JP3096938B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JP3096938B2
JP3096938B2 JP04194254A JP19425492A JP3096938B2 JP 3096938 B2 JP3096938 B2 JP 3096938B2 JP 04194254 A JP04194254 A JP 04194254A JP 19425492 A JP19425492 A JP 19425492A JP 3096938 B2 JP3096938 B2 JP 3096938B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の磁気テープに記
録された内容を管理し、その検索を容易にした磁気記録
再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気記録再生装置(以下、VTR
という)で映像信号や音声信号等を記録した磁気テープ
(以下、単にテープという)は、記録内容等を手書きで
書き込んだインデックスラベルを貼り付けてテープカセ
ットを管理をするのが一般的であった。
【0003】さらに、複数の番組が記録されたテープの
ために、頭出し信号を利用して見たい番組を迅速に再生
できるようにしたものもある。即ち、使用者がインデッ
クスラベルを見て自分の見たい番組が何番目の番組であ
るかを確認し、VTRにその数値を入力すると、VTR
は早送りあるいは巻戻しをしながら頭出し信号の数をカ
ウントし、入力された数値に対応したカウント値に達し
たときにテープを再生する。このような頭出しシステム
の例として、VISS(VHS Index Searc
h System)等がよく知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような方
法では、自分の見たい番組がどのテープに記録されてい
るかを覚えておく必要があり、また、前の番組を消して
新しい番組を記録した場合には、インデックスラベルを
書き換え、もしくは貼り換えなければならず、手続きが
面倒であった。
【0005】そこで、テープの内容の検索を容易にする
ために、フロッピーディスク等で用いられているディレ
クトリという概念を適用するという提案がなされている
(例えば、特開昭64ー13278号公報)。この提案
は、ディレクトリ情報(プログラム番号,プログラム
名,スタートアドレス,エンドアドレス,入力ソース,
日付,時刻,所要時間,録画モード,コメント等の検索
に必要な情報であって、以下、かかる情報を総称してサ
ブコードという)をテープ上のサブコードエリアに記録
するとともに、テープをイジェクトした位置(最新のデ
ィレクトリ情報が記録されている位置)をVTRに記憶
させておき、使用者がいつでも容易に最新のテープの記
録内容を検索できるようにするものである。しかし、こ
の例では、複数のテープの記録内容を同時に見るという
ことまでは考慮されておらず、自分の見たい番組がどの
テープに記録されているかを覚えておく必要がある。
【0006】これに対し、複数のテープの記録内容をV
TRが記憶し、番組リストの表示や自動頭出し再生を可
能にしたVTRが発売されている。これは、バーコード
が印刷してある番号ラベルをテープに貼りつけておき、
VTRは、このテープが装着されるときに、この番号ラ
ベルからバーコードを読み取ってテープ番号を認識する
ようにするものである。
【0007】これによると、複数のテープの検索が容易
にできるようになるが、このVTRの記録内容はこのV
TRで記録がなされたテープに対するもののみであり、
他のVTRで記録がなされたテープに対しては、有効で
はないし、VTRの買い替え等でVTR本体が変わって
しまうと、記憶内容がすべて無効になってしまう。ま
た、バーコードを読み取るための機構や回路が余分に必
要になるという欠点もある。
【0008】本発明の目的は、かかる問題を解消し、テ
ープの記録内容の検索を直ちにかつ容易に行なうことが
できるようにした磁気記録再生装置を提供することにあ
る。
【0009】本発明の他の目的は、一旦設定されたテー
プの記録内容のデータが失われるのを防止できるように
した磁気記録再生装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、磁気テープ上に映像信号を記録する毎
に、記録される該映像信号の内容などを示す検索用情報
を、それに該磁気テープに対して割り当てられたテープ
番号を付加して、該磁気テープに記録する手段と、該磁
気テープに新たな映像信号を記録する際に該磁気テープ
に記録される該検索用情報を、該磁気テープに割り当て
られた該テープ番号に対応して設定されている記憶領域
に記憶する記憶手段と、挿入された磁気テープに記録さ
れているテープ番号を読み取るテープ番号読取手段と、
該記憶手段での該テープ番号読取手段で読み取られた該
テープ番号に対応した記憶領域に記憶されている該検索
用情報を読み出し、その内容を表示する表示手段とを有
し、挿入される未使用の磁気テープには、該記憶手段で
の検索用情報の記憶状況に応じて決まる新たなテープ番
号を割り当てる構成とする。
【0011】また、本発明は、さらに、上記の記録内容
のデータを磁気テープ上に記録する手段と、磁気テープ
から記録内容のデータを再生する手段と、再生された記
録内容のデータを上記の記憶手段の所定の領域に記憶さ
せる手段とを設ける。
【0012】
【作用】複数の各磁気テープ毎にテープ番号が割り当て
られて夫々の磁気テープに記録され、また、このテープ
番号毎に磁気テープの記録内容を示すデータが記憶手段
に記憶されているので、磁気テープからテープ番号を読
み取ることによって、記憶手段からこの磁気テープの記
録内容を示すデータが読み取られ、表示装置で表示され
る。従って、各磁気テープに記録されている内容を直ち
に知ることができる。しかも、磁気テープ上に記録され
ているテープ番号が用いられるので、このテープ番号を
読み取る手段としてはVTRに設けられている再生手段
を用いることができ、特殊な番号ラベルやバーコードを
読み取るための機構、回路が不要となる。
【0013】また、各磁気テープにその記録内容を示す
データが記録され、これが読み出されて記憶手段に記憶
できるから、記憶手段のデータが失われても、使えなく
なっても、新たに正しいデータを記憶手段に保持させる
ことができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1は本発明による磁気記録再生装置の一実施例を
示すブロック図であって、1は文字表示制御回路、2は
映像信号処理回路、3は記録再生制御回路、4は文字信
号発生回路、5はメモリ、6は情報信号処理回路、7は
情報信号発生・判別回路、8はシステムコントロール回
路、9は操作部、10,11は回転磁気ヘッド、12は
回転シリンダ、13は磁気テープ、14は映像信号入力
端子、15は映像信号出力端子である。
【0015】同図において、操作部9はVTRの動作や
画面表示の指示,文字タイトル入力等を行なうためのも
のであって、録画キー,再生キー,早送りキー,巻戻し
キー,停止キー,イジェクト(テープカセット取出し)
キー,数字キー,文字キー,リスト表示キー等の各種キ
ーが設けられている。情報信号発生・判別回路7はシス
テムコントロール回路8との間で情報の交信を行ない、
日付,時刻,曜日,テープ上の位置を示すタイムコー
ド,頭出し信号,内蔵のチューナ(図示は省略)の受信
チャンネルナンバ(即ち、録画チャンネルナンバ),記
録モード(標準/長時間),タイトル文字,ジャンル,
テープ残量時間等のサブコードを発生し、また、情報信
号処理回路6から送られるデータを判別して必要なサブ
コードを発生して出力する。さらに、情報信号発生・判
別回路7はメモリ5に記憶されているテープ番号のサブ
コードを読み出し、新たなテープ番号を自動設定する動
作も行なう。文字信号発生回路4は映像信号に同期した
サブコードに対する文字信号を発生する。文字表示制御
回路1は単色映像信号発生回路を内蔵したスイッチ回路
であり、映像信号の出力,文字信号の出力,或いは文字
をスーパーインポーズした信号の出力のいずれかを選択
する。メモリ5は複数のテープ夫々毎にサブコードを記
憶する。システムコントロール回路8は、VTRが操作
部9のキー操作に対応した動作をするのに必要な制御信
号(図示省略)を、回転シリンダ12の回転位相等を制
御するサーボ回路(図示省略)や記録再生制御回路3、
その他の部分に供給するし、また、前記内蔵チューナの
制御やテープ残量時間の算出等も行なう。
【0016】次に、この実施例の動作を説明する。ま
ず、記録時においては、実線矢印で示すように、入力端
子14から入力された映像信号は、文字表示制御回路1
を介して映像信号処理回路2に供給される。映像信号処
理回路2では、この映像信号が輝度信号と色信号に分離
され、輝度信号にはエンファシス,FM変調等の処理
が、色信号には周波数変換等の処理が夫々なされ、これ
ら処理された輝度信号と色信号とが再び合成されて変調
映像信号となる。この変調映像信号は記録再生制御回路
3に供給される。一方、情報信号発生・判別回路7から
は上記のサブコードが発生し、このサブコードは、情報
信号処理回路6で誤り検出用コード及び同期信号が付加
され、さらに変調されて変調情報信号となった後、記録
再生制御回路3に供給される。記録再生制御回路3で
は、変調映像信号にこの変調情報信号が挿入され、回転
シリンダ12上の回転磁気ヘッド10,11に供給され
て磁気テープ13に記録される。
【0017】また、情報信号発生・判別回路7から出力
されるサブコードは、メモリ5に記憶されるとともに、
文字信号発生回路4にも供給されてサブコードに応じた
文字信号が発生され、この文字信号は、文字表示制御回
路1を介し、出力端子15から図示しない表示装置に供
給されて必要な情報表示がなされる。
【0018】次に、この実施例の再生動作について説明
する。この場合には、破線矢印で示すように、回転磁気
ヘッド10,11によって磁気テープ13から再生され
た信号は記録再生制御回路3に供給され、再生変調映像
信号と再生変調情報信号とに分離されて、再生変調映像
信号は映像信号処理回路2に、再生変調情報信号は情報
信号処理回路6に夫々供給される。映像信号処理回路2
では、再生変調情報信号が輝度信号と色信号とに分離さ
れ、輝度信号はFM復調、ディエンファシス等の処理
が、色信号は周波数変換等の処理が夫々なされ、これら
処理された輝度信号と色信号とが再び合成されて映像信
号となる。また、情報信号処理回路6では、再生変調情
報信号が復調,誤り検出等の処理がなされ、情報信号と
して出力される。この情報信号は情報信号発生・判別回
路7に供給され、各種サブコートが判別される。そし
て、タイムコード、日付、時刻等の画面表示すべきサブ
コードは文字信号発生回路4に供給されて文字信号に変
換され、文字表示制御回路1により、映像信号処理回路
2からの映像信号にスーパーインポーズされて出力端子
15から図示しない表示装置に供給される。
【0019】さらに、情報信号発生・判別回路7で判別
された記憶すべきサブコードはメモリ5に供給されて記
憶され、早送りや巻戻し動作中に再生される情報信号が
頭出し信号である場合には、この頭出し信号に応じたデ
ータがシステムコントロール8に送られ、磁気テープ1
3を停止、または通常再生の走行状態にさせる。
【0020】図2は磁気テープ13上の記録フォーマッ
トの概要を示すものであって、20はPCM音声記録領
域、21はサブコード記録領域、22は映像/FM音声
記録領域である。
【0021】同図において、各トラックには、PCM音
声信号が記録されるPCM音声記録領域20と、上記の
変調映像信号やFM音声信号が記録される映像/FM音
声記録領域22とが設けられ、これらPCM音声記録領
域20,映像/FM音声記録領域22間にサブコード記
録領域21が設けられている。情報信号はコード化さ
れ、CRCC(Cyclic Redundancy C
heck Code)と呼ばれる誤り検出用のコードと
同期信号が付加された後、バイフェーズマークと呼ばれ
る変調方法で変調されて上記の変調情報信号となり、サ
ブコード記録領域21に記録される。このような誤り検
出や変調方法は8ミリVTRの8ビットPCM音声信号
のものとほぼ同様であり、これについては多くの文献に
記載されているので、ここでは、その詳細は省略する。
【0022】このように、サブコード記録領域21はP
CM音声記録領域20や映像/FM音声記録領域22と
は独立しているので、映像信号や音声信号とは独立にサ
ブコードの情報信号をアフターレコーディング(サブコ
ードの追加記録や書換え等)をすることができる。
【0023】図3は図1における文字表示制御回路1の
一具体例を示すブロック図であって、23はブルーバッ
ク信号(青色一色の映像信号)発生回路、24は白レベ
ル発生回路、25はゲート回路、26〜29は切替スイ
ッチ、30,31は入力端子である。
【0024】同図において、切替スイッチ26〜29は
システムコントロール回路8によって次のように制御さ
れる。即ち、切替スイッチ26は、記録時R側に、再生
時P側に夫々切り替えられ、切替スイッチ27は、映像
信号16が入力されないときや文字だけを表示したい場
合にはa側に、その他の場合にはb側に夫々切り替えら
れる。また、切替スイッチ28は、文字信号17が
“H”(ハイレベル)のときd側に、“L”(ローレベ
ル)のときc側に夫々切り替えられ、切替スイッチ29
は磁気テープ13に記録する映像信号に文字信号を挿入
するときf側に、挿入しないときe側に夫々切り替えら
れる。
【0025】そこで、記録すべき映像信号Vrは入力端
子14から、図1の映像信号処理回路2から供給される
再生映像信号Vpは入力端子30から夫々入力される
が、これら映像信号が入力されないときには、切替スイ
ッチ27はa側に閉じており、ブルーバック信号発生回
路23から出力されるブルーバック信号Bbが、切替ス
イッチ27,28を介し、出力端子15から図示しない
表示装置に供給される。これにより、この表示装置に
は、青色一色の画面が表示される。かかる状態は、電源
が投入されていても、記録でも再生でもない状態であ
る。
【0026】かかる状態においては、操作部9(図1)
の操作により、この操作部9から入力される情報の内容
やメモリ5(図1)に記憶されている上記サブコードが
表わす内容をリストとして表示させることができ、この
場合には、情報信号発生・判別回路7がかかるサブコー
ドを発生する。このサブコードは文字発生回路4(図
1)によって信号部分が例えば“H”となる2値化信号
としての文字信号CSに変換され、入力端子31から文
字表示制御回路1に入力され、ゲート回路25を介して
切替スイッチ28に供給される。切替スイッチ28は、
この文字信号CSの“L”の期間ではc側に閉じ、ブル
ーバック信号発生回路23からのブルーバック信号Bb
を選択するが、文字信号CSの“H”の信号期間ではd
側に閉じ、白レベル発生回路24からの白レベル信号W
Sを選択して出力端子15から表示装置に供給する。こ
れにより、表示装置には、ブルーバック信号Bbに白レ
ベル信号WSがスーパーインパーズされた信号が供給さ
れ、青色をバックとして白レベルの文字がスーパーイン
ポーズされた画面が表示される。なお、ゲート回路25
は、文字表示が不要な時に文字信号CSをゲートし、切
替スイッチ28がd側に切り替わらないようにする。
【0027】記録時、切替スイッチ26はR側に、切替
スイッチ27はb側に、切替スイッチ29はe側に夫々
閉じており、入力端子14から映像信号Vrが入力さ
れ、切替スイッチ26,27,29を通って図1の映像
信号処理回路2に供給されるとともに、出力端子15か
ら表示装置に供給され、記録時のモニタに供される。
【0028】この記録時において、操作部9の操作によ
って情報信号発生・判別回路7から所望のサブコードが
発生されると、操作部9のサブコード発生指示操作によ
り、システムコントロール回路8が切替スイツチ29を
f側に切り替える。これにより、入力映像信号Vrは切
替スイッチ26,27,28,29を通って映像信号処
理回路2に供給されるが、このとき、ゲート回路25を
介して文字信号CSが供給されると、その“H”の信号
部分で切替スイッチ28はd側に切り替わり、映像信号
Vrの代りに、白レベル発生回路24からの白レベル信
号WSを選択する。従って、この映像信号Vrに文字信
号CSが白レベル信号WSとしてスーパーインポーズさ
れることになり、この映像信号が磁気テープ13に記録
されるとともに、出力端子15から表示装置に供給さ
れ、この表示装置でこの映像信号Vrによる画像にサブ
コードの内容を表わす白文字がスーパーインポーズされ
た画面が表示される。
【0029】次に、この実施例の動作について説明す
る。まず、ここでは、この実施例が購入したばかりのV
TRであり、これに未使用の磁気テープ13を使用する
ものとする。
【0030】図4において、まず、このVTRに電源を
投入すると、システムコントロール回路8は文字表示制
御回路1の切替スイッチ27を制御するとともに、情報
信号発生・判別回路7に指令を送り、メモリ5内のサブ
コードを読み取ってその内容のリスト(全リスト)を表
示するように指示する(ステップ401)。しかし、こ
の場合、VTRは購入したばかりであって、メモリ5に
は何も記録されていないから、表示装置では、上記のよ
うに、青一色の画面が表示されるだけであり、その状態
でテープカセットの挿入を待つ(ステップ403)。
【0031】テープカセットが挿入され、これが検知さ
れると、VTRはそのテープ13を若干(1秒間分程
度)巻き戻し、しかる後、1秒間程度再生モードにして
トラックのサブコード記録領域21のサブコードを再生
しようとするが(ステップ404)、このテープ13に
は何も記録されていないので、このテープ13からテー
プ番号を読み取ることができない(ステップ405)。
そこで、システムコントロール回路8はこのテープ13
に対してテープ番号を「1」と設定し(ステップ41
8)、メモリ5にこのテープ番号「1」に対応した記憶
領域(以下、M1領域という)を確保する。また、この
M1領域には、サブ記憶領域(M1ー1,M1ー2,…
…)が確保される。システムコントロール回路8は、さ
らに、このトラックのサブ記録領域21の読取り期間中
に、テープ厚,巻取リールや供給リールの回転数を検出
してこれらからテープ13の種類(記録可能時間)を算
出し、その結果をメモリ5に設定されたM1領域に記憶
させる(ステップ419)。
【0032】テープ厚の検出は、例えば8ミリVTRの
場合、テープカセット自体にテープ厚を示す部分(穴)
が設けられているので、この穴の有無によって行なうこ
とができる。VHS方式のテープカセット等でこのよう
な表示部分がない場合には、操作部9にテープ厚を指定
する切替スイッチを設けておき、これを使用者が操作す
ることによってテープ厚を指定するようにしてもよい。
【0033】以上の動作は2〜3秒程度の極めて短い期
間に行なわれるものであり、かかる動作を経て次の記録
処理のステップ411に進む。未使用のテープ13を使
用する場合には、これを録画に使用するのが普通である
から、未使用のテープカセットが挿入されたときには、
必ず以上の動作が行なわれてステップ411に進む。次
に、図5により、この記録処理のステップ411につい
て説明する。
【0034】かかる未使用のテープカセットが挿入され
ると、使用者は操作部9で録画しようとする受信チャン
ネルの指示操作と録画指示操作を行なうが、その前に、
録画しようとする番組のタイトルやジャンル等を表わす
情報を操作部9から入力することができる。
【0035】図5において、使用者の操作部9の操作に
よってかかる録画しようとする番組のタイトルやジャン
ル等の情報の入力があれば(ステップ501)、システ
ムコントロール回路8は情報信号発生・判別回路7にこ
れに対するサブコードを作成させ、メモリ5のM1領域
におけるM1ー1領域に記憶させるが(ステップ50
2)、かかる操作がなければ、そのまま録画チャンネル
の指示操作や録画指示操作を待つ(ステップ503)。
そして、まず、順序としては録画チャンネルの指示操作
があってから録画指示操作があるが、この録画チャンネ
ルの指示操作があると、システムコントロール回路8は
これに応答して内蔵のチューナをこの指定される受信チ
ャンネルに設定するとともに、記録モードを設定し、次
に、録画指示操作があると(以上、ステップ503)、
システムコントロール回路8は、所定のデータを情報信
号発生・判別回路7に送って録画開始時での日付,時
刻,曜日,タイムコードや録画チャンネル等のサブコー
ドを発生させ、これらをメモリ5のM1領域におけるM
1ー1領域に記憶させてから、録画を開始させる(ステ
ップ504)。そして、この録画動作が行なわれている
間、このテープ13に設定された上記のテープ番号
「1」と順次のテープ位置を示すタイムコードを情報信
号発生・判別回路7で発生させ、情報信号処理回路6,
記録/再生制御回路3を介して回転磁気ヘッド10,1
1に供給させて、テープ13上の形成されるトラックの
サブコード領域21に記録させる(ステップ505)。
【0036】使用者による操作部9の指示操作によって
録画が終了すると、システムコントロール回路8は、情
報信号発生・判別回路7に指示を送り、テープ13上の
録画終了位置に記録されるタイムコードをメモリ5のM
1領域におけるM1ー1領域に記憶させる(ステップ5
07)とともに、録画時間とテープ残量を算出し、情報
信号発生・判別回路7により、録画時間をメモリ5のM
1ー1領域に、テープ残量を同じくM1領域に夫々記憶
させ(ステップ508)、テープ13を停止させる(ス
テップ509)。これにより、この番組のサブコードが
メモリ5に記憶されたことになる。なお、録画時間は録
画終了時の時刻から録画開始時の時刻を差し引くことに
より、また、テープ残量はテープ種類による記録可能時
間から録画時間を減算することにより夫々求められる。
【0037】しかる後、使用者の操作部9の操作による
リスト表示、録画、イジェクトの指示がなければ、図4
のステップ414,415,416の動作が繰り返され
て待機し、この待機中に次の新たな番組についての録画
の指示があると、ステップ415からステップ411に
進み、再び図5で説明した記録処理の動作が行なわれ
る。この記録処理動作では、タイトル,ジャンル,番組
開始時刻,日付,曜日,番組開始位置(タイムコー
ド),番組終了位置(タイムコード),録画チャンネ
ル,録画時間のサブコードはメモリ5のM1ー2領域に
記憶される。以下、新たに番組を録画する毎にかかるサ
ブコードは、メモリ5のM1ー3領域,M1ー4領域,
M1ー5領域,……というように、順次のサブ記憶領域
が夫々の番組に対応付けられて記憶されていく。
【0038】このように未使用のテープ13に所定の番
組が録画され、これがイジェクトされた(ステップ41
6)後、再び別の未使用のテープ13を使用する場合に
は、再びステップ401から上記の動作が行なわれ、記
録処理ステップ411で図5に示した記録処理が行なわ
れるが、この場合には、テープ番号が「2」と設定さ
れ、これがこのテープ13に記録されるとともに、これ
に応じてメモリ5にM2領域とM2ー1領域,M2ー2
領域,……が確保されて、これらにこのテープ13に録
画される番組の上記のようなサブコードが記憶される。
以下、未使用のテープが使用される毎にテープ番号は
「3」,「4」,……と増えていき、これらがテープに
記録されるとともに、その都度、メモリ5に記憶領域や
サブ記憶領域が確保され、これらに夫々のテープに録画
された番組の上記のようなサブコードが記憶されてい
く。
【0039】これにより、このVTRで始めて使用され
た全てのテープには、使用され始めた順にテープ番号が
記録され、また、メモリ5には、夫々のテープ毎に録画
された番組のサブコードがテープ番号をインデックスと
して記憶される。
【0040】次に、既にこのVRTが使用されたテープ
13に番組を録画する場合について説明する。この場合
でも、ステップ401から始まり、使用者がテープ13
を挿入すると(ステップ403)、このテープ13につ
いて図2に示したトラックのサブコ−ド記録領域21の
読取りが行なわれるが(ステップ404)、この場合に
は、テープ番号が読み取られる。即ち、このサブコード
記録領域21からの再生信号は図1の記録/再生制御回
路3,情報信号処理回路6を介して情報信号発生・判別
回路7に供給され、ここで、テープ番号が判別される。
そして、このテープ番号に対応したメモリ5の記憶領域
やサブ記憶領域からサブコードが読み出され、図1で説
明したように、表示装置にリストとして表示される(ス
テップ406)。
【0041】この表示されたリストの例を、テープ番号
を「5」として、図6に示す。ここでは、3つの番組が
既に記録されており、テープ残量は、SP(標準記録)
モ−ドで45分、LP(長時間記録)モ−ドで90分あ
ることを示している。これにより、このテープで希望す
る番組の録画が可能であるか否かを判断することができ
る。また、ここでは、1番目及び2番目の番組の録画時
に使用者がタイトルを入力しており、3番目の番組はタ
イトルを入力しないで録画している。この例では、タイ
トルが入力されていない場合には、録画チャンネルを表
わすデータが録画時に自動的にメモリ5に記憶されるも
のとしており、従って、3番目の番組では、録画チャン
ネルナンバ(8CH)が表示される。
【0042】ここで、サブデ−タを更新したい(例え
ば、図6において、3番目の番組のタイトルを追加す
る)場合には、図6のリストが表示されている状態で、
使用者が操作部9を用いて新たなデ−タを入力し、これ
を更新する指示を与えればよい(ステップ407)。こ
れにより、情報信号発生・判別回路7はこの入力データ
に基づいてサブコードを作成し、メモリ5で所望のサブ
コードの書替えが行なわれる(ステップ408)。この
サブコードの書替えにより、表示装置での表示内容も変
わる。
【0043】次に、使用者が録画を開始する位置を指定
して録画の指示操作をすると、システムコントロール回
路8は指定された録画開始位置と現在の位置からテープ
13を早送りするべきか、巻戻しするべきかを判定し、
指定位置の頭出しを行なう(ステップ410)。しかる
後、上記の記録処理(ステップ411)に移る。
【0044】次に、記録済みのテープ13を再生する場
合について説明する。この場合も、上記のステップ40
1,402,403,404,405,406の動作が
行なわれ、図6に示すようなリストが表示される。使用
者がこれから見たい番組を指定し、再生の指示をする
と、ステップ407,409,412からステップ41
3の再生処理動作に進む。
【0045】この再生処理動作を図7により説明する。
まず、図6に示したような表示リストから所望の番組を
指定すると、この番組の記録開始位置に記録されている
タイムコードへの頭出しが行なわれ(ステップ70
1)、しかる後、その位置から再生が開始される(ステ
ップ702)。その後、この番組の記録終了位置に記録
されているタイムコードが検出されると(ステップ70
3)、テープ13が停止して(ステップ704)再生処
理動作(ステップ412)が終了する。そして、リスト
表示の指示がなければ(ステップ414)、ステップ4
15に進んで上記の処理に進む。
【0046】勿論、このテープに録画されている別の番
組を再生したいときには、再生処理(ステップ413)
の終了後、使用者は操作部9でリスト表示の指示操作
(ステップ414)をすればよい。これにより、再びス
テップ406に戻り、上記の動作が行なわれる。
【0047】ここで、テープ13残量時間について説明
する。テープ番号が記録されたテープ13が挿入される
と、情報信号発生・判別回路7はこのテープ番号を認識
し、このテープ番号をもとにメモリ5からテープ13種
類、テープ13残量及び各番組の録画時間のデ−タを、
日付や番組開始時刻等他のデ−タとともに読み出す。そ
して、そのテープ13に新たな番組を録画したり、録画
されている番組を消去したりした場合には、上記と同様
の演算により、加算もしくは減算すべきテープ13量を
求め、これまでのテープ13残量にこの求められたテー
プ量を加減算して新たなテープ残量時間を求め、メモリ
5のテープ残量時間のデータを新たなテープ残量のデー
タに書き替える。これにより、メモリ5には常に最新の
テープ13残量のデ−タが記憶されていることになる。
【0048】次に、指定位置の頭出しについて説明す
る。テープ13の録画済みの部分のサブコ−ド領域21
には常にタイムコ−ドが記録されており、情報信号発生
・判別回路7は再生,サ−チ,早送り,巻戻し等のモ−
ドでテープ13位置を認識することができる。頭出しす
べき番組がタイムコードによって指定されると、情報信
号発生・判別回路7は、メモリ5の指定されたサブ記憶
領域から各番組の開始位置及び終了位置のタイムコ−ド
を読み出す。そして、頭出しすべき番組の記録開始位置
のタイムコ−ドの値と現在のタイムコ−ドの値とを比較
し、その大小関係に応じて巻戻し、早送り等のモ−ドを
決定し、システムコントロ−ル回路8に指令を送る。そ
して、巻戻しもしくは早送りが行なわれるが、指定され
た頭出しすべき番組の記録開始位置のタイムコ−ドの値
と現在のタイムコ−ドの値とが一致すると、頭出しが完
了し、テープ13を停止させるか、または再生を開始さ
せる。
【0049】次に、複数のテープ13の内容表示をする
機能について説明する。操作部9での操作によって使用
者がリスト表示を指示すると(図4のステップ40
1)、VTRは、まず、図8に示すようなリスト表示方
法を示す画面を表示し、使用者に表示方法を入力するよ
うに要求する。かかる表示において、いま、「テープリ
スト」が選択されたとすると、情報信号発生・判別回路
7はメモリ5に確保されている全ての記憶領域に対応し
たテープ番号を読み出し、図9に示すように、全てのテ
ープ番号をテープ13一覧表として表示させる。使用者
がこれを見て所望のテープ番号を指定すると、このテー
プ番号に対して図6のようなテープ13内容が表示され
る。そして、使用者は操作部9を操作して「録画日時
順」と指定すると、情報信号発生・判別回路7はメモリ
5に記憶されている全番組の日付を読み出して比較し、
日付の新しい番組から順に、図10に示すように、番組
リストを表示させる。なお、「ジャンル別」、「五十音
順」等の他の順で番組リストを表示させるようにするこ
ともできる。
【0050】以上のように、本実施例では、テープ13
を挿入すると、自動的にそのテープ13に記録されてい
るサブコ−ドを読み取り、テープ番号を認識して図6の
ような番組のリストが表示されるので、そのテープ13
に記録されている内容を直ちに知ることができ、再生し
たい番組や不要となって消去したい番組を簡単に知るこ
とができるし、テープにどのような番組が記録されてい
るかも簡単に知ることができる。
【0051】また、そのテープ13の残り時間が表示さ
れるので、これから録画しようとしている番組が録画可
能かどうか、あるいは記録モ−ドを標準/長時間モード
のいずれにするべきかを判断することができる。
【0052】さらに、表示されている番組を指定して自
動頭出し再生ができるし、録画する場所を指定して頭出
しすることもできる。
【0053】さらにまた、複数のテープ13の内容がメ
モリ5に記憶されているので、異なるテープ13の番組
リストを短時間に、しかも、録画日時順や五十音順等、
検索しやすい形式で図10に示すように画面表示できる
し、テープ番号はテープ13のサブコ−ド領域21に記
録されているので、従来のようなバ−コ−ドを読み取る
ための回路等は不要である。
【0054】図11は図4における再生処理ステップ4
13の他の具体例を示すフローチャートであって、図7
に対応するステップには同一符号を付けている。
【0055】この処理が図7に示した処理と異なるは、
再生マ−ク付加の処理(1101)を追加したことであ
る。この再生マークは番組が再生されたことを示す情報
であって、この「再生された」という情報もメモリ5に
記憶させる。かかる再生マークが付加されたときのこの
テープに対するサブコードによるリストの表示を図12
に示す。同図で*印は再生マークであり、ここでは、第
3番目の番組が再生されたことを示している。これによ
り、見た番組と見ていない番組との区別が容易にでき、
録画したテープ13を永久保存するつもりのない(番組
を一回見たら消して新しい番組を録画する)場合等に便
利である。
【0056】図13及び図14はこの実施例の動作の他
の具体例を示すフローチャートである。この具体例が図
4に示した動作と異なる点は、テープ13のトラックの
サブコ−ド領域21に、録画するとき日付、時刻、曜
日、頭出し信号、チャンネル、記録モ−ド、テープ13
種類、タイトル、ジャンルを表わすデータを、テープ番
号やタイムコ−ドとともに記録するようにし(ステップ
411’)、テープを挿入すると、かかるデ−タを読み
取ってメモリ5に記憶させることを可能としたステップ
(1301,1302)が追加されたことである。
【0057】まず、図13における記録処理(ステップ
411’)について説明する。この処理は、基本的には
図5に示した処理と同様であるが、図5のステップ50
5の処理の代りに異なるステップ505’が行なわれる
点で図5に示す処理と異なる。即ち、図5に示した処理
と同様に、ステップ501〜504の処理がなされて、
録画する時に、メモリ5に日付,時刻,曜日,タイムコ
ードや録画チャンネル等のサブコードが記憶されると、
次に、ステップ505’に進み、録画開始後、例えば1
0秒間、テープ13の各トラックのサブコード領域21
に頭出し信号が記録されるとともに、録画開始から録画
終了まで、日付,時刻,曜日,録画チャンネル,記録モ
−ド,テープ13種類,タイトル,ジャンルが、テープ
番号,タイムコ−ドとともにテープ13の各トラックの
サブコード領域21に記録される(ステップ50
5’)。これ以降の処理は図5と同様である。
【0058】このようなサブコードが記録されているテ
ープ13に対し、図13において、基本的には図4に示
した処理が行なわれるが、このテープ13が挿入されて
(ステップ403)サブコードの読取りが行なわれ(ス
テップ404)、テープ番号の有無が判定されるが(ス
テップ405)、テープ番号がある場合、使用者がデ−
タ読取り処理を操作部9により指示すると(ステップ1
301)、デ−タ読取り処理に移る(ステップ130
2)。この指示がなければ、図5と同様、ステップ40
5に進む。
【0059】ここで、ステップ1302のデータ読取り
処理を図15により説明する。まず、上記のデータ読取
り処理の指示があると、メモリ5に検出されたテープ番
号に対する記憶領域やサブ記憶領域が設定される。そし
て、テープ13を巻頭まで巻き戻し(ステップ150
1)、しかる後、各トラックからサブコードを再生しな
がら上記の頭出し信号が再生されて検出されるまで早送
りする(ステップ1503,1504)。テープエンド
になってもこれが検出されないときには、テープ残量を
算出し、これをメモリ5の設定されたサブ記憶領域に記
憶させ(ステップ1505)、テープ13を停止させて
(ステップ1506)図13のステップ405に進む。
【0060】テープ13の早送り中に頭出し信号が検出
されると(ステップ1503)、番組の録画開始点であ
ると認識し、その位置のサブコード記録領域21に記録
されているタイムコ−ド、日付、時刻のデ−タを読み出
してメモリ5の上記設定された記憶領域に記憶させる
(ステップ1507)。そして、その後、次の頭出し信
号が検出されるまでの間にサブコード記録領域21に記
録されている曜日、チャンネル、記録モ−ド、テープ1
3種類、タイトル、ジャンルのデ−タを読み出してメモ
リ5の上記設定されたサブ記憶領域に記憶させる(ステ
ップ1508)。次の頭出し信号が検出されると(ステ
ップ1509)、これを番組の終了点かつ次の番組の開
始点であると認識し、この終了点のタイムコードをこれ
まで検出が行なわれた番組の終了点を表わすものとして
メモリ5の上記設定されたサブ記憶領域に記憶するとと
もに、開始点及び終了点の時刻のデ−タから番組の録画
時間を演算で求め、メモリ5の上記設定されたサブ記憶
領域に記憶させる(ステップ1510)。そして、次に
録画されている番組について、ステップ1507,15
08の処理が行なわれる。以下、頭出し信号が検出され
る毎にかかる動作が行なわれる。
【0061】また、ステップ1508の処理後、頭出し
信号が検出されないときには(ステップ1509)ステ
ップ1509,1511,1513の一連の処理が繰り
返され、その後、サブコードが検出されなくなって所定
時間以上経過すると(ステップ1511)、番組の終了
点であると認識し、最後に検出されたタイムコードをこ
れまで検出が行なわれた番組の終了点のタイムコードと
し、メモリ5の対応するサブ記録領域に記憶させるとと
もに、開始点及び終了点の時刻のデ−タからこの番組の
録画時間を演算で求め、メモリ5の上記設定されたサブ
記憶領域に記憶させる(ステップ1512)。そして、
テープエンドになるまでステップ1503,1504を
繰り返し、ステップ1505,1506と進んで図13
のステップ406に移る。なお、サブコードが検出され
なくなったが、その後、上記の所定時間内にテープエン
ドが検出されると(ステップ1513)、この場合も番
組が終了したと認識され、同様にステップ1512に進
む。
【0062】なお、挿入されたテープのテープ番号に対
してメモリ5に既に記憶領域やサブ記憶領域が設定され
ていて、それらにサブコードが記憶されているときに
は、即ち、この挿入されたテープがこのVTRで録画が
なされてものであるときには、図15のステップ150
5,1507,1508,1510,1512では、メ
モリ5でデータの書替えが行なわれる。
【0063】このように、この具体例によれば、テープ
13のサブコ−ド領域21に記録されている主要なデ−
タを読み取り、リスト表示に必要なデ−タを演算で求め
てメモリ5に記憶させることができるので、VTRの故
障や買い替え等でメモリ5のデ−タが使えない場合で
も、あるいは同様の機能を持つ(サブコ−ド記録が可能
な)VTRで録画したテープ13を再生する場合等で
も、メモリ5に使えるデータを記憶させることができ、
図6や図10に示したようなリスト表示や所望番組の頭
出し等このVTRで録画が行なわれたのと同様な状態と
することが可能になる。
【0064】また、既に録画されている番組の内の一部
の番組が他のVTRで録画されたものである場合もあ
る。このような場合でも、データ読取り処理(ステップ
1302)を行なわせることにより、他のVTRで録画
された番組に対するデータもメモリ5に登録されること
になり、同様に取り扱うことができる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
テープ13を挿入すると、自動的にそのテープ13に記
録されているサブコ−ドが読み取られ、テープ番号が認
識されて録画番組のリストが表示されるので、そのテー
プ13に記録されている内容を直ちに知ることができ
る。
【0066】また、そのテープ13の残り時間が表示さ
れるので、これから録画しようとしている番組が録画可
能か否か、あるいは記録モ−ドを標準/長時間モードの
いずれにするべきかを判断することができる。
【0067】さらに、表示されている番組を指定して自
動頭出し再生ができるし、録画する場所を指定してその
場所の頭出しをすることもできる。
【0068】さらにまた、複数のテープ13内容が記憶
されているので、異なるテープ13の番組リストを短時
間に、しかも、録画日時順や五十音順等検索しやすい形
式で画面表示できるし、テープ番号はテープ13に記録
されているので、従来のようにバ−コ−ドを読み取るた
めの回路等は不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による磁気記録再生装置の一実施例を示
すブロック図である。
【図2】図1におけるテープ上のトラックの記録パター
ンを示す模式図である。
【図3】図1における文字表示制御回路の一具体例を示
すブロック図である。
【図4】図1に示した実施例の動作の一具体例を示すフ
ロ−チャ−トである。
【図5】図4における記録処理ステップ411の詳細を
示すフロ−チャ−トである。
【図6】図4におけるリスト表示ステップ406によっ
て表示される挿入テープに対するリスト表示画面の例を
示す図である。
【図7】図4における再生処理ステップ413の詳細を
示すフロ−チャ−トである。
【図8】図4における全リスト表示ステップ401によ
って表示される1つの内容の例を示す図である。
【図9】図4における全リスト表示ステップ401によ
って表示される他の内容の例を示す図である。
【図10】図4における全リスト表示ステップ401に
よって表示されるさらに他の内容の例を示す図である。
【図11】図4における再生処理ステップ413の他の
例の詳細を示すフロ−チャ−トである。
【図12】図11に再生処理ステップ413の処理がな
されたテープに対する図4におけるリスト表示ステップ
406によって表示される内容の例を示す図である。
【図13】図1に示した実施例の他の動作を示すフロ−
チャ−トである。
【図14】図13における記録処理ステップ411’の
詳細を示すフロ−チャ−トである。
【図15】図13におけるデ−タ読取り処理ステップ1
302の詳細を示すフロ−チャ−トである。
【符号の説明】
1 文字表示制御回路 2 映像信号処理回路 3 記録再生制御回路 4 文字信号発生回路 5 メモリ 6 情報信号処理回路 7 情報信号発生・判別回路 8 システムコントロ−ル回路 9 操作部 10,11 回転磁気ヘッド 12 回転シリンダ 13 磁気テープ 21 サブコ−ド記録領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 滋行 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所 映像メディア研究 所内 (72)発明者 堀内 直 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所 映像メディア研究 所内 (56)参考文献 特開 昭58−94287(JP,A) 特開 平3−238680(JP,A) 特開 平2−278588(JP,A) 特開 昭60−234279(JP,A) 特開 平4−6688(JP,A) 特開 昭61−34752(JP,A) 実開 昭60−180394(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 27/00 - 27/34 G11B 15/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号とその検索用情報とを磁気テー
    プ上に記録し、再生することが可能な磁気記録再生装置
    において、 該磁気テープ上に映像信号を記録する毎に、記録される
    該映像信号の内容などを示す該検索用情報を、該磁気テ
    ープ割り当てられたテープ番号を付加して、該映像信
    号とともに該磁気テープに記録する記録手段と、 検索用情報を、該記録手段による該磁気テープへの記
    録の際に、該磁気テープに割り当てられた該テープ番号
    に対応して設定されている記憶領域に記憶する記憶手段
    と、挿入された磁気テープに記録されているテープ番号と検
    索用情報との読み出しを指示する読出指示手段と、 該読出指示手段からの指示に従って、挿入された該磁気
    テープから該テープ番号と該検索用情報とを読み出し、
    該検索用情報を該記憶手段の該テープ番号に対して設定
    されている記憶領域に記憶させる情報読取手段と、 該読出指示手段からの指示がないとき、 挿入された該磁
    気テープからテープ番号を読み取るテープ番号読取手段
    と、 該テープ番号読取手段で読み取られた該テープ番号に対
    応した該記憶手段の記憶領域に記憶された該検索用情報
    を読み出し、その内容を表示する表示手段とを有する
    とを特徴とする磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、前記表示手段は、 前記記憶手段から読み出した前記検索
    用情報の内容を前記磁気テープに記録した順に表示する
    ことを特徴とする磁気記録再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記磁気テープに記録された前記映像信号再生された
    ことを示す情報を前記記憶手段に記憶し、前記表示手段
    に表示させることを特徴とする磁気記録再生装置。
  4. 【請求項4】 請求項1の記載において、 前記磁気テープに記録可能な時間を算出して前記記憶手
    段に記憶し、読み出して前記表示手段に表示することを
    特徴とする磁気記録再生装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、 前記磁気テープの記録可能な部分の開始位置のタイムコ
    ードを前記記憶手段に記憶しておき、前記記録可能な部
    分の自動頭出しを行なうことを可能とすることを特徴と
    する磁気記録再生装置。
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