JP3451166B2 - 基板熱処理装置 - Google Patents

基板熱処理装置

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JP3451166B2 JP17801096A JP17801096A JP3451166B2 JP 3451166 B2 JP3451166 B2 JP 3451166B2 JP 17801096 A JP17801096 A JP 17801096A JP 17801096 A JP17801096 A JP 17801096A JP 3451166 B2 JP3451166 B2 JP 3451166B2
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板に対して加熱
あるいは冷却処理を行う基板熱処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は、従来の基板熱処理装置の構成
を模式的に示した断面図である。図10においては、半
導体ウエハなどの基板に対して所定の温度下で加熱処理
を行う基板熱処理装置30aと、加熱された基板を所定
の温度にまで降温させるための基板熱処理装置30bと
を例示している。この加熱用の基板熱処理装置30aと
冷却用の基板熱処理装置30bとはそれぞれ独立して構
成されており、加熱用の基板熱処理装置30aの熱処理
空間34a内には、ヒータなどの加熱装置が埋め込まれ
たホットプレート31が設けられており、また冷却用の
基板熱処理装置30bの熱処理空間34b内には、冷却
管などの冷却装置が埋め込まれたクーリングプレート3
2が配置されている。
【0003】例えば、レジストのベーク処理において
は、レジスト膜が形成された基板33を基板処理装置3
0aのホットプレート31によって所定の温度まで昇温
して熱処理を行い、その後、基板33を冷却用の基板熱
処理装置30bに搬送し、クーリングプレート32によ
って基板33の温度を所定の温度にまで降温する処理が
行われる。これにより、基板33上のレジストに対し、
処理温度および加熱処理時間に対応した所望の熱反応を
生じさせることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の基板
熱処理装置30a,30bを用いた処理工程では、加熱
用の基板熱処理装置30aから冷却用の基板熱処理装置
30bへ基板33を搬送する過程での基板33の降温特
性、すなわち降温履歴を制御できないことが問題とな
る。
【0005】すなわち、上述のように、基板33上のレ
ジストは、ホットプレート31によって所定の時間加熱
された後、速やかにクーリングプレート32によって冷
却することにより所定温度および所定時間の熱反応を生
じさせることが望まれる。
【0006】しかしながら、基板33は、ホットプレー
ト31により一定時間加熱処理された後、加熱用の基板
熱処理装置30aから取り出され、搬送ロボットにより
冷却用の基板熱処理装置30bに搬送される。この搬送
過程では、基板33は搬送ロボットのアームに支持され
た状態で基板熱処理装置30a,30bが設置されたク
リーンルーム内の雰囲気下を移動する。基板の搬送路に
はクリーンルーム内のダウンフローがそのまま導入され
ている場合が多い。このために、基板33周辺の気流が
絶えず変動し、その影響を受けて基板33の温度が変動
する。また、基板33の搬送経路に沿って配置された種
々の装置から発熱があるような場合には、搬送経路の周
囲温度が変動し、基板33の温度がこれによっても変動
する。
【0007】このように、基板33の搬送時には、周囲
の環境の影響を受けて基板の温度が不規則に変動するた
め、基板33の降温時の温度履歴を十分に制御すること
ができない。
【0008】本発明の目的は、基板の加熱、冷却処理に
おいて基板の温度履歴の制御が可能な基板熱処理装置を
提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明に係る基板熱処理装置は、熱処理室の内部に基板を
保持し、基板に対して所定の熱処理を行う基板熱処理装
置において、基板を所定の温度に設定する第1の基板温
度設定手段と、基板を所定の温度と異なる温度に設定す
る第2の基板温度設定手段とを共通の熱処理室の内部に
設け、第1の基板温度設定手段の上方に第2の基板温度
設定手段を対向して配置し、第1の基板温度設定手段と
第2の基板温度設定手段との間の位置と、第1の基板温
度設定手段と第2の基板温度設定手段との間から退避し
た位置との間を移動自在に熱遮蔽部材を設けたものであ
る。
【0010】第2の発明に係る基板熱処理装置は、第1
の発明に係る基板熱処理装置の構成において、基板の下
面を支持して昇降し、基板を第1の基板温度設定手段の
表面に近接した位置と第2の基板温度設定手段の表面に
近接した位置との間を移動させる基板昇降手段をさらに
設けたものである。
【0011】第3の発明に係る基板熱処理装置は、第1
または第2の発明に係る基板熱処理装置の構成におい
て、基板昇降手段によって上昇された基板が第2の基板
温度設定手段に近接した状態で基板を保持する保持部材
をさらに設けたものである。
【0012】第4の発明に係る基板熱処理装置は、熱処
理室の内部に基板を保持し、基板に対して所定の熱処理
を行う基板熱処理装置において、基板を所定の温度に設
定する第1の基板温度設定手段と、基板を所定の温度と
異なる温度に設定する第2の基板温度設定手段とを共通
の熱処理室の内部に設け、第1の基板温度設定手段の上
方に第2の基板温度設定手段を対向して配置し、基板の
下面を支持して昇降し、基板を第1の基板温度設定手段
の表面に近接した位置と第2の基板温度設定手段の表面
に近接した位置との間を移動させる基板昇降手段と、基
板昇降手段によって上昇された基板が第2の基板温度設
定手段に近接した状態で基板を保持する保持部材とを設
けたものである。
【0013】第5の発明に係る基板熱処理装置は、第4
の発明に係る基板熱処理装置において、第1の基板温度
設定手段と第2の基板温度設定手段との間の位置と、第
1の基板温度設定手段と第2の基板温度設定手段との間
から退避した位置との間を移動自在に熱遮蔽部材を設け
たものである。
【0014】第1〜第3の発明に係る基板熱処理装置に
おいては、共通の熱処理室の内部で第1の基板温度設定
手段による基板の熱処理と第2の基板温度設定手段によ
る熱処理とを行うことができるため、雰囲気状態が一定
した熱処理室の内部で第1の基板温度設定手段と第2の
基板温度設定手段との間を基板が搬送されることによ
り、基板の温度変化が一定の状態となるように制御する
ことができる。
【0015】また、第1の基板温度設定手段と第2の基
板温度設定手段とを上下方向に対向配置したことによ
り、基板の上下移動により速やかに基板の受渡しを行う
ことができる。これにより、基板の搬送時間を短縮し、
基板温度が周囲の雰囲気の影響を受ける時間が短縮化さ
れることによって基板の温度制御を正確に行うことがで
きる。
【0016】さらに、第1の基板温度設定手段と第2の
基板温度設定手段との間に熱遮蔽部材を設けることによ
り、互いの熱影響を相手側に及ぼすことが防止され、こ
れによって基板の温度制御をより正確に行うことができ
る。
【0017】特に、第2の発明に係る基板熱処理装置に
おいては、基板昇降手段を用いて基板を上下移動させる
ことにより、第1および第2の基板温度設定手段間の基
板の搬送時間を短縮することができる。
【0018】特に、第3の発明に係る基板熱処理装置に
おいては、第2の基板温度設定手段に近接配置された基
板を保持部材が保持する構成が付加されることにより、
2枚の基板に対してそれぞれ第1の基板温度設定手段に
よる熱処理と第2の基板温度設定手段による熱処理とを
同時に行うことが可能となり、基板の処理効率が向上す
る。
【0019】第4および第5の発明に係る基板熱処理装
置においては、共通の熱処理室の内部で第1の基板温度
設定手段による基板の熱処理と第2の基板温度設定手段
による熱処理とを行うことができるため、雰囲気状態が
一定した熱処理室の内部で第1の基板温度設定手段と第
2の基板温度設定手段との間を基板が搬送されることに
より、基板の温度変化が一定の状態となるように制御す
ることができる。
【0020】また、第2の基板温度設定手段に近接配置
された基板を保持部材が保持する構成が付加されること
により、2枚の基板に対してそれぞれ第1の基板温度設
定手段による熱処理と第2の基板温度設定手段による熱
処理とを同時に行うことが可能となり、基板の処理効率
が向上する。
【0021】特に、第5の発明に係る基板熱処理装置に
おいては、第1の基板温度設定手段と第2の基板温度設
定手段との間に熱遮蔽部材を設けることにより、互いの
熱影響を相手側に及ぼすことが防止され、これによって
基板の温度制御をより正確に行うことができる。
【0022】
【0023】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施例に
よる基板熱処理装置の模式的断面図である。図1の
(a)は、ホットプレート1による加熱処理状態を示
し、(b)はクーリングプレート2による冷却(降温)
処理状態を示している。
【0024】図1において、基板熱処理装置は1つの処
理空間3の内部に、ホットプレート1とクーリングプレ
ート2とを上下方向に対向して配置している。なお、図
1(a)中には処理空間3の内壁を点線で模式的に示し
ている。ホットプレート1は、処理空間3の下方に配置
されており、その内部にヒータあるいはペルチェ素子な
どの加熱装置が埋め込まれている。
【0025】また、ホットプレート1の下方には、ホッ
トプレート1の貫通孔6を通り、基板10の裏面を支持
する複数の昇降ピン4aを有する基板昇降部材4が配置
されている。基板昇降部材4はエアシリンダあるいはモ
ータなどからなる昇降駆動部5により上下方向に移動
し、基板10をホットプレート1の表面に近接した位置
からクーリングプレート2の表面に近接した位置まで移
動させる。
【0026】クーリングプレート2はホットプレート1
の上方に所定の空間を隔てて配置されている。クーリン
グプレート2の内部には冷却管あるいはペルチェ素子な
どの冷却装置が埋め込まれている。
【0027】上記のような構造を有する基板熱処理装置
は、共通の処理空間3の内部において基板10の加熱処
理と冷却処理とを連続して行うことができる。すなわ
ち、図1(a)に示すように、基板10の加熱処理時に
は、基板10はホットプレート1の上面に形成された球
状スペーサを介してホットプレート1の上面に近接して
保持され、ホットプレート1の内部に設けられた加熱装
置により所定の温度に加熱される。
【0028】次に、図1(b)に示すように、一定時間
の加熱処理が終了すると、昇降駆動部5が基板昇降部材
4を上昇移動し、基板10が昇降ピン4aに支持された
状態でクーリングプレート2の下面に近接して保持され
る。これにより、基板10はクーリングプレート2の内
部に設けられた冷却装置により冷却されて所定の温度ま
で降温される。
【0029】その後、降温された基板10は、基板熱処
理装置の外部に設けられた基板搬送装置により基板熱処
理装置の外部に排出される。このように、第1の実施例
による基板熱処理装置においては、共通の処理空間3内
において加熱および冷却処理が連続して行われるため、
基板熱処理装置の外部の影響を受けることがない。これ
によって基板10の温度履歴を所望の状態に制御するこ
とができる。
【0030】図2および図3は、本発明の第2の実施例
による基板熱処理装置の模式的断面図であり、図2は基
板の加熱処理状態を示し、図3は基板の降温処理状態を
示している。
【0031】第2の実施例による基板熱処理装置は、第
1の実施例による基板熱処理装置の構成に対し、ホット
プレート1とクーリングプレート2との間に断熱プレー
ト(熱遮蔽部材)7を出し入れ可能に設けたものであ
る。
【0032】図4は断熱プレート7の平面構造図であ
る。断熱プレート7は少なくともホットプレート1の加
熱面あるいはクーリングプレート2の冷却面を覆う平面
領域を有する平板形状に形成されている。そして、この
断熱プレート7は水平移動機構(図示省略)によりホッ
トプレート1とクーリングプレート2との間に介在する
位置と、ホットプレート1およびクーリングプレート2
の間から退避した位置との間を移動する。
【0033】まず、図2に示す加熱処理時には、断熱プ
レート7が基板10の上方に移動する。この場合、処理
空間3内では、ホットプレート1表面からの発熱により
加熱された気体がクーリングプレート2側に向かって対
流を生じる。しかし、断熱プレート7がこの熱対流を阻
止するため、断熱プレート7の上方の処理空間3内の温
度上昇が抑制される。このように、断熱プレート7を配
置させることにより、ホットプレート1の発熱による影
響がクーリングプレート2側に及ぶのを防止することが
できる。このため、クーリングプレート2はホットプレ
ート1からの影響を受けることなく所定の温度を維持す
ることができる。
【0034】次に、図3に示す降温処理工程では、まず
断熱プレート7が退避し、基板昇降部材4の上昇によっ
て基板10がクーリングプレート2の表面に近接して保
持される。その後、再び断熱プレート7が基板10とホ
ットプレート1との間に挿入される。断熱プレートは、
切欠き部8(図4参照)により昇降ピン4aと干渉する
ことなく所定の位置に挿入される。
【0035】そして、この断熱プレート7の存在によ
り、ホットプレート1側からの熱の影響が基板10に及
ぶことが阻止される。また、断熱プレート7の上方の処
理空間3内では、基板10がクーリングプレート2から
の冷却作用により所定の温度にまで降温される。
【0036】上記のように、断熱プレート7を設ける
と、ホットプレート1およびクーリングプレート2は互
いに相手側の熱影響を受けることなく加熱あるいは冷却
処理を行うことができる。このため、ホットプレート1
とクーリングプレート2との間隔をより狭めることが可
能となり、これにより基板熱処理装置の高さ方向の大き
さを減少させることができる。
【0037】図5〜図7は、本発明の第3の実施例によ
る基板熱処理装置の模式的断面図であり、(a)〜
(f)は、基板の加熱および冷却工程の各動作状態を示
している。この第3の実施例による基板熱処理装置は、
第2の実施例による基板熱処理装置の構成に対し、加熱
処理後の基板をクーリングプレート2の近接位置に保持
して冷却処理を行うための受渡しピン9を設けたもので
ある。
【0038】例えば図5に示すように、受渡しピン9
は、処理空間3内のクーリングプレート2の外周に近接
する位置を支点として揺動可能に取り付けられたフック
状の部材からなり、基板10aの下面を支持するために
複数個設けられている。受渡しピン9は図示しない駆動
機構により、基板10aの上下移動を許容する位置と、
基板10aの下面を支持し、クーリングプレート2の表
面に近接保持する位置との間を移動する。
【0039】この第3の実施例による基板熱処理装置
は、同時に2枚の基板10a,10bに対してそれぞれ
加熱処理および冷却処理を行うことができる。以下、そ
の処理状態を図5〜図7を参照して説明する。
【0040】まず、図5(a)に示すように、1枚目の
基板10aをホットプレート1上に球状スペーサを介し
て近接配置し、所定温度での加熱処理を行う。次に、図
5(b)に示すように、基板昇降部材4を上昇し、加熱
処理後の基板10aをクーリングプレート2の近接位置
まで上昇して保持する。
【0041】さらに、図6(c)に示すように、受渡し
ピン9を移動し、基板10aの下面を支持する。そし
て、基板支持部材4を下降し、次の加熱処理を行う基板
10bをホットプレート1上の所定位置に近接配置す
る。
【0042】さらに図6(d)に示すように、断熱プレ
ート7を2枚の基板10a,10bの間に移動させ、そ
れぞれ加熱および冷却処理を行わせる。さらに、図7
(e)に示すように、冷却処理が終了した基板10a
を、外部に配置された基板搬送装置に受渡し、受渡しピ
ン9を待機位置に移動させる。
【0043】さらに、図7(f)に示すように、基板昇
降部材4を上昇させ、加熱処理が終了した基板10bを
クーリングプレート2の近接位置に保持する。この後、
図6(c)に示すように、受渡しピン9により基板10
bを保持し、図6(c)以降の処理を繰り返す。
【0044】この第3の実施例による基板熱処理装置に
おいては、共通の処理空間3内において同時に2枚の基
板10a,10bに対してそれぞれ加熱および冷却処理
を施すことができるため、基板の熱処理作業の効率化を
図ることができる。
【0045】図8は、本発明の第4の実施例による基板
熱処理装置の模式的断面図であり、図9は、第4の実施
例による基板熱処理装置の模式的平面図である。第4の
実施例による基板熱処理装置20は、共通の処理空間3
の内部にホットプレート21とクーリングプレート22
とを配置し、さらにこのホットプレート21とクーリン
グプレート22との間に基板10の受渡しロボット23
を配置したものである。
【0046】この基板熱処理装置20では、ホットプレ
ート21上で加熱処理された基板10は、受渡しロボッ
ト23により処理空間3内を水平方向に移動し、クーリ
ングプレート22上の所定位置に保持され、クーリング
プレート22により所定の温度まで降温処理がなされ
る。
【0047】この場合においても、基板10は処理空間
3の外部に搬出されることなく加熱処理と冷却処理とが
連続して行われる。このために、基板10の温度履歴を
所望の状態に制御することができる。
【0048】また、上記第1〜第4の実施例による基板
熱処理装置においては、基板熱処理装置が配置される一
連の基板処理ライン中を基板がタクト搬送された場合で
あっても、基板の熱処理時間を所定の時間に設定するこ
とができる。すなわち、基板の処理ラインにおいては、
各処理装置間で基板を搬送する時間(タクトタイム)
が、複数の処理ユニットの中で一番処理時間が長いユニ
ットの処理時間に律速される。このため、例えば従来の
加熱用の基板熱処理装置では、タクトタイムに相当する
時間だけ基板がホットプレート上に保持されて熱処理が
行われる。ところが基板に対する所望の熱処理時間がタ
クトタイムより短い場合には、基板に対して必要以上に
熱処理が施されることになる。
【0049】このために、従来では基板熱処理装置に基
板を投入するタイミングを調整(投入待機)したり、あ
るいはホットプレートの上方位置に基板を待機させて処
理時間を調整(ピンアップ待機)している。しかし、前
者の方法では、基板が基板熱処理装置の外部に待機され
ることにより、外部雰囲気の影響を受けて不規則な温度
変動が生じる。また後者の方法では、ホットプレートの
上方位置であっても加熱処理が行われていることに変わ
りがない。
【0050】これに対し、上記実施例による基板熱処理
装置では、所定の時間加熱処理が行われると、即座に基
板をクーリングプレート側に移動させて降温処理が行わ
れる。このため、タクトタイムに関わらず熱処理時間を
精度よく制御することができる。
【0051】また、上記第1〜第4の実施例では、ホッ
トプレートを下方に、クーリングプレートを上方に配置
した構成について説明したが、上下を逆に構成しても同
じ効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による基板熱処理装置の
模式的断面図であり、(a)は加熱処理時の断面構造
図、(b)は冷却処理時の断面構造図である。
【図2】本発明の第2の実施例による基板熱処理装置の
加熱処理時の模式的断面図である。
【図3】本発明の第3の実施例による基板熱処理装置の
冷却処理時の模式的断面図である。
【図4】図2および図3に示す断熱プレートの平面構造
図である。
【図5】本発明の第3の実施例による基板熱処理装置の
模式的断面図であり、(a)および(b)はそれぞれ各
処理状態を示す断面図である。
【図6】本発明の第3の実施例による基板熱処理装置の
模式的断面図であり、(c)および(d)はそれぞれ各
処理状態を示す断面図である。
【図7】本発明の第3の実施例による基板熱処理装置の
模式的断面図であり、(e)および(f)はそれぞれ各
処理工程の断面図である。
【図8】本発明の第4の実施例による基板熱処理装置の
模式的断面図である。
【図9】図8に示す第4の実施例による基板熱処理装置
の模式的平面図である。
【図10】従来の基板熱処理装置の模式的断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ホットプレート 2 クーリングプレート 3 処理空間 4 基板昇降部材 4a 昇降ピン 5 昇降駆動部 7 断熱プレート 9 受渡しピン 10,10a,10b 基板 20 基板熱処理装置 23 受渡しロボット
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/027

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱処理室の内部に基板を保持し、前記基
    板に対して所定の熱処理を行う基板熱処理装置におい
    て、 前記基板を所定の温度に設定する第1の基板温度設定手
    段と、前記基板を前記所定の温度と異なる温度に設定す
    る第2の基板温度設定手段とを共通の前記熱処理室の内
    部に設け 前記第1の基板温度設定手段の上方に前記第2の基板温
    度設定手段を対向して配置し、 前記第1の基板温度設定手段と前記第2の基板温度設定
    手段との間の位置と、前記第1の基板温度設定手段と前
    記第2の基板温度設定手段との間から退避した位置との
    間を移動自在に熱遮蔽部材を設けた ことを特徴とする基
    板熱処理装置。
  2. 【請求項2】 前記基板の下面を支持して昇降し、前記
    基板を前記第1の基板温度設定手段の表面に近接した位
    置と前記第2の基板温度設定手段の表面に近接した位置
    との間を移動させる基板昇降手段をさらに設けたことを
    特徴とする請求項1記載の基板熱処理装置。
  3. 【請求項3】 前記基板昇降手段によって上昇された前
    記基板が前記第2の基板温度設定手段に近接した状態で
    前記基板を保持する保持手段をさらに設けたことを特徴
    とする請求項1または2記載の基板熱処理装置。
  4. 【請求項4】 熱処理室の内部に基板を保持し、前記基
    板に対して所定の熱処理を行う基板熱処理装置におい
    て、 前記基板を所定の温度に設定する第1の基板温度設定手
    段と、前記基板を前記所定の温度と異なる温度に設定す
    る第2の基板温度設定手段とを共通の前記熱処理室の内
    部に設け、 前記第1の基板温度設定手段の上方に前記第2の基板温
    度設定手段を対向して配置し、 前記基板の下面を支持して昇降し、前記基板を前記第1
    の基板温度設定手段の表面に近接した位置と前記第2の
    基板温度設定手段の表面に近接した位置との間を移動さ
    せる基板昇降手段と、 前記基板昇降手段によって上昇された前記基板が前記第
    2の基板温度設定手段 に近接した状態で前記基板を保持
    する保持部材とを設けたことを特徴とする 基板熱処理装
    置。
  5. 【請求項5】 前記第1の基板温度設定手段と前記第2
    の基板温度設定手段との間の位置と、前記第1の基板温
    度設定手段と前記第2の基板温度設定手段との間から退
    避した位置との間を移動自在に熱遮蔽部材を設けたこと
    を特徴とする請求項4記載の基板熱処理装置。
JP17801096A 1996-07-08 1996-07-08 基板熱処理装置 Expired - Fee Related JP3451166B2 (ja)

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