JP2000260161A - 記録再生装置および媒体 - Google Patents

記録再生装置および媒体

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JP2000260161A
JP2000260161A JP11058420A JP5842099A JP2000260161A JP 2000260161 A JP2000260161 A JP 2000260161A JP 11058420 A JP11058420 A JP 11058420A JP 5842099 A JP5842099 A JP 5842099A JP 2000260161 A JP2000260161 A JP 2000260161A
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Takeshi Saito
健 斉藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録媒体を内蔵した媒体の表面に、媒体の媒
体番号と、媒体に記録された記録内容に関するディレク
トリ情報等を可視的に記録可能にする。 【解決手段】 FDの挿入を制御部が検出し、I/O制
御部経由でFDD制御部でFDにアクセスし、FDの記
録内容に変更があると、制御部はRAMに格納されたリ
ライト面内容作成部に従ってFDの記録内容に基づきリ
ライト面に表示する記録内容の内容表示、即ちFDのデ
ィレクトリ情報、をそのフォーマットの選択を含めて作
成し、I/O制御部経由でリライト面処理部で、FD上
のリライト面に書く。制御部はRAMに格納された媒体
番号採番部に従って媒体番号を自動的に番号付けし、媒
体番号を、I/O制御部経由でFDD制御部でFDにア
クセスして、記録媒体に書き込む。そして、FDに記録
された媒体番号とディレクトリ情報とをFDのリライト
面に夫々別々に可視的に記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、利用者が媒体管理
を容易にすることを可能にする記録再生装置および媒体
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、VTRで映像や音声等を記録した
磁気テープカセットや情報を記録したFDなどには、記
録内容の内容表示(例えば、テレビの番組名、映画の題
名、文書の名称など)を紙のインデックスラベルに手書
きし、その紙のインデックスラベルを貼って管理してい
た。特開平6−162251号公報は、曲名や番組名な
どの内容表示を印刷あるいは手書きしたものを、光学的
読み取り手段を有し、ラジオ番組欄、テレビ番組欄、C
Dのジャケット、CDの裏等から読み取り、記録するも
のであり、また、記録内容の内容表示を、手書きしなく
ていいように、紙のインデックスラベルに印刷して、そ
の紙のインデックスラベルを媒体に貼るものであった。
【0003】なお、記録媒体と、この記録媒体を内蔵し
ている保護ジャケットからなる全体、例えば、磁気カセ
ットテープやフロッピーディスク(FD)など、を本明
細書においては、単に媒体、または磁気テープ媒体、F
D媒体と呼ぶ。
【0004】また、特開平5−334860号公報に
は、その段落番号64の記載において、媒体に付される
媒体番号について、「このカセットIDは例えば、8桁
の数字(またはコード)で、映像信号が記録されている
場合、サブコードエリアに必ず記録されるものである。
未記録カセットテープに録画を行う場合、最初にカセッ
トIDをVTRの操作パネル3の図示しないテンキー等
で入力するようにしている。また、このカセットIDは
一度記録すると変更できないようにする。」と記述され
ており、この発明では、媒体番号を自動的に番号付けす
る機能、機構はない。また、特開平6−52661号公
報は、テープ番号をVTR側で管理しているが、テープ
にはテープ番号を持っていず、現在VTRにかけている
テープが多数のテープのどのテープかの認識をテープ上
の記録された日時データに基づいてテープ番号を判別す
る再生装置についてのものである。また、特開平6−3
09848号公報は、テープ番号をVTR側で管理して
いるが、テープにはテープ番号を持っていず、テープ番
号は、VTR側で表示するのでその番号を表示し、「テ
ープを取り出した後、テープ番号をテープケースに(手
で)書き込んだり、番号シールを貼る作業を容易に行う
事ができる」(段落番号40)ものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】テープ番号そのものは
使用者にとってはどんな値でも、テープ毎に指定するこ
とは面倒である。特定の時のみ指定すればよく、普通は
自動的に番号付けをすればよい。新しいテープのテープ
番号は、それまで使った番号がいくつまでかを調べなく
てはならず、その様なことは装置で自動的に行えばよ
い。上記特開平6−309848号公報の技術では、全
体のインデックスから、見たい録画情報がどのテープの
何番目に録画されているかをみつけたとしても、そのテ
ープ番号は自分で、ラベルに手書きしたものであった。
手書きしているもので、内容を書き換えないときにはい
いのだが、内容を書き換えると、それに従って、ラベル
を作り直さねばならず、手間がかかっていた。これは、
ビデオテープでも、DATでも、CD−Rでも、DVD
−RAMでも、MD、あるいは、FDなどについても同
じ事がいえる。これは、磁気記録、光磁気記録、その他
いろいろな記録方式の記録媒体を内蔵する媒体について
言え、いろいろの記録方式の記録媒体を内蔵する媒体
で、記録している記録媒体(ディスクやテープ)ではな
く、その記録媒体を入れた媒体そのものについても言え
る話しである。例えば、FDで、記録媒体のディスクと
それを保護している保護ジャケットまで含めての媒体そ
のものと、その媒体を持ち運びし保存するためのケース
(箱)がある。このケース(箱)は、普通は透明なプラ
スチックケースである。このFDの例では、記録媒体で
もなく、ケース(箱)でもなく、記録媒体を内蔵する媒
体そのもの(保護ジャケットまで含めてのFD)につい
て言っている。
【0006】また、リライトカードについては、特開平
05−334501号公報の技術や、特開平06−28
537号公報の技術が知られている。特開平05−33
4501号公報の技術は、「残高表示等の表示機能を有
するプリペードカード等の磁気カードのカード取扱装
置」に関するものであり、特開平06−28537号公
報の技術は、「例えば、1回印刷した情報を消去して、
その上に新たな情報を印刷することができ、かつこの印
刷消去のサイクルが多数回に渡ってできるリライトカー
ドの印刷方法とその印刷装置に関する。」といったもの
である。
【0007】また、1998年7月11日神奈川新聞に
は、「「リライトカード」利用の病院向け再来受付機」
の技術が紹介されている。記事内容は「T社(会社名省
略)は、病院向けの「再来&予約受付機」を開発、13
日から販売開始する。タッチパネル操作で診察の受付や
予約が行えるうえ、文字データが随時上書きされる「リ
ライトカード」を診察券に用いることで、診察予定時間
などをその場で確認できる。また、病院側にとっても、
受付業務の効率化を図れる利点がある。リライトカード
は、表面の表示部に文字データの印字と消去を繰り返し
行うことができる。同カードを用いた診察券には、診察
の予約・予定時間や部屋番号などが印字できるため診察
予約券や受付票などが不要になり、受付業務が効率化さ
れる。受診者側も、診察に関する情報をその場で確かめ
る事ができ、待合室などで長時間待機する必要がなくな
る。現在でも、診察の予約や受付をする機械は多数ある
が、診察に関する情報は、機械の画面上か印字された紙
でしか確認できなかった。リライトカードには、文字を
10文字×16行まで表示できるため、休診日の告知や
薬服用の注意など、応用次第で多様な情報が載せられる
という。何度でも上書きが可能なため、カード発行が一
人につき一枚で済むなど経費削減にも役立つとしてい
る。同社のリライトカードシステムは、1994年に商
品化され、現在までに多方面に応用されている。横浜市
立大学は図書館の貸出券に用いており、本を貸し出す時
に以前の返却日を消し、新しい日時を上書きしている。
家電量販店などでは、商品購入ごとに累積点数が加算さ
れていく「ポイントカード」に用いている。同社の主力
製品はトレーラーなどの特装自動車と電車車両などだ
が、開発本部やメカトロニクス部が各種システム開発に
も注力している。」との内容であり、リライトカード技
術はこのように、カードに文字を表示でき、それを何度
もリライト可能であり、現状の技術で可能である。な
お、このリライトカードは磁気カードに感熱印字できる
ようにしたものであり、カードは磁気カードであり、記
憶容量は100バイトまでいかないものであり、また、
ICカードに対応したものもあるが、その容量も800
0ビットぐらいであった。
【0008】本発明の目的は、記録媒体を内蔵する媒体
に媒体番号を付与可能であり、該媒体番号を媒体表面に
リライト可能な記録再生装置を提供することにある。本
発明の他の目的は、磁気テープ媒体やFD媒体等の大量
の映像または情報を記録できる記録媒体を内蔵する媒体
に媒体番号を付与可能であり、該媒体番号を媒体表面に
リライト可能な記録再生装置を提供することにある。本
発明の他の目的は、磁気テープ媒体やFD媒体等の大量
の映像または情報を記録できる記録媒体を内蔵する媒体
の記録内容に関する情報を媒体表面にリライト可能な記
録再生装置を提供することにある。本発明の他の目的
は、複数の大量の映像または情報を記録できる記録媒体
を内蔵する媒体の各記録内容に関する情報を(インデッ
クス用の)媒体に記録でき、該媒体の記録内容に関する
情報を媒体表面にリライト可能な記録再生装置を提供す
ることにある。本発明の他の目的は、媒体の記録内容に
関する情報の量がリライト可能な範囲を越えるとき、そ
の旨をリライト可能にする記録再生装置を提供すること
にある。本発明の他の目的は、媒体の表面に媒体番号を
可視的にリライト可能な、大量の映像または情報を記録
できる記録媒体を内蔵する媒体を提供することにある。
本発明の他の目的は、媒体の表面に媒体の記録内容に関
する情報を可視的にリライト可能な、大量の映像または
情報を記録できる記録媒体を内蔵する媒体を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達するため
に、本発明は、記録媒体を内蔵する媒体の挿入及び取り
外しが可能で、挿入された該媒体内の記録媒体に対して
情報の書き込み及び読み出しのできる記録再生装置にお
いて、挿入された前記媒体に対して媒体番号を自動的に
番号付けする手段と、該媒体に付けられた番号を該媒体
のリライト面に可視的にライトする手段を備えるように
している。
【0010】また、大量の映像または情報を記録できる
記録媒体を内蔵する媒体の挿入及び取り外しが可能で、
挿入された該媒体内の記録媒体に対して情報の書き込み
及び読み出しのできる記録再生装置において、挿入され
た前記媒体に対して媒体番号を自動的に番号付けする手
段と、該媒体に付けられた番号を該媒体のリライト面に
可視的にライトする手段を備えるようにしている。
【0011】また、大量の映像または情報を記録できる
記録媒体を内蔵する媒体の挿入及び取り外しが可能で、
挿入された該媒体内の記録媒体に対して情報の書き込み
及び読み出しのできる記録再生装置において、該媒体の
記録内容に関する情報を作成する作成手段と、作成した
該媒体の記録内容に関する情報を該媒体のリライト面に
可視的にライトする手段を備えるようにしている。
【0012】また、大量の映像または情報を記録できる
記録媒体を内蔵する媒体の挿入及び取り外しが可能で、
挿入された該媒体内の記録媒体に対して情報の書き込み
及び読み出しのできる記録再生装置において、複数の前
記媒体の記録内容に関する情報を作成する手段と、作成
した複数の前記媒体の記録内容に関する情報を記憶する
記憶手段と、該記憶手段の記憶内容を他の媒体の記録媒
体に記録する手段と、該他の媒体の記憶内容に関する情
報を作成する作成手段と、作成した該記憶手段の記憶内
容に関する情報を該他の媒体のリライト面に可視的にラ
イトする手段を備えるようにしている。
【0013】また、前記作成手段は、作成した情報が前
記リライト面のライト可能範囲に納まりきれないと判断
したとき、該リライト面にライトするための納まりきれ
ない旨の情報を作成するようにしている。
【0014】また、大量の映像または情報を記録できる
記録媒体を内蔵する媒体であって、該媒体の表面に該媒
体の媒体番号を可視的にライト可能なリライト面を有す
るようにしている。
【0015】また大量の映像または情報を記録できる記
録媒体を内蔵する媒体であって、該媒体の表面に該媒体
の記録内容に関する情報を可視的にライト可能なリライ
ト面を有するようにしている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施例を図
11、図12を用いて説明する。図11は、本発明の実
施例のデータ処理システムの要部構成を示すブロック図
である。図11において、1001は入力部、1002
は表示部、1003は制御部、10031は制御部10
03上の媒体番号採番部、10032は制御部1003
上のリライト面内容作成部、1004はROM、100
5はRAM、1006はI/O制御部、1007はFD
D制御部、1008はリライト面処理部である。図12
は、本発明の実施例に基づくFDの図である。図12に
おいて、1009はFD、10091はFD1009上
のリライト面、100911はFD1009上のリライ
ト面における媒体番号部、100912はFD1009
上のリライト面におけるディレクトリ情報部である。媒
体番号部とディレクトリ情報部はそれぞれ独立した位置
にある。なお、前述したように、記録媒体と、この記録
媒体を内蔵している保護ジャケットからなる全体、例え
ば、磁気カセットテープやフロッピーディスク(FD)
など、を本明細書においては、単に媒体、または磁気テ
ープ媒体、FD媒体と呼ぶ。
【0017】制御部1003は入力部1001からの入
力を検出して、該入力にしたがいRAM1005,RO
M1004等にアクセスして処理を行ない、処理結果を
表示部1002に表示する。FD1009が挿入される
と、制御部1003はそれを検出し、I/O制御部10
06経由で、FDD制御部1007でFD1009にア
クセスする。また、FD1009の記録内容に変更があ
ると、制御部1003はRAM1005に格納されたリ
ライト面内容作成部10032にしたがってFD100
9の記録内容に基づきリライト面に表示する記録内容の
内容表示、すなわち、FD1009の記録内容に関する
ディレクトリ情報、をそのフォーマットの選択を含めて
作成し、I/O制御部経由でリライト面処理部1008
で、FD1009上のリライト面10091に書く。制
御部1003はRAM1005に格納された媒体番号採
番部10031にしたがって媒体番号を自動的に番号付
けし、その媒体番号を、I/O制御部1006経由で、
FDD制御部1007でFD1009にアクセスして、
記録媒体にライトする。その時、FD1009に記録さ
れた媒体番号(媒体番号採番部10031で自動的に番
号付けした媒体番号)とディレクトリ情報とを、媒体番
号は媒体番号部100911に、ディレクトリ情報はデ
ィレクトリ情報部100912に書く。FDには大量の
映像または情報が記録されるため、ディレクトリ情報が
必要である。このリライト面処理部1008での処理
は、FD1009の記録内容が変更されると、その都度
FD1009上の媒体番号部100911と、FD10
09上のディレクトリ情報部100912に書かれる。
なお、媒体番号は特別の場合を除いて変更はされない。
【0018】なお、FD1009のリライト面1009
1に書く情報として、FD1009の記録内容が分かる
ようにするために、ここではディレクトリ情報とした
が、そのレベルのディレクトリ情報が多くてこのリライ
ト面10091に納まらないときには、ディレクトリ情
報のレベルを一つあげて、より細分化されていないレベ
ルでのディレクトリ情報で、リライト面10091に書
けばよい。このようにすることで、FDの内容が、いち
いちFDをFDDに入れなくても、FDのリライト面に
印字された内容表示を見ることで、希望の情報を持った
FDか否かが分かる。また、リライト面を持っているた
め、FDの内容を書き換えたときでも、紙ラベルのとき
のように、書き直しをするとか、インク、マジック類で
書いたときのように別の紙ラベルを持ってきて書き直し
をするといった手間がなくなる。また、媒体番号そのも
のは使用者にとってはどんな値でも、媒体毎に指定する
ことは面倒である。新しい媒体の媒体番号は、それまで
使った番号がいくつまでかを調べて重なりが無いことを
確認しなくてはならなかったが、その様なことは本発明
ではしなくてよい。
【0019】また、媒体番号を記録媒体にライトあるい
は媒体のリライト面にリライトすることや、媒体番号と
記録媒体の記録内容に関する情報(ディレクトリ情報
等)を可視的に媒体のリライト面にリライトすること
は、FDのみに限るものではなく、ビデオテープでも、
DATでも、CD−Rでも、DVD−RAMでも、MD
などについても同じ事がいえる。これは、磁気記録、光
磁気記録、その他いろいろな記録方式の媒体について言
える。これは、外部記憶する媒体についていえることで
ある。なお、リライト面に書く内容表示については媒体
番号や記録内容に関する情報である。上記例では、ディ
レクトリ情報としたが、記録内容に関する情報とは、例
えば、ディレクトリ情報などの記録内容一覧や、記録媒
体中に記録されているソフトのタイトルや、FDなどで
は記録媒体中に記録されているソフトのバージョン情
報、また、ビデオテープの時には、そのビデオテープ中
に録画された録画内容の一覧などでもよい。
【0020】また、記録媒体の容量が非常に大容量にな
ったときに、リライト面の容量上そのディレクトリ情報
を全て書くところまで詳細にリライト面に書くことがで
きないケースが出てくるが、そのときは、上記のように
一つ上のディレクトリまで書くようにするといった方法
でもいい。また、おのおののディレクトリ情報やタイト
ルでその一部を例えば8文字までで編集してライトする
などの方法もある。その時、編集して、全てをライトし
たわけではないことを、「記録媒体の容量...」とリ
ライトする範囲に納まりきれなくて省略したことがわか
るようにしてもよい。その表示内容を編集する方法はい
ろいろなものが考えられる。
【0021】また、記録媒体の容量が大容量のときに
は、複数の媒体の媒体番号とディレクトリ情報のみを装
置側に取っておき、それで希望情報をサーチし、どの媒
体番号の媒体に希望の情報があるのかを、装置側に示さ
せ、その希望の媒体番号の媒体を装置に入れることで、
希望情報を取出すようにしてもよい。その時、媒体の内
容を探すのに、装置は媒体番号を表示しており、媒体に
はリライト面に媒体番号と内容が書かれており、内容を
非常に探しやすい。また、媒体に番号を自動的に付けて
いるため、新しい媒体の媒体番号は、それまで使った番
号がいくつまでかを調べて重なりが無いことを確認しな
くてはならなかったが、その様なことは本発明ではしな
くてよい。また、自動的に付けた媒体番号をリライト面
に可視的にリライトでき、希望の媒体番号の媒体を非常
に探しやすくする。また、記録媒体の記録内容をリライ
ト面に可視的にリライトすることで、記録内容の確認が
非常にしやすくなる。いちいち媒体を装置に入れなくて
も記録内容が分かる、あるいは、大体の見当が付く。ま
た、その媒体番号とディレクトリ情報を入れたバックア
ップ媒体を作成してもよい。装置を入れ替えた時などに
このバックアップ媒体を、装置側に入れて媒体番号とデ
ィレクトリ情報を装置側にロードすれば、持っている媒
体全てを再度、装置で読ませて、媒体番号とディレクト
リの情報を再度作成し直しをしなくても済む。装置で複
数の媒体の記録内容情報を持つことで希望情報を探すの
に装置の可視的にライトした媒体番号の媒体を探せばよ
い。また、装置入れ替え等のとき、バックアップに取っ
ていたものを装置に入れることで、複数の媒体全ての記
録内容情報を容易に持つことができ、希望の情報を探し
やすい。
【0022】以下、本発明の第2の実施例を図1〜図1
0を用いて説明する。図1は、本発明の実施例に基づく
VTRの要部回路構成を示すブロック図である。図1に
おいて、11は磁気テープ媒体、9および10は、磁気
テープ媒体11を巻き取るリールである。29は、TV
放送信号の入力端子、5はTV放送信号入力端子29か
らのTV放送信号を受信するTVチューナ、30は例え
ば、ビデオカメラや他のVTRなど外部機器からの映像
信号の入力端子、6は、チューナ5と入力端子30から
の映像信号を切り替えて出力するスイッチ回路であり、
1は、チューナ5における選局および、スイッチ回路6
の切替えを制御する映像信号入力切替え制御回路であ
る。2は、日付・時刻信号発生回路、3はタイムコード
信号発生回路、4は情報信号記録処理回路で、映像信号
入力切替制御回路1からの入力信号や、日付・時刻信号
発生回路2からの日付・時刻情報、および、タイムコー
ド信号発生回路3からのタイムコード信号を入力とし、
これらの情報信号を予め定めた記録フォーマットに従っ
て出力する。7は、情報信号多重回路で、スイッチ回路
6からの映像信号の垂直ブランキング(垂直同期信号を
含む画像の信号が存在しない期間)に、情報信号記録処
理回路4からの情報信号を多重する。
【0023】8は、映像信号記録・再生処理装置で、記
録時には、情報信号多重回路7からの映像信号を周波数
変換して記録可能な信号に変換し、再生時には、再生信
号を逆周波数変換する。12および13は磁気ヘッド
で、映像信号記録・再生処理回路8からの記録電気信号
を磁気信号に変換して磁気テープ媒体11に記録し、ま
た、磁気テープ媒体11から再生磁気信号を電気信号に
変換して映像信号記録・再生処理装置8に出力する。1
5は、スイッチ回路で、映像信号記録・再生処理回路8
へ入力される記録映像信号と、同回路8より出力される
再生映像信号とを切り替えて出力する。33は画面全体
を青一色にする信号を発生するブルーバック発生回路、
32はスイッチ回路で、スイッチ回路15からの出力
と、ブルーバック発生回路33からの出力とを切り替え
て出力する。19は文字信号発生回路、18は文字信号
加算回路で、スイッチ回路32からの映像信号に文字信
号発生回路19からの文字信号を加算する。31は文字
信号加算回路19からの映像信号を出力する出力端子で
ある。
【0024】16は映像信号有無検出回路で、スイッチ
15からの出力信号を入力とし、映像信号の有無を検出
する。17は情報信号再生処理回路で、同じくスイッチ
回路15からの出力信号を入力とし、スイッチ回路15
からの映像信号に多重されている情報信号を読み取り出
力する。22は、コントロール信号記録処理回路であ
り、磁気テープ媒体11の走行を制御するためのコント
ロール信号を発生し、このコントロール信号のパルス幅
を変化させることにより、頭出し信号などの信号を付加
する。14はコントロール信号を記録・再生するコント
ロールヘッドである。23は、コントロール信号再生処
理回路で、再生されたコントロール信号を読み取り、頭
出し信号などの付加された情報を判別する。21はスイ
ッチ回路で、コントロール信号の記録時には、コントロ
ール信号記録処理回路22からの記録コントロール信号
をコントロールヘッド14へ出力し、また、コントロー
ル信号の再生時には、コントロールヘッド14からの再
生コントロール信号をコントロール信号再生処理回路2
3へ出力する。
【0025】24は、磁気テープ媒体11が本VTRに
挿入されたことを検出するテープ挿入検出回路、25は
リール9および10の回転数を検出するリール回転数検
出回路、37は誤消去防止モード検出回路で、本VTR
に挿入された磁気テープ11が誤消去防止モードである
かどうかを、図示していない磁気テープケースにあるツ
メの切取り、あるいはスライド式のふたの開閉などによ
り検出する。また、27は本VTRの使用者が本VTR
の動作を操作するための操作部である。この操作部27
には、録画キー、再生キー、停止キー、テープ取り出し
キー、リスト表示キーさらには早送りキー、巻き戻しキ
ー、数値キー、文字キーなどがあり、VTRの動作や文
字タイトル入力などに使われる。また、VTRに持った
インデックスを磁気テープ媒体11にバックアップを取
るインデックステープ作成キー、磁気テープ媒体11に
持ったインデックスのバックアップをVTRにロードす
るインデックスロードキーがある。28は本VTRの動
作状態などを使用者に知らせるための表示部である。2
6は全体制御を行うシステムコントロール回路であり、
このシステムコントロール回路26は本VTRの各部の
動作をコントロールし、現在の時刻と日時情報を発生す
る時計およびカレンダー機能を有したものとなってい
る。また、20はメモリで、システムコントロール回路
26の制御のもとに各種情報データを読み書きできるよ
うになっている。なお、メモリ20は不揮発性メモリで
ある。38はリライト処理部であり、テープ番号や磁気
テープに記録された記録内容のディレクトリ等を磁気テ
ープ媒体11のリライト面112に記録するための処理
を行う。磁気テープ媒体には大量の映像または情報が記
録されるため、ディレクトリ情報が必要である。
【0026】なお、本発明では、発生されるタイムコー
ドはテープの巻頭部分でリセットされ、テープの走行時
間に対応して時・分・秒・フレーム番号を表す値を取る
ものとする。また、映像信号の垂直ブランキング期間に
情報信号を多重する技術としては、例えば、業務用VT
Rにおけるタイムコード(VITC:Vertical Interva
l Time Code)や、文字放送、あるいは、レーザーディ
スクにおけるチャプター情報など、すでに多くの技術が
一般に知られているので、ここでは、その詳細の説明は
省略する。また、頭出しについて、VISS(VHS Inde
x Search System)とは,テープに記録されている頭出
し信号の数をカウントしながら、テープを巻き戻し、あ
るいは早送りし、所望のカウント数に達したときにテー
プを再生する技術である。
【0027】また、磁気テープ媒体11上の記録フォー
マットの概要について述べておく。磁気テープ媒体11
に記録されるフォーマットでは、PCM音声記録領域、
サブコード記録領域、映像信号およびFM信号記録領域
からなる。日付・時刻などの情報を記録するためには情
報をコード化し、誤り検出コードと同期信号を付加した
後、ある変調方法で変調してサブコード記録領域に記録
する。このような誤り検出や変調の方法は、その詳細は
規格書等の多くの文献に載っているので、ここでは省略
する。サブコード記録領域はPCM音声記録領域や映像
信号およびFM信号記録領域とは独立しているので、映
像や音声とは別にアフレコ(サブコードの追加記録や書
き換えなど)することができる。
【0028】ここで、図2のテープの状態について触れ
ておく。テープの状態を分けると、図2のようになる。
なお。−は、例えばテープ番号なし、Oは例えばテープ
情報があることを示す。aは、テープ番号なし、サブコ
ードなしで録画データなしの未使用のテープである。b
は、テープ番号なし、その他のサブコード情報ありで録
画データありの自分のテープで、本VTRの管理機能の
ない装置で録画した磁気テープである。cは、テープ番
号なし、その他のサブコード情報なしで録画データあり
の自分のテープで、本VTRの管理機能のない装置で録
画した磁気テープである。dは、テープ番号なし、その
他のサブコード情報ありで録画データありの他の人のテ
ープであり、本VTRの管理機能のない装置で録画した
磁気テープであり、誤消去防止モードのツメを折ってい
る。eは、テープ番号なし、その他のサブコード情報な
しで録画データありの他の人のテープであり、本VTR
の管理機能のない装置で録画した磁気テープで、誤消去
防止モードのツメを折っている。fは、テープ番号情報
あり(サブコード情報あり)で録画データありの自分の
テープで、録画済み磁気テープである。gは、テープ番
号情報あり(サブコード情報あり)で録画データありの
自分のテープで、途中まで録画したテープである。例え
ば、1本2時間のテープで30分のみ録画し、残り1時
間半分は未使用の磁気テープである。hは、テープ番号
情報あり(サブコード情報あり)で録画データありのレ
ンタル、他の人のテープであり、管理機能ありのVTR
によって録画した磁気テープであり、誤消去防止モード
のツメを折っている。iは、テープ番号情報(サブコー
ド情報あり)ありで録画データありの他の人に録画して
もらった自分のテープであり、管理機能ありのVTRに
よって録画した磁気テープである。これは、先に人に自
分のテープを渡して録画してもらった自分のテープであ
る。jは、テープ番号情報あり(サブコード情報あり)
で録画データありの他の人に録画してもらった他の人の
テープであり、そのテープは、別の1巻のテープと交
換、あるいはそのテープ代を払う、あるいはダビングす
るものであり、自分のテープとするものである。kは、
テープ番号情報あり(サブコード情報あり)で録画デー
タなしの自分のテープであり、インデックスバックアッ
プ用のテープである。
【0029】図3は、第2実施例のVTRの全体動作の
処理のフローチャートである。ここで、まず、図3のス
テップS305の予備再生について説明する。図4は、
図3のステップS305の予備再生処理の詳細を示すフ
ローチャートである。
【0030】なお、以下の説明において、磁気テープ部
分とこの磁気テープ部分を内蔵する保護ジャケット(保
護ケース)からなる全体(磁気テープカセット)を媒体
あるいは磁気テープ媒体と呼ぶ。
【0031】予備再生処理が開始されると、まずテープ
再生のための走行が開始される(ステップS401)。
なお、テープ走行のためのメカニズム図は、図1には図
示していない。磁気ヘッド12および13が磁気テープ
媒体11から再生した信号は、映像信号記録・再生処理
回路8により再生処理がなされ、情報信号再生処理回路
17により情報信号が抽出され、システムコントロール
回路26ヘと出力される。ステップS402の処理で、
システムコントロール回路26は情報信号再生処理回路
17からの再生された情報信号を読み取る。このとき、
システムコントロール回路26はスイッチ回路32を制
御し、画面全体を青一色にするブルーバック信号をブル
ーバック発生回路33から文字信号加算回路18を介し
て、出力端子31に出力する。従って、予備再生処理に
よって、再生された映像信号は、出力端子31には出力
されない。これは、予備再生動作は情報信号を読み取る
ことを目的としているため、映像信号を出力する必要は
なく、使用者に不必要な映像を見せて混乱させないよう
にしている。
【0032】情報信号を読み取った結果、再生信号にタ
イムコードが多重されている時には、システムコントロ
ール回路26は、読み取ったタイムコード値をタイムコ
ード信号発生回路3にプリセットする(ステップS40
3,S404)。再生信号にタイムコードが多重されて
いない時には、システムコントロール回路26はリール
回転数検出回路25の出力情報であるリール回転数から
テープ走行時間を計算し、この値をタイムコードに換算
してタイムコード信号発生回路3にプリセットする(ス
テップS403,S405)。この時、リール回転数か
らの計算値がタイムコード値と比べて精度が悪ければ、
時、分、秒の値をプリセットするようにすればいい。予
備再生を予め定められた一定時間(例えば1秒とか、あ
るいは2秒とか)行ったら、システムコントロール回路
26は自動的にテープ走行を終了する(ステップS40
6,S407)。
【0033】以上の動作により、現在のテープ位置の情
報を読み取ることができ、また、タイムコード信号発生
回路3がプリセットされる。例えば、挿入された磁気テ
ープに既に映像信号および、タイムコードを含む情報信
号が記録されており、このテープに続けて番組を録画す
る場合には、予備再生でプリセットされたタイムコード
値から連続したタイムコード値が発生され記録されるの
で、タイムコードの連続性が保たれる。また、タイムコ
ードが記録されていない部分に録画をする場合には、テ
ープ走行時間に対応したタイムコード値が記録されるの
で、タイムコードの値が飛んだり、重複するといったこ
とがない。
【0034】次に本実施例の動作を、図3のフローチャ
ートを用いて説明する。図3は、本実施例の動作全体を
示すフローチャートであり、この全体の処理の流れはシ
ステムコントロール回路26により制御される。以下の
順に説明する。なお、以下の説明個所(1)〜(6)と
図2のテープ種類a〜kとの対応について、図10にま
とめている。
【0035】(1)まず、本実施例のVTRにより、ま
ったく信号が記録されていない状態の磁気テープ媒体1
1へ記録を行うときの動作について説明する。この説明
では、図2のテープ種類aについて説明する。 (2)次に、途中まで記録したテープに番組を録画する
手順について説明する。この説明では、図2のテープ種
類gについて説明する。 (3)次に、記録済みの磁気テープを再生する場合につ
いて説明する。この説明では、図2のテープ種類f、g
について説明する。 (4)次に、同様な機能を持つ(サブコード記録領域に
テープ番号が記録できる)VTRで録画したテープを再
生する場合について説明する。この説明では、図2のテ
ープ種類h、i、jについて説明する。 (5)次に、本VTRの管理機能のない他のVTRで記
録された磁気テープを本VTRで再生した場合について
説明する。この説明では、図2のテープ種類b、c、
d、eについて説明する。 (6)また、VTRの故障や買い換えなどでメモリ20
のデータが消滅した場合について説明する。この説明で
は、図2のテープ種類kについて説明する。これは、V
TRに持ったインデックスを磁気テープ媒体11にバッ
クアップを取るインデックステープ作成機能と、磁気テ
ープ媒体11に持ったインデックスのバックアップをV
TRにロードするインデックスロード機能についての説
明である。
【0036】(1)まず、本実施例のVTRにより、全
く信号が記録されていない状態の磁気テープ媒体11へ
記録を行うときの動作について説明する(テープ種類は
a)。まず、使用者が電源の投入を指示すると、システ
ムコントロール回路26は本VTRの電源投入を行う
(ステップS301)。本VTRの購入時には、メモリ
20には、データが書き込まれていないので、使用者は
全目次表示処理の要求をせず(ステップS302)、従
って、システムコントロール回路26は全目次表示処理
(ステップS303)を行わず、ステップS304に進
む。さらに、最初は、本VTRに磁気テープ媒体11は
挿入されていないが、使用者により、磁気テープ11媒
体が本VTRに挿入されると、テープ挿入検出回路24
がその挿入を検出し、それによって、システムコントロ
ール回路26は、予備再生動作(ステップS305)の
結果、情報信号が検出されたか否かを判定し(ステップ
S306)、検出されていなければ、処理はステップS
310に進む。システムコントロール回路26はステッ
プS310において誤消去防止モード検出回路37の出
力により、挿入された磁気テープ媒体11が誤消去防止
モードになっているか否かの検出を行う。ここで、未使
用のテープでは、情報信号と映像信号は検出されず、誤
消去防止モードにもなっていないので、システムコント
ロール回路26はステップS311に進む。新しいテー
プに初めて記録を行おうとするとき、記録を行う前に、
使用者はテープ登録を指示する(ステップS311)。
これによって、システムコントロール回路26は処理を
進め、挿入されている磁気テープ媒体11に対するテー
プ番号として「11」を割り当てる(ステップS31
2)。なお、ここではテープ番号の1から10は、管理
用のテープ番号として、映像データを取った磁気テープ
媒体11の番号としては使わないこととする。ここで、
テープ番号「11」の情報をリライト処理部38によっ
て、磁気テープ媒体11上のリライト面112にライト
する(ステップS313)。続いて、磁気テープ媒体1
1は未使用のものであるから、使用者はステップS31
4の目次作成処理は行わず、処理はステップS320に
進む。
【0037】ステップS320からステップS329ま
では、使用者の指示により、選択的に行われる処理であ
る。使用者が操作部27により、タイトル入力、あるい
は録画、あるいは再生、あるいはインデックステープ作
成、あるいはインデックスロードの指示を行うと、それ
ぞれ、ステップS320、ステップS322、ステップ
S324、ステップS326、ステップS328におい
て、各指示の入力が検出され、ステップS321、ある
いはステップS323、あるいはステップS325、あ
るいはステップS327、あるいはステップS329に
おいてそれぞれの処理が行われる。本実施例では、使用
者は、録画する番組のタイトルを入力することができ、
使用者がタイトル入力を操作部27から指示すると、そ
れが検出され(ステップS320)、 操作部27によ
って入力されたタイトルが、いったんシステムコントロ
ール回路26内に保持される(ステップS321)。な
お、上記番組のタイトルと同様に番組のジャンルを入力
できるようにしてもよい。システムコントロール回路2
6内に保持された番組のタイトルは、その番組の録画前
であれば、録画時に番組データの一部としてメモリ20
に記憶する。番組の録画後であれば、メモリ20に記憶
されている該当する番組データに付加的に記憶する。こ
れにより、使用者は、番組の録画前にタイトルを入力す
る時間がないときには、番組の録画後にその入力を行う
ことができる。
【0038】使用者によって、録画の指示が操作部27
から入力されると、システムコントロール回路26はそ
れを検出し(ステップS322)、録画処理を行う(ス
テップS323)。この録画処理について、図5で詳細
に説明する。図5は、上記ステップS323の録画処理
の詳細を示したフローチャートである。録画処理が開始
されると、システムコントロール回路26の処理によ
り、図3のステップS312で既に割り当てられたテー
プ番号(前記のようにここでは「11」である)と図3
のステップS321で既に入力されたタイトル情報、さ
らに、録画開始時の日時、曜日、タイムコード値、チャ
ンネルなどの入力信号の種類、標準あるいは長時間など
の録画モードがメモリ20に自動的に記録される(S5
01)。次に、録画のためにテープ走行が開始されると
同時に、タイムコード信号発生回路3によるタイムコー
ドカウントが開始される。また、システムコントロール
回路26はコントロール信号記録処理回路22を制御
し、コントロールヘッド14により頭出し信号をテープ
上に記録する(ステップS502)。録画中は、日時、
チャンネルなどの入力信号の種類とタイムコード、テー
プ番号などの情報信号を多重化した映像信号を磁気テー
プ11に記録する(ステップS503)。録画終了が指
示された場合には(ステップS504)、システムコン
トロール回路26は、テープ走行を停止し、タイムコー
ドのカウント動作を停止させる(ステップS505)。
続いて、録画終了時のタイムコード値、日時、曜日、お
よびこれらの数値から計算した録画開始時刻から終了ま
での時間、および、テープ残量時間をメモリ20に記憶
して(ステップS506)、録画開始日時、曜日、チャ
ンネル、タイトル、録画時間等の情報をリライト処理部
38によって磁気テープ媒体11上のリライト面112
にライトして(ステップS507)、録画処理を終了す
る。
【0039】図3で、テープをVTRから取り出す場合
には、ステップS330において使用者は操作部27か
ら、磁気テープ媒体11の取り出しを指示する。この指
示を受け、システムコントロール回路26は、磁気テー
プ媒体11を取り出すとともにテープ番号を表示部28
に表示するか、または文字信号発生回路19を制御し
て、文字加算回路18により、テープ番号を映像信号出
力にスーパーインポーズする。また、リライト処理部3
8で磁気テープ媒体11のリライト面にライトし、使用
者は可視的にテープのテープ番号を知ることができる
(ステップS331)。その後、使用者が操作部27か
ら電源オフ(ステップS332)を指示すると、システ
ムコントロール回路26はVTRの電源を切りすべての
処理を終了する。
【0040】(2)次に、途中まで記録したテープに番
組を録画する手順について説明する(テープ種類は
g)。図3のステップ304において、使用者が磁気テ
ープ媒体11を挿入したことが、テープ挿入検出回路2
4により検出されると、それを受け、システムコントロ
ール回路26は、前記した予備再生処理(ステップS3
05)を行う。その結果、情報信号が検出されると(ス
テップS306)、システムコントロール回路26は、
テープ番号があるか否かを判定し(ステップS30
7)、テープ番号があればステップS308へ進み、テ
ープ番号がなければステップS310へ進む。途中まで
録画したテープはテープ番号があるため、ステップS3
07で、システムコントロール回路26は、映像信号有
無検出回路16により映像信号が検出された否かを判定
する(ステップS308)。映像信号が検出された場合
には、情報信号再生処理回路17で再生された情報信号
とメモリ20に記憶されている情報信号との比較を行
い、一致するデータがあるかどうかを調べる(ステップ
S309)。
【0041】メモリ20には、本VTRで過去に録画し
た番組テープ番号、録画開始時の日時とタイムコード、
録画終了時の日時とタイムコード、タイトル、チャンネ
ル、録画モードなどが、記憶されているので、これらと
情報信号再生処理回路17からの出力である再生中の信
号処理のテープ番号、日時やタイムコードの値との比較
を行い、該当する番組データがあるかどうかを調べる
(ステップS309)。なお、ステップS305の予備
再生時に磁気テープ媒体11に録画されている部分より
も先に送られていたり、ステップ306とステップ30
8で情報信号と映像信号が検出されなかったりしたとき
には、磁気テープ媒体11は自動的に磁気テープを巻頭
まで巻き戻し、再度、予備再生を行なうようにしてもよ
い。
【0042】ステップS309でテープ番号が認識され
た後は、システムコントロール回路26は、ステップS
317の処理により、テープ番号を表示し、また、メモ
リ20に記憶されている同一テープ番号の番組データを
目次として一覧表示する。この表示方法は、表示部28
に表示するようにしてもよいし、文字信号発生回路19
と文字信号加算回路18によって映像信号出力にスーパ
ーインポーズしてもよい。目次に表示する項目として
は、テープ番号、各番組のタイトル、録画開始日時、終
了日時、タイムコード値、チャンネル、録画時間、録画
モード、無記録部のテープ残量時間などがあり、定期的
に取っている番組であれば、録画日時と曜日と録画開始
時刻とチャンネルといった情報があれば、どういう内容
かの推測がつく。また、定期的でない内容では、やは
り、上記内容とタイトル情報が重要である。目次表示が
行われたら、使用者は、それを見ながら、図3のステッ
プS318において見たい番組を操作部27によって指
定することができる(ステップS318)。システムコ
ントロール回路26はこれを受けて、所望の番組の頭出
し動作を実行する(ステップS319)。
【0043】次に、この頭出し動作について詳細に説明
する。コントロールヘッド14からの出力信号は、スイ
ッチ回路21を介してコントロール信号再生処理23に
供給され、コントロール信号に含まれる各番組の冒頭部
分に書き込まれている頭出し信号がシステムコントロー
ル回路26に出力される。システムコントロール回路2
6はこの頭出し信号をカウントしながら、磁気テープ媒
体11を早送り、または巻き戻しをする。そしてシステ
ムコントロール回路26は予備再生した情報信号とメモ
リ20内の番組データとを照合することにより、現在の
テープ再生位置が目次表示中のどの番組であるかを判別
し、使用者が見たいと希望した番組まで頭出し信号をカ
ウントしながら、必要に応じて磁気テープ11を早送
り、または巻き戻して、所望のカウント数に達したとこ
ろで再生とか録画とかの次の処理を行う。使用者が録画
する位置を指定し、録画開始を指定すると、システムコ
ントロール回路26は指定された位置と現在の位置から
磁気テープ11を早送りすべきか巻戻しすべきかを判定
し、指定の位置の頭出しを行う(ステップS319)。
その後、前述した手順と同様にして番組を録画する(ス
テップS322、S323)。
【0044】(3)次に、記録済みの磁気テープを再生
する場合について説明する(テープ種類はf、g)。記
録済みの磁気テープでは、図3のステップ304におい
て、使用者が磁気テープ媒体11を挿入したことが、テ
ープ挿入検出回路24により検出されると、それを受
け、システムコントロール回路26は、前記した予備再
生処理ステップS305を行う。その結果、情報信号が
検出されると(ステップS306)、システムコントロ
ール回路26は、テープ番号があるか否かを判定し(ス
テップS307)、システムコントロール回路26は、
映像信号有無検出回路16により映像信号が検出された
否かを判定し、映像信号が検出され(ステップS30
8)、情報信号再生処理回路17で再生された情報信号
とメモリ20に記憶されている情報信号との比較を行
い、一致するデータがあるかどうかを調べる(ステップ
S309)。ステップS309でテープ番号が認識され
た後は、システムコントロール回路26は、テープ番号
を表示し、メモリ20に記憶されている同一テープ番号
の番組データを目次として一覧表示する(ステップS3
17)。目次表示が行われたら、使用者は、それを見な
がら、見たい番組を操作部27によって指定することが
できる。システムコントロール回路26はこれを受けて
(ステップS318)、所望の番組の頭出し動作を実行
する(ステップS319)。頭出しが行われた後は、録
画の指定がないと(ステップS322)、自動的に再生
が行われる(ステップS324、S325)。
【0045】また、図3で、使用者が操作部27から再
生を指示した場合には、システムコントロール回路26
はその指示を検出し(ステップS324)、再生動作を
行う(ステップS325)。再生動作の詳細を図6を用
いて、詳細に説明する。図6は、そのステップS325
の再生処理の詳細を示すフローチャートである。再生処
理が開始され(ステップS601)、使用者が操作部2
7から指示して、必要に応じて再生中の番組のタイトル
や録画日時、タイムコード値などの情報信号をモニタ画
面あるいは表示部28に再生させて見ることができる
(ステップS603、S604)。また、再生させなが
ら、磁気テープに録画されている内容を目次表示させる
ことが可能である(ステップS604、S605)。さ
らに、ステップS606,S607,S608の処理に
より、続けて頭出し動作を行うことができる。
【0046】また、本VTRで複数の磁気テープ媒体1
1に録画し終わった状態で、使用者が操作部27で全目
次表示を指示すると、システムコントロール回路26
は、それを検出し(ステップS302)、メモリ20よ
り番組データを読み出し、録画されている番組の目次を
テープ別に表示する。従って、使用者は、複数本の磁気
テープを1本づつ本VTRに挿入して再生しなくても、
各テープに録画されている番組の内容を知ることができ
る。ここで、全目次表示しているところから、希望する
番組をサーチして、その番組の入っているテープ番号と
その中の何番めの録画であるかが分かると、本VTRに
入っている磁気テープ媒体11がそのテープ番号の磁気
テープ媒体11であれば、希望のデータの頭出し番組入
力(ステップS318)で、そこから再生可能である。
また、本VTRに入っている磁気テープ媒体11がその
テープ番号の磁気テープ媒体11ではないとき、テープ
番号は分かっている。それで、磁気テープ11の山から
本VTRが可視的にライトしたテープ番号により、希望
の磁気テープ番号11の磁気テープ11を探し出し、そ
のリライト面112に出ている番組名を希望のものと確
認して本VTRに入れることができる。リライト面11
2の内容と磁気テープ媒体11の内容が一致しているた
め、すぐ希望の内容を再生して見ることができる。ある
いは、希望の録画ができる。
【0047】(4)次に、同様な機能を持つ(サブコー
ド記録領域にテープ番号が記録できる)VTRで録画し
たテープを再生する場合について説明する(テープ種類
はh、i、j)。この時、磁気テープ媒体11上に情報
信号は記録されているが、メモリ20には、該当する番
組データが記憶されていないため、まず使用者は目次デ
ータの作成を行う。磁気テープ11の挿入後の予備再生
ステップS305とS307とS308では、記録され
ている情報信号は再生されるが、メモリ20には該当す
るデータは記憶されていないので、ステップS309で
は一致データは検出されず、誤消去防止モードのチェッ
クを行う(ステップS310)。ここで誤消去防止モー
ドではないため、ステップS311に進む。ここで、使
用者により、操作部27から、テープ登録を行うことが
指示されると、システムコントロール回路26は新しい
テープ番号を割り当てる(ステップ312)。この割当
てられたテープ番号の情報をリライト処理部38によっ
て磁気テープ媒体11上のリライト面112にライトす
る(ステップS313)。次に、使用者が操作部27か
ら目次作成を指示すると、システムコントロール回路2
6はそれを検出し(ステップS314)、目次作成処理
を行う(ステップS315)。また、作成した目次をリ
ライト処理部38によって磁気テープ媒体11上のリラ
イト面112にライトする(ステップS316)。
【0048】図7は、上記ステップS315の目次作成
処理の詳細を示すフローチャートである。この図7の処
理フローについて説明する。システムコントロール回路
26は、まず、磁気テープ11を巻頭まで巻き戻し(ス
テップS701)、番組の通し番号を示す変数Nを1に
初期化した後(ステップ702)、磁気テープ11の再
生をスタートする(ステップS703)。ステップS7
04は番組の冒頭部分を検出する処理である。具体的に
は、録画時にコントロールヘッド14により記録された
コントロール信号を同ヘッド14とコントロール信号再
生処理回路23により再生し、コントロール信号に付加
された頭出し信号を検出する。なお、この頭出し信号の
検出の代りに、情報信号の日時が不連続である箇所を検
出するようにしてもよい。システムコントロール回路2
6は、番組の冒頭部分を検出したら、テープ番号と番組
冒頭部分の情報信号をメモリ20に記録する(S70
5)。この時、タイムコードが記録されていない場合、
リール回転から計算したテープ走行時間をメモリ20に
記録する。使用者は再生された映像信号を見ながら、番
組タイトルを入力したい場合は、その旨を操作部27か
ら指示する(S706)。すると、システムコントロー
ル回路26は使用者が操作部27から入力したタイトル
情報をメモリ20に記憶する(S707)。使用者がタ
イトルを入力しない場合この処理は省略される。次に、
システムコントロール回路26は、番組番号Nをインク
リメントし(S708)、次の番組の頭出しを開始する
(S1309)。この間、テープエンドが検出されなけ
れば(S710)、S704に戻って上述の操作をくり
返し、録画されている各番組について順次、データをメ
モリ20に記憶していく。
【0049】以上の動作により、テープに記録されてい
る番組のデータが順次メモリ20に記憶される。また、
タイムコードが記録されていないテープに対しても目次
を作成することができる。また、ステップS1305の
処理で、(N+1)番めの冒頭部分の検出時にN番めの
番組の記録終了時の情報や記録時間を計算してメモリ2
0に記憶するようにして、目次表示時にこれらの情報を
表示できるようにしてもよい。なお、タイトルの入力は
図3のステップS320とS321により、別途行うこ
ともできるので、ステップS706とS707の処理は
省略してもよい。
【0050】(5)次に、本VTRの管理機能のない他
のVTRで記録された磁気テープを本VTRで再生した
場合について説明する(テープ種類はb、c、d、
e)。本VTRの管理機能のない他のVTRで記録され
た磁気テープを本VTRで再生した場合、予備再生(ス
テップS305)で、情報信号が検出(ステップS30
6)されないか、情報信号を検出(ステップS306)
してもテープ番号検出(ステップS307)しないた
め、誤消去防止モードであれば(ステップS310)、
再生処理に入っていく(ステップS325)。誤消去防
止モードでなければ(ステップS310)、ステップS
311に進む。ここで、使用者により、操作部27から
テープ番号登録を行うことが指示されると、システムコ
ントロール回路26はそれを検出し(ステップS31
1)、新しいテープ番号を割当てる(ステップS31
2)。割当てられたテープ番号の情報をリライト処理部
38によって、磁気テープ媒体11上のリライト面11
2にライトする(ステップS313)。次に、使用者が
操作部27から目次作成を指示すると、システムコント
ロール回路26はそれを検出し(ステップS314)、
目次作成処理を行う(ステップS315)。また、作成
した目次をリライト処理部38によって磁気テープ媒体
11上のリライト面112にライトする(ステップS3
16)。
【0051】(6)次に、VTRの故障や買い換えなど
でメモリ20のデータが消滅した場合について説明する
(テープ種類はk)。これは、VTRに持ったインデッ
クスを磁気テープ媒体11にバックアップを取るインデ
ックステープ作成機能と、磁気テープ媒体11に持った
インデックスのバックアップをVTRにロードするイン
デックスロード機能についての説明である。VTRに持
ったインデックスを磁気テープ媒体11にバックアップ
を取るインデックステープ作成機能としては、磁気テー
プ媒体11に記録されるフォーマットでは、PCM音声
記録領域、サブコード記録領域、映像信号およびFM信
号記録領域からなり、サブコード記録領域はPCM音声
記録領域や映像信号およびFM信号記録領域とは独立し
ているので、映像や音声とは別にアフレコ(サブコード
の追加記録や書き換えなど)することができる。本来、
情報信号は映像信号がある時にその内容のサブ情報であ
る。これを、映像、音声データがないときにも情報信号
がある状態について意味を持たせて、インデックス情報
とし、インデックス情報を磁気テープ媒体11にバック
アップするものである。バックアップを取るバックアッ
プテープ作成は、未使用のテープをバックアップテープ
として指定する場合と、既にバックアップテープとして
指定してバックアップデータを入れたテープに対しての
アクセスの2通りがある。
【0052】まず、未使用テープをバックアップテープ
として指定する時のフローで説明する。未使用テープを
バックアップテープとして指定する時には、予備再生
(ステップS305)で、情報信号が検出されず、誤消
去防止モードにもなっていない(ステップS310)。
ここで、操作者が、操作部27からインデックステープ
作成を指示すると、システムコントロール回路26はそ
れを検出し、テープ登録(ステップS311)でもなく、
タイトル入力(ステップS320)でもなく、録画(ス
テップS322)でもなく、再生(ステップS324)
でもなく、インデックステープ作成を判定し(ステップ
S326)、インデックステープ作成処理を行う(ステ
ップS327)。
【0053】また、既にバックアップテープとして指定
してバックアップデータを入れたテープに対してのアク
セスの時のフローで説明する。既にバックアップテープ
として指定してバックアップデータを入れたテープに対
しては、予備再生(ステップS305)で、情報信号が
検出され、テープ番号が検出され(ステップS30
7)、映像信号が検出されない(ステップS308)。
ここで、操作者が、操作部27からインデックステープ
作成を指示すると、システムコントロール回路26はそ
れを検出し、テープ登録(ステップS311)でもなく、
タイトル入力(ステップS320)でもなく、録画(ス
テップS322)でもなく、再生(ステップS324)
でもなく、インデックステープ作成を判定し(ステップ
S326)、インデックステープ作成処理を行う(ステ
ップS327)。
【0054】ここで、バックアップインデックステープ
作成処理について詳細に説明する。図8は図3のフロー
チャートのインデックステープ作成処理(ステップ32
7)の詳細を示すフローチャートである。予備再生(ス
テップS305)でテープ番号があるか否かを検出して
おり、テープ番号があるか否かを判定し(ステップS8
01)、テープ番号がある場合には、テープ走行スター
トし(S803)、テープ番号がない場合には、バック
アップテープ用のテープ番号を割当てて(ステップS8
02)、続いてテープ走行スタートする(ステップS8
03)。続いて、システムコントロール回路26は、メ
モリ20上のインデックスが終了したかを判定し(ステ
ップS804)、終了ではない時にはメモリ20上のイ
ンデックスを情報信号記録処理部4から情報信号多重回
路7へ渡し、映像信号記録・再生処理回路8で磁気テー
プに記録する(ステップS805)。続いて、インデッ
クス終了したかを判定する(ステップS804)。シス
テムコントロール回路26は、インデックスが終了であ
れば(ステップS804)、テープ走行をストップし
(ステップS806)、リライト面内容(テープ番号お
よびディレクトリ情報)を作成し(ステップS80
7)、リライト処理部38によって磁気テープ媒体11
上のリライト面112に可視的にライトし(ステップS
808)、処理を終了する。
【0055】また、磁気テープ媒体11に持ったインデ
ックスのバックアップをVTRにロードするインデック
スロード機能について説明する。バックアップテープと
して指定してバックアップデータを入れたテープに対し
ては、予備再生(ステップS305)で、情報信号が検
出され、テープ番号が検出され(ステップS307)、
映像信号が検出されない(ステップS308)。ここ
で、操作者が、操作部27からインデックステープロー
ドを指示すると、システムコントロール回路26はそれ
を検出し、テープ登録(ステップS311)でもなく、タ
イトル入力(ステップS320)でもなく、録画(ステ
ップS322)でもなく、再生(ステップS324)で
もなく、インデックステープ作成(ステップS326)
でもなく、インデックスロードを判定し(ステップS3
28)、インデックスロード処理を行う(ステップS3
29)。
【0056】ここで、バックアップインデックスロード
処理について詳細に説明する。図9は図3のフローチャ
ートのバックアップインデックスロード処理の詳細を示
すフローチャートである。システムコントロール回路2
6は、テープ走行スタートし(ステップ901)、イン
デックスが終了したかを判定し(ステップS902)、
終了ではない時には磁気テープのサブコード情報を読み
取り、インデックス情報を映像信号記録・再生処理回路
8から情報信号再生処理17へ渡し、メモリ20に記憶
し(ステップS903)、システムコントロール回路2
6はインデックスが終了したかを判定する(ステップS
902)。システムコントロール回路26は、インデッ
クスが終了であれば(ステップS902)、テープ走行
をストップし(ステップS904)、処理を終了する。
【0057】上記内容は、媒体番号と内容に関する情報
のバックアップとして磁気テープを用いたが、VTR内
にFDDを持ち、FDにメモリ20の内容をバックアッ
プとして取るようにしてもよい。また、複数台のVTR
を持っていて、同じインデックスを持ちたい時に、上記
のように媒体番号と内容に関する情報をバックアップ媒
体に取る。その時、VTR1では媒体番号は100か
ら、VTR2は媒体番号200からとして、媒体番号を
付けていれば、そのバックアップ媒体をVTR1分とV
TR2分を融合させることにより、VTR1とVTR2
に共通のバックアップが出来ることとなる。
【0058】図1の実施例では、日時や時刻番組タイト
ルなどの情報信号を本VTR内部で発生するか、使用者
が入力して映像信号に多重化するものとしたが、映像信
号の供給側の装置の処理(例えば、放送局の処理や他の
VTRなどの映像信号発生源の処理)により、予め情報
信号に多重化された映像信号が本VTRに入力される場
合が考えられる。
【0059】入力信号に情報信号が多重されているか否
かを検出する情報信号有無検出回路34(図示しない)
と、情報信号有無検出回路34の出力結果に従って、情
報信号記録処理回路4からの情報信号を情報信号多重化
回路7へ出力するか否かを制御するスイッチ回路35
(図示しない)と、タイトル信号発生回路36(図示し
ない)とを設けることで、情報信号が多重化されていな
い映像信号入力に対しては本VTR内での情報信号の多
重化を行い、情報信号が予め多重化された映像信号入力
に対しては本VTR内での情報信号の多重化を行わず、
記録を行うといったことが可能である。システムコント
ロール回路26は、情報信号有無検出回路34からの出
力により、入力された映像信号が多重化されている場合
には、スイッチ回路35を制御して、情報信号多重回路
7において入力信号の種類やチャンネル、日時、タイト
ルなどの情報の多重を行わないようにする。ただし、タ
イムコード信号は垂直ブランキング期間内の情報信号が
多重化されているのとは別の位置(例えば、数走査線分
離れた位置)へ多重化する。また、そのタイトル情報
を、リライト処理部38によって磁気テープ媒体11上
のリライト面112にライトする。
【0060】また、情報信号が検出されないときには、
入力信号に種類やチャンネル、日時、あるいは使用者が
入力したタイトル信号など、本VTR内で発生した情報
信号を映像信号に多重する。スイッチ回路15は録画す
る信号を出力するように制御され、情報信号発生処理回
路17により読み取った情報信号、タイムコード値やテ
ープのアドレス情報および録画モードなどをメモリ20
に記憶し、番組データを作成する。また、そのタイトル
情報を、リライト処理部38によって磁気テープ媒体1
1上のリライト面112にライトする。このようにして
タイトルの元の情報がどこから来たものであれ、そのタ
イトル情報を、リライト処理部38によって磁気テープ
11上のリライト面112にライトする。
【0061】従って、この実施例によれば、放送局など
の処理により予め番組情報が多重化されている場合に
は、これを番組データとしてメモリ20記憶する。従っ
て、この場合には使用者は、タイトルなどを入力する必
要はなく、目次作成の手続きが簡略化でき、番組情報が
多重化されていない場合のみ必要に応じてこれらを入力
すればよい。従って、これらの機能を使うことで、タイ
トル情報を手入力する煩わしさはなくなり、それに従っ
て、磁気テープ媒体11の記録内容を書き換えたとき、
リライト面112にその記録内容情報を自動的に書き換
えてくれることとなる。
【0062】また、先の実施例では、入力信号に情報信
号が多重されているか否かを検出し、VTR内での情報
信号の多重を制御するものとしたが、ここでは、多重さ
れている情報信号を読み取り、テープへの記録時に読み
取ったデータを再度多重化し直すことを可能にしたもの
を考えてもよい。スイッチ回路15の上側の端子には、
情報信号多重回路7への入力信号が接続されており、情
報信号再生処理回路17は、本VTRに入力される映像
信号に既に多重されている情報信号を読み取る。磁気テ
ープへの記録を行う場合には、情報信号再生処理回路1
7が読み取った日時、番組タイトルのデータを日付・時
刻信号発生回路2とタイトル信号発生回路36(図示し
ない)にそれぞれロードし、これにタイムコードを加え
て、映像信号に多重する。すなわち、日時と番組タイト
ルは予め入力信号に多重されていた情報と同じ情報が多
重されることとなる。このとき、入力信号から読み取っ
た情報信号をいったん保持しておいて、次の垂直ブラン
キング期間に多重するようにすれば、情報信号を多重す
る走査線の位置を換えることなく磁気テープに記録する
ことができる。また、このようにすると、前述の(5)
で他のVTRで記録された磁気テープを本VTRで再生
した時に、テープ番号などの情報を磁気テープに記録し
ていくことができる。従って、これらの機能を使うこと
で、テープ番号を指定することや、タイトル情報を手入
力する煩わしさはなくなり、それに従って、磁気テープ
媒体11の記録内容を書き換えたとき、リライト面11
2にその内容情報を自動的に書き換えてくれることとな
る。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、記録媒体を内蔵する媒
体に媒体番号を付与でき、付与した媒体番号を媒体表面
にリライトすることができる。また、磁気テープ媒体や
FD媒体等の大量の映像または情報を記録できる記録媒
体を内蔵する媒体に媒体番号を付与でき、付与した媒体
番号を媒体表面にリライトすることができる。また、磁
気テープ媒体やFD媒体等の大量の映像または情報を記
録できる記録媒体を内蔵する媒体の記録内容に関する情
報を媒体表面にリライトすることができる。また、複数
の大量の映像または情報を記録できる記録媒体を内蔵す
る媒体の各記録内容に関する情報を(インデックス用
の)媒体に記録でき、該媒体の記録内容に関する情報を
媒体表面にリライトすることができる。また、媒体の記
録内容に関する情報の量がリライト可能な範囲を越える
とき、その旨をリライトすることができる。媒体の表面
に媒体番号を可視的にリライト可能な、大量の映像また
は情報を記録できる記録媒体を内蔵する媒体を得ること
ができる。媒体の表面に媒体の記録内容に関する情報を
可視的にリライト可能な、大量の映像または情報を記録
できる記録媒体を内蔵する媒体を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第2実施例のVTRの要部回路構成を
示すブロック図である。
【図2】本発明の第2実施例に基づくテープ状態の分類
を示す図である。
【図3】本発明の第2実施例のVTRの全体動作の処理
のフローチャートである。
【図4】図3のフローチャートの予備再生動作の処理の
詳細を示すフローチャートである。
【図5】図3のフローチャートの録画動作の処理の詳細
を示すフローチャートである。
【図6】図3のフローチャートの再生動作の処理の詳細
を示すフローチャートである。
【図7】図3のフローチャートの目次作成動作の処理の
詳細を示すフローチャートである。
【図8】図3のフローチャートのインデックステープ作
成処理の詳細を示すフローチャートである。
【図9】図3のフローチャートのインデックスロード処
理の詳細を示すフローチャートである。
【図10】図3のフローチャートによる説明個所(1)
〜(6)とテープ種類a〜kとの対応についてまとめた
図である。
【図11】本発明の実施例のデータ処理システムの要部
構成を示すブロック図である。
【図12】本発明の実施例に適用されるFDの図であ
る。
【符号の説明】
1 映像信号入力切替制御回路 2 日付・時刻信号発生回路 3 タイムコード信号発生回路 4 情報信号記録処理回路 5 TVチューナ 6 切替スイッチ 7 情報信号多重回路 8 映像信号記録・再生処理回路 9、10 リール 11 磁気テープ媒体 12、13 磁気ヘッド 14 コントロールヘッド 15 スイッチ回路 16 映像信号有無検出回路 17 情報信号再生処理回路 18 文字信号加算回路 19 文字信号発生回路 20 メモリ 21 スイッチ回路 22 コントロール信号記録処理回路 23 コントロール信号再生処理回路 24 テープ挿入検出回路 25 リール回転数検出回路 26 システムコントロール回路 27 操作部 28 表示部 29 TV放送信号の入力端子 30 映像信号入力端子 31 映像信号出力端子 32 スイッチ回路 33 ブルーバック発生回路 34 情報信号有無検出回路 37 誤消去防止モード検出回路 38 リライト処理部 111 磁気テープ部 112 リライト面 1001 入力部 1002 表示部 1003 制御部 1004 ROM 1005 RAM 1006 I/O制御部 1007 FDD制御部 1008 リライト面制御部 10031 媒体番号採番部 10032 リライト面内容作成部 1009 FD 10091 リライト面 100911 媒体番号部 100912 ディレクトリ情報部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体を内蔵する媒体の挿入及び取り
    外しが可能で、挿入された該媒体内の記録媒体に対して
    情報の書き込み及び読み出しのできる記録再生装置にお
    いて、 挿入された前記媒体に対して媒体番号を自動的に番号付
    けする手段と、 該媒体に付けられた番号を該媒体のリライト面に可視的
    にライトする手段を備えることを特徴とする記録再生装
    置。
  2. 【請求項2】 大量の映像または情報を記録できる記録
    媒体を内蔵する媒体の挿入及び取り外しが可能で、挿入
    された該媒体内の記録媒体に対して情報の書き込み及び
    読み出しのできる記録再生装置において、 挿入された前記媒体に対して媒体番号を自動的に番号付
    けする手段と、 該媒体に付けられた番号を該媒体のリライト面に可視的
    にライトする手段を備えることを特徴とする記録再生装
    置。
  3. 【請求項3】 大量の映像または情報を記録できる記録
    媒体を内蔵する媒体の挿入及び取り外しが可能で、挿入
    された該媒体内の記録媒体に対して情報の書き込み及び
    読み出しのできる記録再生装置において、 該媒体の記録内容に関する情報を作成する作成手段と、 作成した該媒体の記録内容に関する情報を該媒体のリラ
    イト面に可視的にライトする手段を備えることを特徴と
    する記録再生装置。
  4. 【請求項4】 大量の映像または情報を記録できる記録
    媒体を内蔵する媒体の挿入及び取り外しが可能で、挿入
    された該媒体内の記録媒体に対して情報の書き込み及び
    読み出しのできる記録再生装置において、 複数の前記媒体の記録内容に関する情報を作成する手段
    と、 作成した複数の前記媒体の記録内容に関する情報を記憶
    する記憶手段と、 該記憶手段の記憶内容を他の媒体の記録媒体に記録する
    手段と、 該他の媒体の記憶内容に関する情報を作成する作成手段
    と、 作成した該記憶手段の記憶内容に関する情報を該他の媒
    体のリライト面に可視的にライトする手段を備えること
    を特徴とする記録再生装置。
  5. 【請求項5】 請求項3または請求項4記載の記録再生
    装置において、 前記作成手段は、作成した情報が前記リライト面のライ
    ト可能範囲に納まりきれないと判断したとき、該リライ
    ト面にライトするための納まりきれない旨の情報を作成
    することを特徴とする記録再生装置。
  6. 【請求項6】 大量の映像または情報を記録できる記録
    媒体を内蔵する媒体であって、 該媒体の表面に該媒体の媒体番号を可視的にライト可能
    なリライト面を有することを特徴とする媒体。
  7. 【請求項7】 大量の映像または情報を記録できる記録
    媒体を内蔵する媒体であって、 該媒体の表面に該媒体の記録内容に関する情報を可視的
    にライト可能なリライト面を有することを特徴とする媒
    体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2006085657A1 (ja) * 2005-02-14 2008-06-26 セイコーエプソン株式会社 外部記録媒体書き込み装置を用いたデータ管理方法およびデータ管理システム
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