JP3072667B2 - スーパーヘテロダイン受信機 - Google Patents

スーパーヘテロダイン受信機

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JP3072667B2
JP3072667B2 JP3350268A JP35026891A JP3072667B2 JP 3072667 B2 JP3072667 B2 JP 3072667B2 JP 3350268 A JP3350268 A JP 3350268A JP 35026891 A JP35026891 A JP 35026891A JP 3072667 B2 JP3072667 B2 JP 3072667B2
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健 沢田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はスーパーヘテロダイン
受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】中波帯における放送は、その周波数バン
ドとして、531 kHz〜1602kHzを使用するとともに、そ
のうちの9kHzおきの周波数位置を使用している。ま
た、その放送波信号はDSB信号である。
【0003】これに対して、短波帯においては、メータ
ーバンドと呼ばれる商業放送はDSB信号を使用し、放
送帯域外の通信バンドにおいては、主にUSB信号を使
用している。さらに、10MHz以下のアマチュア無線にお
いては、LSB信号を使用している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、中波放
送、短波放送あるいは短波通信においては、その送信信
号は、DSB信号であったり、USB信号であったり、
LSB信号であったりする。そして、DSB信号であれ
ば、占有帯域幅は広く、SSB信号であれば、占有帯域
幅は狭い。
【0005】したがって、これら中波放送、短波放送あ
るいは短波通信を受信する場合には、その送信信号にし
たがって、受信モードを、DSB受信モード、USB受
信モードあるいはLSB受信モードに切り換える必要が
ある。さらに、このとき、中間周波アンプの帯域幅も、
送信信号の帯域幅に対応して切り換える必要がある。
【0006】しかし、このように受信モード及び帯域幅
を切り換えるのは、めんどうである。特にシンセサイザ
受信機において、スキャン受信をしているときには、そ
のスキャンをいったん止めて受信モード及び帯域幅を切
り換える必要があり、スキャン受信のメリットが小さく
なってしまう。
【0007】この発明は、このような問題点を解決しよ
うとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述のように、中波放送
やメーターバンドと呼ばれる商業放送においては、DS
B信号が使用され、その占有帯域幅も広い。これに対
し、他の短波通信においては、USB信号が使用される
とともに、その占有帯域幅は狭い。
【0009】また、短波通信でもアマチュア無線はLS
B信号を使用しているが、このアマチュア無線に許され
ている周波数バンドは既知である。
【0010】この発明は、これらの点に着目し、受信周
波数あるいは受信バンドにしたがって、受信モード及び
帯域幅を自動的に切り換えるようにしたものである。
【0011】すなわち、この発明においては、各部の参
照符号を後述の実施例に対応させると、受信信号とし
て、DSB信号と、USB信号と、LSB信号とを受信
するスーパーヘテロダイン受信機において、DSB信号
の占有帯域幅に対応した通過帯域幅を有する第1の中間
周波回路16Wと、USB信号およびLSB信号の占有
帯域幅に対応した通過帯域幅を有する第2の中間周波回
路16Nと、第1の中間周波回路16Wと、第2の中間
周波回路16Nとを選択的に有効に切り換える第1のス
イッチ回路47と、USB信号に対応した第1の周波数
のBFO信号と、LSB信号に対応した第2の周波数の
BFO信号とを選択的に有効に取り出す第2のスイッチ
回路49と、受信周波数バンドと、その受信周波数バン
ドがDSB信号、USB信号およびLSB信号のうちの
どの受信信号に対応しているかを示す受信モードのデー
タとを組としたデータテーブルDTBLとを有し、受信周波
数を設定して選局をするとき、データテーブルDTBLを参
照して、設定した受信周波数を含む受信周波数バンドと
組になっている受信モードのデータを取り出し、この取
り出した受信モードのデータがDSB信号を示している
ときには、第1のスイッチ回路47を切り換え制御して
第1の中間周波回路16Wを選択するとともに、この第
1の中間周波回路16Wを選択することにより得られる
中間周波信号をAM検波して音声信号を取り出し、取り
出した受信モードのデータがUSB信号あるいはLSB
信号を示しているときには、第1のスイッチ回路47を
切り換え制御して第2の中間周波回路16Nを選択する
とともに、取り出した受信モードのデータにしたがって
第2のスイッチ回路49を切り換え制御して、第1およ
び第2の周波数のBFO信号のうち、取り出した受信モ
ードのデータが示すUSB信号あるいはLSB信号に対
応するBFO信号を取り出し、この取り出したBFO信
号と、第2の中間周波回路16Nを選択することにより
得られる中間周波信号とをミキサ回路43に供給して音
声信号を取り出し、第1の所定のキー操作をしたとき、
第1のスイッチ回路47および第2のスイッチ回路49
の切り換え結果にかかわらず、第1および第2のスイッ
チ回路47、49の切り換えを制御して、受信モード
を、DSB信号、USB信号またはLSB信号の受信モ
ードに順次変更し、第2の所定のキー操作をしたとき、
第1の中間周波回路16Wおよび第2の中間周波回路1
6Nの選択の結果にかかわらず、第1のスイッチ回路4
7を切り換え制御して第1の中間周波回路16Wまたは
第2の中間周波回路16Nを交互に選択するようにした
ものである。
【0012】
【作用】選局を行うと、データテーブルDTBLが参照さ
れ、受信モード及び帯域幅が、その受信周波数f11に対
応した状態に自動的に設定される。
【0013】
【実施例】図1はこの発明の一例を示し、この例におい
ては、この発明を、ダブルスーパーヘテロダイン方式の
受信機に適用した場合である。また、その受信機は、第
1局部発振周波数及び第2局部発振周波数の両方を変更
することにより、選局を行うようにした場合である。
【0014】さらに、この例においては、 受 信 周 波 数f11:150 kHz〜30MHz(概略値) 第1中間周波周波数f13:55.845MHz 第2中間周波周波数f15:455 kHz であり、第1局部発振周波数を1kHzステップで変更す
るとともに、このとき、第2局部発振周波数を100Hz ス
テップで変更することにより、受信周波数f11を100Hz
ステップで変更できる場合である。
【0015】すなわち、受信信号S11が、アンテナ11
から高周波アンプ12を通じて第1ミキサ回路13に供
給されるとともに、第1局部発振回路21から第1局部
発振信号S21がミキサ回路13に供給される。この場
合、局部発振信号S21の周波数f21は、受信周波数f11
に対して、 f21=f11+f13 ‥‥‥ (1) であり、 f21=(150 kHz+55.845MHz)〜(30MHz+55.845MHz)‥‥‥ (2) ただし、周波数f21は1kHzステップで変化 のように変化するものである。
【0016】こうして、受信信号S11は、ミキサ回路1
3において、第1局部発振信号S21により第1中間周波
信号S13(中間周波数f13)に周波数変換される。
【0017】そして、この信号S13が、第1中間周波ア
ンプ14を通じて第2ミキサ回路15に供給されるとと
もに、第2局部発振回路31から第2局部発振信号S31
がミキサ回路15に供給される。この場合、局部発振信
号S31の周波数f31は、受信周波数f11に対して、 f31=f13−f15 =f21−f11−f15 ‥‥‥‥‥‥ (3) であり、 f31=(55.39 MHz+0.5 kHz)〜(55.39 MHz−0.4 kHz)‥‥‥ (4) ただし、周波数f31は100Hz ステップで変化 のように変化するものである。
【0018】こうして、第1中間周波信号S13は、ミキ
サ回路15において、第2局部発振信号S31により第2
中間周波信号S15(中間周波数f15)に周波数変換され
る。
【0019】そして、DSB信号の受信時(中波放送あ
るいは短波放送などの受信時)には、ミキサ回路15か
らの信号S15が、広帯域(通過帯域は例えば±6kHz)
の第2中間周波アンプ16W及びスイッチ回路47を通
じてAM検波回路17に供給されて音声信号が復調さ
れ、この音声信号がスイッチ回路48を通じて端子18
に取り出される。
【0020】また、SSB信号の受信時(短波通信など
の受信時)には、ミキサ回路15からの中間周波信号S
15が、狭帯域(通過帯域は例えば±2.8 kHz)の第2中
間周波アンプ16N及びスイッチ回路47を通じてバラ
ンスドミキサ回路43に供給される。
【0021】そして、SSB信号がUSB信号のとき
(一般の短波通信などのとき)には、BFO41から周
波数f41が、例えば、 f41=457 kHz のBFO信号S41が取り出され、このBFO信号S41が
スイッチ回路49を通じてミキサ回路43に供給され
る。
【0022】こうして、ミキサ回路43からは、USB
信号から復調された音声信号が取り出され、この音声信
号がスイッチ回路48を通じて端子18に取り出され
る。
【0023】さらに、SSB信号がLSB信号のとき
(アマチュア無線のときなど)には、BFO42から周
波数f42が、例えば、 f42=453 kHz のBFO信号S42が取り出され、このBFO信号S42が
スイッチ回路49を通じてミキサ回路43に供給され
る。
【0024】こうして、ミキサ回路43からは、LSB
信号から復調された音声信号が取り出され、この音声信
号がスイッチ回路48を通じて端子18に取り出され
る。
【0025】そして、以上の構成よれば、受信周波数f
11は、(3) 式から f11=f21−f31−f15 ‥‥‥‥‥‥ (5) となる。
【0026】そして、周波数f21、f31は、受信周波数
f11に対応して、(2) 、(4) 式の範囲を変化するので、
(5) 式から、例えば、f21=150 kHz+55.845MHz、f
31=55.39 MHz+0.5 kHzのとき、 f11=f21−f31−f15 =(150 kHz+55.845MHz)−(55.39 MHz+0.5 kHz)−455 kHz =150 kHz−0.5 kHz となる。また、f21=30MHz+55.845MHz、f31=55.3
9 MHz−0.4 kHzのとき、 f11=f21−f31−f15 =(30MHz+55.845MHz)−(55.39 MHz−0.4 kHz)−455 kHz =30MHz+0.4 kHz となる。したがって、受信帯域は、ほぼ150 kHz〜30M
Hzとなる。
【0027】さらに、(5) 式によれば、第2局部発振周
波数f31が一定のとき、第1局部発振周波数f21を1k
Hzステップで変化させれば、受信周波数f11は1kHzス
テップで変化し、第1局部発振周波数f21が一定のと
き、第2局部発振周波数f31を100Hz ステップで変化さ
せれば、受信周波数f11は100Hz ステップで変化する。
【0028】そして、第1局部発振周波数f31を1kHz
ステップで変化させるため、第1局部発振回路21はV
COにより構成されるとともに、そのVCO21はPL
L20の一部を構成するようにされている。
【0029】すなわち、局部発振回路21としてVCO
21が設けられ、このVCO21の発振信号が第1局部
発振信号S21として第1ミキサ回路13に供給されると
ともに、この信号S21が可変分周回路22に供給されて
1/Nの周波数の信号に分周され、この分周信号が位相
比較回路23に供給される。また、基準発振回路24か
ら基準となる周波数、例えば周波数1kHzの発振信号が
取り出され、この信号が位相比較回路23に供給され、
その比較出力がローパスフィルタ25を通じてVCO2
1にその制御電圧として供給される。
【0030】したがって、定常状態においては、分周回
路22からの分周信号と、発振回路24の発振信号とは
周波数が等しいので、このときの発振信号S21の周波数
f21は、 f21=N×1[kHz] となる。また、このとき、(5) 式が成立している。
【0031】したがって、分周比Nを55995 〜85845 の
間において1ずつ変化させれば、局部発振周波数f21
が、(2) 式の範囲を1kHz間隔で変化するので、受信周
波数f11を1kHzステップで変化させることができる。
【0032】さらに、第2局部発振周波数f31を100Hz
ステップで変化させるため、第2局部発振回路31はV
CXOにより構成される。この場合、VCXO31は、
その発振素子として、水晶発振子及び可変容量ダイオー
ドを使用した可変周波数発振回路であり、D/Aコンバ
ータ32の出力電圧V32がその可変容量ダイオードに制
御電圧として供給される。そして、VCXO31の発振
信号が、第2局部発振信号S31として第2ミキサ回路1
5に供給される。
【0033】したがって、D/Aコンバータ42に所定
の制御データD32を供給すれば、VCXO31の発振信
号S31の発振周波数f31は、そのデータD32に対応して
変化するので、データD32により発振周波数f31を(4)
式の範囲において、100Hz ステップで変化させることが
でき、受信周波数f11を100Hz ステップで変化させるこ
とができる。
【0034】したがって、所定の分周比N及びデータD
32を可変分周回路22及びD/Aコンバータ32に供給
すれば、受信周波数f11を、150 kHz〜30MHzの受信帯
域において、100Hz ステップで変化させることができ
る。
【0035】さらに、50はシステムコントロール用の
マイクロコンピュータを示し、51はそのCPU、52
は各種のプログラムの書き込まれているROM、53は
ワークエリア用のRAM、54はデータ保持用のRAM
で、これらメモリ52〜54はシステムバス59を通じ
てCPU51に接続される。
【0036】この場合、ROM52には、プログラムの
一部として、例えば図2に示すフローチャートのルーチ
ン100が書き込まれているとともに、例えば図3に示
すデータテーブルDTBLを有する。
【0037】すなわち、このテーブルDTBLは、周波数バ
ンドを示すデータDFRと、その周波数バンドにおける一
般的な受信モードを示すデータDMDと、その周波数バン
ドにおける一般的な帯域幅を示すデータDBWとを1組と
し、その組を周波数バンドごとに有する。
【0038】例えば、欄に示すように、中波放送バン
ドに対しては、その周波数バンド531 kHz〜1602kHzを
示すデータDFRと、その受信モードがDSBであること
を示すデータDMDと、その帯域幅が広帯域であることを
示すデータDBWとを有し、欄に示すように、その次の
周波数バンドに対しては、その周波数バンド1603kHz〜
2249kHzを示すデータDFRと、その受信モードがUSB
であることを示すデータDMDと、その帯域幅が狭帯域で
あることを示すデータDBWとを有する。
【0039】また、RAM54は、プリセットされてい
る放送局の周波数のデータやラストチャンネル(前回、
電源をオフにしたときに受信していた周波数)のデータ
などを、電源オフ時にも保持するためのメモリである。
このため、RAM54は、データの消去及び書き込みを
電気的に行うことのできる不揮発性メモリとされ、ある
いは電池によりバックアップされたメモリとされてい
る。
【0040】さらに、61〜63は出力ポートで、これ
らポート61〜63もバス59に接続され、ポート61
から分周比Nが出力されて分周回路22にセットされ、
ポート62からデータD32が出力されてD/Aコンバー
タ32に供給される。
【0041】また、ポート63からスイッチ回路47〜
49にそれらの制御信号が供給され、スイッチ回路47
は、帯域幅が広帯域のとき、中間周波アンプ16W側に
接続され、狭帯域のとき、中間周波アンプ16N側に接
続される。さらに、スイッチ回路48は、受信モードが
DSB受信モードのとき、検波回路17側に接続され、
USB受信モード及びLSB受信モードのとき、ミキサ
回路43側に接続される。また、スイッチ回路49は、
受信モードがUSB受信モードのとき、BFO41側に
接続され、LSB受信モードのとき、BFO42側に接
続される。
【0042】さらに、64はLCDコントローラ、65
はLCDで、このLCD65の表示がコントローラ64
を通じてCPU51により制御され、受信周波数、受信
モード、帯域幅などが表示される。
【0043】また、66はキーインターフェイス回路
で、このインターフェイス回路66を通じて、ファンク
ションキーKFC、登録キーKRG、選局キーK01〜K05、
テンキーKTEがバス59に接続される。なお、これらキ
ーKFC〜KTEの機能については後述するが、これらキー
KFC〜KTEは、いずれもノンロックタイプのプッシュス
イッチにより構成される。
【0044】《テンキーによる選局》テンキーKTEを操
作すると、目的とする受信周波数f11を直接入力して選
局することができる。
【0045】すなわち、受信したい周波数f11を示す数
字をテンキーKTEから入力する。例えば、1242kHzを受
信したいときには、テンキーKTEの「1、2、4、2」
キーを順に押し、その後、テンキーKTEの「EXE 」キー
を押す。
【0046】すると、CPU51の処理が、ルーチン1
00のステップ101からスタートし、次にステップ1
02において、データテーブルDTBLを参照することによ
り、テンキーKTEから入力された周波数に対する受信モ
ードのデータDMD及び帯域幅のデータDBWが取り出され
る。今の場合は、「1242」を入力したので、欄か
ら受信モードがDSBであることを示すデータDMDと、
帯域幅が広帯域であることを示すデータDBWが取り出さ
れる。
【0047】続いて、CPU51の処理はステップ10
3に進み、このステップ103において、ステップ10
2でデータテーブルDTBLから取り出したデータDMD、D
BWにしたがって、スイッチ回路47〜49がそれぞれ切
り換えられる。今の場合は、欄のデータDMD、DBWに
対応してスイッチ回路47〜49が図の状態に切り換え
られる。
【0048】次にCPU51の処理はステップ104に
進み、このステップ104において、テンキーKTEから
入力された周波数が、その周波数を選局するための分周
比N及びデータD32に変換され、続いてステップ105
において、ステップ104で変換した分周比N及びデー
タD32が、分周回路22及びD/Aコンバータ32に供
給され、その後、ステップ106において、このルーチ
ン100を終了する。
【0049】したがって、ステップ105により、受信
周波数f11はテンキーKTEから入力した数値の周波数と
なる。また、このとき、ステップ103により、その受
信周波数f11に対応して中間周波アンプ16Wあるいは
16Nが選択されてその受信周波数f11に適した帯域幅
とされるとともに、受信モードが、DSB受信モード、
USB受信モードあるいはLSB受信モードとされる。
今の場合は、欄のデータDMD、DBWに対応して中間周
波アンプ16Wが選択されて帯域幅が広帯域とされると
ともに、検波回路17が選択されて一般のAM検波が行
われる。
【0050】こうして、テンキーKTEにより受信周波数
f11を指定すると、その周波数f11が選局されるととも
に、データテーブルDTBLのデータDFR〜DBWにしたがっ
て、その周波数f11に対応した受信モード及び帯域幅と
される。
【0051】なお、図示はしないが、このとき、その受
信周波数f11、受信モード及び帯域幅のデータが、LC
Dコントローラ64に供給され、LCD65には、その
受信周波数f11、受信モード及び帯域幅が、例えば、
「1242kHz」、「AM」及び「WIDE」のように
表示される。あるいは、受信周波数f11が1603kHzであ
れば、「1603kHz」、「USB」及び「NARRO
W」のように表示される。
【0052】また、このときの受信周波数f11を示す数
値が、RAM54の所定のアドレスA00にラストチャン
ネルのデータとして書き込れる。
【0053】《スキャン受信》スキャン受信のための構
成は、従来と同様なので、図1には示していないが、ス
キャン受信用のキーを押すと、分周比N及びデータD32
が所定の大きさで変化し、この変化により受信周波数f
11は所定の周波数ステップで変化していく。
【0054】そして、ある受信周波数f11のとき、放送
波信号などが受信されると、中間周波信号S15が得られ
るので、この信号S15の検出信号により、信号が受信さ
れたことがマイコン50に通知され、スキャンは停止す
る。
【0055】そして、このとき、ルーチン100が実行
されて受信モード及び帯域幅が、そのときの受信周波数
f11に対応したものとされる。また、ラストチャンネル
のデータがRAM54に記憶される。
【0056】《周波数のプリセット》任意の周波数f11
が選局されている状態で、登録キーKRGを押しながら選
局キーKi(i=01〜05のいずれか)を押すと、このと
きの受信周波数f11を示す数値が、RAM54のうち、
押された選局キーKiに対応するアドレスAiに書き込
まれる。
【0057】したがって、プリセットしたい周波数f11
を選局し、その後、登録キーKRGを押しながらを選局キ
ーKi押せば、その押した選局キーKiに、そのときの
受信周波数f11がプリセットされたことになる。
【0058】そして、このプリセットされた周波数f11
は、次の《選局キーによる選局》により、ワンタッチで
選局することができる。
【0059】《選局キーによる選局》選局キーKiに受
信周波数f11がプリセットされている場合、選局キーK
iを押すと、RAM54のうち、押されたキーKiに対
応するアドレスAiから、そのアドレスAiに書き込ま
れている周波数f11を示すデータが読み出され、その
後、ルーチン100が実行される。
【0060】したがって、《テンキーによる選局》の場
合と同様にして、選局キーKiに登録されていた周波数
f11が選局されるとともに、データテーブルDTBLを参照
した結果にしたがい、その周波数f11に対応して受信モ
ード及び帯域幅が選択される。また、ラストチャンネル
のデータがRAM54に記憶される。
【0061】したがって、選局キーKiを押すと、その
キーKiに登録されている周波数f11が選局されるとと
もに、その周波数f11に対応した受信モード及び帯域幅
が設定されて、その周波数f11の受信が行われる。
【0062】《電源投入時》電源をオフからオンにした
ときには、RAM54のラストチャンネルのアドレスA
00からラストチャンネルの周波数f11を示すデータが読
み出され、その後、ルーチン100が実行される。
【0063】したがって、《テンキーによる選局》の場
合と同様にして、前回電源をオフにしたときに受信して
いた周波数f11が選局されるとともに、データテーブル
DTBLを参照した結果にしたがい、その周波数f11に対応
して受信モード及び帯域幅が選択される。
【0064】したがって、電源をオフからオンにする
と、前回電源をオフにしたときに受信していた周波数f
11が選局されるとともに、その周波数f11に対応した受
信モード及び帯域幅が設定されて、その周波数f11の受
信が行われる。
【0065】《受信モードの変更》例えば、DSB信号
の放送あるいは通信を受信している場合には、CPU5
1が、ルーチン100においてデータテーブルDTBLを参
照することにより、検波回路17が選択されて受信モー
ドはDSB受信モードに設定されている。
【0066】しかし、そのDSB信号のUSB成分ある
いはLSB成分の帯域内に他の電波があると、ビート障
害などを生じることがある。そして、このようなときに
は、DSB信号であっても、USB受信モードあるいは
LSB受信モードにすると、ビート障害などが改善さ
れ、目的とする放送あるいは通信が聴きやすくなる。
【0067】この項の《受信モードの変更》は、そのよ
うな場合などに使用するものであり、データテーブルDT
BLに設定されている受信モードとは、異なる受信モード
で受信を行う場合である。
【0068】すなわち、任意の周波数f11を受信してい
るとき、ファンクションキーKFUを押すと、キーフラグ
がセットされ、以後、例えば第1の選局キーK01が受信
モードの変更キーとして作用するようになる。
【0069】そこで、キーK01を押すと、その押すごと
に、スイッチ回路48、49が所定の順序で切り換えら
れ、受信モードは、DSB受信モード、USB受信モー
ド及びLSB受信モードとの間を周期的に切り換わって
いく。
【0070】したがって、以上のキー操作により、現在
受信中の放送信号を、データテーブルDTBLに設定されて
いる受信モードとは、異なる受信モードで受信すること
ができる。
【0071】なお、再びファンクションキーKFUを押し
たときには、そのときの受信モードにかかわらずキーフ
ラグがリセットされ、以後、キーK01は、上記《選局キ
ーによる選局》で述べたように、本来の選局キーとして
作用するようになる。
【0072】また、このように受信モードを変更して
も、次に選局の操作を行ったときには、選局後が選局前
と同じ受信周波数f11であっても、データテーブルDTBL
が参照されるので、ファンクションキーKFU及びキーK
01により設定した受信モードはキャンセルされる。
【0073】《帯域幅の変更》例えば、中波放送を受信
している場合には、CPU51が、ルーチン100にお
いてデータテーブルDTBLを参照することにより、中間周
波アンプ16Wが選択されて帯域幅は広帯域に設定され
ている。
【0074】しかし、そのDSB信号に近接して他の放
送波などがあると、混信などを生じることがある。そし
て、このようなときには、中間周波アンプ16Nを選択
して帯域幅を狭帯域に設定すると、混信が改善され、目
的とする放送あるいは通信が聴きやすくなる。
【0075】この項の《帯域幅の変更》は、そのような
場合などに使用するものであり、データテーブルDTBLに
設定されている帯域幅とは、異なる帯域幅で受信を行う
場合である。
【0076】すなわち、任意の周波数f11を受信してい
るとき、ファンクションキーKFUを押すと、キーフラグ
がセットされ、以後、例えば第2の選局キーK02が帯域
幅の変更キーとして作用するようになる。
【0077】そこで、キーK02を押すと、その押すごと
に、スイッチ回路47が切り換えられ、帯域幅は、広帯
域と、狭帯域とに交互に切り換わる。
【0078】したがって、このキー操作により、現在受
信中の放送信号を、データテーブルDTBLに設定されてい
る帯域幅とは、異なる帯域幅で受信することができる。
【0079】なお、再びファンクションキーKFUを押し
たときには、そのときの帯域幅にかかわらずキーフラグ
がリセットされ、以後、キーK02は、上記《選局キーに
よる選局》で述べたように、本来の選局キーとして作用
するようになる。
【0080】また、このように帯域幅を変更しても、次
に選局の操作を行ったときには、選局後が選局前と同じ
受信周波数f11であっても、データテーブルDTBLが参照
されるので、ファンクションキーKFU及びキーK02によ
り設定した帯域幅はキャンセルされる。
【0081】《その他》上述においては、図3のデータ
テーブルDTBLがROM52に用意されているとしたが、
これはRAM54に用意することもできる。また、RA
M54に用意した場合には、受信モードあるいは帯域幅
の設定を変更することもできる。
【0082】また、上述においては、帯域幅にしたがっ
て、中間周波アンプ16Wと16Nとを選択するとした
が、帯域幅にしたがって、広帯域の中間周波フィルタ
と、狭帯域の中間周波フィルタとを選択し、その選択出
力をアンプに供給してもよい。
【0083】
【発明の効果】この発明によれば、受信バンドごとに、
その受信モードや帯域幅がほぼ固定されていることに着
目し、受信周波数f11を入力すると、データテーブルDT
BLを参照することにより、その受信周波数f11に対応し
て受信モード及び帯域幅を自動的に設定するようにして
いる。
【0084】したがって、中波放送、短波放送あるいは
短波通信を受信する場合に、その送信信号にしたがっ
て、マニュアル操作により、受信モードを、DSB受信
モード、USB受信モードあるいはLSB受信モードに
切り換えたり、中間周波アンプの帯域幅を、送信信号の
帯域幅に対応して切り換えたりする必要がなく、受信操
作が簡単であり、短波放送などになれていない者でも、
手軽に各種の放送や通信を受信することができる。
【0085】また、スキャン受信をしているときにも、
その受信周波数に対応して受信モード及び帯域幅が自動
的に切り換わるので、スキャン受信のメリットを十分に
生かすことができる。
【0086】しかも、ROM52にデータテーブルDTBL
及びルーチン100を用意するだけでよいので、ローコ
ストである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一例を示す系統図である。
【図2】選局ルーチンの一例を示すフローチャートであ
る。
【図3】データテーブルの一例を示す図である。
【符号の説明】
13 第1ミキサ回路 14 第1中間周波アンプ 15 第2ミキサ回路 16 第2中間周波アンプ 17 AM検波回路 20 PLL 21 VCO 22 可変分周回路 31 VCXO 32 D/Aコンバータ 41 USB用のBFO 42 LSB用のBFO 43 ミキサ回路 50 マイクロコンピュータ 100 選局ルーチン KFC〜KTE 操作キー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信信号として、DSB信号と、USB信
    号と、LSB信号とを受信するスーパーヘテロダイン受
    信機において、 上記DSB信号の占有帯域幅に対応した通過帯域幅を有
    する第1の中間周波回路と、 上記USB信号および上記LSB信号の占有帯域幅に対
    応した通過帯域幅を有する第2の中間周波回路と、 上記第1の中間周波回路と、上記第2の中間周波回路と
    を選択的に有効に切り換える第1のスイッチ回路と、 上記USB信号に対応した第1の周波数のBFO信号
    と、上記LSB信号に対応した第2の周波数のBFO信
    号とを選択的に有効に取り出す第2のスイッチ回路と、 受信周波数バンドと、その受信周波数バンドが上記DS
    B信号、USB信号およびLSB信号のうちのどの受信
    信号に対応しているかを示す受信モードのデータとを組
    としたデータテーブルとを有し、 受信周波数を設定して選局をするとき、上記データテー
    ブルを参照して、上記設定した受信周波数を含む受信周
    波数バンドと組になっている上記受信モードのデータを
    取り出し、 この取り出した受信モードのデータが上記DSB信号を
    示しているときには、上記第1のスイッチ回路を切り換
    え制御して上記第1の中間周波回路を選択するととも
    に、 この第1の中間周波回路を選択することにより得られる
    中間周波信号をAM検波して音声信号を取り出し、 上記取り出した受信モードのデータが上記USB信号あ
    るいは上記LSB信号を示しているときには、上記第1
    のスイッチ回路を切り換え制御して上記第2の中間周波
    回路を選択するとともに、 上記取り出した受信モードのデータにしたがって上記第
    2のスイッチ回路を切り換え制御して、第1および第2
    の周波数のBFO信号のうち、上記取り出した受信モー
    ドのデータが示す上記USB信号あるいは上記LSB信
    号に対応するBFO信号を取り出し、 この取り出したBFO信号と、上記第2の中間周波回路
    を選択することにより得られる中間周波信号とをミキサ
    回路に供給して音声信号を取り出し、 第1の所定のキー操作をしたとき、上記第1のスイッチ
    回路および上記第2のスイッチ回路の切り換え結果にか
    かわらず、これら第1および第2のスイッチ回路の切り
    換えを制御して、受信モードを、上記DSB信号、上記
    USB信号または上記LSB信号の受信モードに順次変
    更し、 第2の所定のキー操作をしたとき、上記第1の中間周波
    回路および上記第2の中間周波回路の選択の結果にかか
    わらず、上記第1のスイッチ回路を切り換え制御して上
    記第1の中間周波回路または上記第2の中間周波回路を
    交互に選択するようにしたスーパーヘテロダイン受信
    機。
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