JP3063940B2 - 天然砕石塊破砕システム - Google Patents

天然砕石塊破砕システム

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JP3063940B2
JP3063940B2 JP4201876A JP20187692A JP3063940B2 JP 3063940 B2 JP3063940 B2 JP 3063940B2 JP 4201876 A JP4201876 A JP 4201876A JP 20187692 A JP20187692 A JP 20187692A JP 3063940 B2 JP3063940 B2 JP 3063940B2
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誠一 坂戸
幸夫 山下
誓 藤高
邦彦 松居
勇 永吉
忠比古 長瀬
博雄 小柳
勇治 永沢
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株式会社坂戸工作所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、天然砕石塊を効率良
く、且つ安全に破砕することができる天然砕石塊破砕シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、採石現場で、岩山の岩面にダ
イナマイト等の***物埋設用のために複数の孔を穿孔
し、該孔にダイナマイト等の***物を埋め込み、岩山を
***して多数の天然砕石塊W,W,…とし、さらにその
天然砕石塊Wを細かく砕くため、一般にブレーカーCを
使用している。
【0003】そのブレーカーCは、建設用車両の作業用
ブームの先端に装着し、作業用ブームを操作してブレー
カーCを天然砕石塊Wに当てて破砕作業を行うものであ
り、山積状になった多数の天然砕石塊Wから、これを一
つずつかきだして、平坦状地面等に移動し、さらにその
天然砕石塊Wを破砕に適した安定した状態にし、ブレー
カーCを使用し易いようにして、ブレーカーCにて天然
砕石塊Wを細かく多数の小塊w,w,…に破砕してい
る。
【0004】ここで、、山積みされた天然砕石塊Wか
ら、これをひとつずつかきだすときには、別の建設用車
両の作業ブームに天然砕石塊Wのかきだしに適したアタ
ッチメントを装着して、天然砕石塊Wを取り出すので、
ブレーカーCを装着した建設用車両とともに複数の建設
用車両を必要としている。
【0005】また、ブレーカーCにて天然砕石塊Wを破
砕するときには、図18に示すように、その天然砕石塊
W表面とブレーカーCのチゼルcとが垂直となるように
しておく必要があり、このようにして破砕した天然砕石
塊Wをさらに細かく砕くため、ブレーカーCにて小塊
w,w,…を砕いてゆく。
【0006】その天然砕石塊Wの破砕作業中には、チゼ
ルcの貫入に従い、チゼルcの方向が必然的にずれてし
まったり、或いはブレーカーCの振動,衝撃等により天
然砕石塊Wの位置が変化し、ブレーカーCのチゼルcの
打撃方向がずれることがあるので、破砕中においても、
作業員は常にブレーカーCのチゼルcの方向の修正をす
る必要がある。
【0007】さらに、チゼルcには適度な荷重をかけな
がら打撃せねばならないため、水平方向、或いは上方向
への打撃作業は実際上できない欠点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】岩山をダイナマイト等
の***物にて***し、山積みとなった多数の天然砕石塊
WをブレーカーCにて破砕し、該天然砕石塊Wをブレー
カーCにて破砕する作業においては、まず山積み状とし
たままの天然砕石塊WをブレーカーCにて破砕すること
は、天然砕石塊Wの安定性が極めて不良であるために破
砕することができない。
【0009】そのために、図16,図17に示すよう
に、まず山積み状の天然砕石塊Wより、これを一つずつ
取り出して安定した平坦状等の地面にかきだし、さらに
その平坦状の地面上に天然砕石塊Wを最も安定した状態
に整えてから、ブレーカーCにて天然砕石塊Wの破砕作
業を行うことになる。
【0010】その天然砕石塊Wを山積箇所から一つずつ
取り出すには、ブレーカーCを装着した建設用車両とは
別に、天然砕石塊Wのかきだしに適したアタッチメント
を作業用ブーム先端に装着した建設用車両を必要で、複
数の建設用車両を準備し、且つこれらを現場に搬入しな
ければならないし、且つブレーカーC及び天然砕石塊W
かきだしのために作業員も複数必要とする等、コスト,
作業時間等がかさむこととなる等の問題点がある。
【0011】また、上述したように天然砕石塊Wのブレ
ーカーCによる破砕においては、図18に示すように、
天然砕石塊Wに対して、ブレーカーCのチゼルcの当接
が天然砕石塊Wの表面に略垂直状に当接させて、破砕作
業を行わなければならず、この作業条件が備わっていな
いときには、天然砕石塊Wを効率良く破砕することがで
きず、極めて非効率的な破砕となり、一つの天然砕石塊
Wを何度も破砕しなくてはならず、作業時間が多くな
り、作業員の負担も増えることとなる。
【0012】さらに、天然砕石塊Wを破砕するときに、
天然砕石塊Wの設定状態が悪く、不安定状態となったと
きには、ブレーカーCのチゼルcの天然砕石塊Wへの打
込み角度が許容範囲から外れて、ブレーカーCのチゼル
cが天然砕石塊Wに対して良好に当たることができず、
チゼルcが空打状態となり、最悪の場合にはブレーカー
C自らの衝撃により破壊するに至ることがあり、ひいて
は破砕作業が不可能となる。
【0013】また、ブレーカーCにて天然砕石塊Wに良
好な破砕作業とするためには、ブレーカーCのチゼルc
を天然砕石塊Wの被破砕面に対して常に垂直状にしてお
かなければならないし、また、破砕作業開始時にはブレ
ーカーCのチゼルcが天然砕石塊Wに対して適正位置に
なっていても、破砕作業中には天然砕石塊Wがブレーカ
ーCの振動,衝撃によって移動し、チゼルcが天然砕石
塊Wに対して不適正な状態となることもあるので、破砕
作業中においても常時、その状況を確認しておかなけれ
ばならず、ブレーカーC操作が極めて困難且つ面倒であ
り、そのためには熟練した作業員が必要であった。
【0014】また、図19に示すように、天然砕石塊W
がブレーカーCのチゼルcによる破砕は衝撃力によるた
め、ブレーカーC及び建設用車両の寿命が極端に短く、
また多数の小塊w,w,…がかなり広い範囲に飛散し、
作業員にとっても極めて危険であり、さらに、ブレーカ
ーCによる天然砕石塊Wの破砕時に大きな騒音が生じる
等の問題があった。
【0015】
【課題を解決するための手段】そこで、発明者は上記課
題を解決すべく鋭意,研究を重ねた結果、本発明を、建
設用車両の作業用ブームの先端箇所に、固定顎本体,可
動顎本体との開閉作業にて破砕可能で、且つ前記固定顎
本体の幅を適宜拡げて形成し、該固定顎本体上には補助
体を着脱自在に装着した破砕機を取り付け、発破作業に
ての天然砕石塊を前記破砕機の固定顎本体,可動顎本体
にて破砕する天然砕石塊破砕システムとしたことによ
り、天然砕石塊Wの破砕作業における効率を格段に向上
させるとともに、その天然砕石塊Wを極めて安全に破砕
することができ、上記課題を解決したものである。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
すると、図1乃至図4に示すように、本発明の天然砕石
塊破砕システムでは、砕石可能な岩山をダイナマイト等
の***物にて***し、多数の天然砕石塊Wとし、さらに
破砕機Aを作業用ブームb先端に装着した建設用車両M
を備え、その破砕機Aにて、山積み状の天然砕石塊W,
W,…から天然砕石塊Wをかきだし、該天然砕石塊Wを
さらに小塊w,w,…に破砕して行くものである。
【0017】本発明の天然砕石塊破砕システムに使用さ
れる破砕機Aは、図5,図6に示すように、破砕機外筐
1,固定顎本体3及び可動顎本体4とからなり、その破
砕機外筐1は、具体的には筐体状に形成され、内部が中
空状に形成され、その前側位置に、開口部2が設けられ
ており、固定顎本体3は、破砕機外筐1の開口部2側下
端に外方に突出するように一体的に設けられている。
【0018】その固定顎本体3は、前方に長く形成さ
れ、図6に示すように、具体的には可動顎本体4が固定
顎本体3上に閉じた状態で固定顎本体3が可動顎本体4
よりさらに前方に突出する程度の長さであって、山積さ
れた多数の天然砕石塊W,W,…を同時に複数個或いは
一つずつかきだすときに効率的にできる構成としてい
る。
【0019】さらに、固定顎本体3の幅方向において、
幅広く形成される実施例が存在し、該実施例を具体的に
示すと、まず前記固定顎本体3は破砕機外筐1の幅方向
と同一幅に形成されるものであるが、特に固定顎本体3
を幅方向に広く形成するものでは破砕機外筐1の幅寸法
より多少広く形成されたものである(図5参照)。
【0020】上述したように固定顎本体3の前方に長く
なるように形成したり、或いは幅方向に広く形成し、さ
らに固定顎本体3の面積を広くすることにより、天然砕
石塊Wをかきだす際において、大型の天然砕石塊Wであ
っても確実にかきだすことができ、作業効率を向上させ
ることができる(図14参照)。
【0021】その固定顎本体3上には、着脱自在なる補
助体Bが装着されており、具体的にはその補助体Bは天
然砕石塊Wを破砕時に、天然砕石塊Wが直接載置されて
可動顎本体4が閉じて天然砕石塊Wが破砕される仕組み
となっているものであって、その補助体Bの装着構造に
は種々の実施例が存在するものである。
【0022】該補助体Bは、図7等に示すように、作業
部8と取付部9とが一体形成されたものであって、種々
の実施例が存在し、その第1実施例としては、図7乃至
図9に示すように、平板状の作業部8の裏面側に取付部
9が形成されており、該取付部9は蟻ほぞ9aをなし、
固定顎本体3には被取付部10が形成されており、図
7,図8(a)等に示すように、該被取付部10は蟻溝
10aとして形成され、前記取付部9の蟻ほぞ9aが蟻
溝10aに係止する構成となっている。
【0023】また、補助体Bの取付部9が固定顎本体3
上の被取付部10に固定され、その補助体Bの作業部8
の端部に固定板11,11が溶接等にて固着される構造
となっている(図9参照)。
【0024】その補助体Bの第2実施例としては、図1
0乃至図12に示すように、取付部9は、凹状テーパー
合せ部9bが形成され、該凹状テーパー合せ部9bの中
心箇所に蟻ほぞ9aが形成されたものであり、また被取
付部10においては凸状テーパー合せ部10bの中心箇
所に蟻溝10aが形成されたものであり、前記凹状テー
パー合せ部9bと凸状テーパー合せ部10bとは同一勾
配のテーパーを有し両者を接触させたときに、両テーパ
ー面が一致するようになっている。
【0025】上記実施例において、被取付部10の蟻溝
10aの前後方向に沿って凹状部10cが形成され、該
凹状部10cに前記取付部9の蟻ほぞ9aが遊挿自在と
なっており、取付部9を被取付部10に装着するときに
は、まず一旦、取付部9の蟻ほぞ9aを被取付部10の
凹状部10c内に遊挿し、次いで補助体Bを固定顎本体
3に沿ってスライドさせつつ蟻ほぞ9aを蟻溝10a内
に挿入し、凹状テーパー合せ部9bが凸状テーパー合せ
部10bのテーパー面に当接するまでスライドさせ、装
着後、前記固定板11,11にて固着される。
【0026】その補助体Bの第3実施例では、図13
(a)に示すように、補助体Bの取付部9はボルトによ
る固着具が使用され、補助体Bをその固着具によって固
定顎本体3の内螺子状に形成した被取付部10に螺合す
るものである。
【0027】その補助体Bの第4実施例では、図13
(b)に示すように、被取付部10は固定顎本体3表面
より逆T字状溝として形成されたものであって、該被取
付部10に対応する取付部9は、作業部8とは別材とし
て形成されたものであって、その逆T字状溝の被取付部
10内にてに係止可能な係止ブロックとし、取付部9が
前記作業部8とボルトにて固着される構造のものであ
る。
【0028】その補助体Bは、固定顎本体3の破砕作業
側、即ち可動顎本体4と噛み合う側に装着されるもので
あるが、必要に応じて、固定顎本体3の裏面側、即ち破
砕作業側と反対側に装着されることもある。
【0029】また、破砕機Aの別の実施例としては、図
15に示すように、固定顎本体3の上面(後述の可動顎
本体4との対向する面)には、幅方向に沿って突起状3
a,3a,…が略平行に形成されており、また可動顎本
体4は基部4aが、前記開口部2より破砕機外筐1の内
部に挿入されて軸支され、前記固定顎本体3に対応して
開閉する構成となっており、その固定顎本体3の幅方向
中間形成した収納部3c内に可動顎本体4に設けた縦割
り大刃4cが収納可能な構成となっている。
【0030】具体的には、その可動顎本体4の基部4a
が破砕機外筐1の開口部2下端に設けられた軸杆5に軸
支され、その固定顎本体3の垂直面上を揺動するように
構成され、可動顎本体4は、断面が略方形状をなし内部
は中空状となっており、可動顎本体4の先端(基部4a
と反対側)は上方に僅かに膨らみ、可動顎先端軸杆6が
設けられ、該可動顎先端軸杆6に開閉用油圧シリンダ7
のピストンロッド7aの先端が軸支され、そのシリンダ
本体7bの長手方向中間箇所が破砕機外筐1に軸支され
ている。
【0031】さらに、その可動顎本体4の下面側(固定
顎本体3に対向する面)には、その幅方向の両側に、複
数の横割り刃4b,4b,…が後方に所定間隔をおいて
設けられ、略中央箇所に前記縦割り大刃4cが設けられ
ることとなる。
【0032】
【発明の効果】請求項1においては、建設用車両の作業
用ブームbの先端箇所に、固定顎本体3,可動顎本体4
との開閉作業にて破砕可能で、且つ前記固定顎本体3の
幅を適宜拡げて形成し、該固定顎本体3上には補助体B
を着脱自在に装着した破砕機Aを取り付け、発破作業に
ての天然砕石塊Wを前記破砕機Aの固定顎本体3,可動
顎本体4にて破砕するとしたことにより、先ず第1に天
然砕石塊Wの破砕を確実に効率良く行うことができる
し、第2に作業員に極めて安全且つ良好な作業環境を提
供することができるし、第3に破砕機Aにおいては耐久
性のあるものにすることができ、第4に山積み状の多数
の天然砕石塊W,W,…から適宜の天然砕石塊Wをかき
だすことが極めて容易にできるし、第5に天然砕石塊W
を破砕するときに小塊w,w,…の飛散を極めて狭い範
囲にすることができ、第6に補助体Bの存在にて、取り
替え可能であり、装置を衝撃から保護できる等の効果を
奏する。
【0033】上記効果を詳述すると、まず従来の天然砕
石塊Wの破砕システムでは、岩山をダイナマイト等の爆
破物にて***し、山積みとなった多数の天然砕石塊W,
W,…をブレーカーCにて破砕しているが、ブレーカー
Cによる破砕作業を行う前に、山積みとなった多数の天
然砕石塊W,W,…から一つの天然砕石塊Wを適宜かき
だして、平坦状の地面等の天然砕石塊Wを極めて安定し
た状態で載置可能な場所に移動させなければならず、そ
のための専用の建設用車両が必要となるが、本発明のシ
ステムでは、破砕機外筐1に設けた固定顎本体3、及び
該固定顎本体3上に開閉自在な可動顎本体4からなる破
砕機Aを建設用車両Mの作業用ブームb先端に装着した
ものを使用して破砕作業を行うので、作業員は建設用車
両Mの運転室rから操作して、破砕機Aにて山積み状の
多数の天然砕石塊W,W,…から適宜の天然砕石塊Wを
固定顎本体3と可動顎本体4とによって容易に取り出す
ことができ、このことによって、山積み状の多数の天然
砕石塊W,W,…から一つの天然砕石塊Wを取り出す作
業のためにわざわざ別の専用建設用車両を用意する必要
をなくすることができる。
【0034】また、山積みされた多数の天然砕石塊W,
W,…から適宜の天然砕石塊Wを固定顎本体3と可動顎
本体4とによってくわえるようにして取り出すと同時に
可動顎本体4を固定顎本体3上に閉じて天然砕石塊Wを
圧壊することにより極めて迅速に破砕作業を行うことが
でき、前述したように、従来のシステムに見られるよう
に破砕する天然砕石塊Wをわざわざ平坦状の地面等のよ
うに、安定して載置できる場所に移動させて、天然砕石
塊Wを安定した状態にしてからブレーカーCのチゼルc
を当接して破砕する面倒な作業の必要がなく、従ってそ
のような平坦状地面を確保する必要もなくなり、破砕作
業の段取り等に多くの時間を割かれることがなくなり、
作業効率を格段と向上させることができるものである。
【0035】次に、従来のシステムでは、天然砕石塊W
をブレーカーCにて破砕する作業においては、安定した
平坦状等の地面にかきだし、さらにその平坦状の地面上
に天然砕石塊Wを最も安定した状態に整えてから、ブレ
ーカーCにて天然砕石塊Wの破砕作業を行うことになる
が、それでもブレーカーCの振動,衝撃にて天然砕石塊
Wの設定状態が悪くなり、不安定状態となったときに
は、ブレーカーCのチゼルcの天然砕石塊Wへの打込み
角度が許容範囲から外れて、ブレーカーCのチゼルcが
天然砕石塊Wに対して良好に当たることができず、チゼ
ルcが空打状態となり、その空打状態によってブレーカ
ーCが自ら受ける衝撃によりブレーカーC自体が破壊す
る危険性があったが、本発明では固定顎本体3と可動顎
本体4にて天然砕石塊Wをくわえて、可動顎本体4を固
定顎本体3側に徐々に閉じてゆくことにより、ブレーカ
ーCよりも極めて静かに天然砕石塊Wを破砕でき、且つ
衝撃も少ないことにより、破砕機Aの耐久性も向上し、
故障も生じにくくすることができる。
【0036】さらに、破砕機Aの固定顎本体3を幅方向
に広く形成することで、固定顎本体3は、極めて大きな
天然砕石塊Wの破砕もでき、また山積み状の天然砕石塊
W,W,…より適宜の天然砕石塊Wをかきだすときに
も、極めて有利であり、また天然砕石塊Wを破砕したと
きの小塊w,w,…をかき集めたり、取り除いて新しく
破砕する天然砕石塊Wを掘り出すことが極めて効率的に
できる利点がある。
【0037】次に、従来のシステムに見られるようにブ
レーカーCにての天然砕石塊Wの破砕作業では、チゼル
cの激しい振動を利用したものであるため、天然砕石塊
Wが破砕されるときに小塊w,w,…が広範囲に飛散
し、作業員に極めて危険であり、また建設用車両Mにと
っても飛散する小塊w,w,…が当たって破損箇所を生
じる原因となるが、本発明のシステムにおいて、固定顎
本体3と可動顎本体4とで天然砕石塊Wをくわえ、可動
顎本体4を固定顎本体3に向けてゆっくりと閉じること
により、小塊w,w,…の飛散の範囲を極めて狭い範囲
にすることができ、安全な作業環境を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】山積状態の天然砕石塊より、天然砕石塊を取り
出そうとする状態を示す略示図
【図2】山積状態の天然砕石塊より、天然砕石塊を取り
出した状態を示す略示図
【図3】天然砕石塊を破砕しようとする状態を示す略示
【図4】天然砕石塊を破砕して複数の小塊にした状態の
略示図
【図5】破砕機の実施例の斜視図
【図6】破砕機の断面図
【図7】破砕機の要部斜視図
【図8】(a)は補助体の要部断面図(b)は別の実施
例の補助体の要部断面図
【図9】別の実施例の補助体の要部断面図
【図10】(a)は補助体の斜視図(b)は被取付部の
斜視図
【図11】補助体の平面図
【図12】補助体の断面図
【図13】(a)は補助体の断面図(b)は別の実施例
の補助体の断面図
【図14】作用を示す略示図
【図15】別の実施例の破砕機
【図16】作用を示す略示図
【図17】作用を示す略示図
【図18】従来技術を示す略示図
【図19】従来技術を示す略示図
【符号の説明】
M…建設用車両 b…作業用ブーム A…破砕機 3…固定顎本体 4…可動顎本体 W…天然砕石塊 B…補助体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松居 邦彦 千葉市千種町314番地 株式会社坂戸工 作所内 (72)発明者 永吉 勇 千葉市千種町314番地 株式会社坂戸工 作所内 (72)発明者 長瀬 忠比古 千葉市千種町314番地 株式会社坂戸工 作所内 (72)発明者 小柳 博雄 千葉市千種町314番地 株式会社坂戸工 作所内 (72)発明者 永沢 勇治 千葉市千種町314番地 株式会社坂戸工 作所内 (56)参考文献 実開 昭58−180906(JP,U) 実開 昭59−44(JP,U) 実公 平4−13329(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04G 23/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建設用車両の作業用ブームの先端箇所
    に、固定顎本体,可動顎本体との開閉作業にて破砕可能
    で、且つ前記固定顎本体の幅を適宜拡げて形成し、該固
    定顎本体上には補助体を着脱自在に装着した破砕機を取
    り付け、発破作業にての天然砕石塊を前記破砕機の固定
    顎本体,可動顎本体にて破砕することを特徴とした天然
    砕石塊破砕システム。
JP4201876A 1992-07-07 1992-07-07 天然砕石塊破砕システム Expired - Lifetime JP3063940B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
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