JP3087671B2 - バイポーラトランジスタおよびその製造方法 - Google Patents

バイポーラトランジスタおよびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半絶縁性基板上に
第一導電型のコレクタ層と第二導電型のベース層と第一
導電型のエミッタ層とを積層したバイポーラトランジス
タおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】バイポーラトランジスタは、例えば、半
絶縁性基板上に第一導電型のコレクタ層と第二導電型の
ベース層と第一導電型のエミッタ層とを順番に積層さ
せ、これらの各層に個々に導通する電極を形成した構造
に形成されている。従来、AlGaAs/GaAs系を
中心とする化合物半導体を用いたへテロ接合型のバイポ
ーラトランジスタは、優れた高速性を有することからマ
イクロ波やミリ波用のデバイスとしての応用が期待され
ている。バイポーラトランジスタの高速化にはキャリア
の素子内での走行時間の短締が必須であり、そのための
一つの施策としてベース層を傾斜組成層に形成すること
が広く用いられている。
【0003】組成傾斜層のベース層を有する従来のバイ
ポーラトランジスタでは、ベース層にAlXGa1-XAs
層を用い、エミッタ側からコレクタ側に向かってバンド
ギャップが小さくなるようにAl組成比xを0.1から
0まで変化させている。これによりベース層に内部電界
を発生させることができ、キャリアのベース層での走行
時間を短縮させることができる。
【0004】上述したようにAlGaAsによりベース
層を組成傾斜層に形成することは、ベース層でのキャリ
アの走行時間の短縮に有効な手段であるが、その反面、
ベース電極の形成に際して問題が発生する。すなわち、
従来のバイポーラトランジスタにおいてはベース電極の
形成時にベース層の表面を露出させる必要があるが、こ
の時に露出されるベース層の表面は最もAlの組成が高
いので、バンドギャップが大きく化学的に不安定なAl
が酸化物を作りやすいことから、オーミック接続の抵抗
が増加しがちである。
【0005】ここで、上述のような課題を解決したバイ
ポーラトランジスタの第一の従来例を図7を参照して以
下に順次説明する。なお、図7はバイポーラトランジス
タの積層構造を示す縦断正面図である。まず、ここで例
示するバイポーラトランジスタ1は半絶縁性基板2を有
しており、該半絶縁性基板2上にコレクタ層3とベース
層4とエミッタ層5とが順番に積層されている。
【0006】より詳細には、前記半絶縁性基板2の上面
の全域にコレクタコンタクト層6が積層されており、該
コレクタコンタクト層6の上面には、中央部に前記コレ
クタ層3が積層されるとともに外周部にコレクタ電極7
が積層されている。前記コレクタ層3の上面の全域には
前記ベース層4が積層されており、該ベース層4の上面
側方にはベース電極8が積層されている。前記ベース層
4の上面中央には、前記エミッタ層5とエミッタキャッ
プ層9とエミッタ電極10とが順番に積層されており、
これらの外側面にSiO2膜11が形成されている。
【0007】上述のような構造において、前記ベース電
極7をアロイ系の金属(例えば、Pt/Ti/Pt/A
u等)で形成し、熱処理を施すようにする。この場合、
熱処理によりベース電極8のアロイ系の金属は下層ヘと
拡散し、ベース層4の表層に形成される酸化層を突き抜
けるため、ベース層4とベース電極8とのオーミック接
続の抵抗値を低減することができる。
【0008】つぎに、バイポーラトランジスタの第二の
従来例を図8を参照して以下に簡単に説明する。なお、
図8はバイポーラトランジスタの積層構造を示す縦断正
面図である。また、これより以下の説明では、上述の第
一の従来例で説明した部分と同一の部分は同一の名称と
符号とを利用して詳細な説明は省略する。
【0009】ここで例示するバイポーラトランジスタ2
1では、ベース層4の上面の全域に薄型のエミッタ層2
2が積層されており、このエミッタ層22の上面の側方
や中央にベース電極8やエミッタキャップ層9が積層さ
れている。このような構造において、やはりベース電極
4をアロイ系の金属材で形成し、これを熱拡散させて薄
型のエミッタ層22下のベース層4と良好にオーミック
接続させている。
【0010】さらに、バイポーラトランジスタの第三の
従来例を図9を参照して以下に簡単に説明する。図9は
バイポーラトランジスタの積層構造を示す縦断正面図で
ある。このバイポーラトランジスタ31では、ベース層
32の上面からコレクタ層7の内部まで、イオン注入に
より高濃度にドープされたベースコンタクト領域33が
形成されている。該ベースコンタクト領域33の上面に
ベース電極8を積層することにより、その接触抵抗を低
減している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述した第一第二の従
来例のバイポーラトランジスタ1,21では、ベース電
極8のアロイ系金属の拡散を利用することでベース層4
とのオーミック接続の抵抗を低減しているが、アロイ系
金属は拡散深さの制御が難しいのでベース電極8の熱安
定性を得ることが困難である。
【0012】また、第三の従来例のバイポーラトランジ
スタ31では、ベース電極8と接触するベースコンタク
ト領域33のバンドギャップが大きいことは変わらない
ため、オーミック接続の抵抗を低減できない。また、ベ
ースコンタクト領域33を形成する場合、イオン注入後
にイオン注入層のキャリアを活性化するために高温での
熱処理が必要となるが、その際に熱拡散等によりイオン
注人層以外の他の半導休層の不純物分布が変化して特性
が劣化することがある。さらに、イオン注入によって結
晶構造を損傷し、再結合電流の増加等の間題を生ずる恐
れもある。
【0013】本発明は上述のような課題に鑑みてなされ
たものであり、ベースコンタクト領域でのバンド不連続
やAl酸化物の混人による影響を受けることなく、ベー
ス走行時間の短縮とベース抵抗の低減の両方を実現でき
るバイポーラトランジスタを提供することを目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の第一の形態のバ
イポーラトランジスタは、半絶縁性基板上に第一導電型
のコレクタ層と第二導電型のベース層と第一導電型のエ
ミッタ層とが順番に積層されており、前記コレクタ層に
導通するコレクタ電極と前記ベース層に導通するベース
電極と前記エミッタ層に導通するエミッタ電極とが各々
形成されているバイポーラトランジスタにおいて、前記
ベース層と前記ベース電極とを導通させる第二導電型の
ベースコンタクト層が設けられており、該ベースコンタ
クト層が前記ベース層の前記コレクタ層側の面の一部に
接触しており、前記ベースコンタクト層の前記ベース層
とは接触していない上面の略全域が前記ベース層の下面
より上方に位置しており、前記コレクタ層は、前記ベー
ス層側が部分的に除去された少なくとも二つの半導体層
で形成されており、前記ベースコンタクト層は、前記ベ
ース層側の前記半導体層が除去されている部分から前記
ベース層に接触している
【0015】従って、ベース層とベース電極とはベース
コンタクト層により導通し、このベースコンタクト層が
ベース層のコレクタ層側の面の一部に接触しているの
で、例えば、ベース層をエミッタ層側からコレクタ層側
に向かってバンドギャップが徐々に減少する組成傾斜層
で形成した場合でも、この組成傾斜層がAlの組成比を
エミッタ層側からコレクタ層側に向って減少させたAl
GaAs層などであれば、製造時に露出されてベースコ
ンタクト層が接続されるベース層の面はAlの組成比が
低くバンドギャップも小さいことになる。また、ベース
コンタクト層を接続するためにベース層とコレクタ層と
のメサ構造をサイドエッチングした場合、低抵抗のベー
スコンタクト層によりベース層の一部が置き換えられる
ので、ベース層の抵抗値が低減される。しかも、コレク
タ層を形成する少なくとも二つの半導体層はベース層側
が部分的に除去されているので、ベース層の位置までベ
ースコンタクト層を形成することが容易である。製造時
に露出されてベースコンタクト層が接続されるベース層
の面は、Alの組成比をエミッタ層側からコレクタ層側
に向って減少させたAlGaAs層の組成傾斜層でベー
ス層を形成した場合、 Alの組成比が低くバンドギャッ
プも小さいことになる。
【0016】本発明の第二の形態のバイポーラトランジ
スタは、半絶縁性基板上に第一導電型のコレクタ層と第
二導電型のベース層と第一導電型のエミッタ層とが順番
に積層されており、前記コレクタ層に導通するコレクタ
電極と前記ベース層に導通するベース電極と前記エミッ
タ層に導通するエミッタ電極とが各々形成されているバ
イポーラトランジスタにおいて、前記ベース層と前記ベ
ース電極とを導通させる第二導電型のベースコンタクト
層が設けられており、該ベースコンタクト層が前記ベー
ス層の前記コレクタ層側の面の一部に接触しており、前
記ベースコンタクト層の前記ベース層とは接触していな
い上面の略全域が前記ベース層の下面より上方に位置し
ており、前記コレクタ層と前記ベース層との中間に部分
的に除去された挿入層が形成されており、前記ベースコ
ンタクト層は、前記挿入層が除去されている部分から前
記ベース層に接触している。
【0017】従って、ベース層とベース電極とはベース
コンタクト層により導通し、このベースコンタクト層が
ベース層のコレクタ層側の面の一部に接触しているの
で、例えば、ベース層をエミッタ層側からコレクタ層側
に向かってバンドギャップが徐々に減少する組成傾斜層
で形成した場合でも、この組成傾斜層がAlの組成比を
エミッタ層側からコレクタ層側に向って減少させたAl
GaAs層などであれば、製造時に露出されてベースコ
ンタクト層が接続されるベース層の面はAlの組成比が
低くバンドギャップも小さいことになる。また、ベース
コンタクト層を接続するためにベース層とコレクタ層と
のメサ構造をサイドエッチングした場合、低抵抗のベー
スコンタクト層によりベース層の一部が置き換えられる
ので、ベース層の抵抗値が低減される。しかも、コレク
タ層とベース層との中間に位置する挿入層が部分的に除
去されているので、ベース層の位置までベースコンタク
ト層を形成することが容易である。製造時に露出されて
ベースコンタクト層が接続されるベース層の面は、Al
の組成比をエミッタ層側からコレクタ層側に向って減少
させたAlGaAs層の組成傾斜層でベース層を形成し
た場合、Alの組成比が低くバンドギャップも小さいこ
とになる。なお、このような挿入層をベース層 やエミッ
タ層のエッチング時にストッパ層として機能させること
もできる。
【0018】なお、本発明で云う第一導電型とはp型と
n型との一方を意味しており、第二導電型とは他方を意
味している。また、本発明で云う各層は各種条件を考慮
して各々適性に形成されるが、例えば、ベース層として
はAlの組成比xが0.1から0まで変化するAlX
1-XAsの組成傾斜層などを許容し、ベースコンタク
ト層としてはGaAs層などを許容する。
【0019】なお、上述のようにベース層とベース電極
とをベースコンタクト層により接続した構造のバイポー
ラトランジスタは、例えば、“H.Shimawaki
et al.,IEEE Transactions
on ElectronDevices, vol.
42,No.10,pp.1735−1744,(19
95)”に報告されている。
【0020】そのバイポーラトランジスタ41,51
は、図10に示すように、ベース層4とベース電極8と
をベースコンタクト層42,52により接続している。
上記した文献によると、MOMBE法ではSiO2膜1
1,43をマスクとして1020cm-3台の高濃度のp型
ーGaAs層を選択成長させることができ、これをバイ
ポーラトランジスタ41,51のベースコンタクト層4
2,52の形成に応用することができる。
【0021】なお、上述のような構造によりベース層と
ベースコンタクト層の接触面積が小さい場合であって
も、充分に低いベース抵抗を得られることが“Y.Am
amiya et al.IEEE 1996 54t
h Device Research Confere
nce Digest pp.38−39”に報告され
ている。
【0022】また、上述のようなバイポーラトランジス
タの他の形態では、ベース層は、少なくとも一部がエミ
ッタ層側からコレクタ層側に向かってバンドギャップが
徐々に減少する組成傾斜層で形成されている。
【0023】従って、ベース層のバンドギャップがエミ
ッタ層側からコレクタ層側に向かって徐々に減少してい
るので、ベース層内でのキャリアの走行時間が短縮され
て動作が高速である。このようなベース層の組成傾斜層
が、Alの組成比をエミッタ層側からコレクタ層側に向
って減少させたAlGaAs層の場合、製造時に露出さ
れてベースコンタクト層が接続されるベース層の面はA
lの組成比が低くバンドギャップも小さいことになる。
【0024】なお、本発明で云う組成傾斜層とは、一層
の内部で片面から他面まで組成が順次変化しているもの
を意味しており、例えば、上述したAlXGa1-XAs層
のAlの組成比を変化させたものなどの他、Inの組成
比を変化させたInXGa1-XAs層なども許容する。
【0025】また、上述のようなバイポーラトランジス
タの他の形態では、ベース層は、コレクタ層側がエミッ
タ層側より幅狭の少なくとも二つの半導体層で形成され
ており、ベースコンタクト層は、前記コレクタ層側の前
記半導体層が位置しない部分から前記エミッタ層側の前
記半導体層に接触している。
【0026】従って、ベース層を形成する少なくとも二
つの半導体層はコレクタ層側が幅狭なので、エミッタ層
側の半導体層の位置までベースコンタクト層を形成する
ことが容易である。製造時に露出されてベースコンタク
ト層が接続される半導体層の面は、Alの組成比をエミ
ッタ層側からコレクタ層側に向って減少させたAlGa
As層の組成傾斜層で半導体層を形成した場合、Alの
組成比が低くバンドギャップも小さいことになる。
【0027】上述のような挿入層の材料は他層の材料や
エッチング方式との関係で適切に選択することが好まし
く、例えば、AlGaAsからなるベース層とGaAs
からなるコレクタ層とを湿式エッチングする場合には挿
入層をInGaAsにより形成することが好ましい。I
nGaAs層は、例えば、リン酸および過酸化水素を含
んだ水溶液をエッチャントとして用いればGaAsに対
して選択的にエッチングすることが可能である。
【0028】また、本発明の第三の形態のバイポーラト
ランジスタは、半絶縁性基板上に第一導電型のエミッタ
層と第二導電型のベース層と第一導電型のコレクタ層と
が順番に積層されており、前記エミッタ層に導通するエ
ミッタ電極と前記ベース層に導通するベース電極と前記
コレクタ層に導通するコレクタ電極とが各々形成されて
いるバイポーラトランジスタにおいて、前記ベース層と
前記ベース電極とを導通させる第二導電型のベースコン
タクト層が設けられており、該ベースコンタクト層が前
記ベース層の前記エミッタ層側の面の一部に接触してお
り、前記ベースコンタクト層の前記ベース層とは接触し
ていない上面の略全域が前記ベース層の下面より上方に
位置しており、前記エミッタ層は、前記ベース層側が部
分的に除去された少なくとも二つの半導体層で形成され
ており、前記ベースコンタクト層は、前記ベース層側の
前記半導体層が除去されている部分から前記ベース層に
接触している
【0029】従って、ベース層とベース電極とはベース
コンタクト層により導通し、このベースコンタクト層が
ベース層のエミッタ層側の面の一部に接触しているの
で、例えば、ベース層をエミッタ層側からコレクタ層側
に向かってバンドギャップが徐々に減少する組成傾斜層
で形成した場合でも、この組成傾斜層がInの組成比を
コレクタ層側からエミッタ層側に向って減少させたIn
GaAs層などであれば、製造時に露出されてベースコ
ンタクト層が接続されるベース層の面はInの組成比が
低いことになる。また、ベースコンタクト層を接続する
ためにベース層とエミッタ層とのメサ構造をサイドエッ
チングした場合、低抵抗のベースコンタクト層によりベ
ース層の一部が置き換えられるので、ベース層の抵抗値
が低減される。しかも、エミッタ層を形成する少なくと
も二つの半導体層はベース層側が部分的に除去されてい
るので、ベース層の位置までベースコンタクト層を形成
することが容易である。製造時に露出されてベースコン
タクト層が接続されるベース 層の面は、Inの組成比を
コレクタ層側からエミッタ層側に向って減少させたIn
GaAs層の組成傾斜層でベース層を形成した場合、I
nの組成比が低いことになる。
【0030】また、本発明の第四の形態のバイポーラト
ランジスタは、半絶縁性基板上に第一導電型のエミッタ
層と第二導電型のベース層と第一導電型のコレクタ層と
が順番に積層されており、前記エミッタ層に導通するエ
ミッタ電極と前記ベース層に導通するベース電極と前記
コレクタ層に導通するコレクタ電極とが各々形成されて
いるバイポーラトランジスタにおいて、前記ベース層と
前記ベース電極とを導通させる第二導電型のベースコン
タクト層が設けられており、該ベースコンタクト層が前
記ベース層の前記エミッタ層側の面の一部に接触してお
り、前記ベースコンタクト層の前記ベース層とは接触し
ていない上面の略全域が前記ベース層の下面より上方に
位置しており、前記エミッタ層と前記ベース層との中間
に部分的に除去された挿入層が形成されており、前記ベ
ースコンタクト層は、前記挿入層が除去されている部分
から前記ベース層に接触している
【0031】従って、ベース層とベース電極とはベース
コンタクト層により導通し、このベースコンタクト層が
ベース層のエミッタ層側の面の一部に接触しているの
で、例えば、ベース層をエミッタ層側からコレクタ層側
に向かってバンドギャップが徐々に減少する組成傾斜層
で形成した場合でも、この組成傾斜層がInの組成比を
コレクタ層側からエミッタ層側に向って減少させたIn
GaAs層などであれば、製造時に露出されてベースコ
ンタクト層が接続されるベース層の面はInの組成比が
低いことになる。また、ベースコンタクト層を接続する
ためにベース層とエミッタ層とのメサ構造をサイドエッ
チングした場合、低抵抗のベースコンタクト層によりベ
ース層の一部が置き換えられるので、ベース層の抵抗値
が低減される。しかも、エミッタ層とベース層との中間
に位置する挿入層が部分的に除去されているので、ベー
ス層の位置までベースコンタクト層を形成することが容
易である。製造時に露出されてベースコンタクト層が接
続されるベース層の面は、Inの組成比をコレクタ層側
からエミッタ層側に向って減少させたInGaAs層
組成傾斜層でベース層を形成した場合、Inの組成比が
低いことになる。なお、このような挿入層をベース層や
エミッタ層のエッチング時にストッパ層として機能させ
ることもできる。
【0032】また、上述のようなバイポーラトランジス
タの他の形態では、ベース層は、少なくとも一部がエミ
ッタ層側からコレクタ層側に向かってバンドギャップが
徐々に減少する組成傾斜層で形成されている。
【0033】従って、ベース層のバンドギャップがエミ
ッタ層側からコレクタ層側に向かってバンドギャップが
徐々に減少しているので、ベース層内でのキャリアの走
行時間が短縮されて動作が高速である。このようなベー
ス層の組成傾斜層が、Inの組成比をコレクタ層側から
エミッタ層側に向って減少させたInGaAs層の場
合、製造時に露出されてベースコンタクト層が接続され
るベース層の面はInの組成比が低いことになる。
【0034】また、上述のようなバイポーラトランジス
タの他の形態では、ベース層は、エミッタ層側がコレク
タ層側より幅狭の少なくとも二つの半導体層で形成され
ており、ベースコンタクト層は、前記エミッタ層側の前
記半導体層が位置しない部分から前記コレクタ層側の前
記半導体層に接触している。
【0035】従って、ベース層を形成する少なくとも二
つの半導体層はエミッタ層側が幅狭なので、コレクタ層
側の半導体層の位置までベースコンタクト層を形成する
ことが容易である。製造時に露出されてベースコンタク
ト層が接続される半導体層の面は、Inの組成比をコレ
クタ層側からエミッタ層側に向って減少させたInGa
As層の組成傾斜層で半導体層を形成した場合、Inの
組成比が低いことになる。
【0036】また、本発明のバイポーラトランジスタの
製造方法は、半絶縁性基板上に第一導電型のコレクタ層
と第二導電型のベース層と第一導電型のエミッタ層とを
順番に積層し、前記コレクタ層に導通するコレクタ電極
と前記ベース層に導通するベース電極と前記エミッタ層
に導通するエミッタ電極とを各々形成するようにしたバ
イポーラトランジスタの製造方法において、前記コレク
タ層と前記ベース層との少なくとも一方のサイドエッチ
ングにより前記ベース層の前記コレクタ層側の面の一部
を露出させ、該露出した面に接触するようにベースコン
タクト層を形成し、該ベースコンタクト層に前記ベース
電極を積層するようにした。
【0037】従って、ベース層とベース電極とがベース
コンタクト層により接続された構造を容易に形成するこ
とができ、コレクタ層とともにサイドエッチングされる
ベース層の一部が低抵抗のベースコンタクト層により置
き換えられるので、ベース層の抵抗値が低減される。ベ
ースコンタクト層の形成時に露出させるベース層の面は
コレクタ層側なので、例えば、ベース層をエミッタ層側
からコレクタ層側に向かってバンドギャップが徐々に減
少する組成傾斜層で形成した場合でも、この組成傾斜層
がAlの組成比をエミッタ層側からコレクタ層側に向っ
て減少させたAlGaAs層などであれば、露出されて
ベースコンタクト層が接続されるベース層の面はAlの
組成比が低くバンドギャップも小さいことになる。
【0038】また、本発明の他の形態のバイポーラトラ
ンジスタの製造方法は、半絶縁性基板上に第一導電型の
コレクタ層と第二導電型のベース層と第一導電型のエミ
ッタ層とを順番に積層し、前記コレクタ層に導通するコ
レクタ電極と前記ベース層に導通するベース電極と前記
エミッタ層に導通するエミッタ電極とを各々形成するよ
うにしたバイポーラトランジスタの製造方法において、
前記コレクタ層と前記ベース層との中間に挿入層を形成
し、該挿入層のサイドエッチングにより前記ベース層の
前記コレクタ層側の面の一部を露出させ、該露出した面
に接触するようにベースコンタクト層を形成し、該ベー
スコンタクト層に前記ベース電極を積層するようにし
た。
【0039】従って、コレクタ層とベース層との中間に
位置する挿入層を部分的に除去するので、ベース層とベ
ース電極とがベースコンタクト層により接続された構造
を容易に形成することができる。ベースコンタクト層の
形成時に露出させるベース層の面はコレクタ層側なの
で、例えば、ベース層をエミッタ層側からコレクタ層側
に向かってバンドギャップが徐々に減少する組成傾斜層
で形成した場合でも、この組成傾斜層がAlの組成比を
エミッタ層側からコレクタ層側に向って減少させたAl
GaAs層などであれば、露出されてベースコンタクト
層が接続されるベース層の面はAlの組成比が低くバン
ドギャップも小さいことになる。
【0040】また、本発明の他の形態のバイポーラトラ
ンジスタの製造方法は、半絶縁性基板上に第一導電型の
コレクタ層と第二導電型のベース層と第一導電型のエミ
ッタ層とを順番に積層し、前記コレクタ層に導通するコ
レクタ電極と前記ベース層に導通するベース電極と前記
エミッタ層に導通するエミッタ電極とを各々形成するよ
うにしたバイポーラトランジスタの製造方法において、
少なくとも二つの半導体層を積層して前記ベース層を形
成し、前記コレクタ層側の前記半導体層の側部をサイド
エッチングにより除去し、該半導体層を除去した部分に
露出した前記半導体層の前記コレクタ層側の面に接触す
るようにベースコンタクト層を形成し、該ベースコンタ
クト層に前記ベース電極を積層するようにした。
【0041】従って、ベース層を形成する少なくとも二
つの半導体層のコレクタ層側の側部を除去するので、ベ
ース層とベース電極とがベースコンタクト層により接続
された構造を容易に形成することができる。ベースコン
タクト層の形成時に露出させる半導体層の面はコレクタ
層側なので、例えば、半導体層をエミッタ層側からコレ
クタ層側に向かってバンドギャップが徐々に減少する組
成傾斜層で形成した場合でも、この組成傾斜層がAlの
組成比をエミッタ層側からコレクタ層側に向って減少さ
せたAlGaAs層などであれば、露出されてベースコ
ンタクト層が接続される半導体層の面はAlの組成比が
低くバンドギャップも小さいことになる。
【0042】また、本発明の他の形態のバイポーラトラ
ンジスタの製造方法は、半絶縁性基板上に第一導電型の
コレクタ層と第二導電型のベース層と第一導電型のエミ
ッタ層とを順番に積層し、前記コレクタ層に導通するコ
レクタ電極と前記ベース層に導通するベース電極と前記
エミッタ層に導通するエミッタ電極とを各々形成するよ
うにしたバイポーラトランジスタの製造方法において、
少なくとも二つの半導体層を積層して前記コレクタ層を
形成し、前記ベース層側の前記半導体層をサイドエッチ
ングにより部分的に除去し、該半導体層を除去した部分
に露出した前記ベース層の前記コレクタ層側の面に接触
するようにベースコンタクト層を形成し、該ベースコン
タクト層に前記ベース電極を積層するようにした。
【0043】従って、コレクタ層を形成する少なくとも
二つの半導体層のベース層側の一部を除去するので、ベ
ース層とベース電極とがベースコンタクト層により接続
された構造を容易に形成することができる。ベースコン
タクト層の形成時に露出させるベース層の面はコレクタ
層側なので、例えば、ベース層をエミッタ層側からコレ
クタ層側に向かってバンドギャップが徐々に減少する組
成傾斜層で形成した場合でも、この組成傾斜層がAlの
組成比をエミッタ層側からコレクタ層側に向って減少さ
せたAlGaAs層などであれば、露出されてベースコ
ンタクト層が接続されるベース層の面はAlの組成比が
低くバンドギャップも小さいことになる。
【0044】また、本発明の他の形態のバイポーラトラ
ンジスタの製造方法は、半絶縁性基板上に第一導電型の
エミッタ層と第二導電型のベース層と第一導電型のコレ
クタ層とを順番に積層し、前記エミッタ層に導通するエ
ミッタ電極と前記ベース層に導通するベース電極と前記
コレクタ層に導通するコレクタ電極とを各々形成するよ
うにしたバイポーラトランジスタの製造方法において、
前記エミッタ層と前記ベース層との少なくとも一方のサ
イドエッチングにより前記ベース層の前記エミッタ層側
の面の一部を露出させ、該露出した面に接触するように
ベースコンタクト層を形成し、該ベースコンタクト層に
前記ベース電極を積層するようにした。
【0045】従って、ベース層とベース電極とがベース
コンタクト層により接続された構造を容易に形成するこ
とができ、エミッタ層とともにサイドエッチングされる
ベース層の一部が低抵抗のベースコンタクト層により置
き換えられるので、ベース層の抵抗値が低減される。ベ
ースコンタクト層の形成時に露出させるベース層の面は
エミッタ層側なので、例えば、ベース層をエミッタ層側
からコレクタ層側に向かってバンドギャップが徐々に減
少する組成傾斜層で形成した場合でも、この組成傾斜層
がInの組成比をコレクタ層側からエミッタ層側に向っ
て減少させたInGaAs層などであれば、露出されて
ベースコンタクト層が接続されるベース層の面はInの
組成比が低いことになる。
【0046】また、本発明の他の形態のバイポーラトラ
ンジスタの製造方法は、半絶縁性基板上に第一導電型の
エミッタ層と第二導電型のベース層と第一導電型のコレ
クタ層とを順番に積層し、前記エミッタ層に導通するエ
ミッタ電極と前記ベース層に導通するベース電極と前記
コレクタ層に導通するコレクタ電極とを各々形成するよ
うにしたバイポーラトランジスタの製造方法において、
前記エミッタ層と前記ベース層との中間に挿入層を形成
し、該挿入層のサイドエッチングにより前記ベース層の
前記コレクタ層側の面の一部を露出させ、該露出した面
に接触するようにベースコンタクト層を形成し、該ベー
スコンタクト層に前記ベース電極を積層するようにし
た。
【0047】従って、エミッタ層とベース層との中間に
位置する挿入層を部分的に除去するので、ベース層とベ
ース電極とがベースコンタクト層により接続された構造
を容易に形成することができる。ベースコンタクト層の
形成時に露出させるベース層の面はエミッタ層側なの
で、例えば、ベース層をエミッタ層側からコレクタ層側
に向かってバンドギャップが徐々に減少する組成傾斜層
で形成した場合でも、この組成傾斜層がInの組成比を
コレクタ層側からエミッタ層側に向って減少させたIn
GaAs層などであれば、露出されてベースコンタクト
層が接続されるベース層の面はInの組成比が低いこと
になる。
【0048】また、本発明の他の形態のバイポーラトラ
ンジスタの製造方法は、半絶縁性基板上に第一導電型の
エミッタ層と第二導電型のベース層と第一導電型のコレ
クタ層とを順番に積層し、前記エミッタ層に導通するエ
ミッタ電極と前記ベース層に導通するベース電極と前記
コレクタ層に導通するコレクタ電極とを各々形成するよ
うにしたバイポーラトランジスタの製造方法において、
少なくとも二つの半導体層を積層して前記ベース層を形
成し、該ベース層の前記エミッタ層側の前記半導体層の
側部をサイドエッチングにより除去し、該半導体層を除
去した部分に露出した前記半導体層の前記エミッタ層側
の面に接触するようにベースコンタクト層を形成し、該
ベースコンタクト層に前記ベース電極を積層するように
した。
【0049】従って、ベース層を形成する少なくとも二
つの半導体層のエミッタ層側の側部を除去するので、ベ
ース層とベース電極とがベースコンタクト層により接続
された構造を容易に形成することができる。ベースコン
タクト層の形成時に露出させる半導体層の面はエミッタ
層側なので、例えば、半導体層をエミッタ層側からコレ
クタ層側に向かってバンドギャップが徐々に減少する組
成傾斜層で形成した場合でも、この組成傾斜層がInの
組成比をコレクタ層側からエミッタ層側に向って減少さ
せたInGaAs層などであれば、露出されてベースコ
ンタクト層が接続される半導体層の面はInの組成比が
低いことになる。
【0050】また、本発明の他の形態のバイポーラトラ
ンジスタの製造方法は、半絶縁性基板上に第一導電型の
エミッタ層と第二導電型のベース層と第一導電型のコレ
クタ層とを順番に積層し、前記エミッタ層に導通するエ
ミッタ電極と前記ベース層に導通するベース電極と前記
コレクタ層に導通するコレクタ電極とを各々形成するよ
うにしたバイポーラトランジスタの製造方法において、
少なくとも二つの半導体層を積層して前記エミッタ層を
形成し、該エミッタ層の前記ベース層側の前記半導体層
をサイドエッチングにより部分的に除去し、該半導体層
を除去した部分に露出した前記ベース層の前記エミッタ
層側の面に接触するようにベースコンタクト層を形成
し、該ベースコンタクト層に前記ベース電極を積層する
ようにした。
【0051】従って、エミッタ層を形成する少なくとも
二つの半導体層の一部を除去するので、ベース層とベー
ス電極とがベースコンタクト層により接続された構造を
容易に形成することができる。ベースコンタクト層の形
成時に露出させるベース層の面はエミッタ層側なので、
例えば、ベース層をエミッタ層側からコレクタ層側に向
かってバンドギャップが徐々に減少する組成傾斜層で形
成した場合でも、この組成傾斜層がInの組成比をコレ
クタ層側からエミッタ層側に向って減少させたInGa
As層などであれば、露出されてベースコンタクト層が
接続されるベース層の面はInの組成比が低いことにな
る。
【0052】また、本発明の他の形態のバイポーラトラ
ンジスタの製造方法では、ベース層の少なくとも一部を
エミッタ層側からコレクタ層側に向ってバンドギャップ
が徐々に減少する組成傾斜層で形成するようにした。
【0053】従って、ベース層のバンドギャップがエミ
ッタ層側からコレクタ層側に向かってバンドギャップが
徐々に減少しているので、ベース層内でのキャリアの走
行時間が短縮されて動作が高速である。
【0054】
【発明の実施の形態】まず、本発明の実施の第一の形態
を図1および図2を参照して以下に説明する。なお、図
1はバイポーラトランジスタの積層構造を示す縦断正面
図、図2はバイポーラトランジスタの製造方法を示す工
程図である。また、これより以下の説明でも前述した従
来例と同一の部分は同一の名称および符号を利用して詳
細な説明は省略する。
【0055】まず、本実施の形態のバイポーラトランジ
スタ101も、図1に示すように、GaAs製の半絶縁
性基板2上に、n−GaAsからなるコレクタ層(5×
l016cm、500nm)3、p−AlXGa1-XAs
(x:0−0.1)の組成傾斜層からなるベース層(4
×1019cm-3、40〜80nm)4、n−Al0.25
0.75Asからなるエミッタ層(3×1017cm-3、3
00nm)5、が順番に積層されており、n−GaAs
からなるコレクタコンタクト層(3×1018cm-3、5
00nm)6、コレクタ電極7、ベース電極8、n−A
XGa1-XAs(x:0.25−0)/n−GaAs/
n−InXGa1-XAs(x:0−0.5)/n−In
0.5Ga0.5Asからなるエミッタキャップ層9、エミッ
タ電極10、SiO2膜11,43、等が所定位置に所
定形状で各々形成されている。
【0056】そして、前記ベース層4と前記ベース電極
8とは、p−GaAsからなるベースコンタクト層(4
×1020cm-3、300nm)102により導通されて
おり、該ベースコンタクト層102は、前記ベース層4
の前記コレクタ層3側の下面の一部に接続されている。
より詳細には、前記コレクタ層3は前記ベース4ととも
に部分的にサイドエッチングされており、この部分から
前記ベースコンタクト層102は前記ベース層4に接続
されている。
【0057】つぎに、本実施の形態のバイポーラトラン
ジスタ101の製造方法を図2を参照して以下に順次説
明する。まず、同図(a)に示すように、半絶縁性基板
2上に、コレクタコンタクト層6、コレクタ層3となる
n−GaAsの半導体層103、ベース層4となるp−
AlXGa1-XAs(x:0−0.1)の組成傾斜層10
4、エミッタ層5となるn−Al0.25Ga0.75Asの半
導体層105、エミッタキャップ層9となるn−AlX
Ga1-XAs(x:0.25−0)/n−GaAs/n
−InXGa1-XAs(x:0−0.5)/n−In0.5
Ga0.5Asの半導体層106、を順番に積層する。こ
の上面に、金属層とSiO2層(ともに図示せず)とを
積層し、これらを所定形状にパターニングしてエミッタ
電極10とSiO2膜11とを形成する。
【0058】つぎに、同図(b)に示すように、上記S
iO2膜11をマスクとしたエッチングにより前記各層
104〜106をパターニングし、エミッタキャップ層
9とエミッタ層5およびベース層4を形成する。つぎ
に、全面にSiO2層(図示せず)を形成し、これを反
応性イオンエッチングによりパターニングすることによ
り、同図(c)に示すように、前記ベース層4等のメサ
構造の側面と前記n−GaAsの半導体層103の上面
の外側部とにマスクとなるSiO2膜43を形成する。
【0059】つぎに、同図(d)に示すように、このS
iO2膜43をマスクとして露出しているGaAsの半
導体層103の結品面を、湿式エッチング等の等方的な
エッチングにより100nm厚ほど除去する。このと
き、上記メサの側部はサイドエッチングされるので、組
成傾斜型のベース層4の下面側が露出することになる。
【0060】つぎに、同図(e)に示すように、SiO
2膜43をマスクとしてMOMBE法により高濃度のp
−GaAs層を選択的に成長させていくと、これがメサ
側部で露出していたベース層4の下面側と接触する構造
のベースコンタクト層102となる。この後、n−Ga
Asの半導体層103をコレクタ層3に成形し、コレク
タコンタクト層6上にコレクタ電極7を形成するととも
に、ベースコンタクト層102上にベース電極8を形成
する。
【0061】上述のような製造方法によりバイポーラト
ランジスタ101を形成すれば、図1に示すように、ベ
ース電極8とベース層4とが高濃度のベースコンタクト
層102で接続され、特に、このベースコンタクト層1
02がベース層4の下面側と披続している構造が実現さ
れる。
【0062】本実施の形態のバイポーラトランジスタ1
01では、上述のようにベースコンタクト層102がベ
ース層4をサイドエッチングしたコレクタ層3側の下面
の一部に接続されているので、低抵抗のベースコンタク
ト層102によりベース層4の一部が置き換えられてい
る。このため、ベース層4の抵抗値が低減されており、
バイポーラトランジスタ101の高周波特性が向上して
いる。
【0063】しかも、ベース層4がエミッタ層5側から
コレクタ層3側に向かってバンドギャップが徐々に減少
する組成傾斜層で形成されているので、ベース層4内で
のキャリアの走行時間が短縮されて動作が高速である。
このようなベース層4の組成傾斜層がAlの組成比をエ
ミッタ層5側からコレクタ層3側に向って減少させたA
lGaAs層なので、ベースコンタクト層102が接続
されたベース層4の下面はAlの組成比が低くバンドギ
ャップも小さい。つまり、ベースコンタクト層102の
形成時にベース層4の下面を露出させても、そこに無用
な酸化物が発生することがなく、バンドギャップが大き
い面にベースコンタクト層102を接続する必要もない
ので、ベースコンタクト層102とベース層4とのオー
ミック接続の抵抗も低減されている。
【0064】なお、本発明は上記形態に限定されるもの
ではなく、各種の変形を許容する。例えば、上記形態で
はベース層4をp−AlXGa1-XAs(x:0−0.
1)の組成傾斜層で形成することを例示したが、これを
p−InXGa1-XAsの組成傾斜層、p−GaAsの均
一層、あるいはそれらとAlXGa1-XAsの組成傾斜層
とを積層させたものとすることも可能である。
【0065】また、上記形態では半絶縁性基板2上にコ
レクタ層3とベース層4とエミッタ層5とを順番に積層
した構造を例示したが、これを半絶縁性基板2上にエミ
ッタ層とベース層とコレクタ層とを順番に積層した構造
(図示せず)とすることも可能である。その場合、ベー
スコンタクト層をベース層のエミッタ層側の下面に接続
することになるので、もしも、ベース層をエミッタ層側
からコレクタ層側に向かってバンドギャップが徐々に減
少する組成傾斜層で形成するならば、この組成傾斜層は
Inの組成比をコレクタ層側からエミッタ層側に向って
減少させたInGaAs層などで形成し、製造時に露出
されてベースコンタクト層が接続されるベース層の下面
をInの組成比が低いものとすることが好ましい。
【0066】なお、上記形態のバイポーラトランジスタ
101の場合、ベースコンタクト層102を接続するた
めにコレクタ層3とともにベース層4もサイドエッチン
グするので、エッチング量を正確に制御しないとベース
層4のAlの組成比やバンドギャップが大きい部分が露
出する可能性がある。
【0067】そこで、このような課題を解決したバイポ
ーラトランジスタ111を、本発明の実施の第二の形態
として図3および図4に基づいて以下に説明する。な
お、図3はバイポーラトランジスタの積層構造を示す縦
断正面図、図4はバイポーラトランジスタの製造方法を
示す工程図である。また、これより以下の説明では上述
した実施の第一の形態と同一の部分は同一の名称および
符号を利用して詳細な説明は省略する。
【0068】まず、本実施の形態のバイポーラトランジ
スタ111では、図3に示すように、ベース層112が
挿入層に相当するp−InXGa1-XAs(x:0.1−
0)の半導体層113とp−AlXGa1-XAs(x:0
−0.1)の半導体層114との二つの組成傾斜層で形
成されている。そのうち、コレクタ層3側の前記半導体
層113は部分的に除去されることでエミッタ層5側の
前記半導体層114より幅狭に形成されているので、こ
の半導体層113が除去された部分からベースコンタク
ト層102は前記半導体層114のコレクタ層3側の下
面に接続されている。
【0069】つぎに、本実施の形態のバイポーラトラン
ジスタ111の製造方法を図4を参照して以下に簡単に
説明する。まず、同図(a)に示すように、半絶縁性基
板2上に、各層6,103、p−InXGa1-XAs
(x:0.1−0)の半導体層113、p−AlXGa
1-XAs(x:0−0.1)の半導体層114、各半導
体層105,106、を順番に積層し、この上面に所定
形状のエミッタ電極10とSiO2膜11とを形成す
る。
【0070】つぎに、同図(b)に示すように、上記S
iO2膜11をマスクとしたエッチングにより各層10
6,105,114を順次パターニングし、エミッタキ
ャップ層9やエミッタ層5とともにベース層112の第
二の半導体層114を形成する。つぎに、全面にSiO
2層(図示せず)を形成し、これを反応性イオンエッチ
ングによりパターニングすることにより、同図(c)に
示すように、前記ベース層112等のメサ構造の側面と
前記n−GaAsの半導体層103の上面の外側部とに
マスクとなるSiO2膜43を形成する。
【0071】つぎに、同図(d)に示すように、このS
iO2膜43をマスクとして露出しているp−InXGa
1-XAsの半導体層113を、リン酸や過酸化水素水を
含むエッチャントを用いてGaAsに対して選択的にエ
ッチングする。このときサイドエッチングによりマスク
されている上記メサの側部も半導体層113が除去され
るため、その上層であるp−AlXGa1-XAsの半導体
層114の下面が露出することになる。
【0072】つぎに、同図(e)に示すように、SiO
2膜43をマスクとしてMOMBE法により高濃度のp
−GaAs層を選択的に成長させていくと、これがメサ
側部で露出していた半導体層114の下面および半導体
層113の側面と接触する構造のベースコンタクト層1
02となる。この後、n−GaAsの半導体層103を
コレクタ層3に成形し、コレクタコンタクト層6上にコ
レクタ電極7を形成するとともに、ベースコンタクト層
102上にベース電極8を形成する。
【0073】上述のような製造方法によりバイポーラト
ランジスタ111を形成すれば、図3に示すように、ベ
ース電極8とベース層112とが高濃度のベースコンタ
クト層102で接続され、特に、このベースコンタクト
層102がベース層112の下面側と披続している構造
が実現される。
【0074】本実施の形態のバイポーラトランジスタ1
11では、上述のように二層構造のベース層112の下
層の側部を除去することで上層の下面にベースコンタク
ト層102が接続されているので、低抵抗のベースコン
タクト層102によりベース層112の一部が置き換え
られている。このため、ベース層112の抵抗値が低減
されており、バイポーラトランジスタ111の高周波特
性が向上している。
【0075】しかも、ベース層112がエミッタ層5側
からコレクタ層3側に向かってバンドギャップが徐々に
減少する組成傾斜層で形成されているので、ベース層1
12内でのキャリアの走行時間が短縮されて動作が高速
である。このようなベース層112の半導体層114は
Alの組成比をエミッタ層5側からコレクタ層3側に向
って減少させたAlGaAsの組成傾斜層なので、ベー
スコンタクト層102が接続された半導体層114の下
面はAlの組成比が低くバンドギャップも小さい。つま
り、ベースコンタクト層102の形成時に半導体層11
4の下面を露出させても、そこに無用な酸化物が発生す
ることがなく、バンドギャップが大きい面にベースコン
タクト層102を接続する必要もないので、ベースコン
タクト層102とベース層112とのオーミック接続の
抵抗も低減されている。
【0076】しかも、本実施の形態のバイポーラトラン
ジスタ111では、上述のようにベース層112を二層
の半導体層113,114で形成しており、そのエッチ
ング選択性によりベースコンタクト層102を接続する
部分を形成しているので、エッチングの過剰により半導
体層114のAlの組成比やバンドギャップが大きい部
分が露出することもない。
【0077】なお、本発明も上記形態に限定されるもの
ではなく、各種の変形を許容する。例えば、上記形態で
は半絶縁性基板2上にコレクタ層3とベース層112と
エミッタ層5とを順番に積層した構造を例示したが、こ
れを半絶縁性基板2上にエミッタ層とベース層とコレク
タ層とを順番に積層した構造(図示せず)とすることも
可能である。
【0078】つぎに、本発明の実施の第三の形態を図5
および図6に基づいて以下に説明する。なお、図5はバ
イポーラトランジスタの積層構造を示す縦断正面図、図
6はバイポーラトランジスタの製造方法を示す工程図で
ある。また、これより以下の説明では前述した実施の第
一第二の形態と同一の部分は同一の名称および符号を利
用して詳細な説明は省略する。
【0079】まず、本実施の形態のバイポーラトランジ
スタ121では、図5に示すように、コレクタ層122
がn−GaAsの半導体層103と挿入層に相当するn
−InXGa1-XAs(xは0.5以下)の半導体層12
3との二層で形成されている。そのうち、ベース層4側
の前記半導体層123は部分的に除去されているので、
この半導体層123が除去された部分からベースコンタ
クト層102はベース層4の下面に接続されている。
【0080】つぎに、本実施の形態のバイポーラトラン
ジスタ121の製造方法を図6を参照して以下に簡単に
説明する。まず、同図(a)に示すように、半絶縁性基
板2上に、各層6,103、n−InXGa1-XAsの半
導体層123、各層104〜106、を順番に積層し、
この上面に所定形状のエミッタ電極10とSiO2膜1
1とを形成する。
【0081】つぎに、同図(b)に示すように、上記S
iO2膜11をマスクとしたエッチングによりエミッタ
キャップ層9とエミッタ層5およびベース層4を形成す
る。つぎに、全面にSiO2層(図示せず)を形成して
からパターニングすることにより、同図(c)に示すよ
うに、前記ベース層4等のメサ構造の側面と前記n−G
aAsの半導体層103の上面の外側部とにマスクとな
るSiO2膜43を形成する。
【0082】つぎに、同図(d)に示すように、このS
iO2膜43をマスクとして露出しているn−InXGa
1-XAsの半導体層123を、リン酸や過酸化水素水を
含むエッチャントを用いてGaAsに対して選択的にエ
ッチングする。このときサイドエッチングによりマスク
されている上記メサの側部も半導体層123が除去され
るため、その上層であるベース層4の下面が露出するこ
とになる。
【0083】つぎに、同図(e)に示すように、SiO
2膜43をマスクとしてMOMBE法により高濃度のp
−GaAs層を選択的に成長させていくと、これがメサ
側部で露出していたベース層4の下面と接触する構造の
ベースコンタクト層102となる。この後、n−GaA
sの半導体層103を成形してコレクタ層122を形成
し、コレクタコンタクト層6上にコレクタ電極7を形成
するとともに、ベースコンタクト層102上にベース電
極8を形成する。
【0084】上述のような製造方法によりバイポーラト
ランジスタ121を形成すれば、図5に示すように、ベ
ース電極8とベース層4とが高濃度のベースコンタクト
層102で接続され、特に、このベースコンタクト層1
02がベース層4の下面側と披続している構造が実現さ
れる。
【0085】本実施の形態のバイポーラトランジスタ1
21では、上述のようにベース層4がエミッタ層5側か
らコレクタ層122側に向かってバンドギャップが徐々
に減少する組成傾斜層で形成されているので、ベース層
4内でのキャリアの走行時間が短縮されて動作が高速で
ある。このようなベース層4の半導体層114はAlの
組成比をエミッタ層5側からコレクタ層122側に向っ
て減少させたAlGaAsの組成傾斜層なので、ベース
コンタクト層102が接続された半導体層114の下面
はAlの組成比が低くバンドギャップも小さい。つま
り、ベースコンタクト層102の形成時にベース層4の
下面を露出させても、そこに無用な酸化物が発生するこ
とがなく、バンドギャップが大きい面にベースコンタク
ト層102を接続する必要もないので、ベースコンタク
ト層102とベース層4とのオーミック接続の抵抗も低
減されている。
【0086】しかも、本実施の形態のバイポーラトラン
ジスタ121では、上述のようにコレクタ層122を二
層の半導体層103,123で形成しており、そのエッ
チング選択性によりベースコンタクト層102を接続す
る部分を形成しているので、エッチングの過剰によりベ
ース層4のAlの組成比やバンドギャップが大きい部分
が露出することもない。
【0087】なお、本発明も上記形態に限定されるもの
ではなく、各種の変形を許容する。例えば、上記形態で
は半絶縁性基板2上にコレクタ層122とベース層4と
エミッタ層5とを順番に積層した構造を例示したが、こ
れを半絶縁性基板2上にエミッタ層とベース層とコレク
タ層とを順番に積層した構造(図示せず)とすることも
可能である。
【0088】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、以下に記載するような効果を奏する。
【0089】請求項1記載の発明のバイポーラトランジ
スタは、半絶縁性基板上に第一導電型のコレクタ層と第
二導電型のベース層と第一導電型のエミッタ層とが順番
に積層されており、前記コレクタ層に導通するコレクタ
電極と前記ベース層に導通するベース電極と前記エミッ
タ層に導通するエミッタ電極とが各々形成されているバ
イポーラトランジスタにおいて、前記ベース層と前記ベ
ース電極とを導通させる第二導電型のベースコンタクト
層が設けられており、該ベースコンタクト層が前記ベー
ス層の前記コレクタ層側の面の一部に接触しており、前
記ベースコンタクト層の前記ベース層とは接触していな
い上面の略全域が前記ベース層の下面より上方に位置し
おり、前記コレクタ層は、前記ベース層側が部分的に
除去された少なくとも二つの半導体層で形成されてお
り、前記ベースコンタクト層は、前記ベース層側の前記
半導体層が除去されている部分から前記ベース層に接触
していることにより、ベース層の一部をベースコンタク
ト層で置き換えた構造として、ベース層の抵抗値を低減
させて高周波特性を向上させることができ、特に、Al
の組成比をエミッタ層側からコレクタ層側に向って減少
させたAlGaAsの組成傾斜層などでベース層を形成
しても、その露出されてベースコンタクト層が接続され
る面をAlの組成比が低くバンドギャップも小さい面と
することができるので、無用な酸化物の発生を防止して
ベース層とベースコンタクト層とを良好にオーミック接
続することができ、ベース層のコレクタ層側の面にベー
スコンタクト層を接続する構造を簡易に実現することが
できる
【0090】請求項2記載の発明のバイポーラトランジ
スタは、半絶縁性基板上に第一導電型のコレクタ層と第
二導電型のベース層と第一導電型のエミッタ層とが順番
に積層されており、前記コレクタ層に導通するコレクタ
電極と前記ベース層に導通するベース電極と前記エミッ
タ層に導通するエミッタ電極とが各々形成されている
イポーラトランジスタにおいて、前記ベース層と前記ベ
ース電極とを導通させる第二導電型のベースコンタクト
層が設けられており、該ベースコンタクト層が前記ベー
ス層の前記コレクタ層側の面の一部に接触しており、前
記ベースコンタクト層の前記ベース層とは接触していな
い上面の略全域が前記ベース層の下面より上方に位置し
ており、前記コレクタ層と前記ベース層との中間に部分
的に除去された挿入層が形成されており、前記ベースコ
ンタクト層は、前記挿入層が除去されている部分から前
記ベース層に接触していることにより、ベース層の一部
をベースコンタクト層で置き換えた構造として、ベース
層の抵抗値を低減させて高周波特性を向上させることが
でき、特に、Alの組成比をエミッタ層側からコレクタ
層側に向って減少させたAlGaAsの組成傾斜層など
でベース層を形成しても、その露出されてベースコンタ
クト層が接続される面をAlの組成比が低くバンドギャ
ップも小さい面とすることができるので、無用な酸化物
の発生を防止してベース層とベースコンタクト層とを良
好にオーミック接続することができ、ベース層のコレク
タ層側の面にベースコンタクト層を接続する構造を簡易
に実現することができる
【0091】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載のバイポーラトランジスタであって、ベース層は、
少なくとも一部がエミッタ層側からコレクタ層側に向か
ってバンドギャップが徐々に減少する組成傾斜層で形成
されていることにより、ベース層内でのキャリアの走行
時間を短縮させて動作を高速化することができ、このよ
うなベース層の組成傾斜層がAlの組成比をエミッタ層
側からコレクタ層側に向って減少させたAlGaAs層
でも、その露出されてベースコンタクト層が接続される
面をAlの組成比が低くバンドギャップも小さい面とす
ることができるので、無用な酸化物の発生を防止してベ
ース層とベースコンタクト層とを良好にオーミック接続
することができる。
【0092】請求項4記載の発明は、請求項1ないし3
の何れか一記載のバイポーラトランジスタであって、ベ
ース層は、コレクタ層側がエミッタ層側より幅狭の少な
くとも二つの半導体層で形成されており、ベースコンタ
クト層は、前記コレクタ層側の前記半導体層が位置しな
い部分から前記エミッタ層側の前記半導体層に接触して
いることにより、ベース層のコレクタ層側の面にベース
コンタクト層を接続する構造を簡易に実現することがで
きる。
【0093】請求項5記載の発明のバイポーラトランジ
スタは、半絶縁性基板上に第一導電型のエミッタ層と第
二導電型のベース層と第一導電型のコレクタ層とが順番
に積層されており、前記エミッタ層に導通するエミッタ
電極と前記ベース層に導通するベース電極と前記コレク
タ層に導通するコレクタ電極とが各々形成されているバ
イポーラトランジスタにおいて、前記ベース層と前記ベ
ース電極とを導通させる第二導電型のベースコンタクト
層が設けられており、該ベースコンタクト層が前記ベー
ス層の前記エミッタ層側の面の一部に接触しており、前
記ベースコンタクト層の前記ベース層とは接触していな
い上面の略全域が前記ベース層の下面より上方に位置し
おり、前記エミッタ層は、前記ベース層側が部分的に
除去された少なくとも二つの半導体層で形成されてお
り、前記ベースコンタクト層は、前記ベース層側の前記
半導体層が除去されている部分から前記ベース層に接触
していることにより、ベース層の一部をベースコンタク
ト層で置き換えた構造として、ベース層の抵抗値を低減
させて高周波特性を向上させることができ、特に、In
の組成比をコレクタ層側からエミッタ層側に向って減少
させたInGaAsの組成傾斜層などでベース層を形成
しても、その露出されてベースコンタクト層が接続され
る面をInの組成比が低い面とすることができるので、
無用な酸化物の発生を防止してベース層とベースコンタ
クト層とを良好にオーミック接続することができ、ベー
ス層のエミッタ層側の面にベースコンタクト層を接続す
る構造を簡易に実現することができる
【0094】請求項6記載の発明のバイポーラトランジ
スタは、半絶縁性基板上に第一導電型のエミッタ層と第
二導電型のベース層と第一導電型のコレクタ層とが順番
に積層されており、前記エミッタ層に導通するエミッタ
電極と前記ベース層に導通するベース電極と前記コレク
タ層に導通するコレクタ電極とが各々形成されているバ
イポーラトランジスタにおいて、前記ベース層と前記ベ
ース電極とを導通させ る第二導電型のベースコンタクト
層が設けられており、該ベースコンタクト層が前記ベー
ス層の前記エミッタ層側の面の一部に接触しており、前
記ベースコンタクト層の前記ベース層とは接触していな
い上面の略全域が前記ベース層の下面より上方に位置し
ており、前記エミッタ層と前記ベース層との中間に部分
的に除去された挿入層が形成されており、前記ベースコ
ンタクト層は、前記挿入層が除去されている部分から前
記ベース層に接触していることにより、ベース層の一部
をベースコンタクト層で置き換えた構造として、ベース
層の抵抗値を低減させて高周波特性を向上させることが
でき、特に、Inの組成比をコレクタ層側からエミッタ
層側に向って減少させたInGaAsの組成傾斜層など
でベース層を形成しても、その露出されてベースコンタ
クト層が接続される面をInの組成比が低い面とするこ
とができるので、無用な酸化物の発生を防止してベース
層とベースコンタクト層とを良好にオーミック接続する
ことができ、ベース層のエミッタ層側の面にベースコン
タクト層を接続する構造を簡易に実現することができ
【0095】請求項7記載の発明は、請求項5または6
記載のバイポーラトランジスタであって、ベース層は、
少なくとも一部がエミッタ層側からコレクタ層側に向か
ってバンドギャップが徐々に減少する組成傾斜層で形成
されていることにより、ベース層内でのキャリアの走行
時間を短縮させて動作を高速化することができ、このよ
うなベース層の組成傾斜層がInの組成比をコレクタ層
側からエミッタ層側に向って減少させたInGaAs層
でも、その露出されてベースコンタクト層が接続される
面をInの組成比が低い面とすることができるので、無
用な酸化物の発生を防止してベース層とベースコンタク
ト層とを良好にオーミック接続することができる。
【0096】請求項8記載の発明は、請求項5ないし7
の何れか一記載のバイポーラトランジスタであって、ベ
ース層は、エミッタ層側がコレクタ層側より幅狭の少な
くとも二つの半導体層で形成されており、ベースコンタ
クト層は、前記エミッタ層側の前記半導体層が位置しな
い部分から前記コレクタ層側の前記半導体層に接触して
いることにより、ベース層のエミッタ層側の面にベース
コンタクト層を接続する構造を簡易に実現することがで
きる。
【0097】請求項9記載の発明のバイポーラトランジ
スタの製造方法は、半絶縁性基板上に第一導電型のコレ
クタ層と第二導電型のベース層と第一導電型のエミッタ
層とを順番に積層し、前記コレクタ層に導通するコレク
タ電極と前記ベース層に導通するベース電極と前記エミ
ッタ層に導通するエミッタ電極とを各々形成するように
したバイポーラトランジスタの製造方法において、前記
コレクタ層と前記ベース層との少なくとも一方のサイド
エッチングにより前記ベース層の前記コレクタ層側の面
の一部を露出させ、該露出した面に接触するようにベー
スコンタクト層を形成し、該ベースコンタクト層に前記
ベース電極を積層するようにしたことにより、ベース層
の一部をベースコンタクト層で置き換えた構造として、
ベース層の抵抗値抵抗値が低く高周波特性が良好なバイ
ポーラトランジスタを製造することができ、特に、Al
の組成比をエミッタ層側からコレクタ層側に向って減少
させたAlGaAsの組成傾斜層などでベース層を形成
しても、その露出されてベースコンタクト層が接続され
る面をAlの組成比が低くバンドギャップも小さい面と
することができるので、無用な酸化物の発生を防止して
ベース層とベースコンタクト層とを良好にオーミック接
続することができる。
【0098】請求項10記載の発明のバイポーラトラン
ジスタの製造方法は、半絶縁性基板上に第一導電型のコ
レクタ層と第二導電型のベース層と第一導電型のエミッ
タ層とを順番に積層し、前記コレクタ層に導通するコレ
クタ電極と前記ベース層に導通するベース電極と前記エ
ミッタ層に導通するエミッタ電極とを各々形成するよう
にしたバイポーラトランジスタの製造方法において、前
記コレクタ層と前記ベース層との中間に挿入層を形成
し、該挿入層のサイドエッチングにより前記ベース層の
前記コレクタ層側の面の一部を露出させ、該露出した面
に接触するようにベースコンタクト層を形成し、該ベー
スコンタクト層に前記ベース電極を積層するようにした
ことにより、ベース層の一部をベースコンタクト層で置
き換えた構造として、ベース層の抵抗値抵抗値が低く高
周波特性が良好なバイポーラトランジスタを製造するこ
とができ、特に、Alの組成比をエミッタ層側からコレ
クタ層側に向って減少させたAlGaAsの組成傾斜層
などでベース層を形成しても、その露出されてベースコ
ンタクト層が接続される面をAlの組成比が低くバンド
ギャップも小さい面とすることができるので、無用な酸
化物の発生を防止してベース層とベースコンタクト層と
を良好にオーミック接続することができ、複数層のエッ
チング選択性を利用してベース層のコレクタ層側の面に
ベースコンタクト層を簡易に接続することができる。
【0099】請求項11記載の発明のバイポーラトラン
ジスタの製造方法は、半絶縁性基板上に第一導電型のコ
レクタ層と第二導電型のベース層と第一導電型のエミッ
タ層とを順番に積層し、前記コレクタ層に導通するコレ
クタ電極と前記ベース層に導通するベース電極と前記エ
ミッタ層に導通するエミッタ電極とを各々形成するよう
にしたバイポーラトランジスタの製造方法において、少
なくとも二つの半導体層を積層して前記ベース層を形成
し、前記コレクタ層側の前記半導体層の側部をサイドエ
ッチングにより除去し、該半導体層を除去した部分に露
出した前記半導体層の前記コレクタ層側の面に接触する
ようにベースコンタクト層を形成し、該ベースコンタク
ト層に前記ベース電極を積層するようにしたことによ
り、ベース層の一部をベースコンタクト層で置き換えた
構造として、ベース層の抵抗値抵抗値が低く高周波特性
が良好なバイポーラトランジスタを製造することがで
き、特に、Alの組成比をエミッタ層側からコレクタ層
側に向って減少させたAlGaAsの組成傾斜層などで
ベース層を形成しても、その露出されてベースコンタク
ト層が接続される面をAlの組成比が低くバンドギャッ
プも小さい面とすることができるので、無用な酸化物の
発生を防止してベース層とベースコンタクト層とを良好
にオーミック接続することができ、複数層のエッチング
選択性を利用してベース層のコレクタ層側の面にベース
コンタクト層を簡易に接続することができる。
【0100】請求項12記載の発明のバイポーラトラン
ジスタの製造方法は、半絶縁性基板上に第一導電型のコ
レクタ層と第二導電型のベース層と第一導電型のエミッ
タ層とを順番に積層し、前記コレクタ層に導通するコレ
クタ電極と前記ベース層に導通するベース電極と前記エ
ミッタ層に導通するエミッタ電極とを各々形成するよう
にしたバイポーラトランジスタの製造方法において、少
なくとも二つの半導体層を積層して前記コレクタ層を形
成し、前記ベース層側の前記半導体層をサイドエッチン
グにより部分的に除去し、該半導体層を除去した部分に
露出した前記ベース層の前記コレクタ層側の面に接触す
るようにベースコンタクト層を形成し、該ベースコンタ
クト層に前記ベース電極を積層するようにしたことによ
り、ベース層の一部をベースコンタクト層で置き換えた
構造として、ベース層の抵抗値抵抗値が低く高周波特性
が良好なバイポーラトランジスタを製造することがで
き、特に、Alの組成比をエミッタ層側からコレクタ層
側に向って減少させたAlGaAsの組成傾斜層などで
ベース層を形成しても、その露出されてベースコンタク
ト層が接続される面をAlの組成比が低くバンドギャッ
プも小さい面とすることができるので、無用な酸化物の
発生を防止してベース層とベースコンタクト層とを良好
にオーミック接続することができ、複数層のエッチング
選択性を利用してベース層のコレクタ層側の面にベース
コンタクト層を簡易に接続することができる。
【0101】請求項13記載の発明のバイポーラトラン
ジスタの製造方法は、半絶縁性基板上に第一導電型のエ
ミッタ層と第二導電型のベース層と第一導電型のコレク
タ層とを順番に積層し、前記エミッタ層に導通するエミ
ッタ電極と前記ベース層に導通するベース電極と前記コ
レクタ層に導通するコレクタ電極とを各々形成するよう
にしたバイポーラトランジスタの製造方法において、前
記エミッタ層と前記ベース層との少なくとも一方のサイ
ドエッチングにより前記ベース層の前記エミッタ層側の
面の一部を露出させ、該露出した面に接触するようにベ
ースコンタクト層を形成し、該ベースコンタクト層に前
記ベース電極を積層するようにしたことにより、ベース
層の一部をベースコンタクト層で置き換えた構造とし
て、ベース層の抵抗値抵抗値が低く高周波特性が良好な
バイポーラトランジスタを製造することができ、特に、
Inの組成比をコレクタ層側からエミッタ層側に向って
減少させたInGaAsの組成傾斜層などでベース層を
形成しても、その露出されてベースコンタクト層が接続
される面をInの組成比が低い面とすることができるの
で、無用な酸化物の発生を防止してベース層とベースコ
ンタクト層とを良好にオーミック接続することができ
る。
【0102】請求項14記載の発明のバイポーラトラン
ジスタの製造方法は、半絶縁性基板上に第一導電型のエ
ミッタ層と第二導電型のベース層と第一導電型のコレク
タ層とを順番に積層し、前記エミッタ層に導通するエミ
ッタ電極と前記ベース層に導通するベース電極と前記コ
レクタ層に導通するコレクタ電極とを各々形成するよう
にしたバイポーラトランジスタの製造方法において、前
記エミッタ層と前記ベース層との中間に挿入層を形成
し、該挿入層のサイドエッチングにより前記ベース層の
前記コレクタ層側の面の一部を露出させ、該露出した面
に接触するようにベースコンタクト層を形成し、該ベー
スコンタクト層に前記ベース電極を積層するようにした
ことにより、ベース層の一部をベースコンタクト層で置
き換えた構造として、ベース層の抵抗値抵抗値が低く高
周波特性が良好なバイポーラトランジスタを製造するこ
とができ、特に、Inの組成比をコレクタ層側からエミ
ッタ層側に向って減少させたInGaAsの組成傾斜層
などでベース層を形成しても、その露出されてベースコ
ンタクト層が接続される面をInの組成比が低い面とす
ることができるので、無用な酸化物の発生を防止してベ
ース層とベースコンタクト層とを良好にオーミック接続
することができ、複数層のエッチング選択性を利用して
ベース層のエミッタ層側の面にベースコンタクト層を簡
易に接続することができる。
【0103】請求項15記載の発明のバイポーラトラン
ジスタの製造方法は、半絶縁性基板上に第一導電型のエ
ミッタ層と第二導電型のベース層と第一導電型のコレク
タ層とを順番に積層し、前記エミッタ層に導通するエミ
ッタ電極と前記ベース層に導通するベース電極と前記コ
レクタ層に導通するコレクタ電極とを各々形成するよう
にしたバイポーラトランジスタの製造方法において、少
なくとも二つの半導体層を積層して前記ベース層を形成
し、該ベース層の前記エミッタ層側の前記半導体層の側
部をサイドエッチングにより除去し、該半導体層を除去
した部分に露出した前記半導体層の前記エミッタ層側の
面に接触するようにベースコンタクト層を形成し、該ベ
ースコンタクト層に前記ベース電極を積層するようにし
たことにより、ベース層の一部をベースコンタクト層で
置き換えた構造として、ベース層の抵抗値抵抗値が低く
高周波特性が良好なバイポーラトランジスタを製造する
ことができ、特に、Inの組成比をコレクタ層側からエ
ミッタ層側に向って減少させたInGaAsの組成傾斜
層などでベース層を形成しても、その露出されてベース
コンタクト層が接続される面をInの組成比が低い面と
することができるので、無用な酸化物の発生を防止して
ベース層とベースコンタクト層とを良好にオーミック接
続することができ、複数層のエッチング選択性を利用し
てベース層のエミッタ層側の面にベースコンタクト層を
簡易に接続することができる。
【0104】請求項16記載の発明のバイポーラトラン
ジスタの製造方法は、半絶縁性基板上に第一導電型のエ
ミッタ層と第二導電型のベース層と第一導電型のコレク
タ層とを順番に積層し、前記エミッタ層に導通するエミ
ッタ電極と前記ベース層に導通するベース電極と前記コ
レクタ層に導通するコレクタ電極とを各々形成するよう
にしたバイポーラトランジスタの製造方法において、少
なくとも二つの半導体層を積層して前記エミッタ層を形
成し、該エミッタ層の前記ベース層側の前記半導体層を
サイドエッチングにより部分的に除去し、該半導体層を
除去した部分に露出した前記ベース層の前記エミッタ層
側の面に接触するようにベースコンタクト層を形成し、
該ベースコンタクト層に前記ベース電極を積層するよう
にしたことにより、ベース層の一部をベースコンタクト
層で置き換えた構造として、ベース層の抵抗値抵抗値が
低く高周波特性が良好なバイポーラトランジスタを製造
することができ、特に、Inの組成比をコレクタ層側か
らエミッタ層側に向って減少させたInGaAsの組成
傾斜層などでベース層を形成しても、その露出されてベ
ースコンタクト層が接続される面をInの組成比が低い
面とすることができるので、無用な酸化物の発生を防止
してベース層とベースコンタクト層とを良好にオーミッ
ク接続することができ、複数層のエッチング選択性を利
用してベース層のエミッタ層側の面にベースコンタクト
層を簡易に接続することができる。
【0105】請求項17記載の発明は、請求項9ないし
16のいずれか一記載のバイポーラトランジスタの製造
方法であって、ベース層の少なくとも一部をエミッタ層
側からコレクタ層側に向ってバンドギャップが徐々に減
少する組成傾斜層で形成するようにしたことにより、ベ
ース層内でのキャリアの走行時間が短縮されて動作が高
速なバイポーラトランジスタを製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第一の形態のバイポーラトラン
ジスタを示す縦断正面図である。
【図2】バイポーラトランジスタの製造方法を示す工程
図である。
【図3】本発明の実施の第二の形態のバイポーラトラン
ジスタを示す縦断正面図である。
【図4】バイポーラトランジスタの製造方法を示す工程
図である。
【図5】本発明の実施の第三の形態のバイポーラトラン
ジスタを示す縦断正面図である。
【図6】バイポーラトランジスタの製造方法を示す工程
図である。
【図7】第一の従来例のバイポーラトランジスタを示す
縦断正面図である。
【図8】第二の従来例のバイポーラトランジスタを示す
縦断正面図である。
【図9】第三の従来例のバイポーラトランジスタを示す
縦断正面図である。
【図10】第四第五の従来例のバイポーラトランジスタ
を示す縦断正面図である。
【符号の説明】 2 半絶縁性基板 3,122 コレクタ層 4,112 ベース層 5 エミッタ層 6 コレクタコンタクト層 7 コレクタ電極 8 ベース電極 9 エミッタキャップ層 11,43 SiO2膜 10 エミッタ電極 101,111,121 バイポーラトランジスタ 102 ベースコンタクト層 103,113,114,123 半導体層

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半絶縁性基板上に第一導電型のコレクタ
    層と第二導電型のベース層と第一導電型のエミッタ層と
    が順番に積層されており、前記コレクタ層に導通するコ
    レクタ電極と前記ベース層に導通するベース電極と前記
    エミッタ層に導通するエミッタ電極とが各々形成されて
    いるバイポーラトランジスタにおいて、 前記ベース層と前記ベース電極とを導通させる第二導電
    型のベースコンタクト層が設けられており、該ベースコ
    ンタクト層が前記ベース層の前記コレクタ層側の面の一
    部に接触しており、前記ベースコンタクト層の前記ベー
    ス層とは接触していない上面の略全域が前記ベース層の
    下面より上方に位置しており、前記コレクタ層は、前記
    ベース層側が部分的に除去された少なくとも二つの半導
    体層で形成されており、前記ベースコンタクト層は、前
    記ベース層側の前記半導体層が除去されている部分から
    前記ベース層に接触していることを特徴とするバイポー
    ラトランジスタ。
  2. 【請求項2】 半絶縁性基板上に第一導電型のコレクタ
    層と第二導電型のベース層と第一導電型のエミッタ層と
    が順番に積層されており、前記コレクタ層に導通するコ
    レクタ電極と前記ベース層に導通するベース電極と前記
    エミッタ層に導通するエミッタ電極とが各々形成されて
    いるバイポーラトランジスタにおいて、 前記ベース層と前記ベース電極とを導通させる第二導電
    型のベースコンタクト層が設けられており、該ベースコ
    ンタクト層が前記ベース層の前記コレクタ層側の面の一
    部に接触しており、前記ベースコンタクト層の前記ベー
    ス層とは接触していない上面の略全域が前記ベース層の
    下面より上方に位置しており、前記コレクタ層と前記ベ
    ース層との中間に部分的に除去された挿入層が形成され
    ており、前記ベースコンタクト層は、前記挿入層が除去
    されている部分から前記ベース層に接触していることを
    特徴とするバイポーラトランジスタ。
  3. 【請求項3】 ベース層は、少なくとも一部がエミッタ
    層側からコレクタ層側に向かってバンドギャップが徐々
    に減少する組成傾斜層で形成されていることを特徴とす
    請求項1または2記載のバイポーラトランジスタ。
  4. 【請求項4】 ベース層は、コレクタ層側がエミッタ層
    側より幅狭の少なくとも二つの半導体層で形成されてお
    り、ベースコンタクト層は、前記コレクタ層側の前記半
    導体層が位置しない部分から前記エミッタ層側の前記半
    導体層に接触していることを特徴とする請求項1ないし
    3の何れか一記載のバイポーラトランジスタ。
  5. 【請求項5】 半絶縁性基板上に第一導電型のエミッタ
    層と第二導電型のベース層と第一導電型のコレクタ層と
    が順番に積層されており、前記エミッタ層に導通するエ
    ミッタ電極と前記ベース層に導通するベース電極と前記
    コレクタ層に導通するコレクタ電極とが各々形成されて
    いるバイポーラトランジスタにおいて、 前記ベース層と前記ベース電極とを導通させる第二導電
    型のベースコンタクト層が設けられており、該ベースコ
    ンタクト層が前記ベース層の前記エミッタ層側の面の一
    部に接触しており、前記ベースコンタクト層の前記ベー
    ス層とは接触していない上面の略全域が前記ベース層の
    下面より上方に位置しており、前記エミッタ層は、前記
    ベース層側が部分的に除去された少なくとも二つの半導
    体層で形成されており、前記ベースコンタクト層は、前
    記ベース層側の前記半導体層が除去されている部分から
    前記ベース層に接触していることを特徴とするバイポー
    ラトランジスタ。
  6. 【請求項6】 半絶縁性基板上に第一導電型のエミッタ
    層と第二導電型のベース層と第一導電型のコレクタ層と
    が順番に積層されており、前記エミッタ層に導通するエ
    ミッタ電極と前記ベース層に導通するベース電極と前記
    コレクタ層に導通するコレクタ電極とが各々形成されて
    いるバイポーラトランジスタにおいて、 前記ベース層と前記ベース電極とを導通させる第二導電
    型のベースコンタクト層が設けられており、該ベースコ
    ンタクト層が前記ベース層の前記エミッタ層側の面の一
    部に接触しており、前記ベースコンタクト層の前記ベー
    ス層とは接触していない上面の略全域が前記ベース層の
    下面より上方に位置しており、前記エミッタ層と前記ベ
    ース層との中間に部分的に除去された挿入層が形成され
    ており、前記ベースコンタクト層は、前記挿入層が除去
    されている部分から前記ベース層 に接触していることを
    特徴とするバイポーラトランジスタ。
  7. 【請求項7】 ベース層は、少なくとも一部がエミッタ
    層側からコレクタ層側に向かってバンドギャップが徐々
    に減少する組成傾斜層で形成されていることを特徴とす
    請求項5または6記載のバイポーラトランジスタ。
  8. 【請求項8】 ベース層は、エミッタ層側がコレクタ層
    側より幅狭の少なくとも二つの半導体層で形成されてお
    り、ベースコンタクト層は、前記エミッタ層側の前記半
    導体層が位置しない部分から前記コレクタ層側の前記半
    導体層に接触していることを特徴とする請求項5ないし
    7の何れか一記載のバイポーラトランジスタ。
  9. 【請求項9】 半絶縁性基板上に第一導電型のコレクタ
    層と第二導電型のベース層と第一導電型のエミッタ層と
    を順番に積層し、前記コレクタ層に導通するコレクタ電
    極と前記ベース層に導通するベース電極と前記エミッタ
    層に導通するエミッタ電極とを各々形成するようにした
    バイポーラトランジスタの製造方法において、 前記コレクタ層と前記ベース層との少なくとも一方のサ
    イドエッチングにより前記ベース層の前記コレクタ層側
    の面の一部を露出させ、該露出した面に接触するように
    ベースコンタクト層を形成し、該ベースコンタクト層に
    前記ベース電極を積層するようにしたことを特徴とする
    バイポーラトランジスタの製造方法。
  10. 【請求項10】 半絶縁性基板上に第一導電型のコレク
    タ層と第二導電型のベース層と第一導電型のエミッタ層
    とを順番に積層し、前記コレクタ層に導通するコレクタ
    電極と前記ベース層に導通するベース電極と前記エミッ
    タ層に導通するエミッタ電極とを各々形成するようにし
    たバイポーラトランジスタの製造方法において、 前記コレクタ層と前記ベース層との中間に挿入層を形成
    し、該挿入層のサイドエッチングにより前記ベース層の
    前記コレクタ層側の面の一部を露出させ、該露出した面
    に接触するようにベースコンタクト層を形成し、該ベー
    スコンタクト層に前記ベース電極を積層するようにした
    ことを特徴とするバイポーラトランジスタの製造方法。
  11. 【請求項11】 半絶縁性基板上に第一導電型のコレク
    タ層と第二導電型のベース層と第一導電型のエミッタ層
    とを順番に積層し、前記コレクタ層に導通するコレクタ
    電極と前記ベース層に導通するベース電極と前記エミッ
    タ層に導通するエミッタ電極とを各々形成するようにし
    たバイポーラトランジスタの製造方法において、 少なくとも二つの半導体層を積層して前記ベース層を形
    成し、前記コレクタ層側の前記半導体層の側部をサイド
    エッチングにより除去し、該半導体層を除去した部分に
    露出した前記半導体層の前記コレクタ層側の面に接触す
    るようにベースコンタクト層を形成し、該ベースコンタ
    クト層に前記ベース電極を積層するようにしたことを特
    徴とするバイポーラトランジスタの製造方法。
  12. 【請求項12】 半絶縁性基板上に第一導電型のコレク
    タ層と第二導電型のベース層と第一導電型のエミッタ層
    とを順番に積層し、前記コレクタ層に導通するコレクタ
    電極と前記ベース層に導通するベース電極と前記エミッ
    タ層に導通するエミッタ電極とを各々形成するようにし
    たバイポーラトランジスタの製造方法において、 少なくとも二つの半導体層を積層して前記コレクタ層を
    形成し、前記ベース層側の前記半導体層をサイドエッチ
    ングにより部分的に除去し、該半導体層を除去した部分
    に露出した前記ベース層の前記コレクタ層側の面に接触
    するようにベースコンタクト層を形成し、該ベースコン
    タクト層に前記ベース電極を積層するようにしたことを
    特徴とするバイポーラトランジスタの製造方法。
  13. 【請求項13】 半絶縁性基板上に第一導電型のエミッ
    タ層と第二導電型のベース層と第一導電型のコレクタ層
    とを順番に積層し、前記エミッタ層に導通するエミッタ
    電極と前記ベース層に導通するベース電極と前記コレク
    タ層に導通するコレクタ電極とを各々形成するようにし
    たバイポーラトランジスタの製造方法において、 前記エミッタ層と前記ベース層との少なくとも一方のサ
    イドエッチングにより前記ベース層の前記エミッタ層側
    の面の一部を露出させ、該露出した面に接触するように
    ベースコンタクト層を形成し、該ベースコンタクト層に
    前記ベース電極を積層するようにしたことを特徴とする
    バイポーラトランジスタの製造方法。
  14. 【請求項14】 半絶縁性基板上に第一導電型のエミッ
    タ層と第二導電型のベース層と第一導電型のコレクタ層
    とを順番に積層し、前記エミッタ層に導通するエミッタ
    電極と前記ベース層に導通するベース電極と前記コレク
    タ層に導通するコレクタ電極とを各々形成するようにし
    たバイポーラトランジスタの製造方法において、 前記エミッタ層と前記ベース層との中間に挿入層を形成
    し、該挿入層のサイドエッチングにより前記ベース層の
    前記コレクタ層側の面の一部を露出させ、該露出した面
    に接触するようにベースコンタクト層を形成し、該ベー
    スコンタクト層に前記ベース電極を積層するようにした
    ことを特徴とするバイポーラトランジスタの製造方法。
  15. 【請求項15】 半絶縁性基板上に第一導電型のエミッ
    タ層と第二導電型のベース層と第一導電型のコレクタ層
    とを順番に積層し、前記エミッタ層に導通するエミッタ
    電極と前記ベース層に導通するベース電極と前記コレク
    タ層に導通するコレクタ電極とを各々形成するようにし
    たバイポーラトランジスタの製造方法において、 少なくとも二つの半導体層を積層して前記ベース層を形
    成し、該ベース層の前記エミッタ層側の前記半導体層の
    側部をサイドエッチングにより除去し、該半導体層を除
    去した部分に露出した前記半導体層の前記エミッタ層側
    の面に接触するようにベースコンタクト層を形成し、該
    ベースコンタクト層に前記ベース電極を積層するように
    したことを特徴とするバイポーラトランジスタの製造方
    法。
  16. 【請求項16】 半絶縁性基板上に第一導電型のエミッ
    タ層と第二導電型のベース層と第一導電型のコレクタ層
    とを順番に積層し、前記エミッタ層に導通するエミッタ
    電極と前記ベース層に導通するベース電極と前記コレク
    タ層に導通するコレクタ電極とを各々形成するようにし
    たバイポーラトランジスタの製造方法において、 少なくとも二つの半導体層を積層して前記エミッタ層を
    形成し、該エミッタ層の前記ベース層側の前記半導体層
    をサイドエッチングにより部分的に除去し、該半導体層
    を除去した部分に露出した前記ベース層の前記エミッタ
    層側の面に接触するようにベースコンタクト層を形成
    し、該ベースコンタクト層に前記ベース電極を積層する
    ようにしたことを特徴とするバイポーラトランジスタの
    製造方法。
  17. 【請求項17】 ベース層の少なくとも一部をエミッタ
    層側からコレクタ層側に向ってバンドギャップが徐々に
    減少する組成傾斜層で形成するようにしたことを特徴と
    する請求項9ないし16のいずれか一記載のバイポーラ
    トランジスタの製造方法。
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