JP3052255U - 携帯型レーザ光式指示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 照射したレーザ光の形状を複数の図形のうち
から選択でき、容易に切り換え変更することができる携
帯型レーザ光式指示装置を提供すること。 【解決手段】 ディスク３０と、ディスク３０の中央部
の上側を覆うディスクカバー２０と、ディスク３０の周
縁部に配置されると共に、ディスク３０とディスクカバ
ー２０との間に回転自在に挟み込まれた切換リング１０
と、ディスク３０の内部に収納されたレーザ発生装置５
０とを備える。切換リング１０の下部にリングミラー４
０を設けると共にリングミラー４０面に各々が異なる形
状の複数の透明な図形４１，４２を形成する。レーザ発
生器５１の射出口５１Ａとディスク３０の照射口３１と
の間にリングミラー４０を配置する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、例えば、スクリーン上に映し出された資料の説明箇所を指し示すた めにレーザ光をスポット照射する携帯型レーザ光式指示装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

スクリーン上に映し出された資料の説明箇所を指し示すためにレーザ光をスポ ット照射する、所謂、レーザポインタと呼称されている携帯型レーザ光式指示装 置が知られている。しかしながら、従来のレーザ光式指示装置は、指示箇所に照 射されたレーザ光の形状が、単なるスポット形状であったため、説明箇所の内容 の違いに対応させてレーザ光の形状を変更することができなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、照射したレーザ光の形状を複数の図形のうちから選択でき、容易に 切り換え変更することができる携帯型レーザ光式指示装置を提供することにある 。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案の携帯型レーザ光式指示装置は、ディスクと、前記ディスクの中央部の 上側を覆うディスクカバーと、前記ディスクの周縁部に配置されると共に、前記 ディスクと前記ディスクカバーとの間に回転自在に挟み込まれた切換リングと、 前記ディスクの内部に収納されたレーザ発生装置とを備え、前記切換リングは、 その下部にリングミラーが設けられると共に前記リングミラー面に各々が異なる 形状の複数の透明な図形が形成され、前記レーザ発生装置は、レーザ発生器、コ ントロール回路基板、操作スイッチ及び電池を備え、前記操作スイッチの押しボ タンが前記ディスクカバーの上部に露出して設けられ、前記ディスクは、前記レ ーザ発生器の射出口と相対する周壁に照射口が設けられ、前記レーザ発生器の射 出口と前記ディスクの照射口との間に前記切換リングに設けたリングミラーが配 置されたことを特徴とする。

【０００５】 次の構成を採用することがある。

【０００６】 切換リングの下部に嵌合溝を設け、該嵌合溝にリングミラーを嵌合する。

【０００７】 切換リングの上面に、指を掛けて回転させやすいように歯条部を複数箇所に設 ける。

【０００８】 ディスクカバーをアッパーカバーとローアカバーとにより構成し、ローアカバ ーにアッパーカバーを嵌合する。また、ディスクをディスク本体とボトムディス クとにより構成し、ディスク本体にボトムディスクをネジ止めする。

【０００９】 ディスクカバーには、レーザ発生器の射出口の前方を下方に臨む位置に、窓孔 を設けると共に該窓孔に窓孔カバーを設ける。

【００１０】

【考案の実施の形態】

図１は、本考案の実施形態に係る携帯型レーザ光式指示装置１の斜視図であり 、図２は、携帯型レーザ光式指示装置１の断面図であり、図３は、携帯型レーザ 光式指示装置１の分解斜視図である。

【００１１】 図３に示すように、携帯型レーザ光式指示装置１は、概略として、ディスク３ ０と、ディスク３０の中央部の上側を覆うディスクカバー２０と、ディスク３０ の周縁部に配置されると共に、ディスク３０とディスクカバー２０との間に回転 自在に挟み込まれた切換リング１０と、ディスク３０の内部に収納されたレーザ 発生装置５０とを備える。なお、携帯型レーザ光式指示装置１は、ディスク３０ の一側に、先端に掛け止め具を備えたチェーン２が取り付けられており、容易に 携帯することができる（図１参照）。

【００１２】 切換リング１０は、指し示めす箇所におけるレーザ光の形状を切り換えるため に回転操作するものである。切換リング１０の下部には、切換リング１０と同心 に環状突部１６が一体に設けられ、環状突部１６の外周面には嵌合溝１２が設け られ、嵌合溝１２にはリングミラー４０が嵌合されている。該リングミラー４０ 面には、各々が異なる形状の複数の透明な図形４１，４２，…が形成されている 。

【００１３】 また、切換リング１０の内側周面には、中心側に張り出した環状の支持突部１ １が設けられている。さらに、切換リング１０の上面には、適宜間隔をおいて径 方向に形成した歯条部が複数箇所に設けられている。

【００１４】 図３に示すように、レーザ発生装置５０は、レーザ発生器５１、コントロール 回路基板５２、操作スイッチ５３及び複数の電池５４を備え、レーザ発生器５１ 、コントロール回路基板５２及び複数の電池５４がディスク３０の中央部に配置 され、操作スイッチ５３の押しボタン５３Ａがディスクカバー２０の上部に露出 して設けられている。

【００１５】 ディスク３０は、ディスク本体３２とボトムディスク３３とにより構成され、 ディスク本体３２の下側にボトムディスク３３を配置し、下側からビス６１を用 いてボトムディスク３３をディスク本体３２にネジ止めして結合されている。

【００１６】 また、ディスク３０には、ディスク３０の内側の中央部に配置されたレーザ発 生器５１の射出口５１Ａと相対する周壁を切り欠いて照射口３１が形成されてい る。

【００１７】 ディスクカバー２０は、アッパーカバー２２とローアカバー２３とにより構成 され、ローアカバー２３にアッパーカバー２２が嵌合されている。また、ディス クカバー２０には、レーザ発生器５１の射出口５１Ａの前方を下方に臨む位置に 、窓孔２４が設けられると共に該窓孔２４に窓孔カバー２５が嵌め込まれている 。

【００１８】 携帯型レーザ光式指示装置１は、ディスク３０の周縁部に切換リング３０を配 置し、切換リング３０の内側周面に設けた環状の支持突部１１にディスクカバー ２０のローアディスク２３の周縁部２１を支持させ、ディスク３０とディスクカ バー２０との間に切換リング１０を回転自在に挟み込み、ディスク３０の下側か らビス６２，…を用いてディスク３０とディスクカバー２０とをネジ止めして結 合する。

【００１９】 図２乃至図３に示すように、ディスク３０の内側の中央部に配置されたレーザ 発生器５１の射出口５１Ａとディスク３０の照射口３２との間に、切換リング１ ０に設けたリングミラー４０が配置される。

【００２０】 図４は、携帯型レーザ光式指示装置１の使用状態を示す図である。操作者は、 ディスクカバー２０の上面に露出されている押しボタン５３Ａを押さえ、スクリ ーン５５上の解説箇所にレーザ光を照射する。レーザ発生器５１の射出口５１Ａ から射出されたレーザ光は、リングミラー４０面に形成されている透明な図形、 例えば、図形４１を透過してディスク３０の照射口３２からスクリーン５５上に 照射される。なお、選択されている図形が図形４１である場合、スクリーン５５ 上には、図形４１に対応したハート形にレーザ光が照射される。

【００２１】 スクリーン５５上の指し示めす箇所におけるレーザ光の形状を切り換える時に は、切換リング１０を回転操作する。この場合、切換リング１０の上面に複数の 歯条部１３，１４，１５が設けられているので、指を掛けて容易に回転させるこ とができる。なお、選択した図形が図形４２である場合、スクリーン５５上には 、図形４２に対応したスター形にレーザ光が照射される。

【００２２】 ディスクカバー２０においてレーザ発生器５１の射出口５１Ａの前方を下方に 臨む位置に設けた窓孔２４並びに窓孔カバー２５を通して、レーザ光の照射が正 常であるか否かを視認することができる。

【００２３】 また、ディスクカバー２０をアッパーカバー２２とローアカバー２３とにより 構成し、ローアカバー２３にアッパーカバー２２を嵌合してあり、ディスク３０ をディスク本体３２とボトムディスク３３とにより構成し、ディスク本体３２に ボトムディスク３３をネジ止めする構成であるから、組み立てが容易に行える。

【００２４】

【考案の効果】

本考案の携帯型レーザ光式指示装置によれば、照射したレーザ光の形状を複数 の図形のうちから選択でき、容易に切り換え変更することができる。そして、例 えば、スクリーン上において説明箇所の内容の違いに対応させてレーザ光の形状 を変更することができるから、要点の別を明確にさせることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施形態に係る携帯型レーザ光式指示
装置の斜視図

【図２】図１の携帯型レーザ光式指示装置の断面図

【図３】携帯型レーザ光式指示装置の分解斜視図

【図４】本考案の携帯型レーザ光式指示装置の使用状態
を示す図

【符号の説明】

１ 携帯型レーザ光式指示装置 ２ チェーン １０ 切換リング １１ 支持突部 １２ 嵌合溝 １３ 歯条部 １４ 歯条部 １５ 歯条部 １６ 環状突部 ２０ ディスクカバー ２１ 周縁部 ２２ アッパーカバー ２３ ローアカバー ２４ 窓孔 ２５ 窓孔カバー ３０ ディスク ３１ 照射口 ３２ ディスク本体 ３３ ボトムディスク ４０ リングミラー ４１ 図形 ４２ 図形 ５０ レーザ発生装置 ５１ レーザ発生器 ５１Ａ 射出口 ５２ コントロール回路基板 ５３ スイッチ ５３Ａ 押しボタン ５４ 電池 ５５ スクリーン ６１ ビス ６２ ビス

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ディスクと、前記ディスクの中央部の上
   側を覆うディスクカバーと、前記ディスクの周縁部に配
   置されると共に、前記ディスクと前記ディスクカバーと
   の間に回転自在に挟み込まれた切換リングと、前記ディ
   スクの内部に収納されたレーザ発生装置とを備え、前記
   切換リングは、その下部にリングミラーが設けられると
   共に前記リングミラー面に各々が異なる形状の複数の透
   明な図形が形成され、前記レーザ発生装置は、レーザ発
   生器、コントロール回路基板、操作スイッチ及び電池を
   備え、前記操作スイッチの押しボタンが前記ディスクカ
   バーの上部に露出して設けられ、前記ディスクは、前記
   レーザ発生器の射出口と相対する周壁に照射口が設けら
   れ、前記レーザ発生器の射出口と前記ディスクの照射口
   との間に前記切換リングに設けたリングミラーが配置さ
   れたことを特徴とする携帯型レーザ光式指示装置。
2. 【請求項２】 前記切換リングの下部に嵌合溝を設け、
   該嵌合溝にリングミラーを嵌合したことを特徴とする請
   求項１に記載の携帯型レーザ光式指示装置。
3. 【請求項３】 前記切換リングの上面に、歯条部を複数
   箇所に設けたことを特徴とする請求項１に記載の携帯型
   レーザ光式指示装置。。
4. 【請求項４】 前記ディスクカバーがアッパーカバーと
   ローアカバーとにより構成されると共に、前記ローアカ
   バーに前記アッパーカバーが嵌合され、前記ディスクが
   ディスク本体とボトムディスクとにより構成されると共
   に、前記ディスク本体に前記ボトムディスクがネジ止め
   されたことを特徴とする請求項１に記載の携帯型レーザ
   光式指示装置。
5. 【請求項５】 ディスクカバーは、レーザ発生器の射出
   口の前方を下方に臨む位置に、窓孔が設けられると共に
   該窓孔に窓孔カバーが設けられたことを特徴とする請求
   項１に記載の携帯型レーザ光式指示装置。