JP3047684B2 - エアバッグ装置 - Google Patents

エアバッグ装置

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JP3047684B2
JP3047684B2 JP5175049A JP17504993A JP3047684B2 JP 3047684 B2 JP3047684 B2 JP 3047684B2 JP 5175049 A JP5175049 A JP 5175049A JP 17504993 A JP17504993 A JP 17504993A JP 3047684 B2 JP3047684 B2 JP 3047684B2
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retainer
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真一 渡部
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車のインストルメン
トパネルの助手席側に配置されるエアバッグ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、助手席用のエアバッグ装置とし
て、例えば1990年6月19日 本田技研工業(株)
発行 HONDA SRS AIRBAG SYSTE
M for FRONT PASSENGER に示さ
れているように、インフレータおよびバッグを収納し
て、バッグの展開ガイドを行う金属製の方形筒状のリテ
ーナプレートに多数個の穿孔を設けたものが知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】エアバッグユニットは
車両の前面衝突時に衝突センサによって作動させ、後面
衝突時には該エアバッグユニットを作動させないように
なっているが、この車両の後面衝突時に助手席乗員が反
動で頭部をエアバッグユニットのデイプロイメントドア
に打ち当てた場合でも、前述のようにリテーナプレート
に多数個の穿孔を設けてあることにより、このリテーナ
プレートが容易に塑性変形して緩衝作用し、乗員の頭部
を保護できる利点がある。
【0004】ところが、このように後面衝突時対策とし
てリテーナプレートに多数個の穿孔を設けて剛性を弱め
てあるため、車両の前面衝突時にバッグが膨張すると、
このバッグの膨張圧でリテーナプレートが前後方向およ
び車幅方向に拡径変形してしまうおそれがある。
【0005】そこで、本発明は車両の後面衝突時に乗員
が反動で頭部を打ち当ててもこれを十分に保護できるこ
とは勿論、車両の前面衝突時にリテーナプレートが拡径
変形することがないエアバッグ装置を提供するものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】インストルメントパネル
の助手席側の上面部に形成した開口部に臨んで、該イン
ストルメントパネルの内側の車体側部材に装着されたイ
ンフレータと、インフレータを囲繞してその周縁に止着
されて折畳み収納されたバッグと、インフレータおよび
バッグを収納する方形筒状のリテーナプレートと、前記
開口部を覆うデイプロイメントドアとを有するエアバッ
グ装置において、前記リテーナプレートの少なくとも後
壁と両側壁とをアッパリテーナとロアリテーナとに分割
し、アッパリテーナの下縁およびロアリテーナの上縁を
それぞれ折り返して相互に係合するフック部を形成し
て、これらフック部を上方からの外力に対して離脱可能
に係合する一方、リテーナプレートの前壁の高さ方向の
中央部分にヒンジ部を設けてある。
【0007】
【作用】車両の後面衝突時に反動で助手席乗員の頭部が
デイプロイメントドアに後斜方向から打ち当ると、この
外力によりリテーナプレートの後壁および両側壁のアッ
パリテーナとロアリテーナのフック部の係合が外れ、前
壁のヒンジ部を支点としてアッパリテーナが下方へずれ
動いて衝撃を緩和する。
【0008】車両の前面衝突時には、バッグが膨張して
もリテーナプレートの材質および板厚で十分な面剛性が
確保されていることと、特にアッパリテーナとロアリテ
ーナのフック部同志の係合部分では補強効果が得られる
ため、リテーナプレートが拡径変形することがない。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面と共に詳述す
る。
【0010】図1〜4において、1はインストルメント
パネル2の助手席側の内部に、該インストルメントパネ
ル2の上面部2aに形成した開口部3に臨んで配置した
エアバッグユニットで、インフレータ4,バッグ5,こ
れらインフレータ4とバッグ5とを収納する方形筒状の
リテーナプレート6,およびデイプロイメントドア7と
から大略構成されていて、インストルメントパネル2内
部のステアリングメンバ8に取付けられている。
【0011】バッグ5はインフレータ4を囲繞してその
周縁に止着されてリテーナプレート6内に折畳み収納さ
れていて、デイプロイメントドア7はこのリテーナプレ
ート6の上方開放部の前縁に、ヒンジブラケット7aを
介して取付けて、バッグ5の膨張時にこのヒンジブラケ
ット7aの取付部を支点として前方へ回動,展開するよ
うになっている。
【0012】デイプロイメントドア7は勿論、このよう
にリテーナプレート6の前縁に取付けるタイプの他、開
口部3の前縁に取付けるタイプのものであってもよい。
【0013】リテーナプレート6は金属パネル材からな
り、後壁と両側壁とを高さの中央部分でアッパリテーナ
9とロアリテーナ10とに分割してある一方、前壁はこ
れらアッパリテーナ9,ロアリテーナ10と別体成形し
たフロントリテーナ11として、このフロントリテーナ
11の両側縁部にアッパリテーナ9,ロアリテーナ10
の前縁部に曲折成形したフランジ部9a,10aを重合
して接合してある。
【0014】アッパリテーナ9の下縁には内側に向けて
フック部12を折り返し成形してある一方、ロアリテー
ナ10の上縁には外側に向けてフック部13を折り返し
成形して、アッパリテーナ9に上方より外力が作用する
と、フック部12がフック部13より下方に離脱し得る
ように相互に係合,連結してある。
【0015】また、フロントリテーナ11の高さ方向の
中央部分には外側に向けてビードを車幅方向に膨出形成
してヒンジ部14としてある。
【0016】このフロントリテーナ11は勿論、アッ
パ,ロアに2分割してヒンジ部材を介して連結するよう
にしてもよい。
【0017】図1中15はグローブボックスを示す。
【0018】以上の実施例構造によれば、車両の後面衝
突時に反動で助手席乗員の頭部がデイプロイメントドア
7に後斜方向から打ち当って、図1の矢印Fで示すよう
にリテーナプレート6に外力が作用すると、この外力に
よりアッパリテーナ9のフック部12がロアリテーナ1
0のフック部13に対して下方へ離脱して相互の係合が
外れ、図1の鎖線で示すようにフロントリテーナ11の
ヒンジ部14を支点としてアッパリテーナ9が下方へず
れ動く。
【0019】この結果、金属製のリテーナプレート6が
デイプロイメントドア7の下側で剛体として作用するこ
とはなく、助手席乗員の頭部に作用する衝撃を緩和して
保護することができる。
【0020】一方、車両の前面衝突時には、図外の衝突
センサの作用にもとづいてインフレータ4が作動し、イ
ンフレータ4からの発生ガスによりバッグ5が膨張する
が、この時、リテーナプレート6はその材質および板厚
で十分な面剛性が確保されていることと、特にアッパリ
テーナ9とロアリテーナ10のフック部12,13同志
の係合部分では剛性が著しく高められている一方、フロ
ントリテーナ11ではヒンジ部14を構成するビードの
形成により剛性が著しく高められていて補強効果が得ら
れるため、リテーナプレート6が拡径変形することはな
く、図1の鎖線で示すようにデイプロイメントドア7を
押し開いて、バッグ5を車室内へ適正形状に膨張,展開
させることができる。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、バッグを
展開ガイドするリテーナプレートの後壁と両側壁とをア
ッパリテーナとロアリテーナとに分割して、これらをフ
ック部を介して上方からの外力に対して離脱可能に係合
し、そして、リテーナプレートの前壁には中央部分にヒ
ンジ部を形成してあるから、車両の後面衝突時に反動で
助手席乗員の頭部がデイプロイメントドアに打ち当って
も、前記アッパリテーナがヒンジ部を支点として下方に
ずれ動いて衝撃を緩和し、乗員の頭部を確実に保護する
ことができる。
【0022】しかも、リテーナプレートには従来の如き
多数個の穿孔を施していないため、バッグ膨張時には拡
径変形することがなく適正形状に展開ガイドすることが
でき、後面衝突時における助手席乗員の頭部保護と、前
面衝突時におけるバッグの適正な展開ガイドとの両立を
図ることができるという実用上多大な効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面説明図。
【図2】同実施例のエアバッグ装置の斜視図。
【図3】図2のA範囲部の拡大図。
【図4】図2のB範囲部の拡大図。
【符号の説明】
1…エアバッグユニット 2…インストルメントパネル 3…開口部 4…インフレータ 5…バッグ 6…リテーナプレート 7…デイプロイメントドア 9…アッパリテーナ 10…ロアリテーナ 11…フロントリテーナ(前壁) 12,13…フック部 14…ヒンジ部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インストルメントパネルの助手席側の上
    面部に形成した開口部に臨んで、該インストルメントパ
    ネルの内側の車体側部材に装着されたインフレータと、
    インフレータを囲繞してその周縁に止着されて折畳み収
    納されたバッグと、インフレータおよびバッグを収納す
    る方形筒状のリテーナプレートと、前記開口部を覆うデ
    イプロイメントドアとを有するエアバッグ装置におい
    て、前記リテーナプレートの少くとも後壁と両側壁とを
    アッパリテーナとロアリテーナとに分割し、アッパリテ
    ーナの下縁およびロアリテーナの上縁をそれぞれ折り返
    して相互に係合するフック部を形成して、これらフック
    部を上方からの外力に対して離脱可能に係合する一方、
    リテーナプレートの前壁の高さ方向の中央部分にヒンジ
    部を設けたことを特徴とするエアバッグ装置。
JP5175049A 1993-07-15 1993-07-15 エアバッグ装置 Expired - Fee Related JP3047684B2 (ja)

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