ク値を識別表示する(ステップS7,S8)。本例で
は、図9に示すようにマークMを付して識別表示する。
【0040】したがって、マクロエクゼキュータ18の
比較判定部18Aが図1中の比較判定手段33に相当
し、CRT4が図1中の報知手段34に相当することに
なる。
【0041】B.サーボモータ7の負荷電流値による故
障予知 「負荷電流値について」まず、この負荷電流値は、前述
したようにサーボアンプ9からサーボ制御部8へのフィ
ードバックデータであって、データバスに入力されるも
のである。したがって、そのサーボアンプ9が図1中の
検出手段31に相当することになる。
【0042】また、この負荷電流値は、前述した図4と
同様の工作機械の正常な一連の作業工程中において、図
10のように変化する。このように変化する負荷電流値
は、常時、PC17に読み取られ、そしてCRT4を図
6の予知画面S2 としたときに、マクロエクゼキュータ
18を通してその画面上に現在値として表示されて、前
述した位置偏差量と同様に監視される。
【0043】また、工作機械に下記のような異常が生じ
た場合には、負荷電流値が大きい値を示すことになる。
したがって、その値の変化から故障の予知が可能であ
る。
【0044】ボールネジの劣化 ベアリングの劣化 刃物の折損 ワークの取付不良 サーボ制御系の不良 「故障の予知レベルの設定」このような負荷電流値に対
する故障の予知レベルは、前述した位置偏差量の場合と
同様に設定する。
【0045】本実施例では、図10中のB1 点からC点
までの作業工程期間を比較判定期間T2 として、その期
間T2 中の負荷電流値に対する故障の予知レベルL2
設定する。ここでB1点は、工具Tの定速の空送りの開
始のB点から、大電流が流れる立ち上がり期間T0 を過
ぎた時点である。
【0046】「比較判定期間の設定」本実施例は、上述
したように図10中のB1 点からC点までの作業工程期
間を比較判定期間T2 として設定する。
【0047】まずB1 点に関しては、B点を基準として
設定する。そのB点は前述した位置偏差量の場合と同様
に設定し、そのB点から所定時間経過した時点をB1
とする。そのB点からB1 点を求める機能はPC17の
タイマー17Bが果す。
【0048】一方、C点の設定に関しては、前述した位
置偏差量の場合と同様である。
【0049】「故障予知動作」図11は、負荷電流値に
よる故障予知動作のみに関してのPC17とマクロエク
ゼキュータ18の機能説明図であり、また図12は、そ
の故障予知動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【0050】基本的な故障予知動作は、前述した位置偏
差量の場合と同様であるため、ここでは相違点について
のみ説明する。
【0051】一の相違点は、ステップS1Aにて所定時
間経過したことを条件として、ステップS1からステッ
プS2に進むことである。この所定時間が前述した図1
0中の立ち上がり期間T0 に相当し、この所定時間はP
C17のタイマー17Bに設定されている。したがっ
て、ステップS1Aにてタイマー17Bが作動し、それ
がタイムアップした時点が負荷電流値の比較判定の開始
時点B1 となる。
【0052】他の相違点は、負荷電流値と予知レベルを
PC17に読み込んで、そのPC17の比較判定部17
Aにて、それらのデータの比較判定をして、それらのデ
ータと判定結果をマクロエクゼキュータ18を通してC
RT4に表示させることである。
【0053】C.主軸のオリエンテーション時間による
故障予知 「オリエンテーション時間について」このオリエンテー
ション時間は、主軸に対する工具の交換のために、主軸
を所定の回転位置に位置決め停止させる指令がCPU1
から出されてから、その主軸の位置決め停止が終了する
までの経過時間である。
【0054】そして、このオリエンテーション時間は、
工作機械に下記のような異常が生じた場合に大きい値を
示すことになる。したがって、その値の変化から故障の
予知が可能である。
【0055】定位置割り出し部の位置センサ15(図
3参照)などの不良 主軸モータ11の不良 「故障の予知レベルの設定」このようなオリエンテーシ
ョン時間に対する故障の予知レベル(時間)は、前述し
た位置偏差量の場合と同様に設定する。
【0056】本実施例では、CPU1がオリエンテーシ
ョン開始指令を出した時から、位置センサ15の信号に
基づくオリエンテーション完了信号が入出力ユニット1
6を経てシステムバスに入力される時までの経過時間を
オリエンテーション時間として、そのオリエンテーショ
ン時間に対する故障の予知レベル(時間)を設定する。
【0057】「比較判定期間の設定」オリエンテーショ
ン時間を監視データとする場合は、オリエンテーション
の開始から終了までの間をオリエンテーション時間の計
測期間として設定し、その計測の終了時を予知レベルと
の比較判定時期とする。
【0058】まず、オリエンテーション時間の計測開始
時点は、作業プログラムの補助機能(M機能)ワ−ドの
種々のコード(Mコード)の内、オリエンテーション開
始指令に相当するものがRAM3から読み出されて実行
される時点とする。したがって、実行される作業プログ
ラム中のMコードを読み取って、それがオリエンテーシ
ョン開始指令に相当するものであるかどうかをチェック
することによって、オリエンテーション時間の計測開始
時点が指定できることになる。そのチェック機能はPC
17が果す。
【0059】一方、オリエンテーション時間の計測終了
時点は、位置センサ15からの信号に基づくオリエンテ
ーション完了信号が入出力ユニット16からシステムバ
スに入力された時点とする。そのオリエンテーション完
了信号が入力されたか否かの判定機能もPC17が果
す。
【0060】したがって、このように計測開始時点およ
びその終了時点を設定するための構成が図1中の指定部
33Aに相当することになる。
【0061】「故障予知動作」図13は、オリエンテー
ション時間による故障予知動作のみ関してのPC17と
マクロエクゼキュータ18の機能説明図である。そこ
で、この図13を参照しつつ図14のフローチャートに
したがって故障予知動作について説明する。
【0062】まずPC17は、内部のカウンター17C
をリセットし(ステップS11)、そして作業プログラ
ム中のMコードに、オリエンテーション開始指令に相当
するものがあったことを条件として(ステップS1
2)、カウンター17Cを1つだけカウントアップする
(ステップS13)。このカウントアップは、ステップ
S14にて、PC17がオリエンテーション完了信号を
読み込むときまで繰り返す。
【0063】そしてステップS14にて、オリエンテー
ション完了信号が読み込まれたときは、カウンター17
Cのカウント値からオリエンテーション時間を算出する
(ステップS15)。そして、その算出値が予知レベル
(時間)を越えたか否かをPC17の比較判定部17A
にて判定し(ステップS16)、その算出値が予知レベ
ルを越えたときに、マクロエクゼキュータ18がCRT
4を予知画面に切り替えて(ステップS17)、前記オ
リエンテーション時間の算出値などのデータを識別表示
する。なお、このときのCRT4の予知画面は、図9の
予知画面S2 と同様に、オリエンテーション時間の算出
値および予知レベルの設定値を表示し、かつマークMを
付して故障が予知されたことを報知するものである。
【0064】したがって、PC17の比較判定部17A
が図1中の比較判定手段33に相当し、CRT4が図1
中の報知手段34に相当することになる。
【0065】本例においては、オリエンテーション開始
指令が出されたときは、その都度、オリエンテーション
時間を求めて比較判定することになる。そこで、オリエ
ンテーション指令が出される時の状況、例えばその時点
において主軸が回転しているか否かの状況などに応じ
て、それぞれのオリエンテーション時間に対する予知レ
ベルの値を選択するようにしてもよい。
【0066】また、前述した位置偏差量の比較判定期間
の設定の場合と同様に、NCプログラム中に予め組み入
れておいたチェックフラグが読み出されたことを条件と
して、その後のオリエンテーション指令時に限って比較
判定をすることも可能である。D.主軸の速度到達時間
による故障予知 「主軸の速度到達時間について」この速度到達時間は、
主軸モータ11を所定の目標回転速度まで回転させる回
転指令がCPU1から出されてから、その目標回転速度
に達するまでの経過時間である。
【0067】そして、この速度到達時間は、工作機械に
下記のような異常が生じた場合に大きい値を示すことに
なる。したがって、その値の変化から故障の予知が可能
となる。
【0068】主軸モータ11のベアリングの劣化 主軸回転検出器の不良 「故障の予知レベルの設定」このような速度到達時間に
対する故障の予知レベル(時間)は、前述した位置偏差
量の場合と同様に設定する。
【0069】本実施例では、後述するように特定される
速度到達時間に対する故障の予知レベル(時間)として
設定される。
【0070】「比較判定期間の設定」主軸の速度到達時
間を監視データとする場合は、主軸モータ11が回転指
令を受けてから目標回転速度に達するまでの間を速度到
達時間の計測期間として設定し、その計測の終了時を予
知レベルとの比較判定時期とする。
【0071】まず、速度到達時間の計測開始時点は、
予めRAM3内の作業プログラム中に組み入れておいた
所定のチェックフラグが読み出され、かつその後に主
軸モータ11を所定の目標回転数まで回転させる回転指
令が出された時点とする。上記の時点の設定のために
は、前述した位置偏差量の場合と同様に、チェックフラ
グとして、作業プログラムの補助機能(M機能)ワード
の中のコード(Mコード)の1つを用いることができ
る。また、上記の時点は、作業プログラムの補助機能
ワードの種々のコード(Mコード)の内、主軸モータ1
1の回転指令に相当するものがRAM3から読み出され
て実行される時点とする。したがって、実行されるプロ
グラム中のMコードを読み取って、その中に、チェック
フラグに相当するものと、回転指令に相当するものがあ
るかどうかをチェックすることによって、計測開始時点
が指定できることになる。このようなチェック機能はP
C17が果す。
【0072】一方、計測終了時点は、主軸アンプ13か
らの速度到達信号が入出力ユニット16からシステムバ
スに入力された時点とする。その速度到達信号が入力さ
れたか否かの判定機能もPC17が果す。
【0073】したがって、このように計測開始時点およ
びその終了時点を設定するための構成が図1中の指定部
33Aに相当することになる。
【0074】「故障予知動作」図15は、主軸の速度到
達時間による故障予知動作のみに関してのPC17とマ
クロエクゼキュータ18の機能説明図であり、また図1
6は、その故障予知動作を説明するためのフローチャー
トである。
【0075】基本的な故障予知動作は、前述したオリエ
ンテーション時間の場合と同様であるため、ここでは相
違点についてのみ説明する。
【0076】その相違点は、ステップS11Aにて、作
業プログラム中のMコードに前述したチェックフラグに
相当するものがあることをPC17が判定したことを条
件として、ステップS11からステップS12に進むこ
とである。
【0077】なお、主軸モータ11の回転指令が主軸モ
ータ11を右回転させるものであるか、またはそれを左
回転させるものであるかを区別して、主軸モータ11の
回転方向に応じた故障の予知動作をすることもできる。
その場合には、主軸モータ11の回転方向によって故障
の予知レベルを選択するようにしてもよい。
【0078】『他の実施例』本発明の故障予知装置は、
前述した4つの監視データの他、工作機械の一連の作業
工程中の作業状況に応じて変化する種々のデータを監視
データとすることができる。
【0079】また、工作機械の一連の作業工程中におい
て複数の監視期間を設定して、それぞれの期間におい
て、同一または異なる監視データを監視するようにして
もよい。その場合には、それぞれの監視期間をチェック
フラグなどによって区別したり、またそれぞれの期間に
応じた故障の予知レベルを選択できるように構成するこ
ともできる。
【0080】また、監視データの監視期間は、何ら上述
した実施例に特定されず任意に設定できる。
【0081】また、その監視期間の設定方法としては、
上述した実施例の他、種々の条件、例えば工作機械の可
動部のスピードや移動量に基づいて設定したり、作業負
荷の大きさに基づいて設定したり、または監視データの
値が所定値に達したことなどを条件として設定するよう
にしてもよい。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の工作機械
の故障予知装置は、工作機械の監視データの監視期間と
して、モータの定速の空送り動作期間中の期間を特定す
ることにより、その特定期間中に動作状況に最適な故障
予知レベルの設定を可能とし、その最適な故障予知レベ
ルと監視データとの比較から故障を早期に予知すること
ができる。また、モータの定速の空送り動作期間中は、
工作機械の加工条件の如何に拘わらず、モータに掛かる
負荷がほぼ一定となるため、種々の加工動作を行う場合
にも故障予知レベルを共通化して、その故障予知レベル
の設定作業の簡素化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本的なブロック構成図である。
【図2】本発明の基本的な動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図3】本発明を適用したNC工作機械のシステム構成
図である。
【図4】図3に示すNC工作機械の一連の作業工程の一
例の説明図である。
【図5】図4に示す一連の作業工程中におけるサーボモ
ータの位置偏差量の変化曲線図である。
【図6】図3に示すCRTの表示画面の構成例を示す画
面の平面図である。
【図7】サーボモータの位置偏差量によって故障予知動
作をするときの図3に示すPCとマクロエクゼキュータ
の機能説明図である。
【図8】サーボモータの位置偏差量による故障予知動作
を説明するためのフローチャートである。
【図9】図3に示すCRTが故障を報知しているときの
画面の平面図である。
【図10】図4に示す一連の作業工程中におけるサーボ
モータの負荷電流の変化曲線図である。
【図11】サーボモータの負荷電流値によって故障予知
動作をするときの図3に示すPCとマクロエクゼキュー
タの機能説明図である。
【図12】サーボモータの負荷電流値による故障予知動
作を説明するためのフローチャートである。
【図13】主軸のオリエンテーション時間によって故障
予知動作をするときの図3に示すPCとマクロエクゼキ
ュータの機能説明図である。
【図14】主軸のオリエンテーション時間による故障予
知動作を説明するためのフローチャートである。
【図15】主軸の速度到達時間によって故障予知動作を
するときの図3に示すPCとマクロエクゼキュータの機
能説明図である。
【図16】主軸の速度到達時間による故障予知動作を説
明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 CPU 2 システムROM 3 RAM 3A 予知レベル記憶部 4 CRT 5 CRT制御部 6 データ入力装置 7 サーボモータ 8 サーボ制御部 8A 位置偏差カウンタ 9 サーボアンプ 10 パルスコーダ 11 主軸モータ 12 D/A変換部 13 主軸アンプ 14 パルスジェネレータ 15 位置センサ 16 入出力ユニット 17 PC(プログラマブルコントローラ) 17A 比較判定部 17B タイマー 17C カウンター 18 マクロエクゼキュータ 18A 比較判定部 31 検出手段 32 予知レベル設定手段 33 比較判定手段 33A 比較判定期間の指定部 34 報知手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐野 正和 静岡県富士市今泉字鴨田700番地の1 ジャトコ株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−212043(JP,A) 特開 昭63−123105(JP,A) 特開 平3−25511(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05B 19/18,19/19

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工作機械のモータの動作状況に応じて変
    化する監視データを検出する検出手段と、 前記モータの定速の空送り動作期間内の所定期間を工作
    機械の故障予知の判定期間として設定する判定期間設定
    手段と、 前記判定期間内における前記監視データの故障の予知レ
    ベルを設定する設定手段と、 前記判定期間内における前記監視データが前記予知レベ
    ルを越えたときに、故障予知信号を出力する比較判定手
    段と、 前記故障予知信号に基づいて前記工作機械の故障が予知
    されたことを報知する報知手段とを備えてなることを特
    徴とする工作機械の故障予知装置。
  2. 【請求項2】 前記判定期間設定手段は、前記モータが
    加工動作の前後において工具を定速で空送り動作する期
    間を前記空送り動作期間とすることを特徴とする請求項
    1に記載の工作機械の故障予知装置。
  3. 【請求項3】 前記モータは、工具の送り動作用のモー
    タであることを特徴とする請求項1または2に記載の工
    作機械の故障予知装置。
  4. 【請求項4】 前記モータは、前記工作機械の主軸回動
    用の主軸モータであることを特徴とする請求項1または
    2に記載の工作機械の故障予知装置。
  5. 【請求項5】 前記工作機械は、所定の作業プログラム
    にしたがって動作するNC工作機械であり、 前記判定期間設定手段は、前記NC工作機械の作業プロ
    グラム中の所定の指令が処理された時点を基準として前
    記判定期間を設定することを特徴とする請求項1から4
    のいずれかに記載の工作機械の故障予知装置。
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