JP3095482B2 - 回転伝達装置 - Google Patents

回転伝達装置

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JP3095482B2
JP3095482B2 JP03275715A JP27571591A JP3095482B2 JP 3095482 B2 JP3095482 B2 JP 3095482B2 JP 03275715 A JP03275715 A JP 03275715A JP 27571591 A JP27571591 A JP 27571591A JP 3095482 B2 JP3095482 B2 JP 3095482B2
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健一郎 伊藤
健郎 安達
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D41/00Freewheels or freewheel clutches
    • F16D41/06Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface
    • F16D41/08Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface with provision for altering the freewheeling action
    • F16D41/10Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface with provision for altering the freewheeling action with self-actuated reversing

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、回転伝達装置に関
し、例えば、車両の駆動経路上における駆動力の伝達と
遮断の切換えに用いられる。
【0002】
【従来の技術】車両の駆動経路において、前輪と後輪に
対する駆動力の伝達と遮断を機械式クラッチによって切
換えるようにした装置を、本出願人は特願平3−991
0号により提案している。
【0003】この装置は、図12に示すように、内方部
材81に外輪82を回転自在に支持し、その両者の間
に、内方部材81に固定する小径保持器83と、回動可
能な大径保持器84を設け、両保持器83、84に設け
たポケットにスプラグ85を組込んでいる。
【0004】また、大径保持器84に、内方部材81の
ピン孔86に回転方向すき間をもって挿通するピン87
を連結し、そのピン87に、軸88とピン89を介し
て、回転抵抗の大きい軸受を利用した回転抵抗付与手段
90を連結している。
【0005】上記の回転伝達装置Bは、図6に示すよう
な車両の駆動経路において、内方部材81をトランスフ
ァCから分岐する前輪推進軸Dに連結し、外輪82をフ
ロントデフEに連結して装着される。このように装着し
た構造では、内方部材81が回転すると、伝達装置Bの
内部において入力軸81と一体の小径保持器83が回転
し始めるのに対して、大径保持器84は回転抵抗付与手
段90から加わる回転抵抗により入力軸81に対して回
転が遅れ、スプラグ85を図13に示すような噛み込み
位置に傾斜させる。
【0006】この状態から、走行中後輪がスリップする
と、内方部材81が外輪82より速く回転しようとする
ため、スプラグ85が係合し、前輪に駆動力を伝達す
る。
【0007】このように上記の回転伝達装置Bは、車両
が前進或いは後退するとき、回転抵抗付与手段90の抵
抗により大径保持器84の回転を遅らせて両保持器8
3、84の位相を変化させ、スプラグ85の傾斜を切換
えている。
【0008】上記の回転抵抗付与手段90には、図示し
た転がり軸受に限らず、摩擦部材とのすべり接触によっ
て減速するブレーキ機構や、歯車を利用した減速機構な
どを利用することもできる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の装置
では、車両の走行中、常に回転抵抗付与手段90によっ
て大径保持器84を減速させるようにしているため、車
輪にエンジントルクを伝達する上でパワーロスが生じや
すい問題がある。
【0010】また、高速走行中や長時間走行において、
摺動する軸受などの部分から発熱があり、部品摩耗等に
よる耐久寿命にも注意を払う必要がある。
【0011】そこで、この発明は、回転抵抗付与手段を
回転の一方向にのみ作動可能とし、パワーロスの軽減と
耐久性の向上が図れる回転伝達装置を提供することを目
的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明の第一手段は、保持器が連結する外輪又は
内方部材の一方向の回転方向に対して、保持器と回転抵
抗付与手段との連結状態を切り離す一方向クラッチを設
け、保持器に、一方向クラッチが切り離し作動する回転
方向とは逆方向に保持器を付勢する弾性部材を連結し、
その弾性部材の付勢による回転抵抗を、回転抵抗付与手
段の回転抵抗よりも小さく設定したのである。
【0013】また、この発明の第二の手段は、保持器が
連結する外輪又は内方部材の一方向の回転方向に対し
て、その外輪又は内方部材と回転抵抗付与手段との連結
状態を切り離す一方向クラッチを設け、上記外輪又は内
方部材に、一方向クラッチが切り離し作動する回転方向
とは逆方向にその外輪又は内方部材を付勢する弾性部材
を連結し、その弾性部材の付勢による回転抵抗を、回転
抵抗付与手段の回転抵抗よりも小さく設定した構造を採
用したのである。
【0014】
【作用】上記の第一と第二の手段においては、車両が一
方向に走行するとき(例えば前進走行時)、一方向クラ
ッチにより回転抵抗付与手段の連結状態を切り離し、弾
性部材の付勢によって保持器と外輪又は内方部材とを相
対移動させ、係合子を係合作動状態にする。
【0015】また、車両が逆方向に走行するとき(後退
時)は、一方向クラッチをロックさせ、回転抵抗付与手
段の抵抗によって保持器の位相を切換える。
【0016】
【実施例】図1乃至図5は、第1の実施例の回転伝達装
置を示している。図1に示すように、外輪1の内部に、
軸受3、3を介して中空の軸から成る内方部材2が回転
自在に嵌合され、その内方部材2の端部に、スプライン
4の係合によって入力用リング5が取付けられている。
【0017】外輪1の内径面と、それに対向する内方部
材2の外径面には、図2に示すように同心の円筒面をな
す係合面6、7が形成され、その両係合面6、7の間
に、径の異なる2つの保持器8、9が組込まれている。
この両保持器のうち、小径側の保持器8は、固定ピン1
0により内方部材2に固定され、大径側の保持器9は、
小径側保持器8と内方部材2の間に回動可能に嵌め込ま
れており、その大径側保持器9に、内方部材2周壁のピ
ン孔11を挿通した起動ピン12が連結されている。
【0018】また、小径側保持器8と大径側保持器9に
は、対向して周方向に複数のポケット13、14が形成
され、その各ポケット13、14に、係合子としてのス
プラグ15と、バネ材16とが組込まれている。
【0019】このスプラグ15は、図4に示すように、
外径側と内径側がスプラグの中央線上に曲率中心をもつ
弧状面17、17で形成され、左右の両方向に所定角度
傾斜すると、両係合面6、7と係合して外輪1と内方部
材2を一体化する。また、バネ材16は、大径側保持器
9に支持され、各スプラグ15を両側から押圧して両係
合面6、7と係合しない中立位置に保持する弾性力を与
えている。
【0020】一方、内方部材2の内部には、軸受18、
18を介して作動軸19が回転自在に支持され、その作
動軸19の中央部に、大径側保持器9に連結した起動ピ
ン12が連結されている。また、作動軸19の端部に
は、内方部材2端部のピン孔20を挿通する連結ピン2
1が取付けられ、その連結ピン21の端部に回転抵抗付
与手段22が連結されている。
【0021】この回転抵抗付与手段22は、図1及び図
3に示すように転がり軸受からなる差動軸受23と、そ
の軸受23を支持する支持ケース24とから成り、この
支持ケース24は、連結棒32を介してデフケース等の
固定部材(図示省略)に連結されている。差動軸受23
は、半径方向すき間がゼロ以上となるように規定圧以上
の予圧をかけて支持ケース24に嵌込まれ、転がり時に
内方部材2を支持する軸受3、3よりも大きな回転抵抗
をもつように設定されている。
【0022】また、上記の差動軸受23と支持ケース2
4の間には、両者の係合を切り離す一方向クラッチ25
が設けられている。この一方向クラッチ25は、支持ケ
ース24に圧入したカムリング26の内周に、周方向に
一定間隔で複数の傾斜カム面27を形成し、そのカムリ
ング27と差動軸受23の外輪23aとの間に環状の保
持器28を設け、その保持器28に設けたポケットに、
ローラ29と、そのローラ29をカム面27と外輪23
aの表面に押しつけるバネ30とを組込んで構成されて
いる。
【0023】上記の構造では、内方部材2を介して差動
軸受23が図3の矢印ロ方向に回転すると、一方向クラ
ッチ25のローラ29がカム面27と外輪23a表面に
噛み合い、固定の支持ケース24に外輪23aを一体化
して、差動軸受23の回転抵抗を連結ピン21に与え
る。このため、作動軸19と大径側保持器9には回転を
押し止めるような力が加わり、大径側保持器9を内方部
材2の回転に対して減速させる。
【0024】逆に、内方部材2を介して作動軸受23を
図3の矢印イ方向に回転させると、一方向クラッチ25
の係合が切れ、差動軸受23の外輪23aは空転する。
このため、差動軸受23の回転抵抗が作動軸19に伝わ
らず、大径側保持器9と回転抵抗付与手段22の連結状
態が切り離される。
【0025】また、上記作動軸19の外周には、捩りコ
イルバネ31が嵌装され、そのコイルバネ31の一端が
作動軸19に、他端が内方部材2に連結されている。こ
のコイルバネ31は、作動軸19に対して一方向クラッ
チ25が切り離される回転方向とは逆方向(矢印ロ方
向)に捩り力を与えており、その付勢力により上記回転
方向において大径側保持器9を内方部材2に対して減速
させる回転抵抗を与えている。また、上記コイルバネ3
1の弾性は、その付勢力による回転抵抗が差動軸受22
が発生する回転抵抗よりも小さくなるように設定されて
いる。
【0026】また、図1に示すように、大径側保持器9
に連結する起動ピン12は、内方部材2のピン孔11に
対して回転方向すき間Xをもって遊嵌され、回転抵抗付
与手段22に連結するピン21と、ピン孔20との間に
は、上記回転方向すき間Xよりも大きい円周方向すき間
が設けられている。上記の回転方向すき間Xは、大径側
保持器9の小径側保持器8に対する遅れ角を決めるもの
で、その大きさは、スプラグ15が係合面6、7間の中
立位置からバネ材16を介して両係合面に接触するまで
の距離よりも大きく設定されている。
【0027】実施例の回転伝達装置Aは、上記のような
構成でなり、図6に示す車両の駆動経路に装着するに
は、内方部材2の入力用リング5に、トランスファCか
ら分岐する前輪推進軸Dを連結し、外軸1を、フロント
デフEに連結する。
【0028】また、車両の前進走行時における内方部材
2の回転方向と、図3の矢印イ方向(一方向クラッチ2
5が切れる方向)とが一致し、後退時における回転方向
と、矢印ロ方向(一方向クラッチ25がロックする方
向)とが一致するように設定する。 この状態で、車両
が前進走行すると、トランスファCの駆動により内方部
材2が回転を始め、その内方部材2と一体になった小径
側保持器8が同時に回転を始める。一方、大径側保持器
9は、起動ピン12を介して作動軸19に連結している
ため、捩りコイルバネ31の付勢力によって、起動ピン
12とピン孔11間の回転方向すき間Xの分だけ内方部
材2に遅れて回転を始める。その後、連結ピン21が回
転抵抗付与手段22の差動軸受23の内輪を回転させよ
うとするが、この回転方向では一方向クラッチ25が空
転する状態にあるため、差動軸受23は内外輪共回転
し、支持ケース24との間で回転抵抗を発生しない。
【0029】このため、コイルバネ31の作用によって
大径側保持器9は、図5に示すように、小径側保持器8
よりも遅れた位相に保持され、スプラグ15を係合作動
状態でスタンバイさせる。
【0030】上記とは逆に、車両が後退する場合は、先
ず、内方部材2と、それに連結した小径側保持器8が回
転を始める。これに対して、大径側保持器9は、コイル
バネ31の付勢力によって内方部材2と同時に回転しよ
うとするが、この回転方向は、一方向クラッチ25がロ
ック状態となるため、作動軸19と、差動軸受23の内
輪とが共回りする。
【0031】この場合、差動軸受23の回転抵抗をコイ
ルバネ31による回転抵抗よりも大きく設定してあるの
で、図5に示すように差動軸受24の抵抗により大径側
保持器9は減速し、内方部材2及び小径側保持器8に対
して回転が遅れ、スプラグ15を係合状態に傾かせる。
その後は、差動軸受23が回転抵抗が発生しながら回転
し、図5の状態を保持する。
【0032】このように、車両の走行モードの大部分を
占める前進走行状態で、差動軸受23が空転してコイル
バネ31の付勢力だけが作用し、走行モードが少なく高
速走行を行わない後退時で、差動軸受23が抵抗を発生
しながら回転する。このため、前進時に高速回転しても
軸受などからの発熱がなく、また、差動軸受23の耐久
性も向上する。
【0033】なお、上記の構造では、車両が正常な状態
で前進又は後退方向に直進走行している間は、外輪1と
内方部材2は同速度で回転するため、外輪1と両保持器
8、9と共回りし、スプラグ15は噛み合いのスタンバ
イ状態で維持される。このため、内方部材2から外輪1
に駆動力が伝わらず、後輪だけの2輪駆動走行になる。
【0034】また、車両が旋回して舵角をもち、前輪と
それに連結する外輪1が後輪よりも速く回転した場合
は、外輪1がスプラグ15に対してオーバーランニング
する。
【0035】このため、スプラグ15が係合せず、前輪
と後輪は切離されて回転し、タイトコーナでのブレーキ
ング現象が生じない。
【0036】一方、走行中、後輪がスリップすると、車
速の低下に伴なって減速する前輪(外輪1)に対して、
トランスファCに連結する内方部材2の回転が上回るた
め、スプラグ15が係合面6、7に係合し、外輪1と内
方部材2が一体化される。このため、前輪に駆動力が加
わり、4輪駆動状態に切換わる。
【0037】図7及び図9は、第2の実施例を示す。こ
の例では、回転抵抗を発生させる部材として、差動軸受
に代えて互いに摺接する摩擦パッド41、42を設け、
その内側の摩擦パッド42と、作動軸43に連結する連
結ピン44との間に、一方向クラッチ45を設けてい
る。
【0038】この構造では、内方部材46が車両の後退
方向(矢印ロ方向)に回転すると、一方向クラッチ45
がロックし、摩擦パッド41、42が摺接して回転抵抗
を発生させる。逆に、内方部材46が前進方向(矢印イ
方向)に回転すると、一方向クラッチ45が切れ、摩擦
パッド42は回転しない。このため、車両の前進中は摩
擦パッド41、42が摺接せず、摩耗が防止される。
【0039】また、図9に示すように、小径保持器48
を固定している固定ピン50を、大径保持器49に設け
たピン孔51を挿通して外側に突出させ、その固定ピン
50と起動ピン52との間に引張コイルバネ53を取付
けている。この引張コイルバネ53は、車両が前進する
とき(図9における矢印イ方向の回転時)に、大径保持
器49を小径保持器48に対して遅れた位相を持つよう
に付勢しており、その付勢力による回転抵抗は、摩擦パ
ッド41、42間の回転抵抗よりも小さく設定されてい
る。
【0040】また、通常の状態で、固定ピン50とピン
孔51の間、及び起動ピン52とピン孔54の間には、
それぞれ回転方向すき間X、Xが設けられ、両保持器4
8、49間に位相差を生じさせるための遊びを与えてい
る。
【0041】なお、他の構造や作用については、第1の
実施例と同じであるので、同一部品に同じ符号を付して
説明を省略する。
【0042】図10及び図11は、第3の実施例を示
す。この例では、第1の実施例の構造に対して、内方部
材61と入力用輪62とを、回転方向にすき間をもった
スプライン63で連結し、内方部材61に回転抵抗付与
手段64の差動軸受65を取付けている。 また、作動
軸66の一端を入力用リング62に固定し、この作動軸
66に取付けた起動ピン67を、外輪68と内方部材6
1の間に組込んだ小径側保持器69に連結している。他
の構造は第1の実施例と同じなので、同一部品について
は同じ符号を付して、説明を省略する。
【0043】上記の構造では、入力用リング62が回転
すると同時に小径側保持器69が回転を始めるが、内方
部材61と大径側保持器70は差動軸受65の回転抵抗
により遅れて回転し、スプラグ15を係合作動状態に傾
斜させる。
【0044】なお、上述した各実施例では、内方部材を
入力側とし、各保持器を内方部材に連結するようにした
が、外輪に各保持器を連結し、外輪を入力側としても、
上記と同様の作用を得ることができる。
【0045】また、外輪と内方部材を係合する係合子と
して、正逆方向に係合するスプラグ15を示したが、こ
れに代えて1方向だけに係合するスプラグを左右対称で
使用したり、ローラなどの係合子を使用してもよい。
【0046】さらに、保持器と内方部材との間に回転差
をつける回転抵抗付与手段は、上述した差動軸受や摩擦
材を使用する他に、歯車を利用いた減速機構等の他の任
意の機構を利用することもできる。
【0047】
【効果】以上のように、この発明は、回転の一方向に対
してのみ回転抵抗付与手段を作動させ、回転の他方向に
対しては弾性部材の付勢力により回転抵抗を与えるよう
にしたので、機械式クラッチのフリーランニング機能に
よる駆動力の伝達と遮断の切換えを従来の構造と同様に
行なえると共に、回転抵抗付与手段の使用頻度を少なく
することができる。したがって、高速回転時での発熱や
トルク伝達のパワーロスを少なくできると共に、耐久寿
命の大幅な向上が図れる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例を示す縦断正面図
【図2】図1のII−II線に沿った断面図
【図3】図1のIII −III 線に沿った拡大断面図
【図4】前進時のスプラグの作動状態を示す断面図
【図5】後退時のスプラグの作動状態を示す断面図
【図6】車両への装着例を示す図
【図7】第2実施例を示す縦断正面図
【図8】図7のVIII−VIII線に沿った断面図
【図9】図7のIX−IX線に沿った断面図
【図10】第3実施例を示す縦断正面図
【図11】同上のスプライン係合部を示す断面図
【図12】従来例を示す縦断正面図
【図13】同上のスプラグの作動状態を示す断面図
【符号の説明】
1、47、68 外輪 2、46、61 内方部材 6、7 係合面 8、48、69 小径側保持器 9、49、70 大径側保持器 15 スプラグ 22、64 回転抵抗付与手段 23、65 差動軸受 25、45 一方向クラッチ 31 捩りコイルバネ 41、42 摩擦パッド 53 引張りコイルバネ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−14924(JP,A) 特開 平4−211731(JP,A) 特開 昭60−241532(JP,A) 特開 平3−113131(JP,A) 実開 平3−11133(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16D 41/00 - 47/06 B60K 17/34

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外輪とそれに嵌合する内方部材との間
    に、係合子を外輪又は内方部材との正逆方向の相対回転
    によってその外輪と内方部材の対向面間に係合させる保
    持器を組込み、その保持器と外輪又は内方部材とを回転
    方向すき間を介して共回り可能に連結すると共に、保持
    器とそれが連結する外輪又は内方部材との間に回転差を
    生じさせる回転抵抗付与手段を備えた回転伝達装置にお
    いて、上記保持器が連結する外輪又は内方部材の一方向
    の回転方向に対して、保持器と回転抵抗付与手段との連
    結状態を切り離す一方向クラッチを設け、上記保持器
    に、一方向クラッチが切り離し作動する回転方向とは逆
    方向に保持器を付勢する弾性部材を連結し、その弾性部
    材の付勢による回転抵抗を、上記回転抵抗付与手段の回
    転抵抗よりも小さく設定したことを特徴とする回転伝達
    装置。
  2. 【請求項2】 外輪とそれに嵌合する内方部材との間
    に、係合子を外輪又は内方部材との正逆方向の相対回転
    によってその外輪と内方部材の対向面間に係合させる保
    持器を組込み、その保持器と外輪又は内方部材とを回転
    方向すき間を介して共回り可能に連結すると共に、保持
    器とそれが連結する外輪又は内方部材との間に回転差を
    生じさせる回転抵抗付与手段を備えた回転伝達装置にお
    いて、上記保持器が連結する外輪又は内方部材の一方向
    の回転方向に対して、その外輪又は内方部材と回転抵抗
    付与手段との連結状態を切り離す一方向クラッチを設
    け、上記外輪又は内方部材に、一方向クラッチが切り離
    し作動する回転方向とは逆方向にその外輪又は内方部材
    を付勢する弾性部材を連結し、その弾性部材の付勢によ
    る回転抵抗を、上記回転抵抗付与手段の回転抵抗よりも
    小さく設定したことを特徴とする回転伝達装置。
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