JP3094579B2 - 車両用自動変速装置の変速制御方法 - Google Patents

車両用自動変速装置の変速制御方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用自動変速装置の
変速制御方法に関し、特に、車両が停止または極低速度
での走行中に、運転者によりシフトレバーが中立位置か
ら前進段位置又は後進段位置に切り換えられた場合の、
変速制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術およびその解決すべき課題】運転者が操作
するシフトレバーの選択位置を検出し、検出した選択位
置に応じて変速段を自動的に変速操作する車両用自動変
速装置は広く採用されている。このような自動変速装置
を備える車両が停止または極低速度で走行しているとき
に、エンジンをレーシング状態にした状態で、シフトレ
バーを中立位置(Nレンジ)から前進段位置(Dレン
ジ)又は後進段位置(Rレンジ)に切り換えるシフト操
作を行うと、エンジン駆動力が急激に立ち上がることに
なる。このような運転操作は、車両が急発進したり急加
速するので、極めて危険な運転操作であるばかりか、ド
ライブ軸に過大なトルクが掛かるという問題もある。特
に、車両が停車状態にあり、且つ、フットブレーキ等の
ブレーキ装置が作動中であるとき、入力クラッチのトル
ク伝達容量が大きいと、ドライブ軸の折損の虞もある。
【0003】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、車両停止または極低速度での走行中
におけるエンジンのレーシング状態を確実に検出し、こ
のようなレーシング状態で、シフトレバーが中立位置か
ら前進段位置又は後進段位置に切換操作が行われた場合
であっても、エンジン駆動力が急激に立ち上がることな
く、車両の急発進や急加速を防止し、ドライブ軸に過大
なトルクが生じないように図った車両用自動変速装置の
変速制御方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、運転者が操作するシフトレ
バーの選択位置を検出し、検出した選択位置に応じて変
速段を自動的に変速操作する車両用自動変速装置の変速
制御方法において、シフトレバーが中立位置から前進段
位置又は後進段位置に切り換えられたことを検出したと
き、車速、エンジン回転速度およびエンジン回転加速度
を検出し、車速が所定値以下であり、且つ、検出したエ
ンジン回転速度が所定値以上であり、且つ、エンジン回
転加速度が負の所定値以上であるとき、切り換えられた
切換位置に対応する変速操作を禁止することを特徴とす
る、車両用自動変速装置の変速制御方法が提供される。
【0005】又、本発明の別の態様の車両用自動変速装
置の変速制御方法においては、シフトレバーが中立位置
から前進段位置又は後進段位置に切り換えられたことを
検出したとき、車速、エンジン回転速度およびブレーキ
装置の作動状態を検出し、車速が所定値以下であり、且
つ、検出したエンジン回転速度が所定値以上であり、且
つ、ブレーキ装置が作動中であるとき、切換位置に対応
する変速操作が禁止される。
【0006】
【作用】車速が所定値以下であるような車両の停止時或
いは極低速走行中に、シフトレバーが中立位置であり、
検出したエンジン回転速度が所定値以上、且つ、エンジ
ン回転加速度が負の所定値以上であるとき、或いは、シ
フトレバーが中立位置であり、検出したエンジン回転速
度が所定値以上、且つ、ブレーキ装置が作動中である
き、これらからエンジンレーシング状態で運転されて
いることを確実に検出することができる。このようなと
きに、運転者がシフトレバーを中立位置から前進段位置
又は後進段位置に切り換えても、その選択された切換位
置に対応する変速操作を禁止することによって、エンジ
ン駆動力の急激な立ち上がりを防止する。
【0007】
【実施例】以下に、本発明の一実施例を添付図面に基づ
いて説明する。図1は、本発明方法が適用される自動車
用の自動変速装置の全体構成を示し、この自動変速装置
は、前進4段後進1段の歯車変速装置10、この歯車変
速装置10と図示しない内燃エンジンと間に介装される
トルクコンバータ20、歯車変速装置10の出力軸にト
ランスファシャフト12を介して接続され、駆動輪であ
る前輪のアクスルシャフトに接続されるデファレンシャ
ル30、歯車変速装置10のクラッチやブレーキ装置、
並びにトルクコンバータ20の直結機構等に作動油を供
給する油圧制御装置50、油圧制御装置50に制御信号
を出力して歯車変速装置10のクラッチやブレーキ装置
等に供給される作動油圧の制御をする電子制御装置(以
下、ECUという)40等から構成されている。
【0008】トルクコンバータ20は、直結機構として
スリップ式の直結クラッチ(ダンパクラッチ)26を備
えている。また、油圧制御装置50には、運転者のシフ
ト操作によりバルブ位置が切り換えられるシフトバル
ブ、油圧ポンプからのライン圧を車速等に応じて減圧す
る減圧バルブ、トルクコンバータ20に供給する作動油
圧を調整するトルコンバルブ、ダンパクラッチ制御弁等
を備えている。これらのバルブの構成は、本発明方法が
実施可能なものであれば特に限定されるものではないの
で、それらのバルブの詳細な説明は省略する。
【0009】ECU40の入力側には、トルクコンバー
タ20のタービン24の回転数Ntを検出するタービン
回転数センサ(Nt センサ)42、トランスファシャフ
ト(出力軸)12の回転数N0 を検出するN0 センサ4
3、エンジン回転速度Ne を検出するNe センサ44、
内燃エンジンの吸気通路途中に配設されるスロットル弁
の弁開度θt を検出するスロットル開度(θt)センサ4
6、油圧ポンプから油圧制御装置50に供給される作動
油の油温を検出する油温センサ45、ブレーキ装置のブ
レーキペタル(図示せず)が運転者によって踏み込まれ
たときオン信号を出力するブレーキスイッチ47、スロ
ットル弁が全閉位置に閉じられたときこれを検出してオ
ン信号を出力するアイドルスイッチ48、シフトバルブ
(図示せず)の切換位置を検出するシフトポジションセ
ンサ(インヒビタスイッチ)49等が電気的に接続され
ており、これらのセンサからの検出信号がECU40に
供給される。
【0010】N0 センサ43は、トランスファシャフト
12に固設されるトランスファシャフトトリブンギア1
2aの外周に、これに対向して取付けられている。N0
センサ43は、ギア12aの各歯が通過する毎にパルス
信号を発生させ、パルス信号の発生時間間隔から回転数
N0 が演算される。N0 センサ43が検出するトランス
ファシャフト12の回転数N0 は車速に対応しており、
ECU40は出力軸回転数N0 から車速を演算すること
ができる。シフトバルブの切換位置は、パーキング位置
(P位置)、後進段位置(Rレンジ)、中立位置(N位
置)、前進段位置(Dレンジ)、2速段位置(2位
置)、および1速段位置(L位置)を備えており、シフ
トポジションセンサ49は、運転者がシフトレバーを切
り換えることにより選択されるこれらの切換位置を検出
する。また、Ne センサ44が検出するエンジン回転速
度Ne の前回値と今回値との偏差からエンジン回転加速
度を検出することができる。なお、Nt センサ42は、
N0 センサ43が検出するトランスファシャフト12の
回転数N0 と、歯車変速装置10の確立している変速段
の変速比とを乗算してタービン回転数Nt を演算するこ
とができるので、これを省略することもできる。
【0011】ECU40は、図示しないROM,RAM
等の記憶装置、中央演算装置、I/Oインターフェー
ス、カウンタ等を内蔵しており、記憶装置に記憶された
制御プログラムに従って変速制御等を実行する。先ず、
ECU40は、油温センサ45が検出する作動油温、シ
フトポジションセンサ49が検出するシフトバルブの切
換位置、N0 センサ43が検出する回転数N0 (車
速)、スロットル開度センサ46が検出するスロットル
弁開度θt 等に応じ、運転状態に最適な変速段を設定
し、設定した変速段に切換制御を行っている。この切換
制御の詳細は本発明に特に関係がないのでその説明を省
略するが、ECU40は設定した変速段に対応して油圧
制御装置50に制御信号を出力し、歯車変速装置10の
前述したクラッチやブレーキ装置に作動油圧を供給さ
せ、設定した変速段に切り換え制御している。
【0012】次に、本発明の変速制御方法に係り、車両
が停止または極低速度での走行中に、運転者によりシフ
トレバーが中立位置から前進段位置又は後進段位置に切
り換えられた場合の変速制御手順の詳細を、図2、図3
等に示すフローチャートを参照して説明する。図2およ
び図3は、本発明の変速制御方法の第1の実施例による
変速制御手順を示し、ECU40はこれらのルーチンを
所定の周期で繰り返し実行する。ECU40は、先ず、
ステップS10においてシフトポジションセンサ49が
検出するシフトバルブの切換位置が中立位置(N位置)
であるか否かを判別する。この判別結果が否定(N
o)、すなわち中立位置でなければ何もせずに当該ルー
チンを終了する。一方、判別結果が肯定(Yes)の場
合には、ステップS12に進み、N0 センサ43が検出
する回転数N0 から車速を演算し、この車速が所定値V
H 以下であるか否かを判別する。所定値VH は、車両が
停止或いは極低速で走行していか否かを判別するための
もので、適宜値(例えば、10km/hr)に設定される。車
速がこの所定値VH より大の場合には過大な駆動力が発
生する虞はなく、当該ルーチンを終了する。
【0013】ステップS12の判別結果が肯定の場合に
は、次に、スロットル開度センサ46が検出するスロッ
トル弁開度θt を読み込み、読み込んだスロットル弁開
度θt が所定値TH 以上に開弁されているか否かを判別
する(ステップS14)。所定値TH は、エンジンが所
定高負荷状態にあることを表す適宜値に設定されてい
る。この判別が否定の場合にはエンジンはレーシング状
態にないと判定して当該ルーチンを終了する。一方、ス
テップS14の判別結果が肯定の場合、すなわち、中立
位置にシフトレバーが選択され、且つ、スロットル弁開
度θt が所定値T H 以上に開弁されている場合、エンジ
ンが所定の高負荷状態にあり、エンジンはレーシング状
態にあると判定するのである。そして、この場合には、
中立位置から前進段位置(Dレンジ)又は後進段位置
(Rレンジ)へのシフト操作を禁止するために、プログ
ラム変数であるフラグFLGに値1をセットして(ステ
ップS16)、当該ルーチンを終了する。このようにし
て、中立位置から前進段位置(Dレンジ)又は後進段位
置(Rレンジ)へのシフト操作を禁止すべき運転状態が
判別される。
【0014】図3は、中立位置(N位置)から前進段位
置(Dレンジ)、或いは中立位置(N位置)から後進段
位置(Rレンジ)に対応する変速操作を禁すべきか、或
いは禁止を解除すべきかを判定する手順を示し、ECU
40は、先ず、運転者がシフトレバーを操作して選択位
置が中立位置(N位置)から前進段位置(Dレンジ)
に、或いは中立位置(N位置)から後進段位置(Rレン
ジ)に切り換えられたか否かを判別する(ステップS2
0)。この判別が否定の場合は、何もせずに当該ルーチ
ンを終了する。
【0015】一方、ステップS20の判別結果が肯定の
場合には、シフト操作禁止フラグFLGに値1がセット
されているか否かを判別する(ステップS22)。フラ
グFLGが値1でなければシフト操作が禁止されていな
いことを意味するので、ステップS28においてフラグ
FLGをリセットした後、選択された前進段位置(Dレ
ンジ)、或いは後進段位置(Rレンジ)に対応する変速
操作を実行する(ステップS30)。
【0016】ステップS22の判別結果が肯定、すなわ
ちシフト操作禁止フラグFLGに値1がセットされてい
る場合には、ステップS24に進み、車速が前記所定値
H より大であるか否かを判別する。ステップS24の
判別結果が肯定の場合には、車速が前記所定値VH より
大である状態に移行したことを意味し、このような場合
には最早シフト操作を実行してもドライブ軸に過大なト
ルクが掛かる心配もなく、前述のステップS28,30
を実行してフラグFLGをリセットしてシフト操作の禁
止を解除した後、選択された前進段位置(Dレンジ)、
或いは後進段位置(Rレンジ)に対応する変速操作を実
行する。
【0017】ステップS24の判別結果が否定の場合、
ステップS26に進み、スロットル弁開度が所定値TH
より小であるか否かを判別する。スロットル弁開度が所
定値TH 以上の状態から所定値TH より小の状態に移行
した場合には、エンジンは最早所定の高負荷状態にはな
く、シフト操作を実行してもドライブ軸に過大なトルク
が掛かる心配はない。このような場合にも前述のステッ
プS28,30を実行してシフト操作の禁止を解除し、
選択された前進段位置(Dレンジ)、或いは後進段位置
(Rレンジ)に対応する変速操作を実行する。
【0018】ステップS26の判別結果が否定の場合、
すなわち、シフト操作禁止フラグFLGに値1がセット
され、車速が所定値VH 以下であり、しかも、スロット
ル弁開度が所定値TH 以上に開弁されている場合には、
前述のステップS30を実行することなく、当該ルーチ
ンを終了する。この結果、選択された前進段位置(Dレ
ンジ)、或いは後進段位置(Rレンジ)に対応する変速
操作が実行されないことになる。
【0019】図4および図5は、本発明の変速制御方法
の第2の実施例による変速制御手順を示す。第2の実施
例の変速制御方法は、エンジン負荷を表すパラメータ値
としてエンジン回転速度およびエンジン回転加速度を採
用するもので、検出したエンジン回転速度が所定値Nx
以上であり(ステップS14aの判別結果が肯定)、且
つ、エンジン回転加速度が負の所定値αE 以上である場
合(ステップS14bの判別結果が肯定)、エンジンが
所定の高負荷状態にあると判定してシフト操作禁止フラ
グFLGに値1を設定するものである。図4に示すフロ
ーチャートは、このエンジンの負荷状態を判別するステ
ップS14a,14b(図中破線で示す)の部分だけが
図2に示すフローチャートと異なるだけであるから、そ
の他の図2と対応するステップには同じ符号を付してそ
の詳細な説明を省略する。
【0020】第2実施例を説明するための、図5に示す
フローチャートには、図4のエンジンの負荷状態を判別
するステップS14a,14bに対応してステップS2
6a,26bが設けられ、残余のステップは、図3の対
応するステップと同じである。ステップS26a,26
bにおいて、エンジン回転速度が所定値Nx より小でな
く、且つ、エンジン回転加速度が負の所定値αE より小
でなければ、すなわち、検出したエンジン回転速度が所
定値Nx 以上であり(ステップS26aの判別結果が否
定)、且つ、エンジン回転加速度が負の所定値αE 以上
である場合(ステップS26bの判別結果が否定)、選
択された前進段位置(Dレンジ)、或いは後進段位置
(Rレンジ)に対応する変速操作が実行されないことに
なる。
【0021】図6および図7は、本発明の変速制御方法
の第3の実施例による変速制御手順を示す。第3の実施
例の変速制御方法は、エンジン負荷を表すパラメータ値
としてエンジン回転速度およびブレーキ装置の作動状態
を採用するものである。この実施例ではブレーキ装置の
作動状態を検出するためのブレーキスイッチが必要であ
るが、エンジンの負荷状態を簡便に判別することができ
る。この実施例は、検出したエンジン回転速度が所定値
E 以上であり(ステップS14Aの判別結果が肯
定)、且つ、ブレーキスイッチ48がオン信号を出力し
てブレーキ装置が作動中である場合(ステップS14B
の判別結果が肯定)、エンジンが所定の高負荷状態にあ
ると判定してシフト操作禁止フラグFLGに値1を設定
するものである。図6に示すフローチャートは、このエ
ンジンの負荷状態を判別するステップS14A,14B
(図中破線で示す)の部分だけが図2に示すフローチャ
ートと異なるだけであるから、その他の図2と対応する
ステップには同じ符号を付してその詳細な説明を省略す
る。
【0022】第3実施例を説明するための、図7に示す
フローチャートには、図6のエンジンの負荷状態を判別
するステップS14A,14Bに対応してステップS2
6A,26Bが設けられ、残余のステップは、図3の対
応するステップと同じである。ステップS26A,26
Bにおいて、エンジン回転速度が所定値Nx より小でな
く、且つ、ブレーキ装置が非作動の状態でなければ、す
なわち、検出したエンジン回転速度が所定値Nx 以上で
あり(ステップS26Aの判別結果が否定)、且つ、ブ
レーキ装置が作動中である場合(ステップS26Bの判
別結果が否定)、選択された前進段位置(Dレンジ)、
或いは後進段位置(Rレンジ)に対応する変速操作が実
行されないことになる。
【0023】なお、第3実施例においてブレーキ装置と
してはフットブレーキであってもよいし、パーキングブ
レーキ等であってもよい。なお、第3実施例の変形例と
して、アイドルスイッチ48がオフ、且つ、ブレーキ装
置が作動中であるとき、すなわち、ブレーキペタルを踏
み込みながらスロットル弁を開弁した場合、エンジンが
所定の高負荷状態にあると判定するようにしてもよい。
【0024】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
車両用自動変速装置の変速制御方法に依れば、シフトレ
バーが中立位置から前進段位置又は後進段位置に切り換
えられたことを検出したとき、車速が所定値以下であ
り、且つ、エンジン回転速度が所定値以上であり、且
つ、エンジン回転加速度が負の所定値以上である場合に
は、或は、車速が所定値以下であり、且つ、検出したエ
ンジン回転速度が所定値以上であり、且つ、ブレーキ装
置が作動中である場合には、切り換えられた切換位置に
対応する変速操作を禁止するようにしたので、車両が停
止または極低速度での走行中に、エンジンをレーシング
状態にした状態で、シフトレバーが中立位置から前進段
位置又は後進段位置に切換操作が行われた場合であって
も、車両の急発進や急加速を防止することができ、ドラ
イブ軸に過大なトルクの発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の変速制御方法を適用した自動変速装置
の全体構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の変速制御方法の第1の実施態様の変速
制御手順を示し、中立位置から前進段位置、或いは中立
位置から後進段位置に対応するシフト操作を禁止すべき
運転状態を判別するためのフローチャートである。
【図3】本発明の変速制御方法の第1の実施態様におけ
る、シフト操作を禁止、或いは禁止を解除させるための
フローチャートである。
【図4】本発明の変速制御方法の第2の実施態様の変速
制御手順を示し、中立位置から前進段位置、或いは中立
位置から後進段位置に対応するシフト操作を禁止すべき
運転状態を判別するためのフローチャートである。
【図5】本発明の変速制御方法の第2の実施態様におけ
る、シフト操作を禁止、或いは禁止を解除させるための
フローチャートである。
【図6】本発明の変速制御方法の第3の実施態様の変速
制御手順を示し、中立位置から前進段位置、或いは中立
位置から後進段位置に対応するシフト操作を禁止すべき
運転状態を判別するためのフローチャートである。
【図7】本発明の変速制御方法の第3の実施態様におけ
る、シフト操作を禁止、或いは禁止を解除させるための
フローチャートである。
【符号の説明】
10 歯車変速装置 12 トランスファシャフト 20 トルクコンバータ 40 電子制御装置(ECU) 42 タービン回転数(Nt)センサ 43 N0 センサ 44 エンジン回転速度(Ne)センサ 46 スロットル開度(θt)センサ 47 ブレーキスイッチ 48 アイドルスイッチ 49 シフトポジションセンサ 50 油圧制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F16H 59:54 63:12 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 59/00 - 61/12 F16H 61/16 - 61/24 F16H 63/40 - 63/48

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転者が操作するシフトレバーの選択位
    置を検出し、検出した選択位置に応じて変速段を自動的
    に変速操作する車両用自動変速装置の変速制御方法にお
    いて、シフトレバーが中立位置から前進段位置又は後進
    段位置に切り換えられたことを検出したとき、車速、エ
    ンジン回転速度およびエンジン回転加速度を検出し、車
    速が所定値以下であり、且つ、検出したエンジン回転速
    度が所定値以上であり、且つ、エンジン回転加速度が負
    の所定値以上であるとき、切り換えられた切換位置に対
    応する変速操作を禁止することを特徴とする、車両用自
    動変速装置の変速制御方法。
  2. 【請求項2】 運転者が操作するシフトレバーの選択位
    置を検出し、検出した選択位置に応じて変速段を自動的
    に変速操作する車両用自動変速装置の変速制御方法にお
    いて、シフトレバーが中立位置から前進段位置又は後進
    段位置に切り換えられたことを検出したとき、車速、エ
    ンジン回転速度およびブレーキ装置の作動状態を検出
    し、車速が所定値以下であり、且つ、検出したエンジン
    回転速度が所定値以上であり、且つ、ブレーキ装置が作
    動中であるとき、切り換えられた切換位置に対応する変
    速操作を禁止することを特徴とする、車両用自動変速装
    置の変速制御方法。
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