JP3093240B2 - 画像形成装置の制御方法 - Google Patents

画像形成装置の制御方法

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JP3093240B2
JP3093240B2 JP02135582A JP13558290A JP3093240B2 JP 3093240 B2 JP3093240 B2 JP 3093240B2 JP 02135582 A JP02135582 A JP 02135582A JP 13558290 A JP13558290 A JP 13558290A JP 3093240 B2 JP3093240 B2 JP 3093240B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転駆動される感光ドラム上に画像を形成
し、転写材に転写する画像形成装置の制御方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】
電子プリンタは高解像度で高品位な印刷が可能な為、
近年レーザプリンタ、LEDプリンタ、液晶プリンタ等、
数多くのプリンタが開発され、広く使用されてきてい
る。その高品位な特徴を生かし、複雑な図形や画像を出
力することが行われている。
【0003】 印刷面の一頁にわたる複雑な画像データを処理するコ
ントローラ(例えばポストスクリプトコントローラ)は
最小限一頁分の画像メモリ(以下ページメモリと呼ぶ)
を必要とする。例えば解像度が300dpiでA4サイズの紙を
印刷するには1Mbyteものページメモリが必要となる。
【0004】 このように高品質なプリンタにおいて処理される画像
情報量はかなり多い。この為、コンピュータや他の情報
処理機器システムのメモリ装置上で扱われる画像データ
は、生のラスタイメージデータではなくコード化された
あるいはプログラム化されたデータであることが多い。
【0005】 一頁分のコード化された画像情報を一頁分のラスタイ
メージ情報にいかに早く変換し印刷するかがページプリ
ンタの性能を表わすことになる。
【0006】 このページプリンタの制御形態の従来例を以下に示
す。
【0007】 図9はページプリンタの中で代表的な、レーザビーム
プリンタの断面図を示したものである。また図2は一般
のレーザプリンタの制御回路の簡易ブロック図を示して
ある。図2において25はレーザプリンタ外の情報処理機
器(例えばパーソナルコンピュータやワークステーショ
ン)を表わす。27は外部インタフェース(例えばセント
ロニクスやRS232C)であり、コード化された画像情報
(例えばASCIIコード。以下これらをコード情報と称
す。)をレーザプリンタに送り出す。レーザプリンタ内
でそのコード情報はインタフェース回路18で受信され
る。マイクロプロセッサ17はインタフェース回路18で受
けたコード情報を内部バス28を介して受け取る。この内
部バス28はデータバスアドレスバス、コントロールバス
をあわせたものである。またマイクロプロセッサ17はメ
モリ21内の制御プログラムに従って動作する。なおメモ
リ21は不揮発性ROMである。
【0008】 マイクロプロセッサ17はインタフェース回路18より得
られたコード情報をいくらか加工してメモリ19に格納す
る。メモリ19はコード情報格納用のRAMである。マイク
ロプロセッサ17は外部より受けたコード情報を逐次RAM1
9に格納するとともに、そのコード情報をドットイメー
ジの画像情報に変換し、RAM20に格納する。RAM20は画像
データ格納用メモリ(ビットマップメモリ)である。22
はDMAコントローラであり、RAM20に格納されたデータを
読み出し、ラスター変換回路24に送出する。DMAコント
ローラ22はマイクロプロセッサ17とは独立して内部バス
28を専有することができる。マイクロプロセッサ17はRA
M20に格納された画像データが一頁分に達したのを検知
すると(すなわち一頁分のコードデータがすべて画像デ
ータに変換されたのを検知すると)、DMAコントローラ2
2をアクティブの状態にする。そしてDMAコントローラ22
はマイクロプロセッサ17と交互に内部バスを専有する。
そしてDMAコントローラ22はラスター変換回路24の要求
に応じ、順次RAM20より画像データを読み出し、ラスタ
ー変換回路24にその画像データを送出する。ラスター変
換回路24においてはDMAコントローラ22より植えたパラ
レルの画像データをシリアルの画像データに変換する。
そして水平同期信号に同期してシリアルの画像データが
メカニカル制御部26のレーザドライバ(図示せず)に出
力され、レーザビームを変調させる。
【0009】 マイクロプロセッサ17はコードデータを画像データに
展開するばかりでなく、レーザプリンタのメカニカル制
御部26に対して各種印字プロセスの指令を行う。I/Oド
ライバ23はマイクロプロセッサ17とメカニカル制御部26
とのインタフェースを担当する。
【0010】 次にレーザプリンタのメカニカル制御について、図9
を参照して説明を行う。図9においては1はレーザプリ
ンタの本体を示す。マイクロプロセッサ17は一頁分のコ
ードデータを展開し、画像データをメモリ20に格納する
ことが終了すると、I/Oドライバ23を介して不図示の搬
送モータを回転させる。このとき、感光ドラム2、一次
帯電ローラ5、現像ローラ7、転写ローラ10、定着ロー
ラ15、排出ローラ16は回転し始める。搬送モータの回転
制御はメカニカル制御部26で行われる。
【0011】 3はレーザ走査装置であり、その内部にレーザ走査ミ
ラー、レーザ走査用モータ、レーザ発光素子、レーザ駆
動回路がある。I/Oドライバ23は搬送モータを回転させ
ると共に、レーザ走査装置3内部のレーザ走査モータも
回転させる。そしてI/Oドライバ23は一次帯電ローラ
5、現像ローラ7、転写ローラ10に順次高電圧を印加さ
せる。またI/Oドライバ23は給紙ローラ12に取付けられ
たクラッチをオンさせ、ペーパーカセット14に積載され
た転写材13を給紙させる。給紙された転写材13はレジス
トローラ11で一旦停止する。そしてメカニカル制御部26
はI/Oドライバ23に対して給紙された転写材13がレジス
トローラ11に到達したことを知らせる。転写材13がレジ
ストローラ11で停止した時点で、マイクロプロセッサ17
はDMAコントローラ22をアクティブの状態にする。そし
てラスター変換回路24よりシリアルの画像データが送出
される。送出されたシリアルの画像データはレーザ走査
装置3に入力され、その画像データで変調されたレーザ
光が感光ドラム2に照射される。そしてその感光体表面
で潜像が形成され、現像ユニット6によってトナー像に
可視化される。
【0012】 レジストローラ11で停止した転写材13は再度レジスト
ローラ11によって搬送され、転写ローラ10によってトナ
ー像はその転写材13に転写される。そしてトナーが付着
した転写材13は定着ローラ15によって熱定着され、その
後排出ローラ16によって機外に排出される。転写ローラ
10で転写材13に転写されなかったトナーはクリーナ9に
集められる。
【0013】 以上のようにして外部情報処理機器より与えられたコ
ード情報が画像情報としてシート上に印刷される。
【0014】 何頁ものデータを印刷する場合には、図10に示すよう
なタイミングで印刷を行う。図10において、(a)のタ
イミングでマイクロプロセッサ17はコード情報の受信を
開始する。同時にマイクロプロセッサ17は画像展開を開
始し、メモリ20にその画像データを格納する。そして、
(b)のタイミングで1頁目のコードデータの受信を終
了すると、引き続き(c)のタイミングで2頁目のコー
ド情報の受信を開始する。そして(d)のタイミングで
1頁目の画像展開が終了したとすると、(f)のタイミ
ングで搬送モータを回転させて給紙動作を行う。そして
(g)のタイミングでレジストローラ11を駆動し、
(h)のタイミングでDMAコントローラ22による画像デ
ータの読み出しが開始され、同じく(h)のタイミング
でラスター変換回路24によりシリアル画像データが形成
され、レーザ露光が開始される。そして(i)のタイミ
ングで1頁目のレーザ露光が終了する。また既に(e)
のタイミングで2頁目のコード情報の受信が終了してお
り、同じく(i)のタイミングで2頁目の画像展開が開
始する。そしてその後1頁目と同じシーケンスで2頁目
の印字動作を行う。
【0015】 図10では画像展開を行っている期間(a)〜(d)お
よび(i)〜(j)と、画像データの読み出しの期間
(h)〜(i)(これはレーザ露光の期間でもある)と
は完全に独立しており、重複の期間はない。これは画像
メモリが1頁分だけであるためである。
【0016】 このような方法では(f)から(h)の期間(あるい
は(k)から(m)の期間)では、画像メモリ20へのア
クセスは何ら行われていない。従って給紙ローラ12から
レジストローラ11までの距離が非常に長いLBPにおいて
はスループット(単位時間あたりの印刷枚数)は低下し
てしまう。画像メモリが2頁分設ければ、画像展開期間
と画像データの読み出し期間とを重複させ、スループッ
トを向上させることができる。しかしその場合にはメモ
リコストが2倍になってしまう。
【0017】 このような欠点を解決するために、本件出願人は特願
平1−195626号公報に開示される記録装置を提案した。
【0018】 この提案はマイクロプロセッサ17がホストコンピュー
タ等の外部情報処理機器25よりコード情報を1頁分受け
取った時点で紙などの転写材13の給送動作を開始し、所
定の位置で転写材13の搬送を停止して待機させておく。
この後、マイクロプロセッサ17がコード情報をドットイ
メージの画像データに展開し終った時点で、このドット
イメージの画像データを順次シリアルの画像データとし
て、メカニカル制御部26に送り、レーザ光を変調して電
子写真感光ドラム2上を露光するとともに転写材13が露
光像と同期するように待機状態からその搬送を再開する
ようになしたものである。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、該提案においては、図11に示すよう
に、転写材13をレジストローラ11に押しあてて転写材13
がループ31を形成する状態で待機させている。あるい
は、図12に示すように、転写材13はレジストローラ11に
はさまれて待機している。なお、30は転写材13を待機位
置で停止させるためのフォトセンサである。このように
図11では転写材13は変形の力を受けループ31を形成す
る。また、図12では、参照符32で示される位置にループ
は形成されないが、レジストローラ11のニップおよび給
紙ローラ12の加圧部分により転写材13は変形の力を受け
る。
【0020】 近年、記録画像の複雑化に伴い、画像展開に要する時
間が長期化する傾向にある。しかも転写材13としては、
普通紙の他、第2原図用紙、OHPフィルム、人造紙、封
筒などが用いられるがいずれも薄いシートであるため、
このような状態で転写材13が長時間放置されると転写材
13は局部的にたわみを生じてしまう。
【0021】 そうするとその部分は、感光ドラム2に接触して像を
転写する時に密着が悪くなり、転写不良を生じる。すな
わち、部分的にトナーが転写しないために白く像がぬけ
る現象が生じたり、密着しないで像が転写されるので像
がボケたような状態になったりして、記録画像品位が悪
化する。また、長時間にわたって帯電を受けることによ
って生じる感光ドラム2の劣化や、長時間にわたる感光
ドラム2の回転による、クリーナ9での感光ドラム2表
面削れや感光ドラム2表面きず、クリーナ9の摩耗等を
生じる。
【0022】 本発明の目的は、上記の技術的課題を解決し、予め転
写材を所定の待機位置まで給紙した後、感光ドラムを停
止させることができ、かつ感光ドラムを停止させた後所
定時間が経過しても画像形成動作が開始されない場合、
画像形成動作とは無関係に転写材を機外に排出させるこ
とにより、転写材の待機時間が短いときには高スループ
ットを確保することができ、転写材の待機時間が長時間
にわたるときにも、感光ドラムの無駄な駆動を防止する
ことができる画像形成装置を提供することである。また
他の目的は、転写材の変形による転写不良を防止するこ
とができる画像形成装置を提供することである。
【0023】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に従う画像形成装
置の制御方法は、 回転駆動される感光ドラム上に画像を形成し、転写材
に転写する画像形成装置の制御方法において、 転写位置上流の転写材待機位置に転写材を給紙した
後、すぐに画像形成動作が開始される場合は、前記感光
ドラムの駆動を停止させることなく画像形成動作を開始
させ、 前記転写材待機位置に転写材を給紙した後、すぐに画
像形成動作が開始されない場合は、前記感光ドラムの駆
動を停止させて画像形成動作の開始を待ち、 前記感光ドラムの駆動を停止させた後、所定時間が経過
しても画像形成動作が開始されない場合、画像形成動作
とは無関係に前記転写材待機位置の転写材を機外に排出
させることことを特徴とする。
【0024】 好適には、更に、上位装置から出力されたデータをド
ットデータに変換するステップを有し、前記変換ステッ
プによる1ページ分のデータの変換前に転写材を給紙
し、前記所定時間が経過しても前記1ページ分のデータ
の変換が終了しない場合に、転写材待機位置の転写材を
排出させる。
【0025】 好適には、前記変換ステップでの変換の進行状況又は
予測される変換時間に基づいて前記感光ドラムの駆動を
停止させるか否かを判断する。
【0026】 好適には、前記感光ドラムの駆動を停止させる場合、
給紙手段による転写材への加圧を解除させる。
【0027】
【発明の実施の形態】 図1は、本発明の第1の実施例の画像形成装置(レー
ザプリンター)1を示す本体構成図である。画像信号の
生成およびプリンターの制御を行う制御部の構成は、従
来の技術において説明した図2図示の構成と同様であ
り、ここではその詳細な説明は省略する。
【0028】 本発明の画像形成装置の第1の実施例の特徴とすると
ころは、給紙動作開始時から情報処理機器より受け取っ
たコード化された文字あるいは図形情報を画素情報に変
換し終えるまでに要する時間が一定時間Tf以上である場
合については、転写材待機位置、すなわちレジストロー
ラ11に挾まれた転写材11を強制的に排出することにあ
る。
【0029】 図1において、電子写真感光体(感光ドラム)2の表
面に帯電器5aによって均一帯電を行い、次にレーザ走査
装置3からのレーザ光を反射ミラー4を介して感光ドラ
ム2に照射して画像を露光し潜像を形成する。次に現像
器6中のトナー8を現像ローラ7によって現像する。一
方、ペーパーカセット14に積載された転写材13は、給紙
ローラ12によって給紙されレジストローラ11に先端を挾
まれた状態で待機しており、感光ドラム2上に書きこま
れた画像に同期をとるように転写帯電器34に送られ画像
が転写される。転写材13に転写された画像は定着器15に
よって定着され、機外に排出される。さらに感光ドラム
2上に転写後残留しているトナーはクリーナ9によって
クリーニングされ、また帯電以降の作像工程をくり返
す。
【0030】 待機状態にある転写材13の有無は転写材有無センサー
16によって判別される。また転写材有無センサー16は転
写材の後端検知センサーとしても用いられる。給紙動作
開始時から情報処理機器より受け取ったコード化された
文字あるいは図形情報を画素情報に変換し終えるまでに
要する時間が長くなり転写材有無センサー16により転写
材13が転写材待機位置に留まっていると判断する時間が
Tf以上である場合についてはレジストローラ11およびそ
の他の搬送系が駆動され転写材13は機外に排出される。
【0031】 図3に本発明実施例のシーケンスを示す。
【0032】 この例では、期間(a)〜(b)、(i)〜(j)、
(p)〜(q)において、3ページのコード情報が受信
されたとする。
【0033】 まずマイクロプロセッサ17を含む制御部において、1
ページ目にコード情報(期間(a)〜(b)に受信され
たコード情報)の画像展開が開始される。1ページ目の
コード情報の受信が終ると(c)のタイミングで搬送モ
ータが駆動され、感光体ドラム2が回転駆動される(ド
ラム駆動)とともに、レーザ走査モータが駆動される
(スキャナ回転)。次いで1次帯電、および転写バイア
スが順次印加され、感光体ドラム2の表面の帯電状態の
均一化や、レーザビームの出力の調整などの一連の前回
転と呼ばれるプリント準備動作が開始される。この後に
感光体ドラム2上の画像と転写材13とが同期がとれる
(d)のタイミングで、給紙ローラ12を駆動して転写材
13をレジストローラ11位置まで搬送する動作(給紙ピッ
クアップ動作)が行われる。1ページ目の画像展開が
(e)のタイミングで終了しても前回転が終了していな
ければ、画像データの読み出しは行われないで待機して
おり前回転が終ると(f)のタイミングで画像データの
読み出しが始まる。
【0034】 この場合に、1ページ目については給紙ピックアップ
動作開始時刻(d)から画像展開完了時(e)までに要
する時間は時間Tf未満であるので強制排紙信号は発せら
れない。
【0035】 画像データの読み出しにともない、レーザ走査装置3
からのレーザ光を変調することによって画像が感光ドラ
ム2に書きこまれる。レジストローラ11に到着した転写
材13は、この感光ドラム13と同期がとれる様に(例えば
レーザ露光位置から転写ローラ10までの距離11を感光体
ドラム2が移動する時間T1と、レジストローラ11から転
写ローラ10までの距離12(<11)を転写材13が移動する
時間T2との差T1−T2だけ遅れたタイミング(g)で)、
レジストローラ11が駆動される。
【0036】 感光体ドラム2にレーザ露光で書かれた静電潜像が現
像位置に来ると現像バイアスが印加され現像が行われ
る。
【0037】 (h)のタイミング1ページ目の画像データの読み出
しが終ると、期間(i)〜(j)で受信された2ページ
目のコード情報の画像展開が開始される。
【0038】 このときマイクロプロセッサ17は2ページ目のコード
情報を受信しているので、1ページ目の画像データを読
み出している間の(k)のタイミングで2ページ目の給
紙ピックアップ動作が行われている。2ページ目の画像
展開はプリンターの紙間処理時間より長いので転写材は
先端をレジストローラ11にはさまれ、ループを形成した
状態で画像展開が終るのを待つ。画像展開が終了するタ
イミング(1)では、給紙ピックアップ動作開始時刻
(k)からの経過時間はTfに達していないので強制排紙
信号は発せられることなく(n)のタイミングで転写材
13が送られ、(m)のタイミングで画像データの読み出
しが行われる。この場合には、転写材13が給紙ローラ12
及びレジストローラ11間にはさまれている時間がTf以下
であるため転写材の変形は軽微であり、転写不良が生じ
ることはない。
【0039】 マイクロプロセッサ17は3ページ目のコード情報を受
信しているので、2ページ目の時と同様に2ページ目の
画像データの読み出している間の(r)のタイミングで
3ページ目の給紙ピックアップ動作が行われる。2ペー
ジ目の画像データの読み出しが終ると3ページ目の画像
展開が開始される。3ページ目については給紙ピックア
ップ動作開始時刻(r)から、期間Tf経過後も画像展開
が終了していないため、(s)のタイミングでマイクロ
プロセッサ17は強制排紙信号を発する。
【0040】 この信号によりレジストローラ11は(s)と同じタイ
ミングで駆動され、転写材13を機外に強制排紙する。3
ページ目の画像展開が(t)のタイミングで終了すると
既にプリンター内には転写材13が存在しないため再び
(v)のタイミングで給紙ピックアップ動作が行われ、
(x)のタイミングでレジストローラ11により転写材13
が送られ(w)のタイミングで画像データの読み出しが
行われる。
【0041】 転写材13が給紙ローラ12およびレジストローラ11に挟
持されている時間がTfを超えると転写材13は強制排紙さ
れ、画像展開に長時間を要した画像データは新たに給紙
された転写材13に印字されるため転写不良が生じること
はない。また、この場合強制排紙後再給紙を行うためス
ループットは低下するが、すでに画像展開に時間が十分
かかっているためユーザーにとってはこの程度の遅れは
それほど気にならないですむ。
【0042】 この画像形成装置(レーザプリンター)は3ページ目
以降のコード情報を受信していないので4ページ目の給
紙動作は行われず、3ページ目の転写材13への画像転写
が行われると、後回転と称する動作に入り、転写バイア
スがOFFされ、1次帯電のみで感光ドラム2の表面が均
一電位にならされ転写材13が機外に排出されると、ドラ
ム駆動とスキャナー回転が止まりプリンターは停止す
る。
【0043】 ところでTfの値は、給紙ローラ12の加圧力、給紙ロー
ラ12とレジストローラ11との間で形成される転写材のル
ープ量及び転写条件等により異なる。たとえば給紙ロー
ラ12の単位長さあたりの加圧力=0.1Kg重/cm、 給紙ローラ12とレジストローラとの間の距離=70mm、 ループ量(給紙ローラ12とレジストローラ11との間に
保持される転写材13の長さ−給紙ローラ12とレジストロ
ーラ11との間の距離)=8mm、 感光ドラム2の径=30mmとし、 コロナ転写器5aを用いた場合には、温度32.5℃、相対
湿度85%の環境下で、ループを形成した状態で転写材13
を放置した時、10分間放置で転写材13の変形による転写
抜けが生じた。7分間の放置では転写抜けはごく軽微で
問題なく、5分間の放置では転写抜けは発生しなかっ
た。また他の条件の場合にも、ほぼ同様に結果が得られ
た。これからTfの値は7分間、好ましくは5分間程度と
するのが良い。
【0044】 本実施例では、転写手段はコロナ転写帯電器34を用い
たが、転写ローラ等による接触転写手段を用いてもよ
い。ここで転写ローラとは、鉄やステンレスの芯金の表
面にウレタンゴム、EPDM、ネオプレンゴム、シリコーン
ゴム等をソリッド状または発泡させて形成した弾性層を
有し、その弾性層はカーボンや酸化亜鉛などによって10
5〜1012Ω・cmの体積抵抗を有するようにしたものであ
る。この転写ローラは感光ドラムに押圧されてニップを
形成する。さらに感光ドラムと転写ローラの間には、感
光ドラム上に現像されたトナーを転写材に引きつける極
性の電圧が印加され、転写ローラによる押圧と電界によ
りトナーを転写材に転写するものである。
【0045】 (第2の実施例) 本実施例においては、画像展開の進行状況に応じて給
紙ローラ12の加圧解除を行うか否かを判断し、該加圧解
除に伴い、感光ドラム2への帯電、感光ドラム2の回転
を停止させ、さらに所定時間以上画像展開が終了しない
場合は、プリンター内の転写材13を強制排紙することを
特徴とする。すなわち、画像展開の開始時(給紙ローラ
の作動開始時)から一定時間後の画像展開の進行が一定
程度に達していない場合には、一頁分の画像展開は長き
にわたると判断し、即座に給紙ローラ12の加圧解除を行
うとともに、感光ドラム2への帯電、感光ドラム2の回
転を停止させ、所定時間内に画像展開が終了すれば待機
していた転写材13にそのまま印字を行い、所定時間を経
過しても画像展開が終了しない場合は待機していた転写
材は強制排紙を行い、画像展開が終了した時点で新たに
転写材を給紙し印字を行うものとする。
【0046】 本実施例では、上に述べた制御は、マイクロプロセッ
サ17の負荷となるため、レーザプリンタのメカニカル制
御を他の独立したマイクロコンピュータ17aに担当させ
た例を示す。
【0047】 図4に本実施例の電子写真プリンターの本体構成図を
示す。また本実施例の制御を行う構成を図5に示す。図
5図示の構成は外部情報処理機器からの画像のコード情
報の受信や、コード情報の画像展開などの画像情報を主
に扱うコントローラ部100とプリンタ本体の動作を制御
するプリンタ部101とに分かれる。
【0048】 図5にて、レーザプリンタのメカニカル制御は17aの
シングルチップマイクロコンピュータが行う。マイクロ
コンピュータ17aの負荷として、モータドライバ41、レ
ーザ走査モータドライバ43、給紙クラッチ45、レジスト
ローラクラッチ46、センサ47、高圧出力回路48、レーザ
変調回路49、ビーム検出回路51等がある。
【0049】 マイクロコンピュータ17aはI/Oドライバ23の指令によ
りそれら負荷の制御を行う。マイクロコンピュータ17a
とI/Oドライバ23との間では、READY信号、PRINT信号、V
SREQ信号、VSYNC信号及びPRFD信号が受信される。他に
プリンタの負荷の状態をI/Oドライバ23に知らせたり、I
/Oドライバ23の特殊な指令をマイクロコンピュータ17a
に知らせるためシリアル通信線も用意されている。
【0050】 また、ラスター変換回路24より出力される画像信号
(VIDEO信号)は、レーザ変調回路49に入力され、半導
体レーザ50から出力される光をVIDEO信号に従って変調
する。そのレーザ光は、レーザ走査ミラーによって走査
され、その走査されたレーザビームはレーザ光の走査経
路上に配置されたフォトダイオード52に入射する。そし
てビーム検出回路51によってそのレーザビームはパルス
信号に変換される。51より出力されるパルス信号は水平
同期信号(HSYNC信号)としてラスタ変換回路23に入力
される。また転写材13への加圧を解除するための信号は
マイクロコンピュータ17aから駆動部36を介して偏心カ
ム35に伝えられる。
【0051】 ここで、給紙ローラ12は、固定軸39により一方を固定
され、もう一方の端部近傍を固定端40を有する加圧バネ
38により加圧されたクランク37によって転写材13に圧接
されている。一方、クランク37の加圧バネ38とは反対面
には、給紙ローラ12を転写材13へ圧接あるいは解除させ
るための偏心カム35が設けられており、偏心カム35の駆
動部36はマイクロプロセッサ17aからの信号によって制
御されている。
【0052】 次に本実施例の給紙ローラ12の加圧解除を行うか否か
の判断方法を図6を参照して説明する。同図において横
軸はマイクロプロセッサ17が画像展開を開始してからの
経過時間t[分]を表わし、縦軸はコード情報から画素
情報に変換し終えたデータの、一頁分の画像データ容量
に対しての比率R[%]を表わす。図中実線は、あらか
じめ決められた給紙ローラ12の加圧解除可否のしきい値
Rth(t)を表わす。本実施例では画像展開開始からマ
イクロプロセッサ17は画像データ格納用メモリ20に格納
されたデータ量を監視しており、それにより、コード情
報から画素情報に変換し終えたデータの、一頁分の画像
データ容量に対しての比率R[%]を求め、このRをRt
hと比較し、RがRthを下回る場合には画像展開が長きに
わたるものと判断し、即座に給紙ローラ12の加圧を解除
するようにする。一例として図6中に実際の画像展開に
おけるR(t)を点線で示した。この例では画像展開に
23.5分を要しているが、3分目には加圧解除が行われて
いる。この作用により転写材13に対する変形力は大幅に
減少することになるが、やはり長時間転写材を放置する
と部分的に変形が生じるため、本実施例では転写材13が
転写有無センサー16によって待機位置に20分以上いると
判断したときは強制排紙信号を発するようにする。
【0053】 次に1ページ目は比較的画像展開に時間のかからない
コード情報を受信し、2ページ目は図6中点線で示した
ような画像展開に時間のかかるコード情報を受信した場
合について、図7のタイミングチャートにより説明す
る。
【0054】 まずプリンタ部101に電源が投入されており、いつで
もプリント信号RPINTを受けられる状態の時、レディ信
号RDYはtrueになっている。この状態でコントローラ部1
00が期間(a)〜(b)に1ページ分のコード情報を受
信し終えると、(c)のタイミングでプリント信号PRIN
Tをプリンタ部101に送る。これを受けてプリンタ部101
ではドラム駆動が開始され、1次帯電、給紙ピックアッ
プなどが順次行われ、画像信号を受けつける準備をす
る。またタイミング(d)で給紙ピックアップが行わ
れ、転写材13の先端がレジストローラ11に突き当り、ル
ープを形成するタイミング(e)で、画像信号を受けつ
けられる状態になったということをコントローラ部100
に伝えるためにVSREQをtrueにする。プリンタ部101はこ
の状態で画像信号の送られるのを待つ。
【0055】 一方、コントローラ部100では、コード情報の画像展
開が行われ、画像展開が終了し、VSREQがtrueであるタ
イミング(f)でコントローラ部100は画像データ送出
の開始を告げるVSYNCを発し、次いで画像データが読み
出され、期間(g)〜(h)でビデオ信号(VDO)とし
て、プリンタ部101に送られる。
【0056】 プリンタ部101ではVSYNC信号を受けると待機していた
転写材13は(i)のタイミングでレジストローラ11の駆
動により、画像先端と転写材13の先端が同期するように
タイミングをとって感光ドラム2に向けて送られ転写帯
電器34によって転写される。
【0057】 コントローラ部100は期間(j)〜(k)に2ページ
目のコード情報を受信しており、画像展開手段の動作と
は無関係に給紙動作を開始させるためのプレフィード信
号(PRFD)を(1)のタイミングで発する。プリンタ部
101は、プレフィード信号を受けると、このレーザプリ
ンタの最大スループットを得ることのできるタイミング
(m)で給紙ピックアップが行われ、転写材13の先端が
レジストローラ11につきあたり、ループを形成するタイ
ミング(n)で画像信号を受けつけられる状態になった
ということをコントローラに伝えるためにVSREQ信号をt
rueにする。プリンタ部101はこの状態で画像信号が送ら
れるのを待つ。
【0058】 一方、コントローラ部100では、コード情報の画像展
開が行われている。図6の点線に示すように、画像展開
開始1分及び2分後ではR>Rthであるため、加圧解除
信号は発せられないが、3分後にはR>Rthとなるため
画像展開が長期にわたると判断し、(o)のタイミング
で加圧解除信号が発せられる。
【0059】 プリンタ部101は加圧解除信号を受信すると、シング
ルチップマイクロコンピュータ17aは偏心カム35を180゜
反転させ、給紙ローラ12の転写材13への加圧を解除す
る。また、プリンタ部101は(p)のタイミングで1次
帯電を停止し、(q)のタイミングでドラム駆動を停止
する。
【0060】 画像展開は23.5分後(s)のタイミングで終了する
が、プリンター側は転写材13が待機位置に20分以上いる
と判断してるいため、(r)のタイミングで強制排紙信
号をすでに発している。画像展開終了時の(s)のタイ
ミングの後(t)のタイミングで加圧解除信号が停止
し、プリンタ部101のシングルチップマイクロコンピュ
ータ17aは再び偏心カムをもとの位置まで反転させ、給
紙ローラ12は転写材13を加圧する。
【0061】 これによってプリンタ部101は(u)のタイミングで
再びドラム駆動を開始するとともに、1次帯電を(v)
のタイミングで再開し、(w)のタイミングで給紙ピッ
クアップ動作を行い、(x)のタイミングでレジストロ
ーラを駆動し転写材13を機外に強制排紙する。(y)の
タイミングで再給紙を行った後転写材13がレジストロー
ラ部で十分なループを形成できた後(z)のタイミング
でVSREQ信号を発する。
【0062】 コントローラ部100はVSYNC信号をプリンタ部101に送
り、プリンタ部101はレジストローラ11を駆動させ、コ
ントローラ部の画像データの読み出し(VDO)の画像を
転写材13上に転写する。画像データの読み出しが終る
と、プリンタ部101は後回転に入り、順次1次帯電、ド
ラム駆動が停止し、作動を終える。
【0063】 本実施例によれば、画像展開に時間がかかるコード情
報でも、画像展開の初期段階において、その進行状況に
より給紙ローラ12の加圧解除を行うことができるため、
転写材13の変形を最小限に抑えることができるため、転
写材13を強制排紙するまでの時間を十分長くとることが
できる。そのために転写不良の防止がより確実になるだ
けでなく、強制排紙によって無駄な出力の回数も減らす
ことができる。
【0064】 また、本実施例では、画像展開に時間がかかるコード
情報でも画像展開の初期段階においてプリンタ部101が
後回転に入って停止し画像展開終了を待つため、長時間
にわたって帯電を受けることによって生じる感光ドラム
2の劣化や、長時間にわたる感光ドラム2の回転によ
る、クリーナ9での感光ドラム2表面削れや感光ドラム
2表面きず、クリーナ9の摩耗等を効果的に防止するこ
とができる。
【0065】 給紙ローラ12の加圧解除可否のしきい値Rthは、給紙
ローラ12の加圧力、給紙ローラ12とレジストローラ11と
の間で形成される転写材13のループ量、転写条件等によ
り適当な値に決めることができる。
【0066】 本実施例では、コントローラ部100とプリンタ部101が
分かれているので、さまざまなページ記述言語を持った
ホストに対し拡張製に富む。またコントローラ部100が
プリンタ部101の給紙タイミングを考慮せずに作動でき
るので、制御が簡単になる。
【0067】 また本実施例では、画像データ格納用メモリ20に格納
されたデータ量の一頁分の画像データ容量に対しての比
率Rを、給紙ローラ12の加圧解除の判断に用いたが、一
頁分のコード情報に対し、画像展開を終えたコード情報
の比率をその判断に用いてもよい。
【0068】 (第3の実施例) 本実施例においては、ページ記述言語によりホストコ
ンピュータから送られたコード情報の命令(あるいはオ
ペレータ)数に応じて、画像展開に要する時間を予測
し、給紙ローラ12の加圧解除を行うまでの時間を制御
し、さらに所定時間以上、待機位置に転写材13がいる場
合は、機外へ強制排紙を行うものである。
【0069】 本実施例の本体構成及び制御構成は、図4及び図2と
同様であるので、その説明は省略する。本実施例では、
外部情報処理機器25は外部インターフェイス27を介し
て、例えばページ記述言語であるポストスクリプト言語
で記述されたコード情報をこのレーザプリンタに送る。
マイクロプロセッサ17は、制御プログラム内蔵メモリ21
中の制御プログラムに従って動作する。メモリ21中の制
御プログラム中にはポストスクリプト言語で記述された
コード情報中に含まれるオペレータ数を数えるプリプロ
セッシングプログラムとポストスクリプト言語のインタ
プリタが内蔵されている。マイクロプロセッサ17は外部
より受けたコード情報をプリプロセッシングプログラム
によりコード情報中に含まれるオペレータ数を数えなが
ら、ポストスクリプト言語のインタプリタによりドット
イメージの画像情報に変換し、画像データ格納用メモリ
20に格納する。
【0070】 マイクロプロセッサ17は、一頁分のコード情報中のオ
ペレータ数の合計を受けると、オペレータ数に応じて、
給紙ローラ12の加圧解除信号を発するまでの時間Tfを図
8に示すような規制で決定する。図8においては横軸は
オペレータ数、縦軸は画像展開時間を示す。図中実線は
Tfを示し、オペレータ数が100未満ではTf=7(分)、1
00以上ではTf=1(分)とする。図中、点線Tmax、Tmo
d、Tminは各々一般の一頁分の画像展開に要するおおよ
その最大値、平均値、最小値を表わす。
【0071】 本実施例によれば、給紙ローラ12による加圧保持時間
は、転写材13の変形限界時間を越えることはないし、一
頁分のコード情報中に含まれるオペレータ数が多く明ら
かに画像展開に要する時間が長くなる場合には給紙ロー
ラ12の加圧を早期に解除するため、転写材13の変形は全
く生じない。さらに本実施例において、給紙ローラ12の
加圧解除に同期してプリンタ部を停止状態にする場合
は、感光ドラム1の削れによる劣化を有効に防止するこ
とができる。
【0072】 さらに前記実施例と同様に一定時間(20分)以上転写
材13が転写材待機位置にいるときは機外へ強制排紙され
るため確実に転写不良を防止することができ、また強制
排紙が行われる回数も減るため、無駄な出力を減らすこ
とができる。
【0073】 また本実施例では、一頁分コード情報中のオペレータ
数を数えるだけで給紙ローラ12の加圧解除時間を判断す
るので、判断時期を早めることができるし、画像データ
格納用メモリ20を監視する必要もないため、マイクロプ
ロセッサ17の負荷が少なくてすむ。
【0074】 さらに、画像データ格納用メモリ20の一頁内で上書き
(over−write)可能なページ記述言語を用いる場合で
は、画像データ格納用メモリ20を監視していても、画像
展開が完了するまでの時間を予測することはできないた
め、本実施例が有効である。
【0075】 なお、本実施例ではページ記述言語のオペレータ数の
合計を給紙ローラ12の解除の判断変数に用いたが、オペ
レータの種類により、判断変数への寄与を変えてもよ
い。すなわち、グラフィック、演算時のオペレータの数
に各々定数を掛け、合計した値を判断変数としてもよ
い。こうすることにより、グラフィックのオペレータが
演算オペレータより画像展開に時間がかかることを考慮
に入れた高精度の判断が可能となる。
【0076】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、予め転写材を所
定の待機位置まで給紙した後、感光ドラムを停止させる
ことができ、かつ感光ドラムを停止させた後所定時間が
経過しても画像形成動作が開始されない場合、画像形成
動作とは無関係に転写材を機外に排出させるので、転写
材の待機時間が短いときには高スループットを確保する
ことができ、転写材の待機時間が長時間にわたるときに
も、感光ドラムの無駄な駆動を防止することができる。
また転写材の変形による転写不良を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の画像形成装置であるレーザプリンタ
の本体構成図
【図2】 一般的なレーザプリンタにおける制御部の構成を示すブ
ロック図
【図3】 図1図示のレーザプリンタの動作例を示すタイミングチ
ャート
【図4】 本発明の第2の実施例のレーザプリンタの本体構成図
【図5】 第4図示のレーザプリンタの制御部の構成を示すブロッ
ク図
【図6】 図4図示のレーザプリンタにおける加圧解除動作を行う
判断基準を説明するためのグラフ
【図7】 図4図示のレーザプリンタの動作例を示すタイミングチ
ャート
【図8】 第3の実施例における加圧解除動作を行う判断基準を説
明するためのグラフ
【図9】 従来技術のレーザプリンタの本体構成図
【図10】 図9図示のレーザプリンタの動作例を示すタイミングチ
ャート
【図11】 従来技術の問題点を説明するための図
【図12】 従来技術の問題点を説明するための図
【符号の説明】
1……レーザプリンタ 2……感光ドラム 3……レーザ走査装置 6……現像器 9……クリーナー 11……レジストローラ 12……給紙ローラ 13……転写材 15……定着器 17……マイクロプロセッサ 18……インタフェース回路 19〜21……メモリ 22……DMAコントローラ 23……I/Oドライバ 24……ラスター変換回路 34……転写帯電器 35……偏心カム 36……駆動部 37……クランク 38……加圧バネ 39……固定軸 40……固定端
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 月田 辰一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 諏訪 貢一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 高野 学 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 山田 博通 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 加藤 淳一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 尾島 磨佐基 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−219986(JP,A) 特開 昭59−67071(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 13/00 B65H 7/00 H04N 1/00 102

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転駆動される感光ドラム上に画像を形成
    し、転写材に転写する画像形成装置の制御方法におい
    て、 転写位置上流の転写材待機位置に転写材を給紙した後、
    すぐに画像形成動作が開始される場合は、前記感光ドラ
    ムの駆動を停止させることなく画像形成動作を開始さ
    せ、 前記転写材待機位置に転写材を給紙した後、すぐに画像
    形成動作が開始されない場合は、前記感光ドラムの駆動
    を停止させて画像形成動作の開始を待ち、 前記感光ドラムの駆動を停止させた後、所定時間が経過
    しても画像形成動作が開始されない場合、画像形成動作
    とは無関係に前記転写材待機位置の転写材を機外に排出
    させることことを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  2. 【請求項2】更に、上位装置から出力されたデータをド
    ットデータに変換するステップを有し、前記変換ステッ
    プによる1ページ分のデータの変換前に転写材を給紙
    し、前記所定時間が経過しても1ページ分のデータの変
    換が終了しない場合に、画像形成動作とは無関係に転写
    材待機位置の転写材を排出させることを特徴とする請求
    項1に記載の画像形成装置の制御方法。
  3. 【請求項3】前記変換ステップでの変換の進行状況又は
    予測される変換時間に基づいて前記感光ドラムを停止さ
    せるか否かを判断することを特徴とする請求項2に記載
    の画像形成装置の制御方法。
  4. 【請求項4】前記感光ドラムを停止させる場合、給紙手
    段による転写材への加圧を解除させることを特徴とする
    請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置の制御方
    法。
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