JP3043256U - 粘着テープカッター - Google Patents

粘着テープカッター

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JP3043256U JP1996013604U JP1360496U JP3043256U JP 3043256 U JP3043256 U JP 3043256U JP 1996013604 U JP1996013604 U JP 1996013604U JP 1360496 U JP1360496 U JP 1360496U JP 3043256 U JP3043256 U JP 3043256U
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紫郎 治田
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】切り刃は本体に係止されて立て伏せが出
来、粘着テープの引き出し先端が遊離して、いつでも摘
まめる待機の位置にある。 【効果】固定された切り刃の突き出しを無くして、より
安全な形とし、粘着テープの引き出しが簡単な、使い勝
手の良いものとした。安全の度合いが向上し、粘着テー
プの切り取りの作業が簡単になる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は粘着テープの切り取り、使用の際の用具に関する。
【0002】
【従来の技術】
粘着テープには織布、不織布、紙、合成樹脂膜等、種々あって未使用の形態で はシート状であったり折り畳まれたり筒状の基体(巻き芯)に巻かれたものがあ る。上記の素材等で筒状の基体に巻かれたものは、その使用の目的が、或る作業 の簡略化を目的として発展して来たものが多く、その目的の範囲は現在も発展中 のものが多い。中でも紙、合成樹脂のテープの両面又は片面に粘着材を塗布して 、貼着を目的とするものは、用途が多岐に亙る結果、素材としても、役割として も、現代生活で重要な位置にあるのに、使用時で作業を助ける用具に適切なもの が少ない。特に使用の目的が一定でない凡用の粘着テープは優れた特性や用途が あるのに使用の作業の能率を高める用具が少ない。以下述べる事は、このうち紙 、合成樹脂材の片面に粘着材を塗布して、巻き芯に巻かれた粘着テープの切り取 り、使用に関する。
【0003】 図11は一般に粘着テープを使用する際に付属、又は設備される器具の斜視図 で、(A)は市販される粘着テープに付属して、その切り取りの用を足す最も単 純な金具で、円筒状の巻き芯に巻かれた粘着テープの周面に付設して、突出する 細かいノコギリ刃8で適宜の長さに粘着テープを切り取る用を為す。(B、C) は粘着テープに付属するか、別個に単体で市販されるもので、内部に粘着テープ を収容して、切り刃部と巻かれた粘着テープの間の取り出し口から露出する粘着 テープの断端を摘まみ持って、粘着テープを適宜の長さに見合って引き出して、 突出するノコギリ刃8で切り取る事で用を為す。(D)は(B、C)のように粘 着テープ本体を包み込む事なく、その背面は露出しているが切り刃に隣接する粘 着テープの仮り止めの部分は相接する二つのローラーがあり、粘着テープはその 間を通って切り刃に達するもので結束や封緘を連続して作業する所で使用され、 同様のより大型の据え置き型のものもある。
【0004】 以上(A、B、C、D)の用具に共通する事だが、決して鋭利とは言えないが 、ノコギリ状の刃8が固定されて突出しているもので使用の際に指先に当たる事 がある。特に(A)は金型で打ち抜いた一枚の金属板を折り曲げて出来たもので 軽便で粘着テープを切り取る為の用は一応足りるが、ノコギリ状の刃8は粘着テ ープを切り取る為に必要であっても、刃を含めて他の部分の金物の薄い板は、そ の全体がプレスで抜いて成型した際に必要なノコギリ刃以外の縁もバリが刃とな っている場合が多く、扱いが適切でないと手指に傷を負う危惧がある。又、使用 を繰り返す間に、巻かれている粘着テープの縁を傷めて微細な切り欠きを作り、 粘着テープを引き出す時に、その切り欠きから斜めに粘着テープを切り裂いてし まう事がある。又、用具を粘着テープの巻き芯に取り付ける時、粘着テープの引 き出しの向きが、どちらが適切であるのか迷う事がある。この場合、用具が引き 出す粘着テープに追随しない場合は引き出した粘着テープの切り取る長さの場所 まで用具を移動させなければならない事と粘着テープを切り取った後の新たな斷 端が用具の上に止まりにくい取り付けか、粘着テープの引き出しに追随して用具 は移動するが新たな斷端の止まり所がない取り付けとなり結果として使い始めて 後に、粘着テープを取り出す断端が、巻かれている粘着テープの背面に貼着して しまい、取り口として再び引き出すのに苦労する事がまゝある。このように斜め の切り裂きのトラブルを含めて、切り取りまでの煩雑な手順や巻かれている粘着 テープの背面に先端が貼着した状態から、断端を引き出せる状態に復元するのに 、多くの時間や労力を費やした経験は誰しも持っている事と思う。粘着テープカ ッターとしての用具はこれまでにも種々の開発があってそれぞれが一応の効果を 持つものであるが、最も単純な粘着テープに付属して使用する小型で軽便なもの は少ない。カッターを伴う粘着テープが卓上、机上にのみ置いてあると言う事な く、どこにでもさりげなくあってこそ種々の用途に対応する元となる。
【0005】 (B)の用具もノコギリ刃が突出しているものであり、その使い方によっては 指先が刃面に触れる事がある。又、ノコギリ刃に隣接する粘着テープの断端の仮 り止め部と、巻き込まれた粘着テープ部の間にある引き出し口は、その場所から 粘着テープを引き出す為に指先を入れる都合上、かなり広く開いているが、使う 頻度が多い場合を別として再使用までの間に時間が経つと、その露出面にゴミ、 ホコリが付く事が多く、粘着面の劣化が考えられる。又、その用途によっては、 貼られた透明な粘着テープを通してゴミ等が見えるのは、使用の目的によっては 好ましい事ではない。(C)は通常、卓上や作業台上に置いて、片手の指操作の みで粘着テープが切り取れるように、かなりの重さがあって据え置かれるものだ が、切り取りのノコギリ刃8が(A、B)と同じく固定されて突出したものであ り、手指に傷を負う危惧がある。又粘着テープの取り出し口は(B)と同様のも のであるから頻繁な使用の時は良いとして、保存、待機の時間が永くなると(B )の用具が持つ現象と同じ事を受け継ぐが、待機の状態では粘着テープは粘着面 を下にしているので(B)よりはゴミ、ホコリの影響を受けにくい。然し、机上 に置く場合は別として他の作業場で使用の都度、頻繁に移動とか持ち移しをする 時には、その重さ故にかえって扱い難いものとなる。又、意外と場所をとるもの となる。この(B、C)は上述のように、粘着テープの取り出し口が相応に広い ので、短い寸法の粘着テープの取り出しでは、持ち代えの為に複数回に亙って粘 着面を指で触り直す事となり、貼着の強度が落ちたり、手指の脂の汚れが着くと かで好ましくない。(D)は(B)と同じく軽便で、粘着テープの取り口として の先端も切り刃8に隣接しているので、使い易いものとなっているが切り刃の突 出は好ましいものではない。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
図11の(A)について、巻いてある粘着テープの巻き方向に対して用具の取 り付け向きを決めるか、どの方向から取り付けても所定の目的を達する事が出来 るようにする。又、(A、B、C、D)に共通する、切り刃となるノコギリ刃8 の固定された突出を無くし、安全に切り取る作業が出来るようにする。(A)の 用具で起こりがちな粘着テープの取り出し断端が巻き面に貼着して、再び取り出 すのに苦労しないように、常に断端が巻き面から離れて取り易いようにする。又 、次回使用の為に、取り出し断端を遊離させる仮止めが確実に出来るようにし、 粘着面の露出面積も少なくしてゴミ等の付着を少なくし、長時間の不使用の間も 粘着力の低下や劣化とかの虞れを少なくする。巻き芯に巻かれている粘着テープ の縁を傷付けず、切り欠きを作らず、故に斜め切れが出来難いようにする。一巻 の粘着テープの使用の終了での取り外しとか、新規の取り付けが簡単に安全に出 来るようにし、材料量も製作の工程も少なくて安価に作れるようにする。又、一 巻の粘着テープのみの使用で、その役を終わる事なく、繰り返し使用出来る耐久 性もある用具にする。以上要約すると粘着テープの取り付け向きが分かるように 仮止めの部分を作る。粘着テープの切断に必要な刃をなるべく安全なものにする 。その為に刃が立ちあがった、突き出した固定の形態にならないようにする。斜 め切れの原因となる縁の切り欠きが出来にくいようにする。粘着テープの取り出 し端が巻かれた粘着テープの面から遊離して掴まみ易いようにする。図11の( A)のような簡便な用具の場合、引き出した粘着テープに追随して用具が移動す るように使い勝手を良くして粘着テープの粘着面への手指による持ち替えの回数 を減らす事が出来るようにする。
【0007】
【課題を解決する為の手段】
本考案は以上の点を解決するため次の構成を採用する。 〈構成1〉 筒状の巻き芯に巻かれた粘着テープの末端を通過させるためのスリット状の開 口を備え、上面に粘着テープの末端の一部を貼着する仮止めと、この仮止めの両 端に連結されて、上記粘着テープと巻き芯を緩く掴んで仮止めを結束するバンド と、上記仮止めの両端付近に配置された軸受けと、上記軸受けに差し込まれて、 上記粘着テープの長手方向に直角に向いた軸と、この軸とほぼ平行に形成された 刃を持ち、上記軸を中心に上記刃を上記開口上で揺動させる抑え板とを備え、上 記粘着テープの長手方向に見た上記刃と軸との間の距離は、仮止めの同方向の幅 より広いことを特徴とするテープカッター。 〈説明〉 巻き芯とは、粘着テープを巻きつけて保持する芯のことである。スリット状の 開口は、粘着テープの末端をそのまま通過させる孔であればどんな形状でもよい 。仮止め上面には、少なくとも粘着テープの末端の粘着面の一部が貼着される。 ここで、粘着テープ末端というのは、粘着テープを巻き芯から剥がした端の部分 全体のことをいう。 バンドと仮止めは、一体化されていても別体でもよい。バンドが粘着テープと 巻き芯を緩く掴むというのは、仮止めとバンドが粘着テープと巻き芯を掴んで自 由にスライドできる状態をいう。 抑え板の形状は自由であるが、刃は軸とほぼ平行になるように形成されている 。ほぼ平行とは、刃が粘着テープを正常に切断できる程度の傾斜を許容する意味 である。刃が軸を中心に揺動するというのは、刃が軸を中心に一定の半径で回転 することをいう。この半径が仮止めの幅より広くなっている。
【0008】 〈構成2〉 上面に粘着テープの末端の一部を貼着する仮止めと、仮止め両端の延長部分に 形成されて、粘着テープの巻き芯の半径方向に長く延びる長孔と、仮止めと共に 上記粘着テープと筒状の巻き芯を掴むようにして、上記長孔を貫通し、両端を仮 止めの上面方向に曲げて、両端に軸受けを備えたバンドと、上記軸受けに差し込 まれて、上記粘着テープの長手方向に直角に向いた軸と、この軸とほぼ平行に形 成された刃を持ち、上記軸を中心に上記刃を上記開口上で揺動させる抑え板とを 備え、上記粘着テープの長手方向に見た上記刃と軸との間の距離は、仮止めの同 方向の幅より広いことを特徴とするテープカッター。 〈説明〉 抑え板の軸を支える軸受けは、バンドの両端にある。このバンドは、仮止め両 端の延長部分に設けた長孔を貫通する部分を軸として揺動したり、巻き芯の半径 方向にスライドしたりする。長孔の形状やバンドの断面形状は、この運動を妨げ ない範囲で選定される。 〈構成3〉 構成2において、仮止めには、粘着テープの末端を通過させるためのスリット 状の開口が備えられていることを特徴とするテープカッター。 〈説明〉 仮止めに構成1と同様のスリット状の開口を設けてもよい。 〈構成4〉 構成1において、バンドが巻き芯を掴む力を調節するためのバンド長調節機構 が設けられていることを特徴とするテープカッター。 〈説明〉 巻き芯に巻かれたテープの厚みが薄くなったときバンドを締めると操作性が向 上する。バンド長を調節できる機構であればその構成は任意である。
【0009】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を具体例を用いて説明する。 以下の説明で第一の具体例は構成1に対応し第二の具体例は構成2に対応する 。 (第一の具体例の構成) (概略) この考案では最も単純なものとして図1の構成を示す。図1の構成は(A)の 通り部品は二点で成り立ち、その正面図を示す。(B)は、その組み立て斜視図 となる。図1(A)の本体11の開口1はその中を粘着テープの先端が貫通する のでスリット状又は長方形で粘着テープを貫通させ易い形とする。仮止め9は開 口1に隣接して使用の為に開口1から出て待機する粘着テープの先端部分を遊離 の部分を含めて仮に貼着し、且つ粘着テープの切断の際に抑え板12と共に粘着 テープの固定の役が出来る面積とする。抑え板12は仮止め9に被接した時に両 側にある仮止め9の片側を十分に覆って仮止め9に止まって更にはみ出して遊離 する粘着テープの先端が抑え板12を立てた時に指先で摘まめる幅のある長さと し、粘着テープを切断する際に仮止め9に粘着テープを抑え付けて固定出来るよ うにする。本体11の粘着テープと巻き芯の輪を掴んで用具全体を粘着テープ本 体に連係させるバンドの部分の長さは粘着テープを引き出す時に円滑な引き出し が出来る長さとする。抑え板12に付設される粘着テープを切断する刃7は従来 一般に用いられるノコギリ刃でも、より鋭利なものでも、具体例で後述する刃で もよい。構成1では粘着テープの巻かれた基体にそれぞれ図2の(A、B、C、 D)の取り扱い概念図のように取り付けられ、適宜の長さに粘着テープを引き出 して切り取る事となる。切り刃の部分は抑え板12と共に独立したもので、軸5 、6を支点に揺動出来、使用に際して本体に固定された突起とはならず、粘着テ ープの切断の際は臥せられた状態で使われるので、指先に刃が当たって傷付ける 危惧が少ないものとなっている。そして粘着テープの断端が巻かれた粘着テープ の背面から遊離して仮止め9からはみ出しているので粘着テープの先端の摘まみ 取りが容易であり、粘着テープの引き出しに追随して用具全体が移動するので切 断の態勢が容易に出来、使用しない待機の間も先端の粘着面の露出が少ないので ゴミの付着や粘着面の劣化が起こり難いものとなっている。 (詳細) 図1の(A)は第一の具体例の正面図で二点の部品のうち、本体11はやゝ柔 軟な樹脂材を用い巻かれた粘着テープの内側を通して切り込み2の部分を1の開 口の1aの部分に差し込む。巻かれた粘着テープの先端は新たなものは粘着面の 無い折り返しとなっているが、その部分を開口1から外側に取り出し、開口に隣 接する粘着テープの仮止め9の片側の表面に、その断端が指で摘まめる分だけ、 少し長くはみ出るように貼着する。この場合、先ず粘着テープの先端を開口1を 通して仮止め9に接着してから切り込み2の部分を開口の切り込み1aに差し込 むとよい。二点の部品の残る抑え板12は金属又は硬質の材質を用い長い軸6と 本体11の軸受け4を合わせて内側から差し込み、短い軸5と軸受け3を嵌め合 わせる。この場合も本体11の切り込み2と開口1の切り込み1aの嵌め合わせ が確実なら抑え板12の軸5.6の長さは同じでもよい。抑え板12は軸受け3 、4を支点に揺動出来るものとする。これで図1の(B)の組み立て斜視図のよ うに粘着テープの使用準備が整った事になる。
【0010】 (動作)この用具の扱い方は図6の取り扱い図のように拇指以外の4指で巻き芯 を輪として掴み、拇指で抑え板12を抑えるとよい。もし巻き芯の環が小さい時 は人差し指、中指で輪を掴み拇指で抑え板12を抑える。図2は使用の時の粘着 テープと用具の状態を示すもので、図2(B)のように抑え板12を立てるよう に回転すると、粘着テープの先端が仮止め部9に貼着して巻き芯の上から離れて 浮き上がった状態を呈している。粘着テープを使いたい時は、この先端を摘まみ 取って適宜の長さに粘着テープを引き出すと巻き芯がその分だけ回転する。言い 換えると用具が巻き芯の上を引き出された粘着テープの長さだけ移動するので適 宜な切り取り長さまで用具を移動させる手間が省ける。切り取りは抑え板12を (C)のように倒し、拇指で抑えると粘着テープの粘着面が仮止め9に固定され るので粘着テープを立てて抑え板12の刃7で引いて切り取ればよい。この状態 で次の使用の時まで保存してもよいが、保存の間に用具が動いたり、粘着テープ の先端が仮止め9から外れたりホコリ、ゴミの付着が考えられる時は、(C)の 状態で更に矢印の部分を抑えるか、抑え板12を立てて遊離している断端を巻か れた粘着テープの背面に圧し付ければ粘着テープの先端は巻かれた粘着テープの 背面に貼着する。この時、粘着テープの背面から遊離した粘着材の付いた断端の 露出面は、用具の抑え板12に接する僅かな空間のみなので、ゴミ等の付着も少 なくなる。又、粘着テープの劣化が考えられても、その面積は少なくて済む。再 び使用の時は(D)のように巻き芯の内面側のバンドの部分を矢印のように押し 上げれば用具が浮き上がり断端部は巻かれた粘着テープの背面から剥がれて遊離 し、抑え板12を立てれば指先で摘まみ取れる態勢になっている。又、従来の刃 の部分は図5の(A)の正面図のノコギリ刃8のものが多いが、図5の(B)の 正面図のスクエアウェーブの刃7の形態の構成の切り刃を使った所、切り取りが 円滑に出来、且つ先の尖った鋭利な刃立ちではないので指先等を傷付ける危惧も 少なく、切られた粘着テープの断面もギザギザの感じが少なく奇麗なものとなっ た。又切断が確実に出来るように7aの断面の刃にすると、より切りよいものと なった。此の際、粘着テープの材質によっては切り取りが円滑でない場合も考え られる時は従来の図5の(A)のノコギリ刃8や、より鋭利な刃であっても固定 された突出した形態とはならず、又切り取りの時は刃は臥せられているので固定 されて立ち上がった刃より遥かに安全なものとなる。従来の粘着テープと切断の 刃の関係は構成にもよるが粘着テープの粘着面と刃が合わさる場合が多く、複数 回の切断の動作の間に刃が粘着材の一部を掻き取って滞留させる事が多く、刃面 を汚したり切れが悪くなる事になる。この粘着材の汚れ滓は切断の動作の度に粘 着テープの断端にこびり付いたりする。この用具では粘着テープと刃は必ず粘着 材の付いていない平滑面から接触するので刃に粘着材が滞留する度合いは殆ど無 い事となり断端は図5の(B)のスクエアウェーブの刃7を使えばギザギザもネ バネバやコミの少ないスッキリしたものとなる。新たに使い始めた粘着テープと 使い終わる間際の粘着テープでは巻かれた粘着テープの厚みの差で粘着テープと 巻芯を掴むバンドの部分の隙間にかなりの差が出来て用具の円滑な移動出来ない 場合があるが図8に示す正面図の本体11aのように抑え板12を係止する軸受 け4と切り込み2に代わって軸受け4a、4bと切り込み2a、2bに順次替え る事で隙間を調節し粘着テープの引き出しの際の振れやぐらつきを防ぐ事が出来 る。この場合は抑え板も図8の正面図の抑え板12aのように軸辺の形が変わる 。粘着テープとその切り取り用具では使用者の性格や使用の状態で粗雑な使用方 法でもよい場合もあるが、繊細な使用を望む場合は用具と巻き芯の拘わりは大切 な問題となる。上記の振れやぐらつきをより確実に防ぐものとして図10の(A )(B)(C)の正面図を一組とする構成では組み立てて(D)の斜視図となる もので(B)が巻き芯の内面に近接して振れやぐらつきの原因となる隙間を適度 に狭める役をする。即ち巻き芯の内面と(B)を調節板とする面は平行する形で その隙間を適度に狭める事で振れやぐらつきを防ぐ事となる。使い始めと使い終 わりではテープの巻き重なりの厚みにはかなりの幅があるので使用の状況に従っ て逐次隙間を調節出来る。同様の概念で(A1)(B1)(C)の構成もあり、 この場合は隙間を適宜に狭める調節孔の(A)に対するf、(A1)に対するf 1の調節孔の幅が異なっており、また(A)に対する調節板(B)は巻き芯の内 面に平行し、(A1)にたいする調節板(B1)は巻き芯の内面に直行して(E )の使用概念図のようになる。(A)、(A1)の調節孔f、f1と調節板(B )、(B1)の13a、13bは巻き芯の内面に近づく方向には移動出来るが通 常の使用では逆の方向には戻らないので粘着テープの引き出しや切断の動作が円 滑に出来るものとなる。又、この種の単純な用具の場合、一巻のテープの使用が 長期に亙ると巻き芯と巻かれたテープの間にずれが出来る事がある。その原因は テープを寝かせて置く事に起因すると考えられる。(C1)に示す抑え板12b では横方向に適宜に長く突き出した構造として不使用の時はこれをスタンドの脚 として粘着テープを立てて置くようにすればテープと巻き芯のずれは寝かせて置 くよりは防げる事となる。又机上、作業台の上での置くべきスペースも少なくて 済む。同じ考えで(C2)の12cの抑え板ではその一辺に懸垂の為の穴hを設 けて適宜の場所に掛けて置いてもよい。巻き芯に巻き付く形の用具ではテープの ずれはその後の使用の具合に響く元となる。
【0011】 (第一の具体例の効果)このように、この用具では巻かれた粘着テープに装着の 場合、先端の引き出す向きを考える必要がなく、どちらの向きでもよく、粘着テ ープの先端の摘まみ取りは遊離しているので容易に出来、引き出しと共に用具が 剥ぎ取りの口に移動するので切り取りの長さの為に用具を巻き芯の上で移動させ る手間が省け、切り取りでは、刃は抑え板と共に臥せられて粘着テープを仮止め に固定するので安全で確実な切り取りが出来、切り取られた粘着テープの切り口 も図5の(B)のスクエアウェーブの刃7を使えば粗くなく、手指での粘着テー プの持ち替えの回数も減るので粘着面を荒らさず、次回の使用で待機する粘着テ ープと用具が即使用の状態に保たれる作用と効果が得られる。又、従来の粘着テ ープに付属する図11の(A)のように刃を保持して巻き芯に係止する土台の部 分に金属板を使う事なく、より柔軟な樹脂材で作れば、未使用の巻かれた粘着テ ープの縁を痛める事が少ないので斜めの切り裂きも出来にくい。このように粘着 テープを仮り止めする台とそれに設けた開口とその上部で伏せ立て出来る抑え板 とそれに付する刃の構成であれば巻き芯の環に取り付けるバンドとなる係止部分 や刃の形態は上記図1のAに代わるものでもよい。先行技術として対比される実 開昭55−63342、実開昭55−63343、実開昭55−117450、 実開昭55−120642、実開昭55−125244、実開昭55−1252 45、実開昭56−3153、実開昭56−29058、実開昭56−3324 7、実開昭56−62361、実開昭56−72863、実開昭56−9605 0、実開昭57−3762、実開昭57−11155、実開昭57−18547 、実開昭57−25850、実開昭57−71157、実開昭57−71158 、実開昭57−138853、実開昭57−147864、実開昭57−184 848、実開昭58−12554、実開昭58−16739、実開昭58−64 657、実開昭58−67840、実開昭58−75255、実開昭58−99 251、実開昭58−99253、実開昭58−106347、実開昭58−1 14257、実開昭58−158054、実開昭58−158055、実開昭5 9−22255、実開昭59−57442、実開昭59−190746、実開昭 59−190747、実開昭59−195140、実開昭59−155141、 実開昭60−183760、実開昭61−21758、実開昭61−41161 、実開昭61−59256、実開昭61−110666、実開昭61−1195 55、実開昭61−139956、実開昭61−148862、実開昭61−1 76147、実開昭62−157857、実開昭62−186856、実開昭6 3−1847、実開昭63−17167、実開昭63−35760、実開昭63 −200557、実開昭64−36372、実開平1−111659、実開平1 −121047、実開平1−149368、実開平2−22966、実開平3− 95348、実開平3−122044、実開平3−130252、実開平4−1 30255、実開平5−85754、実開平5−92256、実開平6−395 9、実開平7−967、実開平7−8358、実開平7−19264は固定され た刃が突出したものであり、仮止めはされても固定された刃に触れ易い位置で斷 端を摘まむものとなり巻かれた粘着テープに装着する場合に実開昭58−646 57を除いて引き出しの向きを選ぶ必要がある。実開昭55−20385、実開 昭57−71157、実開平1−175194は刃がカバーに収まったり斷端の 摘まみ取りが安全に出来、切断の時は刃が水平方向に移動して露出し、粘着テー プの切断を待機する本考案の考えに最も近いものだが切断の際に粘着テープを固 定する作用がなく巻かれた粘着テープに装着の場合に引き出しの向きを選ぶ必要 があり、実開昭56−124642、実開昭62−44863、実開平4−22 458も刃は臥せられているが遊離して摘まみ易い斷端とはならず、又、巻かれ た粘着テープに装着する場合に引き出しの向きを選ぶ必要がある。実開昭55− 120643、実開昭56−92647は刃が回動するが装着の向きを選ぶ必要 がある。外に実開昭62−121248、実開平4−22458は台座の上に山 形に刃が突出したものがある。
【0012】 (第二の具体例の構成) (概略) 図3の(A)に示す正面図のように構成2は三点の部品で成り立ち、図3の( B)は、その組み立て斜視図となる。図3の(A、a)の開口1はその中を粘着 テープが貫通するのでスリット状又は長方形で粘着テープを貫通させ易い形とす る。又具体例で後述するように開口1を必要としない場合もある。仮止め9は開 口1から出て使用の為に待機する粘着テープの先端部分を遊離の部分を含めて仮 に貼着し、且つ粘着テープの切断の際に粘着テープの固定の役が出来る面積とす る。(A、b)の抑え板12を止める軸受け3、(A、a)の遊動軸受けとなる 開口14に合わさる軸13と巻き芯を掴むバンドを兼ねる部品は板状、棒状、偏 平な部分を持つ適宜な形と、この構成の円滑な作動の為の適宜な材質から選ばれ る。(A、c)の抑え板12は仮止め9に被接した時、仮止め9を十分に覆って 抑え板12を仮止め9から引き離した時に粘着テープの先端が仮止め9に止まっ て更にはみ出して先端が指先で摘まめる幅のある長さとし、粘着テープを切断す る際に仮止め9に粘着テープを抑え付けて固定出来るようにする。(A、c)の 抑え板12に付設される刃7は従来一般に使われているノコギリ刃でも、より鋭 利な刃でも、具体例で後述する刃でもよい。構成2では粘着テープの巻かれた基 体にそれぞれ図4の(A、B、C、D)の取り扱い概念図のように取り付けられ 適宜の長さに粘着テープを引き出して切り取る事となる。上記のように切り刃の 部分は抑え板12と共に独立したもので、軸を支点に揺動出来、更に抑え板12 は仮止め9の上で或る範囲で粘着テープの引き出し方向に水平に移動出来て精密 な切断箇所が選べ、粘着テープの切断に際して刃は本体に固定された突起とはな らず、臥せられた状態で使われるので、指先に刃が当たって傷付ける危惧が少な いものとなっている。そして粘着テープの断端が巻かれた粘着テープの背面から 遊離して仮止め9からはみ出しているので先端の摘まみ取りが容易に出来、引き 出しに追随して用具全体が移動するので切断の態勢が容易に出来、使用しない待 機の間も断端の粘着面の露出が少ないのでゴミの付着や粘着面の劣化が起こり難 いものとなっている。 (詳細) 次に第一の具体例では粘着テープを引き出した切り取り長さの長短が比較的大 雑把なものを、第二の具体例では、より正確な微妙な長さの切断が出来るような 構成とした。図3の(A)は用具を構成する部品の正面図であって三点の部品の うち、(a)はやゝ柔軟な樹脂材を用い巻かれた粘着テープの背面を横切るよう に被接して両側面から巻き芯の中心方向に折り込まれ、(b)は同じくやゝ柔軟 な樹脂材を用いて(a)の両端の軸開口14を貫いて巻かれた粘着テープの内側 から軸となる切り込み部13で折り込まれて両端を巻かれた粘着テープの背面側 に出し、軸受け3に(c)の硬質の樹脂材や金属を用いた抑え板12の軸5が外 側から差し込まれる。図3の(B)はその組み立て斜視図であり、図4の(A、 B、C、D)は巻かれた粘着テープに装着された状態を示す取り扱い概念図とな る。この用具では巻かれた粘着テープへの装着は、第一の具体例と同じく装着の 向きを決める必要はない。即ち図3の(A)の(a)の開口1から粘着テープの 先端を引き出し、仮止め9に粘着テープの先端を少し長目に止め、(b)を(a )の軸開口14に通して粘着テープの背面側に出して(c)の抑え板12の軸5 と(b)の軸受け3を嵌め合わせる。(b)の抑え板12を支える腕を粘着テー プの先端の出ている反対側に倒して抑え板12の刃の向きを粘着テープの先端側 に揃える。この場合、図9の正面図に示すように図3(A)のaにある開口1が 無い構成であっても上記粘着テープの先端を仮止め9に付けて(b)(c)を上 記の手順で組み立てると粘着テープの先端は仮止め9と抑え板12の間から出て いる事になって開口1に粘着テープを通す手順を省略出来る。抑え板12には図 5の(B)の(7a)の2枚の刃が合わさった形の刃か両面が鋭利な刃の構成を 付設すれば、どちらに向けても鋭角の刃面となっているので用具の装着の向きを 選ぶ必要はない。もし粘着テープの材質によっては切り取りが円滑でないと考え られる時は図5の(A)のノコギリ刃8や更に鋭利な状態や金属の刃であっても 粘着テープの切断の時、刃は臥せられた状態となるので従来の立ち上がった固定 の刃より安全なものとなる。
【0013】 (動作)この用具の扱い方は図7の取扱図のように拇指以外の4指で巻き芯を輪 として掴み、拇指で抑え板12を抑えるとよい。もし巻き芯の環が小さい時は人 差し指、中指で輪を掴み拇指で抑え板12を抑える。使用の態勢は抑え板12を 図4(A、B)の点線のように立てると遊離した先端が仮止め9に止まって指先 で摘まめるように出ている。粘着テープを引き出すと、それにつれて用具も動き 、求める長さを引き出したら先端を(a)の仮止め9に貼り付けるか、抑え板1 2を拇指で先端側に倒すと、粘着テープは仮止め9に貼り付く。図4の(B)の 点線の矢印のように拇指で抑え板12を抑えると粘着テープは仮止め9に固定さ れて、粘着テープを立てて引けば切り取れる。この場合、例えば図3の(a)の 軸開口14と(b)の軸となる切り込み部13の関係を軸開口を軸受けとし、切 り込み部13が軸となって軸開口内を遊動出来るが、軸開口は軸受けの幅として 切り込み部13の軸としての幅より若干狭く、放置の状態では軸受けの遊動方向 と(b)の抑え板12を支える腕の並列の重なりが起きないようにする。即ち、 弱いスプリング力が働くようにすると拇指で抑え板12を適宜に押し引きすると 、仮止め部9からはみ出す粘着テープの長さに応じて切り取りの長さが押し引き の範囲で適宜に選び易くなり、その目的に見合う正確な長さの切り取りが容易に 出来る事となる。次回の粘着テープの摘み取りや引き出しも仮止め部9から粘着 テープの先端が遊離してはみ出ているので容易に出来る事となる。
【0014】 (第二の具体例の効果)この操作は若干の習熟で、粘着テープの持ち手を度々変 える事なく、左右のどちらかの手のみで、先端の引き出しの態勢が出来る事とな り、コピー等の版下作りの切り貼りやロゴマークや文章や模様の印刷された粘着 テープのように或る定まった長さの粘着テープの切り取りの労作も時間も省ける し切断の時は必ず抑え板で粘着面が仮止めに固定されるので刃からずれない正確 なものとなる。保存、待機の時は、そのまゝでもよいが、第一の具体例にならっ て図4の(B)の態勢から矢印のように抑え板12の刃7の部分を抑えるか、抑 え板12を立てて遊離している断端を指で巻かれた粘着テープの背面に圧しつけ れば先端が巻かれた粘着テープの背面に貼り付いた仮の固定に加えて巻かれた粘 着テープの背面に断端が貼着する事となり、ゴミ、ホコリの付着を防ぎ、且つ粘 着面の劣化も防げる。再び使用の時は第一の具体例にならって巻芯の内側から用 具を押し上げると断端は巻かれた粘着テープの背面から剥がれて遊離し、摘まみ 取れる態勢になる。図4の(C、D)は(A、B)と反対の向きに粘着テープを 装着した場合の図で巻き芯の輪に対して向きを考える事なく装着しても所定の引 き出し、切り取りができるものとなる。又、抑え板12の刃の構成も図5の(B )の刃7とする時、待機の為に巻かれた粘着テープの背面に断端を強く圧着して も傷や跡を残し難いし、第一の具体例の場合と同じ効果に加えて粘着テープの精 密な長さの切り取りが容易にできる。図5の(A)の8aと(B)の7aは夫れ 夫れその切り刃の断面を示す。このようにセロファンを基体とする粘着テープで は(B)の刃を用いるとして、その他の塩化ビニールや紙や不織布のように、よ り強固で切り取りにくい素材の時、(A)のノコギリ刃やこれを更に鋭利にして 対応するとしても臥せられて使う刃であれば従来の用具の場合より安全なものと なる。先行技術として対比されるものとして第一の具体例で掲げたものがあるが 、或る長さの範囲で微細に切りとりの長さを調節出来るものはない。以上の基本 の構成に拘わる事のない巻き芯をふくむ粘着テープの収容や係止の方法や構成の ための材質や抑え板や刃の形態は適宜に変更出来るものとなり、又例えば上記の 具体例のように切り刃で粘着テープに細かい切り欠きを作って結果として細かい 引き裂きを連続させて切り取る方法の外に挟み切る変形の鋏を抑え板に付設する とかの本考案の発展も仮止めと伏せ立てが出来、或る範囲で粘着テープの引き出 し方向に水平に移動出来る抑え板と、それに付設した刃の構成を持つものは本考 案に含まれる。
【0015】
【考案の効果】
以上説明した本考案の粘着テープカッターは次のような効果がある。 (第一の具体例、第二の具体例に共通の効果) 1.粘着テープを切る刃は突出した固定とはならない臥せて使う安全な構成と し、ノコギリ刃に替えてスクエアウェーブの形の刃やより鋭利な刃を用いても安 全に使える。 2.使用の途次、粘着テープの先端が摘まみ易いように巻かれた粘着テープの 背面から遊離している。 3.巻き芯に巻かれた粘着テープの縁に傷や切り欠きを作らないので、使用中 に粘着テープの斜め切れを作らない。 4.巻かれた粘着テープのどちらの向きに装着しても、必ず所定の作業の手順 通りの結果が得られる。 5.使用の途次、又は待機の間に粘着テープの先端が巻かれた粘着テープの背 面に貼着するトラブルを無くし、又、待機の為に粘着テープの先端を巻かれた粘 着テープの背面に付けても、すぐに使用の態勢に復帰出来る。 6.遊離して待機する断端も、その露出面積が狭く、故にゴミ、ホコリの貼着 の影響が少なく粘着面の劣化が少ない。 7.切り取りに際して刃は粘着テープの平滑面から切断するので粘着材を掻き 取る事がなく、故に刃の切断能力が長持ちし用具も粘着テープの断端も粘着材の 滓が付かず清潔さが保てる。 (第二の具体例の効果) 8、粘着テープの切り取り長さを或る範囲の中で容易に正確に調節出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は第一の具体例の部品図、(B)はその
組立斜視図を示す。
【図2】(A、B、C、D)は第一の具体例の取り扱い
概念図を示す
【図3】(A)は第二の具体例の部品図、(B)はその
組立斜視図を示す。
【図4】(A、B、C、D)は第二の具体例の取り扱い
概念図を示す。
【図5】(A)は従来の粘着テープカッターの切り刃を
示す。(B)は第一、第二の具体例で用いる切り刃の形
状を示す拡大図。
【図6】第一の具体例の用具の取り扱いを示す。
【図7】第二の具体例の用具の取り扱いを示す。
【図8】第一の具体例の別の部品を示す。
【図9】第二の具体例の別の部品を示す。
【図10】第一の具体例の別の部品と組み立て図と取り
扱い概念図を示す。
【図11】従来の種々の粘着テープカッターの斜視図を
示す。
【符号の説明】
1.粘着テープを引き出す開口 1a.開口の一端で2の切り込みと合わさる。 2.1の開口の一端1aと合わさる切り込み 3.軸5と合わさる軸受け 4.軸6と合わさる軸受け 5.軸 6.軸 7.具体例で用いる切り刃 8.従来の切り刃 9.仮止め 11、11a.第一の具体例の本体 12、12a、12b、12c.抑え板 13.軸となる切り込み部 13a、13b.調節軸 14.遊動の軸受けとなる軸開口 f、f1.調節孔
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年3月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の巻き芯に巻かれた粘着テープの末
    端を通過させるためのスリット状の開口を備え、上面に
    粘着テープの末端の一部を貼着する仮止めと、 この仮止めの両端に連結されて、前記粘着テープと巻き
    芯を緩く掴んで仮止めを結束するバンドと、 前記仮止めの両端付近に配置された軸受けと、 前記軸受けに差し込まれて、前記粘着テープの長手方向
    に直角に向いた軸と、この軸とほぼ平行に形成された刃
    を持ち、前記軸を中心に前記刃を前記開口上で揺動させ
    る抑え板とを備え、 前記粘着テープの長手方向に見た前記刃と軸との間の距
    離は、仮止めの同方向の幅より広いことを特徴とするテ
    ープカッター。
  2. 【請求項2】 上面に粘着テープの末端の一部を貼着す
    る仮止めと、 仮止め両端の延長部分に形成されて、粘着テープの巻き
    芯の半径方向に長く延びる長孔と、 仮止めと共に前記粘着テープと筒状の巻き芯を掴むよう
    にして、前記長孔を貫通し、両端を仮止めの上面方向に
    曲げて、両端に軸受けを備えたバンドと、 前記軸受けに差し込まれて、前記粘着テープの長手方向
    に直角に向いた軸と、この軸とほぼ平行に形成された刃
    を持ち、前記軸を中心に前記刃を前記開口上で揺動させ
    る抑え板とを備え、 前記粘着テープの長手方向に見た前記刃と軸との間の距
    離は、仮止めの同方向の幅より広いことを特徴とするテ
    ープカッター。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 仮止めには、粘着テープの末端を通過させるためのスリ
    ット状の開口が備えられていることを特徴とするテープ
    カッター。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 バンドが巻き芯を掴む力を調節するためのバンド長調節
    機構が設けられていることを特徴とするテープカッタ
    ー。
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