JP5210539B2 - 用紙ガイド機構、用紙搬送機構、画像形成装置 - Google Patents

用紙ガイド機構、用紙搬送機構、画像形成装置 Download PDF

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本発明は、複写機、プリンタ、FAX等の画像形成装置等において利用される用紙ガイド機構、及びそれを用いた画像形成装置等に関する。
従来より複写機やプリンタ等の画像形成装置においては、必要に応じて、画像形成前又は画像形成後の用紙を搬送するための用紙搬送機構が内蔵されている。図9は、そのような用紙搬送機構の一例の模式的構成図である。
図9に示すように、用紙搬送機構100は、駆動ローラ111と、駆動ローラ111に対向し、所定のニップ長で接触する従動ローラ121とを有する。
駆動ローラ111は、画像形成装置の筐体110側に設けられ、図示しないステッピングモータ等の駆動手段により自転する。又、従動ローラ121は筐体110の壁面の一部を構成する用紙ガイド機構120上に備えられており、駆動ローラ111の回転に対して従動する。
又、画像形成装置の筐体110においては、ガイド壁113、天井部114が設けられており、これが用紙ガイド機構120に設けられたガイド部材122とともに、搬送ローラ112から搬送されてきた用紙の搬送方向を規定し、用紙は図中破線矢印に示す搬送経路Aに沿って搬送される。
このような用紙搬送機構100は、一例として、定着装置(図示省略)通過後のトナー像が定着された用紙を通過させ、画像形成装置の外部へ搬送するために用いられる。
又、用紙搬送機構100は、図10に示すように、用紙ガイド機構120が回動軸130を支点として開閉する構成を有している。これにより、外部からの操作によって筐体110の内部を外部へ露出させることができ、用紙搬送時に搬送経路Aにて紙詰まりが起こった場合、利用者は、詰まった用紙を図中破線矢印Bの方向から外部へ取り除くことができる。
かかる構成により、用紙ガイド機構120を備えた用紙搬送機構は、画像形成装置における用紙の搬送異常に対応することが可能となっている。
次に図11は、用紙ガイド機構120の要部構成図である。図11に示すように、用紙ガイド機構120は、図9のガイド部材122を構成する、本体部200上に所定の間隔で配置された複数のガイド板210、複数のガイド板210を横断して配置された一対のローラ部220、及び附勢バネ230を備える。本体部200及びガイド板210はPET等の樹脂を用いて一体成形される。
ローラ部220はローラ軸221、及びローラ軸221の両端に設けられたコロ222から構成され、コロ222はローラ軸221に対して自在に回転する構成を有する。又、附勢バネ230はローラ軸21と本体部200との間に位置するよう配置されており、ローラ軸221に接触することによりローラ部220に、図9の駆動ローラ111と接触するための附勢力を与える。
次に図12は、図11の要部Cの拡大図であり、図13(a)は図12のA−A′断面図、図13(b)は図12のB−B′断面図である(例えば、特許文献1を参照)。
図12及び図13に示すように、ガイド板210は、スリットを介してローラ軸21が通るガイド板210a及びガイド板210b、スリットを介してコロ222が通るガイド板210c、及びスリットを有さないガイド板210dの4種類のガイド板から構成される。
図13(a)に示すように、ガイド板210aは、本体部200に近づくに従って幅が大きくなるスリット211aが設けられている。スリット211aは、開口部の縁部212が更に内側に回り込んだ形状を有することで、ローラ軸221の外径よりも幅が狭くなっている。図12に示すように、附勢バネ230によってローラ軸221は図中矢印方向に持ち上げられるが、持ち上げられたローラ軸221は、ガイド板210のスリット211aの縁部212により、スリット211aから外へ出ようとする動きが規制されることにより、本体部200から外れることがない。
又、ガイド板210aは樹脂製なので、一定以上の力を加えることにより、ローラ軸221はスリット211aから取り外すこともできる。これにより、ローラ部220は本体部200から脱着自在となり、図10に示すように画像形成装置に組み込んだ状態で、用紙ガイド機構120のメンテナンスを行うことが可能である。
次に、図13(b)に示すように、ガイド板210bは、ローラ軸221の外径よりも幅広かつ等間隔の幅を有するスリット211bが設けられている。これにより、ローラ軸221はスリット211bとは非接触の状態に保たれる。なお、ガイド板210は、その幅がコロ222の外径よりも大きいことを除けば、ガイド板210bと同様のスリットを備えた構成を有し、ガイド板210bの場合同様にコロ222と非接触の状態を保つ。
しかしながら、従来の用紙ガイド機構120においては以下のような課題があった。
図13(a)を参照して説明したように、用紙ガイド機構120の構成においては、ローラ軸221は、ガイド板210aのスリット211aの開口部の縁部212に押圧されることで回転可能に保持されており、これは実質的にローラ軸221はガイド板210aによって保持されていることを意味する。
ガイド板210aは本体部200と一体成形されるものであるが、上述のように、用紙搬送機構を定着装置の下流に設けた場合、ガイド部材122としてのガイド板210a〜210dは、定着装置からの放熱、又定着時の熱を担持した用紙からの伝熱を受けることになる。そこで本体部200の成型には、熱に強いPET樹脂等が用いられるが、このような樹脂は弾性が低く、もろいという特性を有する。
特に、用紙ガイド機構120は、図9及び図10に示すように画像形成装置のハッチとして開閉可能な構造を有するため、スリット211aの縁部212は、開閉の度に附勢バネ230からの弾性力の変化やローラ軸221の衝突等の物理的な負荷を受けることとなる。更に、メンテナンスのために本体部200からローラ部220の脱着を繰り返した場合も、スリット211a、及び縁部212には物理的な負荷がかかることになる。
したがって、ガイド板210aを用いてローラ軸221を保持する従来の用紙ガイド機構120においては、スリット211aの縁部212の摩耗、変形によりローラ軸221の保持が確保出来なくなる可能性がある。
このように、従来の用紙ガイド機構においては、ローラを保持するための構造がメンテナンスや長期間の使用において十分な強度を確保できない可能性があり、ひいては用紙の搬送動作の不良を引き起こす恐れがあった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、本発明は、十分な強度を確保しつつローラを脱着可能に保持することができる用紙ガイド機構及びそれを用いた用紙搬送機構、画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、第1の本発明は、ローラ軸、前記ローラ軸に対し回転可能に取り付けられたコロ、及び前記ローラ軸が貫通する貫通孔を有する軸受け部材を有するローラ部と、
前記ローラ部を保持する本体部と、
前記ローラ軸に対して附勢力を与える附勢部とを備え、
前記本体部は、
前記ローラ軸がその内部に配置されるスリットを含み、前記ローラ部により搬送される用紙をガイドするガイド面を有するガイド部を有し、
前記附勢部は前記スリットの開口端へ向かう方向に前記附勢力を与え、
前記ローラ部と前記本体部とは、前記軸受け部材を介して連結されており、
前記軸受け部材は前記本体部に対し挿抜自在に装着されており、
前記ガイド部は、スリット同士が対向するように並列して配置された複数のガイド板を有し、
前記軸受け部材は、前記複数のガイド板のうち、少なくとも1枚のガイド板に当接する板状部材であり、
前記ガイド部は、前記軸受け部材と当接する前記ガイド板に対向する対向面を有し、
前記軸受け部材は、前記ガイド板と前記対向面との間に配置されるものであり、
前記軸受け部材は、前記対向面に接触する接触部を有し、
前記接触部は、前記対向面に対して一定の弾性力をもって接触している、用紙ガイド機構である。
また、第2の本発明は、前記接触部は、前記対向面に当接する当接面を有する、第1の本発明の用紙ガイド機構である。
また、第3の本発明は、前記軸受け部材は、少なくとも前記附勢力に抗する程度の力で前記本体部に固定されており、
前記軸受け部材の前記貫通孔は、前記ローラ軸が前記附勢力の方向に沿って移動可能な間隙を有し、
前記附勢部は、前記ローラ軸と前記本体部との間に配置されている、
第1または第2の本発明の用紙ガイド機構である。
また、第4の本発明は、前記軸受け部材は、前記附勢力の方向に沿って移動可能なマージンをもって前記本体部に装着されており、
前記軸受け部材の前記貫通孔は、前記ローラ軸が回転可能な間隙を有し、
前記附勢部は、前記軸受け部材に設けられている、
第1または第2の本発明の用紙ガイド機構である。
また、第5の本発明は、駆動ローラと、
前記駆動ローラに接触して従動する従動ローラと、
前記駆動ローラと前記従動ローラとの接触部に用紙を導くガイド部とを備え、
前記ガイド部として第1から第4のいずれかの本発明の用紙ガイド機構を有し、
前記従動ローラとして、前記用紙ガイド機構の前記ローラ部の前記コロを有する、用紙搬送機構である。
また、第6の本発明は、第5の本発明の用紙搬送機構を備えた画像形成装置である。
以上のような本発明によれば、十分な強度を確保しつつローラを脱着可能に保持することができる。
以下、本発明および本発明に関連する発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明に関連する発明の実施の形態1の用紙ガイド機構1の要部構成図である。ただし、図1において、従来例を示す図11と同一又は相当部には、同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
本実施の形態による用紙ガイド機構1は、本体部10、及び一対のローラ部20から構成される。本体部10は、所定の間隔で配置された複数のガイド板210を備え、又、附勢バネ230が固定されている点は従来例と同様であるが、さらに図5、図8aに示す矩形の孔部11が開口されている。
又、ローラ部20は、ローラ軸221及びローラ軸221の両端側に設けられたコロ222を備えた点は従来例と同様だが、コロ222の外側に露出したローラ軸221の端部に、更に軸受け部材21を備えている。
軸受け部材21は本体部10の孔部11に嵌り込んでおり、ローラ部20は、軸受け部材21を介して本体部10と接続している。
次に図2(a)は、軸受け部材21の構成を示す斜視図である。図に示すように、軸受け部材21はステンレス等の金属製の板を折り曲げ加工してなる部材であり、主面上に開口された貫通孔21bを有し、ローラ軸221は貫通孔21bを貫通することにより、軸受け部材21に回転自在に保持される。又、貫通孔21bは図中点線で示すローラ軸221の外形がそのまま収まる長円状の形状を有する。これにより、ローラ軸221は附勢バネ230の附勢力の方向に沿って貫通孔21b内を移動することができる。
又、軸受け部材21の下端には、本体部10の孔部11に嵌り込むためのロック部21cが形成されている。ロック部21cは中間にくびれ部位αを形成し、クサビ形状の板バネ機構を備えた先端部を有する。後述するように、ロック部21cは、本体部10の孔部11に中間部が達するまで押し込まれると、先端部の板バネが広がることにより、本体部10に固定される。
更に、軸受け部材21の両端には、一対の接触部21aが設けられている。接触部21aは、主面を略直角に折り曲げることにより形成される。
ここで図3に、図1の要部Dの拡大図を示す。
図3に示すように、本実施の形態のガイド板210は、ローラ軸21が通るガイド板210b及びガイド板210e、コロ222が通るガイド板210c、及びローラ部20と接触しないガイド板210dの4種類のガイド板から構成される。
軸受け部材21は、ガイド板210eとガイド板210dとの間に配置されており、貫通孔21bを含む主面はガイド板210eの主面に当接する一方、接触部21aの端部が、ガイド板210eの主面と対向する側の主面に接している。これにより、軸受け部材21は、ロック部21cにより生ずる、ローラ軸21の端に向かう附勢力に抗してガイド板210eとの当接状態を保持している。
又、図2(b)に示すように、軸受け部材21は、ロック部21cのクサビ形状の先端部分が孔部11を介して本体部10の表面から裏面に貫通しバネの作用で広がることにより、くびれ部位αが孔部11の縁部に噛み合うことで、本体部10に固定される。
又、クサビ形状の斜面は本体部10の裏面と鋭角θを成している。これにより、軸受け部材21は、本体部10から離れる方向に力が加えられると、クサビ形状の先端部が閉じるように変形し、くびれ部位αと孔部11の縁部との噛み合いが解除され、本体部10から分離することができる。
次に、図4(a)は図3のA−A′断面図であり、図4(b)は、図4(a)において、軸受け部材21を省いた状態を示す模式図である。
図4(a)に示すように、軸受け部材21は、ロック部21cの先端部分が孔部11を通過して広がるため、くびれ部位が本体部10の孔部11の縁部と噛み合うことにより固定されている。
次に、図4(b)に示すように、軸受け部材21と当接するガイド板210eには、孔部11と連通して根元から開口部まで達した同一幅のスリット211eが設けられている。スリット211eは、スリット211b(図13(b)参照)と同様、ローラ軸21の外径より十分大きな幅を有する。
以上の構成を有する本発明に関連する発明の実施の形態1の用紙ガイド機構は、ローラ軸21をスリット211eとは別部材である軸受け部材21により回転可能に保持するとともに、軸受け部材21の挿抜によって、ローラ部20が本体部10と分離可能に保持できる構成とした点を特徴とする。
すなわち、図1、図3及び図4(a)等に示すように、ローラ部20は、ローラ軸221と、コロ222と、軸受け部材21とで構成されているが、軸受け部材21は金属製であることから熱等の環境変化に強い。又、ローラ軸221の端部を貫通孔21bに貫通させて固定していることから、ローラ軸221から印加される圧力に起因する物理的な負荷に対する耐性も大きい。したがってローラ軸221の保持部分の摩耗や変形は実質的に防止されることになる。
更に、図2(b)及び図5に示すように、軸受け部材21は本体部10の孔部11に挿抜自在に固定する機構を有するので、ローラ部20全体を外部から本体部10に脱着することができるため、従来例と同様、作成を容易に行うことができる。
このように、本実施の形態の用紙ガイド機構によれば、ローラ部20を十分な強度を確保しつつ、本体部10から脱着可能に保持することができる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2による用紙ガイド機構は、実施の形態1の用紙ガイド機構1の構成において、軸受け部材の構成のみ異なる。
図6(a)は、本実施の形態2の用紙ガイド機構の軸受け部材31の構成を示す斜視図である。ただし図2と同一又は相当部には、同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
本実施の形態による軸受け部材31は、ステンレス等の金属製の板を折り曲げ加工してなる部材であり、貫通孔21b及びロック部21cの構成は、実施の形態1の軸受け部材21と共通であるが、両端には、一対の弾性当接部21dが設けられている点が異なる。弾性当接部21dは、軸受け部材31の元となる板の両端を2段に折り曲げることにより形成され、貫通孔21bを有する主面に対して斜めに曲がった斜交部21d1と、主面に対して平行な当接面21d2とを有する。
このような軸受け部材31を用いた本実施の形態2の用紙ガイド機構の構成を、図6(b)の上面図に示す。
図6(b)に示すように、実施の形態1と同様、軸受け部材31はガイド板210eとガイド板210dとの間に配置されるが、貫通孔21bを含む主面はガイド板210eの主面に当接する一方、弾性当接部21dは、当接面21d2がガイド板210eの主面と対向する側の主面に当接し、斜交部21d1は、ガイド板210eとガイド板210dとの間に鋭角φをなすように配置される。
これにより、実施の形態1と同様、軸受け部材31は、ロック部21cにより生ずるローラ軸21の端に向かう附勢力に抗してガイド板210eとの当接状態を保持している。
更に本実施の形態においては、斜交部21d1は、斜めに折り曲げられていることで弾性力を有するため、ガイド板210eとガイド板210との間隔が異なる別種類の本体部に挿入した場合でも、その間隔に追従して各ガイド板との当接状態を保つことが可能となる。
なお、ガイド板210eとガイド板210との間隔が図1に示す構成よりも狭い場合は、図6(b)に示す鋭角φはより小さくなり、間隔が広い場合は鋭角φはより大きくなる。
又、上記の説明において、弾性当接部21dは、2段階に折り曲げることにより、斜交部21d1と当接面21d2とを有する構成であるとしたが、斜交部21d1の端部がガイド板の主面に接触することができれば、当接面21d2は省略した構成としても良い。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3による用紙ガイド機構は、実施の形態1の用紙ガイド機構1の構成において、軸受け部材の構成を異ならせ、附勢バネ230を省いた構成としたものである。
図7(a)は、本実施の形態3の用紙ガイド機構の軸受け部材41の構成を示す斜視図である。ただし図2と同一又は相当部には、同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
本実施の形態による軸受け部材41は、ステンレス等の金属製の板を折り曲げ加工してなる部材であるが、ロック部21c′として、実施の形態1の軸受け部材21のロック部21cよりも、中間のくびれ部位の高さhが、本体部の壁面の厚みよりも大きくなった構成を有する。
更に、長円状の貫通孔21bに代えて、ローラ軸221の外径に対応した円形の貫通孔21eを設け、両端には、一対の附勢バネ兼用接触部21fが設けられている。
附勢バネ兼用接触部21fは、軸受け部材41の元となる板の両端を、その根元から直角に(ローラ軸221の延伸方向に平行に)折り曲げ、さらに端部をロック部21cが延伸する向きに折り曲げることにより形成される。これにより、貫通孔21を有する主面に対して直交する接触部21f1と、本体部10の表面に向かって伸びる弾性部21f2とを有する。弾性部21f2は斜め折り曲げ加工されているため板バネとして機能する。
このような軸受け部材41を用いた本実施の形態3の用紙ガイド機構の構成を、図7(b)に示す。ただし、図7(b)は、図3のA−A′断面図において、軸受け部材21を軸受け部材41に置き換えた場合の状態を示す模式図である。
実施の形態1と同様、軸受け部材41はガイド板210eとガイド板210dとの間に配置される。このとき、接触部21f1は、ガイド板210eとガイド板210dとの間隔に対応した幅wを有するため(図7(a)参照)、実施の形態1の軸受け部材21と同様、ロック部21cにより生ずるローラ軸21の端に向かう附勢力に抗してガイド板210eとの当接状態を保持している。
更に本実施の形態においては、(1)貫通孔21eはローラ軸221の外径に対応してるため、ローラ軸221は回転可能かつ貫通孔21e内を移動することなく軸受け部材41に固定される。又、(2)くびれ部位の高さhが本体部10の厚みよりも大きいことから、軸受け部材41は、ロック部21c′の挿入により、くびれ部位の高さhに基づくマージンをもって本体部10と結合する。又、(3)弾性部21f2を備えたことにより、軸受け部材41は、附勢バネ230と同一方向に弾性力を生じさせる。
これら(1)〜(3)の構成を備えたことにより、軸受け部材41は、附勢バネ230と同様、ローラ部20に対し外向きの附勢力を与えることができる。
すなわち、実施の形態1及び2の用紙ガイド機構においては、附勢バネ230によってローラ軸221及びコロ222が附勢されることにより、ローラ部20と本体部10との距離は、貫通孔21bの間隙分だけ変化するのに対し、本実施の形態の用紙ガイド機構は、軸受け部材41の附勢バネ兼用接触部21fの作用により、ローラ軸221、コロ222及び軸受け部材41が附勢されることにより、ローラ部20と本体部10との距離は、ロック部21c′くびれ部位の高さhに基づくマージン分だけ変化する。
これにより、本実施の形態の用紙ガイド機構は、実施の形態1の構成において附勢バネ230を省略することが可能となる。
なお、上記の各実施の形態において、用紙ガイド機構1は本発明の用紙ガイド機構に相当し、ローラ部20は本発明のローラ部に相当し、本体部10は本発明の本体部に相当する。又、ローラ軸221は本発明のローラ軸に相当し、コロ222は本発明のコロに相当し、軸受け部材21、31及び41は本発明の軸受け部材に相当し、ガイド板210eは本発明の少なくとも1枚のガイド板に相当する。また、ガイド板210と対向するガイド板210dの主面は、本発明の対向面に相当する。
又、ガイド板210のうち、ガイド板210b、210c、210eは本発明の複数のガイド板に相当し、各ガイド板210の稜線をつなぐ仮想的な面が、本発明のガイド面に相当する。
又、スリット211e、211b、211cは本発明のスリットに相当する。
又、軸受け部材21の接触部21aは本発明の接触部に相当し、軸受け部材31の弾性当接部21dは本発明の一定の弾性力を与える接触部に相当する。また、当接面21d2は本発明の当接面に相当し、附勢バネ230及び軸受け部材41の弾性部21f2は、本発明の附勢部に相当する。
しかしながら、本発明は上記の構成に限定されるものではない。上記の説明においては、本体部10は、図4(b)及び、図8(a)の要部平面図に示すように、ガイド板210eのスリット211eと連通する、図中斜線部で示す孔部11を備えたものとして説明を行ったが、孔部11は、スリットと連通させず、独立して本体部10に設ける構成としてもよい。軸受け部材が挿入可能であれば、孔部はその具体的な位置、大きさ、形状によって限定されない。
更に、軸受け部材21、31、又は41は板バネ機構を有するロック部21c、21cによって本体部10の孔部11に挿抜可能に装着されるものとしたが、板バネ機構を用いず、孔部11の形状に対応した棒状部材を用いて軸受け部材と本体部とを固定するようにしてもよい。又、ネジ等を用いて固定してもよい。要するに、軸受け部材と本体部とは、挿抜自在に装着されるような構成であれば、その具体的な内容に限定されることはない。
又、ローラ20は、ローラ軸221と、その両端に設けられたコロ222とから構成されるものとしたが、コロ222はローラ軸221の中間に設ける構成としても良い。要するに、本発明のローラ部は、ローラ軸及びコロの個数、配置によって限定されるものではない。
又、上記の説明においては、軸受け部材21、31又は41に隣接するスリット211eは、図4(b)に示すように、ローラ軸221の外径よりも幅が広いものとして説明を行ったが、従来例の図13(a)に示すスリット211aと同様の、開口端の幅がより狭い形状の物を用いてもよい。このとき開口端の縁部212はローラ軸221と接触するが、ローラ軸221は軸受け部材に保護されることにより、スリット211aの縁部212の変形、破損の恐れは低減され、又、万が一破損が生じたとしても、ローラ部20の保持状態に影響はない。なお、このとき、本体部10の構成は、図8(b)に示すように、図中斜線部で示す、スリット210eをも抜くための孔部11′を設けるようにする。
又、上記の説明においては、本発明のガイド部は、複数のガイド板210から構成されるものとしたが、ガイド部は単一の部材によって構成しても良い。この場合、当該部材の表面が、本発明のガイド面に相当することになる。
又、上記の説明においては、軸受け部材21、31、41は、ガイド板210の主面に当接する一方、スリットを有さないガイド板210dの主面に当接する構成としたが、本発明の対向面は、ガイド板の面として構成される必要はなく、軸受け部材の接触部と接触可能であれば、どのような部材に設けられていても良い。
又、本発明の用紙ガイド機構は、特に従動ローラの附勢力に精密さが要求される図9に示す画像形成装置における用紙搬送機構100に組み込んで実施することが望ましいが、画像形成装置内において、用紙の搬送が必要な任意の箇所における用紙搬送機構に組み込んで用いても良い。この場合、実施の形態3の、附勢バネ230を省略し、附勢バネ兼用接触部21fを附勢部として用いた軸受け部材41を有する用紙ガイド機構が好適である。更に、この用紙搬送機構を搭載した画像形成装置もまた、本発明に含まれる。
本発明は、十分な強度を確保しつつローラを脱着可能に保持することができる効果を有し、用紙ガイド機構、用紙搬送機構、画像形成装置等において有用である。
本発明に関連する発明の実施の形態1の用紙ガイド機構の要部構成図 (a)本発明に関連する発明の実施の形態1の用紙ガイド機構の軸受け部材の構成を示す斜視図(b)本発明に関連する発明の実施の形態1の用紙ガイド機構の軸受け部材の構成を説明するための図 本発明に関連する発明の実施の形態1の用紙ガイド機構の要部Dを示す正面図 (a)図3のA−A′断面図(b)図4(a)において軸受け部材を省いた状態を示す模式図 本発明に関連する発明の実施の形態1の用紙ガイド機構における、本体部10とローラ部20との脱着状態を説明するための図 (a)本発明の実施の形態2の用紙ガイド機構の軸受け部材の構成を示す斜視図(b)本発明の実施の形態2の用紙ガイド機構の軸受け部材の構成を説明するための図 (a)本発明の実施の形態3の用紙ガイド機構の軸受け部材の構成を示す斜視図(b)本発明の実施の形態4の用紙ガイド機構の軸受け部材の構成を説明するための図 (a)本発明の実施の形態の用紙ガイド機構の本体部10の要部平面図(b)本発明の実施の形態の用紙ガイド機構の本体部10の他の例の要部平面図 画像形成装置の用紙搬送機構の一例の模式的構成図 画像形成装置の用紙搬送機構の一例の構成を説明するための図 従来の技術による用紙ガイド機構の要部構成図 従来の技術による用紙ガイド機構の要部Cを示す正面図 (a)図12のA−A′断面図(b)図12のB−B′断面図
符号の説明
1 用紙ガイド機構
10 本体部
11 孔部
20 ローラ部
21、31、41 軸受け部材
21a 接触部
21b、21e 貫通孔
21c、21c′ ロック部
21d 弾性当接部
f 附勢バネ兼用接触部
210、210a、210b、210c、210d、201e ガイド板
211a、211b、211e スリット
221 ローラ軸
222 コロ
230 附勢バネ

Claims (6)

  1. ローラ軸、前記ローラ軸に対し回転可能に取り付けられたコロ、及び前記ローラ軸が貫通する貫通孔を有する軸受け部材を有するローラ部と、
    前記ローラ部を保持する本体部と、
    前記ローラ軸に対して附勢力を与える附勢部とを備え、
    前記本体部は、
    前記ローラ軸がその内部に配置されるスリットを含み、前記ローラ部により搬送される用紙をガイドするガイド面を有するガイド部を有し、
    前記附勢部は前記スリットの開口端へ向かう方向に前記附勢力を与え、
    前記ローラ部と前記本体部とは、前記軸受け部材を介して連結されており、
    前記軸受け部材は前記本体部に対し挿抜自在に装着されており、
    前記ガイド部は、スリット同士が対向するように並列して配置された複数のガイド板を有し、
    前記軸受け部材は、前記複数のガイド板のうち、少なくとも1枚のガイド板に当接する板状部材であり、
    前記ガイド部は、前記軸受け部材と当接する前記ガイド板に対向する対向面を有し、
    前記軸受け部材は、前記ガイド板と前記対向面との間に配置されるものであり、
    前記軸受け部材は、前記対向面に接触する接触部を有し、
    前記接触部は、前記対向面に対して一定の弾性力をもって接触している、用紙ガイド機構。
  2. 前記接触部は、前記対向面に当接する当接面を有する、請求項に記載の用紙ガイド機構。
  3. 前記軸受け部材は、少なくとも前記附勢力に抗する程度の力で前記本体部に固定されており、
    前記軸受け部材の前記貫通孔は、前記ローラ軸が前記附勢力の方向に沿って移動可能な間隙を有し、
    前記附勢部は、前記ローラ軸と前記本体部との間に配置されている、
    請求項1または2に記載の用紙ガイド機構。
  4. 前記軸受け部材は、前記附勢力の方向に沿って移動可能なマージンをもって前記本体部に装着されており、
    前記軸受け部材の前記貫通孔は、前記ローラ軸が回転可能な間隙を有し、
    前記附勢部は、前記軸受け部材に設けられている、
    請求項1または2に記載の用紙ガイド機構。
  5. 駆動ローラと、
    前記駆動ローラに接触して従動する従動ローラと、
    前記駆動ローラと前記従動ローラとの接触部に用紙を導くガイド部とを備え、
    前記ガイド部として請求項1からのいずれかに記載の用紙ガイド機構を有し、
    前記従動ローラとして、前記用紙ガイド機構の前記ローラ部の前記コロを有する、用紙搬送機構。
  6. 請求項に記載の用紙搬送機構を備えた画像形成装置。
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