JP3100320B2 - 瓦のシーリング材 - Google Patents

瓦のシーリング材

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JP3100320B2
JP3100320B2 JP07240957A JP24095795A JP3100320B2 JP 3100320 B2 JP3100320 B2 JP 3100320B2 JP 07240957 A JP07240957 A JP 07240957A JP 24095795 A JP24095795 A JP 24095795A JP 3100320 B2 JP3100320 B2 JP 3100320B2
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政幸 栗原
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋根ふきに用いら
れる瓦のシーリング材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、屋根の本棟や隅棟における桟瓦と
冠瓦との間のシーリングは、図8に示すようなシーリン
グ材50を使用して行なっていた。このシーリング材5
0は、弾性を有する棒状のシーリング材本体51と、そ
の下面に付着された粘着材52と、該粘着材52に添着
された剥離紙53とからなっている。そして、まず、粘
着材52から剥離紙53を剥し、図9に示すように、桟
瓦58の上面にシーリング材50を粘着材52で貼着す
る。続いて、桟瓦58の上に冠瓦59を載せてその重量
でシーリング材50を押し潰し、圧縮されたシーリング
材50で桟瓦58と冠瓦59との間をシーリングするの
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図9に二点鎖線で示す
ように、シーリング材50が冠瓦59の端部に対応する
A位置で桟瓦58に貼着されれば、当然冠瓦59は端部
でシーリング材50を押し潰すので、シーリング材50
は十分圧縮され、確実にシーリングされる。しかし、シ
ーリング材50がA位置から外側にずれたB位置で貼着
されると、冠瓦59の下からはみ出してしまい、見栄え
が悪くなる。そこで、実際の屋根ふき時には、こうした
はみ出しを意識して避けるため、シーリング材50はA
位置より内側寄りのC位置に貼着される傾向があり、冠
瓦59は途中部でシーリング材50に当接するので、図
9に実線で示すように、シーリング材50が十分圧縮さ
れず、シーリングが不完全になるという問題があった。
特に、冠瓦59が丸瓦である場合には、図10に示すよ
うに、A位置から内側へ僅かにずれるだけで、シーリン
グ材50が十分圧縮されなくなっていた。また、シーリ
ング材50が十分圧縮されない場合には、粘着材52の
貼着力のみに依って桟瓦58に付着していることになる
が、粘着材52は長期に亘って風雨に晒されるうちに経
年劣化するため、シーリング材50が剥がれる心配があ
った。
【0004】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、冠瓦の端部と桟瓦の表面部との突き合わせ間に正確
かつ容易に位置決めして配設でき、従って十分に圧縮し
た状態で使用でき、該突き合わせ間を確実にシーリング
できるとともに、経年劣化による剥がれの問題が無い
のシーリング材を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明ののシーリング材は、本棟又は隅棟におけ
る冠瓦の端部と桟瓦の表面部との突き合わせ間に配設さ
れ、ソリッド材料よりなり冠瓦の端部に嵌合される嵌合
部と、全部又は一部が発泡材料よりなり桟瓦の表面部に
接触して圧縮されるシール部とを備えたことを特徴とし
ている。ここで、嵌合部は、ソリッドゴム、ソリッド樹
脂等のソリッド材料よりな、シール部の全部又は一部
は、発泡樹脂、発泡ゴム等の発泡材料よりなる。嵌合部
に、冠瓦の端部のはみ出る部位に合わせるための切欠部
が形成されてもよい。また、嵌合部の嵌合面に、ブチル
ゴム、樹脂系粘着材等の粘着材を付着し、該粘着材に剥
離材を添着してもよい。剥離材の材質は、通常の剥離性
を有していれば何でもよく、例えば安価な紙等で足り
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施した形態例を
図面に基づいて説明する。なお、本形態例の実施部位
は、従来の形態例と同じく屋根の本棟又は隅棟である。
まず、図1〜図3に示す第一実施形態のシーリング材1
は、長尺棒状をしており、冠瓦40の端部41に嵌合さ
れる嵌合部2と、桟瓦43の上面に接触して圧縮される
シール部3とで構成されている。嵌合部2は、細長い板
状の瓦受部4と、その左右両側縁から上方へ突設された
一対の瓦挟持部5とからなり、一方の瓦挟持部5は瓦受
部4の全長に亘るが、他方の瓦挟持部5は一定間隔をお
いて形成された切欠部6により断続している。また、瓦
受部4の上面には粘着材7が付着され、粘着材7には剥
離材8が引剥し可能に添着されている。粘着材7にはブ
チルゴムが使用され、剥離材8には公知の剥離紙が使用
されている。シール部3は、両瓦挟持部5から下方へ延
設された断面U字状の接触部9と、該接触部9と瓦受部
4とで囲まれる部位に充填された発泡体10とからな
る。瓦受部4、瓦挟持部5及び接触部9はソリッドEP
DM(エチレン・プロピレンゴム)により一体的に押出
成形されており、発泡体10は発泡EPDMにより前記
瓦受部4、瓦挟持部5及び接触部9と同時に共押出成形
されている。
【0007】上記構成のシーリング材1は、剥離材8を
剥がした状態で、図2及び図3に示すように、冠瓦40
の左右(図3においては上下)両端部41に装着して使
用される。本実施形態で使用される冠瓦40は断面半円
形の丸瓦であって、図3における左端にやや大径の重ね
部42を備え、重ね部42の内側に他の冠瓦40の右端
を重ね合わせて使用する。シーリング材1の装着は、冠
瓦40の端部41の両側に嵌合部2の両瓦挟持部5を嵌
合して該端部41を挟持するとともに、冠瓦40の端面
に瓦受部4の上面を粘着材7により貼着して行なう。こ
の嵌合部2の嵌合によって、シーリング材1は冠瓦40
の端部41に正確かつ容易に位置決めされるとともに簡
単には外れないように装着され、この装着力は、粘着材
7によってさらに強化される。冠瓦40の端部41は、
図3に示すように、重ね部42に係る部位で段付き状に
外側にはみ出るが、この部位に瓦挟持部5の無い切欠部
6を合わせれば、シーリング材1は長尺状のまま切断せ
ずに使用することができる。上記要領で冠瓦40の両端
部41にシーリング材1を装着した後、冠瓦40を桟瓦
43の上に載せると、シーリング材1の接触部9の下面
が桟瓦43の上面に接触し、冠瓦40の重量でシール部
3が矢印方向に圧縮される。
【0008】本実施形態のシーリング材1によれば、冠
瓦40の端部41に装着して冠瓦40ごと桟瓦43の上
に載せるだけで、必ず冠瓦40の端部41に対応する正
確な位置で圧縮されるので、十分に圧縮された状態で冠
瓦40と桟瓦43との突き合わせ間をシーリングでき
る。また、このシーリング材1では、粘着材7は補強的
に用いられるだけであり、たとえ経年劣化したとして
も、シーリング材1は嵌合部2と冠瓦40の端部41と
の形状的な嵌合に依って冠瓦40に保持されているの
で、剥がれることはない。
【0009】次に、図4に示す第二実施形態のシーリン
グ材12は、断面三角形の冠瓦45の端部46に装着さ
れるため、嵌合部2が傾きを持って設けられた点と、シ
ール部3の高さが高くなっている点とにおいてのみ第一
実施形態と相違する。つまり、嵌合部2は、傾きを持っ
て設けられた瓦受部13と、その左右両側縁から斜め上
方へ突設された一対の瓦挟持部14とからなり、第一実
施形態と同様、一方の瓦挟持部14は瓦受部13の全長
に渡るが、他方の瓦挟持部14は切欠部(図示略)によ
り断続している。そして、全長に渡る方の瓦挟持部14
の下面から下方へは断面略三角形の垂下部15が突設さ
れ、接触部9は垂下部15の下面に連続している。瓦受
部13、瓦挟持部14、垂下部15及び接触部9はソリ
ッドEPDMにより一体的に押出成形されている。従っ
て、第一実施形態と共通の部分については図4に第一実
施形態と同一符号を付して説明を省略する。本実施形態
のシーリング材12によっても、第一実施形態と同様の
効果が得られる。
【0010】図5及び図6に示す第三実施形態のシーリ
ング材20は、別成形された嵌合部21とシール部22
とで構成されている。嵌合部21は、細長い板状の瓦受
部23と、その左右両側縁から上方へ突設された一対の
瓦挟持部24とからなり、一方の瓦挟持部24は瓦受部
23の全長に渡るが、他方の瓦挟持部24は一定間隔を
おいて形成された切欠部25により断続している。両瓦
挟持部24から下方へは一対の発泡体挟持部26が延設
され、瓦受部23、両瓦挟持部24及び両発泡体挟持部
26は、ソリッドEPDMによりHホルダー形に一体的
に押出成形されている。また、瓦受部23の上面には粘
着材27が付着され、粘着材27には剥離材28が引剥
し可能に添着されている。粘着材27にはブチルゴムが
使用され、剥離材28には公知の剥離紙が使用されてい
る。瓦受部23の下面には、両面テープ等の接着剤29
が付着されている。シール部22は、発泡EPDMによ
り長尺棒状に押出成形された発泡体30のみからなる。
嵌合部21とシール部22とは、図5に矢印で示すよう
に、発泡体30の両側を発泡体挟持部26で挟持すると
ともに、発泡体30の上面を接着剤29により瓦受部2
3の下面に貼着することによって組み合わされる。上記
構成のシーリング材20は、剥離材28を剥がした状態
で、図6に示すように、冠瓦40の左右両端部41に装
着して使用される。詳しい装着方法は第一実施形態と同
様なので説明を省略する。本実施形態のシーリング材2
0によっても、第一実施形態と同様の効果が得られる。
【0011】図7に示す第四実施形態のシーリング材3
3は、断面三角形の冠瓦45の端部46に装着されるた
め、嵌合部21が傾きを持って設けられた点においての
み第三実施形態と相違する。つまり、嵌合部21は、傾
きを持って設けられた瓦受部34と、その左右両側縁か
ら斜め上方へ突設された一対の瓦挟持部35とからな
り、第三実施形態と同様、一方の瓦挟持部35は瓦受部
34の全長に渡るが、他方の瓦挟持部35は切欠部(図
示略)により断続している。そして、全長に渡る方の瓦
挟持部35の下面から下方へは断面略三角形の垂下部3
6が突設され、垂下部36の左右両側縁から下方へは発
泡体挟持部37が突設されている。瓦受部34、瓦挟持
部35、垂下部36及び発泡体挟持部37はソリッドE
PDMにより一体的に押出成形されている。従って、第
三実施形態と共通の部分については図7に第三実施形態
と同一符号を付して説明を省略する。本実施形態のシー
リング材33によっても、第一実施形態と同様の効果が
得られる。なお、角形の冠瓦45に装着する場合には、
成形の容易さから、第二実施形態のシーリング材12よ
りも本実施形態のシーリング材33の方が好ましい。
【0012】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、例えば次のように発明の趣旨から逸脱し
ない範囲で適宜変更して具体化することもできる。 (1)接触部9又は発泡体30の下面に粘着材を付着
し、桟瓦43の上面にシーリング材1,12,20又は
33を粘着材で貼着しながら圧縮すること。 (2)発泡体30に代えて、発泡材料及びソリッド材料
を組み合わせてシール部22とし、嵌合部21に組み付
けること。
【0013】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明ののシー
リング材は、冠瓦の端部と桟瓦の表面部との突き合わせ
間に正確かつ容易に位置決めして配設でき、従って十分
に圧縮した状態で使用でき、該突き合わせ間を確実にシ
ーリングできるとともに、経年劣化による剥がれの問題
が無いという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態のシーリング材を示す斜
視図である。
【図2】同シーリング材の使用時の断面図である。
【図3】同シーリング材を一部破断して示す図2の部分
底面図である。
【図4】第二実施形態のシーリング材の使用時の断面図
である。
【図5】第三実施形態のシーリング材を示す斜視図であ
る。
【図6】同シーリング材の使用時の断面図である。
【図7】第四実施形態のシーリング材の使用時の断面図
である。
【図8】従来のシーリング材を示す斜視図である。
【図9】同シーリング材の使用時の断面図である。
【図10】同シーリング材の使用時の別の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 シーリング材 2 嵌合部 3 シール部 7 粘着材 8 剥離材 12 シーリング材 20 シーリング材 21 嵌合部 22 シール部 33 シーリング材 40 冠瓦 41 端部 43 桟瓦 45 冠瓦 46 端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04D 1/30 601 E04D 1/36 E04D 3/00 - 3/40 E04B 1/62 - 1/72

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本棟又は隅棟における冠瓦の端部と桟瓦
    の表面部との突き合わせ間に配設されるシーリング材に
    おいて、ソリッド材料よりなり冠瓦の端部に嵌合される
    嵌合部と、全部又は一部が発泡材料よりなり桟瓦の表面
    部に接触して圧縮されるシール部とを備えたことを特徴
    とするのシーリング材。
  2. 【請求項2】 前記嵌合部に、冠瓦の端部のはみ出る部
    位に合わせるための切欠部が形成された請求項1記載の
    のシーリング材。
  3. 【請求項3】 前記嵌合部の嵌合面には粘着材が付着さ
    れ、該粘着材には剥離材が添着された請求項1又は2記
    載ののシーリング材。
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