JP3071713U - 二輪車の取り外し可能ハンドル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハンドル体積を減らして、外したハンドルを
便利に係止でき、ハンドルの着脱効果が高い二輪車の取
り外し可能ハンドルを提供する。 【解決手段】 自転車またはハンドル付スケートボード
の取り外し式ハンドル部分である、ハンドル支え棒３及
びハンドルを係合するＴ字型連接管から構成される二輪
車の取り外し可能ハンドルにおいて、縦管５１には、横
管５２まで延びた導入溝５１１が形成されている。ま
た、ハンドル支え棒３上段の導入溝５１１に対応する突
起部６１を有し、位置調節が可能な快速取り外し装置６
が設けられている。さらに、定位体７は、弾性ロープに
よって連接された左右ハンドル４，４を横管５２内部の
接合孔５２１から外した後、半円弧形のハンドルホルダ
ー７３，７３を有する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、二輪車の取り外し可能ハンドルに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の自転車または、ハンドル付スケートボードは、ハンドルが一体成型で、 使用しない場合には空間を取り、たいへん不便である。また、使用しない場合に は外せるような構造のものもある。一般に、その取り外し式ハンドルには、独立 式と連体式の二種の形態がある。そのうち、独立式ハンドルは、左右ハンドルが 完全に単独の物体で、連体式ハンドルは、ロープによって、左右ハンドルが両端 に固定されており、ハンドルを外した後もロープによって繋がっている。これに より、ハンドルを外した後もロープによって、ハンドル棒に係止される。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、前者の独立式ハンドルは、ハンドルを取り外すと、車体から完全に離 れてしまうので、ハンドルを紛失しないようにしなければならないため、不便で ある。

【０００４】 また、後者の連体式ハンドルは、ロープにハンドルが連なって、垂れた状態で 置かれるため、揺れて衝突し、ハンドルが破損する原因になっている。

【０００５】 そこで、本考案は、上記課題を改善した二輪車の取り外し可能ハンドルを提供 することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するため、本考案の二輪車の取り外し可能ハンドルは、縦管に はめ込み、ネジで固定される定位体を有し、この左右のハンドルホルダーに左、 右ハンドルを取り外した接合管を係止することによって、縦管に直接係止し、ハ ンドルの体積を減らすと同時に取り外したハンドルを簡単に収納でき、ハンドル の着脱効果を上げることを特徴とする。

【０００７】 また、本考案は、独立式ハンドルの車体にも使用でき、同様に締め付けまたは 直接差し込み方式によって、ハンドル接合管をハンドルホルダーに固定し、別の ハンドルでも空間を取らずに定位固定できることを特徴とするものである。

【０００８】 さらに、本考案の鈎部によって、物を引っかける場所が増え、便利性が高まる ことを特徴とするものである。

【０００９】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の第１の実施の形態について図面に基づいて説明する。

【００１０】 図１及び図２が示すように、取り外し式ハンドル２は、ハンドル支え棒３及び ハンドル４を結合するＴ字型連接管５から構成されている。縦管５１には、横管 ５２まで延びた導入溝５１１が、形成されており、ハンドル支え棒３上段の快速 取り外し装置６には、導入溝５１１に対応する突起部６１が設けられている。そ のため連接管５の縦管５１とハンドル支え棒３を組み合わせた場合、がたつきが 生じない。これは、快速取り外し装置６の締め付けに依るもので、縦管５１の位 置移動を可能とする。

【００１１】 また、前端に鈎部７１を有する定位体７が設置され、定位体７は、縦管５１に 設置可能なリング体７２部分を有し、このリング体７２両端には、連接した半円 弧形のハンドルホルダー部７３、７３がそれぞれ設けられている。また、リング 体７２には、導入管５１１に対応するネジ孔７４が設けられている。ネジ孔７４ は、ネジＡにより導入管５１１と締結される。これにより、定位体７は、横管５ ２に近い位置に固定される（図２参照）。

【００１２】 次に、第２の実施の形態について説明する。

【００１３】 図３に示すのは、弾性ロープＳによって連接された左右ハンドル４、４を横管 ５２内部の接合孔５２１から外し、ハンドル４、４の接合管４１、４１をハンド ルホルダー７３、７３に係止する。ハンドルホルダー７３は、締め付け方式であ るため、ハンドル４を垂直状に係止している。こりより、ハンドル４、４は、ぶ つかって壊れてしまうことがない。

【００１４】 また、本考案は、独立式ハンドルの車体にも使用が可能であり、同様に締め付 け方式または直接嵌め込み方式を使用し、ハンドル接合管をハンドルホルダーに 固定することができる。これにより、独立式ハンドルの取り外し後の置き場所に も煩わされる必要がなく、また置き場所を忘れてしまうこともない。

【００１５】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案の二輪車の取り外し可能ハンドルは、両側のハン ドルホルダーに左、右ハンドルを取り外した接合管を係止することによって、縦 管両側に直接係止させることを特徴とする。これにより、ハンドルの体積を減ら すと同時に取り外したハンドルを簡単に収納でき、ハンドルの着脱効果を上げる のに効果的である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施の形態の構造分解図である。

【図２】本考案の実施の形態の組立完成図である。

【図３】本考案の実施の形態の構造を使用し、ハンドル
を係止させた正面図である。

【図４】本考案の実施の形態を設けたハンドル付スケー
トボードの側面図である。

【符号の説明】

２ 取り外し式ハンドル部分 ３ ハンドル支え棒 ４ ハンドル ４１ 接合管 ５ 連接管 ５１ 縦管 ５１１ 導入溝 ５２ 横管 ５２１ 接合孔 ６ 快速取り外し装置 ６１ 突起部 ７ 定位体 ７１ 鈎部 ７２ リング体 ７３ ハンドルホルダー ７４ ネジ孔 Ａ ネジ Ｓ 弾性ロープ

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】自転車またはハンドル付スケートボードの
   取り外し式ハンドル部分である、ハンドル支え棒及びハ
   ンドルを係合するＴ字型連接管から構成される二輪車の
   取り外し可能ハンドルにおいて、 縦管には、横管まで延びた導入溝が形成され、上記ハン
   ドル支え棒上段の導入溝に対応する突起部を有し、位置
   調節が可能な快速取り外し装置が設けられ、 上記二輪車の取り外し可能ハンドルに嵌合されている定
   位体は、弾性ロープによって連接された左右ハンドルを
   横管内部の接合孔から外した後、ハンドルの接合管を係
   止するための、左右に夫々半円弧形のハンドルホルダー
   を有することを特徴とする二輪車の取り外し可能ハンド
   ル。
2. 【請求項２】前記二輪車の取り外し可能ハンドルは、前
   記定位体前端に鈎部が設けられていることを特徴とする
   請求項１記載二輪車の取り外し可能ハンドル。