JP3079910B2 - 水平プリンタのフィードローラ駆動機構 - Google Patents

水平プリンタのフィードローラ駆動機構

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JP3079910B2
JP3079910B2 JP06213032A JP21303294A JP3079910B2 JP 3079910 B2 JP3079910 B2 JP 3079910B2 JP 06213032 A JP06213032 A JP 06213032A JP 21303294 A JP21303294 A JP 21303294A JP 3079910 B2 JP3079910 B2 JP 3079910B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印字用の媒体をフィー
ドローラにより水平方向に搬送して印字部において印字
処理を行う水平プリンタのフィードローラ駆動機構に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は従来の水平プリンタの要部側面
図、図10はフィードローラ駆動部の斜視図である。図
9と図10において、1は水平方向に延在しているプラ
テン、2はこのプラテン1の上方に対向配置した印字ヘ
ッドであり、前記プラテン1に沿って水平方向に移動し
て該プラテン1上に搬送されてきた媒体に対して上下方
向に移動して印字処理を行うようになっており、これら
プラテン1と印字ヘッド2とにより印字部を構成してい
る。
【0003】3a,3bは前記プラテン1と平行に配置
した2本のガイドシャフト、4はこの2本のガイドシャ
フト3a,3bに沿って移動可能に取り付けられたキャ
リッジであり、一端に前記印字ヘッド2を支持してお
り、これにより印字ヘッド2をプラテン1に沿って水平
移動する構成としている。5a,5b,5c,5d,5
e,5f,5g,5hは、前記印字部を挟んで前後に形
成した媒体搬送用のガイドフレームであり、これら各ガ
イドフレーム5a〜5hは前記プラテン1の長さとほぼ
同様の幅を有し、該プラテン1上に媒体を搬送できるよ
う所定の間隙を保持して対向配置されている。
【0004】6は前記ガイドフレーム5aと5cとの間
に設けられた上側フロントフィードローラ、7はこの上
側フロントフィードローラ6と対向圧接するようにして
ガイドフレーム5bと5dとの間に設けられた下側フロ
ントフィードローラ、同じく、8はガイドフレーム5e
と5fとの間に設けられた上側リアフィードローラ、9
はこのフィードローラ8と対向圧接するようにしてガイ
ドフレーム5gと5hとの間に設けられた下側リアフィ
ードローラである。
【0005】そして、これら各フィードローラ6〜9
は、図10に見られるように、シャフト6a,7a(8
a,9a)に回転可能に軸支されており、プラテン1の
長さに対応するように所定の間隔でそれぞれ複数個づつ
配置されている。10は上側フロントフィードローラ6
を軸支しているシャフト6aの一端に取り付けた上側ギ
ヤ、11はこの上側ギヤ10と噛合するようにして下側
フロントフィードローラ7のシャフト7aの一端に取り
付けた下側ギヤで、一方が回転することで他方に回転力
を伝達する。また、同様にして上側リヤフィードローラ
8と下側リヤフィードローラ9を支持しているシャフト
8aと9aとの一端にもほぼ同様の構成で上側ギヤ1
2,下側ギヤ13が取り付けられている。
【0006】14は前記下側ギヤ11及び13の外側に
設けられたベルトプーリ、15はこのベルトプーリ14
とモータ16のモータプーリ17との間に掛け渡された
ベルトであり、このベルト15によって前記モータ16
の回転力をモータプーリ17からベルトプーリ14に伝
達し、このベルトプーリ14の回転によって前記上側下
側フロントフィードローラ7および下側リアフィードロ
ーラ9を、さらに上側フロントフィードローラ6および
上側リアフィードローラ8とを回転するようにしてい
る。
【0007】上述した構成による媒体への印字処理は、
まず図示せぬ制御手段によりモータ16の回転が指示さ
れると、モータ16は予め設定されている速度で回転を
開始する。これにより、モータプーリ17も一体に回転
し、この回転力がベルト15を介してベルトプーリ14
に伝達され、ベルトプーリ14が回転することで下側ギ
ヤ11と13とを回転させる。そして、これら下側ギヤ
11と13とは、各々上側ギヤ10と12と噛合してい
るので、同時に上側ギヤ10と12も図中矢印方向に回
転し、これによりシャフト6a〜9aを介して上下各フ
ィードローラ6〜9がそれぞれ媒体搬送方向へと回転す
る。
【0008】これにより、フロント側から挿入された媒
体は、上側フロントフィードローラ6と下側フロントフ
ィードローラ7間に入り込むと、これらのローラによっ
て上下から挟持され、印字部方向へとフィードされ、所
定の印字位置が印字ヘッド2とプラテン1との間に達す
ると、印字ヘッド2が駆動され、該印字ヘッド2がプラ
テン1に沿って水平移動しながら、媒体に対して図示せ
ぬ上位装置等より送信されてきた情報の印字処理を行
う。
【0009】そして、この印字が進むにつれて、あるい
は印字処理が終了すると媒体は、その先端辺から上側リ
ヤフィードローラ8と下側リヤフィードローラ9間に入
り込み、これら上下両フィードローラ8と9に挟持され
ながらその回転力によって前方へとフィードされ、やが
て排紙されて印字処理は終了する。なお、上述した構成
においてはモータ16の駆動力を、上側ギヤ10(1
2)と下側ギヤ11(13)によって、上側フロントフ
ィードローラ6,上側リヤフィードローラ8に伝達して
いるが、これは媒体が上下の各フィードローラ6と7、
あるいは8と9間に入り込む時に、滑らかに入り込ませ
るためであって、上側の各フィードローラ6及び8に駆
動力が係っていないと、媒体が入り込む際に負荷とな
り、媒体が弛んだり、入り込まなくなったりする恐れが
あるからである。これは特に厚手の媒体を搬送する場合
に発生し易い。
【0010】また、上側フィードローラに駆動力が係っ
ていないと、媒体が複写紙等のような複数枚綴りの場合
は、上側フィードローラが負荷となり上層媒体が弛ん
下層媒体との層間ずれが発生し易いためであり、こ
れらを解消して厚手の媒体であっても確実に上下のフィ
ードローラ間に入り込ませると共に、複写紙のような複
数枚綴りの媒体であっても層間ずれが生じることのない
ように、上下両フィードローラに共に同等の駆動力を伝
達できるようにしているものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
従来の技術においては、上下両フィードローラの同軸上
に設けた一対の上側ギヤと下側ギヤを介して該上下両フ
ィードローラに駆動力を伝達しているために、一定以上
の厚さの媒体を搬送した場合には、前記一対の上側及び
下側ギヤ同士の噛合が外れてしまったりする事がある。
【0012】図11は上下両ギヤの噛み合い量を示す説
明図であり、(a)は通常の厚みの媒体の場合、(b)
は一定以上の厚みの媒体の場合を示している。なお、こ
の図はフロント側のみを示しているが、リヤ側も同様の
機構である。この図に示すように、上下フィードローラ
の同軸上に取り付けられている上下両ギヤ10,11の
うち、上側ギヤ10はこれを支持しているシャフトが上
下フィードローラ間に媒体が入り込むと、この入り込ん
だ媒体の厚み分だけ媒体厚み方向に移動するような構造
となっているため、通常の厚みの媒体が入り込んできた
場合には上側フィードローラ6の移動量は小さく、同図
(a)に示すように、上下両ギヤ10,11の噛合が外
れることは無い。よって、この状態の場合は、確実に駆
動力を上側フィードローラに伝達できるので媒体は各々
のフィードローラ間に挟持され搬送される。
【0013】ところが、一定以上厚みの媒体が入り込ん
できた場合には上側フィードローラ6の移動量はその媒
体の厚みに対応して大きくなり、同図(b)に示すよう
に、上下両ギヤ10,11間の噛合が外れてしまう場合
が生じ、このような場合には、上側フィードローラには
モータの回転力は伝達されなくなる。従って、媒体が上
下両フィードローラ間に入り込んで来ると、上側フィー
ドローラは媒体の負荷によって回転が停止してしまい、
よって確実な媒体搬送は難しく、搬送不良を発生させて
しまう恐れがある。
【0014】このように、従来の装置では一定以上の厚
さの媒体を搬送したり、あるいは印字したりすることが
できなくなってしまう場合があり、さらには、たとえ一
定以上の厚さの媒体を搬送することができたとしても、
複写紙のような複数枚綴りの媒体の場合には媒体の上層
には駆動力が加えられないことから弛み等が生じてしま
い、その結果印字品位を劣化させてしまうという問題が
あった。
【0015】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、一定以上の厚さの媒体を搬送した
時に上下ギヤの噛合が外れてしまうことで媒体の搬送を
不安定にしたり、あるいは搬送不良による印字品位の低
下が生じるのを防止し、一定以上の厚さの媒体あるいは
複数枚綴りの媒体を搬送させたとしても、上下両ギヤ間
の噛合を確保し、フィードローラにより媒体を確実に挟
持して安定した搬送を行い高品位の印字を得ることがで
きる優れたプリンタのフィードローラ駆動機構を提供す
ることを目的とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため本発明は、搬送路を挟んで位置づけられた可動フィ
ードローラおよび固定フィードローラの各々の同軸上に
ギアを設け、該ギアにより両フィードローラを回転させ
ると共に媒体を挟持して搬送する水平プリンタのフィー
ドローラ駆動機構において、前記可動フィードローラと
同軸上に設けられたギアに噛合する第1固定アイドルギ
アおよび該第1固定アイドルギアに噛合すると共に前記
固定フィードローラーと同軸上に設けられたギアに噛合
する第2固定アイドルギアと、前記可動フィードローラ
の軸が遊嵌される長穴および固定フィードローラの軸が
軸支される支持穴を有し、前記可動フィードローラの軸
の移動を所定範囲内に規制する軸移動規制手段を備え
前記両アイドルギアを介してギアの回転が伝達されて各
フィードローラーが駆動されることを特徴とする。
【0017】
【0018】
【作用】字処理に伴って媒体が搬送路内に挿入される
と、モータの回転が固定フィードローラーと同軸上に設
けられたギアに伝達され、更に両アイドルギアを介して
可動フィードローラと同軸上に設けられたギアに伝達さ
れる。これにより固定フィードローラーと可動フィード
ローラが回転し、そして媒体が両フィードローラ間に入
り込むと、可動フィードローラはその媒体の厚み分だけ
該媒体厚み方向に軸移動規制手段の長穴に沿って移動す
るが、可動フィードローラと同軸のギアと第1固定アイ
ドルギアの噛合は軸移動規制手段により保たれるので、
媒体の厚みや複数枚綴りか否かにかかわらず媒体は両フ
ィードローラの回転により確実に搬送される。
【0019】
【0020】
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1は第1の実施例の水平プリンタのフィードロー
ラ駆動機構を示す要部側面図、図2は図1のフィードロ
ーラの駆動部の斜視図、図3は第1の実施例におけるア
イドルギヤの配列を示す要部断面図、図4は同じくフィ
ードローラの配列を示す要部断面図である。なお、これ
らの図において従来とほぼ同様の部位については従来と
同一の符号を付し、その説明は省略する。また、図2〜
図4はフロント側のみの機構を示しているが、これはむ
ろんリヤ側も同様の機構であるので、以下の説明はフロ
ント側のみについて行うものとする。
【0022】図1〜図4において、18は下側フロント
フィードローラ7の同軸上に設けた下側ギヤであり、図
4に見られるように、ブッシュ19を介してサイドフレ
ーム20に貫通支持しているシャフト7aの端部に設け
てあり、この下側ギヤ18の外側に、モータ16からの
駆動力を伝達するためのベルトプーリ14を設けてい
る。
【0023】前記ブッシュ19は、図に示すように円筒
部19aの外周にフランジ部19bを有し、その円筒部
19a内に前記シャフト7aを回転可能に貫通保持した
状態でサイドフレーム20に取り付けられている。そし
て、このブッシュ19は前記下側ギヤ18を後述する各
ギヤとの噛合を確保するために、フランジ部19bから
円筒部19aの一端部までを所定の長さに形成し、前記
サイドフレーム20から下側ギヤ18が所定の間隔を保
持した状態で支持できるようにしている。
【0024】21はこの上側フロントフィードローラ6
の同軸上に設けた上側ギヤであり、前記下側ギヤ18と
はその軸方向にずらして配置することで噛合させず、サ
イドフレーム20と下側ギヤ18との間の間隙内に位置
するようにして、シャフト6aの一端に軸支している。
図3に移り、22は前記上側ギヤ21と噛合するよう、
該上側ギヤ21とほぼ水平となる位置にボスト23を軸
として回転可能にサイドフレーム20に取り付けた第1
のアイドルギヤであり、この第1のアイドルギヤ22の
そのサイドフレーム20側の内側に楕円形のレバー24
の一端を取り付け、その他端は前記上側ギヤ21のサイ
ドフレーム20側の内側に取り付け、このレバー24に
よって両者を連結している。
【0025】また、このレバー24は図1及び図2に示
すように、上側ギヤ21のシャフト6aが第1のアイド
ルギヤ22のポスト23を支点として回動自在となるよ
うに支持しており、上側ギヤ21が一定以上の厚手の媒
体を搬送して上方に移動した時、このレバー24が傾斜
することで該上側ギヤ21と第1のアイドルギヤ22と
を離間しないよう保持し、両者の噛合が外れないように
している。すなわち、このレバー24は一定以上の厚手
の媒体の搬送による上側フロントフィードローラ6の移
動範囲を規制する軸移動規制手段としている。
【0026】25はこの第1のアイドルギヤ22の下方
に配置され、かつ該第1のアイドルギヤ22とその一端
部で噛合している第2のアイドルギヤ25であり、サイ
ドフレーム20に固定したポスト26を軸として回転可
能に取り付けると共に、その他端部で前記図4に示した
下側ギヤ18と噛合する配置としている。つまり、第2
のアイドルギヤ25を、軸方向に延在させて丈の長い形
状とすることで、一端部においてその直上方向に第1の
アイドルギヤ22を、他端部ではその水平方向に下側ギ
ヤ18を噛合させており、これによって前記上側ギヤ2
1と下側ギヤ18とを第1及び第2のアイドルギヤ22
と25とを介して噛合させている。
【0027】なお、27は各ギヤ18,21,22,2
5やベルトプーリ14がシャフトやポストから外れない
ように止めている止め輪である。以下に第1の実施例の
作用を説明する。印字処理の開始に伴いフロント側から
ある一定以上の厚みの媒体が挿入されると、プリンタ装
置は図示せぬ制御手段によりモータ16が回転され、モ
ータプーリ17,ベルト15,ベルトプーリ14を介し
て下側ギヤ18を回転させる。そして、この下側ギヤ1
8はその水平方向で第2のアイドルギヤ25と噛合して
おり、この第2のアイドルギヤ25は直上方向に第1の
アイドルギヤ22の一端部と、またこの第1のアイドル
ギヤ22は他端部で水平方向に前記下側ギヤ18の上方
に配置されている上側ギヤ21と噛合しているので、こ
れら各ギヤは同時に媒体を搬送する方向に回転を始め
る。
【0028】この時、挿入された媒体は上述したように
一定以上の厚みであるために、上側フロントフィードロ
ーラ6はその媒体の厚み分だけ上方に移動することにな
る。しかし、この上側フロントフィードローラ6を支持
しているシャフト6aはレバー24により第1のアイド
ルギヤ22のポスト23に連結されているので、このレ
バー24がポスト23を支点として自由端側、つまりシ
ャフト6a側が上昇するように回動する。
【0029】これにより、上側フロントフィードローラ
6と下側フロントフィードローラ7間は媒体を容易にか
つ確実に挟持できるように離間するが、上側ギヤ21と
第1のアイドルギヤ22とは前記レバー24により連結
しているので離れることはなく、よって両者は噛合した
状態に確保されることから、上側ギヤ21は上昇したと
してもモータ15からの回転力は下側ギヤ18,第2の
アイドルギヤ25,第1のアイドルギヤ22を介して確
実に伝達され、上側フロントフィードローラ6は媒体を
上側からもフィードできることになる。
【0030】こうして、上下各フィードローラ6〜9に
よって、一定以上の厚みの媒体も確実に印字部へ、さら
には排出口方向へとフィードされる。次に第2の実施例
を、図5及び図6を用いて説明する。図5は第2の実施
例におけるアイドルギヤの配列を示す要部断面図、図6
は同じくフィードローラの配列を示す要部断面図であ
る。なお、この第2の実施例の構造は、上述した第1の
実施例において下側ギヤ18をサイドフレーム20に支
持しているブッシュの形状と、第1のアイドルギヤ22
をサイドフレーム20に支持しているポストの形状、す
なわち上側ギヤ21の移動範囲を規制するための軸移動
規制手段の構成のみが異なるものであり、その他の構成
はほぼ同様である。よって、第1の実施例とほぼ同様の
部位の詳述は省略し、符号も同一の符号を付して説明す
る。
【0031】図5及び図6において、28は下側ギヤ1
8をサイドフレーム20に支持している軸移動規制手段
としてのブッシュであり、下側ギヤ18のシャフト7a
を貫通させている支持穴28aの他に、上側ギヤ21の
シャフト6aを上下方向に移動可能に遊嵌している長穴
28bとを有している。そして、これら各穴28aと2
8bはフランジ部28cによって連結されて、シャフト
6aが長穴28bの最下端にある時に上側フロントフィ
ードローラ6と下側フロントフィードローラ7とは互い
に外周面が当接し、挿入されてくる媒体を挟持できる状
態となっている。
【0032】図7及び図8はこのようなブッシュを示す
正面図で、図7に示すブッシュ28は、長穴28bは上
下方向にシャフト6aが移動可能となるような形状と
し、また図8に示すブッシュ29は、例えば第1の実施
例で説明したようにシャフト6aが他端つまり第1のア
イドルギア22の中心を支点として回動するような構成
の場合に対応させた形状としているものであり、シャフ
ト6aが移動する半径rによる円弧形に合わせて長穴2
9bを設けているもので、シャフト7aが貫通する支持
穴29aと長穴29bはフランジ部29cにより連結さ
れている
【0033】図5に戻り、30は第1のアイドルギヤ2
2をサイドフレーム20に回転可能に支持しているポス
トであり、直下に前記第2のアイドルギヤ25の一端部
と、そして水平方向で上側ギヤ21と噛合するべく、サ
イドフレーム20より所定の間隙を確保して配置してい
るものである。これによりベルトプーリ14を外側に配
置した下側ギヤ18を第2のアイドルギヤ25の他端部
で噛合し、さらにこの第2のアイドルギヤ25が第1の
アイドルギヤ22と、そして第1のアイドルギヤ22が
上側ギヤ21と噛合していることで、モータ16からの
回転力をモータプーリ17,ベルト15,ベルトプーリ
14を介して、全てのギヤ18,21,22,25に伝
達できるようにしている。
【0034】このため、一定以上の厚みの媒体が搬送さ
れてきたとしても、上記第1の実施例の場合と同様、上
側ギヤ21は媒体の厚み分だけ移動するが、ブッシュ2
8あるいは29の長穴28bと29b内を上昇するの
で、上側ギヤ21と第1のアイドルギヤ22とは離間せ
ずに噛合したままの状態にあり、よって第1のアイドル
ギヤ22,第2のアイドルギヤ25を介して下側ギヤ1
8の回転力は確実に上側ギヤ21に伝達できる。その結
果、一定以上の厚みの媒体でも上側フロントフィードロ
ーラ6と下側フロントフィードローラ7とにより確実に
挟持され搬送される。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、搬送路を
挟んで位置づけられた可動フィードローラおよび固定フ
ィードローラの各々の同軸上にギアを設け、該ギアによ
両フィードローラを回転させると共に媒体を挟持して
搬送する水平プリンタのフィードローラ駆動機構におい
て、前記可動フィードローラと同軸上に設けられたギア
に噛合する第1固定アイドルギアおよび該第1固定アイ
ドルギアに噛合すると共に前記固定フィードローラーと
同軸上に設けられたギアに噛合する第2固定アイドルギ
アと、前記可動フィードローラの軸が遊嵌される長穴お
よび固定フィードローラの軸が軸支される支持穴を有
し、前記可動フィードローラの軸の移動を所定範囲内に
規制する軸移動規制手段を備え、前記両アイドルギアを
介してギアの回転が伝達されて各フィードローラーが駆
動されるようにしている。
【0036】従ってこれによれば、媒体が両フィードロ
ーラ間に入り込むと、可動フィードローラはその媒体の
厚み分だけ該媒体厚み方向に軸移動規制手段の長穴に沿
って移動するので、可動フィードローラと同軸のギアと
第1固定アイドルギアの噛合は軸移動規制手段により保
たれることになり、そのため媒体の厚みや複数枚綴りか
否かにかかわらず媒体を両フィードローラの回転により
確実に搬送されできこれにより高品位の印字を行うこ
とができるという効果が得られる。
【0037】
【0038】
【0039】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の水平プリンタを示す要部側面図
である。
【図2】図1のフィードローラの駆動部の斜視図であ
る。
【図3】第1の実施例におけるアイドルギヤの配列を示
す要部断面図である。
【図4】第1の実施例におけるフィードローラの配列を
示す要部断面図である。
【図5】第2の実施例におけるアイドルギヤの配列を示
す要部断面図である。
【図6】第2の実施例におけるフィードローラの配列を
示す要部断面図である。
【図7】第2の実施例におけるブッシュの正面図であ
る。
【図8】第2の実施例における他のブッシュの正面図で
ある。
【図9】従来の水平プリンタの要部側面図である。
【図10】従来のフィードローラ駆動部の斜視図であ
る。
【図11】従来例における上下両ギヤの噛み合い量を示
す説明図であり、(a)は通常の厚みの媒体の場合、
(b)は一定以上の厚みの媒体の場合を示している。
【符号の説明】
2 印字ヘッド 6 上側フロントフィードローラ 7 下側フロントフィードローラ 8 上側リヤフィードローラ 9 下側リアフィードローラ 14 ベルトプーリ 16 モータ 18 下側ギヤ 19 ブッシュ 20 サイドフレーム 21 上側ギヤ 22 第1のアイドルギヤ 23 ポスト 24 レバー 25 第2のアイドルギヤ 26 ポスト 28 ブッシュ 29 ブッシュ 29b 長穴
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 5/06

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送路を挟んで位置づけられた可動フィ
    ードローラおよび固定フィードローラの各々の同軸上に
    ギアを設け、該ギアにより両フィードローラを回転させ
    ると共に媒体を挟持して搬送する水平プリンタのフィー
    ドローラ駆動機構において、前記可動フィードローラと同軸上に設けられたギアに噛
    合する第1固定アイドルギアおよび該第1固定アイドル
    ギアに噛合すると共に前記固定フィードローラーと同軸
    上に設けられたギアに噛合する第2固定アイドルギア
    と、 前記可動フィードローラの軸が遊嵌される長穴および固
    定フィードローラの軸が軸支される支持穴を有し、前記
    可動 フィードローラの軸の移動を所定範囲内に規制する
    軸移動規制手段を備え、前記両アイドルギアを介してギアの回転が伝達されて各
    フィードローラーが駆動される ことを特徴とする水平
    リンタのフィードローラ駆動機構。
  2. 【請求項2】 長穴および支持穴は軸移動規制手段のフ
    ランジ部により連結されていることを特徴とする請求項
    1記載の水平プリンタのフィードローラ駆動機構。
  3. 【請求項3】 長穴は第1固定アイドルギアの軸を中心
    とする円周方向に設けたことを特徴とする請求項1記載
    水平プリンタのフィードローラ駆動機構。
  4. 【請求項4】 軸移動規制手段はブッシュであることを
    特徴とする請求項3記載の水平プリンタのフィードロー
    ラ駆動機構。
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