JP3084734U - 折り畳み自転車 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 サドル管を任意の方向に折曲可能な折り畳み
自転車を提供する。 【解決手段】 弾性ゴム１は台座管２に差したサドル管
３に連結され、快速着脱管束４を締めることで、サドル
管３は適する高さで固定される。台座管２の下方の開口
管端に固定部品６が設置され、弾性ゴム１の一端が連結
されている。弾性ゴム１の他端は台座管２からサドル管
３を通り、サドル管３の最上端に設けられている停止部
品７に連結されている。サドル管３は弾性ゴム１の引き
力によって台座管２に挿入されている。快速着脱管束４
を緩めてサドル管３を台座管２から離すと、弾性ゴム１
は引っ張られ、伸ばされた状態になる。伸ばされた弾性
ゴム１によって、台座管２とサドル管３が完全に離れず
繋がれ、サドル管３は台座管２に対応して任意の方向に
折曲する。サドル管３に連接しているサドル５は車体の
左右どちら側へでも寄せることが可能で、任意の角度で
折曲される。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、折り畳み自転車に関する。

【０００２】

【従来の技術】

今日折り畳み自転車の種類は多く、その大半はハンドル縦管、中央車体管等を 折り畳んで、縮小するものである。これらは快速着脱管束が台座管最上端に填め られ、台座管に填め込んだサドル管を固定し、快速に緩め、サドル管に対応する 台座管を伸縮させ、サドルの高度を調整する。この他、サドル管を台座管の内端 に挿入し、関節式で枢設し、サドル管を台座管から出して定位させた後、サドル 管を台座管で折曲し、サドルを車体の一側面に寄せる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、この種の折り畳み自転車は、関節式の折り畳み形態で、剛性関 節構造では単一方向にだけ折曲し、任意に折曲できないため、操作しにくく、更 に構造が複雑であるため、製造コストも嵩む。 したがって本考案の目的は、サドル管を任意の方向に折曲可能な折り畳み自転 車を提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上述の目的を達成するために、本考案の請求項１記載の折り畳み自転車は、弾 性ゴムにより台座管とサドル管とが連結されている。台座管下方端或いは所定の 位置に固定部品が設置され、弾性ゴムの一端と連接されている。 弾性ゴム他端は台座管および、サドル管に通され、台座管上端或いは管内に設 置されている停止部品により止められている。 サドル管は弾性ゴムの引きによって台座管に挿入されており、サドル管を台座 管から外すと、任意の方向に折曲可能である。

【０００５】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図１に示すように、本考案の実施例による折り畳み自転車では、弾性ゴム１は 台座管２に差したサドル管３に連結され、快速着脱管束４を台座管２の上端に填 め、台座管２に差したサドル管３を締めて固定し、サドル５を適する高さに定位 させる。

【０００６】 台座管２の下方の開口管端に固定部品６が設置されている。固定部品６に弾性 ゴム１の一端が連結され、弾性ゴム１の他端は台座管２からサドル管３を通り、 サドル管３の最上端に設けられている停止部品７に連結されている。弾性ゴム１ の両端は停止部品７および固定部品６によってサドル管３および台座管２と連結 され、サドル管３は弾性ゴム１の引き力によって台座管２に挿入されている。

【０００７】 本考案の実施例による折り畳み自転車のサドル管３を組み立て固定する場合、 図２に示すように、快速着脱管束４を台座管２の最上端に填め、サドル管３を台 座管２に差し込み、サドル５を適する高さに調節した後、快速着脱管束４により 台座管２の端を締め、サドル管３を固定する。この時、弾性ゴム１は台座管２と サドル管３の中に隠れ、固定部品６と停止部品７がこの二管体を連結している状 態になる。

【０００８】 また、本考案の実施例による折り畳み自転車のサドル管３を折曲し、サドル５ を車体側に寄せたい場合、図３に示すように、快速着脱管束４を緩めてサドル管 ３を台座管２から離すと、この二管体内の弾性ゴム１は引っ張られ、図４に示す ように、弾性ゴム１は伸ばされた状態になる。伸ばされた弾性ゴム１によって、 台座管２とサドル管３が完全に離れることはなく、サドル管３は台座管２に対応 して任意の方向に折曲する。サドル管３に連接しているサドル５は車体の左右ど ちら側へでも寄せることが可能で、任意の角度で折曲される。

【０００９】 図５に示すように、本考案の別の実施例による折り畳み自転車は、上述の弾性 ゴム１でサドル管３と台座管２とが連結されている方式で、固定部品６は台座管 ２内部に設置され、停止部品７はサドル管３の内部で固定されている。弾性ゴム １両端が二管体内の固定部品６と停止部品７に連接される。

【００１０】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案の折り畳み自転車は、弾性ゴムにより台座管とサ ドル管とが連結されている。台座管下方端或いは所定の位置に固定部品が設置さ れている。固定部品は弾性ゴムの一端と連接され、他端は台座管およびサドル管 を通り、台座管上端或いは管内に設置されている停止部品により止められる。サ ドル管は弾性ゴムの引きによって台座管に挿入されており、サドル管を台座管か ら外すと、任意の方向に折曲するという特徴をもつ。それにより、外した状態で 相互に連結し、且つ任意に折曲するのに効果的である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例による折り畳み自転車を示す
構造図である。

【図２】本考案の一実施例による折り畳み自転車を示す
組立断面図である。

【図３】本考案の一実施例による折り畳み自転車の折り
畳み動作を説明するための断面図である。

【図４】本考案の一実施例による折り畳み自転車の折り
畳み後を示す断面図である。

【図５】本考案の別の実施例による折り畳み自転車を示
す構造断面図である。

【符号の説明】

１ 弾性ゴム ２ 台座管 ３ サドル管 ４ 快速着脱管束 ５ サドル ６ 固定部品 ７ 停止部品

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 弾性ゴムにより台座管とサドル管とが連
   結され、 前記台座管の下方端或いは所定の位置に固定部品が設置
   され、前記固定部品は前記弾性ゴムの一端と連接され、
   前記弾性ゴムの他端は前記台座管および前記サドル管に
   通され、前記台座管の上端或いは管内に停止部品が設置
   され、前記弾性ゴムは前記停止部品により止められ、前
   記サドル管は前記弾性ゴムの引きによって前記台座管に
   挿入され、前記サドル管が前記台座管から外されると、
   任意の方向に折曲可能であることを特徴とする折り畳み
   自転車。