JP3047591U - バルブ - Google Patents

バルブ

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JP3047591U
JP3047591U JP1997008663U JP866397U JP3047591U JP 3047591 U JP3047591 U JP 3047591U JP 1997008663 U JP1997008663 U JP 1997008663U JP 866397 U JP866397 U JP 866397U JP 3047591 U JP3047591 U JP 3047591U
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valve seat
peripheral surface
valve
valve body
outer peripheral
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JP1997008663U
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Inventor
正尋 前野
Original Assignee
神鋼パンテツク株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弁座や弁体に付着した粉体等の付着物を確実
且つ効率的に洗浄できるようにすることを課題とする。 【解決手段】 流通孔15の内周面が一端部側程縮径する
テーパ状に形成された弁座14と、該弁座14の流通孔15を
閉塞すべく前記弁座14の内周面に対応する外周面を有し
て往復動自在に設けられた弁体23とからなり、該弁体23
の外周面には閉塞時に前記弁座14の内周面に当接するシ
ールリング26,27 が軸方向に所定間隔を有して装着され
ると共に、該弁座14には前記弁体23の閉塞動作時に少な
くとも前記シールリング26,27 間に位置する弁体23の外
周面に流体を噴射させるための流体導入孔17が径方向に
貫通形成されてなることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、弁体の外周面及び弁座の内周面に付着した粉体等の付着物を良好に 除去できる洗浄機能を具備したバルブに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のバルブとしては例えば図4に示すようなものが存在する。
【0003】 即ち、この従来のバルブは濾過乾燥機に適用したものであるが、槽本体1aの下 部側面に固定されるケーシング12aと、該ケーシング12a内に設けられた弁座14 aと、該弁座14aの流通孔15aを開閉すべく油圧シリンダ30aにより往復動自在 に設けられた弁体23aとからなり、該弁体23aの前端部側には図5のようにシー ルリング26aが装着されると共に、弁体23aの後端側外周面に設けた鍔部33が当 接する弁座14aの後面にはシールリング33が装着され、しかも前記弁座14aには エア等の流体が噴射される流体導入孔17aが径方向に貫通形成されている。
【0004】 そして、油圧シリンダ30aによって弁体23aを開放すると、槽本体1aに堆積し ている製品粉体A' は回転する攪拌翼により弁座14aの流通孔15aを介してケー シング12a内に流出されて、その下面に設けたシュート13aから外部に排出され る。
【0005】 ところで、このようにして粉体A' が排出されると、弁座14aの内周面及び弁 体23aの外周面に粉体A' が付着することになるが、この状態で弁座14aの流通 孔15aが弁体23aにより閉塞されると、粉体A' の噛み込みによってシール性が 損なわれると共に、弁座14a及び弁体23aに損傷が生じてその寿命が短くなって しまう。
【0006】 従って、弁体23aの閉塞時に弁座14aの流体導入孔17aから流体を前記弁体23 aの外周面に噴射させて、該弁体23aの外周面及び弁座14aの内周面に付着した 粉体Aを除去していたのである。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の弁体23aには前端部側にのみシールリング26aが装 着されてなるため、弁座14aの外周面間との間隙幅が弁体23aの前後で相違する ことになって、流体導入孔17aからの流体が間隙幅の大きな後方側に多く流出し 、前方側への流体の流出量が不足する結果、弁体23aの外周面及び弁座14aの内 周面の前方側に付着した粉体A' を確実に除去することができないという問題点 を有していたのである。
【0008】 それ故に、本考案は上記従来の問題点を解決するためになされたものであり、 弁座や弁体に付着した粉体等の付着物を確実且つ効率的に洗浄できるようにする ことを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
即ち、上記課題を解決するために本考案が採った手段は、流通孔15の内周面が 一端部側程縮径するテーパ状に形成された弁座14と、該弁座14の流通孔15を閉塞 すべく前記弁座14の内周面に対応する外周面を有して往復動自在に設けられた弁 体23とからなり、該弁体23の外周面には閉塞時に前記弁座14の内周面に当接する シールリング26,27 が軸方向に所定間隔を有して装着されると共に、該弁座14に は前記弁体23の閉塞動作時に該弁体23の外周面に流体を噴射させるための流体導 入孔17が径方向に貫通形成されてなる点にある。
【0010】 上記構成を特徴とするバルブに於いては、弁体23が弁座14側に移動する閉塞動 作時に流体導入孔17からエア等の流体が弁体23の外周面に噴射されるが、シール リング26,27 は軸方向に所定間隔を有して弁体23の外周面に装着されているので 、かかる閉塞動作の開始時点から暫くの間は弁体23の前端部側のシールリング26 だけが弁座14の内周面と対面した状態にある。
【0011】 従って、流体は間隙幅の大きな弁体23の後端部側に多く流出することになるが 、後端部側のシールリング27が弁座14に対面した時点以降は前記間隙幅が前後で 略一致し、流体の流出量が前後で略均等になるため、付着物も前後の何れか一方 に偏ることなく略均一に飛散して除去されることとなる。
【0012】
【考案の実施の形態】
以下、本考案に係るバルブを濾過乾燥機に適用した場合の一実施形態について 図面に従って説明する。
【0013】 図1に於いて、1はベル型ハウジング形状の槽本体を示し、その内部中央には モータ2により回転駆動され且つ油圧シリンダ3により昇降可能な回転軸4aと、 該回転軸4aの下端部に設けられた複数枚の翼4bとからなる攪拌翼5が内装されて いる。
【0014】 6は槽本体1の下部開口部を閉塞するための下蓋で、その中央には濾液排出口 7が設けられており、且つ下蓋6上には濾板8を介して濾材9が配されている。 10は槽本体1の外周面に設けられたジャケットを示す。
【0015】 11は槽本体1の下部側面に取付けた粉体排出用のバルブで、図2に示すように 次のような構成からなっている。
【0016】 即ち、同図中、12は箱型のケーシングを示し、その下面にはシュート13が設け られている。14はケーシング12の一側面に取付けられた弁座で、中央に穿設した 流通孔15の内周面は一端部側程縮径するテーパ状に形成され、且つ他端に突設し た鍔部16に流体導入孔17が径方向に貫通形成された弁座本体18と、該弁座本体18 と前記ケーシング12の一側面間に介装されて弁座14の内壁面を構成する環状のプ ラグシート19とからなり、該プラグシート19の前面に図3の如く夫々形成された 環状の凹溝20にはOリング21が装着されてシールが施されており、前記弁座本体 18の一端部は槽本体1の下部側面に穿設した排出孔22に嵌入されている。尚、弁 座本体18の鍔部16には複数の流体導入孔17を設けても構わない。
【0017】 23は弁座14の流通孔15を閉塞すべく、該内周面に対応した外周面、即ち一端部 側程縮径するテーパ状の外周面を有する中空の弁体で、その前後両端側の外周面 に所定間隔を有して形成した各凹溝24,25 にはシールリング26,27 としてのOリ ングが夫々装着されると共に、他端部には前記弁座14のプラグシート19の後面に 当接する鍔部28が突設されており、前記凹溝24,25 間には図3のように凹状部29 が全周に亘って形成されている。尚、弁体23による弁座14の流通孔15の閉塞時に は、弁座14の流体導入孔17が前記シールリング26,27 間に配置されるように構成 されている。
【0018】 30はケーシング12の一側面に対向する他側面に挿通して固定された油圧シリン ダで、そのロッド31は伸縮自在なベローズ32により外嵌被覆され、且つその先端 部は弁体23の背面中央に固定されている。
【0019】 本実施形態は以上のような構成からなり、槽本体1に投入された原料スラリー は濾過,展延,洗浄,乾燥という一連の工程を経て製品粉体Aが生成されるが、 槽本体1内に堆積した粉体Aを外部に排出する場合は、次のようにして行う。
【0020】 先ず、バルブ11の油圧シリンダ30を作動させて弁体23を図2の二点鎖線で示す ように開放すると、槽本体1内で回転している攪拌翼5の翼4bにより粉体Aは弁 座14の流通孔15を介してケーシング12内に流出され、そのシュート13から落下し て外部に排出されることとなる。
【0021】 そして、このような粉体Aの排出が終了した時点で、油圧シリンダ30を作動さ せて弁座14の流通孔15を弁体23で閉塞するのであるが、この閉塞動作時に於いて 図3の如く弁座14の流体導入孔17からエアが自動噴出される。
【0022】 かかるエアは先ず前端部側のシールリング26に噴射され、該シールリング26が 通過した後には、弁体23の外周面に設けた凹状部29に流入して、該凹状部29内に 一旦溜められる状態となるため、エアは周方向に均一に流れるが、シールリング 26,27 は軸方向に所定間隔を有して弁体23の外周面に装着されているので、閉塞 動作の開始時点から暫くの間は、前方側のシールリング26のみが弁座23の内周面 と対面した状態にある。
【0023】 従って、エアは間隙幅の大きな弁体23の後端部側に多く流出することになるが 、後端部側のシールリング27が弁座14に対面した時点以降は前記間隙幅が前後で 略一致し、エアの流出量が前後で均等になるため、粉体A等の付着物も前後の何 れか一方に偏ることなく均一に飛散して除去洗浄されることとなる。
【0024】 その結果、弁体23が閉塞されても該弁体23の外周面と弁座14の内周面間に粉体 A等が噛み込むようなことはなくなり、また弁体23及び弁座14に損傷を生ぜしめ ることもなくなって、長期に亘り良好なシール性を維持できるのである。
【0025】 また、弁体23が閉塞された後、流体導入孔17からエアの圧力を上げ保持するこ とによって弁体23のシール性能を確認できる。即ち、流体導入孔17と凹状部29の エア圧を閉塞して、エア圧の変化によりシールリング26,27 からのエアの漏れを 検知することができ、該シールリング26,27 の交換時期,弁座14の洗浄時期を確 認することができるのである。このように、シール面の洗浄効果及びシール性能 の確認も可能である。
【0026】 更に、前記流体導入孔17からのエアの噴出は、弁体23の閉塞動作に連動させて 自動制御することが可能であるため、バルブ11の開閉及び洗浄も簡単に自動化が 図れて作業の簡略化に大いに寄与し得ることになる。
【0027】 また、本実施形態に係るバルブ11は全体が非常に簡易な構成からなるため、そ の製作も容易で且つ安価に行えるという実用的な利点もある。
【0028】 尚、上記実施形態に於いては、弁体23の外周面に凹状部29を設けたが、かかる 凹状部29は必ずしも設ける必要はなく、省略しても構わない。
【0029】 また、上記実施形態では、シールリング26,27 としてOリングを使用したが、 本考案は決してこれに限定されず、例えば角リング等を使用してもよい。
【0030】 更に、本考案に係るバルブ11は上記実施形態の如き濾過乾燥機だけではなく適 用可能であり、その具体的な使用用途は問わず、更に付着物も粉体だけではなく スラリー液等を洗浄除去することも勿論可能である。
【0031】 また、流体導入孔17に導入する流体は、気体以外に水等の液体であっても構わ ない。
【0032】 更に、流体導入孔17は本実施形態に於いては、弁体23の往復動方向と直角方向 に噴射するように穿設しているが、この方向に限るわけではなく、より好ましい 噴射方向は流通口15の内周面と直交する方向である。
【0033】 また、本発明に言う「弁座13の内周面に対応する弁体23の外周面」とは、必ず しもこれら内外周面の形状が完全に一致することを意味するものではない。要は 、弁体23による弁座14の閉塞時に於いて、弁体23の各シールリング26,27 が弁座 14の内周面に当接してシールされるような形状に前記内外周面が形成されれば十 分である。
【0034】
【考案の効果】
叙上のように、本考案は前後方向に所定間隔を有して弁体の外周面にシールリ ングが装着されてなるため、弁座の流体導入孔から流体が噴射される閉塞動作時 に於いて、各シールリングと弁座の内周面間の間隙幅が最終的に略一致すること になり、よって前記流体の流出量が前後で略均等になるため、前方側にのみシー ルリングを装着した従来のバルブとは異なり、弁体の外周面及び弁座の内周面に 付着した粉体等の付着物が前後の何れか一方に偏ることなく略均一に飛散して除 去洗浄される。
【0035】 その結果、弁体が閉塞されても該弁体の外周面と弁座の内周面間に粉体等が噛 み込むようなことはなくなり、また弁体及び弁座に損傷を生ぜしめることもなく なって、長期に亘り良好なシール性を維持できるという格別の効果を得るに至っ たのである。
【0036】 更に、前記流体導入孔からのエア等の噴出は、弁体の閉塞動作に連動させて自 動制御することが可能であるため、バルブの開閉及び洗浄も簡単に自動化が図れ て作業の簡略化に大いに寄与し得るという特有の効果もある。
【0037】 また、各シールリングにより弁体と弁座との良好なシール性を確保できるため に、弁体の前端部側にのみシールリングを装着していた従来のバルブに於いて、 そのシール性を確保すべく別途必要であったシール手段、即ち弁体の鍔部が当接 する弁座の後面に装着されるシールリングは不要となり、またかかるシール手段 を設けた場合に於いてシールリングを装着する凹溝の深さを浅く形成してもシー ル性は十分に維持されるので、その分だけ製作費用の軽減が図れるという効果を 奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施形態を示す濾過装置の一部断面
正面図。
【図2】バルブの一実施形態を示す一部断面正面図。
【図3】バルブの一部断面を含む要部拡大正面図。
【図4】従来例を示す濾過乾燥機の一部断面正面図。
【図5】同バルブの一部断面を含む要部拡大正面図。
【符号の説明】
14…弁座 15…流通孔 17…流体導入孔 23…弁体 26…シールリング 27…シールリング

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流通孔(15)の内周面が一端部側程縮径す
    るテーパ状に形成された弁座(14)と、該弁座(14)の流通
    孔(15)を閉塞すべく前記弁座(14)の内周面に対応する外
    周面を有して往復動自在に設けられた弁体(23)とからな
    り、該弁体(23)の外周面には閉塞時に前記弁座(14)の内
    周面に当接するシールリング(26),(27)が軸方向に所定
    間隔を有して装着されると共に、該弁座(14)には前記弁
    体(23)の閉塞動作時に該弁体(23)の外周面に流体を噴射
    させるための流体導入孔(17)が径方向に貫通形成されて
    なることを特徴とするバルブ。
JP1997008663U 1997-09-30 1997-09-30 バルブ Expired - Lifetime JP3047591U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5639732B1 (ja) * 2014-09-17 2014-12-10 兼工業株式会社 ボールタップ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5639732B1 (ja) * 2014-09-17 2014-12-10 兼工業株式会社 ボールタップ
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