JP3049902B2 - デジタル信号の送受装置 - Google Patents

デジタル信号の送受装置

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JP3049902B2
JP3049902B2 JP3359419A JP35941991A JP3049902B2 JP 3049902 B2 JP3049902 B2 JP 3049902B2 JP 3359419 A JP3359419 A JP 3359419A JP 35941991 A JP35941991 A JP 35941991A JP 3049902 B2 JP3049902 B2 JP 3049902B2
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digital signal
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ary
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俊治 桑岡
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデジタル信号の送受装
置、特にデジタルオーディオ機器やデジタルビデオ機器
に好適なデジタル信号の送受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルオーディオ機器やデジタルビデ
オ機器においてデジタル信号の送受信を行なう場合に
は、通常、送受の対象にされているデジタル信号を送信
側から受信側にそのまま伝送するようにしていた。図6
はデジタルオーディオ機器やデジタルビデオ機器におけ
るデジタル信号の送受信に使用されていた従来のインタ
ーフェースの構成例を示す図であり、図6において、T
は送信側、Rは受信側を示しており、端子70を介して
供給された送信の対象にされているデジタル信号は、送
信側Tの駆動増幅器71によって増幅された後に、発光
ダイオード72に供給される。発光ダイオード72は送
信の対象にされているデジタル信号に従って断続して発
光して、光によるデジタル信号を発生する。前記した発
光ダイオード72から放射された光によるデジタル信号
は、受信側Rのフォトトランジスタ73によって受光さ
れて出力端子76に電気信号のデジタル信号を送出す
る。図6においてVccは電源、74,75は抵抗であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、デジタルオ
ーディオ機器やデジタルビデオ機器における最終的な出
力信号はアナログ信号による音響信号や画像信号である
ために、機器内にデジタル信号系とアナログ信号系とを
混在させている場合には、デジタル信号系のデジタル信
号の影響が、アナログ信号系に伝えられると、アナログ
信号系の信号処理動作が良好に行なわれなくなり、アナ
ログ信号系の信号に歪を生じさせて、アナログ信号系の
出力として得られる音響信号による再生音響出力の音質
や画像信号による再生画像の画質を劣化させることが起
こる。それで、機器内にデジタル信号系とアナログ信号
系とを混在させているデジタルオーディオ機器やデジタ
ルビデオ機器では、従来からデジタル信号系のデジタル
信号の影響が、アナログ信号系に悪影響を及ぼさないよ
うにするために、例えば図5に示すようにデジタル信号
系とアナログ信号系との間のインターフェースにフォト
カプラを使用して、デジタル信号系とアナログ信号系と
の間のデジタル信号の伝送が電気的に切離された状態で
行なわれるようにする等の手段が採用されていた。しか
し、デジタル信号系におけるデジタル信号が、例えば電
源系統(接地電位の変動)等を介してアナログ信号系に
混入することが生じるために、前記のような解決手段に
よっても充分な結果が得られないことが起こるので、そ
れの解決策が求められた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は1ワードがNビ
ット(ただしNは2以上の自然数)からなる送受の対象
にされる2進のデジタル信号をK進(ただし、Kは2の
N乗)のデジタル信号に信号変換する信号変換手段と、
前記の信号変換手段によって信号変換されたK進のデジ
タル信号における数値K−1と数値0とを検出する検出
部と、前記の検出部で検出された数値K−1と数値0と
の数値について、それらの数値が1標本化周期前にも検
出されていたか否かを検出して、同一の数値が連続して
いる場合には信号を出力しないように構成されている先
行データとの比較部と、前記した先行データとの比較部
から出力される2ビットの情報と、前記した信号変換手
段によって信号変換されたK進のデジタル信号における
数値1から数値K−2までの数値とを、Kビットのデー
タラッチに保持させる手段と、前記のKビットのデータ
ラッチに保持されたK進のデジタル信号をシリアル信号
として受信側に伝送する手段と、前記したシリアル信号
形態のK進のデジタル信号の伝送の開始の時点を示す信
号と、前記したシリアル信号形態のK進のデジタル信号
の伝送速度を示す信号とからなる同期信号を送信側から
受信側に伝送する手段とを送信側に設け、また、送信側
から伝送されたK進のデジタル信号がラッチパルスとし
て与えられるNビットのデータラッチと、前記したNビ
ットのデータラッチにNビットの計数値を入力させるN
ビットの計数器と、送信側から伝送されたシリアル信号
形態のK進のデジタル信号の伝送の開始の時点を示す信
号と、前記したシリアル信号形態のK進のデジタル信号
の伝送速度を示す信号とからなる同期信号に基づいて、
前記したNビットの計数器を送信側から伝送されたシリ
アル信号形態のK進のデジタル信号の伝送の開始の時点
に計数動作を開始させるためのリセット信号と、前記の
Nビットの計数器における計数動作が、送信側から伝送
されたシリアル信号形態のK進のデジタル信号の伝送速
度に一致して行なわれるようにするための計数用クロッ
ク信号やその他の信号とを発生させる制御信号発生手段
と、前記したシリアル信号形態のK進のデジタル信号の
伝送の開始の時点に前記したNビットの計数器の計数動
作を開始させるとともに、前記のNビットの計数器にお
ける計数動作が、シリアル信号形態のK進のデジタル信
号の伝送速度に一致して行なわれるようにする手段と、
前記したNビットの計数器の計数値をラッチした前記の
Nビットのデータラッチに保持されているNビットのデ
ジタル信号を時間軸上で直列的に出力させる手段とを受
信側に設けてなるデジタル信号の送受装置、及び、1ワ
ードがNビット(ただしNは2以上の自然数)からなる
送受の対象にされる2進のデジタル信号をK進(ただ
し、Kは2のN乗)のデジタル信号に信号変換する信号
変換手段と、前記の信号変換手段によって信号変換され
たK進のデジタル信号における数値K−1と数値0とを
検出する検出部と、前記の検出部で検出された数値K−
1と数値0との数値について、それらの数値が1標本化
周期前にも検出されていたか否かを検出して、同一の数
値が連続している場合には信号を出力しないように構成
されている先行データとの比較部と、前記した先行デー
タとの比較部から出力される2ビットの情報と、前記し
た信号変換手段によって信号変換されたK進のデジタル
信号における数値1から数値K−2までの数値とを、K
ビットのデータラッチに保持させる手段と、前記のKビ
ットのデータラッチに保持されたK進のデジタル信号を
シリアル信号として受信側に伝送する手段と、受信側か
ら伝送された同期信号に基づいて1ワードがNビットか
らなる送受の対象にされる2進のデジタル信号を得るた
めのタイミング信号及びシリアル信号形態のK進のデジ
タル信号の伝送の開始の時点を示す信号ならびにシリア
ル信号形態のK進のデジタル信号の伝送速度を示す信号
やその他の信号を発生する制御信号発生手段とを送信側
に設け、また、送信側から伝送されたK進のデジタル信
号がラッチパルスとして与えられるNビットのデータラ
ッチと、前記したNビットのデータラッチにNビットの
計数値を入力させるNビットの計数器と、1ワードがN
ビットからなる送受の対象にされる2進のデジタル信号
を得るためのタイミング信号及びシリアル信号形態のK
進のデジタル信号の伝送の開始の時点を示す信号ならび
にシリアル信号形態のK進のデジタル信号の伝送速度を
示す信号とからなる同期信号やその他の信号を発生する
制御信号発生手段と、前記したシリアル信号形態のK進
のデジタル信号の伝送の開始の時点を示す信号と、前記
したシリアル信号形態のK進のデジタル信号の伝送速度
を示す信号とに基づいて、前記したNビットの計数器を
前記したシリアル信号形態のK進のデジタル信号の伝送
の開始の時点に計数動作を開始させるためのリセット信
号によって前記したNビットの計数器の計数動作を開始
させるとともに、前記のNビットの計数器における計数
動作が、シリアル信号形態のK進のデジタル信号の伝送
速度に一致して行なわれるようにする手段と、前記した
受信側のNビットのデータラッチに保持されたNビット
のデジタル信号を出力させる手段とを受信側に設けてな
るデジタル信号の送受装置、ならびに1ワードがMNビ
ット(ただしNとMとは共に2以上の自然数)からなる
送受の対象にされる2進のデジタル信号におけるNビッ
トの2進のデジタル信号毎にK進(ただし、Kは2のN
乗)のデジタル信号に信号変換する信号変換手段と、前
記の信号変換手段によって信号変換されたM個のK進の
デジタル信号における各K進のデジタル信号毎の数値K
−1と数値0とを検出する検出部と、前記の検出部で検
出された各K進のデジタル信号毎の数値K−1と数値0
との数値について、それらの数値が対応するK進のデジ
タル信号における1標本化周期前にも検出されていたか
否かを検出して、同一の数値が連続している場合には信
号を出力しないように構成されている先行データとの比
較部と、前記した先行データとの比較部から出力される
各K進のデジタル信号毎の各2ビットの情報と、前記し
た信号変換手段によって信号変換された各K進のデジタ
ル信号の数値1から数値K−2までの数値とを、それぞ
れ対応するKビットのデータラッチに保持させる手段
と、前記のM個のKビットのデータラッチに保持された
K進のデジタル信号を時間軸上で直列的なM個のシリア
ル信号として受信側に伝送する手段と、前記した時間軸
上で直列的なM個のシリアル信号形態のK進のデジタル
信号の伝送の開始の時点を示す信号と、前記した時間軸
上で直列的なM個のシリアル信号形態のK進のデジタル
信号の伝送速度を示す信号とからなる同期信号を送信側
から受信側に伝送する手段とを送信側に設け、また、送
信側から伝送された時間軸上で直列的なM個のK進のデ
ジタル信号がラッチパルスとして与えられるM個のNビ
ットのデータラッチに対して、それぞれ対応するラッチ
パルスが供給されるようにする信号切換手段と、前記し
たM個のNビットのデータラッチに、それぞれ対応する
Nビットの計数値を入力させるNビットの計数器と、送
信側から伝送された時間軸上で直列的なM個のシリアル
信号形態のK進のデジタル信号の伝送の開始の時点を示
す信号と、前記した時間軸上で直列的なM個のシリアル
信号形態のK進のデジタル信号の伝送速度を示す信号と
からなる同期信号に基づいて、前記したNビットの計数
器を送信側から伝送された時間軸上で直列的なM個のシ
リアル信号形態のK進のデジタル信号のそれぞれの伝送
の開始の時点に計数動作を開始させるためのリセット信
号と、前記のNビットの計数器における計数動作が、送
信側から伝送されたシリアル信号形態のK進のデジタル
信号の伝送速度に一致して行なわれるようにするための
計数用クロック信号やその他の信号とを発生させる制御
信号発生手段と、前記した時間軸上で直列的なM個のシ
リアル信号形態のK進のデジタル信号の伝送の開始の時
点に前記したNビットの計数器の計数動作を開始させる
とともに、前記のNビットの計数器における計数動作
が、時間軸上で直列的なM個のシリアル信号形態のK進
のデジタル信号の伝送速度に一致して行なわれるように
する手段と、前記したNビットの計数器の計数値を、そ
れぞれ所定の時点にラッチしている前記のM個のNビッ
トのデータラッチに保持されているNビットのデジタル
信号を時間軸上で直列的に出力させる手段とを受信側に
設けてなるデジタル信号の送受装置、及び1ワードがM
Nビット(ただし、NとMとは共に2以上の自然数)か
らなる送受の対象にされる2進のデジタル信号における
Nビットの2進のデジタル信号毎にK進(ただし、Kは
2のN乗)のデジタル信号に信号変換する信号変換手段
と、前記の信号変換手段によって信号変換されたM個の
K進のデジタル信号における各K進のデジタル信号毎の
数値K−1と数値0とを検出する検出部と、前記の検出
部で検出された各K進のデジタル信号毎の数値K−1と
数値0との数値について、それらの数値が対応するK進
のデジタル信号における1標本化周期前にも検出されて
いたか否かを検出して同一の数値が連続している場合に
は信号を出力しないように構成されている先行データと
の比較部と、前記した先行データとの比較部から出力さ
れる各K進のデジタル信号毎の各2ビットの情報と、前
記した信号変換手段によって信号変換された各K進のデ
ジタル信号の数値1から数値K−2までの数値とを、そ
れぞれ対応するKビットのデータラッチに保持させる手
段と、前記のM個のKビットのデータラッチに保持され
たK進のデジタル信号を時間軸上で直列的なM個のシリ
アル信号として受信側に伝送する手段と、受信側から伝
送された同期信号に基づいて1ワードがMNビットから
なる送受の対象にされる2進のデジタル信号を得るため
のタイミング信号及び時間軸上で直列的なM個のシリア
ル信号形態のK進のデジタル信号の伝送の開始の時点を
示す信号ならびに時間軸上で直列的なM個のシリアル信
号形態のK進のデジタル信号の伝送速度を示す信号やそ
の他の信号を発生する制御信号発生する手段とを送信側
に設け、また送信側から伝送された時間軸上で直列的な
M個のK進のデジタル信号がラッチパルスとして与えら
れるM個のNビットのデータラッチに対してそれぞれ対
応するラッチパルスが供給されるようにする信号切換手
段と、前記したM個のNビットのデータラッチに、それ
ぞれ対応するNビットのデジタル信号を入力させるNビ
ットの計数器と、1ワードがMNビットからなる送受の
対象にされる2進のデジタル信号を得るためのタイミン
グ信号及びシリアル信号形態のK進のデジタル信号の伝
送の開始の時点を示す信号ならびにシリアル信号形態の
K進のデジタル信号の伝送速度を示す信号とからなる同
期信号やその他の信号を発生する制御信号発生手段と、
前記した時間軸上で直列的なM個のシリアル信号形態の
K進のデジタル信号の伝送の開始の時点を示す信号と、
前記した時間軸上で直列的なシリアル信号形態のK進の
デジタル信号の伝送速度を示す信号とに基づいて、前記
したNビットの計数器を前記したシリアル信号形態のK
進のデジタ前記したNビットの計数器の計数動作を開始
させるとともに、前記のNビットの計数器における計数
動作が、時間軸上で直列的なM個のシリアル信号形態の
K進のデジタル信号の伝送速度に一致して行なわれるよ
うにする手段と、前記したNビットの計数器の計数値
を、それぞれ所定の時点にラッチしている前記のM個の
Nビットのデータラッチに保持されたNビットのデジタ
ル信号を時間軸上で直列的に出力させる手段とを受信側
に設けてなるデジタル信号の送受装置とを提供する。
【0005】
【作用】1ワードがNビット(ただしNは2以上の自然
数)からなる送受の対象にされる2進のデジタル信号を
K進(ただし、Kは2のN乗)のデジタル信号に信号変
換する。信号変換されたK進のデジタル信号を、数値K
−1と数値0との検出部で検出する。検出された数値K
−1と数値0との数値を、それらの数値が1標本化周期
前にも検出されていたか否かを検出して、同一の数値が
連続している場合には信号を出力しないように構成され
ている先行データとの比較部に与えて、前記した先行デ
ータとの比較部から出力される2ビットの情報と、前記
したK進のデジタル信号における数値1から数値K−2
までの数値とを、Kビットのデータラッチに保持させ
る。前記のKビットのデータラッチに保持されたK進の
デジタル信号をシリアル信号として受信側に伝送する。
また、前記のシリアル信号形態のK進のデジタル信号の
伝送の開始の時点を示す信号と、前記したシリアル信号
形態のK進のデジタル信号の伝送速度を示す信号とから
なる同期信号を送信側から受信側に伝送する。
【0006】送信側から伝送したK進のデジタル信号は
受信側のNビットのデータラッチにラッチパルスとして
与えて、前記のNビットのデータラッチにNビットの計
数器から供給されているNビットの計数値をラッチす
る。前記のNビットの計数器は送信側から伝送されたシ
リアル信号形態のK進のデジタル信号の伝送の開始の時
点を示す信号と前記したシリアル信号形態のK進のデジ
タル信号の伝送速度を示す信号とからなる同期信号に基
づいて、送信側から伝送されたシリアル信号形態のK進
のデジタル信号の伝送の開始の時点に計数動作を開始
し、伝送されたシリアル信号形態のK進のデジタル信号
の伝送速度と一致した計数動作を行なう。それにより、
1ワードがNビットからなる送受の対象にされる2進の
デジタル信号が、1ワード毎に最大1ビットの信号とし
て送信側から受信側に伝送され、受信側では受信した1
ワード毎に最大1ビットのデジタル信号から1ワードが
Nビットからなる送受の対象にされた2進のデジタル信
号に復原できる。前記の同期信号を受信側から送信側に
送っても同様である。
【0007】また、1ワードがMNビット(ただし、M
とNとはともに2以上の自然数)からなる送受の対象に
される2進のデジタル信号におけるNビットの2進のデ
ジタル信号毎に、信号変換回路によりK進(ただし、K
は2のN乗)のデジタル信号に信号変換されたM個のK
進のデジタル信号における各K進のデジタル信号毎に数
値K−1と数値0とを検出部で検出する。検出された数
値K−1と数値0との数値を、各K進のデジタル信号毎
に前記の数値が1標本化周期前にも検出されていたか否
かを検出して、同一の数値が連続している場合には信号
を出力しないように構成されている先行データとの比較
部に与えて、前記した先行データとの比較部から出力さ
れる2ビットの情報と、前記した各K進のデジタル信号
における数値1から数値K−2までの数値とを、前記し
た各K進のデジタル信号と対応して設けられているM個
のKビットのデータラッチによって保持させ、それを時
間軸上で直列的なM個のシリアル信号として受信側に伝
送するとともに、前記した時間軸上で直列的なM個のシ
リアル信号形態のK進のデジタル信号の伝送の開始の時
点を示す信号と、前記した時間軸上で直列的なM個のシ
リアル信号形態のK進のデジタル信号の伝送速度を示す
信号とからなる同期信号をも送信側から受信側に伝送す
る。
【0008】受信側にはM個のNビットのデータラッチ
を設け、それらのデータラッチは前記した時間軸上で直
列的なM個のシリアル信号形態のK進のデジタル信号の
対応するものがラッチパルスとして使用される。前記し
たM個のNビットのデータラッチには、Nビットの計数
器から出力されているNビットの計数値が選択的に入力
されており、また、前記のNビットの計数器は送信側か
ら伝送されたシリアル信号形態のK進のデジタル信号の
伝送の開始の時点を示す信号によって計数動作が開始さ
れ、さらに、送信側から伝送されたシリアル信号形態の
K進のデジタル信号の伝送速度に一致して計数動作が行
なわれる。それにより1ワードがMNビットからなる送
受の対象にされる2進のデジタル信号が、1ワード毎に
最大Mビットの信号として送信側から受信側に伝送さ
れ、受信側では受信した1ワード毎に最大Mビットのデ
ジタル信号から1ワードがNビットからなる送受の対象
にされた2進のデジタル信号に復原できる。前記の同期
信号を受信側から送信側に送っても同様である。
【0009】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明のデジタル
信号の送受装置の具体的な内容を詳細に説明する。図1
乃至図4はそれぞれ本発明のデジタル信号の送受装置の
実施例を示すブロック図である。まず、図1において1
は1ワードがNビット(ただし、Nは2以上の自然数)
からなる送受の対象にされる2進のデジタル信号の信号
源である。図示の例では送受の対象にされる1ワードが
Nビット(ただし、Nは2以上の自然数)の2進のデジ
タル信号が、N=4の場合の4ビットのシリアル信号形
態の信号の実施例を示しているために、図中に示してあ
る送受の対象にされるデジタル信号の信号源1には4ビ
ットシリアル信号のような表記を行なっている。また、
図1に関する以下の説明も送受の対象にされる2進のデ
ジタル信号が、1ワードが4ビットの2進のデジタル信
号であるとして行なわれている(この点は図3に示す実
施例についても同じである)。
【0010】前記した送受の対象にされるデジタル信号
の信号源1では、送信側の制御信号発生回路16から線
41を介して与えられる同期信号によって1ワードが4
ビットのシリアル信号形態の2進のデジタル信号を、1
ワードを構成する4ビットずつ送出して、それを伝送路
2を介して直並列信号変換回路3に供給する。直並列信
号変換回路3には、送信側の制御信号発生回路16で発
生された直並列信号変換用クロック信号が、線40を介
して供給されていることにより、前記のように送受の対
象にされるデジタル信号の信号源1から、伝送路2を介
して供給されている1ワードが4ビットのシリアル信号
形態の2進のデジタル信号を、1ワードを構成している
4ビットのデジタル信号として伝送路4を介して信号変
換回路5に供給する。なお、図1中の16aは水晶発振
子である。
【0011】信号変換回路5は、それに入力されたNビ
ットのデジタル信号を、K進のデジタル信号(ただし、
Kは2のN乗)}に信号変換できるような機能を有する
ものとして構成されている。図1に示す実施例における
信号変換回路5では、それに入力された1ワードを構成
している4ビットのデジタル信号を2の4乗進のデジタ
ル信号、すなわち16進のデジタル信号に信号変換して
16進の0から15までの各数値の信号をそれぞれ別個
の出力線、すなわち、総数16本の別々の出力線に出力
する。そして、信号変換回路5から出力された16進
(K進)のデジタル信号における数値0及び数値15
(一般的な表示では数値K−1)と対応する信号が出力
される2本の出力線からなる伝送路6は、図1中にブロ
ック8によって示されている0,15検出部(K進のデ
ジタル信号における数値K−1と数値0とを検出する検
出部)8に対して、信号変換回路5から出力された16
進(K進)のデジタル信号における数値0及び数値15
(一般的な表示では数値K−1)と対応する信号を供給
する。
【0012】また、前記した信号変換回路5から出力さ
れた16進(K進)のデジタル信号における数値0と数
値15(一般的な表示では数値K−1)との2個の数値
と対応する信号を除く14個の数値と対応する信号、す
なわち数値2から数値K−2までの各数値の信号は、信
号変換回路5からそれぞれ別個の出力線(総計14本の
出力線)からなる伝送路7を介して16ビット(Kビッ
ト)のデータラッチ12に与えられている。前記したK
進のデジタル信号における数値K−1と数値0とを検出
する検出部8では、それにK進のデジタル信号における
数値K−1と対応する信号、または数値0と対応する信
号が与えられた場合に、その信号を伝送路9を介して先
行データとの比較部10に供給する。前記した先行デー
タとの比較部10は、それに与えられた数値15(一般
的な表示では数値K−1)と数値0との数値を、それら
の数値が1標本化周期前にも検出されていたか否かを検
出して、同一の数値が連続している場合には信号を出力
しないように構成されていて、この先行データとの比較
部10から出力される2ビットの情報は、伝送路11を
介して前記した16ビット(Kビット)のデータラッチ
12に与えられている。
【0013】そして、前記したデータラッチ12には1
6進の各数値のデジタル信号、すなわち数値0,1,
2,…13,14,15の総計16個の数値にそれぞれ
対応するデジタル信号が、最小値の数値から最大値の数
値まで、数値の大きさの順序に整列した状態でラッチさ
れうるように、前記した先行データとの比較部10から
伝送路11を介して供給される数値0と対応するデジタ
ル信号や数値15と対応するデジタル信号に関する情報
と、信号変換回路5から伝送路7を介して供給される数
値1〜14と対応するデジタル信号とが、データラッチ
12に供給されるのである。前記のように、16ビット
(Kビット)のデータラッチ12によってラッチされる
デジタル信号は、Nビット(4ビット)からなる1ワー
ドの信号毎に信号変換回路5から出力された16進(K
進)のデジタル信号における数値と対応する信号である
が、それはNビット(4ビット)からなる1ワードの信
号毎に最大で1ビットの信号となっている。
【0014】図5は前記した先行データとの比較部10
の具体的な構成例を示しているブロクッ図であり、この
図において9,11は図1及び図3中に示されている先
行データとの比較部10への入力信号線9と、出力信号
線11とにそれぞれ対応している。図5において、79
は最小値の入力線、80は最大値の入力線、81はクロ
ック信号の入力線、82はデータラッチ、86は抵抗、
87はコンデンサ、88は電源オフ時における保護用の
ダイオード、93はナンド回路、94,96はインバー
タ、95はフリップフロップ、97,98はアンド回
路、99はオア回路である。そして、後述のように前記
したオア回路99からは伝送路11における線104に
対して、K進数のデジタル信号における最小の数値0が
他の数値の次に現われたという最小値出現を示す信号が
出力され、またアンド回路97からは伝送路11におけ
る線106に対して、K進数のデジタル信号における最
大の数値(K−1)が他の数値の次に現われたという最
大値出現の情報を示す信号が伝送路11における線10
5に出力される。
【0015】図5に示されている先行データとの比較部
10は、装置の電源投入時に次のような初期設定動作が
行なわれる。すなわち、電源Vccと接地間には、抵抗
86とコンデンサ87とが直列接続されているから、前
記した抵抗86とコンデンサ87との接続点に接続され
ている線85の電圧値は、装置の電源投入時に抵抗86
とコンデンサ87とによって定まる時定数に従って変化
する際に、装置の電源の投入動作の直後において前記し
た抵抗86とコンデンサ87との接続点に接続されてい
る線85,89,90の電圧値は接地電位(ローレベ
ル)にある。それで、前記のローレベルの状態が線85
を介してクリア端子CLRに供給されたデータラッチ8
2はクリアされ、また、前記した線89のローレベルの
状態が与えられたインバータ96は、それの出力側がハ
イレベルの状態となる。インバータ96の出力側のハイ
レベル出力は、線103とオア回路99とを介して線1
04に対して、16進数(K進数)の数値が最小値0で
あるという状態を示す信号(K進数のデジタル信号にお
ける最小の数値0が他の数値の次に現われたという最小
値出現を示す信号)を伝送線11に出力する。前記のよ
うに先行データとの比較部10から伝送線11に送出さ
れたデジタル信号は、後述のように16ビットのデータ
ラッチ(Kビットのデータラッチ)12にラッチされた
後に並直列信号変換回路15にロードされた後に受信側
に伝送され、後述のように受信側で保持される。
【0016】さらに、前記した線90のローレベルの状
態が与えられたナンド回路93の出力側にはハイレベル
の状態の出力が現われるが、それがインバータ94によ
って反転されたローレベルの状態がフリップフロップ9
5のプリセット端子PRに供給されることにより、フリ
ップフロップ95がプリセットされて、フリップフロッ
プ95のQ端子はハイレベル出力を線100を介してア
ンド回路97の一方入力として供給し、また、フリップ
フロップ95のQバー端子はローレベル出力を線101
を介してアンド回路98の一方入力として供給する。フ
リップフロップ95が、それのQ端子がハイレベルの状
態となり、またQバー端子がローレベルの状態になって
いる状態は、先行データとの比較部10に対して伝送路
9を介して供給された数値を示すデジタル信号が、その
直前に供給されていた数値以外の数値で、かつ最小の数
値0であったということを示しており、フリップフロッ
プ95における前記の状態は、先行データとの比較部1
0に対して伝送路9を介して供給される数値が、次にK
進数における最大値(K−1)に変化された時点までの
期間にわたり保持される。
【0017】前記のようにフリップフロップ95のQ端
子がハイレベル出力を線100を介してアンド回路97
の一方入力として供給し、また、フリップフロップ95
のQバー端子はローレベル出力を線101を介してアン
ド回路98の一方入力として供給している状態において
は、アンド回路98に対し線83を介してハイレベルの
信号、すなわち、先行データとの比較部10に対して、
伝送路9における線79を介してK進数における最小値
0の信号が供給されても、アンド回路98からはハイレ
ベルの状態の信号が先行データとの比較部10から伝送
路11には送出されることがなく、この場合にはアンド
回路97に対して線84を介してハイレベルの信号、す
なわち、先行データとの比較部10に対して、伝送路9
における線80を介し、K進数における最大値(K−
1)の信号が供給されたときに、アンド回路97からハ
イレベルの状態の信号が先行データとの比較部10から
伝送路11には送出されることになる。このように、先
行データとの比較部10では、装置における電源の投入
時に、強制的に受信側に対してK進数における最小値0
の情報を伝送するような状態に初期設定が行なわれる。
【0018】前記のように初期設定されている先行デー
タとの比較部10に対して、伝送路9を介して供給され
る数値が、K進数における最大値(K−1)以外の場合
には前記したフリップフロップ95の状態が前記の状態
を保持し続けているから、その期間中には先行データと
の比較部10から伝送路11には何の出力も行なわれな
いが、前記のような状態に保持されている先行データと
の比較部10に対して伝送路9における線80を介し
て、K進数における最大値(K−1)を示すハイレベル
の状態の信号が、先行データとの比較部10における線
84を介してアンド回路97に供給されると、この時点
においてアンド回路97にはフリップフロップ95のQ
端子からハイレベルの状態が与えられているから、前記
した伝送路9における線80を介して先行データとの比
較部10に供給されたK進数における最大値(K−1)
を示すハイレベルの状態の信号は伝送路11における線
105によって出力される。そして、前記のように先行
データとの比較部10から伝送線11に送出されたデジ
タル信号は、後述のように16ビットのデータラッチ
(Kビットのデータラッチ)12にラッチされた後に並
直列信号変換回路15にロードされた後に受信側に伝送
され、後述のように受信側で保持される。
【0019】また、前記した伝送路9における線80を
介して先行データとの比較部10に供給されたK進数に
おける最大値(K−1)を示すハイレベルの状態の信号
は、データラッチ82にも供給されているから、データ
ラッチ82はクロック端子CKにクロック信号が供給さ
れた時点に、データラッチ82のQバー端子にローレベ
ル出力が現われ、そのローレベルの状態の信号が線92
を介してフリップフロップ95のクリア端子CLRに供
給されることにより、フリップフロップ95がクリアさ
れて、フリップフロップ95はQ端子がローレベルの状
態、Qバー端子がハイレベルの状態になる。そして、前
記のようにフリップフロップ95がクリアされた状態に
おいては、フリップフロップ95のQ端子がローレベル
出力を線100を介してアンド回路97の一方入力とし
て供給し、またフリップフロップ95のQバー端子はハ
イレベル出力を線101を介してアンド回路98の一方
入力として供給している状態になっているから、アンド
回路97に対して線84を介してハイレベルの信号、す
なわち、先行データとの比較部10に対して、伝送路9
における線79を介してK進数における最大値(K−
1)の信号が供給されても、アンド回路97からはハイ
レベルの状態の信号が先行データとの比較部10から伝
送路11には送出されず、アンド回路98に対して線8
3を介してハイレベルの信号、すなわち先行データとの
比較部10に対して、伝送路9における線79を介して
K進数における最小値0の信号が供給されたときにアン
ド回路98からハイレベルの状態の信号が先行データと
の比較部10から伝送路11には送出されることにな
る。このようにして、前記した先行データとの比較部1
0は、それに与えられた数値15(一般的な表示では数
値K−1)と数値0との数値を、それらの数値が1標本
化周期前にも検出されていたか否かを検出して、同一の
数値が連続している場合には信号を出力しないような動
作を行なうことができるのである。
【0020】図5を参照して説明したところから明らか
なように、先行データとの比較部10は、それに与えら
れた数値15(一般的な表示では数値K−1)と数値0と
の数値を、それらの数値が1標本化周期前にも検出され
ていたか否かを検出して、同一の数値が連続している場
合には信号を出力しないように構成されているから、信
号変換回路5が、それに入力された1ワードを構成して
いる4ビットのデジタル信号を16進のデジタル信号に
信号変換して出力した際に、連続するワードについて、
前記した信号変換回路5からの16進数における0の数
値と対応するデジタル信号が出力された場合と、連続す
るワードについて、前記した信号変換回路5からの16
進数における15の数値と対応するデジタル信号が出力
された場合とにおける連続して1標本化周期前と同一の
0または15の数値が存在しているワードについては、
先行データとの比較部10からはローレベルの信号(無
信号の状態)を出力するようにしている。
【0021】したがって、前記の場合のように連続する
ワードについて、前記した信号変換回路5からの16進
数における0の数値と対応するデジタル信号や、16進
数における15の数値と対応するデジタル信号が出力さ
れた場合には、連続して1標本化周期前と同一の0また
は15の数値が存在しているワードについては、16ビ
ット(Kビット)のデータラッチ12によってラッチさ
れるデジタル信号がすべてローレベルの状態になる。そ
れで、この状態には送信側から受信側に対してデジタル
データが伝送されないことになるが、後述されているよ
うに前記の状態においては受信側に1標本化周期前のデ
ジタルデータがそのまま保持されているから、送受の対
象にされている情報は送信側から受信側に対して確実に
伝送されることになる。
【0022】前記した信号変換回路5が、それに入力さ
れた1ワードを構成している4ビット(Nビット)のデ
ジタル信号に対する信号変換動作を終了し、かつ、前記
した先行データとの比較部10で行なわれる比較動作が
完了した時点の後に、線38を介して送信側の制御信号
発生回路16からデータラッチ12に供給されるラッチ
パルスによって、16ビットのデータラッチ12は前記
した先行データとの比較部10から出力された信号、す
なわち、前記した信号変換回路5によって信号変換され
た16進のデジタル信号における16進数の最小値0と
対応するデジタル信号、及び16進数の最大値15と対
応するデジタル信号とに関する情報と、信号変換回路5
から出力された16進のデジタル信号における数値1〜
14をラッチした後に、制御信号発生回路16は線39
を介して送信側の並直列信号変換回路15にロードパル
スを与え、次いで制御信号発生回路16は線39を介し
て並直列信号変換用クロック信号を並直列信号変換回路
15に供給する。それにより前記の並直列信号変換回路
15は、16ビットのデータラッチに保持されている1
6進のデジタル信号がロードされた後に、シリアル信号
形態の16進のデジタル信号を出力して、線17を介し
て発光素子18aと受光素子18bとによって構成され
ているフォトカプラ18における発光素子に供給する。
前記のようにして並直列信号変換回路15から線17に
送出された16進のデジタル信号(K進のデジタル信
号)は、1ワードが4ビット(Nビット)の2進のデジ
タル信号を16進の信号に信号変換された状態のもので
あるから、前記した線17を介してフォトカプラ18に
おける発光素子18aに供給される16進のデジタル信
号は、送受の対象にされている1ワードが4ビット(N
ビット)の2進のデジタル信号毎に最大1ビットの信号
とされている。
【0023】前記した並直列信号変換回路15から線1
7に送出されるシリアル信号形態の16進のデジタル信
号(K進のデジタル信号)は、送受の対象にされている
デジタル信号の1標本化周期中に、16進による数値0
から16進による数値15までの16個の数値(K個)
の内のどの1つの数値でも確実に伝送することができる
ように、制御信号発生回路16から線39を介して並直
列信号変換回路15に供給されている並直列信号変換用
クロック信号の周期が定められるべきことは当然であ
る。すなわち、並直列信号変換回路15に供給されるべ
き並直列信号変換用クロック信号の周期は、送受の対象
にされているデジタル信号の標本化周期の1/K以下の
周期となるように設定されるのである。そして前記した
並直列信号変換回路15に供給される並直列信号変換用
クロック信号の周期は、並直列信号変換回路15から線
17に送出されるシリアル信号形態の16進のデジタル
信号(K進のデジタル信号)の伝送速度を示しているこ
とになる。
【0024】前記のように送受の対象にされているデジ
タル信号の1標本化周期中に、送受の対象にされている
1ワードが4ビット(Nビット)の2進のデジタル信号毎
に、並直列信号変換回路15から線17に送出されるシ
リアル信号形態の16進のデジタル信号(K進のデジタ
ル信号)の最大1ビットの信号は、16進による数値0
から16進による数値15までの16個の数値(K個)
の内の1つの数値に対応しているものであるが、前記の
1ビットのデジタル信号が16進による数値0から16
進による数値15までの16個の数値(K個)の内のど
の数値であるのかは、前記した制御信号発生回路16が
線39を介して並直列信号変換回路15に供給している
ロードパルスの時間位置の情報と、並直列信号変換用ク
ロック信号の周期の情報、すなわち送受の対象にされて
いるデジタル信号の1標本化周期中に、送受の対象にさ
れている1ワードが4ビット(Nビット)の2進のデジタ
ル信号毎に、並直列信号変換回路15から線17に送出
されるシリアル信号形態の16進のデジタル信号(K進
のデジタル信号)の伝送の開始の時点を示す信号と、前
記したシリアル信号形態の16進のデジタル信号(K進
のデジタル信号)の伝送速度を示す信号とを用いれば知
ることができる。
【0025】それで、図1に示されている本発明のデジ
タル信号の送受装置の実施例においては、送受の対象に
されているデジタル信号の1標本化周期中に、送受の対
象にされている1ワードが4ビット(Nビット)の2進の
デジタル信号毎に、送信側の並直列信号変換回路15か
ら線17に送出されるシリアル信号形態の16進のデジ
タル信号(K進のデジタル信号)の伝送の開始の時点を
示す信号や、前記したシリアル信号形態の16進のデジ
タル信号(K進のデジタル信号)の伝送速度を示す信号
として、例えば送信側の制御信号発生回路16で発生さ
せて、線39を介して並直列信号変換回路15に供給し
ているロードパルスや、線39を介して並直列信号変換
回路15に供給している並直列信号変換用クロック信号
とを用いて、前記の各信号とNビットからなる1ワード
のデジタル信号毎の同期信号とからなる同期信号とし
て、それを送信側の制御信号発生回路16から、線19
→発光素子20aと受光素子20bとからなるフォトカ
プラ20→線22→受信側の制御信号発生回路23の経
路によって受信側の制御信号発生回路23に伝送するよ
うにしている。
【0026】図1に示されている本発明のデジタル信号
の送受装置の実施例において、前記のように送信側の並
直列信号変換回路15から線17に送出されたシリアル
信号形態の16進のデジタル信号(K進のデジタル信
号)は、線17→発光素子18aと受光素子18bとか
らなるフォトカプラ18→伝送路21の経路によって受
信側に設けられている4ビットのデータラッチ(Nビッ
トのデータラッチ)26に対してラッチパルスとして与
えられる。前記した4ビットのデータラッチ26には受
信側に設けられている4ビットの計数器(Nビットの計
数器)24から伝送路25を介して、4ビット(Nビッ
ト)の計数器24の計数値が入力されているから、この
4ビットのデータラッチ26は送信側の並直列信号変換
回路15から出力されたシリアル信号形態の16進のデ
ジタル信号(K進のデジタル信号)の1ビットの信号が
ラッチパルスとして与えられた時点における前記した4
ビット(Nビット)の計数器24の計数値をラッチして
保持する。
【0027】ところで、受信側に設けられている前記の
4ビット(Nビット)の計数器24は、それの計数の開
始の時点が、受信側の制御信号発生回路23から線30
を介して与えられているリセット信号によって定めら
れ、また、それの計数速度が受信側の制御信号発生回路
23から線91を介して与えられている計数用クロック
信号リセット信号によって定められている。ところで、
前記した受信側の制御信号発生回路23によって発生さ
れるリセット信号と、計数用クロック信号とは、送信側
から既述のように送信側の制御信号発生回路16→線1
9→発光素子20aと受光素子20bとからなるフォト
カプラ20→線22→受信側の制御信号発生回路23の
経路によって受信側の制御信号発生回路23に伝送され
て来た同期信号、すなわち、既述のように送受の対象に
されているデジタル信号の1標本化周期中に、送受の対
象にされている1ワードが4ビット(Nビット)の2進の
デジタル信号毎に、並直列信号変換回路15から線17
に送出されるシリアル信号形態の16進のデジタル信号
(K進のデジタル信号)の伝送の開始の時点を示す信号
と、前記したシリアル信号形態の16進のデジタル信号
(K進のデジタル信号)の伝送速度を示す信号とを含ん
で構成されている同期信号に基づいて発生されているも
のである。
【0028】そして、受信側の制御信号発生回路23か
ら4ビットの計数器24に供給されている前記のリセッ
ト信号は、送信側から伝送されるシリアル信号形態の1
6進のデジタル信号(K進のデジタル信号)の伝送の開
始の時点に受信側の制御信号発生回路23で発生され
て、線30を介して4ビットの計数器24に供給されて
いるものであり、また、受信側の制御信号発生回路23
から4ビットの計数器24に供給されている前記の計数
用クロック信号は、シリアル信号形態の16進のデジタ
ル信号(K進のデジタル信号)の伝送速度を示す信号と
して用いられる送信側の並直列信号変換用クロック信号
と同じ周期を有するものとして受信側の制御信号発生回
路23で発生され、それが線31を介して4ビットの計
数器24に供給されているものであるから、前記のよう
に4ビットのデータラッチ26によってラッチされた4
ビットの計数器24の計数値は送受の対象にされている
デジタル信号の信号源1から、送信側の直並列信号変換
回路2に供給された4ビットからなる1ワードのデジタ
ル信号と同一のビット配列を有しているNビットの2進
のデジタル信号になっていることは容易に理解できる。
【0029】前記した4ビットのデータラッチ26に保
持されている4ビットの計数器24の計数値、すなわ
ち、送信側の直並列信号変換回路3に供給された4ビッ
トからなる1ワードのデジタル信号と同一のビット配列
を有している4ビットの2進のデジタル信号は、受信側
の制御信号発生回路23から線28を介して受信側の並
直列信号変換回路29にロードパルスが与えられた時点
に、4ビットのデータラッチ26から受信側の並直列信
号変換回路29にロードされ、次いで、受信側の制御信
号発生回路23から線28を介して受信側の並直列信号
変換回路29に供給される並直列信号変換用クロック信
号によって、シリアル信号形態の2進のデジタル信号と
して線32を介して出力端子33に送出される。以上の
説明から明らかなように、本発明のデジタル信号の送受
装置においては1ワードがNビットからなる送受の対象
にされる2進のデジタル信号が、最大1ビットの信号と
して送信側から受信側に伝送され、受信側では受信した
最大1ビットのデジタル信号から1ワードがNビットか
らなる送受の対象にされた2進のデジタル信号に復原で
きるのである。
【0030】これまでに図1を参照して説明した本発明
のデジタル信号の送受装置の実施例においては、同期信
号を送信側の制御信号発生回路16で発生し、それを受
信側の制御信号発生回路23に対して伝送するようにし
ていたが、図3に示す本発明のデジタル信号の送受装置
の実施例においては、水晶発振子37aを備えて構成さ
れている受信側の制御信号発生回路37で同期信号を発
生し、それを送信側の制御信号発生回路16に対して伝
送するようにしている点が異なるだけで、その他の構成
は既述した図1に示されているデジタル信号の送受装置
の実施例の場合と同様であり、この図3に示されている
デジタル信号の送受装置においても、図1に示されてい
るデジタル信号の送受装置について説明したデジタル信
号の送受動作と同様なデジタル信号の送受動作が行なわ
れることは容易に理解できるので、それの具体的な説明
は省略する。
【0031】次に、図2に示されている本発明のデジタ
ル信号の送受装置の実施例は、1ワードがMNビット
(ただし、MとNとはともに2以上の自然数)からなる
送受の対象にされる2進のデジタル信号におけるNビッ
トの2進のデジタル信号毎に、信号変換回路によりK進
(ただし、Kは2のN乗)のデジタル信号に信号変換し
て、そのM個のK進のデジタル信号における各K進のデ
ジタル信号毎の数値K−1と数値0とを検出し、また、
前記の検出された各K進のデジタル信号毎の数値K−1
と数値0との数値について、それらの数値が対応するK
進のデジタル信号における1標本化周期前にも検出され
ていたか否かを検出して、同一の数値が連続している場
合には信号を出力しないように構成されている先行デー
タとの比較部から出力される各K進のデジタル信号毎の
各2ビットの情報と、前記した信号変換回路によって信
号変換された各K進のデジタル信号の数値1から数値K
−2までの数値とを、それぞれ対応するKビットのデー
タラッチ(計M個)に保持させ、前記のM個のKビット
のデータラッチに保持されたK進のデジタル信号を時間
軸上で直列的なM個のシリアル信号として受信側に伝送
するとともに、前記した時間軸上で直列的なM個のシリ
アル信号形態のK進のデジタル信号の伝送の開始の時点
を示す信号と、前記した時間軸上で直列的なM個のシリ
アル信号形態のK進のデジタル信号の伝送速度を示す信
号とからなる同期信号も送信側から受信側に伝送する。
【0032】受信側では送信側から伝送された時間軸上
で直列的なM個のK進のデジタル信号がラッチパルスと
して与えられるM個のNビットのデータラッチに対し
て、それぞれ対応するラッチパルスが供給されるように
信号の切換えを行ない、前記したM個のNビットのデー
タラッチに、それぞれ対応するNビットの計数値がNビ
ットの計数器から供給される。送信側から伝送された時
間軸上で直列的なM個のシリアル信号形態のK進のデジ
タル信号の伝送の開始の時点を示す信号と、前記した時
間軸上で直列的なM個のシリアル信号形態のK進のデジ
タル信号の伝送速度を示す信号とからなる同期信号に基
づいて、前記した時間軸上で直列的なM個のシリアル信
号形態のK進のデジタル信号の伝送の開始の時点に前記
したNビットの計数器の計数動作を開始させるととも
に、前記のNビットの計数器における計数動作が、時間
軸上で直列的なM個のシリアル信号形態のK進のデジタ
ル信号の伝送速度に一致して行なわれるようにして、前
記したNビットの計数器の計数値を、それぞれ所定の時
点にラッチしている前記のM個のNビットのデータラッ
チに保持されているNビットのデジタル信号を時間軸上
で直列的に出力させるようにしたデジタル信号の送受装
置であり、1ワードがMNビットからなる送受の対象に
される2進のデジタル信号が、最大Mビットの信号とし
て送信側から受信側に伝送され、受信側では受信した最
大Mビットのデジタル信号から1ワードがNビットから
なる送受の対象にされた2進のデジタル信号に復原でき
るようにしたものである。また、図4に示されている本
発明のデジタル信号の送受装置の実施例は、前記した図
2に示されている本発明のデジタル信号の送受装置の実
施例が、同期信号を送信側から受信側に伝送するように
しているように構成されているのを、同期信号を受信側
から送信側に伝送するように構成したものである。
【0033】図2及び図4とにおいて、42は1ワード
がMNビット(ただし、MとNとはともに2以上の自然
数)からなる送受の対象にされる2進のデジタル信号の
信号源である。図示の例では送受の対象にされる1ワー
ドがMNビットの2進のデジタル信号が、M=2,N=
4の場合の8ビットのシリアル信号形態の信号の実施例
を示しているために、図中に示してある送受の対象にさ
れるデジタル信号の信号源42には8ビットシリアル信
号のような表記を行なっている。また、図2及び図4に
関する以下の説明も送受の対象にされる2進のデジタル
信号が、1ワードが8ビットの2進のデジタル信号であ
るとして行なわれている。
【0034】以下、図2に示されている実施例について
詳細に説明する。前記した送受の対象にされるデジタル
信号の信号源42では、送信側の制御信号発生回路16
から線41を介して与えられる同期信号によって1ワー
ドが8ビット(MNビット)のシリアル信号形態の2進
のデジタル信号を、4ビット(Nビット)ずつ送出して、
それを伝送路2を介して直並列信号変換回路3に供給す
る。直並列信号変換回路3には、送信側の制御信号発生
回路16で発生された直並列信号変換用クロック信号
が、線40を介して供給されていることにより、前記の
ように送受の対象にされるデジタル信号の信号源42か
ら、伝送路2を介して供給されている4ビット(Nビッ
ト)のシリアル信号形態の2進のデジタル信号を伝送路
4を介して信号変換回路5の入力側に供給する。なお、
図2中の16aは水晶発振子である。
【0035】信号変換回路5は、それに入力されたNビ
ットのデジタル信号を、K進のデジタル信号(ただし、
Kは2のN乗)}に信号変換できるような機能を有する
ものとして構成されている。図2に示す実施例における
信号変換回路5では、それに入力された4ビットのデジ
タル信号を2の4乗進のデジタル信号、すなわち16進
のデジタル信号に信号変換して、16進の0から15ま
での各数値の信号をそれぞれ別個の出力線、すなわち、
総数16本の別々の出力線に出力する。そして、信号変
換回路5から出力された16進(K進)のデジタル信号
における数値0及び数値15(一般的な表示では数値K
−1)と対応する信号が出力される2本の出力線からな
る伝送路43は、図2中にブロック8によって示されて
いる0,15検出部(K進のデジタル信号における数値
K−1と数値0とを検出する検出部)8に対して、信号
変換回路5から出力された16進(K進)のデジタル信
号における数値0及び数値15(一般的な表示では数値
K−1)と対応する信号を供給する。
【0036】前記したK進のデジタル信号における数値
K−1と数値0とを検出する検出部8では、それにK進
のデジタル信号における数値K−1と対応する信号、ま
たは数値0と対応する信号が与えられた場合に、その信
号を伝送路9を介して先行データとの比較部10に供給
する。前記した先行データとの比較部10は、それに与
えられた数値15(一般的な表示では数値K−1)と数
値0との数値を、それらの数値が1標本化周期前にも検
出されていたか否かを検出して、同一の数値が連続して
いる場合には信号を出力しないように構成されていて、
この先行データとの比較部10から出力される2ビット
の情報は、それぞれ対応して設けられている伝送路4
4,45を介して前記した16ビット(Kビット)の各
データラッチ48,49に与えられている。また、前記
した信号変換回路5から出力された16進(K進)のデ
ジタル信号における数値0と数値15(一般的な表示で
は数値K−1)との2個の数値と対応する信号を除く1
4個の数値と対応する信号、すなわち数値2から数値K
−2までの各数値の信号は、信号変換回路5からそれぞ
れ別個の出力線(総計14本の出力線)からなる伝送路
46,47等を介して信号変換回路5から直接に16ビ
ット(Kビット)のデータラッチ48,49に与えられ
ている。
【0037】そして、前記した各データラッチ48,4
9には、16進の各数値のデジタル信号、すなわち数値
0,1,2,…13,14,15の総計16個の数値に
それぞれ対応するデジタル信号が、最小値の数値から最
大値の数値まで、数値の大きさの順序に整列した状態で
ラッチされうるように、前記した先行データとの比較部
10から伝送路44,45を介して供給される数値0と
対応するデジタル信号や数値15と対応するデジタル信
号に関する情報と、信号変換回路5から伝送路46,4
7等を介して供給される数値1〜14と対応するデジタ
ル信号とが、各データラッチ48,49における特定の
ものに供給されるのである。前記のように、16ビット
(Kビット)のデータラッチ48,49によってラッチ
されるデジタル信号は、Nビット(4ビット)からなる
1ワードの信号毎に信号変換回路5から出力された16
進のデジタル信号における数値と対応する信号である
が、それはNビット(4ビット)からなる1ワードの信
号毎に最大で1ビットの信号となっている。
【0038】前記の2個の16ビットのデータラッチ4
8,49には、前記のように信号変換回路5で信号変換
された同一の16進のデジタル信号が入力されている
が、前記した16ビットのデータラッチ48は送信側の
制御信号発生回路16から線54を介してラッチパルス
が与えられた場合だけに、信号変換回路5で信号変換さ
れた16進のデジタル信号をラッチでき、また、前記し
た16ビットのデータラッチ49は、送信側の制御信号
発生回路16から線55を介してラッチパルスが与えら
れた場合だけに、信号変換回路5で信号変換された16
進のデジタル信号をラッチできる。そして、前記した1
6ビットのデータラッチ48には、送受の対象にされる
デジタル信号の信号源42から、伝送路2を介して送出
されている1ワードが8ビットの2進のデジタル信号に
おけるLSB側の4ビット(Nビット)の2進のデジタ
ル信号について、信号変換回路5が信号変換を行なった
場合に出力される16進のデジタル信号がラッチされ、
また前記した16ビットのデータラッチ49には、送受
の対象にされるデジタル信号の信号源42から、伝送路
2を介して送出されている1ワードが8ビットの2進の
デジタル信号におけるMSB側の4ビット(Nビット)
の2進のデジタル信号について、信号変換回路5が信号
変換を行なった場合に出力される16進のデジタル信号
がラッチされるというように、制御信号発生回路16は
信号変換回路5が信号変換を行なって出力した順次の1
6進のデジタル信号が、前記した2個の16ビットのデ
ータラッチ48,49に対して順次交互にラッチされる
ように、線54または線55を介して前記の各16ビッ
トのデータラッチ48,49にラッチパルスを与えてい
る。
【0039】16ビットのデータラッチ48と16ビッ
トのデータラッチ49との双方が、信号変換回路5から
出力された16進のデジタル信号(一般的にはK進のデ
ジタル信号として示される)と対応している信号をそれ
ぞれラッチした後に、制御信号発生回路16は送信側の
並直列信号変換回路56に線52を介してロードパルス
を与えるとともに、線53を介して送信側の並直列信号
変換回路58にロードパルスを与え、次いで制御信号発
生回路16は線52を介して並直列信号変換回路56に
並直列信号変換用クロック信号を供給するとともに、線
53を介して並直列信号変換回路58に並直列信号変換
用クロック信号を供給する。それにより前記の直列的に
接続されている2個(一般的にはM個として示される)の
並直列信号変換回路56,58は、前記した16ビット
のデータラッチ48,49にそれぞれ保持されている各
16進のデジタル信号を、伝送路50,51を介してそ
れぞれ個別にロードした後に、時間軸上で直列的な2個
のシリアル信号形態の16進のデジタル信号として出力
し、それが線17を介して発光素子18aと受光素子1
8bとによって構成されているフォトカプラ18におけ
る発光素子に供給される。伝送路57により直列接続さ
れた2個の並直列信号変換回路56,58から線17に
送出されたそれぞれが16進のデジタル信号(K進のデ
ジタル信号)よりなる2個(一般的にはM個)の16進
のデジタル信号(K進のデジタル信号)は、1ワードが
8ビット(MNビット)の2進のデジタル信号を、時間
軸上で連続する2個(N個)の16進の信号に信号変換
された状態のものであるから、前記した線17を介して
フォトカプラ8における発光素子8aに供給される時間
軸上で直列的に配置されている2個の16進のデジタル
信号は、送受の対象にされている1ワードが8ビット
(MNビット)の2進のデジタル信号毎に2ビット(一
般的にはMビット)の信号とされている。
【0040】前記のように直列的に接続されている2個
の並直列信号変換回路35,37から線17に送出され
る2個のシリアル信号形態の16進のデジタル信号(K
進のデジタル信号)は、送受の対象にされているデジタ
ル信号の1標本化周期中に、時間軸上で直列的に配列さ
れている2個の各シリアル信号形態の16進のデジタル
信号における各シリアル信号形態の16進のデジタル信
号毎に、16進による数値0から16進による数値15
までの16個の数値(K個)の内のどの数値でも確実に
伝送することができるように、2個の16進によるデジ
タル信号による32個の数値が位置すべき32個(2K
個)の時間位置が、前記した送受の対象にされているデ
ジタル信号の1標本化周期中に設定されていることが必
要であるから、制御信号発生回路16から線52を介し
て並直列信号変換回路56に供給されている並直列信号
変換用クロック信号の周期と、制御信号発生回路16か
ら線53を介して並直列信号変換回路58に供給されて
いる並直列信号変換用クロック信号の周期とが定められ
るべきことは当然である。すなわち、直列的に接続され
た2個(M個)の並直列信号変換回路56,58に供給
されるべき並直列信号変換用クロック信号の周期として
は、送受の対象にされているデジタル信号の標本化周期
の1/2K…(一般的には1/MKとして示される)以
下の同一の周期となるように設定されるのである。そし
て前記した並直列信号変換回路56,58に供給される
前記した並直列信号変換用クロック信号の周期は、並直
列信号変換回路56,58から線17に時間軸上で直列
的に送出されるシリアル信号形態の16進のデジタル信
号(K進のデジタル信号)の伝送速度を示していること
になる。
【0041】前記のように送受の対象にされているデジ
タル信号の1標本化周期中に、送受の対象にされている
1ワードが8ビット(MNビット)の2進のデジタル信号
毎に直列的に接続された2個の並直列信号変換回路5
6,58から線17に時間軸上で直列的に送出されるシ
リアル信号形態の各1個の16進のデジタル信号(K進
のデジタル信号)毎に各1個の1ビットの信号、すなわ
ち、計2ビット(Mビット)の信号は、各1個の16進
のデジタル信号(K進のデジタル信号)毎の16進によ
る数値0から16進による数値15までの16個の数値
(K個)の内の各1つの数値に、それぞれ対応している
ものである。そして、並直列信号変換回路56,58か
ら線17に時間軸上で直列的に送出されるシリアル信号
形態の2個の16進のデジタル信号(K進のデジタル信
号)における各16進のデジタル信号(K進のデジタル
信号)と対応している前記した各1ビットのデジタル信
号が、それぞれ16進による数値0から16進による数
値15までの16個の数値(K個)の内のどの数値であ
るのかは、前記した制御信号発生回路16が線53を介
して一方の並直列信号変換回路58に供給したロードパ
ルスの時間位置の情報と、並直列信号変換用クロック信
号の周期の情報、すなわち送受の対象にされているデジ
タル信号の1標本化周期中に、送受の対象にされている
1ワードが8ビット(MNビット)の2進のデジタル信号
毎に、直列的に接続されている2個(M個)の並直列信
号変換回路56,37から線17に対して時間軸上で直
列的に送出されるシリアル信号形態の2個の16進のデ
ジタル信号(K進のデジタル信号)の伝送の開始の時点
を示す信号と、前記したシリアル信号形態の16進のデ
ジタル信号(K進のデジタル信号)の伝送速度を示す信
号とを用いれば知ることができる。
【0042】それで、図2に示されている本発明のデジ
タル信号の送受装置の実施例においては、送受の対象に
されているデジタル信号の1標本化周期中に、送受の対
象にされている1ワードが8ビット(MNビット)の2進
のデジタル信号毎に、送信側の直列的に接続されている
2個(M個)の並直列信号変換回路56,58から線1
7に送出されるシリアル信号形態の2個(M個)の16
進のデジタル信号(K進のデジタル信号)の伝送の開始
の時点を示す信号や、前記したシリアル信号形態の16
進のデジタル信号(K進のデジタル信号)の伝送速度を示
す信号として、例えば送信側の制御信号発生回路16で
発生させて、線54,53を介して並直列信号変換回路
56,58に供給しているロードパルスや、線54,5
3を介して並直列信号変換回路56,58に供給してい
る並直列信号変換用クロック信号とを用いて、前記の各
信号と4ビット(Nビット)のデジタル信号毎の同期信
号とからなる同期信号として、それを送信側の制御信号
発生回路16から、線19→発光素子20aと受光素子
20bとからなるフォトカプラ20→線22→受信側の
制御信号発生回路23の経路によって受信側の制御信号
発生回路23に伝送するようにしている。
【0043】図2に示されている本発明のデジタル信号
の送受装置の実施例において、前記のように送信側の直
列的に接続されている2個(M個)の並直列信号変換回
路56,58から線17に対して時間軸上で直列的に送
出されたシリアル信号形態の2個の16進のデジタル信
号(K進のデジタル信号)は、線17→発光素子18aと
受光素子18bとからなるフォトカプラ18→伝送路2
1の経路によって受信側に設けられているアンド回路5
9,60に対してそれぞれ供給されている。前記したア
ンド回路59は受信側の制御信号発生回路23から線7
7を介してゲート信号が供給されたときに、前記のよう
に伝送路21を介してアンド回路59に供給されている
時間軸上で直列的に送出されたシリアル信号形態の2個
の16進のデジタル信号(K進のデジタル信号)の内の
所定の一方の16進のデジタル信号(K進のデジタル信
号)を線61を介して4ビットのデータラッチ63にラ
ッチパルスとして供給する。また、前記したアンド回路
60は受信側の制御信号発生回路23から線78を介し
てゲート信号が供給されたときに、前記のように伝送路
21を介してアンド回路60に供給されている時間軸上
で直列的に送出されたシリアル信号形態の2個の16進
のデジタル信号(K進のデジタル信号)の内の所定の他
方の16進のデジタル信号(K進のデジタル信号)を線
62を介して4ビットのデータラッチ64にラッチパル
スとして供給する。
【0044】前記した2個(一般的にはM個として示さ
れる)の4ビットのデータラッチ63,64の内の一方
の4ビットのデータラッチ63には受信側に設けられて
いる4ビットの計数器(Nビットの計数器)42から伝
送路61を介して、4ビット(Nビット)の計数器の計
数値が入力されており、また、他方の4ビットのデータ
ラッチ64には受信側に設けられている4ビットの計数
器(Nビットの計数器)42から伝送路66を介して、
4ビット(Nビット)の計数器の計数値が入力されてい
る。そして、前記した4ビットのデータラッチ64は送
信側の並直列信号変換回路37から出力されたシリアル
信号形態の16進のデジタル信号(K進のデジタル信
号)の1ビットの信号が、アンド回路60と線62とを
介してラッチパルスとして与えられた時点における前記
した4ビット(Nビット)の計数器42の計数値をラッ
チして保持し、また、前記した4ビットのデータラッチ
63は送信側の並直列信号変換回路36から出力された
シリアル信号形態の16進のデジタル信号(K進のデジ
タル信号)の1ビットの信号が、アンド回路59と線6
1とを介してラッチパルスとして与えられた時点におけ
る前記した4ビット(Nビット)の計数器24の計数値
をラッチして保持する。
【0045】ところで、受信側に設けられている前記の
4ビット(Nビット)の計数器24は、それの計数の開
始の時点が、受信側の制御信号発生回路23から線30
を介して与えられているリセット信号によって定めら
れ、また、それの計数速度が受信側の制御信号発生回路
23から線31を介して与えられている計数用クロック
信号によって定められている。そして、前記した受信側
の制御信号発生回路23によって発生されるリセット信
号と、計数用クロック信号とは、送信側から既述のよう
に送信側の制御信号発生回路16→線19→発光素子2
0aと受光素子20bとからなるフォトカプラ20→伝
送路21→受信側の制御信号発生回路23の経路によっ
て受信側の制御信号発生回路23に伝送されて来た同期
信号、すなわち既述のように送受の対象にされているデ
ジタル信号の1標本化周期中に、送受の対象にされてい
るデジタル信号の1標本化周期中に、送受の対象にされ
ている1ワードが8ビット(MNビット)の2進のデジタ
ル信号毎に、送信側の直列的に接続されている2個(M
個)の並直列信号変換回路56,58から線17に送出
されるシリアル信号形態の2個(M個)の16進のデジ
タル信号(K進のデジタル信号)の伝送の開始の時点を
示す信号や、前記したシリアル信号形態の16進のデジ
タル信号(K進のデジタル信号)の伝送速度を示す信号
と、4ビット(Nビット)のデジタル信号毎の同期信号
とからなる同期信号に基づいて発生されているものであ
る。
【0046】そして、受信側の制御信号発生回路23か
ら4ビットの計数器24に供給されている前記のリセッ
ト信号は、送信側から伝送されるシリアル信号形態の1
6進のデジタル信号(K進のデジタル信号)の伝送の開
始の時点に受信側の制御信号発生回路23で発生され
て、線30を介して4ビットの計数器24に供給されて
いるものであり、また、受信側の制御信号発生回路23
から4ビットの計数器24に供給されている前記の計数
用クロック信号は、シリアル信号形態の16進のデジタ
ル信号(K進のデジタル信号)の伝送速度を示す信号と
して用いられる送信側の並直列信号変換用クロック信号
と同じ周期を有するものとして受信側の制御信号発生回
路23で発生され、それが線31を介して4ビットの計
数器24に供給されているものであるから、前記のよう
に4ビットのデータラッチ64によってラッチされた4
ビットの計数器24の計数値は送受の対象にされている
デジタル信号の信号源42より、送信側の直並列信号変
換回路3に供給された8ビット(MNビット)からなる1
ワードのデジタル信号におけるMSB側の4ビットのデ
ジタル信号と同一のビット配列を有しているNビットの
2進のデジタル信号になっており、また、前記のように
4ビットのデータラッチ63によってラッチされた4ビ
ットの計数器24の計数値は送受の対象にされているデ
ジタル信号の信号源42から送信側の直並列信号変換回
路3に供給された8ビット(MNビット)からなる1ワー
ドのデジタル信号におけるLSB側の4ビットのデジタ
ル信号と同一のビット配列を有しているNビットの2進
のデジタル信号になっていることは容易に理解できる。
【0047】前記した4ビットのデータラッチ64に保
持されている4ビットの計数器24の計数値、すなわ
ち、送信側の直並列信号変換回路2に供給された8ビッ
ト(MNビット)からなる1ワードのデジタル信号におけ
るMSB側の4ビットのデジタル信号と同一のビット配
列を有している4ビットの2進のデジタル信号と、送信
側の直並列信号変換回路3に供給された8ビット(MN
ビット)からなる1ワードのデジタル信号におけるLS
B側の4ビットのデジタル信号と同一のビット配列を有
している4ビットの2進のデジタル信号とは、受信側の
制御信号発生回路23から線106を介して受信側の並
直列信号変換回路69にロードパルスが与えられた時点
に、各4ビットのデータラッチ63,64から受信側の
並直列信号変換回路69にロードされ、次いで、受信側
の制御信号発生回路23から線106を介して受信側の
並直列信号変換回路69に供給される並直列信号変換用
クロック信号によって、シリアル信号形態の2進のデジ
タル信号として線32を介して出力端子33に送出され
る。以上の説明から明らかなように、本発明のデジタル
信号の送受装置においては1ワードがMNビットからな
る送受の対象にされる2進のデジタル信号が、最大Mビ
ットの信号として送信側から受信側に伝送され、受信側
では受信した最大Mビットのデジタル信号から1ワード
がMNビットからなる送受の対象にされた2進のデジタ
ル信号に復原できるのである。
【0048】これまでに図2を参照して説明した本発明
のデジタル信号の送受装置の実施例においては、同期信
号を送信側の制御信号発生回路16で発生し、それを受
信側の制御信号発生回路23に対して伝送するようにし
ていたが、図4に示す本発明のデジタル信号の送受装置
の実施例においては、水晶発振子37aを備えて構成さ
れている受信側の制御信号発生回路37で同期信号を発
生し、それを送信側の制御信号発生回路34に対して伝
送するようにしている点が異なるだけで、その他の構成
は既述した図2に示されているデジタル信号の送受装置
の実施例の場合と同様であり、この図4に示されている
デジタル信号の送受装置においても、図2に示されてい
るデジタル信号の送受装置について説明したデジタル信
号の送受動作と同様なデジタル信号の送受動作が行なわ
れることは容易に理解できるので、それの具体的な説明
は省略する。
【0049】本発明の実施に当り、例えば2の補数によ
る13ビットのデジタルオーディオ信号の送受を行なう
場合に、例えば最大出力信号レベル0デジベルでは4ビ
ット伝送、出力信号レベルー24デシベル以下では3ビ
ット伝送、出力信号レベルー48デシベル以下では2ビ
ット伝送、出力信号レベルー72デシベル以下では1ビ
ット伝送、無信号時には0ビット伝送を行なう、という
ようにすると、出力信号レベルが低い程、送受するビッ
ト数が少なくなるためにS/N感の向上が得られる。
【0050】
【発明の効果】以上、詳細に説明したところから明らか
なように本発明のデジタル信号の送受装置は、1ワード
がNビット(ただしNは2以上の自然数)からなる送受
の対象にされる2進のデジタル信号を信号変換回路によ
りK進(ただし、Kは2のN乗)のデジタル信号に信号
変換して得たK進のデジタル信号を、数値K−1と数値
0との検出部で検出し、検出された数値K−1と数値0
との数値を、それらの数値が1標本化周期前にも検出さ
れていたか否かを検出して、同一の数値が連続している
場合には信号を出力しないように構成されている先行デ
ータとの比較部に与えて、前記した先行データとの比較
部から出力される2ビットの情報と、前記したK進のデ
ジタル信号における数値1から数値K−2までの数値と
を、Kビットのデータラッチに保持し、前記のKビット
のデータラッチに保持されたK進のデジタル信号をシリ
アル信号として受信側に伝送するとともに、前記したシ
リアル信号形態のK進のデジタル信号の伝送の開始の時
点を示す信号と、前記したシリアル信号形態のK進のデ
ジタル信号の伝送速度を示す信号とからなる同期信号も
送信側から受信側に伝送し、前記のシリアル信号形態の
K進のデジタル信号は、受信側に設けられているNビッ
トのデータラッチにラッチパルスとして使用し、前記の
Nビットのデータラッチには、Nビットの計数器から出
力されているNビットの計数値を入力させておき、前記
のNビットの計数器の計数動作が送信側から伝送された
シリアル信号形態のK進のデジタル信号の伝送の開始の
時点を示す信号によって開始されるとともに、前記した
シリアル信号形態のK進のデジタル信号の伝送速度を示
す信号に基づいて、送信側から伝送されたシリアル信号
形態のK進のデジタル信号の伝送速度に一致して行なわ
れるようにすることにより、1ワードがNビットからな
る送受の対象にされる2進のデジタル信号を、最大1ビ
ットの信号として送信側から受信側に伝送し、受信側で
は受信した1ビットのデジタル信号から1ワードがNビ
ットからなる送受の対象にされた2進のデジタル信号に
復原でき、また1ワードがMNビット(ただし、MとN
とはともに2以上の自然数)からなる送受の対象にされ
る2進のデジタル信号におけるNビットの2進のデジタ
ル信号毎に、信号変換回路によりK進(ただし、Kは2
のN乗)のデジタル信号に信号変換して得たK進のデジ
タル信号を、数値K−1と数値0との検出部で検出し、
検出された数値K−1と数値0との数値を、それらの数
値が1標本化周期前にも検出されていたか否かを検出し
て、同一の数値が連続している場合には信号を出力しな
いように構成されている先行データとの比較部に与え
て、前記した先行データとの比較部から出力される2ビ
ットの情報と、前記したK進のデジタル信号における数
値1から数値K−2までの数値とを、M個のKビットの
データラッチに保持し、そのM個のK進のデジタル信号
をM個のKビットのデータラッチによって保持させ、そ
れを時間軸上で直列的なM個のシリアル信号として受信
側に伝送するとともに、前記した時間軸上で直列的なM
個のシリアル信号形態のK進のデジタル信号の伝送の開
始の時点を示す信号と、前記した時間軸上で直列的なM
個のシリアル信号形態のK進のデジタル信号の伝送速度
を示す信号とからなる同期信号をも送信側から受信側に
伝送し、一方、受信側にはM個のNビットのデータラッ
チを設けておき、前記のNビットのデータラッチは前記
した時間軸上で直列的なM個のシリアル信号形態のK進
のデジタル信号の対応するものがラッチパルスとして使
用されるようにし、さらに前記したM個のNビットのデ
ータラッチには、Nビットの計数器から出力されている
Nビットの計数値が選択的に入力されていて、前記のN
ビットの計数器を送信側から伝送されたシリアル信号形
態のK進のデジタル信号の伝送の開始の時点を示す信号
によって計数動作が開始さるとともに、送信側から伝送
されたシリアル信号形態のK進のデジタル信号の伝送速
度に一致して計数動作を行なわせることにより、1ワー
ドがMNビットからなる送受の対象にされる2進のデジ
タル信号が、最大Mビットの信号として送信側から受信
側に伝送され、受信側では受信したMビットのデジタル
信号から1ワードがNビットからなる送受の対象にされ
た2進のデジタル信号に復原できるから、本発明によれ
ば既述した問題点を良好に解決することができるのであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデジタル信号の送受装置の実施例を示
すブロック図である。
【図2】本発明のデジタル信号の送受装置の実施例を示
すブロック図である。
【図3】本発明のデジタル信号の送受装置の実施例を示
すブロック図である。
【図4】本発明のデジタル信号の送受装置の実施例を示
すブロック図である。
【図5】先行データとの比較部の構成例を示すブロック
図である。
【図6】従来装置のインターフェース回路である。
【符号の説明】
1,42…送受の対象にされるデジタル信号の信号源、
3…直並列信号変換回路、5…信号変換回路、8…0,
15の検出部、10…先行データとの比較部、12,4
8,49…データラッチ、15,29,56,58,6
9…並直列変換回路、16,34…送信側の制御信号発
生回路、24…計数器、23,37…送信側の制御信号
発生回路、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 25/00 H04L 7/00 H03M 7/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1ワードがNビット(ただしNは2以上
    の自然数)からなる送受の対象にされる2進のデジタル
    信号をK進(ただし、Kは2のN乗)のデジタル信号に
    信号変換する信号変換手段と、前記の信号変換手段によ
    って信号変換されたK進のデジタル信号における数値K
    −1と数値0とを検出する検出部と、前記の検出部で検
    出された数値K−1と数値0との数値について、それら
    の数値が1標本化周期前にも検出されていたか否かを検
    出して、同一の数値が連続している場合には信号を出力
    しないように構成されている先行データとの比較部と、
    前記した先行データとの比較部から出力される2ビット
    の情報と、前記した信号変換手段によって信号変換され
    たK進のデジタル信号における数値1から数値K−2ま
    での数値とを、Kビットのデータラッチに保持させる手
    段と、前記のKビットのデータラッチに保持されたK進
    のデジタル信号をシリアル信号として受信側に伝送する
    手段と、前記したシリアル信号形態のK進のデジタル信
    号の伝送の開始の時点を示す信号と、前記したシリアル
    信号形態のK進のデジタル信号の伝送速度を示す信号と
    からなる同期信号を送信側から受信側に伝送する手段と
    を送信側に設け、また、送信側から伝送されたK進のデ
    ジタル信号がラッチパルスとして与えられるNビットの
    データラッチと、前記したNビットのデータラッチにN
    ビットの計数値を入力させるNビットの計数器と、送信
    側から伝送されたシリアル信号形態のK進のデジタル信
    号の伝送の開始の時点を示す信号と、前記したシリアル
    信号形態のK進のデジタル信号の伝送速度を示す信号と
    からなる同期信号に基づいて、前記したNビットの計数
    器を送信側から伝送されたシリアル信号形態のK進のデ
    ジタル信号の伝送の開始の時点に計数動作を開始させる
    ためのリセット信号と、前記のNビットの計数器におけ
    る計数動作が、送信側から伝送されたシリアル信号形態
    のK進のデジタル信号の伝送速度に一致して行なわれる
    ようにするための計数用クロック信号やその他の信号と
    を発生させる制御信号発生手段と、前記したシリアル信
    号形態のK進のデジタル信号の伝送の開始の時点に前記
    したNビットの計数器の計数動作を開始させるととも
    に、前記のNビットの計数器における計数動作が、シリ
    アル信号形態のK進のデジタル信号の伝送速度に一致し
    て行なわれるようにする手段と、前記したNビットの計
    数器の計数値をラッチした前記のNビットのデータラッ
    チに保持されているNビットのデジタル信号を時間軸上
    で直列的に出力させる手段とを受信側に設けてなるデジ
    タル信号の送受装置。
  2. 【請求項2】 1ワードがNビット(ただしNは2以上
    の自然数)からなる送受の対象にされる2進のデジタル
    信号をK進(ただし、Kは2のN乗)のデジタル信号に
    信号変換する信号変換手段と、前記の信号変換手段によ
    って信号変換されたK進のデジタル信号における数値K
    −1と数値0とを検出する検出部と、前記の検出部で検
    出された数値K−1と数値0との数値について、それら
    の数値が1標本化周期前にも検出されていたか否かを検
    出して、同一の数値が連続している場合には信号を出力
    しないように構成されている先行データとの比較部と、
    前記した先行データとの比較部から出力される2ビット
    の情報と、前記した信号変換手段によって信号変換され
    たK進のデジタル信号における数値1から数値K−2ま
    での数値とを、Kビットのデータラッチに保持させる手
    段と、前記のKビットのデータラッチに保持されたK進
    のデジタル信号をシリアル信号として受信側に伝送する
    手段と、受信側から伝送された同期信号に基づいて1ワ
    ードがNビットからなる送受の対象にされる2進のデジ
    タル信号を得るためのタイミング信号及びシリアル信号
    形態のK進のデジタル信号の伝送の開始の時点を示す信
    号ならびにシリアル信号形態のK進のデジタル信号の伝
    送速度を示す信号やその他の信号を発生する制御信号発
    生手段とを送信側に設け、また、送信側から伝送された
    K進のデジタル信号がラッチパルスとして与えられるN
    ビットのデータラッチと、前記したNビットのデータラ
    ッチにNビットの計数値を入力させるNビットの計数器
    と、1ワードがNビットからなる送受の対象にされる2
    進のデジタル信号を得るためのタイミング信号及びシリ
    アル信号形態のK進のデジタル信号の伝送の開始の時点
    を示す信号ならびにシリアル信号形態のK進のデジタル
    信号の伝送速度を示す信号とからなる同期信号やその他
    の信号を発生する制御信号発生手段と、前記したシリア
    ル信号形態のK進のデジタル信号の伝送の開始の時点を
    示す信号と、前記したシリアル信号形態のK進のデジタ
    ル信号の伝送速度を示す信号とに基づいて、前記したN
    ビットの計数器を前記したシリアル信号形態のK進のデ
    ジタル信号の伝送の開始の時点に計数動作を開始させる
    ためのリセット信号によって前記したNビットの計数器
    の計数動作を開始させるとともに、前記のNビットの計
    数器における計数動作が、シリアル信号形態のK進のデ
    ジタル信号の伝送速度に一致して行なわれるようにする
    手段と、前記した受信側のNビットのデータラッチに保
    持されたNビットのデジタル信号を出力させる手段とを
    受信側に設けてなるデジタル信号の送受装置。
  3. 【請求項3】 1ワードがMNビット(ただしNとMと
    は共に2以上の自然数)からなる送受の対象にされる2
    進のデジタル信号におけるNビットの2進のデジタル信
    号毎にK進(ただし、Kは2のN乗)のデジタル信号に
    信号変換する信号変換手段と、前記の信号変換手段によ
    って信号変換されたM個のK進のデジタル信号における
    各K進のデジタル信号毎の数値K−1と数値0とを検出
    する検出部と、前記の検出部で検出された各K進のデジ
    タル信号毎の数値K−1と数値0との数値について、そ
    れらの数値が対応するK進のデジタル信号における1標
    本化周期前にも検出されていたか否かを検出して、同一
    の数値が連続している場合には信号を出力しないように
    構成されている先行データとの比較部と、前記した先行
    データとの比較部から出力される各K進のデジタル信号
    毎の各2ビットの情報と、前記した信号変換手段によっ
    て信号変換された各K進のデジタル信号の数値1から数
    値K−2までの数値とを、それぞれ対応するKビットの
    データラッチに保持させる手段と、前記のM個のKビッ
    トのデータラッチに保持されたK進のデジタル信号を時
    間軸上で直列的なM個のシリアル信号として受信側に伝
    送する手段と、前記した時間軸上で直列的なM個のシリ
    アル信号形態のK進のデジタル信号の伝送の開始の時点
    を示す信号と、前記した時間軸上で直列的なM個のシリ
    アル信号形態のK進のデジタル信号の伝送速度を示す信
    号とからなる同期信号を送信側から受信側に伝送する手
    段とを送信側に設け、また、送信側から伝送された時間
    軸上で直列的なM個のK進のデジタル信号がラッチパル
    スとして与えられるM個のNビットのデータラッチに対
    して、それぞれ対応するラッチパルスが供給されるよう
    にする信号切換手段と、前記したM個のNビットのデー
    タラッチに、それぞれ対応するNビットの計数値を入力
    させるNビットの計数器と、送信側から伝送された時間
    軸上で直列的なM個のシリアル信号形態のK進のデジタ
    ル信号の伝送の開始の時点を示す信号と、前記した時間
    軸上で直列的なM個のシリアル信号形態のK進のデジタ
    ル信号の伝送速度を示す信号とからなる同期信号に基づ
    いて、前記したNビットの計数器を送信側から伝送され
    た時間軸上で直列的なM個のシリアル信号形態のK進の
    デジタル信号のそれぞれの伝送の開始の時点に計数動作
    を開始させるためのリセット信号と、前記のNビットの
    計数器における計数動作が、送信側から伝送されたシリ
    アル信号形態のK進のデジタル信号の伝送速度に一致し
    て行なわれるようにするための計数用クロック信号やそ
    の他の信号とを発生させる制御信号発生手段と、前記し
    た時間軸上で直列的なM個のシリアル信号形態のK進の
    デジタル信号の伝送の開始の時点に前記したNビットの
    計数器の計数動作を開始させるとともに、前記のNビッ
    トの計数器における計数動作が、時間軸上で直列的なM
    個のシリアル信号形態のK進のデジタル信号の伝送速度
    に一致して行なわれるようにする手段と、前記したNビ
    ットの計数器の計数値を、それぞれ所定の時点にラッチ
    している前記のM個のNビットのデータラッチに保持さ
    れているNビットのデジタル信号を時間軸上で直列的に
    出力させる手段とを受信側に設けてなるデジタル信号の
    送受装置。
  4. 【請求項4】 1ワードがMNビット(ただしNとMと
    は共に2以上の自然数)からなる送受の対象にされる2
    進のデジタル信号におけるNビットの2進のデジタル信
    号毎にK進(ただし、Kは2のN乗)のデジタル信号に信
    号変換する信号変換手段と、前記の信号変換手段によっ
    て信号変換されたM個のK進のデジタル信号における各
    K進のデジタル信号毎の数値K−1と数値0とを検出す
    る検出部と、前記の検出部で検出された各K進のデジタ
    ル信号毎の数値K−1と数値0との数値について、それ
    らの数値が対応するK進のデジタル信号における1標本
    化周期前にも検出されていたか否かを検出して、同一の
    数値が連続している場合には信号を出力しないように構
    成されている先行データとの比較部と、前記した先行デ
    ータとの比較部から出力される各K進のデジタル信号毎
    の各2ビットの情報と、前記した信号変換手段によって
    信号変換された各K進のデジタル信号の数値1から数値
    K−2までの数値とを、それぞれ対応するKビットのデ
    ータラッチに保持させる手段と、前記のM個のKビット
    のデータラッチに保持されたK進のデジタル信号を時間
    軸上で直列的なM個のシリアル信号として受信側に伝送
    する手段と、受信側から伝送された同期信号に基づいて
    1ワードがMNビットからなる送受の対象にされる2進
    のデジタル信号を得るためのタイミング信号及び時間軸
    上で直列的なM個のシリアル信号形態のK進のデジタル
    信号の伝送の開始の時点を示す信号ならびに時間軸上で
    直列的なM個のシリアル信号形態のK進のデジタル信号
    の伝送速度を示す信号やその他の信号を発生する制御信
    号発生する手段とを送信側に設け、また送信側から伝送
    された時間軸上で直列的なM個のK進のデジタル信号が
    ラッチパルスとして与えられるM個のNビットのデータ
    ラッチに対してそれぞれ対応するラッチパルスが供給さ
    れるようにする信号切換手段と、前記したM個のNビッ
    トのデータラッチに、それぞれ対応するNビットのデジ
    タル信号を入力させるNビットの計数器と、1ワードが
    MNビットからなる送受の対象にされる2進のデジタル
    信号を得るためのタイミング信号及びシリアル信号形態
    のK進のデジタル信号の伝送の開始の時点を示す信号な
    らびにシリアル信号形態のK進のデジタル信号の伝送速
    度を示す信号とからなる同期信号やその他の信号を発生
    する制御信号発生手段と、前記した時間軸上で直列的な
    M個のシリアル信号形態のK進のデジタル信号の伝送の
    開始の時点を示す信号と、前記した時間軸上で直列的な
    シリアル信号形態のK進のデジタル信号の伝送速度を示
    す信号とに基づいて、前記したNビットの計数器を前記
    したシリアル信号形態のK進のデジタ前記したNビット
    の計数器の計数動作を開始させるとともに、前記のNビ
    ットの計数器における計数動作が、時間軸上で直列的な
    M個のシリアル信号形態のK進のデジタル信号の伝送速
    度に一致して行なわれるようにする手段と、前記したN
    ビットの計数器の計数値を、それぞれ所定の時点にラッ
    チしている前記のM個のNビットのデータラッチに保持
    されたNビットのデジタル信号を時間軸上で直列的に出
    力させる手段とを受信側に設けてなるデジタル信号の送
    受装置。
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