JP3089183B2 - コネクタの端子半挿入検知機構 - Google Patents

コネクタの端子半挿入検知機構

Info

Publication number
JP3089183B2
JP3089183B2 JP07090968A JP9096895A JP3089183B2 JP 3089183 B2 JP3089183 B2 JP 3089183B2 JP 07090968 A JP07090968 A JP 07090968A JP 9096895 A JP9096895 A JP 9096895A JP 3089183 B2 JP3089183 B2 JP 3089183B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
front holder
contact surface
accommodating chamber
locking arm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP07090968A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08288017A (ja
Inventor
仁 斉藤
尚司 塚本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP07090968A priority Critical patent/JP3089183B2/ja
Priority to US08/632,324 priority patent/US5769664A/en
Publication of JPH08288017A publication Critical patent/JPH08288017A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3089183B2 publication Critical patent/JP3089183B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/40Securing contact members in or to a base or case; Insulating of contact members
    • H01R13/42Securing in a demountable manner
    • H01R13/436Securing a plurality of contact members by one locking piece or operation
    • H01R13/4364Insertion of locking piece from the front
    • H01R13/4365Insertion of locking piece from the front comprising a temporary and a final locking position
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/40Securing contact members in or to a base or case; Insulating of contact members
    • H01R13/42Securing in a demountable manner
    • H01R13/422Securing in resilient one-piece base or case, e.g. by friction; One-piece base or case formed with resilient locking means
    • H01R13/4223Securing in resilient one-piece base or case, e.g. by friction; One-piece base or case formed with resilient locking means comprising integral flexible contact retaining fingers

Landscapes

  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、端子収容室内に挿入さ
れた端子金具が、端子収容室内に半挿入か否かを検知す
るコネクタの端子半挿入検知機構に関する。
【0002】
【従来の技術】図16は、実開昭61−7875号公報
に記載のコネクタ1を示す。このコネクタ1は、ハウジ
ング3に端子収容室5、5が形成されている。端子収容
室5、5内には可撓性の係止腕7、7が形成されてお
り、この係止腕7、7の係止段部9、9と端子収容室
5、5内に挿入された端子金具11、11とが係合す
る。
【0003】また、コネクタ1は、ハウジング3に2重
係止用のフロントホルダ13が装着されている。このフ
ロントホルダ13は、コネクタ1の前面側から可撓性の
係止腕7、7の撓み空間15内に挿入されて端子金具1
1の半挿入を検知する検知板17を有している。
【0004】そして、端子金具11を端子収容室5内に
挿入し、係止腕7と端子金具11とを係合させることに
より、端子金具11の抜けが阻止される。また、コネク
タ1の前面側からフロントホルダ13の検知板17を端
子収容室5内に挿入する。これにより、可撓性の係止腕
7が不用意に撓むことがなく、係止腕7と、フロントホ
ルダ13とにより端子金具11は端子収容室5内に2重
に係止されている。
【0005】この場合、端子金具11が端子収容室5内
に正規な状態で挿入されている場合には、検知板17は
係止腕の撓み空間15内に挿入されるため、端子金具1
1が端子収容室5内に半挿入でないことがわかる。ま
た、端子金具11が端子収容室5内に半挿入の状態で挿
入されている場合には、係止腕7が撓んでいるため、撓
み空間15内に検知板17を挿入することが出来ない。
これにより、端子金具11が端子収容室5内に半挿入の
状態であることを容易に検知することが出来るようにな
っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、端子金
具11が端子収容室5内に半挿入の状態で、検知板17
が係止腕7の先端部に当接したまま作業者がさらに押し
続けると、係止腕7の先端部が破損して、検知板17が
撓み空間15内に入り込んでしまうことが発生する。こ
の場合には、端子収容室5内に端子金具11が半挿入の
状態であるにもかかわらずフロントホルダ13がハウジ
ング3に組み付けられてしまうため、端子金具11が端
子収容室5内に半挿入の状態で挿入されていることを確
実に検知することが出来ないという問題があった。
【0007】また、コネクタ1の小型化により、係止腕
7の幅寸法が短くなると、係止腕7の先端部の強度も低
下するため検知板17を無理に挿入すると破損し易く、
端子金具11の端子収容室5内への半挿入状態の検知精
度が低くなるという問題があった。
【0008】そこで、本発明は、可撓性の係止腕が破損
することなく、端子金具の端子収容室内への半挿入状態
の検知を確実に行うことが出来るコネクタの端子半挿入
検知機構の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の発明は、ハウジングは端子金具が挿入さ
れる端子収容室と、この端子収容室内に突設されて挿入
された端子金具と係合し端子収容室内からの端子金具の
抜けを阻止する可撓性の係止腕と、この係止腕との間に
係止腕の撓み空間を形成する壁部とを有し、前記撓み空
間内に挿入されて端子収容室内からの端子金具の抜けを
阻止すると共に端子収容室への端子金具の半挿入を検知
する半挿入検知部を有するフロントホルダとから成るコ
ネクタへの端子金具の半挿入状態を検知する端子半挿入
検知機構において、端子収容室内への端子金具の半挿入
時に、前記半挿入検知部が当接する当り面を係止腕の先
端部より撓み空間の奥方でフロントホルダの挿入側に面
して前記壁部に設けると共に、半挿入検知部を前記当り
面に向けて撓ませる当り面案内手段をフロントホルダの
挿入側に設けたことを特徴としている。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1の発明で
あって、前記端子収容室への端子金具の正規挿入時に前
記当り面案内手段により当り面に向けて撓んだ半挿入検
知部を撓み空間内へ導く撓み空間案内手段とを有するこ
とを特徴としている。
【0011】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
記載の発明であって、前記当り面案内手段が、前記係止
腕のフロントホルダ挿入側に設けた押上突起と、半挿入
検知部の先端部に設けられて前記押上突起と摺動して半
挿入検知部を当り面に向けて撓ませる凸部とからなるこ
とを特徴としている。
【0012】請求項4の発明は、請求項2記載の発明で
あって、前記撓み空間案内手段が、ハウジングに設けた
案内斜面と、半挿入検知部の先端部に設けられて前記案
内斜面上を摺動する駆動部とからなることを特徴として
いる。
【0013】請求項5の発明は、請求項1から請求項4
のいずれか一項に記載の発明であって、前記フロントホ
ルダの半挿入検知部が撓み空間より抜き出た仮係止位置
でハウジングに係止される仮係止手段と、半挿入検知部
が撓み空間内に挿入した本係止位置でハウジングに係止
される本係止手段とを有することを特徴としている。
【0014】請求項6の発明は、請求項5記載の発明で
あって、フロントホルダの検知板と雄端子拾いテーパー
面との間に端子抜き治具用窓を設け、仮係止位置で端子
抜き治具にて係止腕だけを撓み空間に撓ませることが可
能であることを特徴としている。
【0015】
【作用】請求項1の発明によれば、端子収容室内に端子
が半挿入の状態で挿入されている状態で、フロントホル
ダを端子収容室内に挿入すると、フロントホルダの半挿
入検知部は、当り面案内手段により当り面に向けて撓
む。このとき、端子金具が端子収容室内に半挿入の状態
では、撓み空間内に半挿入検知部を挿入することが出来
ず、フロントホルダを端子収容室内に向けて押圧する
と、半挿入検知部の先端部が当り面に当接する。従っ
て、半挿入検知部が係止腕の先端部に当接することがな
いので、係止腕が破損することがない。
【0016】請求項2の発明によれば、端子収容室内に
端子が半挿入の状態で挿入されている状態で、フロント
ホルダを端子収容室内に挿入すると、フロントホルダの
半挿入検知部は、当り面案内手段により当り面に向けて
撓む。この状態でさらにフロントホルダを端子収容室側
に押圧しても半挿入検知部の先端部は当り面に当接し
て、係止腕と当接することがない。また、端子収容室内
に端子が正規な位置で挿入されている場合には、当り面
に向けて撓んだ半挿入検知部を撓み空間案内手段が係止
腕の撓み空間内に案内する。
【0017】請求項3の発明によれば、フロントホルダ
を端子収容室内に挿入すると、半挿入検知部の凸部と突
起とが摺動して、半挿入検知部を当り面に向けて撓ませ
る。
【0018】請求項4の発明によれば、端子収容室内に
端子が半挿入の状態で挿入されている状態で、フロント
ホルダを端子収容室内に挿入すると、フロントホルダの
半挿入検知部は、当り面案内手段により当り面に向けて
撓む。この状態でさらにフロントホルダを端子収容室側
に押圧しても半挿入検知部の先端部は当り面に当接し
て、係止腕と当接することがない。また、端子収容室内
に端子が正規な位置で挿入されている場合には、当り面
に向けて撓んだ半挿入検知部は、駆動部がハウジングに
設けた案内斜面上を摺動して半挿入検知部が係止腕の撓
み空間内に案内され挿入される。
【0019】請求項5の発明によれば、フロントホルダ
は仮係止手段により半挿入検知部が撓み空間から抜き出
た位置に係止され、本係止手段により半挿入検知部が撓
み空間内に挿入された位置に係止される。
【0020】請求項6の発明によれば、フロントホルダ
の検知板と雄端子拾いテーパー面との間に端子抜き治具
用窓を設けてあるので、仮係止位置で、端子抜き治具で
係止腕だけを撓み空間に撓ませることが可能であり、端
子抜きが出来る。
【0021】
【実施例】以下、本発明に係るコネクタへの端子半挿入
検知機構の実施例について図面を用いて説明する。な
お、図1は本発明が適用されたコネクタ19と、このコ
ネクタ19に装着されるフロントホルダ21とを示す一
部を破断した斜視図、図2は、ハウジング23の正面
図、図3はハウジング23の側面図である。また、図4
及び図5はハウジング23の内部を示す断面図である。
図6はハウジング23の後端部側から見た背面図であ
る。
【0022】図1から図4に示すように、コネクタ19
は、ハウジング23と、このハウジング23に装着され
るフロントホルダ21とからなる。ハウジング23に
は、複数の端子収容室27が上下2段に形成されてい
る。各端子収容室27は縦壁41で仕切られており、上
方が開口されて隣接する端子収容室27は連通されてい
る。また、各端子収容室27内には、端子収容室27を
形成する壁部29から可撓性の係止腕31が突設されて
いる。この係止腕31の自由端側には、係止段部33が
それぞれ形成されている。また、壁部29と係止腕31
との間には、係止腕31の撓み空間35が形成されてい
る。さらに、壁部29の前面側、すなわち、フロントホ
ルダ21が挿入される挿入側には、当り面37が形成さ
れている。この当り面37は隣接する端子収容室27に
連続して形成されており、端子収容室内27への端子の
半挿入時に、後述するフロントホルダ21の半挿入検知
部45a、45bが当接する。また、当り面37の両側
部には、斜面39(図2及び図4参照)がそれぞれ形成
されている。
【0023】また、各端子収容室27を仕切る複数の縦
壁41のなかで両側部の縦壁41の上面には、押上突起
43が形成されている。この押上突起43は、係止腕3
1のフロントホルダ21の半挿入検知部45a、45b
を当り面37に向けて撓ませる。
【0024】フロントホルダ21は、図7から図11に
示すように、本体47から2段の半挿入検知部45a、
45bが突設されている。これらの半挿入検知部45
a、45bは、ハウジング23の上下2段に形成された
各端子収容室27内にそれぞれ挿入される。また、半挿
入検知部45a、45bの先端部の下面側には凸部49
a、49bがそれぞれ形成されている。これらの凸部4
9a、49bは、前述した押上突起43に当接・摺動す
る。そして、押上突起43と、凸部49a、49bとで
当り面案内手段を構成している。さらに、半挿入検知部
45a、45bの両側部は、当り面37の両側部に設け
た斜面39に当接・摺動する駆動部63となっている。
そして、斜面39と駆動部63とで撓み空間案内手段を
構成している。
【0025】また、上側の半挿入検知部45aの中間部
には図1及び図8に示すように、可撓性のロックアーム
51が形成されている。このロックアーム51の先端部
には仮係止用突起53が下側の半挿入検知部45bに向
けて突設されている。また、下側の半挿入検知部45b
の中間部にもロックアーム55が形成されている。この
ロックアーム55の下面側には、仮係止用突起53より
本体47側に本係止用突起57が突設されている。仮係
止用突起53及び本係止用突起57は、図12及び図1
3に示すように、端子収容室27を仕切る縦壁41に突
設された突起59、61にそれぞれ係合して、フロント
ホルダ21をハウジング23に対して仮係止位置と、本
係止位置とに係止する。
【0026】また、上記フロントホルダ21には、本体
47に、端子抜き治具用窓69が形成されている。この
端子抜き治具用窓69からは、フロントホルダ21をハ
ウジング23に組み付けた状態で端子抜き治具67を端
子収容室27内に挿入することが出来る。さらに、端子
抜き治具用窓69の開口縁部には、雄端子拾いテーパ7
1が形成されている。この雄端子拾いテーパ71は、端
子収容室27内に収容された端子金具(雌端子)65と
接続される相手雄端子を端子収容室27内に案内する。
【0027】次に、図12から図15を用いて、フロン
トホルダ21をハウジング23に組み付ける手順につい
て説明する。図12に示すように、ハウジング23の前
面側からフロントホルダ21の半挿入検知部45a、4
5bを端子収容室27、27内に挿入する。この場合、
フロントホルダ21をハウジング23に対して仮係止状
態とすると、仮係止用突起53が突起59に係合しフロ
ントホルダ21がハウジング23より脱落することを防
止し、本係止用突起57が、突起61と当たることによ
りフロントホルダ21がハウジング23内に入り込まな
い様防止して仮係止状態が保持される。また、半挿入検
知部45a、45bは、凸部49a、49bが押上突起
43、43により当り面37に向けてそれぞれ押し上げ
られており、駆動部63は斜面39に当接していない。
この状態では、半挿入検知部45a、45bの先端面は
係止腕31、31の端面と対向していない。また、この
とき、係止腕31と半挿入検知部45a、45bとはラ
ップしている。すなわち、半挿入検知部45a、45b
は、係止腕31の先端部より撓み空間35の内側にラッ
プY分だけ突出している。さらに、この状態で端子金具
65を端子収容室27に挿入すると、半挿入検知部45
a、45bと係止腕31との間には、隙間Xが形成され
ている。この状態では、フロントホルダ21を本係止状
態に移行させることが出来ない。さらに端子金具65を
挿入すると、係止腕31の係止段部33が端子金具65
と係合し、フロントホルダ21の半挿入検知部45a、
45bは撓み空間35に挿入可能となる。
【0028】この状態から、ロックアーム55を上に撓
ませ、本係止用突起57が突起61より上方に来る様に
してフロントホルダ21を押圧して、半挿入検知部45
a、45bを端子収容室27、27内に挿入すると、図
13に示すように、駆動部63が斜面39に当接して案
内されて撓み空間35内に挿入される。また、本係止用
突起57が突起61に係合することにより、フロントホ
ルダ21がハウジング23に本係止位置に組み付けられ
る。
【0029】ここで、図14に示すように、端子収容室
27内に端子金具65が半挿入の状態では、係止腕31
は撓み空間35内に撓んでいる。この状態でフロントホ
ルダ21を端子収容室27内に挿入すると、半挿入検知
部45a、45bは、駆動部63が斜面39に案内され
て撓み空間35内に入り込もうとするが、係止腕31が
撓んでいるため、係止腕31の背面側(撓み空間35
側)100を摺動してフロントホルダ21をさらに端子
収容室27内に挿入しようとしてフロントホルダ21を
押圧すると、半挿入検知部45a、45bの先端部は当
り面37に当接し、押圧する力が剛体である当たり面3
7にかかるが、剛体である為破損することがなく、ま
た、係止腕31が破損することもない。これにより、フ
ロントホルダ21は、本係止位置に移行することが出来
ず、端子金具65の端子収容室27内への半挿入状態を
確実に検知することが出来る。
【0030】また、本実施例のフロントホルダ21に
は、図15に示すように、端子抜き治具67を挿入する
端子抜き治具用窓69が形成されている。フロントホル
ダ21を仮係止位置にした状態では、半挿入検知部45
a、45bは、下面にある凸部49とハウジング23に
ある押上突起43と当接しているので、当たり面37に
向けて撓んでいるので、端子抜き治具67を端子収容室
27内に挿入することが出来、フロントホルダ21をハ
ウジング23から完全に取り外さなくても、端子金具6
5を端子収容室27内から抜き出すことが出来る。この
際、係止腕31は抜き治具67により撓み空間35に撓
ませるときに半挿入検知部45a、45bとクリアラン
スXがあるので係止腕31を撓ませるだけの力しか必要
ない。従って、端子金具65の抜き作業を容易に行うこ
とが出来る。また、ハウジング23にフロントホルダ2
1を一旦組み付ければ外すことがないので、フロントホ
ルダ21を紛失することがない。
【0031】また、端子抜き治具用窓69の開口縁部に
雄端子拾いテーパ71を設けたことにより、相手雄端子
を端子収容室27内に確実に挿入することが出来スムー
ズな嵌合が可能となる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、端子収容室内に端子が半挿入の状態で挿入されて
いる状態で、フロントホルダを端子収容室内に挿入する
と、フロントホルダの半挿入検知部は、当たり面案内手
段により当り面に向けて撓み、さらに、フロントホルダ
を端子収容室内に挿入すると当り面に当接する。従っ
て、端子金具の端子収容室内への半挿入状態を確実に検
知することが出来ると共に、係止腕に押圧する力が直接
かからないので係止腕が破損することがない。
【0033】請求項2の発明によれば、端子収容室内に
端子が半挿入の状態で挿入されている状態で、フロント
ホルダを端子収容室内に挿入すると、フロントホルダの
半挿入検知部は、当面案内手段により当り面に向けて撓
み、当り面に当接する。また、端子収容室内に端子が正
規な位置で挿入されている場合には、当り面に向けて撓
んだ半挿入検知部を撓み空間案内手段が係止腕の撓み空
間内に案内する。従って、確実に端子の正規挿入が確認
出来る。
【0034】請求項3の発明によれば、フロントホルダ
を端子収容室内に挿入すると、半挿入検知部の凸部と突
起とが摺動して、半挿入検知部を当り面に向けて撓ませ
る。従って、端子金具が端子収容室内に半挿入の状態で
挿入されていてもフロントホルダを押圧する力が、直接
剛体である当たり面にかかり、係止腕が破損することが
ない。
【0035】請求項4の発明によれば、端子収容室内に
端子が半挿入の状態で挿入されている状態で、フロント
ホルダを端子収容室内に挿入すると、フロントホルダの
半挿入検知部は、当面案内手段により当り面に向けて撓
み、当り面に当接する。よって、フロントホルダと係止
腕とが当接しないので、係止腕が破損することがない。
また、端子収容室内に端子が正規な位置で挿入されてい
る場合には、当り面に向けて撓んだ半挿入検知部は、角
部がハウジングに設けた案内斜面上を摺動して撓み空間
案内手段が係止腕の撓み空間内に案内される。よって、
フロントホルダをスムーズに組み付けることが出来る。
【0036】請求項5の発明によれば、フロントホルダ
は仮係止手段により半挿入検知部が撓み空間から抜き出
た位置に係止され、本係止手段により半挿入検知部が撓
み空間内に挿入された位置に係止される。
【0037】請求項6の発明によれば、フロントホルダ
が仮係止位置にあるときに、フロントホルダの半挿入検
知部と雄端子拾いテーパー面との間にある端子抜き治具
用窓を設けてあるので、端子抜き治具が挿入可能であり
抜き治具により、係止腕のみを撓み空間内に撓ませるこ
とが出来るので、スムーズに端子抜き作業が可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコネクタへの端子半挿入検知機構
が適用されたコネクタを示す一部を破断した斜視図であ
る。
【図2】ハウジングを示す正面図である。
【図3】ハウジングを示す側面図である。
【図4】ハウジングの内部を示す断面図である。
【図5】ハウジングの内部を示す断面図である。
【図6】ハウジングを後端部側から見た背面図である。
【図7】フロントホルダを示す正面図である。
【図8】フロントホルダの内部を示す断面図である。
【図9】フロントホルダの内部を示す断面図である。
【図10】フロントホルダを背面側から見た背面図であ
る。
【図11】フロントホルダを示す側面図である。
【図12】フロントホルダをハウジングに対して仮係止
位置に組み付けた状態を示す断面図である。
【図13】フロントホルダをハウジングに対して本係止
位置に組み付けた状態を示す断面図である。
【図14】フロントホルダをハウジングに対して仮係止
位置に組み付けてあって端子金具が、端子収容室に半挿
入された状態を示す断面図である。
【図15】フロントホルダをハウジングに仮係止位置に
組み付けたままで、端子抜き治具を端子収容室内に挿入
した状態を示す断面図である。
【図16】従来のコネクタを示す断面図である。
【図17】従来のコネクタにおいて端子収容室内に端子
金具が半挿入の状態を示す断面図である。
【符号の説明】
19 コネクタ 21 フロントホルダ 23 ハウジング 27 端子収容室 29 壁部 31 係止腕 35 撓み空間 37 当り面 39 斜面 43 押上突起 45a、45b 半挿入検知部 49 凸部 53 仮係止用突起 57 本係止用突起 59、61 突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/56 - 13/72

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングは端子金具が挿入される端子
    収容室と、この端子収容室内に突設されて挿入された端
    子金具と係合し端子収容室内からの端子金具の抜けを阻
    止する可撓性の係止腕と、この係止腕との間に係止腕の
    撓み空間を形成する壁部とを有し、前記撓み空間内に挿
    入されて端子収容室内からの端子金具の抜けを阻止する
    と共に端子収容室への端子金具の半挿入を検知する半挿
    入検知部を有するフロントホルダとから成るコネクタへ
    の端子金具の半挿入状態を検知する端子半挿入検知機構
    において、端子収容室内への端子金具の半挿入時に、前
    記半挿入検知部が当接する当り面を係止腕の先端部より
    撓み空間の奥方でフロントホルダの挿入側に面して前記
    壁部に設けると共に、半挿入検知部を前記当り面に向け
    て撓ませる当り面案内手段をフロントホルダの挿入側に
    設けたことを特徴とするコネクタの端子半挿入検知機
    構。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の発明であって、前記端子
    収容室への端子金具の正規挿入時に前記当り面案内手段
    により当り面に向けて撓んだ半挿入検知部を撓み空間内
    へ導く撓み空間案内手段とを有することを特徴とするコ
    ネクタの端子半挿入検知機構。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の発明であっ
    て、前記当り面案内手段が、前記係止腕のフロントホル
    ダ挿入側に設けた押上突起と、半挿入検知部の先端部に
    設けられて前記押上突起と摺動して半挿入検知部を当り
    面に向けて撓ませる凸部とからなることを特徴とするコ
    ネクタの端子半挿入検知機構。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の発明であって、前記撓み
    空間案内手段が、ハウジングに設けた案内斜面と、半挿
    入検知部の先端部に設けられて前記案内斜面上を摺動す
    る駆動部とからなることを特徴とするコネクタの端子半
    挿入検知機構。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれか一項に
    記載の発明であって、前記フロントホルダの半挿入検知
    部が撓み空間から抜き出た仮係止位置でハウジングに係
    止される仮係止手段と、半挿入検知部が撓み空間内に挿
    入した本係止位置でハウジングに係止される本係止手段
    とを有することを特徴とするコネクタの端子半挿入検知
    機構。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の発明であって、フロント
    ホルダの半挿入検知部と雄端子拾いテーパー面との間に
    端子抜き治具用窓を設け、仮係止位置で端子抜き治具に
    て係止腕だけを撓み空間に撓ませることが可能なコネク
    タの端子半挿入検知機構。
JP07090968A 1995-04-17 1995-04-17 コネクタの端子半挿入検知機構 Expired - Fee Related JP3089183B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07090968A JP3089183B2 (ja) 1995-04-17 1995-04-17 コネクタの端子半挿入検知機構
US08/632,324 US5769664A (en) 1995-04-17 1996-04-17 Mechanism for detecting half-insertion of a terminal for a connector

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07090968A JP3089183B2 (ja) 1995-04-17 1995-04-17 コネクタの端子半挿入検知機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08288017A JPH08288017A (ja) 1996-11-01
JP3089183B2 true JP3089183B2 (ja) 2000-09-18

Family

ID=14013307

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07090968A Expired - Fee Related JP3089183B2 (ja) 1995-04-17 1995-04-17 コネクタの端子半挿入検知機構

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5769664A (ja)
JP (1) JP3089183B2 (ja)

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3417769B2 (ja) * 1996-09-18 2003-06-16 カルソニックカンセイ株式会社 端子係止具付コネクタ
JP3285125B2 (ja) * 1996-12-05 2002-05-27 矢崎総業株式会社 検知手段付き電気コネクタ
JP3211735B2 (ja) 1997-07-29 2001-09-25 住友電装株式会社 雌型コネクタ
JP3852648B2 (ja) * 1998-12-09 2006-12-06 住友電装株式会社 コネクタ
JP3539672B2 (ja) * 1999-04-05 2004-07-07 矢崎総業株式会社 コネクタの端子係止解除構造
JP2002260766A (ja) * 2001-02-27 2002-09-13 Yazaki Corp コネクタ
JP3674774B2 (ja) * 2001-04-03 2005-07-20 住友電装株式会社 コネクタ
DE10227347B4 (de) * 2001-06-22 2009-03-05 Sumitomo Wiring Systems, Ltd., Yokkaichi Verbinder
DE10320665B4 (de) * 2002-05-23 2008-11-13 Sumitomo Wiring Systems, Ltd., Yokkaichi Verbinder
JP2006054141A (ja) * 2004-08-13 2006-02-23 Tyco Electronics Amp Kk 電気コネクタ
JP4593501B2 (ja) 2006-03-17 2010-12-08 矢崎総業株式会社 コネクタ
JP5471607B2 (ja) * 2010-03-03 2014-04-16 住友電装株式会社 コネクタ組立用治具
JP5598346B2 (ja) * 2011-01-17 2014-10-01 住友電装株式会社 コネクタ
JP2012156045A (ja) * 2011-01-27 2012-08-16 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタ
FR3008553B1 (fr) * 2013-07-09 2017-02-10 Tyco Electronics France Sas Boitier de connecteur electrique
JP6380036B2 (ja) * 2014-11-19 2018-08-29 住友電装株式会社 コネクタ
JP6311597B2 (ja) * 2014-12-25 2018-04-18 住友電装株式会社 コネクタハウジング
JP7132273B2 (ja) * 2020-04-24 2022-09-06 矢崎総業株式会社 コネクタ
KR102584713B1 (ko) * 2021-09-16 2023-10-05 에이치알에스코리아 주식회사 터미널 위치 보장기를 포함하는 커넥터

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS617875A (ja) * 1984-06-22 1986-01-14 三菱電機株式会社 表示画面切換装置
JP2634537B2 (ja) * 1991-08-23 1997-07-30 矢崎総業株式会社 端子係止具付コネクタ
US5322456A (en) * 1991-08-14 1994-06-21 Yazaki Corporation Connector with terminal retainer
US5397249A (en) * 1991-08-14 1995-03-14 Yazaki Corporation Connector with terminal retainer
FR2706687B1 (fr) * 1993-06-15 1995-08-11 Cinch Connecteurs Sa Elément de boîtier de connecteur électrique.
JP2813622B2 (ja) * 1993-08-06 1998-10-22 矢崎総業株式会社 端子固定用フロント部材を有するコネクタ
JP2957084B2 (ja) * 1994-04-08 1999-10-04 矢崎総業株式会社 コネクタハウジング
US5520553A (en) * 1994-12-08 1996-05-28 Molex Incorporated Connector with a front end mounted terminal position assurance system

Also Published As

Publication number Publication date
US5769664A (en) 1998-06-23
JPH08288017A (ja) 1996-11-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3089183B2 (ja) コネクタの端子半挿入検知機構
JP2921645B2 (ja) コネクタ嵌合検知構造
JP3324690B2 (ja) コネクタ
US6942510B2 (en) Connector and a connector system
JP3301329B2 (ja) コネクタ
EP0843384A2 (en) A block connector
US6655994B2 (en) Terminal-retainment cancellation structure of connector
US6981900B2 (en) Connector and a terminal fitting
US7059902B2 (en) Connector, a connector assembly and a method of assembling a connector assembly
JPH09330757A (ja) コネクタ
US6896560B2 (en) Connector with retainer having front wall and reinforcement
EP0940883B1 (en) Connector retaining construction
US6976874B2 (en) Terminal fitting and connector provided therewith
US6851977B2 (en) Connector housing with resilient lock having increased rigidity
JP3247344B2 (ja) コネクタのハウジング及びこれを用いたコネクタ
US6811436B2 (en) Male terminal fitting and a connector provided therewith for achieving accurate positioning of the male terminal fitting
US20020016106A1 (en) Connector and a method for detaching housings thereof
US7001206B2 (en) Connector and a connector assembly
US6551146B2 (en) Connector and a method for assembling a connector
CN110581370B (zh) 端子和连接器
US7125292B2 (en) Connector with retainer having means for preventing inclination of the front part
US6000972A (en) Structure for fixing terminal to connector housing
US6953364B2 (en) Connector, a shorting terminal and a method of assembling it
US6530800B2 (en) Connector and method for assembling a connector
US20040005822A1 (en) Connector and a method of assembling it

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080714

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080714

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090714

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees