JP3002609B2 - 天然砕石塊破砕装置 - Google Patents

天然砕石塊破砕装置

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JP3002609B2
JP3002609B2 JP4201877A JP20187792A JP3002609B2 JP 3002609 B2 JP3002609 B2 JP 3002609B2 JP 4201877 A JP4201877 A JP 4201877A JP 20187792 A JP20187792 A JP 20187792A JP 3002609 B2 JP3002609 B2 JP 3002609B2
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誠一 坂戸
幸夫 山下
誓 藤高
邦彦 松居
勇 永吉
忠比古 長瀬
博雄 小柳
勇治 永沢
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株式会社坂戸工作所
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    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F3/00Dredgers; Soil-shifting machines
    • E02F3/04Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven
    • E02F3/96Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with arrangements for alternate or simultaneous use of different digging elements
    • E02F3/965Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with arrangements for alternate or simultaneous use of different digging elements of metal-cutting or concrete-crushing implements

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  • Structural Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、極めて効率的に天然砕
石塊を破砕することができる天然砕石塊破砕装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、採石現場で、岩山の岩面にダ
イナマイト等の***物埋設用のために複数の孔を穿孔
し、該孔にダイナマイト等の***物を埋め込み、岩山を
***して多数の天然砕石塊W,W,…とし、さらにその
天然砕石塊Wを細かく砕くため、一般に油圧砕石ブレー
カーCを使用している。
【0003】その油圧砕石ブレーカーCは、建設用車両
Mの作業用ブームbの先端に装着し、作業用ブームを操
作して油圧砕石ブレーカーCを天然砕石塊Wに当てて破
砕作業を行うものであり、山積状になった多数の天然砕
石塊Wから、これを一つずつかきだして、平坦状地面等
に移動し、さらにその天然砕石塊Wを破砕に適した安定
した状態にし、油圧砕石ブレーカーCを使用し易いよう
にして、油圧砕石ブレーカーCにて天然砕石塊Wを細か
く多数の小塊w,w,…に破砕している。
【0004】ここで、山積みされた天然砕石塊Wから、
これをひとつずつかきだすときには、別の建設用車両M
のブームに天然砕石塊Wのかきだしに適したアタッチメ
ントを装着して、天然砕石塊Wを取り出すので、油圧砕
石ブレーカーCを装着した建設用車両Mとともに複数の
建設用車両Mを必要としており、このように天然砕石塊
Wの破砕作業に多数の専用の建設用車両Mが必要とな
り、コストがかさむことになる。
【0005】また、天然砕石塊Wの破砕作業中には、チ
ゼルの貫入に従い、チゼルcの方向が必然的にずれてし
まったり、油圧砕石ブレーカーCの振動,衝撃等により
天然砕石塊Wの位置が変化し、油圧砕石ブレーカーCの
チゼルcの打撃方向がずれることがあるので、破砕中に
おいても、作業員は常に油圧砕石ブレーカーCのチゼル
cの方向の修正をする必要がある等、この作業には熟練
した作業員が必要である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来、岩山をダイナマ
イト等の***物にて***し、山積みとなった多数の天然
砕石塊Wを油圧砕石ブレーカーCにて破砕する作業で
は、以下に示すような欠点があり、その油圧砕石ブレー
カーCに代えて、本発明の破砕機Aを使用するものであ
る。
【0007】その油圧砕石ブレーカーCの有する欠点と
しては、まず天然砕石塊を安定性のある状態にしてか
ら、油圧砕石ブレーカーCのチゼルcをその天然砕石塊
Wにセットすることが前提であり、これに対して岩山の
***後の山積みされた多数の天然砕石塊W,W,…は、
極めて不規則且つ不安定な状態であるため、その中から
安定した状態の天然砕石塊Wを見つけることは中々面倒
であるし、これが見つけられずに、不安定な状態のまま
油圧砕石ブレーカーCにて天然砕石塊Wの破砕作業を始
めると、その油圧砕石ブレーカーCの内部でチゼルcの
空打ち状態が生じることがあり、その油圧砕石ブレーカ
ーCが極めて早期に破損する重大な欠点があった。
【0008】上述した油圧砕石ブレーカーCの早期にお
ける損傷を防止するためには、まず山積み状の天然砕石
塊Wより、これを一つずつ取り出して安定した平坦状等
の地面にかきだし、さらにその平坦状の地面上に天然砕
石塊Wを最も安定した状態に整えてから、油圧砕石ブレ
ーカーCにて天然砕石塊Wの破砕作業を行わねばならな
い。
【0009】その天然砕石塊Wを山積箇所から一つずつ
取り出すには、油圧砕石ブレーカーCを装着した建設用
車両Mとは別に、天然砕石塊Wのかきだしに適したアタ
ッチメントをブーム先端に装着した建設用車両Mが必要
で、複数の建設用車両Mを準備し、且つこれらを現場に
搬入しなければならないし、且つ油圧砕石ブレーカーC
及び天然砕石塊Wかきだしのために作業員も複数必要と
する等、コスト,作業時間等がかさむこととなる等の問
題点がある。
【0010】また、天然砕石塊Wの油圧砕石ブレーカー
Cによる破砕においては、図15に示すように、天然砕
石塊Wに対して、油圧砕石ブレーカーCのチゼルcの当
接が天然砕石塊Wの表面に略垂直状に当接させる等、作
業条件が厳しく制限され、この作業条件が備わっていな
いときには、天然砕石塊Wを効率良く破砕することがで
きず、極めて非効率的な破砕となり、一つの天然砕石塊
Wを何度も破砕しなくてはならず、作業時間が多くな
り、作業員の負担も増えることとなる。
【0011】さらに、破砕作業開始時には油圧砕石ブレ
ーカーCのチゼルcが天然砕石塊Wに対して適正位置に
なっていても破砕作業中、チゼルの貫入に従い、チゼル
cの方向が必然的にずれてしまったり、天然砕石塊Wが
油圧砕石ブレーカーCの振動,衝撃によって移動し、チ
ゼルcが天然砕石塊Wに対して不適正な状態となること
もあるので、破砕作業中においても常時、その状況を確
認しておかなければならず、油圧砕石ブレーカーC操作
が極めて困難且つ面倒であり、そのためには熟練した作
業員が必要であった。
【0012】さらに、天然砕石塊Wの破砕作業時には、
作業の衝撃力によるためブレーカーC及び建設車両の寿
命が極端に短くなる。さらに、図16に示すように、破
砕作業時には、多数の小塊w,w,…が広範囲に飛び散
って、作業者にとって危険である場合が多かったし、こ
のような油圧砕石ブレーカーCで破砕すると、破砕効率
が悪いのみならず、騒音公害を発生していた。
【0013】
【課題を解決するための手段】そこで、発明者は上記課
題を解決すべく鋭意,研究を重ねた結果、本発明を、破
砕機外筐に固定顎本体と可動顎本体とを設け、該固定顎
本体と可動顎本体との開閉作業にて破砕可能にし、且つ
固定顎本体の幅を適宜拡げたものとし、前記固定顎本体
の先端を可動顎本体の先端位置より長く形成し、固定顎
本体の破砕側には前記可動顎本体と対向する平板状の作
業部を有する補助体を着脱自在に設けてなる天然砕石塊
破砕装置としたことにより、天然砕石塊の破砕作業にお
ける効率を格段に向上させるとともに、その天然砕石塊
を極めて安全に破砕することができ、さらに耐久性及び
保守,管理性においても極めて優れたものにでき、上記
課題を解決したものである。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
すると、本発明の天然砕石塊Wの破砕機Aは、図1,図
2に示すように、破砕機外筐1,固定顎本体3及び可動
顎本体4と、前記固定顎本体3に着脱自在な補助体Bと
から構成されており、まずその破砕機外筐1は、具体的
には、筐体状に形成され、内部が中空状に形成され、そ
の前側位置(図1において右側手前)に、開口部2が設
けられており、固定顎本体3は、破砕機外筐1の開口部
2側下端に外方に突出するように一体的に設けられてい
る。
【0015】その固定顎本体3は、図2に示すように、
前方に長く形成され、具体的には可動顎本体4が固定顎
本体3上に閉じた状態で固定顎本体3が可動顎本体4よ
りさらに前方に突出する程度の長さであって、山積され
た多数の天然砕石塊W,W,…を一度に多数かき出した
り、または一つずつかきだすときに効率的にできる構成
としている。
【0016】さらに、固定顎本体3の幅方向において、
幅広く形成され、該実施例を具体的に示すと、まず前記
固定顎本体3は破砕機外筐1の幅方向と同一幅に形成さ
れるものであるが、特に固定顎本体3を幅方向に広く形
成するものでは破砕機外筐1の幅寸法より多少広く形成
されたものである。
【0017】上述したように固定顎本体3の前方に長く
なるように形成し、且つ幅方向に広く形成し、これによ
って固定顎本体3の面積を広くすることにより、図10
に示すように、山積みされた多数の天然砕石塊W,W,
…より適宜の一つの天然砕石塊Wをかき出す際におい
て、同時に多くの天然砕石塊Wをかき出したり、または
これが大型の天然砕石塊Wであっても確実にかきだすこ
とができ、作業効率を向上させることができる。
【0018】可動顎本体4は基部4aが、図1,図2に
示すように前記開口部2より破砕機外筐1の内部に挿入
されて軸支され、前記固定顎本体3に対応して開閉する
構成となっている。
【0019】具体的には、その可動顎本体4の基部4a
が破砕機外筐1の開口部2下端に設けられた軸杆5に軸
支され、その固定顎本体3の垂直面上を揺動するように
構成され、可動顎本体4は、断面が略方形状をなし内部
は中空状となっており、可動顎本体4の先端(基部4a
と反対側)は上方に僅かに膨らみ、可動顎先端軸杆6が
設けられ、図1に示すように該可動顎先端軸杆6に開閉
用油圧シリンダ7のピストンロッド7aの先端が軸支さ
れ、そのシリンダ本体7bの長手方向中間箇所が破砕機
外筐1に軸支されている。
【0020】その可動顎本体4の下面側(固定顎本体3
に対向する面)には、図1及び図2に示すように、その
幅方向の両側に、複数の横割り刃4b,4b,…が後方
に所定間隔をおいて設けられている。
【0021】その固定顎本体3上には、着脱自在なる補
助体Bが装着されており、実際には天然砕石塊Wを本発
明の破砕機Aにて破砕するときには、補助体B上と可動
顎本体4との間に天然砕石塊Wを挟み可動顎本体4が補
助体B上に閉じで天然砕石塊Wが破砕される仕組みとな
っているものである。
【0022】その補助体Bは、図3乃至図5等に示すよ
うに、作業部8と取付部9とから構成され、この作業部
8と取付部9には種々の実施例が存在し、その第1実施
例としては、図3に示すように、平板状の作業部8の裏
面側に取付部9が一体形成されおり、該取付部9は蟻ほ
ぞ9aをなしている。
【0023】また、固定顎本体3には被取付部10が形
成されており、該被取付部10は蟻溝10aとして形成
され、図3,図4(a)に示すように、前記取付部9の
蟻ほぞ9aが蟻溝10aに係止する構成となっており、
補助体Bの蟻ほぞ9aを被取付部10の蟻溝10aに係
止してその補助体Bを固定顎本体3上に固定し、図4
(b)に示すように、補助体Bの端部が固着具12にて
固着されたり、或いは補助体Bの端部箇所が固定板1
1,11により固定され、該固定板11,11は固定顎
本体3に溶接手段等にて固着される構造となっている
(図5参照)。
【0024】その補助体Bの第2実施例としては、図6
(a),(b)及び図7,図8に示すように、取付部9
は、固定顎本体3との取付面側に扁平状の窪み面となる
凹状テーパー合せ部9bが形成され、該凹状テーパー合
せ部9bは、図6(a)に示すように、左右対称のテー
パー状に形成された対向する内壁面9b1 ,9b1 が形
成され、その両内壁面9b1 ,9b1 の中心箇所に前記
蟻ほぞ9aが形成されたものでいる。
【0025】また、被取付部10においては、扁平な盛
上り状となる凸状テーパー合せ部10bが形成され、該
凸状テーパー合せ部10bは、図6(b)に示すよう
に、対向する外壁面10b1 ,10b1 が形成され、該
外壁面10b1 ,10b1 も、前記凹状テーパー合せ部
9bの内壁面9b1 ,9b1 と同様に左右対称のテーパ
ー状に形成され、且つ内壁面9b1 ,9b1 と外壁面1
0b1 ,10b1 とのテーパーの勾配は一致し、両者を
接触させたときには、正確且つ確実なる当接状態とな
る。
【0026】その両外壁面10b1 ,10b1 の中心箇
所に蟻溝10aが形成されたものであり、前記凹状テー
パー合せ部9bと凸状テーパー合せ部10bとは同一勾
配のテーパーを有し両者を接触させたときに、両テーパ
ー面が一致するようになっている(図7参照)。
【0027】さらに、被取付部10の蟻溝10aの前後
方向に沿って凹状部10cが蟻溝10aに連続して形成
され、該凹状部10cには前記取付部9の蟻ほぞ9aが
遊挿自在且つその凹状部10cよりスライドさせること
により蟻ほぞ9aが蟻溝10a内に移動できる構成とな
っている。
【0028】上記構造により、補助体Bを被取付部10
を介して固定顎本体3に装着するには、取付部9の蟻ほ
ぞ9aを、まず一旦、被取付部10の凹状部10c内に
遊挿し、次いで補助体Bを固定顎本体3に沿ってスライ
ドさせつつ蟻ほぞ9aを蟻溝10a内に挿入し、凹状テ
ーパー合せ部9bの内壁面9b1 ,9b1 が凸状テーパ
ー合せ部10bの外壁面10b1 ,10b1 に当接する
までスライドさせ、装着後、前記固定板11,11にて
固着される(図10参照)。
【0029】その補助体Bの第3実施例では、図9
(a)に示すように、補助体Bの取付部9はボルト等の
螺子体9cが使用され、補助体Bをその螺子体9cによ
って固定顎本体3の内螺子部10dとした被取付部10
に螺合し、固着する。
【0030】その補助体Bの第4実施例では、図9
(b)に示すように、被取付部10は固定顎本体3表面
より内部に逆T字状溝10eとして形成されたものでを
あって、該被取付部10に対応する取付部9は、作業部
8とは別材として形成されたものであって、前記逆T字
状溝10eに係合可能な内螺子を有する係止ブロック9
dとし、該係止ブロック9dを逆T字状溝10e内に装
着するとともに、係止ブロック9dの内螺子と螺合する
ボルトを介して、取付部9と前記作業部8とが被取付部
10に固定される構成となっている。
【0031】その補助体Bは、一つだけでなく、複数個
が用意され、固定顎本体3上に固着される実施例も存在
し、また補助体Bは、固定顎本体3の破砕作業側、即ち
可動顎本体4と噛み合う側に装着されるものであるが、
必要に応じて、固定顎本体3の裏面側、即ち破砕作業側
と反対側に装着されることもある。
【0032】次に、固定顎本体3の先端には先端ツメN
が着脱自在に装着される実施例が存在するが、先端ツメ
Nはツメ部13と被連結部14とからなり、また固定顎
本体3には連結部15が形成され、連結具16にて連結
固着されるものである。
【0033】その連結部15は、図17に示すように、
連結部15が突起状をなし、また被連結部14が凹状を
なし、連結部15が被連結部14に挿入する構成とな
り、且つコッタ等の連結具16が連結部15と被連結部
14とを貫通状に係止して連結固定することができる
(図18参照)。
【0034】本発明の破砕機Aは建設用車両Mの作業用
ブームbの先端に装着され、運転室rから作業員が操作
するもので、その破砕機Aにて天然砕石塊Wを破砕する
作業では、まず、砕石可能な岩山をダイナマイト等の爆
破物にて***し、山積み状にした多数の天然砕石塊W,
W,…とし、破砕機Aにて、山積み状の天然砕石塊Wか
らひとずつの天然砕石塊Wをかきだし、或いは山積み状
の多数の天然砕石塊W,W,…より適宜に一つずつ取り
出し、その場にて破砕し、該天然砕石塊Wをさらに小塊
w,w,…に破砕して行くものである。
【0035】
【発明の効果】請求項1においては、破砕機外筐1に固
定顎本体3と可動顎本体4とを設け、該固定顎本体3と
可動顎本体4との開閉作業にて破砕可能にし、且つ固定
顎本体3の幅を適宜拡げたものとし、前記固定顎本体3
の先端を可動顎本体4の先端位置より長く形成し、固定
顎本体3の破砕側には前記可動顎本体4と対向する平板
状の作業部8を有する補助体Bを着脱自在に設けた天然
砕石塊破砕装置としたことにより、先ず第1に極めて耐
久性に優れたものにすることができるし、第2に極めて
効率的な天然砕石塊の破砕ができるし、第3に極めて容
易で熟練を必要としない作業ができるし、第4に作業員
に極めて安全且つ良好な作業環境を提供することができ
る等の種々の効果を奏する。
【0036】上記効果を詳述すると、図11乃至図14
に示すように、固定顎本体3の破砕側に補助体Bを着脱
自在に装着していることにより、固定顎本体3が直接、
天然砕石塊Wを破砕するものではなく、固定顎本体3上
に設けた補助体B上に天然砕石塊Wを載置し、可動顎本
体4を閉じて、その天然砕石塊Wを破砕するものであ
り、前記固定顎本体3は補助体Bにより衝撃を和らげら
れることとなる。そのために、固定顎本体3等は天然砕
石塊Wの破砕時に該天然砕石塊Wから反力を受けても大
きな損傷を受けずに済む。
【0037】また、補助体Bを固定顎本体3に対して着
脱自在なる構造としているので、天然砕石塊Wの破砕に
より、補助体Bの表面が傷んで、破砕作業を成しえなく
なっても、その補助体Bを新たなものに付け替えること
で、すぐに破砕作業にとりかかることができ、作業効率
を向上させることができる。さらに、天然砕石塊Wの破
砕作業において固定顎本体3は、ほとんど損傷を受けず
にすむため、破砕機Aの寿命も極めて長期となり、経済
的である。
【0038】次に、従来の油圧砕石ブレーカーCを使用
した破砕作業では、岩山をダイナマイト等の***物にて
***し、山積みとなった多数の天然砕石塊W,W,…の
破砕作業を行う前に、山積みとなった多数の天然砕石塊
W,W,…から適宜に一つの天然砕石塊Wを適宜かきだ
して、平坦状の地面等の天然砕石塊Wを極めて安定した
状態で載置可能な場所に移動させなければならず、その
ための専用の建設用車両が必要であるが、本発明の破砕
機Aでは、破砕機外筐1に設けた固定顎本体3、及び該
固定顎本体3上に開閉自在な可動顎本体4からなるもの
であり、且つその固定顎本体3は幅方向に広く形成して
いるので、山積み状の多数の天然砕石塊W,W,…よ
り、適宜の天然砕石塊Wを確実にかきだすことができ、
該作業には極めて好適であり、このことによって、山積
み状の多数の天然砕石塊W,W,…から一つの天然砕石
塊Wを取り出す作業のためにわざわざ別の専用建設用車
両を用意する必要をなくすることができる。
【0039】また、山積みされた多数の天然砕石塊W,
W,…から適宜の天然砕石塊Wを固定顎本体3と可動顎
本体4とによってくわえるようにして取り出すと同時に
可動顎本体4を固定顎本体3上に閉じて天然砕石塊Wを
圧壊することにより極めて迅速に破砕作業を行うことが
でき、従来の油圧砕石ブレーカーCによる破砕作業に見
られるように破砕する天然砕石塊Wをわざわざ安定した
状態に載置できる場所に移動させて、安定した状態にし
てから油圧砕石ブレーカーCのチゼルcを当接して破砕
する面倒な作業の必要がなく、従ってそのような平坦状
地面を確保する必要もなくなり、破砕作業の段取り等に
多くの時間を割かれることがなくなり、作業効率を格段
と向上させることができるものである。
【0040】次に、従来システムに見られるように油圧
砕石ブレーカーCにての天然砕石塊Wの破砕作業では、
チゼルcの激しい衝撃,振動を利用したものであるた
め、ブレーカーC及び建設用車両の寿命が極端に短かっ
たり、天然砕石塊Wが破砕されるときに小塊w,w,…
が広範囲に飛散し、作業員に極めて危険であり、また建
設用車両Mにとっても飛散する小塊w,w,…が当たっ
て破損箇所を生じる原因となるが、本発明のシステムに
おいて、固定顎本体3と可動顎本体4とで天然砕石塊W
をかみ砕くため、衝撃力は、極端に小さく、破砕装置及
び建設用車両の寿命は非常に長く、また小塊w,w,…
の飛散の範囲を極めて狭い範囲にすることができ、安全
な作業環境を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の斜視図
【図2】本発明の断面図
【図3】本発明の要部斜視図
【図4】(a)は本発明の要部断面図 (b)は本発明の要部側面図
【図5】本発明の要部断面図
【図6】(a)は取付部の斜視図 (b)は被取付部の斜視図
【図7】補助体の平面図
【図8】補助体の縦断側面図
【図9】(a)は補助体の実施例の断面図 (b)は補助体の別の実施例の断面図
【図10】本発明の作用を示す略示図
【図11】山積み状の天然砕石塊より適宜の天然砕石塊
を取り出そうとする略示図
【図12】山積み状の天然砕石塊より適宜の天然砕石塊
を取り出した略示図
【図13】天然砕石塊を破砕しようとする略示図
【図14】天然砕石塊を破砕して小塊とした略示図
【図15】従来技術を示す略示図
【図16】従来技術を示す略示図
【図17】先端ツメ箇所の要部斜視図
【図18】先端ツメの着脱作用を示す断面図
【符号の説明】
1…破砕機外筐 3…固定顎本体 4…可動顎本体 B…補助体 8…作業部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松居 邦彦 千葉市千種町314番地 株式会社坂戸工 作所内 (72)発明者 永吉 勇 千葉市千種町314番地 株式会社坂戸工 作所内 (72)発明者 長瀬 忠比古 千葉市千種町314番地 株式会社坂戸工 作所内 (72)発明者 小柳 博雄 千葉市千種町314番地 株式会社坂戸工 作所内 (72)発明者 永沢 勇治 千葉市千種町314番地 株式会社坂戸工 作所内 (56)参考文献 実公 平3−15612(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04G 23/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 破砕機外筐に固定顎本体と可動顎本体と
    を設け、該固定顎本体と可動顎本体との開閉作業にて破
    砕可能にし、且つ固定顎本体の幅を適宜拡げたものと
    し、前記固定顎本体の先端を可動顎本体の先端位置より
    長く形成し、固定顎本体の破砕側には前記可動顎本体と
    対向する平板状の作業部を有する補助体を着脱自在に設
    けてなることを特徴とした天然砕石塊破砕装置。
JP4201877A 1992-07-07 1992-07-07 天然砕石塊破砕装置 Expired - Fee Related JP3002609B2 (ja)

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