JP3087926U - 三輪車折畳み構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 三輪車の体積を縮小させる三輪車折畳み構造
を提供する。 【解決手段】 ハンドル１は縦管１１が車体２前端の縦
管２１１に挿入され、車体２は前段２１と後段２２に分
かれる。縦管１１内には弾性紐１２の一端が固定され、
他端は縦管２１１内に固定される。縦管１１には快速継
ぎ手１３が固定される。サドル３前端は、車体２の前段
２１に、後方は振動防止器４の一端に枢設される。振動
防止器４の他端は車体２の後段２２に枢設され、車体２
の前段２１後方には凸ピン２１２と、定位孔２１４が貫
設された凸片２１３とが設置される。車体２の後段２２
前方には横形係止片２２１と掛合ピン２２２が設置さ
れ、掛合ピン２２２はネジ栓を車体２の後段２２前方の
Ｕ形片２２５上の穿孔に通し、バネを入れてネジ止めさ
れている。凸ピン２１２と横形係止片２２１とは相互に
掛合され、掛合ピン２２２を凸片２１３の定位孔２１４
に挿入している。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、三輪車折畳み構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来より公知の児童三輪車には折畳み構造がない。また、新しいタイプの三輪 車には振動防止器が設置されているため、体積が大変大きい。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

したがって本考案の目的は、三輪車の体積を縮小させるための三輪車折畳み構 造を提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上述の目的を達成するために本考案の請求項に記載の三輪車折畳み構造は、主 にハンドル、車体、サドルおよび振動防止器を含み、ハンドルは縦管によって車 体前端の縦管に挿入され、車体が前段と後段に分かれて枢設される。ハンドルの 縦管内に弾性紐の一端が設置され、他端は車体の縦管内に固定される。ハンドル の縦管には快速継ぎ手が固定され、サドル前端は車体前段に枢設され、サドル後 段は振動防止器の一端に枢設される。振動防止器他端は車体後段に設置され、車 体前段の後方には別に凸ピンと、定位孔が貫設された凸片とが設置され、車体後 段の前方には横形係止片と掛合ピンが設置されて対応し、凸ピンと横形係止片が 相互に掛合され、掛合ピンは凸片の定位孔に差し込まれて組み合わされる。

【０００５】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 まず図１および図２に示すように、本考案の一実施例による三輪車折畳み構造 はハンドル１、車体２、サドル３および振動防止器４を含み、ハンドル１は中空 の縦管１１が車体２前端の縦管２１１に挿入され、車体２は前段２１と後段２２ に分かれ、枢設されている。ハンドル１の縦管１１内には弾性紐１２の一端が固 定された固定塊１２１が設置され、弾性紐１２の他端の固定塊１２２は車体２の 縦管２１１内に固定される。ハンドル１の縦管１１には快速継ぎ手１３が固定さ れる。

【０００６】 またサドル３前端は、車体の前段２１に枢設され、サドル３後方は振動防止器 ４の一端に枢設される。振動防止器４の他端は車体の後段２２に枢設され、且つ 車体前段２１の後方には凸ピン２１２と定位孔２１４が貫設された凸片２１３と が設置され、車体後段２２の前方には横形係止片２２１と掛合ピン２２２が設置 されて対応する。掛合ピン２２２はネジ栓２２４を車体後段２２前方のＵ形片２ ２５上の穿孔２２６に通し、バネ２２３を入れてネジ止めされている。凸ピン２ １２と横形係止片２２１とは相互に掛合され、掛合ピン２２２を凸片２１３の定 位孔２１４に挿入して組み立てられる。 折り畳むときは、図３および図４に示すように、快速継ぎ手１３を緩め、片手 両指で掛合ピン２２２を引き出し、ネジ栓２２４を凸片の定位孔２１４から外し 、ハンドル１を引き出し、車体後段２２を折畳み、体積を縮小する。

【０００７】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案の三輪車折畳み構造は、主にハンドル、車体、サ ドルおよび振動防止器を含み、ハンドルは縦管によって車体前端の縦管に挿入さ れ、車体が前段と後段に分かれて枢設される。ハンドルの縦管内に弾性紐の一端 が設置され、その弾性紐の他端は車体の縦管内に固定される。ハンドルの縦管に は快速継ぎ手が固定され、サドル前端は車体前段に枢設され、サドル後段には振 動防止器の一端が枢設される。振動防止器別端は車体後段に設置される。車体前 段の後方には別に凸ピンと定位孔が貫設された凸片とが設置され、車体後段の前 方には横形係止片と掛合ピンが設置されて対応し、凸ピンと横形係止片が相互に 掛合されるという特徴をもつ。それにより、収納や運搬に効果的である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例による三輪車折畳み構造を示
す側面図である。

【図２】本考案の一実施例による三輪車折畳み構造の局
部（掛合ピン部分）を示す斜視図である。

【図３】本考案の一実施例による三輪車折畳み構造の折
畳み状態を示す側面図である。

【図４】本考案の一実施例による三輪車折畳み構造の別
の折畳み状態を示す側面図である。

【符号の説明】

１ ハンドル ２ 車体 ３ サドル ４ 振動防止器 １１ 縦管 １２ 弾性紐 １３ 快速継ぎ手 ２１ 前段 ２２ 後段 １２１ 固定塊 １２２ 固定塊 ２１１ 縦管 ２１２ 凸ピン ２１３ 凸片 ２１４ 定位孔 ２２１ 横形係止片 ２２２ 掛合ピン ２２３ バネ ２２４ ネジ栓 ２２５ Ｕ形片 ２２６ 穿孔

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ハンドル、車体、サドルおよび振動防止
   器を含み、前記ハンドルは縦管によって車体前端の縦管
   に挿入され、前記車体は前段および後段に分かれて枢設
   されている三輪車折畳み構造であって、 前記ハンドルの縦管内に弾性紐の一端が設置され、前記
   弾性紐の他端は前記車体の縦管内に固定され、前記ハン
   ドルの縦管に快速継ぎ手が固定され、 サドル前端は前記車体の前段に枢設され、サドル後段は
   前記振動防止器の一端に枢設され、前記振動防止器の他
   端は前記車体の後段に設置され、 前記車体の前段の後方には凸ピンと、定位孔が貫設され
   た凸片とが設置され、前記車体の後段の前方に横形係止
   片および掛合ピンが設置されて対応し、前記凸ピンおよ
   び前記横形係止片は相互に掛合され、前記掛合ピンは前
   記凸片の定位孔に差し込まれて組み合わせられることを
   特徴とする三輪車折畳み構造。