JP3049672B2 - 画像処理方法及び装置 - Google Patents

画像処理方法及び装置

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JP3049672B2
JP3049672B2 JP3345062A JP34506291A JP3049672B2 JP 3049672 B2 JP3049672 B2 JP 3049672B2 JP 3345062 A JP3345062 A JP 3345062A JP 34506291 A JP34506291 A JP 34506291A JP 3049672 B2 JP3049672 B2 JP 3049672B2
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    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T9/00Image coding
    • G06T9/20Contour coding, e.g. using detection of edges

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  • Image Analysis (AREA)
  • Image Generation (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力された画像に基づ
き輪郭データを抽出し、抽出された輪郭データを変倍
し、変倍された輪郭データに基づき画像を再生する画像
処理方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の技術は、DTP(Des
k Top Publishing)装置やワードプロ
セッサ等で用いられるデジタルフォント(書体)を製作
する際の技術として用いられてきている。
【0003】即ち、あらかじめ作図された大判の(アナ
ログ)文字をデジタルスキャナで読み取り、デジタル化
された数百画素×数百画素程度以上の大判文字のビット
マップデータを基に大まかな輪郭データを自動的に抽出
する。そして、原図の大判文字のビットマップデータと
大まかな輪郭データをディスプレイ上で見比べながら、
フォント設計者(デザイナー)が修正を加えながら最終
的なアウトライン文字を作成するという様な、アウトラ
インフォント編集・作成システムにおいて、大まかな輪
郭データを自動的に抽出するための技法として用いられ
ている。
【0004】また、一方では、例えば、48ドット×4
8ドット程度のドット数の少ないドット文字から高品質
なベクトルフォントを全自動で高速に作る手法(村山、
渡辺:自動ボトム・アップベクトル化フォント、昭和6
3年度画像電子学会全国予稿27、pp.117−12
0,1988)なども提案されている。
【0005】従来、デジタル2値画像の変倍処理に関し
ては、変倍率に応じて原画の各画素を倍率回だけくり返
して用いたり、周期的に間引いたりするSPC(Sel
ective Processing Convers
ion)法(松本、小林:ファクシミリ解像度変換にお
ける画品質評価の一検討、画像電子学会誌、Vol.1
2,No5,pp.354〜362,1983)が一般
的であった。しかし、この方法では、斜線部分が階段状
になるなどの画質に問題があるため、注目画素の周囲画
素パターン参照による平滑化(今中、瀬政、小野:ファ
クシミリ受信画像の平滑化処理による高画質化、画像電
子学会年次大会予稿No.18,1991)や原画像を
線密度の異なる変換画像面に投影し、この面内の一画素
に亘る積分値を閾値論理により二値化して変換画像の画
素の値を決定する投影法(新井、安田:ファクシミリ線
密度変換の一検討、画像電子学会誌Vol.7,No.
1,pp.11〜18,1978)等が提案されてい
る。
【0006】また、前述したが、一方で、DTP(De
sk Top Publishing:デスクトップパ
ブリッシング)分野では、デジタルフォント(書体)を
座標表現で保持しておき、所望の倍率に応じて、同座標
値を変倍した後に、ドット展開する手法が一般的となっ
てきている。
【0007】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記アウトラインフォント編集・作成システムにおけるア
ウトラインベクトル平滑化手法は、ドット数の非常に大
きな文字図形を基にベクトル化をするトップダウン方式
である。このため、1ドット巾や2ドット巾の線や、数
ドット程度の小ドットで構成される微細な点や孔など
は、輪郭が抽出されなかったり、平滑化されてしまった
りして、微細な線画像や複雑な画像のアウトラインベク
トルデータの作成には精度や画質の観点で適当でない。
また、平滑化演算にかなりの計算量を要し、安価なコン
ピュータシステムを用いたのでは、リアルタイム性が期
待できない。
【0008】一方、前記、ドット数の少ないドット文字
から高品質のベクトルフォントを全自動で高速に作る手
法は、入力として想定しているのが、既に美しく整形さ
れたドットフォントである。そのため、スキャナー等で
読み込んだ画像に生ずる、ノッチや孤立点等のノイズに
対する処理が考慮されておらず、かつ、また、1ドット
巾の微細な情報にも全て平滑化が施されてしまい、微細
な画像がつぶれてしまうという欠点があった。
【0009】しかしながら、上記、注目画素の周囲画素
パターン参照による平滑化手法では、注目画素を主走査
方向・副走査方向に対して、それぞれ2倍もしくは4倍
といった固定の倍率に対してのみしか対応できないとい
った欠点があった。また、投影法においても、有効な倍
率が1/2〜2倍に限定され、それ以外の倍率範囲に拡
張しても高画質は期待できないといった欠点があった。
【0010】ビットマップフォントからアウトラインベ
クトルを抽出して変倍された文字図形を得る方法も、入
力データをビットマップフォントに限定した手法として
展開されているため、書体情報(即ち、明朝体の文字で
あるとか、ゴシック体の文字であるとか、あるいは、カ
タカナであるとか、ひらがなであるか)等の、入力画像
の性質を与える情報を付加情報として与えられ、これを
用いることを前提としていたり、入力画像中に含まれる
ノイズ(ノッチ・孤立点等)への対処や1画素巾の微細
な情報に対応できなかったり等、一般的な2値画像に適
用するには無理があった。
【0011】本発明は、上記課題を解決するために、本
発明の目的は、入力された画像に基づき輪郭データを抽
出し、抽出された輪郭データを変倍し、変倍された輪郭
データに基づき画像を再生する際に、変倍する前にノイ
ズを除去する平滑化を行い、変倍した後に輪郭を滑らか
にする平滑化を行うことにより、効率的に高品位な変倍
画像を得ることができる画像処理方法及び装置を提供す
ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の画像処理方法は、入力された画像に基づき輪
郭データを抽出する抽出ステップと、前記抽出ステップ
により抽出された輪郭データの平滑化を行う第1平滑化
ステップと、前記第1平滑化ステップにより平滑化され
た輪郭データを変倍する変倍ステップと、前記変倍ステ
ップにより変倍された輪郭データの平滑化を行う第2平
滑化ステップと、前記第2平滑化ステップにより平滑化
された輪郭データに基づき画像を再生する再生ステップ
とを有し、前記第1平滑化ステップによる平滑化は、ノ
イズを削除するための平滑化であり、前記第2平滑化ス
テップによる平滑化は、輪郭を滑らかにするための平滑
化であることを特徴とする。また、本発明の画像処理装
置は、入力された画像に基づき輪郭データを抽出する抽
出手段と、前記抽出手段により抽出された輪郭データの
平滑化を行う第1平滑化手段と、前記第1平滑化手段に
より平滑化された輪郭データを変倍する変倍手段と、前
記変倍手段により変倍された輪郭データの平滑化を行う
第2平滑化手段と、前記第2平滑化手段により平滑化さ
れた輪郭データに基づき画像を再生する再生手段とを有
し、前記第1平滑化手段による平滑化は、ノイズを削除
するための平滑化であり、前記第2平滑化手段による平
滑化は、輪郭を滑らかにするための平滑化であることを
特徴とする。
【0013】
【実施例】図1は、本発明の特徴を最もよく表わす図面
であり、同図において、1は変倍処理を施すデジタル2
値画像を獲得し、ラスター走査形式の2値画像を出力す
る2値画像獲得手段、2はラスター走査型式の2値画像
から、粗輪郭ベクトル(平滑化、変倍処理を施す前のア
ウトラインベクトル)を抽出するアウトライン抽出手
段、3は粗輪郭ベクトルデータをベクトルデータ形態で
平滑化及び変倍処理を行なうアウトライン平滑・変倍手
段、4はアウトラインベクトルデータからそのデータの
表現する2値画像を、ラスター走査型式の2値画像デー
タとして再生する2値画像再生手段、5はラスター走査
型の2値画像データを表示したり、ハードコピーをとっ
たり、あるいは、通信路等へ出力したりする2値画像出
力手段である。
【0014】1の2値画像獲得手段は、例えば、イメー
ジリーダーで、画像を読みとり、2値化して、ラスター
走査形式で出力する公知のラスター走査型2値画像出力
装置で構成される。2のアウトライン抽出手段は、例え
ば、本出願人により先に出願された(特願平2−281
958,1990年10月22日出願)に記載の装置で
構成される。図2は、1の2値画像獲得手段から出力さ
れるラスター走査型の2値画像データの走査形態を示し
ており、かつ、2のアウトライン抽出手段が入力とする
ラスター走査型の2値画像データの走査形態をも示して
おり、かくの如きの形式で、1の2値画像獲得手段によ
り出力される2値画像データを2のアウトライン抽出手
段は入力する。図2において、101は、ラスター走査
中の2値画像のある画素を示しており、102は、この
画素101の近傍8画素を含めた9画素領域を表わして
いる。先に述べた、特願平2−281958記載のアウ
トライン抽出手段は、注目画素をラスター走査順に移動
させ、各注目画素に対し、102に示す9画素領域にお
ける各画素の状態(白画素かもしくは黒画素か)に応じ
て、注目画素と注目画素の近隣画素の間に存在する輪郭
辺ベクトル(水平ベクトルもしくは垂直ベクトル)を検
出し、輪郭辺ベクトルが存在する場合には、その辺ベク
トルの始点座標と向きのデータを抽出して、それら辺ベ
クトル間の接続関係を更新しながら、粗輪郭ベクトルを
抽出していくものである。図3に、注目画素と注目画素
の近隣画素間の輪郭辺ベクトルの抽出状態の一例を示し
た。同図において、△印は垂直ベクトルの始点を表わ
し、○印は水平ベクトルの始点を表わしている。図4
に、該アウトライン抽出手段によって抽出された、粗輪
郭ベクトルループの例を示している。ここで、格子でく
ぎられる各升目は、入力画像の画素位置を示し、空白の
升目は、白画素を意味し、点模様で埋められた丸印は黒
画素を意味している。図3と同様に、△印は、垂直ベク
トルの始点を表わし、○印は水平ベクトルの始点を表わ
している。図4の例でわかる様に、該アウトライン抽出
手段では、黒画素の連結する領域を、水平ベクトルと垂
直ベクトルが交互に連続する粗輪郭ベクトルループとし
て抽出し、該ベクトルの進む向きに向かって右側が黒画
素領域となる様にベクトルを抽出する。
【0015】また、各粗輪郭ベクトルの始点は、入力画
像の各画素の中間位置として抽出され、原画中の一画素
巾の線部分も、有意な巾をもった粗輪郭ループとして抽
出される。この様に抽出された粗輪郭ベクトルループ群
は、図5に示す様なデータ形式で図1のアウトライン抽
出手段2より出力される。即ち、画像中より抽出された
総粗輪郭ループ数aと、第1輪郭ループから第a輪郭ル
ープまでの各粗輪郭ループデータ群からなり、各粗輪郭
ループデータは、粗輪郭ループ内に存在する輪郭辺ベク
トルの始点の総数(輪郭辺ベクトルの総数とも考えるこ
とごができる)とループを構成している順番に各輪郭辺
ベクトルの始点座標(x座標値、y座標値)の値(水平
ベクトルの始点及び垂直ベクトルの始点が交互に並ぶ)
の列より構成されている。
【0016】次に、図1の3で示されるアウトライン平
滑・変倍手段は、図1の2で示される前記アウトライン
抽出手段より出力される粗輪郭ベクトルデータを入力
し、その平滑化及び、所望の倍率への変倍処理を、アウ
トラインベクトルデータ(座標値)の形態上で実施す
る。図6に、アウトライン平滑・変倍手段のさらに詳し
い構成を示す。図6において、31は変倍の倍率設定手
段、32は第一平滑化及び変倍手段であり、31の変倍
の倍率設定手段により設定した倍率で、入力した粗輪郭
データを平滑化及び変倍処理する。処理結果を33の第
二平滑化手段で、更に平滑化を行ない最終出力とする。
【0017】倍率設定手段31は、あらかじめディップ
スイッチやダイヤルスイッチ等で設定されている固定値
を、第一平滑化・変倍手段に渡すものでもよいし、何か
外部よりI/F(インターフェース)を介して提供され
る等の形式をとってもよく、入力として与えられる画像
サイズに対し、主走査(横)方向、副走査(縦)方向、
独立にそれぞれ何倍にするかの情報を与える手段であ
る。
【0018】第一平滑化・変倍手段32は、倍率設定手
段31より倍率情報を得て、平滑化・変倍処理を行な
う。
【0019】図7に、アウトライン平滑・変倍手段を実
現するハードウェア構成例を示す。図7において、71
はCPU、72はメモリディスク装置、73はディスク
I/O、74はROM、75はI/Oポート、76はR
AM(ランダムアクセスメモリ)、77は上記の各ブロ
ックを接続するバスである。
【0020】図2のアウトライン抽出手段の出力は、図
5に示すデータ形式でディスク72にファイルとして、
粗輪郭ベクトルデータを与える。
【0021】CPU71は、図8に与えられる手順で、
動作し、アウトライン平滑・変倍の処理を実行する。C
PU71は、S1でディスクI/O73を経由して、デ
ィスク72に与えられている粗輪郭データを読み出し
て、ワーキングメモリ領域76に読み込む。次に、S2
において、第一平滑化及び変倍処理を行なう。
【0022】第一平滑化処理は、粗輪郭データの各閉ル
ープ単位で行なわれる。各粗輪郭データの各輪郭辺(水
平ベクトル、もしくは、垂直ベクトル)ベクトルに順次
着目してゆき、各着目輪郭辺ベクトルに対し、それぞれ
その前後のベクトル高々3本まで(即ち、着目辺に前に
3本、着目辺自体、それに着目辺の後に3本の合計、高
々7本までの辺ベクトル)の互いに連続する辺ベクトル
の長さと向きの組み合わせによってパターンを分けて、
それぞれの場合に対して、着目辺に対する第一平滑化結
果となる第一平滑化後の輪郭点を定義してゆく。そし
て、第一平滑化後の輪郭点の座標値及びその輪郭点が角
の点なのか否かを示す付加情報(以下、角点情報と称
す)を出力する。ここで、角の点と判定された第一平滑
化後輪郭点は、後の第二平滑化によっては平滑化されな
い点となり、角の点と判定されなかった第一平滑化後の
輪郭点は、後の第二平滑化によって、さらに平滑化され
ることになる。図9に、この様子即ち、着目粗輪郭辺ベ
クトルDiと着目粗輪郭辺ベクトルの前の3本の辺ベク
トル、Di−1、Di−2、Di−3及び、着目粗輪郭
辺ベクトルの後の3本の辺ベクトルDi+1、Di+
2、Di+3の様子と、着目辺Diに対して定義される
第一平滑化後の輪郭点の様子を示している。
【0023】ただし、前述のアウトライン抽出手段から
の出力で、一つの粗輪郭ループは、最少4本の辺ベクト
ルで定義されることがある。この様に、一つの粗輪郭ル
ープが、7本未満の辺ベクトルで構成されている様な場
合には、着目辺の前の辺ベクトルと後の辺ベクトルが事
実上同じベクトルとなる場合がある。即ち、4ベクトル
で、1ループが構成される場合は、着目辺ベクトルをD
iとする先の例に従って表現すると、Di−3とDi+
1、Di−2とDi+2、Di−1とDi+3が事実上
同一辺となるし、6ベクトルで1ループが構成される場
合は、Di−3とDi+2、Di−2とDi+3が事実
上同一辺となる。
【0024】また、一つの粗輪郭ループが4本の辺ベク
トルで構成されている場合は、各注目辺に対し、輪郭点
を定義してゆくのではなく、粗輪郭ループに対して、第
一平滑化後の輪郭点データを定義するルールも存在す
る。
【0025】次に、以下に、第一平滑化の着目辺とその
前後高々3本づつの辺ベクトルの長さと向きのパターン
及び、その各パターンでの着目辺に対する出力となる第
一平滑化後の輪郭点の定義のしかたを説明する。
【0026】入力となる粗輪郭データは、前記、図5に
説明した形態で与えられている。ここで、各輪郭ループ
において、そのループ内に含まれる輪郭点(輪郭辺ベク
トルの始点)数をnとした時、第1点を始点として第2
点を終点とする輪郭辺ベクトルを第1辺ベクトル、第2
点を始点として第3点を終点とする輪郭辺ベクトルを第
2辺ベクトル、第i点(ただし、i<n)を始点として
第i+1点を終点とする輪郭辺ベクトルを第i辺、第n
点(同輪郭ループ中の最終点)を始点として、第1点を
終点とする輪郭辺ベクトルを第n辺として定義する。先
に説明した様に、輪郭ループは、垂直辺ベクトルと水平
ベクトルが交互に連結しており、必ず偶数の辺ベクトル
で構成されている。
【0027】垂直辺ベクトルは、始点座標と終点座標の
x座標値が等しいため、終点のy座標値から始点のy座
標値を引いて(減算して)、その結果の値(差)をもっ
て、その垂直辺ベクトルの長さと向き(合わせて、辺デ
ータと称する)を定義する。即ち、差の絶対値をもって
長さと称し、差が負の時は上向き、正の時は下向きと考
えるものとする。向きに関しては、アウトライン抽出部
において、y座標(副走査方向)を上から下に向かう向
きを正方向にとっていることに基因している。
【0028】水平辺ベクトルは、始点座標と終点座標の
y座標値が等しいため、終点のx座標値から始点のx座
標値を引いて(減算して)、その結果の値(差)をもっ
て、その水平辺ベクトルの長さと向き(合わせて、辺デ
ータと称する)を定義する。即ち、差の絶対値をもって
長さとし、差が負の時は左向き、正の時は右向きとす
る。向きに関しては、アウトライン抽出部において、x
座標(主走査方向)を、左から右に向かう向きを正方向
にとっていることに基因している。
【0029】図10は、粗輪郭ループが、4本の辺ベク
トルより構成され、かつ、各ベクトルの向きが右回りに
連結しており、4本の辺ベクトルの長さが全て1の場合
を示している。この場合には、このループ全体を削除す
るという規則を示している。この条件が成立しているか
否かをチェックするには、注目する粗輪郭ループ中の総
点数が4であって、最初の水平ベクトルの辺データが1
なら直後の垂直ベクトルの辺データも1、最初の水平ベ
クトルの辺データが−1なら直後の垂直ベクトルの辺デ
ータも−1であるか否かを調べればよい。この条件が成
立するなら図10の状態にあり、そうでなければ図10
の状態ではない。この規則は、イメージリーダーで読み
とられたデータを2値化して得られる2値画像に特有の
ノイズの一種である、孤立点を除去する働きをする。
【0030】図11は、5本の連続する辺ベクトルが、
該5本の辺ベクトルの中心の辺ベクトルの長さ(即ち、
辺データの絶対値)が1である時、この中心の辺ベクト
ルの直前の辺データと、直後の辺データが、それぞれ1
と−1であるか、あるいは−1と1であって、かつ、該
中心ベクトルの2本前のベクトル及び2本後のベクトル
が共に向きが中心ベクトルと同じ向きであって、長さが
共に3以上である場合を示している。この場合には、該
5本の連続する辺ベクトルのうちの中心の辺ベクトル及
びその前後の辺ベクトルの、合わせて3本の辺ベクトル
に対しては、第一平滑化後の輪郭点を定義しない。この
規則は、イメージリーダーで読みとられたデータを2値
化して得られる2値画像に特有のノイズの一種である1
ドットノッチを除去する働きをする。この条件が成立し
ているか否かは、3本の連続する辺ベクトルのそれぞれ
において、注目する辺ベクトルとその周囲の辺ベクトル
に関しての辺データの組み合わせのパターンを検出する
ことで実現できる。即ち、1ドットノッチの中心となる
辺エッジ(図11でいう、110及び115)と、1ド
ットノッチの中心の直前の辺エッジ(図11でいう、1
13及び118)と1ドットノッチの中心の直後の辺エ
ッジ(図11でいう、111及び116)に対して、そ
れぞれ、それらを注目辺ベクトルとし、その周辺の辺ベ
クトルに関して辺データの組合せパターンを次の様に定
義する。1ドットノッチの中心の直前の辺エッジを注目
辺ベクトルとするパターンは、注目辺の長さが1で、注
目辺の直後の辺の長さが1、注目辺の直前の辺の長さが
3以上で、注目辺の直前の辺と直後の辺の向きが等し
く、かつ、注目辺の2辺後の辺ベクトルの長さが1で注
目ベクトルと反対の向きである場合で、この場合には、
注目辺、即ち、1ドットノッチの中心の直前の辺エッジ
には、第一平滑化後の輪郭点を定義しない。1ドットノ
ッチの中心の辺エッジを注目辺ベクトルとするパターン
は、注目辺の長さが1で、注目辺の直前及び直後の辺ベ
クトルの長さが共に1で向きが互いに反対(辺データの
符号が異なる)で、注目辺の2辺前及び2辺後の辺ベク
トルの長さが共に3以上で向きが共に注目辺の向きに等
しい場合で、この場合には、注目辺、即ち、1ドットノ
ッチの中心の辺エッジには、第一平滑化後の輪郭点を定
義しない。1ドットノッチの中心の直後の辺エッジを注
目辺ベクトルとするパターンは、注目辺の長さが1で、
注目辺の直前の辺の長さが1,注目辺の直後の長さが3
以上で、注目辺の直前の辺と直後の辺の向きが等しく、
かつ、注目辺の2辺前の辺ベクトルの長さが1で向きは
注目ベクトルと反対の向きである場合で、この場合は、
注目辺、即ち、1ドットノッチの中心の直後の辺エッジ
には、第一平滑化後の輪郭点を定義しない。図11は、
注目辺が、右向き水平ベクトルの場合のみを示している
が、上述の規則は、注目辺が左向き水平ベクトルの場
合、上向き垂直ベクトルの場合、及び、下向き垂直ベク
トルの場合を全て含包している。
【0031】図12は、7本の連続する辺ベクトルが、
該7本の辺ベクトルの長さが全て1で、注目ベクトル
(120)と、注目ベクトルの2本前(125)及び2
本後(122)のベクトルは同じ向きで、かつ、注目ベ
クトルの直前(124)と直後(121)及び3本前
(126)と3本後(123)のベクトルは、向きが交
互に反対向きとなっている場合を示している。この場合
には、注目する辺ベクトルとその周囲の辺ベクトルを上
記に沿って検出すればよい。注目辺ベクトルに対して、
注目辺ベクトルが水平ベクトルの場合は、x座標値が注
目辺ベクトルの中点と同じ値をもち、y座標値は、注目
辺ベクトルの直前のベクトルの中点と同じ値をもつ点を
もって、第一平滑化後の点を定義し、注目辺ベクトルが
垂直ベクトルの場合は、x座標値が、注目辺ベクトルの
直前のベクトルの中点と同じ値をもち、y座標値は注目
辺ベクトルの中点と同じ値をもつ点をもって第一平滑化
後の点を定義する。この点は、角の点ではない輪郭点
(以降、単に非角点と称す)とする。図12は、注目辺
が右向き水平ベクトルの場合を示しているが、前述の規
則は、注目辺が、左向き水平ベクトルの場合、上向き垂
直ベクトルの場合、及び下向き垂直ベクトルの場合を含
んでいる。この規則は、イメージリーダーで読みとられ
たデータを2値化して得られる2値画像に特有のノイズ
の一種である連続ノッチ(1画素おきに発生するギザギ
ザ)を除去する働きをする。
【0032】図13は、3本の連続する辺ベクトルのう
ち、注目ベクトルの長さが1で、かつ、その前後のベク
トルの長さは共に3以上、かつ、向きは互いに反対向き
となっている場合を示し、この条件を検出すればよい。
注目辺ベクトルの始点及び終点を共に角の点である輪郭
点(以降、単に角点と称す)として、そのままの座標値
で第一平滑化後の点を定義する。図13は、注目辺が右
向き水平ベクトルの場合を示しているが、前述の規則は
注目辺が左向き水平ベクトルの場合、上向き垂直ベクト
ルの場合、及び、下向き垂直ベクトルの場合を含んでい
る。この規則は、イメージリーダーで読みとられたデー
タを2値化して得られる2値画像に特有の細線突起及
び、細線陥没を保持する効果を有する。
【0033】図14は、粗輪郭ループが、4本の辺ベク
トルより構成され、かつ、各ベクトルの向きが左回りに
連結している場合を示している。この条件が成立してい
るか否かをチェックするには、注目する粗輪郭ループ中
の総点数が4であって、最初の水平ベクトルの辺データ
符号が正(右向き)なら、直後の垂直ベクトルの辺デー
タ符号は負(上向き)、最初の水平ベクトルの辺データ
符号が負(左向き)なら、直後の垂直ベクトルの辺デー
タの符号は正(下向き)、即ち、最初の水平ベクトルの
辺データの符号とその直後の垂直ベクトルの辺データの
符号が異なることを調べればよい。この条件が成立する
場合は、ループ中の4点全てを角点として、そのままの
座標値で第一平滑化後の点を定義する。この規則は、イ
メージリーダーで読みとられたデータを2値化して得ら
れる2値画像によく生じる微細な白孔を保存する効果を
有する。
【0034】図15〜図18は、連続する5本の粗輪郭
ベクトルの中心の辺ベクトルを注目ベクトルとした時、
注目ベクトルの長さが3以上で、かつ、注目ベクトルの
直前のベクトルと直後のベクトルの向きが等しく(辺デ
ータの符号が等しく)、長さが共に1である場合の各場
合を示している。図15は、加えて、注目辺ベクトルの
2辺前のベクトルと2辺後のベクトルが共に注目ベクト
ルと同じ向きである場合を示している。この場合には、
注目辺ベクトルの中点の座標値をもって、第一平滑化後
の点を定義し、この点は輪郭点とする。図16は、加え
て、注目辺ベクトル(Diとする)の2辺前のベクトル
(Di−2)は注目辺ベクトルと逆向きで、注目辺ベク
トルの2辺後のベクトル(Di+2)は注目ベクトルと
同じ向きである場合を示している。この場合は、注目辺
ベクトルの始点をそのままの座標値で角点として、ま
た、注目辺ベクトルの中点の座標値をもって輪郭点とし
て第一平滑化後の点を定義する。図17は、加えて、注
目辺ベクトル(Diとする)の2辺前のベクトル(Di
−2)は、注目辺ベクトルと同じ向きで、注目辺ベクト
ルの2辺後のベクトル(Di+2)は、注目辺ベクトル
と逆向きである場合を示している。この場合は、注目辺
ベクトルの中点の座標値をもって輪郭点として、注目辺
ベクトルの終点の座標値をもって角点として第一平滑化
後の点を定義する。図18は、加えて、注目辺ベクトル
(Diとする)の2辺前のベクトル(Di−2)と2辺
後のベクトル(Di+2)が、共に注目ベクトルと逆向
きである場合を示している。この場合には、注目辺ベク
トルの始点と終点を共にそのままの座標値で角点として
第一平滑化後の点を定義する。図15〜図18は、注目
する辺ベクトルとその周囲の辺ベクトルを上記に沿って
検出すればよい。ここで、図15は傾斜のゆるやかな斜
線部をより滑らかに平滑化する効果を有し、図16、図
17は、斜線と微細な凹凸部との接点付近において、斜
線部はより滑らかに平滑化し、かつ、凹凸部は保存させ
る効果を有し、図18は、図形の微細な凹凸部を保存さ
せる効果を有する。また、図15〜図18は、全て、注
目辺ベクトルが右向きで、かつ、その前後のベクトルが
共に上向きの場合を示しているが、前述の規則は、注目
辺ベクトルが右向きで、かつ、その前後のベクトルが共
に下向きに場合や、注目辺ベクトルが左向きで、その前
後のベクトルが共に下向きの場合、注目辺ベクトルが左
向きで、その前後のベクトルが共に上向きの場合、注目
辺ベクトルが上向きで、その前後のベクトルが共に右向
きや共に左向きの場合、及び、注目辺ベクトルが下向き
で、その前後の辺ベクトルが共に右向きや、共に左向き
の場合を全て含んでいる。
【0035】図19及び図20は、注目辺ベクトルの長
さが2以上で、かつ、注目辺ベクトルの前後のベクトル
のうちの一方の長さが1で、もう一方のベクトルの長さ
が2以上の場合(ただし、注目辺ベクトルの長さが2で
かつ、注目辺ベクトルの前後のベクトルのうちの少なく
とも一辺の長さが2である場合は除く)を示している。
図19は、注目辺ベクトルの直前の辺ベクトル長さが1
で、直後の辺ベクトルの長さが2以上の場合を示してお
り、この場合、さらに、注目辺ベクトルの2辺前の辺ベ
クトルの長さが注目辺ベクトルの長さより短い場合に
は、注目辺ベクトルの始点から終点に向かって、2辺前
の辺ベクトルの長さ分だけ離れた注目辺ベクトル上の位
置の座標値をもった輪郭点を定義し、かつ、注目辺ベク
トルと、注目辺ベクトルの2辺前の辺ベクトルの長さに
よらず、注目辺ベクトルの終点の座標値をもって角点を
定義し、これらをもって第一平滑化後の点とする。図2
0は、注目辺ベクトルの直前の辺ベクトルの長さが2以
上で、直後の辺ベクトルの長さが1の場合を示してい
る。この場合、注目辺ベクトルの始点の座標値をもって
角点を定義し、さらに、注目辺ベクトルの2辺後の辺ベ
クトルの長さより注目辺ベクトルの長さより短い場合に
は、注目辺ベクトルの終点から始点に向かって、2辺後
の辺ベクトルの長さ分だけ離れた注目辺ベクトル上の位
置をもった輪郭点を定義し、これらをもって第一平滑化
後の点とする。図19及び図20は、注目辺ベクトルと
その周囲の辺ベクトルを上記に沿って検出すればよい。
また、これらは共に、斜線と角部との境付近において、
斜線部はより滑らかに平滑化し、かつ、角部は保存させ
る効果を有する。
【0036】図21は、注目辺ベクトルの長さが3以上
で、かつ、その直前及び直後の辺ベクトルが共に2以上
の場合を示している。この場合、注目辺ベクトルの始点
の座標値及び終点の座標値の両方をもって、それぞれ角
点を定義し、これらをもって第一平滑化後の点とする。
図21は、注目する辺ベクトルとその周囲の辺ベクトル
を上記に沿って検出すればよい。この規則は、角部を保
存させる効果を有する。
【0037】図19〜図21もまた、注目辺ベクトルの
向きは、一つの場合のみを表現してあるが、上述の規則
は、左、右、上、下の各向きの場合を全て含んでいる。
【0038】図22は、注目辺ベクトルの長さが1で、
かつ、既に説明した場合のいずれにも該当しない場合を
示している。この場合、注目辺ベクトルの中点の座標値
をもって輪郭点とし、第一平滑化後の点を定義する。こ
の規則は、斜線部を平滑化する効果を有する。
【0039】図23は、注目辺ベクトルの長さが2で、
かつ、注目辺ベクトルの直前もしくは直後の辺ベクトル
の少なくとも一方の長さが2の場合を示している。この
場合、注目辺ベクトルの中点の座標値をもって輪郭点を
定義し、第一平滑化後の点を定義する。この規則は、斜
線部を平滑化する効果を有する。
【0040】図22及び図23もまた、注目辺ベクトル
が右向きの場合を示しているが、上記規則は、左、右、
上、下の各向きの場合を全て含んでいる。
【0041】図24は、注目辺ベクトルの長さが3以上
で、かつ、その直前と直後の辺ベクトルの長さが共に1
で向きが互いに異なる場合で、注目辺ベクトルの2辺後
及び2辺前の辺ベクトルの長さの和が、注目辺ベクトル
より短い場合を示している。この場合、注目辺ベクトル
の始点から終点に向かって注目辺ベクトルの2辺前の辺
ベクトルの長さだけ注目辺ベクトルに沿って移動した点
の座標値をもって輪郭点とし、また、注目辺ベクトルの
終点から始点に向かって注目辺ベクトルの2辺後の辺ベ
クトルの長さだけ注目辺ベクトル上を移動した点の座標
値をもって輪郭点とする。この2つの輪郭点をもって、
第一平滑化後の点を定義する。この規則は、滑らかな曲
線部を平滑化する効果を有する。図24は、注目辺ベク
トルが上向きで、かつ、直前の辺ベクトルが右向き、直
後の辺ベクトルが左向きの場合を示してあるが、上記規
則は、これに限らず、注目辺ベクトルが、上、下、左、
右の全ての場合で、その直前直後の辺長が共に1で向き
が互いに異なる場合を全て含んでいる。
【0042】以上、図10〜図24で説明した各規則の
いずれにも該当しない場合には、注目辺ベクトルの中点
の座標値をもって輪郭点とし、第一平滑化後の点を定義
する。
【0043】図8S2における第一平滑化のCPU71
による動作を図25〜図31を用いて説明する。図25
は、第一平滑化の処理の大きな流れを説明している。図
8のS2において、第一平滑化のルーチンがコールされ
ると、図25のフローで示される処理が実行される。S
21では、図8のS1でワーキングメモリ領域76に読
み込まれた粗輪郭データに対する処理動作に要する、図
示しないデータポイント、データテーブル、カウンタ領
域をワーキング領域76に確保し、初期化する。また、
倍率設定手段31を介して、主走査方向及び副走査方向
独立に所望の倍率を得る。S22では、未処理のループ
数データとして、粗輪郭データ内の画像中の総輪郭線数
を処理動作用のテンポラリー領域にコピーし、保持す
る。S23では、未処理のループ数データが0か否かを
判定し、0の場合には、第一平滑化の一連の処理を終え
て、図8のフローへ戻る。0でない場合には、S24へ
進む。S24では、処理を受けるべき粗輪郭ループデー
タの、ワーキングメモリ領域76におけるデータ領域の
先頭アドレスをもって、当該粗輪郭ループ上の各粗輪郭
データに対する一連の第一平滑化処理を行なう。この処
理内容は、おって図26を用いて詳述する。尚、処理を
受けるべき粗輪郭ループデータのワーキングメモリ領域
76におけるデータ領域の先頭アドレス(データの領域
ポインタに保持される)は、最初は、S21において、
第一輪郭のデータの先頭アドレスに初期化されるもので
ある。S24の処理を終えると、S25へ進む。S25
では、未処理のループ数データを1減じる。S26で
は、S24に処理した粗輪郭ループの次の粗輪郭ループ
のデータ領域の先頭アドレスを、処理を受けるべき粗輪
郭データ領域の先頭アドレスとしてデータ領域ポインタ
を更新する。この更新は、S24において直前に処理し
た粗輪郭ループのデータ領域の先頭アドレスに、直前に
処理した粗輪郭ループ内に存在していた粗輪郭点数分の
データ量を加えることで、容易に求めることができる。
S26の処理をおえると、S23へ戻り、同様の処理を
くり返すものである。
【0044】次に、図26を用いて、図25のS24に
おける1ループ内処理に関する説明をする。図26のフ
ローは、図25のS24においてコールされることによ
って処理が開始される。S31では、データ領域ポイン
タにて指される領域にある粗輪郭ループの粗輪郭点の総
数が4か否かを判定し、4の場合にはS32へ進み、4
でない場合にはS36へ進む。S32では、当該、4点
よりなる粗輪郭ループが左まわりループであるか否かを
判定する。即ち、最初の水平ベクトルの辺データをDi
とした時、Di<0なら、Di+1>0であるか、ある
いは、Di>0ならDi+1<0であれば左回りループ
であり、そうでなければ右回りループである。左回りル
ープであればS33へ進み、そうでなければS34へ進
む。S33は、粗輪郭ループが4点の粗輪郭点であり、
かつ、該粗輪郭ループが左回りループの場合であるの
で、前述の図14の場合に該当するので、該4点の粗輪
郭点を全て角点として出力する。また、詳述は省略する
が、角点か非角点かの区別は、座標値データとは別に、
付加データ領域をRAM領域76上に確保し、座標値デ
ータ領域の取り扱いと全く同様に、ポインタを用いて管
理されている。各輪郭点(角点及び非角点の両方を含
む)に対して、それぞれ付加データの領域が連続メモリ
領域として確保されている。S33の処理を終えると、
当該粗輪郭ループ処理を終えたとして、図25のルーチ
ンへ戻る。
【0045】S34では、4点の粗輪郭点より成る右回
りループの各辺データ長が全て1か否かを判定してい
る。即ち、最初の辺データDiが、Di=1又は、Di
=−1で、かつ、Di+1=1又は、Di+1=−1で
あるか否かを判定している。この条件が成立していれ
ば、各辺データ長が1であると判定し、S35へ進み、
そうでなければ、S36へ進む。S35は、4点の粗輪
郭点でなる右回りループで各辺データ長が1である場
合、即ち、図10で説明した孤立点の場合に該当する。
この場合は、該粗輪郭ループ上の全粗輪郭点をループ毎
全て削除する。S35の処理を終えると、当該ループの
処理を終えたとして、図25のルーチンに戻る。
【0046】図36では、以降、粗輪郭ループ内の各輪
郭辺データに対して処理を行なうのに要する、初期化を
行なう。即ち、粗輪郭ループ内に存在する各粗輪郭点間
の辺データを一ループ分全て生成する。また、ループ内
データを順に処理するためのポインタ及びレジスタ類を
初期化してS37に進み、以降、各辺に注目して一辺毎
に処理を進めていく。S37では、当該ループ内の全て
のエッジに対しての処理を終えたか否かを判断し、終え
ていれば、当該粗輪郭ループ処理を終えたとして図25
のルーチンへ戻る。終えていなければ、S38へ進む。
全エッジが終了したか否かは、前記S36において、ル
ープ内の輪郭点数を未処理のエッジ数として、処理動作
用のテンポラリー領域にコピーし、保持する。以降一辺
の処理が終わるたびに、該処理動作用のテンポラリー領
域にある未処理のエッジ数を一づつ減じてゆき、S37
では、この未処理のエッジ数が0であるか否か判定す
る。
【0047】S38では、S36で作成された辺ベクト
ルの辺データと、その時点で注目する辺ベクトルの辺デ
ータの格納されている領域のアドレスを与えるポインタ
と、注目する辺ベクトルの始点及び終点の座標値の格納
されている領域のアドレスを与えるポインタを動作に用
いる。これらのポインタ類は、S36にて初期化され、
以降、一辺の処理が終るたびに一辺分のデータ領域分だ
けポインタに保持されるアドレスを更新して用いる。図
27に、S36で作成される辺ベクトルの辺データ領域
の様子を示した。各辺データは、輪郭点列の互いに連続
する輪郭点の座標値間の差をもって算出される。即ち、
水平ベクトルは、終点のx座標値から始点のx座標値を
減じることにより、また、垂直ベクトルは、終点のy座
標値から始点のy座標値を減じることにより作成され
る。辺データは、元の粗輪郭点の並びの順に、水平ベク
トル、垂直ベクトルが交互に、アドレスが昇順なり降順
なりに連続するメモリ領域に格納されている。S38で
の処理内容の詳細は、図28〜図31を用いて追ってま
た別途説明を加える。S39では、先に説明した、辺デ
ータ及び座標値データのメモリ領域へのポインタを次の
データ領域を参照できる様に更新し、かつ、また、未処
理のエッジ数データを1減じるものである。S39の処
理を終えると、S37に戻り、同様の処理をくり返す。
【0048】次に、図28〜図31を用いて、一辺の辺
ベクトルに対する平滑化処理の説明を行なう。図28の
フローは、図26のS38においてコールされることに
よって処理が開始される。S21では、注目辺ベクトル
の辺データが1か否かを判断し、辺データが1の場合
は、S53へ進み相応の処理をし、そうでない場合には
S52へ進む。S52では、注目辺ベクトルの辺データ
が−1か否かを判断し、辺データが−1の場合には、S
55へ進み相応の処理をし、そうでない場合には、S5
4へ進み相応の処理をする。S53では、注目辺ベクト
ルの辺データが1即ち、ベクトル長が1で、かつ、向き
が、右向き、もしくは下向きの場合の処理を行なう。そ
の内容を図29に示し、追って詳述する。S54では、
注目辺ベクトルのベクトル長が2以上の場合の処理を行
なう。その内容を図31に示し、追って詳述する。S5
5では、注目辺ベクトルの辺データが−1、即ち、ベク
トル長が1で、かつ、向きが左向き、もしくは、上向き
の場合の処理を行なう。その内容を図30に示し、追っ
て詳述する。以上S53、S54、S55の各処理(の
いずれか)を終えると、注目辺ベクトル一辺に対する平
滑化を終えたものとして、図26の処理に戻る。
【0049】図29を用いて、図28のS53の処理の
内容を説明する。
【0050】図29のフローは、図28のS53におい
てコールされることによって処理が開始される。S10
1では、注目ベクトルの直前のベクトルの辺データ(以
降、直前辺データと称する)が3以上か否かを判定す
る。3以上であれば、S103へ進み、そうでなけれ
ば、S102へ進む。S102では、直前辺データが−
3以下か否かを判定する。−3以下であれば、S105
へ進み、そうでなければ、S110へ進む。S103で
は注目ベクトルの直後のベクトルの辺データ(以降、次
辺データと称する)が−3以下か否かを判定する。−3
以下の場合には、S108以降へ進む。S108以降
は、前記図13に示した場合の処理に相当する。S10
4では、直後辺データが1か否かを判定し、1の場合は
S107へ進み、そうでない場合は、S125へ進む。
S125以下は、図22に示した場合の処理に相当す
る。S105では、次辺データが3以上か否かを判定
し、3以上の場合は、S108へ進み、そうでない場合
には、S106へ進む。S106では、次辺データが−
1か否かを判定し、−1の場合は、S107へ進み、そ
うでない場合にはS125へ進む。S107では、注目
ベクトルの次の次のベクトルの辺データ(以降、次々辺
データと称する)が、注目辺データの符号を逆転した値
と等しいか否かを判定し、等しい場合には、注目ベクト
ルは、前記図11に説明した辺ベクトル118に相等す
る場合であると判断され、この注目辺ベクトルには、平
滑化後の点を定義せずにそのまま、図28のルーチンに
復帰する。S108では、注目辺の始点座標をもって角
点とし、注目辺ベクトルの第一平滑化後の輪郭点を定義
する。この処理の内容は、図32を用いて追って説明す
る。S109では、注目辺の終点座標をもって角点と
し、注目辺ベクトルの第一平滑化後の輪郭点を定義す
る。この処理の内容は、図33を用いて追って説明す
る。S110では、次辺データが3以上か否かを判定
し、3以上であればS114へ、そうでなければ、S1
11へ進む。S111では、次辺データが−3以下か否
かを判定し、−3以下であればS112へ、そうでなけ
れば、S115へ進む。S112では、前辺データが−
1か否かを判定し、−1であれば、S113へ進み、そ
うでなければS125へ進む。S113では、注目ベク
トルの前の前のベクトル辺データ(以降、前々辺データ
と称する)が、注目辺データの符号を逆転した値と等し
いか否かを判定し、等しい場合には、注目ベクトルは、
前記図11に説明した辺ベクトルの111に相当する場
合であると判断され、この注目辺ベクトルには、平滑化
後の点を定義せずに、そのまま図28のルーチンに復帰
する。S114では、前辺データが1か否か判定し、1
の場合にはS125へ進み、そうでなければ、S113
へ進む。S115では、次辺データが1か否かを判定
し、1の場合には、S117へ進み、そうでなければS
116へ進む。S116では、次辺データが−1か否か
を判定し、−1の場合はS117に進み、そうでなけれ
ばS125へ進む。S117では、次辺データが前辺デ
ータの符号を逆転した値と等しいか否かを判定し、等し
い場合には、S118へ進み、そうでない場合にはS1
25へ進む。S118では前々辺データが3以上か否か
を判定し、3以上であれば、S124へ進み、そうでな
ければ、S119へ進む。S119では、前々辺データ
が注目辺データと等しいか否かを判定し、等しい場合に
はS120へ進み、そうでない場合にはS125へ進
む。S120では、次々辺データが注目辺データと等し
いか否かを判定し、等しい場合にはS121へ進み、そ
うでない場合にはS125へ進む。S121では、前々
辺ベクトルの前のベクトル(以降、三前辺ベクトルと称
する)の辺データ(以降、三前辺データ)が次辺ベクト
ルと等しいか否かを判定し、等しい場合にはS122へ
進み、そうでない場合には、S125へ進む。S122
では、次々辺ベクトルの次のベクトル(以降、三次辺ベ
クトルと称する)の辺データ(以降、三次辺データと称
する)が、前辺データと等しいか否かを判定し、等しい
場合は、S123へ進み、そうでない場合は、S125
へ進む。S123では、注目ベクトルが前記図12に示
した辺ベクトル120に相当する場合に該当し、連続ノ
ッチの除去処理を行ない、その後図28のルーチンへ復
帰する。S123の処理内容は、図35を用いて追って
説明する。S124では次々辺データが3以上か否かを
判定し、3以上の場合には、注目ベクトルは前記図11
に説明した、110や115のベクトルに相当する場合
であると判断され、この注目辺ベクトルには、平滑化後
の点を定義せずに、そのまま図28のルーチンに復帰す
る。S125は、図22に示した場合の処理に相当し、
その処理内容は、図34を用いて追って説明を加える。
以上、注目辺データが1である場合の処理を図29を用
いて説明した。
【0051】次に、注目辺データが−1である場合の処
理を図30のフローチャートで示す。図30のフロー
は、図28のS55においてコールされることによって
処理が開始される。図30のフローは、図29のフロー
と同様の構造をしている。図29の各処理ステップのス
テップ番号の100番台をそのまま200番台のステッ
プ番号に、十の位以下をそのまま保存して表記してあ
る。図30のフローは図29のフローに比べて、S21
8とS224が、S118とS124の不等号の向きが
反対になっている点が異なるのみで、他は全く同様であ
る。これは、注目辺データの符号が異なることに起因し
ており、チェックしている辺パターンは全く同様であ
る。このため、フローの内容説明は、図29のフローの
説明をもって兼ねるものとし、詳述は省略する。
【0052】注目辺ベクトルの長さが2以上の場合の処
理を図31のフローチャートで示す。図31のフロー
は、図28のS54においてコールされることによって
処理が開始される。S301では、注目辺データが2か
否かを判定し、2の場合は、S303へ進み、そうでな
ければS302へ進む。S302では、注目辺データが
−2か否かを判定し、−2の場合はS303へ進み、そ
うでなければ、S307へ進む。S303では、前辺デ
ータが2か否かを判定し、2の場合はS333へ進み、
そうでない場合はS304へ進む。S304では、前辺
データが−2か否かを判定し、−2の場合は、S333
へ進み、そうでない場合はS305へ進む。S305で
は、次辺データが2か否かを判定し、2の場合はS33
3へ進み、そうでない場合は、S306へ進む。S30
6では、次辺データが−2か否かを判定し、−2の場合
にはS333へ進み、そうでない場合には、S307へ
進む。S307では、前辺データが1か否かを判定し、
1の場合はS313へ進み、そうでない場合は、S30
8へ進む。S308では、前辺データが−1か否かを判
定し、−1の場合にはS313へ進み、そうでない場合
にはS309へ進む。S309では、次辺データが1か
否かを判定し、1の場合にはS331へ進み、そうでな
い場合にはS310に進む。S310では次辺データが
−1か否かを判定し、−1の場合にはS331へ進み、
そうでない場合にはS311へ進む。S311では、注
目辺データが3以上か否かを判定し、3以上の場合はS
329へ進み、そうでない場合には、S312へ進む。
S312では注目辺データが−3以下か否かを判定し、
−3以下の場合には、S329へ進み、そうでない場合
には、S328へ進む。S313では、次辺データが2
以上か否かを判定し、2以上の場合には、S324へ進
む。そうでない場合には、S314では、次辺データが
−2以下か否かを判定し、−2以下の場合はS324へ
進み、そうでない場合には、S315へ進む。S315
では、次辺データが前辺データの符号を反転した値に等
しいか否かを判定し、等しい場合には、S316へ進
み、そうでない場合にはS317へ進む。S316で
は、注目辺ベクトル長が、前々辺ベクトル長と次々辺ベ
クトル長の和より大きいか否かを判定し、大きい場合に
は、S326へ進み、そうでない場合には、S328へ
進む。S317では、前々辺データと注目辺データの符
号が等しいか否かを判定し、符号が等しい場合には、S
318へ進み、そうでない場合には、S321へ進む。
S318には図15もしくは、図17で説明した規則に
該当し、注目辺ベクトルが同図のDiで示されるベクト
ルに相当している。S318では、注目辺ベクトルの中
点をもって第一平滑化後の輪郭点を定義する。この処理
の内容は、図32を用いて追って説明する。S319で
は、次々辺データと注目辺データの符号が等しいか否か
を判定し、符号が等しい場合には、図15で説明した規
則に該当し、元のルーチンに復帰する。等しくない場合
には、図17で説明した規則に該当し、S320へ進
む。S320では、終点を角点として第一平滑化後の輪
郭点として定義して、元のルーチンに復帰する。終点角
処理の内容は、追って図33を用いて説明を追加する。
S321では、図16もしくは図18で説明した規則に
該当し、注目辺ベクトルが同図のDiで示されるベクト
ルに相当する場合の処理となる。始点を角点として第一
平滑化後の輪郭点として定義する。始点角処理の内容
は、追って図32を用いて説明を追加する。そして、S
322へ進む。S322では、次々辺データと注目辺デ
ータの符号が等しいか否かを判定し、等しい場合には、
図16で説明した規則に該当し、S323へ進む。等し
くない場合には、図18で説明した規則に該当し、S3
20へ進む。S323では、注目辺ベクトルの中点をも
って、第一平滑化後の輪郭点を定義した後、元のルーチ
ンへ復帰する。S324及びS325には、図19で説
明した規則に該当し、同図のDiで示したベクトルに相
当する場合に手順が進んでくる。S324では、注目辺
ベクトルの始点から終点へ向けて、前々辺ベクトル長分
移動した点を第一平滑化後の輪郭点として定義し、S3
25では、注目辺ベクトルの終点を角点として第一平滑
化後の輪郭点として定義した後、元のルーチンへ復帰す
る。S324の処理の内容は、追って図36を用いて説
明を加える。S325の処理の内容は追って図33を用
いて説明を加える。S326及びS327には、図24
に説明した規則に該当し、同図のDiで示したベクトル
に相当する場合に手順が進んでくる。S326は、S3
24と同様の処理である。S327は、注目辺の終点か
ら始点に向けて、次々辺ベクトル長分戻った点を第一平
滑化後の輪郭点として定義する。S327の処理の内容
は、追って図37を用いて説明を加える。S327の処
理を終えると元のルーチンに戻る。S328には、図1
0〜図24で説明したいずれの規則にも該当しない場合
に処理が進んでくる。S328では、追って図34を用
いて説明を加える中点処理を行なった後に元のルーチン
に戻る。
【0053】S329及びS330には、図21に説明
した規則に該当し、同図のDiで示したベクトルに注目
ベクトルが相当する場合に手順が進んでくる。S329
では、追って図32で説明を追加する始点角処理を行な
い、S330では、追って図33で説明を追加する終点
角処理を行った後に元のルーチンへ戻る。S331及び
S332には、注目辺ベクトルが図20で説明した規則
に該当する場合に手順が進んでくる。S331では、追
って図32で説明を加える始点角処理を行ない、S33
2では、追って図37を用いて説明を加える次々辺中割
処理を行った後に元のルーチンへ戻る。S333には、
注目辺ベクトルが図23に説明した規則に該当する場合
に手順が進んでくる。S333では、追って図34で説
明を加える中点処理を行った後に元のルーチンへ戻る。
以上、注目辺ベクトルの長さが2以上の場合の処理を説
明した。
【0054】図32を用いて、始点角処理を説明する。
S401では、注目辺ベクトルの始点座標値(x座標値
及びy座標値)を、それぞれ、あらかじめ、倍率設定手
段31を介して得られる指定倍率倍(但し、主走査、副
走査独立)した座標値を算出する。S402では、S4
01で算出した座標値が直前に定義された座標値(x座
標値とy座標値の両方)と等しいか否かを判定し、等し
い場合には、同位置は既に輪郭点として定義済であるの
で、そのまま、元のルーチンに復帰する。等しくない場
合には、S403へ進む。S403では、算出した座標
値をワーキングメモリ領域76に確保される第一平滑化
後の輪郭点座標データの記憶領域に登録する。S404
では、同じく付加データ領域に角点である旨のデータを
登録する。これらデータ領域は十分な大きさをもった連
続領域として確保されており、ポインタで管理されてい
る。S405では、輪郭点座標データの記憶領域及び、
付加データ領域の両ポインタを次データ用の記憶位置に
するため、1データ分だけその保持するアドレス値を増
やしておく。図25のS21において同じくワーキング
メモリ領域に、処理中に登録されている第一平滑化後の
輪郭点数を保持するデータ領域が粗輪郭ループ数分あら
かじめ確保されてかつ、全て、0に初期化されている。
このデータ領域に、対象としている粗輪郭ループに対し
てのその時点での処理済輪郭点数を保持する領域があ
る。S406では、該当するループに対するこの処理済
輪郭点数データを一だけ増加させる。S406におい
て、その処理を終えると、元のルーチンへ戻る。
【0055】図33を用いて、終点角処理を説明する。
図33のフローは図32フローと同様の構造をしてい
る。図32の各処理ステップのステップ番号の400番
台をそのまま500番台のステップ番号に、十の位以下
をそのまま保存して表記してある。図33のフローは、
図32のフローに比べてS501が、S401の始点を
終点として処理する点が異なり、他は全く同様であるの
で、この説明の詳細は省略する。
【0056】図34を用いて中点処理を説明する。図3
4のフローも図32のフローと同様の構造をしている。
図32の各処理ステップのステップ番号の400番台を
そのまま600番台のステップ番号に、十の位以下をそ
のまま保存して表記してある。図34のフローは図32
のフローに比べて、S601とS604が、それぞれS
401とS404とは異なっており、他は全く同様であ
るので、S601とS604を説明して、他のステップ
説明は省く。S601では、注目ベクトルの始点と終点
の中点をもって、その指定倍率倍を計算する。S604
では、非角点として角点情報テーブルにデータを登録す
るものである。
【0057】図35を用いて、連続ノッチ除去処理を説
明する。S701では、前ベクトルの始点と終点の中点
座標を算出する。S702では、次ベクトルの始点と終
点の中点座標を算出する。S703では、S701及び
S702で求めた座標値から、その中点座標を算出す
る。S704〜S707は、S603〜S606と同様
である。
【0058】図36を用いて、前々辺中割処理を説明す
る。S801では、注目辺ベクトル長が、前々辺ベクト
ル長より大きいか否かを判断し、大きい場合には、S8
02へ進み、そうでない場合にはそのまま元のルーチン
に復帰する。S802では、注目ベクトルの始点から終
点に向って前々辺の長さ分離れた点の座標値を求める。
S803では、S802で求めた値の指定倍率倍の値を
計算する。S804〜S807は、S603〜S606
と同様である。
【0059】図37を用いて、後々辺中割処理を説明す
る。S901では、注目辺ベクトル長が、次々辺ベクト
ル長より大きいか否かを判断し、大きい場合には、S9
02へ進み、そうでない場合には、そのまま元のルーチ
ンに復帰する。S902では、注目ベクトルの終点から
始点に向かって、次々辺の長さ分戻った点の座標値を計
算する。S903〜S907は、S803〜807と同
様である。
【0060】以上、第一平滑化の処理内容を説明した。
第一平滑化後のデータは、RAM領域76上に保持され
ている。かくして、S2の処理を終えて、CPU72
は、S3の第二平滑化の処理を行なう。第二平滑化は、
第一平滑化後のデータを入力とする。即ち、閉ループ
数、各閉ループ毎の輪郭点数、各閉ループ毎の第一平滑
化済の輪郭点の座標値データ列、及び、各閉ループ毎の
第一平滑化済の輪郭点の付加情報データ列を入力して、
第二平滑化後の輪郭点データを出力する。第二平滑化後
の輪郭データは、図38に示す様に、閉ループ数、各閉
ループ毎の輪郭点数テーブル、各閉ループ毎の第二平滑
化済の輪郭点の座標値データ列より構成される。
【0061】以下、図39を用いて、第二平滑化を説明
する。第二平滑化は、第一平滑化同様、輪郭ループ単位
に処理され、かつ各輪郭ループ内においては、各輪郭点
毎に処理が進められる。
【0062】各輪郭点について、注目している輪郭点が
角点である場合は、入力した輪郭点座標値そのものをも
って、その注目輪郭点に対する第二平滑化済の輪郭点座
標データとする。注目している輪郭点が非角点である場
合は、前後の輪郭点座標値と、注目する輪郭点の座標値
との加重平均により求まる値をもって、注目している輪
郭点に対する第二平滑化済の輪郭点座標値とする。即
ち、非角点である注目入力輪郭点をPi(xi、yi)と
し、Piの入力輪郭ループにおける直前の輪郭点をPi-1
(xi-1、yi-1)、直後の輪郭点をPi+1(xi+1、y
i+1)、Piに対する第二平滑化済の輪郭点をQ
i(xi′、yi′)とすると、
【0063】
【外1】 として算出する。ここで、
【0064】
【外2】 である。
【0065】図39において、P0、P1、P2、P3、P
4は、入力である第一平滑化済の連続する輪郭点列の一
部であり、P0及びP4は角点、P1、P2及びP3は非角
点である。この時の処理結果が、それぞれ、Q0、Q1
2、Q3、Q4で示されている。P0及びP4は角点であ
るから、それらの座標値が、そのまま、それぞれQ0
びQ4の座標値となり、Q1は、P0、P1、P2から式
に従って算出した値を座標値としてもつ。同様に、Q2
及びQ3は、それぞれ、P1、P2、P3からと、P2
3、P4から式に従って算出した値を座標値としても
つ。
【0066】かくの如き処理を、CPU71は、RAM
領域76上にある第一平滑化済の輪郭データに対して施
してゆく。第1ループから順に、第2ループ、第3ルー
プと、ループ毎に処理を進め、全てのループに対して処
理が終了することにより、第二平滑化の処理を終了す
る。毎ループの処理内では、第1点から順に第2点、第
3点と処理を進め、全ての該当ループ内の輪郭点に対し
ての式に示した処理を終えると、当該ループの処理を
終え、次のループに処理を進めてゆく。尚、当該ループ
内にL個の輪郭点が存在する場合、第1点の前の点とは
第L点のことであり、又、第L点の後の点とは第1点の
ことである。以上、第二平滑化では、入力とする第一平
滑化済輪郭データと同じ、総ループ数をもち、かつ、各
ループ上の輪郭点数は変わらず、同数の輪郭点データが
生成される。CPU72は、以上の結果をRAM領域7
6もしくは、Disc装置72上に図38に示した形態
で出力し、第二平滑化S3の処理を終了する。
【0067】次に、CPU71は、S4へ進み、第二平
滑化の結果得られたデータを、I/O75を介して、2
値画像再生手段4へ転送して、図8に示したその一連の
処理を終える。
【0068】2値画像再生手段4は、例えば、本出願人
により先に出願された特許願(特願平3−17209
8)に記載の装置で構成できる。該装置によれば、I/
Oを介して転送された第二平滑化済の輪郭データを元
に、該輪郭データにより表現されるベクトル図形により
囲まれる領域を塗りつぶして生成される2値画像をラス
ター走査型式で出力することができる。また、同特許願
に記載されている如く、ビデオプリンタ等の2値画像出
力手段を用いて可視化するものである。
【0069】(実施例2)前記実施例の説明において、
アウトラインの変倍処理は、第一平滑化処理を行ないな
がら、同時に実施する様に行なっていたが、第二平滑化
の処理を行ないながら変倍処理を行ない、第一平滑化を
行なっている際には実施しない様にしてもよい。また、
第一平滑化が済んでしまった後に、変倍処理のみを行な
い、変倍処理が全ての輪郭データに対して終了した後
に、第二平滑化を行なう様に構成してももちろんよい。
変倍処理は、倍率設定手段より得られる倍率で、変倍処
理前の輪郭データを倍率倍することにより容易に得るこ
とができる。また、変倍処理は、第二平滑化を終了した
後に行っても、もちろん良い。
【0070】(実施例3)前記実施例において、第二平
滑化時の重み係数ki-1、ki、ki+1に関しては、
【0071】
【外3】 として説明したが、これに限るものではなく、例えば、
【0072】
【外4】 等にとっても、もちろん良い。
【0073】(実施例4)前記実施例において、図12
で説明した連続ノッチ除去の処理パターンにおいて、同
図で説明する状態に該当する場合には、この時の注目辺
に対しては、第一平滑化後の点を定義しない様にしても
よい。この場合には、さらに処理速度を向上することが
可能となる。前記実施例の説明において、図29の処理
11のフローにおけるステップS123の処理、及び、
図30の処理12のフローにおけるステップS223の
処理では、何もせずに、そのまま次のステップへ進む様
にすれば、この規則が実現される。
【0074】(実施例5)前記実施例において、2値画
像再生手段は、本出願人により、先に出願された特許願
(特願平3−172097もしくは、特願平3−172
099)に記載の装置を用いて構成することも可能であ
る。
【0075】(実施例6)前記実施例の説明において、
2値画像出力手段は、ビデオプリンタとして説明した
が、これに限るものではなく、たとえば、ディスプレイ
装置であったり、あるいは、外部通信路への送信手段で
あってもよい。
【0076】(実施例7)前記実施例の説明における2
値画像獲得手段は、外部通信路からの受信手段であって
もよい。
【0077】以上説明したように、本実施例によれば、
2値画像からアウトラインベクトルを抽出し、該抽出し
たアウトラインベクトル表現の状態で平滑化及び変倍処
理し、該平滑化及び変倍処理されたアウトラインベクト
ルから、2値画像を再生成することにより、主走査方向
及び副走査方向に独立に、任意の倍率に変倍した画像を
高画質に得ることができるという効果を有する。
【0078】以上、説明した様に、本実施例によれば、
注目するアウトラインベクトルと、その近傍ベクトルの
パターンに従って平滑化後のアウトラインベクトルを定
めてゆく方法をとることにより、従来例に比して演算量
をへらして高速な処理を可能とする効果を有する。か
つ、また、1ドット巾の微細な構造に対しても、ノイズ
として除去すべきか、角点として平滑化せずに構造を保
存すべきか、はたまた、平滑化を施して滑かな輪郭上の
点とすべきかの3種の規則を導入することによって、例
えば、天気図の如き線図形や、事務文書等をイメージリ
ーダー等で読み込んだ時に生ずるノイズを含んだ、か
つ、複雑な構造をもつ画像より得られる輪郭ベクトルに
も高品質なアウトラインベクトル処理を可能とする効果
を有する。
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
入力された画像に基づき輪郭データを抽出し、抽出され
た輪郭データを変倍し、変倍された輪郭データに基づき
画像を再生する際に、変倍する前にノイズを除去する平
滑化を行い、変倍した後に輪郭を滑らかにする平滑化を
行うことにより、効率的に高品位な変倍画像を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した2値画像処理装置を示す図。
【図2】ラスター走査型の2値画像からアウトラインを
抽出する様態を説明する図。
【図3】ラスター走査型の2値画像からアウトラインを
抽出する様態を説明する図。
【図4】ラスター走査型の2値画像からアウトラインを
抽出する様態を説明する図。
【図5】アウトライン抽出手段より出力されるアウトラ
インデータ形態図。
【図6】アウトライン平滑・変倍手段の機能ブロック
図。
【図7】アウトライン平滑・変倍手段のブロック構成
図。
【図8】アウトライン平滑・変倍処理の概略を示すフロ
ーチャート。
【図9】第一平滑化の処理動作を説明する図。
【図10】第一平滑化の各規則を説明する図。
【図11】第一平滑化の各規則を説明する図。
【図12】第一平滑化の各規則を説明する図。
【図13】第一平滑化の各規則を説明する図。
【図14】第一平滑化の各規則を説明する図。
【図15】第一平滑化の各規則を説明する図。
【図16】第一平滑化の各規則を説明する図。
【図17】第一平滑化の各規則を説明する図。
【図18】第一平滑化の各規則を説明する図。
【図19】第一平滑化の各規則を説明する図。
【図20】第一平滑化の各規則を説明する図。
【図21】第一平滑化の各規則を説明する図。
【図22】第一平滑化の各規則を説明する図。
【図23】第一平滑化の各規則を説明する図。
【図24】第一平滑化の各規則を説明する図。
【図25】第一平滑化の処理を示すフローチャート。
【図26】一つの粗輪郭ループに対する第一平滑化処理
の流れを示すフローチャート。
【図27】第一平滑化で用いられる辺データの形態図。
【図28】一辺の粗輪郭ベクトルに対する第一平滑化処
理の流れを、詳細に説明するフローチャート。
【図29】一辺の粗輪郭ベクトルに対する第一平滑化処
理の流れを、詳細に説明するフローチャート。
【図30】一辺の粗輪郭ベクトルに対する第一平滑化処
理の流れを、詳細に説明するフローチャート。
【図31】一辺の粗輪郭ベクトルに対する第一平滑化処
理の流れを、詳細に説明するフローチャート。
【図32】一辺の粗輪郭ベクトルに対する第一平滑化処
理の流れを、詳細に説明するフローチャート。
【図33】一辺の粗輪郭ベクトルに対する第一平滑化処
理の流れを、詳細に説明するフローチャート。
【図34】一辺の粗輪郭ベクトルに対する第一平滑化処
理の流れを、詳細に説明するフローチャート。
【図35】一辺の粗輪郭ベクトルに対する第一平滑化処
理の流れを、詳細に説明するフローチャート。
【図36】一辺の粗輪郭ベクトルに対する第一平滑化処
理の流れを、詳細に説明するフローチャート。
【図37】一辺の粗輪郭ベクトルに対する第一平滑化処
理の流れを、詳細に説明するフローチャート。
【図38】第二平滑化後の輪郭データの形態図。
【図39】第二平滑化を説明する図。
【符号の説明】
1 2値画像獲得手段 2 アウトライン抽出手段 3 アウトライン平滑・変倍手段 4 2値画像再生手段 5 2値画像出力手段 31 倍率設定手段 71 CPU 76 ワーキングメモリであるRAM 75 I/O 72 ディスク装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−260078(JP,A) 特開 平2−222264(JP,A) 特開 平3−202975(JP,A) 特開 昭53−117943(JP,A) 特開 平4−42194(JP,A) 特開 平5−35872(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 5/00 - 5/50 G06T 3/40 G09G 5/36

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された画像に基づき輪郭データを抽
    出する抽出ステップと、 前記抽出ステップにより抽出された輪郭データの平滑化
    を行う第1平滑化ステップと、 前記第1平滑化ステップにより平滑化された輪郭データ
    を変倍する変倍ステップと、 前記変倍ステップにより変倍された輪郭データの平滑化
    を行う第2平滑化ステップと、 前記第2平滑化ステップにより平滑化された輪郭データ
    に基づき画像を再生する再生ステップとを有し、 前記第1平滑化ステップによる平滑化は、ノイズを削除
    するための平滑化であり、 前記第2平滑化ステップによる平滑化は、輪郭を滑らか
    にするための平滑化であることを特徴とする画像処理方
    法。
  2. 【請求項2】 入力された画像に基づき輪郭データを抽
    出する抽出手段と、 前記抽出手段により抽出された輪郭データの平滑化を行
    う第1平滑化手段と、 前記第1平滑化手段により平滑化された輪郭データを変
    倍する変倍手段と、 前記変倍手段により変倍された輪郭データの平滑化を行
    う第2平滑化手段と、 前記第2平滑化手段により平滑化された輪郭データに基
    づき画像を再生する再生手段とを有し、 前記第1平滑化手段による平滑化は、ノイズを削除する
    ための平滑化であり、 前記第2平滑化手段による平滑化は、輪郭を滑らかにす
    るための平滑化であることを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記再生手段より再生された画像を印刷
    する印刷手段を有することを特徴とする請求項2記載の
    画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記再生手段より再生された画像を表示
    する表示手段を有することを特徴とする請求項2記載の
    画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記再生手段より再生された画像を通信
    路へ出力する出力手段を有することを特徴とする請求項
    2記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記第1平滑化手段は、4つの連結した
    ベクトルで構成され、各ベクトルの長さが1の輪郭デー
    タの平滑化を行うことを特徴とする請求項2記載の画像
    処理装置。
  7. 【請求項7】 前記第1平滑化手段は、中心ベクトルの
    長さが1で、中心ベクトルの前後のベクトルの長さが1
    で、中心ベクトルの2つ前と2つ後ろのベクトルの長さ
    が3以上である場合、中心ベクトルと中心ベクトルの前
    後のベクトルとを示す輪郭データの平滑化を行うことを
    特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記第1平滑化手段は、7つのベクトル
    の長さが1で、注目ベクトルと注目ベクトルの2つ前と
    2つ後ろのベクトルは同じ向きで、注目ベクトルの前後
    のベクトルと3つ前と3つ後ろのベクトルが交互に反対
    向きとなっている輪郭データの平滑化を行うことを特徴
    とする請求項2記載の画像処理装置。
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