JP3047043B2 - 敷 物 - Google Patents

敷 物

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JP3047043B2
JP3047043B2 JP1334197A JP33419789A JP3047043B2 JP 3047043 B2 JP3047043 B2 JP 3047043B2 JP 1334197 A JP1334197 A JP 1334197A JP 33419789 A JP33419789 A JP 33419789A JP 3047043 B2 JP3047043 B2 JP 3047043B2
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良夫 石川
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、敷物に関する。
従来の技術及びその問題点 ゴルフボールの打撃練習場においては、打たれたゴル
フボールの落下地点が緩かな斜面とされており、該斜面
に沿って転がるゴルフボールを所定位置で集球し、回収
するようになっている。
従来のゴルフボール打撃練習場は、上記斜面が硬質で
あったため、落下したボールが大きく飛び跳ね、実際の
ゴルフ場におけるプレーに近い感覚が得られなかった。
上記のゴルフボール落下時における飛び跳ねを抑制す
るため、カットパイル又はループパイルにより、緩衝性
が付与された人工芝生等の敷物を上記斜面に敷設するこ
とが考えられる。しかしながら、上記敷物は、その表面
のカットパイル又はループパイルにより、ゴルフボール
の転がり度合いを悪くし、斜面の途中で転がりを停止さ
せがちとなる。従って、上記斜面を利用した集球機能を
確保するには、該斜面の勾配を大きくしなければなら
ず、施工の手間及び費用が増大するという問題があっ
た。
一般のゴルフボール打撃練習場における上記斜面に
は、このような問題を回避するため、ニードルパンチ式
不織布等が敷設されている。しかし、上記不織布等に
は、極めて細い繊維がパンチングされているため、該繊
維は、ゴルフボール落下時における摩擦や衝撃等により
抜け易く、該繊維がボールに付着し、ゴルフボールが汚
れるという問題があった。
本発明の目的は、上記問題点を解決し、集球設備の斜
面におけるゴルフボールの飛び跳ね量を抑制することが
でき、更にゴルフボールの転がりを勾配の小さい斜面に
おいても確保することができ、しかもゴルフボールの汚
れ等を防止又は軽減し得る敷物及びその製造方法を提供
することにある。
問題点を解決するための手段 本発明の上記目的は、ゴルフボール打撃練習場におけ
るゴルフボールの落下地点に敷設する敷物であって、表
面に繊維ウェブ層を備えた基布と、該繊維ウェブ層上に
列状に植設された多数のループパイルとを備え、該ルー
プパイルは、1つのループ内に次のループを通して順次
植設していくことにより鎖状に連結されていることを特
徴とする敷物により達成される。
前記繊維ウェブ層の単糸繊度は、3デニール〜80デニ
ールであるのが好ましい。
また、本発明の上記目的は、パイル糸を保持するニー
ドルを基布の裏面から刺通されて上下動させ、ルーバー
の進退動との連係により前記パイル糸をループに形成
し、該ループ内に前記ニードルを挿通させて次のループ
パイルを形成する動作を連続的に繰返し行い、前記ルー
プが鎖状に連結されたループパイルを前記基布の表面に
形成する敷物の製造方法であって、前記基布は、その表
面に繊維ウェブ層が設けられていることを特徴とする敷
物の製造方法によっても達成される。
繊維を交絡させて形成したウェブを前記基布上に載
せ、その上からの複数箇所へのニードル刺通により、前
記ウェブの一部を前記基布の裏面側へ突出させて該ウェ
ブを前記基布に結合させ、該基布表面に前記繊維ウェブ
層を形成してもよい。
実 施 例 以下に、本発明の実施例を、添付図面を参照しつつ説
明する。
第1図及び第2図は、本発明の1実施例にかかる敷物
を示す。該敷物は、パイル糸(1)の植設に基づき基布
(2)表面に多数のループパイル(3)が形成されたも
のであり、基布(2)の表面には、繊維ウェブ層(4)
が設けられている。ループパイル(3)は、そのループ
が、基布(2)に対するパイル糸(1)の植設方向に沿
って鎖状に連結されており、隣り合う一方のループパイ
ル(3)を繊維ウェブ層(4)に押え付けると共に、他
方のループパイル(3)により該繊維ウェブ層(4)に
押え付けられた倒伏状態とされて弾性が付与され、隣り
合うループパイル(3)の抜脱を相互に妨げ得る構成と
して基布(2)に縫着されている。基布(2)裏面に
は、上記複数のループパイル(3)の抜脱を更に防止す
るため、バッキング処理が施されて樹脂層(5)が設け
られている。基布(2)上に繊維ウェブ層(4)を設け
るには、例えば繊維を交絡させて形成したウェブを基布
(2)上に載せ、その上からニードルを多数箇所に刺し
通してウェブの一部を基布(2)の裏面側へ突出させる
結合方法、即ちニードルロッキングを採用することがで
き、或いは糸で基布(2)上にウェブを縫いつける縫着
方法を採用することもできる。繊維ウェブ層(4)が設
けられた基布(2)上にパイル糸(1)を植設し、多数
のループパイル(3)を形成する。パイル糸(1)の植
設に基づき、基布(2)及び繊維ウェブ層(4)は強固
に固定されるため、これら基布(2)及びウェブ層
(4)の最初の結合は強固でなくてもよく、従って上記
の結合方法及び縫着方法の他にも適宜の方法を採用する
ことができる。ニードルロッキングに基づく結合方法を
採用する場合、基布(2)裏面側に突出したウェブに抜
脱防止用樹脂が結合するため、該基布(2)の裏面に均
一な樹脂層(5)が形成されず、また該裏面全体に塗布
されず、これにより良好な透水性能を付与でき、更に上
記樹脂の使用量を少量とすることができる。このこと
は、上記樹脂との結合性が良好でないポリプロピレン樹
脂等により作製された基布(2)である場合に、特に有
効である。
このように構成された敷物は、ゴルフボール打撃練習
場に設けられた集球設備おける斜面に敷設されて適宜固
定される。
この敷物は、その基布(2)表面が、繊維ウェブ層
(4)で覆われ、更に倒伏状態とされて弾性が付与され
た多数のループパイル(3)が形成されているため、ゴ
ルフボールの直撃による衝撃が上記のループパイル
(3)及び繊維ウェブ層(4)でやわらげられ、よって
ゴルフボールの飛び跳ねね量が抑制されるという利点が
ある。また、基布(2)に対し、繊維ウェブ層(4)を
強固に結合させる多数のループパイル(3)が該繊維ウ
ェブ層(4)上に形成されているため、該繊維ウェブ層
(4)の単繊維がゴルフボールに直接的に接触し難く、
ゴルフボール落下時における摩擦や衝撃等を受け難い。
よって、ゴルフボールの直撃による単繊維の抜脱が防止
され、該単繊維によりゴルフボールが汚れるなどという
問題を解消又は軽減することができる。更にまた、基布
(2)表面が、上記のように繊維ウェブ層(4)で覆わ
れているため、該基布(2)は、その劣化を早める直射
日光を受け難く、従って耐候性に優れるという利点もあ
る。しかも、上記したような基布(2)の良好な透水性
能に基づき、例えば雨天時における雨水を基布(2)裏
面から排水することもできる。
繊維ウェブ層(4)を形成する単糸としては、繊度3
デニール〜80デニールのものを使用するのが好ましく、
より好ましくは繊度10デニール〜60デニールである。該
単糸が3デニール未満では、相互に絡合する単糸に適度
な剛性を付与し得ず、従って上記衝撃の緩和性能を十分
なものとすることができない。また、繊度が80デニール
を超える単糸は、これを基布(2)に植設する際、及び
パイル糸(1)を基布(2)に植設する際におけるニー
ドル抵抗が大きくなり過ぎて製造が困難となり、また基
布(2)との絡みが良好となり得ず、一体感に欠けると
いう欠点がある。
ループが鎖状に連結されたループパイル(3)の作製
時においては、第3A図及び第3B図に示すルーバー(6)
を用いる。該ルーバー(6)は、上下に延びる略矩形状
の板体(61)からなり、該板体(61)の上端から幅方向
の一方の側へ延出する第1爪片(62)と、板体(61)の
上端における幅方向他方側に固定されて第1爪片(62)
側へ平行に延び該第1爪片(62)と一部が重なり合う第
2爪片(63)とを有している。該第2爪片(63)は、弾
性を有し、第3A図に示すように、その固定側において板
体(61)から離反する側へ一旦折り曲げられ、延出側に
おいてその先端部が第1爪片(62)に当接するように再
び折り曲げられている。従って、第2爪片(63)は、第
1爪片(62)との間に間隙(64)を隔てた状態とされ
る。
以下に、上記ルーバー(6)を用いた鎖状連結のルー
プパイル(3)の作製方法を説明する。
先ず、表面に繊維ウェブ層(4)が設けられた基布
(2)の裏面を上にし、パイル糸(1)が先端の孔に通
されて該パイル糸(1)を保持するニードル(7)を基
布(2)の裏面から刺通させて下方へ移動させ、基布
(2)の下側に配置されたルーバー(6)を前進回動さ
せ(第4図(a)参照)、第1及び第2爪片(62),
(63)の双方にパイル糸(1)を掛止させる(第4図
(b)参照)。つぎにニードル(7)を上方へ移動さ
せ、パイル糸(1)が両爪片(62),(63)に掛止され
た状態で基布(2)から脱抜する(第4図(c)参
照)。その後、直ぐにニードル(7)を基布(2)に刺
通させ、更に下降させてルーバー(6)の間隙(64)内
にニードル(7)を挿通させる(第4図(d)参照)。
この際、ルーバー(6)は後退回動状態にあり、更にル
ーバー(6)を後退させることにより、ニードル(7)
は、弾性を有する第2爪片(63)の先端部を押し拡げ
(第4図(e)参照)、間隙(64)内から脱出する。こ
の間隙(64)からのニードル(7)の脱出後、ルーバー
(6)を再び前進させることにより(第4図(a)参
照)、両爪片(62),(63)がニードル(7)に保持さ
れたパイル糸(1)を掛止し、第4図(b)に示した状
態となる。このように、パイル糸(1)を保持するニー
ドル(7)の上下動と、ルーバー(6)の進退動との連
係により、パイル糸(1)をループに形成し、該ループ
内にニードル(7)を挿通させて次のループパイル
(3)を形成することができる。この動作を連続的に繰
返し行うことにより、ループが鎖状に連結されたループ
パイル(3)を基布(2)の表面に形成することができ
る。
発明の効果 以上から明らかなように、本発明敷物においては、ル
ープが鎖状に連結されたループパイルの基布表面に繊維
ウェブ層が設けられているので、これら繊維ウェブ層及
びループパイルにより緩衝性が付与され、これにより集
球設備の斜面におけるゴルフボールの飛び跳ね量を抑制
することができる。更に、ループパイルのループが鎖状
に連結されているので、該ループパイルが倒伏状態とさ
れ、よってゴルフボールの転がりを勾配の小さい斜面に
おいても確保することができる。また、本発明敷物にお
いては、繊維ウェブ層上にループパイルが多数形成され
ているので、繊維ウェブ層とゴルフボールとの直接的接
触を軽減させることができ、従って繊維ウェブ層の単繊
維によるゴルフボールの汚れを防止又は軽減することが
できる。
本発明製造方法においては、繊維ウェブ層を表面に有
する基布の裏面からパイル糸を保持するニードルを刺通
させて上下動させ、ルーバーの進退動との連係によりパ
イル糸をループに形成し、該ループ内にニードルを挿通
させて次のループパイルを形成する動作を連続的に繰返
し行い、ループが鎖状に連結されたループパイルを基布
表面に形成するので、上記効果を奏する敷物を製造する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の1実施例にかかる敷物の一部を示す平
面図、第2図はその側面図、第3A図は本発明敷物の製造
方法の1実施例において使用するルーバーの1例を示す
平面図、第3B図はその正面図、第4図(a)〜(e)は
本発明敷物のループパイル形成方法を段階的に示す説明
図である。 (1)……パイル糸 (2)……基布 (3)……ループパイル (4)……繊維ウェブ層 (6)……ルーバー (7)……ニードル
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−203862(JP,A) 特開 昭63−165569(JP,A) 特開 平1−280063(JP,A) 実開 昭54−32357(JP,U) 実開 昭61−183995(JP,U) 実開 昭63−11591(JP,U) 実開 昭49−63263(JP,U) 実開 昭57−116795(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D05C 15/00 - 17/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ゴルフボール打撃練習場におけるゴルフボ
    ールの落下地点に敷設する敷物であって、表面に繊維ウ
    ェブ層を備えた基布と、該繊維ウェブ層上に列状に植設
    された多数のループパイルとを備え、該ループパイル
    は、1つのループ内に次のループを通して順次植設して
    いくことにより鎖状に連結されていることを特徴とする
    敷物。
  2. 【請求項2】前記繊維ウェブ層の単糸繊度が、3デニー
    ル〜80デニールであることを特徴とする請求項1記載の
    敷物。
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