JP3096965B2 - 基板加熱方法及び基板加熱炉 - Google Patents

基板加熱方法及び基板加熱炉

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JP3096965B2
JP3096965B2 JP08186428A JP18642896A JP3096965B2 JP 3096965 B2 JP3096965 B2 JP 3096965B2 JP 08186428 A JP08186428 A JP 08186428A JP 18642896 A JP18642896 A JP 18642896A JP 3096965 B2 JP3096965 B2 JP 3096965B2
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adsorption
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heating plate
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潔 今泉
春夫 三階
正行 齊藤
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日立テクノエンジニアリング株式会社
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/34Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
    • H05K3/3494Heating methods for reflowing of solder

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  • Tunnel Furnaces (AREA)
  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に液晶ディスプ
レイ装置やプラズマディスプレイ装置などのディスプレ
イパネル用基板やプリント基板などの製造工程における
基板の加熱方法及び加熱炉に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、液晶パネルは、軽量,薄形でかつ
低消費電力である特長を持つために、ディスプレイ用と
して広く使用されるようになってきた。かかる液晶パネ
ルの製造工程では、液晶パネル用のガラス基板上に塗布
されたシ−ル剤を加熱硬化させる手段として、従来、ガ
ラス基板をホットプレート上に載置して、所望の温度で
シ−ル剤の加熱を行なうホットプレ−ト式の加熱炉を使
用している。
【0003】図8は特開平2−83230号公報に記載
されているかかる従来の基板加熱炉の一例の概略構造を
示す縦断面図、図9は図8の分断線E−Eに沿う断面図
であって、40は加熱炉の搬入部、41は炉体、42は
加熱炉の搬出部、43は基板搬送機構、44は炉体ケ−
ス、45はモ−タ、46はボ−ルネジ、47はナット、
48はリニアガイド、49は横移動機構、50はモ−
タ、51はボ−ルネジ、52はナット、53はリニアガ
イド、54はカム、55はガイド、56は縦移動機構、
57は基板移動板、58は架台フレーム、59は基板、
60a〜60cはホットプレ−ト(以下、特定のホット
プレートを表わすときには、符号の末尾に英小文字を付
けて60a,60b,60cといい、総称するときに
は、ホットプレート60という)、61は柱、62は排
気管である。
【0004】図8において、前工程でシール剤が塗布さ
れた基板59は、基板加熱炉内に搬入する前に、搬入部
40で保持される。炉体41の内部には、基板59を搭
載して加熱するためのホットプレ−ト60a〜60cが
設けられている。シール剤の加熱硬化処理が終了した基
板59は基板加熱炉の搬出部42に搬送され、ここから
次工程の装置に搬出される。
【0005】炉体41内には、また、搬入部40から搬
出部42へ向って基板59を搬送する基板搬送機構43
がホットプレート60の下方に設けられており、これら
ホットプレート60と基板搬送機構43とが炉体ケ−ス
44で覆われている。この炉体ケ−ス44の天井部に
は、炉体ケ−ス44の内部で発生するガスを排出する排
気管62が設けられている。
【0006】ホットプレート60は柱61で支えられて
おり、炉体ケ−ス44と柱61は装置下部の架台フレー
ム58に固定されている。基板搬送機構43は、モ−タ
45やボ−ルネジ46,ナット47,リニアガイド48
などからなる横移動機構49と、モ−タ50やボ−ルネ
ジ51,ナット52,リニアガイド53,カム54,ガ
イド55などからなる縦移動機構56と、炉体ケ−ス4
4を貫通して搬入部40から搬出部42にかけて延在す
る基板移動板57とで構成されている。
【0007】基板移動板57を駆動する横移動機構49
は、モ−タ45の回転をボ−ルネジ46とナット47に
より直線移動に変換し、リニアガイド48上で基板移動
板57を図8での左右方向に駆動する。この横移動機構
49が基板移動板57を駆動する距離は、ホットプレ−
ト60a〜60cの中心間距離に等しい。
【0008】また、縦移動機構56は、モ−タ50の回
転をボ−ルネジ51とナット52により直線移動に変換
し、カム54をリニアガイド53上で駆動することによ
り、カム54上にあるガイド55を上下に駆動し、これ
によって基板移動板57を図8での上下方向に駆動す
る。
【0009】これらモータ45,50は夫々エンコーダ
を内蔵し、さらに、図示しない制御器と接続されてお
り、一定方向に一定量回転すると、信号をこの制御器に
送る。制御器は、この信号に応じて、モータ45,50
の停止,正転及び逆転などを制御する。
【0010】基板59に塗布されたシール剤は、硬化が
急速に進行して物性が変化する特有の臨界温度を有して
おり、この臨界温度を越えると、急速に硬化する。従っ
て、臨界温度を越えて加熱するときの温度と時間が基板
59全面で一様でないと、シール剤の硬化にむらが生
じ、硬さや接着性などの特性が不均一となって基板59
の品質が低下する。
【0011】さらに、基板59を急激に加熱すると、基
板59の温度が上昇して安定化するまで基板59面上の
温度差が大きくなり、これがシール剤の特性むらの原因
となるし、さらに熱応力が大きくなって破損することも
ある。このため、一旦シール剤が硬化しにくい臨界温度
以下の温度で基板59を予熱している。そこで、一般
に、ホットプレート60の温度は、この予熱ができるよ
うにするため、搬入部40側からホットプレート60の
配列順に段階的に高くするようにすることが行なわれて
いる。
【0012】従来、必要な加熱を行なうための温度や時
間などを確保し、製造ラインの要求する間隔で基板59
を供給するために、ホットプレート60の温度と数量
を、予熱を行なう部分については、搬入側から順に段階
的に高くする温度と基板59を搬送する間隔によって定
まる保持時間などの条件でもって、また、臨界温度以上
の所望する温度で加熱する部分については、保持する温
度と基板59を搬送する間隔により定まる保持時間など
の条件に応じて定めている。
【0013】図8及び図9に示す従来の基板加熱炉で
は、ホットプレート60a,60bが予熱を行なう部分
であって、温度は臨界温度より低い。また、ホットプレ
ート60cが臨界点以上の所望する温度で加熱(本加
熱)する部分であって、温度は臨界温度以上の所望する
同一温度に保持している。
【0014】次に、かかる構造の基板加熱炉の、基板5
9に塗布されたシール剤を加熱硬化するための動作を説
明する。
【0015】まず、搬入部40に基板59が載置される
と、モータ50が回転してカム54を搬入部40側へ移
動させ、これとともにガイド55が上方に移動して基板
移動板57を持ち上げる。この過程で基板移動板57が
搬入部40に搭載されている基板59を乗せて上昇さ
せ、これにより、基板59は搬入部40から離れる。基
板移動板57が所定の高さまで持ち上がると、モータ5
0が停止してその高さに保持される。
【0016】次に、モータ45が回転して基板移動板5
7を搬出部42側に移動させる。そして、基板移動板5
7に載置されている基板59がホットプレート60aの
上方まで搬送されると、モータ45が停止する。かかる
状態で、モータ50が上記とは逆方向に回転し、カム5
4を搬出部42側へ移動させて基板移動板57をホット
プレート60の面より下げて停止する。これにより、基
板59はホットプレート60a上に搭載される。
【0017】しかる後、モータ45が上記とは逆の方向
に回転し、これとともに、基板移動板57が搬入部40
側に移動する。そして、基板移動板57が元の位置に戻
ると、モータ45が停止して、1回の動作を終了する。
【0018】この1回目の動作が終了すると、予熱が行
なわれる所定時間経過後、再び基板移動板57が上記の
動作を繰り返し、基板59をホットプレート60aから
ホットプレート60bに移す2回目の動作が行なわれ、
次いで、3回目の動作で基板59がホットプレート60
bからホットプレート60cに移され、加熱処理終了後
の4回目の動作でホットプレート60cから搬出部42
に搬出される。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
加熱炉においては、以下のような問題がある。
【0020】基板59はその上面にシール剤が塗布され
ているので、搬送するときには、基板移動板57によっ
て下面が支えられる。このため、ホットプレート60
は、図9に示すように、基板59の基板移動板57で支
えられる部分以外の部分を搭載するように設けられてい
る。
【0021】また、寸法の異なる基板59に対応させる
ために、基板59の送り方向の両側に基板59を支える
基板移動板57が移動可能に設けられており、このた
め、ホットプレート60は基板59の送り方向とは直角
な水平方向での幅寸法が制限され、基板59が大きくな
れば、基板59のホットプレート60上からはみ出す部
分の面積が大きくなる。しかるに、基板59のこのはみ
出した周縁端部の温度は上昇しにくく、さらに、基板5
9の移動中には、基板59を支える基板移動板57との
接触により基板移動板57に熱が奪われ、ホットプレー
ト60面から離れることで温度が低下する。炉体ケース
44は加熱温度が異なる複数のホットプレート60と基
板移動板57やその稼働部を収容しているため、その容
積及び全高は大きく、炉体ケース44内における大きな
温度差で炉体ケース44内全体で対流が生じる。この対
流は基板移動板57の上下左右の動きで乱れを生じ易
く、それによってホットプレート60間を移動する基板
59の表面温度が一定せず、シール剤の硬化が不均一と
なる。
【0022】さらに、基板59がホットプレート60間
の移動を繰り返すことにより、基板59と基板移動板5
7及びホットプレート60との接触回数が多くなるた
め、発塵量が多くなる。そして、ホットプレート60間
の移動時間を、基板59の温度低下を防止するため、短
時間とすることが望ましいが、このために基板59をホ
ットプレート60間で高速度で移動させるようにする
と、炉体41内部の気流が大きく乱れて塵埃が舞い上が
り、一層清浄度が低下する。また、基板移動板57の駆
動部がホットプレート60と同じ炉体ケース44の内部
にあり、さらに対流により外気が進入するので、清浄度
が低下する。以上のことからして、基板59に塵埃が付
着することにより、その品質が低下する。
【0023】さらに、所望の加熱時間を与えてシール剤
を加熱硬化した後の基板59を基板加熱炉に接続される
下流の装置に供給する量を確保するためには、炉体41
が長くなって大きな据付け面積が必要となり、特に、基
板59の製造装置はクリ−ンル−ムに設置することが多
いので、設置面積が問題となる。
【0024】特に、基板移動板57でホットプレート6
0に基板59を搭載したとき、基板59は下面が加熱さ
れるため、この下面と上面との温度差によって基板59
に反りが生ずることがある。下面から上面への伝熱速度
が遅かったり、これら2つの面の間での温度差が大き
く、この温度差が縮まらなかったりすると、基板59は
反ったままとなり、加熱される部分と加熱されない部分
とが生じ、均一な加熱ができなくなる。そのまま次のよ
り高温なホットプレート60に移されると、不均一な加
熱は一層拡大し、所望の加熱がなされないまま基板59
が搬出されかねない。
【0025】同様な問題は、他のディスプレイパネル用
基板やプリント基板における導電ペーストなどの焼成で
も見受けられる。
【0026】本発明の目的は、かかる問題を解消し、基
板を均一に加熱することができて、高品質な基板を製造
することができるようにした基板加熱方法を提供するこ
とにある。
【0027】本発明の他の目的は、基板を均一に加熱す
ることができて、高品質な基板を製造することができる
ようにした設置面積の小さな基板加熱炉を提供すること
にある。
【0028】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による基板加熱方法は、加熱板上に基板を搭
載し、該加熱板への該基板の吸着と吸着解除とを繰り返
しながら基板の加熱を行なう。そして、かかる基板の吸
着と吸着解除との繰返しは、基板を継続して該加熱板に
吸着して本加熱を行なう前の予熱段階に行なうものであ
る。
【0029】かかる基板加熱方法によると、加熱板への
基板の吸着と吸着解除との繰返しを行なって加熱する
と、吸着中に基板内部に熱ストレスが生じ、吸着の解除
で基板が反ることになる。しかし、沿って加熱板から離
れた部分は、その吸着解除中、加熱板からの熱の供給が
減少して、熱伝導により上下面での温度差がなくなり、
その反りも次第に消えていく。そして、再び基板が加熱
板に吸着されると、基板内部にストレスが生ずるが、先
の熱伝導で上面側の温度が高くなっているので、再び吸
着解除したときの基板の反りは前回の吸着解除時の反り
の度合いよりも小さくなっている。
【0030】従って、基板の加熱板への吸着と吸着解除
とを繰り返すことにより、次第に基板の反りは小さくな
っていって、遂には、ほとんど基板の反りがなくなる。
このため、本加熱の段階では、加熱板への吸着を継続し
て加熱しても、熱ストレスがほとんど生じないで基板を
加熱させることができ、均一に加熱された反りのない基
板が得られることになる。
【0031】また、本発明による基板加熱炉は、加熱板
を貫通する複数の小孔と、該小孔を貫通する複数の小径
の棒形状で該加熱板より上方に突出可能に設けた基板保
持手段と、該基板保持手段を昇降させる昇降手段と、該
基板を該加熱板に吸着させる吸着手段と、該加熱板より
上方に突出する該基板保持手段の高さを制御して予熱,
本加熱,冷却の各温度に温度制御する手段と、該加熱板
と該基板保持手段を包含して外気と遮り基板の出し入れ
を行なうための開口部を有する容器と、該基板保持手段
の高さ制御で加熱板上に搭載された基板に対し該加熱板
への吸着と吸着解除とを繰り返してから吸着を継続させ
て本加熱を行なわせる手段とを備える。
【0032】かかる基板加熱炉によると、基板保持手段
を複数の小径の棒形状として加熱板内を貫通して設けて
いるので、加熱板の面積を広くすることができ、基板面
を全て加熱面に密着させることができて、熱伝導によ
り、基板の上下面を全て均等に加熱することができる。
【0033】そして、1個の加熱板での基板の上下だけ
で、予熱,本加熱,冷却を行なうことができるので、容
器の容積や容器内の全高さを押えることができ、装置の
小型化を図ることができるし、容器内の温度は均一化し
て温度差がなくなり、対流の発生は少なく加熱温度は安
定する。
【0034】基板保持手段は基板との接触面積がわずか
であるので、摩擦による発塵は少なく、加熱板への基板
の搭載は、加熱板に近付けた予熱位置から搭載すること
により、搭載時の加熱板周囲の気流の乱れは少なくで
き、また、容器内の対流を抑えているので、塵埃を舞い
上げることがなく、清浄度の低下を防止できる。
【0035】さらに、加熱板に基板を搭載する際、加熱
板での基板の吸着と吸着解除とを繰り返するので、これ
によって基板の反りを解消することができ、基板を、破
損することなく、均一に加熱することができる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
より説明する。図1は本発明による基板加熱炉の一実施
形態の外観を示す正面図であって、1は架台フレーム、
2は炉体、3は制御部、4は仕切ベース板、5は支柱、
6は枠組、8は隔壁、9は開口部である。
【0037】図2は図1の分断線A−Aに沿う断面図で
あって、10は扉(点検扉)、11は昇降手段、12は
基板、13は排気管、14は搬送ロボットであり、図1
に対応する部分には同一符号を付けている。
【0038】図3は図1の分断線B−Bに沿う要部断面
図であって、15は昇降ピン、16はホットプレ−ト、
17は支柱、18は放熱防止カバー、19は位置ずれ防
止ピン、20は真空吸着孔、21は真空配管、22は加
熱用ヒ−タ、23は給気管、24は縦駆動板、25は横
枠であり、前出図面に対応する部分には同一符号を付け
ている。
【0039】図4は図2の分断線C−Cに沿う要部断面
図であって、前出図面に対応する部分には同一符号を付
けている。
【0040】図1及び図2において、この実施形態の基
板加熱炉は、脚部を有する架台フレーム1により床面に
設置されている。架台フレーム1は加熱を行なう炉体2
を収納する空間部分Iと、後述する基板12の保持手段
の昇降制御や加熱板(ホットプレート)への基板吸着制
御,温度制御などの加熱炉全体の制御手段となる制御部
3を収容する空間部分IIとの上下2段に分割されてい
る。
【0041】架台フレーム1の上部空間部分Iには、横
向きに配置される仕切ベース板4とこれを支えて縦向き
に配置される支柱5との組合せからなる枠組6が2組左
右方向に配置して設けられ、これらが横方向に配置され
ている。1つの枠組6では、この上部空間部分Iの天井
側の仕切ベース板4と底面側の仕切ベース板4とこれら
の間の仕切ベース板4とが互いに水平に配置され、これ
らが左右両側2ヵ所ずつで支柱5により支えられてい
る。この1つの枠組6で上下2つずつ空間ができて、夫
々に炉体2が設置される。従って、架台フレーム1の上
部空間部分Iには、上側に2台,下側に2台の計4台の
炉体2が設置される。
【0042】炉体2の加熱を行なう部分は容器状の隔壁
8で覆われ、この隔壁8の底部が仕切ベース板4に固定
されている。この隔壁8には、図2に示すように、基板
12の搬入搬出を行なうための開口部9が設けている。
また、隔壁8による容器の両側には、図2に示すよう
に、取り外し可能に点検扉10が設けられている。そし
て、隔壁8の片側の点検扉10は加熱炉の外面側となる
ので、点検扉10を外して炉体2の保守を行なうことが
できる。
【0043】なお、ここでは、基板12は液晶ディスプ
レイパネル用の基板であって、例えば、基板に別工程で
シール剤が塗布されているものである。
【0044】各炉体2毎に昇降手段11が設けられて、
夫々仕切ベース板4に固定されている。昇降手段11は
内部に図示しない駆動モータ、ボールネジなどよりなる
往復運動機構を有しており、その動作は制御部3で制御
される。図3に示すように、昇降手段11には、この往
復運動機構によって上下方向に駆動される縦駆動板24
が接続され、この縦駆動板24は炉体2内に伸延してい
る。
【0045】炉体2内では、図3及び図4に示すよう
に、縦駆動板24に複数の横枠25が接続されており、
横枠25の上面に昇降ピン15が接続されている。昇降
ピン15は小径の棒形状のものであり、基板12の保持
手段である。
【0046】また、炉体2内には、基板12と接触して
これを加熱する加熱板としてのホットプレ−ト16が配
置され、このホットプレ−ト16は支柱17を介して仕
切ベース板4に固定されている。
【0047】ホットプレ−ト16の外側には、放熱防止
カバー18が設けられている。放熱防止カバー18はス
テンレス鋼などの金属板からなり、ホットプレート16
から僅かに離れてそれを覆うようにしている。これによ
り、ホットプレート16と放熱防止カバー18との間に
空気層が形成され、この空気層によりホットプレート1
6の放熱量が抑えられて、ホットプレート16の温度の
安定化を図っている。ホットプレ−ト16と放熱防止カ
バー18には、これらを垂直方向に貫通する小孔が設け
られている。
【0048】基板12は、ホットプレート16の上方で
複数個配設された昇降ピン15上に搭載される。昇降ピ
ン15は対象となる全ての基板12の形状に対応するよ
うに適宜な配置で設けられており、そのホットプレート
16面より突き出る夫々の長さが互いに等しくなるよう
にしている。また、隔壁8に設けた開口部9と昇降ピン
15の位置関係は、図2に示す搬送ロボット14によっ
て基板12が開口部9から水平に移動して炉体2内に搬
入されたとき、この基板12がそのまま昇降ピン15上
に搭載できるように設定されている。
【0049】炉体2内の稼働部分は昇降手段11によっ
て昇降する縦駆動板24や昇降ピン15であり、昇降手
段11は炉体2の外側に配置され、開口部9から水平方
向に基板12が搬入されるので、炉体2内は縦駆動板2
4や昇降ピン15の駆動範囲と基板12の搬入に必要な
空間があればよく、これらによって隔壁8は全高が抑え
られている。
【0050】ホットプレート16の上面には、基板12
の位置ずれ防止ピン19と一定間隔で配置された複数個
の真空吸着孔20とが配置されている。位置ずれ防止ピ
ン19は、基板12の形状に応じてその固定位置を変更
できるように、ねじ止めなどで脱着可能にホットプレー
ト16に固定された棒状のものであって、基板12が搭
載される部分を周りから囲むように設けられたものであ
り、例えば、長方形の基板12に対してその四辺方向に
位置する。
【0051】ホットプレ−ト16の内部には、加熱用の
ヒ−タ22と真空吸着孔20に連結された真空配管21
とが設けられており、さらに、真空配管21には、制御
部3によって駆動制御される図示しない真空ポンプが接
続されている。
【0052】また、炉体2の内側上部の開口部9側に
は、給気手段としての給気管23が設けられている。給
気管23は多数のノズルを開口部9と反対側の略水平方
向に向けて設けられたパイプ状のものであって、気体
(例えば、窒素ガス)をその内部に通してこれらノズル
から炉体2内に給気する。
【0053】また、隔壁8の開口部9に対向する側の面
には、炉体2内で発生する塵埃やシール剤の硬化処理に
より発生するガスを排気するための排気管13が設けら
れている。炉体2内の内圧を上げるために、給気管23
による窒素ガスの給気量より排気管13による排気量を
少なくしている。
【0054】外部から炉体2内への基板12の搬入及び
搬出には、図2に示すように、図示する形状の搬送ヘッ
ドを持ち、制御部3の制御によって炉体2内の昇降ピン
15と連動して動作する搬送ロボット14などが使用さ
れる。
【0055】次に、以上のような構成のこの実施形態の
動作を図5により説明する。なお、図5は、図4と同様
に、図2の分断線C−Cから開口部9側をみた図であ
る。
【0056】始めに、図5(a)に示すように、基板1
2が、搬入ロボット14(図2)により、開口部9から
水平方向に炉体2内に搬入され、上昇している昇降ピン
15上に搭載される。このとき、ホットプレ−ト16
は、基板12に塗布されたシール剤が急速に硬化する臨
界温度を越える所望の温度に保持されている。ホットプ
レート16は隔壁8によって外気と遮断されているか
ら、その温度は安定しており、また、炉体2内は、ホッ
トプレート16の熱により、外気温よりも高温に保たれ
ている。
【0057】給気管23は、常に、そのノズルから常温
の窒素ガスを開口部9とは反対側の方向に向けて略水平
に吹き出している。給気管23のノズルから供給する窒
素ガスは高清浄度のものであって、この窒素ガスの供給
により、炉体2内は高清浄度が維持されている。また、
排気管13(図2)は、常に、炉体2内の空気を排出
し、炉体2内で発生するわずかな塵埃やシール剤の加熱
によって発生するガスを排気している。
【0058】基板12を炉体2内に搬入すると、この基
板12は、ホットプレ−ト16からの輻射や隔壁8の内
面の気温により、その表面温度が上昇する。このときの
基板12とホットプレート16との間隔は、ホットプレ
ート16の温度やシール剤などの条件に応じて異なる。
【0059】次に、図5(b)に示すように、昇降手段
11(図3)によって昇降ピン15が下げられ、基板1
2をホットプレ−ト16に近づけて保持する。このとき
の基板12とホットプレート16との間隔は、所望する
予熱温度に応じて異なる。この状態で基板12をホット
プレ−ト16の輻射により加熱する。基板12の温度は
さらに上昇するが、この基板12はホットプレ−ト16
から離れているため、ホットプレ−ト16の表面温度ま
では上昇しない。従って、基板12とホットプレート1
6との距離を調整することにより、基板12の上下面を
所望温度に予熱することができる。
【0060】かかる状態での基板12の温度の立上りの
一例を示すと、図6での区間Iに示すようになる。
【0061】基板12が所望の温度に達すると、昇降ピ
ン15をさらに降下させ、また、真空配管21に接続し
ている前述した真空ポンプを作動させ、真空吸着孔20
から吸気させる。
【0062】そして、昇降ピン15をさらに降下させる
ことにより、図5(c)のように、基板12は位置ずれ
防止ピン19に囲まれて降下し、遂に、ホットプレ−ト
16上に載置される。すると、基板12は、真空吸着孔
20が作動していることにより、隙間が生じたり、加熱
中に位置ずれが生じないようにするために、ホットプレ
ート16に真空吸着して密着固定する。この場合、基板
12が持っている反りやホットプレート16,昇降ピン
15の工作精度などにより、基板12の全面がホットプ
レート16に同時に接触することはほとんどない。この
ために、基板12は先にホットプレート16に接触した
部分から真空吸着口20に引き寄せられて、正規の位置
からずれようとするが、この基板12配置ずれ防止ピン
19によって周りが囲まれているので、機械的にこの位
置からのずれが防止される。
【0063】ホットプレート16に吸着された基板12
は、その下面が急激に加熱されることになるので、上下
面の温度差が大きく、内部に熱ストレスが生じて反ろう
とする。このため、吸着を継続すると、基板12に破損
が生じかねないので、一旦基板12の吸着を解除する。
これにより、基板12は開放されるので、図5(d)に
示すように、基板12は反ってしまう。しかし、この吸
着解除中では、ホットプレート16から直接熱が加わっ
ていないから、基板12の下面に受けた熱が上面に伝達
し、上下面の温度差が縮まって基板12の反りの度合い
が減少する。
【0064】このようにして基板12の反りの度合いが
充分小さくなってから、再び真空ポンプを作動させて基
板12の真空吸着を行なう。このとき、基板12は、反
りが充分小さくなっているので、ホットプレート16に
全面で吸着され、図5(c)に示す状態となる。この場
合、基板12の上下面の温度差は小さくなっているの
で、基板12内に発生する熱ストレスは先の場合よりも
小さく、再び吸着解除しても、先の場合よりも基板12
の反りの度合いが小さい。
【0065】以下、吸着と吸着解除とを繰り返すが、図
7に示すように、かかる吸着(ON)と吸着解除(OF
F)とを適宜回数繰り返すことにより、基板12の反り
の度合いを充分なくすことができる。
【0066】また、かかる繰返し期間が図6での区間 I
Iであり、反りが充分低減したところで、吸着を継続す
る期間、即ち、図6での区間 IIIに移行する。ここで、
図6における区間Iは第1の予熱期間、区間 IIは第2
の予熱期間、区間 IIIは本加熱期間である。
【0067】基板12の全面は、ホットプレート16に
密着することにより、熱伝導による加熱で一様な温度と
なる。これにより、基板12に塗布されたシール剤が均
質に加熱硬化される。
【0068】基板12をホットプレ−ト16上で所望時
間保持した後、真空吸着孔20による吸着を停止し、昇
降ピン15を上昇させ、図5(a)に示すように、再び
基板12を昇降ピン15に搭載した位置まで戻して保持
する。このとき、基板12はホットプレート16から離
れ、次第に温度が低下する。
【0069】さらに、基板12がホットプレート16か
ら離れると、給気管23のノズルから吹き出す窒素ガス
が基板12の表面に吹き付けられ、これにより、基板1
2の冷却が促進する。窒素ガスによる冷却でもって、基
板12の予熱によるシール剤の硬化の進行を防止でき
る。この基板12の冷却期間が図6の区間 IV である。
【0070】基板12の温度が所望の値になって冷却が
完了すると、搬送ロボット14(図2)により、基板1
2は炉体2外に搬出され、基板12のシール剤の加熱硬
化処理が終了する。
【0071】図6において、区間 IIである第2の予熱
期間での基板12の吸着時間と吸着解除期間,吸着と吸
着解除の繰返し回数は、基板12の厚さ,強度,加熱温
度,熱伝導率,熱膨張率などに応じて任意に設定され
る。これらに対するデータは、図示しない入力装置から
制御部3に、図6に示すような所望の加熱プロフィール
となるように、事前に格納しておくことにより、自動制
御で以上の処理がなされる。
【0072】以上のように、基板12をホットプレート
16から離れた位置で予熱すること及び基板12のホッ
トプレート16との吸着,吸着解除を繰り返すにより、
基板12を破損することなく、臨界温度以下の温度で予
熱し、反りを低減した上で基板12の本加熱を行ない、
基板12をホットプレート16に密着する時間を調整
し、加熱後にホットプレート16から離して臨界温度以
下の温度に冷却することにより、所望とするシール剤の
特性を得ることができる。
【0073】また、基板12の表面温度が安定化して基
板12を一様な温度で加熱できるので、基板12に塗布
したシール剤を均一に加熱硬化することができ、高品質
の基板12を得ることができる。
【0074】炉体2の駆動部は昇降ピン15を昇降させ
る昇降手段11のみであるので、構造が簡素化し、炉体
2の駆動部の制御は昇降ピン15を上下移動させるだけ
のことであるので、制御が単純化する。搬送ロボット1
4は隔壁8の前面部に設けられた開口部9から基板12
を搬入し、昇降ピン15上に搭載し、加熱終了後に同じ
位置で昇降ピン15上にある基板12を搬出するので、
制御が容易である。
【0075】炉体2内では、その下部にある縦駆動板2
4の昇降範囲に隔壁8を切り欠いた部分から低温の外気
が侵入し、ホットプレート16上に沿って移動し、開口
部9より流出する気流が発生するが、給気管23のノズ
ルを開口部9とは反対側の略水平方向に向けて設けたこ
とにより、開口部9へ向かう気流が打ち消される。
【0076】また、給気管23から供給される窒素ガス
によって炉体2内の内圧は僅かに上昇するので、隔壁8
外から侵入しようとする気流が打ち消される。隔壁8で
囲まれた容積を抑えることができるので、ホットプレー
ト16の周囲の空間は僅かであり、ホットプレートの1
6の熱で炉体2内の温度は均一化し易く、炉体2内の上
部と下部の温度差が小さくなり、対流の発生量を抑える
ことができる。対流は基板12の動きで乱されないの
で、ホットプレート16の加熱温度が均一化し、基板1
2に塗布したシール剤を均一に加熱硬化することができ
る。
【0077】給気管23から給気する気体を不活性ガス
である窒素ガスとし、外気の侵入を抑えているので、炉
体2内の窒素ガスの濃度は高くなり、シール剤の酸化を
防止できる。
【0078】給気管23のノズル方向を開口部9と反対
側の略水平方向に向けて設けたが、給気管23のノズル
方向や給気量は、隔壁8の開口部9の位置やホットプレ
ート16の位置や温度などにより生ずる対流の方向や流
量などにより、その最適な給気管23のノズル方向や給
気量などは変更できる。一例として、隔壁8の全高が低
くて内部での対流を抑えてあるものについては、隔壁8
の開口部9に沿って流れる気流を発生させてエアーカー
テンを形成し、外気の侵入を抑えるようにしてもよい。
【0079】なお、この実施形態では、炉体2の個数を
4個としている。炉体2の適正な個数は、炉体2内に基
板12がある時間と、基板12を炉体2へ搬入及び搬出
する時間との合計時間を所望する基板12の供給時間で
除した値となる。各炉体2に一定間隔で順番に基板12
を搬入し、シール剤の加熱硬化処理を終了した基板12
を順番に取り出すことにより、シール剤の加熱硬化工程
を終了した基板12を一定の間隔で次段の装置へ供給で
きる。従って、複数個の炉体2を備えることにより、基
板12を次段の装置などへ供給する間隔を確保できる。
【0080】また、複数台の炉体2のうちの1台が故障
しても、各炉体2を個別に温度管理することにより、故
障した炉体2を除いて運転することができ、製造ライン
を停止せずに保守できる。
【0081】保守や点検を行なう点検扉10(図2及び
図4)は、基板12の搬入される面とは直角方向の側面
に設けているので、片側の点検扉10を開けて保守や点
検を行なっても、保守や点検を行なっている以外の炉体
2への基板12の搬入を妨げることがなく、加熱炉全体
を停止させることはない。
【0082】また、この実施形態では、炉体2は上下に
2段、左右に2列の配置としたが、炉体2の配置は基板
12を搬送する搬送ロボット14などとの組み合わせに
より変更してもよい。炉体2は垂直方向のみに配置して
もよく、水平方向のみに配置してもよい。炉体2の配置
は、設置される室内の床面積や室内高さ,炉体数,搬送
ロボット14の移送範囲などの条件により、適正なもの
に選定できる。炉体2の全高は低いから、炉体2を垂直
方向に複数段重ねても、全体的にさほど高くならずに据
付け面積を小さくすることができる。
【0083】さらに、この実施形態では、対流の抑制に
より炉体2内への外気の進入を抑え、清浄度を高くして
塵埃の基板12への付着を防止している。また、基板1
2をホットプレート16に極く近い予熱位置から搭載す
るので、ホットプレート16の周囲の気流の乱れは少な
く、塵埃を舞い上げることは少なくて清浄度を維持でき
る。
【0084】さらに、基板12と昇降ピン15との接触
面積は僅かであるので、基板12と昇降ピン15の摩擦
による塵埃の発生を抑えている。炉体2内は対流を抑え
ているので、発生した塵埃は上方へ移動しにくく、基板
12の清浄度を保つことができる。また、駆動部分であ
る昇降手段11は隔壁8外にあるため、内部の発塵量は
少なく、さらに、発生した塵埃を排気管13が排気する
ので、内部の清浄度を良好に保つことができて、塵埃の
付着の少ない高品質な基板12を得ることができる。
【0085】さらに、この実施形態では、真空ポンプの
オン,オフによって基板12のホットプレート16での
吸着,吸着解除を行なったが、真空源を設け、この真空
源と真空配管21との間に電磁弁を配設し、この電磁弁
のオン,オフにより、基板12の吸着,吸着解除を行な
うようにしてもよい。
【0086】また、真空度を制御できる圧力調整弁をこ
れら真空源と真空配管21との間に設け、この圧力調整
弁が基板12を吸着できる真空度に制御した状態と、吸
着力が基板12の反り力よりも小さくて、反った部分が
ホットプレート16から離れることができるような真空
度に制御した状態とを切り換えることにより、基板12
の吸着と吸着解除とを行なわせるようにすることもでき
る。
【0087】さらに、かかる圧力調整弁の真空度を一定
に維持して、この真空度を、基板12の反り力よりもわ
ずかに小さい吸着力が得られる真空度にしてもよい。こ
の場合には、基板12に反りが生じなければ、基板12
はホットプレート16に全面吸着されるが、加熱によっ
て反りが生ずると、この吸着力に勝る反り部分がホット
プレート16から離れ、吸着解除と同等の状態となる。
そして、このホットプレート16から離れた部分で、熱
伝導により、上面と下面との温度差が小さくなって反り
がほとんどなくなると、再び全面がホットプレート16
に密着するようになり、吸着状態となる。かかる吸着と
吸着解除とが繰り返され、しかる後、吸着が継続した状
態となって本加熱を行なうことにより、全体が均一に加
熱された基板12が得られる。この方法は、基板12の
製作精度が高く、バラツキが少ない場合に有効であり、
圧力調整弁の制御がより簡単となって制御部3の負担が
大幅に軽減される。
【0088】なお、以上の実施形態では、液晶ディスプ
レイパネル用の基板を例に説明したが、本発明は、これ
のみに限るものではなく、プラズマディスプレイパネル
用の基板やプリント基板などの塗布された導電ペースト
の焼成などにも適用可能であることはいうまでもない。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
基板を、破損することなく、均一に加熱することができ
て、高品質な基板を製造することができるし、また、装
置の設置面積も小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による基板加熱炉の一実施形態を示す外
観正面図である。
【図2】図1の分断線A−Aに沿う断面図である。
【図3】図1の分断線B−Bに沿う断面図である。
【図4】図2の分断線C−Cに沿う断面図である。
【図5】図1に示した基板加熱炉による基板加熱方法の
説明図である。
【図6】図5に示した基板加熱方法での基板の温度変化
を示す図である。
【図7】図5に示した基板加熱方法での基板吸着,吸着
解除の繰返しによる基板の反り状態の変化を示す図であ
る。
【図8】従来の加熱炉の一例を示す縦断面図である。
【図9】図8の分断線E−Eに沿う断面図である。
【符号の説明】
1 架台フレーム 2 炉体 3 制御部 4 ベ−ス板 5 支柱 6 枠組 8 隔壁 9 開口部 10 点検扉 11 昇降手段 12 基板 13 排気管 14 搬送ロボット 15 昇降ピン 16 ホットプレ−ト 17 支柱 18 放熱防止カバー 19 位置ずれ防止ピン 20 真空吸着孔 21 真空配管 22 加熱用ヒータ 23 給気管 24 縦駆動板 25 横枠
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 齊藤 正行 茨城県竜ケ崎市向陽台5丁目2番 日立 テクノエンジニアリング株式会社 開発 研究所内 (56)参考文献 特開 平5−269964(JP,A) 特開 平9−42854(JP,A) 特開 昭62−23021(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 3/10 - 3/38 G09F 9/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱板状に基板を搭載して加熱する基板
    加熱方法において、 該加熱板に基板を搭載し、該加熱板への吸着と該吸着の
    解除とを繰り返してから、該基板の加熱を行なうことを
    特徴とする基板加熱方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の基板加熱方法において、 前記基板の吸着と吸着解除との繰返しは、前記加熱板へ
    の基板吸着を継続する前記基板の本加熱段階前に行なう
    予熱段階で行なうことを特徴とする基板加熱方法。
  3. 【請求項3】 加熱板上に基板を搭載して加熱する基板
    加熱炉において、 該加熱板を貫通する複数の小孔と、 該小孔を貫通する複数の小径の棒形状で該加熱板より上
    方に突出可能に設けた基板保持手段と、 該基板保持手段を昇降させる昇降手段と、 該基板を該加熱板に吸着させる吸着板と、 該加熱板より上方に突出する該基板保持手段の高さを制
    御し、予熱,本加熱及び冷却の各温度に温度制御する手
    段と、 該加熱板と該基板保持手段とを包含して外気と遮り、該
    基板の出し入れを行なう開口部を有する容器と、 該基板保持手段の高さを制御することにより、該加熱板
    に搭載された該基板の該加熱板への吸着と吸着解除とを
    繰り返してから吸着を継続し、該基板の本加熱を行なわ
    せる手段とを備えたことを特徴とする基板加熱炉。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の基板加熱炉において、 前記基板の前記加熱板への吸着と吸着解除との繰返しを
    行なう手段が、前記吸着手段に接続された真空ポンプを
    オン,オフ制御する手段であることを特徴とする基板加
    熱炉。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の基板加熱炉において、 前記基板の前記加熱板への吸着と吸着解除との繰返しを
    行なう手段が、前記吸着手段と真空源との間に設置され
    た電磁弁をオン,オフ制御する手段であることを特徴と
    する基板加熱炉。
  6. 【請求項6】 請求項3記載の基板加熱炉において、 前記基板の前記加熱板への吸着と吸着解除との繰返しを
    行なう手段が前記吸着手段と真空源との間に設置された
    圧力調整弁であって、 該圧力調整弁は、前記基板の加熱による反り力よりもわ
    ずかに小さい基板吸引力を前記吸着手段に生じさせるよ
    うに、真空度が設定されていることを特徴とする基板加
    熱炉。
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