JP3068092U - ボルト締付機 - Google Patents

ボルト締付機

Info

Publication number
JP3068092U
JP3068092U JP1999007705U JP770599U JP3068092U JP 3068092 U JP3068092 U JP 3068092U JP 1999007705 U JP1999007705 U JP 1999007705U JP 770599 U JP770599 U JP 770599U JP 3068092 U JP3068092 U JP 3068092U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bolt
washer
socket
tightening machine
outer socket
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1999007705U
Other languages
English (en)
Inventor
大司郎 矢野
昌造 松村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maeda Metal Industries Ltd
Original Assignee
Maeda Metal Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Maeda Metal Industries Ltd filed Critical Maeda Metal Industries Ltd
Priority to JP1999007705U priority Critical patent/JP3068092U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3068092U publication Critical patent/JP3068092U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワンサイドボルトを周辺に反力受けとなる突
出物が存在しない場合でも締め付け可能にする。 【解決する手段】 外周部に引掛かり受部81を有するワ
ッシャ8を嵌め、頭部72に剪断用チップ73を突設したボ
ルト7を締め付けるボルト締付機であって、剪断用チッ
プ73に係合するインナーソケット1とボルト頭部72が余
裕のある状態嵌まるアウターソケット2を同心に具え、
遊星歯車機構3の互いに逆方向に回転力が作用する2つ
の出力軸を両ソケット1、2に連繋し、アウターソケッ
ト2にはワッシャ8の引掛かり受部81に係合する係合部
21が形成されている。ワッシャ8とアウターソケット2
を係合して、ワッシャ8を反力受けとする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する分野】
本考案は、引掛かり受部を有するワッシャを嵌め、頭部に剪断用チップを突設 したボルトを締め付けるボルト締付機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5に示す如く、ボルト軸部(77)の先端に剪断用チップ(76)を具えたトルクコ ントロールボルト(74)を締め付ける締付機(10)は、剪断用チップ(76)に係合する インナーソケット(1)と、ボルト(74)に螺合したナット(75)に係合するアウター ソケット(2)を具えており、両ソケットを遊星歯車機構(図示せず)の互いに逆方 向に回転力が作用する2つの出力軸に連繋して構成されている。 ボルト(75)に所定の締付けトルク以上の力が作用すればチップ(76)が剪断され て、締付けトルクを保証できる。
【0003】 上記ボルト締付機によって、図1に示す球面頭部(72)に剪断用チップ(73)を具 えたボルト(7)を締め付ける場合、締付機のアウターソケットを交換する。交換 するアウターソケット(2)は、ボルト(7)の頭部(72)が回転方向に余裕のある状 態に嵌まり且つ、二点鎖線で示す如く、ソケット軸心と直交して反力受け(25)を 突設している。
【0004】 アウターソケット(2)にボルト(7)の頭部(72)を嵌め、インナーソケット(1) に剪断用チップ(73)を係合し、アウターソケット(2)の反力受け(25)を周辺のボ ルト等の突出物に当てて回止めを図り、インナーソケット(1)だけを回転させて チップ(73)を剪断する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記頭部に剪断用チップ(73)を具えたボルト(7)の締付けに際し、反力受け(2 5)を当てるための適当な突出物が存在しない場合は締付け出来ない問題がある。 本考案は、上記問題を解決できる締付け機を明らかにするものである。
【0006】
【課題を解決する手段】
本考案のボルト締付機は、外周部に引掛かり受部(81)を有するワッシャ(8)を 嵌め、頭部(72)に剪断用チップ(73)を突設したボルト(7)を締め付けるボルト締 付機であって、剪断用チップ(73)に係合するインナーソケット(1)とボルト頭部 (72)が余裕のある状態嵌まるアウターソケット(2)を同心に具え、遊星歯車機構 (3)の互いに逆方向に回転力が作用する2つの出力軸を両ソケット(1)(2)に連 繋し、アウターソケット(2)にはワッシャ(8)の引掛かり受部(81)に係合する係 合部(21)が形成されている。
【0007】
【作用及び効果】
ボルト軸部(71)にワッシャ(8)を嵌めて相手締付部材(9)(91)に手で回して螺 合する。次に、締付機のインナーソケット(1)に剪断用チップ(73)を嵌めて、ア ウターソケット(2)の係合部(21)とワッシャ(8)の引掛かり受部(81)とを係合さ せ、締付機を相手締付部材(9)へ押付ける様にして締付機を作動させる。
【0008】 アウターソケット(2)にはワッシャ(8)或いは相手締付部材(9)への押圧によ る摩擦抵抗が作用するため、インナーソケット(1)だけが回転してボルト(7)を 締め付ける。 ボルト(7)の締め切り直前では、ワッシャ(8)はボルト頭部(72)と相手締付部 材(9)とに挟圧されて、強力な摩擦抵抗が作用するためワッシャ(8)に回転力が 作用しても回転することはない。 従って、ワッシャ(8)の引掛かり受部(81)に係合しているアウターソケット( 2)の回転も阻止され、インナーソケット(1)だけが回転し、所定トルク以上の 力がボルト(7)に作用したとき剪断用チップ(73)が剪断される。
【0009】 上記の如く、アウターソケット(2)に作用する締付け反力を、ボルト(7)に挿 通したワッシャ(8)で受けるため、締付けるべきボルトの周辺に反力を受ける突 出物が存在しない場合でも、ボルト(7)の締め付けが可能となる。 又、従来の様にアウターソケット(2)に反力受け(25)を突出した場合、反力受 け(25)の分だけ重量が嵩み、又、反力受け(25)が締付機の扱いに邪魔になって操 作性が悪くなるが、この不都合も解消できる。
【0010】
【考案の実施の形態】
図1に示し、前述の如く、部材(9)(91)を締結するボルト(7)は、図4に示す 如く、球面頭部(72)に剪断用チップ(73)を具えている。剪断用チップ(73)の外周 面には軸方向に沿って複数の凸条(73a)が形成されている。
【0011】 ボルト(7)の軸部(71)に嵌めるワッシャ(8)は、外周部に等間隔に切欠(81a) を設けて、後記するボルト締付機のアウターソケット(2)の係合部(21)と係合す る引掛かり受部(81)となしている。 ワッシャ(8)がボルト頭部(72)の座面に当たった状態で引掛かり受部(81)は頭 部(72)の外側に位置する。
【0012】 図2に示す如く、ボルト締付機は、基本的には公知の構造であるので簡単に説 明する。 ハウジング(4)に内蔵した遊星歯車機構(3)の互いに逆方向に回転力が作用す る2つの出力軸の内、ボルト締付方向に回転する出力軸にインナーソケット(1) を該出力軸と一体回転可能且つ軸方向にスライド可能に係合している。 他方の出力軸を、ハウジング(4)に回転可能に突設した保持筒(41)に着脱可能 に固定している。
【0013】 ハウジング(4)の基端にはハウジング(4)と略直交してハンドル(6)が突設さ れ、該ハンドル(6)と略平行にモータ(5)が取り付けられている。 モータ(5)の回転軸は、歯車列(31)を介して前記遊星歯車機構(3)の入力軸に 連繋されている。
【0014】 インナーソケット(1)には、ボルト(7)の剪断用チップ(73)に係合する係合孔 (71)が設けられている。
【0015】 図3に示す如く、アウターソケット(2)は、筒部の中間部外周にフランジ(23) を突設して該フランジ(23)の複数箇所に等間隔に切欠部(24)を開設している。 アウターソケット(2)のフランジ(23)より基端側が前記保持筒(41)に嵌まる嵌 込み筒部(22)となっている。
【0016】 本考案の特徴は、アウターソケット(2)のフランジ(23)より先端側がボルト頭 部(72)が回転方向に余裕のある状態に嵌まる収容筒部(20)となり、該収容筒部(2 2)の先端面に前記ワッシャ(8)の引掛かり受部(81)に係合する係合部(21)を形成 している点である。 実施例の係合部(21)は、引掛かり受部(81)である切欠(81a )に嵌まる突片(21a)である。
【0017】 ボルト締付機の保持筒(41)にアウターソケット(2)の嵌込み筒部(22)を嵌め込 み、保持筒(41)先端に突設した爪片(43)をアウターソケット(2)のフランジ(23) に開設した切欠部(24)に係合し、保持筒(41)に螺合したクランプネジ(42)にてア ウターソケット(2)の抜止めを図る。
【0018】 図1、図2において、インナーソケット(1)の軸心に嵌まっている突出しピン (11)は、インナーソケット(1)内で剪断されたボルトの剪断用チップ(73)を叩き 出すための公知の突出しピン(11)である。
【0019】 然して、図1に示す如く、ボルト軸部(71)にワッシャ(8)を嵌め、2枚に重ね た相手締付部材(9)(91)の、手前側の部材(9)の貫通孔(92)を貫通させ奥側の部 材(91)のネジ孔(93)に手回し、トルクレンチ等で仮締めする。
【0020】 次に、締付機のインナーソケット(1)に剪断用チップ(73)を嵌め、アウターソ ケット(2)の係合部(21)とワッシャ(8)の引掛かり受部(81)とを係合させ、締付 機を相手締付部材(9)へ押付ける様にして締付機を作動させる。 アウターソケット(2)には相手締付部材(9)への押圧による摩擦抵抗が作用す るため、インナーソケット(1)だけが回転してボルト(7)を締め付ける。
【0021】 ボルト(7)の締め切り直前では、ワッシャ(8)はボルト頭部(72)と相手締付部 材(9)とに挟圧されて、強力な摩擦抵抗が作用するためワッシャ(8)に回転力が 作用しても該ワッシャ(8)が回転することはない。 従って、ワッシャ(8)の引掛かり受部(81)に係合しているアウターソケット( 2)の回転も阻止され、インナーソケット(1)だけが回転し、所定トルク以上の 力がボルト(7)に作用したとき剪断用チップ(73)が剪断される。
【0022】 上記の如く、アウターソケット(2)に作用する締付け反力を、ボルト(7)に挿 通したワッシャ(8)で受けるため、締付けるべきボルトの周辺に反力を受ける突 出物が存在しない場合でも、ボルト(7)の締め付けが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】締付け前のボルトと締付機の断面図である。
【図2】締付け途上のボルトと締付機の断面図である。
【図3】アウターソケットの斜面図である。
【図4】ボルトとワッシャの斜面図である。
【図5】従来例のトルクコントロールボルトとボルト締
付機の一部を破断した正面図である。
【符号の説明】
(1) インナーソケット (2) アウターソケット (21) 係合部 (3) 遊星歯車機構 (8) ワッシャ (81) 引掛かり受部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 引掛かり受部(81)を有するワッシャ(8)
    を嵌め、頭部(72)に剪断用チップ(73)を突設したボルト
    (7)を締め付けるボルト締付機であって、剪断用チップ
    (73)に係合するインナーソケット(1)とボルト頭部(72)
    が回転方向に余裕のある状態に嵌まるアウターソケット
    (2)を同心に具え、遊星歯車機構(3)の互いに逆方向に
    回転力が作用する2つの出力軸を両ソケット(1)(2)に
    連繋し、アウターソケット(2)にはワッシャ(8)の引掛
    かり受部(81)に係合する係合部(21)が形成されているこ
    とを特徴とするボルト締付機。
  2. 【請求項2】 ワッシャ(8)の引掛かり受部(81)は、ワ
    ッシャ(8)の外周縁を等間隔に切り欠いた切欠(81a)で
    あって、アウターソケット(2)の係合部(21)は該切欠(8
    1a)に嵌まる突片(21a)である請求項1に記載のボルト締
    付機。
JP1999007705U 1999-10-12 1999-10-12 ボルト締付機 Expired - Lifetime JP3068092U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1999007705U JP3068092U (ja) 1999-10-12 1999-10-12 ボルト締付機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1999007705U JP3068092U (ja) 1999-10-12 1999-10-12 ボルト締付機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3068092U true JP3068092U (ja) 2000-04-21

Family

ID=32983993

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1999007705U Expired - Lifetime JP3068092U (ja) 1999-10-12 1999-10-12 ボルト締付機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3068092U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012125910A (ja) * 2010-04-27 2012-07-05 Yunitaito Kk 締結用ソケットとそれに使用する反力受け用ワッシャ及び締結構造
JP2022035350A (ja) * 2020-08-20 2022-03-04 ショーボンド建設株式会社 アタッチメント、トルク管理装置及びトルク管理方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012125910A (ja) * 2010-04-27 2012-07-05 Yunitaito Kk 締結用ソケットとそれに使用する反力受け用ワッシャ及び締結構造
JP2022035350A (ja) * 2020-08-20 2022-03-04 ショーボンド建設株式会社 アタッチメント、トルク管理装置及びトルク管理方法
JP7253675B2 (ja) 2020-08-20 2023-04-07 ショーボンド建設株式会社 アタッチメント、トルク管理装置及びトルク管理方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI330577B (en) Power-driven torque intensifier
EP2055436B1 (en) Reaction arm for power-driven torque intensifier
JP2756245B2 (ja) ボルト・ナット締付機
JP3655848B2 (ja) 携帯型ロータリー突切りディスク
JPH10512348A (ja) 固定装置
JPH0243665Y2 (ja)
JP3068092U (ja) ボルト締付機
US4758109A (en) Shear joint for yoke
US4729270A (en) Socket driver spanner
JP2008036772A (ja) 動力式ラチェットレンチ
JP6863813B2 (ja) アタッチメントおよび締付工具
JP3544948B2 (ja) 省力スパナ構造
JP2507862B2 (ja) 締付機に取付けて使用する回転補助具
JPH0426221Y2 (ja)
KR100741940B1 (ko) 소켓렌치
KR200385259Y1 (ko) 소켓렌치
US5325742A (en) Hydraulic torque wrench drive shaft retainer
JP2604397Y2 (ja) プラスチック管の接続用工具
JP2600026Y2 (ja) 自動ソケット工具
JPH0631643A (ja) 締付機に取付けて使用する回転補助具
JPH0717467U (ja) レンチ
JP3068071B2 (ja) 横回し型掛金装置
JP3639334B2 (ja) トルクアタッチメント付きトルクレンチ
JPS5949873B2 (ja) 電動ドライバ−
JP2001150210A (ja) 締め付け具

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term