JP3040661B2 - 化粧料 - Google Patents
化粧料Info
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Description
油性及び皮膚親和性に優れ、汗又は皮脂による顔料や紫
外線吸収剤等の化粧成分の濡れや消失を防止でき、化粧
持ちに優れた化粧料に関する。
り、肌や頭髪を彩色したり、シミ・ソバカスをかくした
り、紫外線や有害物質等から肌を保護したりする機能を
付与することがなされている。しかし、化粧料に通常の
粉体のみを配合した場合、肌上で発生した汗及び皮脂等
により粉体は著しく濡れて鏡面化(テカリ)してしま
い、塗布直後の仕上がりを維持できずに化粧崩れが起こ
るという問題がある。
比べて滑らかな使用感を有し、撥水性にも優れているこ
とから化粧料成分として汎用されている。なかでも、揮
発性シリコーン油は、塗布時の伸びがよく、伸ばすにつ
れて揮発性シリコーン油が揮発していくので密着性も良
く、また汗にも強いので化粧崩れしにくいため多用され
ている。しかし、従来のシリコーン油を主成分とした化
粧料は、撥油性がないため、皮脂等により容易に顔料等
の化粧成分が消失してしまうという問題があった。
水性、耐皮脂性及び耐油性を向上させ、化粧崩れを防止
する目的で、フッ素化合物で処理された粉体を配合した
化粧料が提案されている(特開昭55−167209号
公報、同62−250074号公報、特開平1−180
811号公報、同2−218603号公報、米国特許第
3632744号等)。しかし、このようなフッ素化合
物で処理された粉体は、化粧料に通常用いられる油剤に
は分散しにくく、特に乳化化粧料に配合した場合には均
一なものが得られ難く、目的とする化粧崩れを防止する
効果を得ることが困難であった。
性を付与する目的で、液状のパーフルオロポリエーテル
を配合した化粧料が提案されている(特開昭61−23
4928号公報、同63−107911号公報等)。し
かし、パーフルオロポリエーテルは化粧料に通常用いら
れる他の添加剤とは相溶性が悪く、パーフルオロポリエ
ーテルのみを油剤とし、特に乳化化粧料に多量に配合し
た場合には安定な化粧料を得ることが困難である。ま
た、伸びが重く、さっぱり感に欠けるという問題があ
る。更に、耐水性、耐皮脂性及び耐油性はあるものの、
皮膚との親和性が低いため、化粧成分が肌上から消失し
やすいという問題もあった。
れた耐水性、耐皮脂性及び耐油性を有し、更に優れた皮
膚親和性を有しており、化粧料配合成分の濡れや消失を
防止でき、安定で、化粧持ちのよい化粧料を提供するこ
とを目的とする。
発明者は鋭意研究の結果、フッ素化合物処理された粉体
は通常の油剤には分散しにくいという問題、シリコーン
油を含む化粧料は皮脂等により容易に化粧成分が消失す
るという問題及びパーフルオロポリエーテルは他の添加
剤とは相溶性が悪く、皮膚親和性が低いという問題等
を、パーフルオロポリエーテル及びフッ素化合物処理粉
体の組み合わせに、フッ素変性シリコーンを加えること
により解決でき、更に優れた耐水性、耐皮脂性、耐油性
及び皮膚親和性等が得られることを見出し、本発明を完
成するに至った。
(1)〜(4)で表される構造単位の1以上及び下記一
般式(5)で表される構造単位から構成されるフッ素変
性シリコーン、(b)パーフルオロポリエーテル及び
(c)フッ素化合物処理粉体を含有することを特徴とす
る化粧料を提供するものである。
ていてもよく、炭素数1〜20の直鎖若しくは分岐鎖の
パーフルオロアルキル基又は次式:H(CF2)t−(t
は1〜20の整数を示す)で表されるω−H−パーフル
オロアルキル基を示し;R1 、R4 及びR5 は、同一又
は異なっていてもよく、炭素数1〜20の直鎖若しくは
分岐鎖の脂肪族炭化水素基又は炭素数5〜10の脂環式
若しくは芳香族炭化水素基を示し;R2 は、水素原子、
炭素数1〜20の直鎖若しくは分岐鎖の脂肪族炭化水素
基、炭素数5〜10の脂環式若しくは芳香族炭化水素
基、炭素数1〜20のパーフルオロアルキル基又は次
式:H(CF2)t−(tは1〜20の整数を示す)で表
されるω−H−パーフルオロアルキル基を示し;R
3 は、炭素数2〜6の2価の炭化水素基を示し;X及び
Yは、単結合、−CO−又は炭素数1〜6の2価の炭化
水素基を示し;lは2〜16の数を示し、m及びnはそ
れぞれ1〜16の数を示し、pは1〜200の数を示
し、rは0〜5の数を示し、sは0〜200の数を示
す]
において、Rf 及びRf'で示されるパーフルオロアルキ
ル基としては、直鎖及び分岐鎖のいずれのものも用いる
ことができ、例えば、CF3−、C2F5−、C4F9−、
C6F13−、C8F17−、C10F21−、H(CF2)2−、
H(CF2)4−、H(CF2)6−、H(CF2)8−、
(C3F7)C(CF3)2−等を挙げることができる。ま
た、H(CF2)t−におけるtとしては、6〜20の整
数が好ましい。
としては、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、ブ
チル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチ
ル基、ノニル基、デシル基等の直鎖アルキル基;イソプ
ロピル基、s−ブチル基、t−ブチル基、ネオペンチル
基、1−エチルプロピル基、2−エチルヘキシル基等の
分岐鎖アルキル基;シクロペンチル基、シクロヘキシル
基等の環状アルキル基;フェニルナフチル基等の芳香族
炭化水素基等を挙げることができる。また、R 3 で示さ
れる2価の炭化水素基としては、炭素数2〜4の直鎖又
は分岐鎖のアルキレン基が好ましく、特にエチレン基、
プロピレン基が好ましい。
フッ素変性シリコーンとしては、例えば、下記一般式
(6);
は一般式(1)、(2)、(3)及び(4)から選ばれ
る構造単位を示し、残余は単結合を示し、s、R4 及び
R5 は前記と同じ意味を示す]で表されるもの、又は下
記一般式(7);
(3)及び(4)から選ばれる構造単位を示し、R6 は
炭素数1〜20の直鎖若しくは分岐鎖の脂肪族炭化水素
基又は炭素数5〜10の脂環式若しくは芳香族の炭化水
素基を示し、uは0〜200の数を示し、s、R4 及び
R5 は前記と同じ意味を示す]で表されるものを挙げる
ことができる。
及び一般式(6)、(7)で表されるフッ素変性シリコ
ーンにおける各式中の基としては、化粧崩れ防止及び使
用性を考慮した場合、下記のものが好ましい。Rf 及び
Rf'としては、炭素数6〜20の直鎖若しくは分岐鎖の
パーフルオロアルキル基又は次式;H(CF2)t−(t
は6〜20の整数を示す)で表されるω−H−パーフル
オロアルキル基が好ましい。R1 、R4 及びR5 として
は、同一又は異なっていてもよく、炭素数1〜4の直鎖
又は分岐鎖の脂肪族炭化水素基が好ましい。R2 として
は、水素原子、炭素数6〜20のパーフルオロアルキル
基又は次式;H(CF2)t−(tは6〜20の整数を示
す)で表されるω−H−パーフルオロアルキル基が好ま
しい。R3 としては、炭素数2〜4の2価の炭化水素基
が好ましい。X及びYは、単結合、−CO−又は炭素数
1〜4の2価の炭化水素基が好ましく、lは2〜10、
特に2〜5の数が好ましく、m及びnは、それぞれ2〜
10、特に1〜6の数が好ましく、pは1〜100、特
に1〜10の数が好ましく、rは0〜20、特に0〜5
の数が好ましく、sは0〜100、特に0〜10の数が
好ましい。なお、一般式(7)で表されるフッ素変性シ
リコーンの構造単位の配列は、交互でもブロックでもラ
ンダムでもよい。
しい例としては、一般式(2)及び一般式(5)で表さ
れる構造単位を有する、特開平5−247214号公報
に記載された重合度2〜200のフッ素変性シリコー
ン、市販品である旭硝子社製のFSL−300、FSL
−400、信越化学工業社製のX−22−819、X−
22−820、X−22−821、X−22−822及
びFL−100、東レダウコーニングシリコーン社製の
FS1265等を挙げることができる。
種又は2種以上を組み合わせて用いることができ、全組
成中に0.01〜99重量%(以下、単に%で示す)配
合するのが好ましく、特に0.01〜80%、更に0.
1〜70%配合すると、より化粧持ちにより優れ、使用
感も良好であり好ましい。
オロポリエーテルとしては、例えば次の一般式(8);
一又は異なっていてもよく、フッ素原子、パーフルオロ
アルキル基又はパーフルオロアルキルオキシ基を示し、
R11はフッ素原子又はパーフルオロアルキル基を示し、
v、w及びxは分子量が500〜100000となる0
以上の数を示す。ただし、v=w=x=0となることは
ない)で表されるものを挙げることができる。なお、一
般式(8)中、カッコ内に示される各パーフルオロ基は
この順序で並んでいる必要はなく、またランダムでもブ
ロック重合でもよい。パーフルオロアルキル基及びパー
フルオロアルキルオキシ基の炭素数は1〜4が好まし
い。
しては、一般式(8)で示されるもののうち、特に粘度
が5〜5000cSt、更に粘度が5〜1000の液体
状のものが好ましく、例えば、次の一般式(9);
100,000となる数を示し、y/zは0.2〜2で
ある)で表されるFOMBLIN HC−04(平均分
子量1500)、同HC−25(同3200)、同HC
−R(同6600)(以上、モンテフロス社製)、次の
一般式(10);
されるデムナムS−20(重量平均分子量2500
0)、同S−65(同4500)、同S−100(同5
600)、S−200(同8400)(以上、ダイキン
工業社製)等を挙げることができる。
は、1種又は2種以上を組み合わせて用いることがで
き、全組成中に0.01〜98%配合するのが好まし
く、特に0.01〜50%が好ましく、更に0.1〜5
0%配合すると、より化粧もちに優れ、使用感も良好で
あるので好ましい。
合物処理粉体としては、次の一般式(11);
オロアルキル基又はパーフルオロオキシアルキル基を示
し、直鎖又は分岐状でも、単一鎖長のものでも、混合鎖
長のものであってもよい。bは1〜12の整数を示し、
cは1〜3の数を示す。M1 は水素、金属、アンモニウ
ム、置換アンモニウム等の水溶性カチオンを示す)で表
されるパーフルオロアルキル基含有リン酸エステル(米
国特許第3632744号参照)、フルオロアルキルリ
ン酸エステルジエタノールアミン塩のモノエステル体及
びジエステル体(特開昭62−250074号公報参
照)、パーフルオロアルキル基を有する樹脂(特開昭5
5−167209号公報参照)、四弗化エチレン樹脂、
パーフルオロアルコール、パーフルオロエポキシ化合
物、スルホアミド型フルオロリン酸、パーフルオロ硫酸
塩、パーフルオロカルボン酸塩、パーフルオロアルキル
シラン(特開平2−218603号公報参照)等で処理
された粉体を挙げることができる。これらのなかでも、
一般式(11)中、Rf"が炭素数5〜18のパーフルオ
ロアルキル基又はパーフルオロオキシアルキル基を示
し、bが1〜4の整数を示し、cが1〜2の数を示し、
M1 が水素、金属、アンモニウム、置換アンモニウム等
の水溶性カチオンであるパーフルオロアルキル基含有エ
ステルで処理された粉体が好ましい。
としては、水及び油に実質的に不溶の顔料、紫外線吸収
性の物質であれば特に制限されるものではなく、例えば
酸化チタン、酸化鉄、群青、酸化亜鉛、酸化マグネシウ
ム、酸化ジルコニウム、マイカ、セリサイト、タルク、
シリカ、カオリン、水酸化クロム、カーボンブラック等
の無機顔料、ナイロンパウダー、ポリメチルメタクリレ
ート、スチレン−ジビニルベンゼン共重合体、ポリエチ
レン粉体等の有機粉体及び有機色素等を挙げることがで
きる。これらのなかでも、化粧料がファンデーションで
ある場合には、酸化チタン、酸化鉄、酸化亜鉛、セリサ
イト、マイカ、タルク、ナイロンパウダー等が好まし
い。なお、これらの粉体を前記のフッ素化合物で処理す
るには、通常の方法に従って行えばよく、例えばコアセ
ルベーション法、トッピング法等の湿式処理法や、スプ
レードライ法、CVD法等の乾式処理法を用いて処理す
ることができる。
種又は2種以上を組み合わせて用いることができ、全組
成中に0.01〜99%配合するのが好ましく、特に
0.1〜99%、更に1〜95%配合すると、化粧もち
に優れ、使用感も良好であるので好ましい。また、パウ
ダー型ファンデーションの場合には20〜95%配合す
るのが好ましく、リキッド型ファンデーションの場合に
は1〜40%配合するのが好ましい。
要に応じて通常の化粧料に配合される成分を配合するこ
とができる。例えば、ワセリン、ラノリン、セレシン、
マイクロクリスタリンワックス、カルナウバロウ、キャ
ンデリラロウ、高級脂肪酸、高級アルコール等の固形・
半固形油分、オリーブ油、ホホバ油、ヒマシ油、スクワ
ラン、流動パラフィン、エステル油、ジグリセリド、ト
リグリセリド等の流動油分、水溶性及び油溶性ポリマ
ー、水、上記(c)成分の母粉体として例示した無機及
び有機顔料、金属石けん処理又はシリコーン処理された
無機及び有機顔料、有機染料等の色剤、防腐剤、酸化防
止剤、色素、増粘剤、pH調整剤、香料、紫外線吸収
剤、保湿剤、血行促進剤、冷感剤、制汗剤、殺菌剤、皮
膚賦活剤等を、本発明の目的及び効果を損なわない質的
及び量的範囲内で配合することができる。
ことができ、液状ファンデーション、油性ファンデーシ
ョン、パウダーファンデーション、口紅、ほお紅、アイ
シャドー等のメークアップ化粧料、サンスクリーン乳液
等の薬用化粧料にすることができる。
ン、パーフルオロポリエーテル及びフッ素化合物処理粉
体を含有し、化粧料成分が全体として均一に分散してい
る。このため、それぞれの成分が有する機能が十分に発
揮され、優れた耐水性、耐皮脂性、耐油性及び皮膚親和
性を得ることができる。また、化粧成分の濡れや消失も
なく、使用感がよく、化粧崩れが起こりにくく化粧持ち
が非常に優れている。
するが、本発明はこれらにより限定されるものではな
い。なお、以下においては、化学式の一部を下記のとお
りに略記する。
混合しながら60℃まで加熱した。これに、(C6F13
CH2CH2O)2P(O)OHの13gをイソプロピル
エーテル1500gに溶解加温(50℃)しておいたも
のを加え、60℃で4時間混合した。その後、50〜6
0℃でイソプロピルエーテルを減圧留去し、乾燥してフ
ッ素化合物処理顔料157gを得た。
混合しながら60℃まで加熱した。これに、(C8F17
CH2CH2O)2P(O)OHの13gをイソプロピル
エーテル1500gに溶解加温(50℃)しておいたも
のを加え、60℃で4時間混合した。その後、50〜6
0℃でイソプロピルエーテルを減圧留去し、乾燥してフ
ッ素化合物処理顔料161gを得た。
の二つ口フラスコに、窒素雰囲気下、メチル水素ポリシ
ロキサン(HMD4MH)11.0g(25.5mmol)、
C8F 17−CH2CH2−O−CH2CH(OH)CH2−
O−CH2CH=CH2 35.4g(61.3mmol)、
塩化白金酸の2%イソプロピルアルコール溶液40μl
(1.2×10-3mmol)を加え、60℃で6時間攪拌し
た。反応混合物を室温まで冷却し、未反応の化合物を減
圧留去し、目的とする上記式で表されるフッ素変性シリ
コーン(A−1)38.0gを無色透明の油状物として
得た(収率94%)。
芝シリコーン社製)を6.0g(14.0mmol)、(C
6F13−CH2CH2−O−CH2)2CH−O−CH2CH
=CH 2 27.6g(33.5mmol)、塩化白金酸の2
%イソプロピルアルコール溶液110.5μl(4.0
×10-3mmol)を加え、製造例3と同様の方法により、
目的とする上記式で表されるフッ素変性シリコーン(A
−2)23.2gを無色透明の油状物として得た(収率
80%)。
キシレン12ml、メチル水素ポリシロキサン(HMD4
MH)12.0g(27.8mmol)、C10F21−CH2C
H2−O−CH2CH=CH2 40.4g(66.8mmo
l)、塩化白金酸の2%イソプロピルアルコール溶液1
01μl(3.1×10-3mmol)を加え、製造例3と同
様の方法により、目的とする上記式で表されるフッ素変
性シリコーン(A−3)41.0gを無色透明のワック
ス状物として得た(収率90%)。このものの融点は3
7.0℃であった。
シロキサン(MD2DH 2M)(東芝シリコーン社製)を
19.0g(44.1mmol)、C8F17−CH2CH2−
O−CH2CH=CH2 53.3g(105.8mmol)
を仕込んだ。次に、フラスコ内の温度を80℃に昇温し
たのち、塩化白金酸の2%イソプロピルアルコール溶液
174.5μlを加え、5時間攪拌した。反応混合物を
室温まで冷却したのち、ヘキサン50ml及び活性炭
2.2gを加え、室温で1時間攪拌した。その後、活性
炭を濾別し、溶媒を留去した。未反応の化合物を減圧留
去し、目的とする上記式で表されるフッ素変性シリコー
ン(A−4)49.4gを無色透明の油状物として得た
(収率78%)。
シロキサン(MD2DH 2M)(東芝シリコーン社製)を
25.0g(58.0mmol)、CH2=CH−CH2−C
(CF3)2C3F7 50.1g(139.2mmol)を仕
込んだ。次に、フラスコ内の温度を80℃に昇温したの
ち、塩化白金酸の2%イソプロピルアルコール溶液23
0.0μl(7.0×10-3mmol)を加え、5時間攪拌
した。以下、製造例6と同様にして、目的とする上記式
で表されるフッ素変性シリコーン(A−5)58.3g
を無色透明の油状物として得た(収率87%)。
l、メチル水素ポリシロキサン(MD 2DH 2M)6.4g
(14.9mmol)、C6F13−CH2CH2−O−CH2C
H(OCOC7F15)−CH2−O−CH2CH=CH2
31.2g(35.6mmol)、塩化白金酸の2%イソプ
ロピルアルコール溶液58.9μl(0.89×10 -3
mmol)を加え、製造例3と同様の方法により、目的とす
る上記式で表されるフッ素変性シリコーン(A−6)2
5.2gを無色透明の油状物として得た(収率78
%)。
液状ファンデーション) 表1〜5に示す組成の二層型液状ファンデーションを、
下記製法により製造し、化粧持ち、油浮き、塗布後の皮
膚からのとれにくさ及び使用感について下記評価方法に
より評価した。結果を表6に示す。
を添加し、ディスパーで分散させた。次に、水相を攪拌
しながら加え、二層型液状ファンデーションを得た。
価を行い、次の基準で5段階評価した。 5:10〜12人がよいと判断。 4:8〜9人がよいと判断。 3:6〜7人がよいと判断。 2:4〜5人がよいと判断。 1:0〜3人がよいと判断。
状ファンデーション(ただし、フッ素化合物処理黒酸化
鉄のみを顔料として含むもの)の一定量を男性の額部中
央に薄く均一に塗布し、4時間後ティッシュペーパーで
塗布した部分を200g重/cm2 の圧力で押えた。その
とき、ティッシュペーパーに移行したファンデーション
によりティッシュペーパーが着色した程度で化粧料のと
れにくさを評価した。評価基準は、次のとおりである。 ◎:ほとんど着色しない。 ○:やや着色した。 △:着色した。 ×:かなり着色した。
評価を行い、次の基準で評価した。 ○:8人以上がよいと判断した。 △:4〜7人がよいと判断した。 ×:4人未満がよいと判断した。
は、化粧持ち、油浮き(油浮きがない)、塗布後の皮膚
からのとれにくさ及び使用感のすべてにおいて優れてい
た。これらの結果は、本発明の化粧料が耐水性、耐皮脂
性、耐油性及び皮膚親和性が優れていることを示してい
る。これに対して、比較例1〜7の化粧料は、すべての
試験結果が優れているものはなかった。
ン) 実施例1と同様にして以下に示す組成のクリーム状ファ
ンデーションを得た。
持ち及び使用感に優れていた。
た。これを高速ブレンダーに移し、結合剤等を混合し、
均一にしたものを顔料に加えて更に混合して均一にし
た。これを粉砕機で処理し、ふるいを通して粒度を揃え
たのち、数日間放置してから金皿等の容器中で圧縮成形
し、パウダーファンデーションを得た。
ち及び使用感に優れていた。
た。
ていた。
チタンを混合した。その他は実施例14と同様にして、
以下に示す組成のパウダーアイシャドウを得た。
び使用感に優れていた。
乳液を得た。
使用感に優れていた。
合し、成形用型に流し込み、冷却固化し、口紅を製造し
た。
用感に優れていた。
Claims (1)
- 【請求項1】 (a)下記一般式(1)〜(4)で表さ
れる構造単位の1以上及び下記一般式(5)で表される
構造単位から構成されるフッ素変性シリコーン、(b)
パーフルオロポリエーテル及び(c)フッ素化合物処理
粉体を含有することを特徴とする化粧料。 【化1】 〔式中、Rf及びRf′は、同一又は異なっていてもよ
く、炭素数1〜20の直鎖又は分岐鎖のパーフルオロア
ルキル基又は次式:H(CF2)t−(tは1〜20の
整数を示す)で表されるω−H−パーフルオロアルキル
基を示し;R1,R4及びR5は、同一又は異なってい
てもよく、炭素数1〜20の直鎖若しくは分岐鎖の脂肪
族炭化水素基又は炭素数5〜10の脂環式若しくは芳香
族炭化水素基を示し;R2は、水素原子、炭素数1〜2
0の直鎖若しくは分岐鎖の脂肪族炭化水素基、炭素数5
〜10の脂環式若しくは芳香族炭化水素基、炭素数1〜
20のパーフルオロアルキル基又は次式:H(CF2)
t−(tは1〜20の整数を示す)で表されるω−H−
パーフルオロアルキル基を示し;R3は、炭素数2〜6
の2価の炭化水素基を示し;X及びYは、単結合、−C
O−又は炭素数1〜6の2価の炭化水素基を示し;lは
2〜16の数を示し、m及びnはそれぞれ1〜16の数
を示し、pは1〜200の数を示し、rは0〜5の数を
示し、sは0〜200の数を示す〕
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US6537933B1 (en) | 1999-02-17 | 2003-03-25 | Yuzo Tsuchida | Silk cloths for protecting affected parts |
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