JPH07330544A - 化粧料 - Google Patents
化粧料Info
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- JPH07330544A JPH07330544A JP12504494A JP12504494A JPH07330544A JP H07330544 A JPH07330544 A JP H07330544A JP 12504494 A JP12504494 A JP 12504494A JP 12504494 A JP12504494 A JP 12504494A JP H07330544 A JPH07330544 A JP H07330544A
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Abstract
ルオロポリエーテル及び(c)フッ素化合物処理粉体を
含有する化粧料。 【効果】 耐水性、耐皮脂性、耐油性及び皮膚親和性が
優れており、汗や皮脂による顔料や紫外線吸収剤等の化
粧成分の濡れや消失を防止する。また、使用感がよく、
化粧崩れも起こりにくい。各種ファンデーション等のメ
ークアップ化粧料、サンスクリーン乳液等の薬用化粧料
として好適である。
Description
油性及び皮膚親和性に優れ、汗又は皮脂による顔料や紫
外線吸収剤等の化粧成分の濡れや消失を防止でき、化粧
持ちに優れた化粧料に関する。
り、肌や頭髪を彩色したり、シミ・ソバカスをかくした
り、紫外線や有害物質等から肌を保護したりする機能を
付与することがなされている。しかし、化粧料に通常の
粉体のみを配合した場合、肌上で発生した汗及び皮脂等
により粉体は著しく濡れて鏡面化(テカリ)してしま
い、塗布直後の仕上がりを維持できずに化粧崩れが起こ
るという問題がある。
比べて滑らかな使用感を有し、撥水性にも優れているこ
とから化粧料成分として汎用されている。なかでも、揮
発性シリコーン油は、塗布時の伸びがよく、伸ばすにつ
れて揮発性シリコーン油が揮発していくので密着性も良
く、また汗にも強いので化粧崩れしにくいため多用され
ている。しかし、従来のシリコーン油を主成分とした化
粧料は、撥油性がないため、皮脂等により容易に顔料等
の化粧成分が消失してしまうという問題があった。
水性、耐皮脂性及び耐油性を向上させ、化粧崩れを防止
する目的で、フッ素化合物で処理された粉体を配合した
化粧料が提案されている(特開昭55−167209号
公報、同62−250074号公報、特開平1−180
811号公報、同2−218603号公報、米国特許第
3632744号等)。しかし、このようなフッ素化合
物で処理された粉体は、化粧料に通常用いられる油剤に
は分散しにくく、特に乳化化粧料に配合した場合には均
一なものが得られ難く、目的とする化粧崩れを防止する
効果を得ることが困難であった。
性を付与する目的で、液状のパーフルオロポリエーテル
を配合した化粧料が提案されている(特開昭61−23
4928号公報、同63−107911号公報等)。し
かし、パーフルオロポリエーテルは化粧料に通常用いら
れる他の添加剤とは相溶性が悪く、パーフルオロポリエ
ーテルのみを油剤とし、特に乳化化粧料に多量に配合し
た場合には安定な化粧料を得ることが困難である。ま
た、伸びが重く、さっぱり感に欠けるという問題があ
る。更に、耐水性、耐皮脂性及び耐油性はあるものの、
皮膚との親和性が低いため、化粧成分が肌上から消失し
やすいという問題もあった。
れた耐水性、耐皮脂性及び耐油性を有し、更に優れた皮
膚親和性を有しており、化粧料配合成分の濡れや消失を
防止でき、安定で、化粧持ちのよい化粧料を提供するこ
とを目的とする。
発明者は鋭意研究の結果、フッ素化合物処理された粉体
は通常の油剤には分散しにくいという問題、シリコーン
油を含む化粧料は皮脂等により容易に化粧成分が消失す
るという問題及びパーフルオロポリエーテルは他の添加
剤とは相溶性が悪く、皮膚親和性が低いという問題等
を、パーフルオロポリエーテル及びフッ素化合物処理粉
体の組み合わせに、フッ素変性シリコーンを加えること
により解決でき、更に優れた耐水性、耐皮脂性、耐油性
及び皮膚親和性等が得られることを見出し、本発明を完
成するに至った。
リコーン、(b)パーフルオロポリエーテル及び(c)
フッ素化合物処理粉体を含有することを特徴とする化粧
料を提供するものである。
性シリコーンとしては、例えば下記一般式(1)〜
(4)で表される構造単位の1以上と、下記一般式
(5)で表される構造単位とを有するものを挙げること
ができる。
ていてもよく、炭素数1〜20の直鎖若しくは分岐鎖の
パーフルオロアルキル基又は次式:H(CF2)t−(t
は1〜20の整数を示す)で表されるω−H−パーフル
オロアルキル基を示し;R1 、R4 及びR5 は、同一又
は異なっていてもよく、炭素数1〜20の直鎖若しくは
分岐鎖の脂肪族炭化水素基又は炭素数5〜10の脂環式
若しくは芳香族炭化水素基を示し;R2 は、水素原子、
炭素数1〜20の直鎖若しくは分岐鎖の脂肪族炭化水素
基、炭素数5〜10の脂環式若しくは芳香族炭化水素
基、炭素数1〜20のパーフルオロアルキル基又は次
式:H(CF2)t−(tは1〜20の整数を示す)で表
されるω−H−パーフルオロアルキル基を示し;R
3 は、炭素数2〜6の2価の炭化水素基を示し;X及び
Yは、単結合、−CO−又は炭素数1〜6の2価の炭化
水素基を示し;lは2〜16の数を示し、m及びnはそ
れぞれ1〜16の数を示し、pは1〜200の数を示
し、rは0〜5の数を示し、sは0〜200の数を示
す]
において、Rf 及びRf'で示されるパーフルオロアルキ
ル基としては、直鎖及び分岐鎖のいずれのものも用いる
ことができ、例えば、CF3−、C2F5−、C4F9−、
C6F13−、C8F17−、C10F21−、H(CF2)2−、
H(CF2)4−、H(CF2)6−、H(CF2)8−、
(C3F7)C(CF3)2−等を挙げることができる。ま
た、H(CF2)t−におけるtとしては、6〜20の整
数が好ましい。
としては、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、ブ
チル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチ
ル基、ノニル基、デシル基等の直鎖アルキル基;イソプ
ロピル基、s−ブチル基、t−ブチル基、ネオペンチル
基、1−エチルプロピル基、2−エチルヘキシル基等の
分岐鎖アルキル基;シクロペンチル基、シクロヘキシル
基等の環状アルキル基;フェニルナフチル基等の芳香族
炭化水素基等を挙げることができる。また、R 3 で示さ
れる2価の炭化水素基としては、炭素数2〜4の直鎖又
は分岐鎖のアルキレン基が好ましく、特にエチレン基、
プロピレン基が好ましい。
フッ素変性シリコーンとしては、例えば、下記一般式
(6);
は一般式(1)、(2)、(3)及び(4)から選ばれ
る構造単位を示し、残余は単結合を示し、s、R4 及び
R5 は前記と同じ意味を示す]で表されるもの、又は下
記一般式(7);
(3)及び(4)から選ばれる構造単位を示し、R6 は
炭素数1〜20の直鎖若しくは分岐鎖の脂肪族炭化水素
基又は炭素数5〜10の脂環式若しくは芳香族の炭化水
素基を示し、uは0〜200の数を示し、s、R4 及び
R5 は前記と同じ意味を示す]で表されるものを挙げる
ことができる。
及び一般式(6)、(7)で表されるフッ素変性シリコ
ーンにおける各式中の基としては、化粧崩れ防止及び使
用性を考慮した場合、下記のものが好ましい。Rf 及び
Rf'としては、炭素数6〜20の直鎖若しくは分岐鎖の
パーフルオロアルキル基又は次式;H(CF2)t−(t
は6〜20の整数を示す)で表されるω−H−パーフル
オロアルキル基が好ましい。R1 、R4 及びR5 として
は、同一又は異なっていてもよく、炭素数1〜4の直鎖
又は分岐鎖の脂肪族炭化水素基が好ましい。R2 として
は、水素原子、炭素数6〜20のパーフルオロアルキル
基又は次式;H(CF2)t−(tは6〜20の整数を示
す)で表されるω−H−パーフルオロアルキル基が好ま
しい。R3 としては、炭素数2〜4の2価の炭化水素基
が好ましい。X及びYは、単結合、−CO−又は炭素数
1〜4の2価の炭化水素基が好ましく、lは2〜10、
特に2〜5の数が好ましく、m及びnは、それぞれ2〜
10、特に1〜6の数が好ましく、pは1〜100、特
に1〜10の数が好ましく、rは0〜20、特に0〜5
の数が好ましく、sは0〜100、特に0〜10の数が
好ましい。なお、一般式(7)で表されるフッ素変性シ
リコーンの構造単位の配列は、交互でもブロックでもラ
ンダムでもよい。
しい例としては、一般式(2)及び一般式(5)で表さ
れる構造単位を有する、特開平5−247214号公報
に記載された重合度2〜200のフッ素変性シリコー
ン、市販品である旭硝子社製のFSL−300、FSL
−400、信越化学工業社製のX−22−819、X−
22−820、X−22−821、X−22−822及
びFL−100、東レダウコーニングシリコーン社製の
FS1265等を挙げることができる。
種又は2種以上を組み合わせて用いることができ、全組
成中に0.01〜99重量%(以下、単に%で示す)配
合するのが好ましく、特に0.01〜80%、更に0.
1〜70%配合すると、より化粧持ちにより優れ、使用
感も良好であり好ましい。
オロポリエーテルとしては、例えば次の一般式(8);
一又は異なっていてもよく、フッ素原子、パーフルオロ
アルキル基又はパーフルオロアルキルオキシ基を示し、
R11はフッ素原子又はパーフルオロアルキル基を示し、
v、w及びxは分子量が500〜100000となる0
以上の数を示す。ただし、v=w=x=0となることは
ない)で表されるものを挙げることができる。なお、一
般式(8)中、カッコ内に示される各パーフルオロ基は
この順序で並んでいる必要はなく、またランダムでもブ
ロック重合でもよい。パーフルオロアルキル基及びパー
フルオロアルキルオキシ基の炭素数は1〜4が好まし
い。
しては、一般式(8)で示されるもののうち、特に粘度
が5〜5000cSt、更に粘度が5〜1000の液体
状のものが好ましく、例えば、次の一般式(9);
100,000となる数を示し、y/zは0.2〜2で
ある)で表されるFOMBLIN HC−04(平均分
子量1500)、同HC−25(同3200)、同HC
−R(同6600)(以上、モンテフロス社製)、次の
一般式(10);
されるデムナムS−20(重量平均分子量2500
0)、同S−65(同4500)、同S−100(同5
600)、S−200(同8400)(以上、ダイキン
工業社製)等を挙げることができる。
は、1種又は2種以上を組み合わせて用いることがで
き、全組成中に0.01〜98%配合するのが好まし
く、特に0.01〜50%が好ましく、更に0.1〜5
0%配合すると、より化粧もちに優れ、使用感も良好で
あるので好ましい。
合物処理粉体としては、次の一般式(11);
オロアルキル基又はパーフルオロオキシアルキル基を示
し、直鎖又は分岐状でも、単一鎖長のものでも、混合鎖
長のものであってもよい。bは1〜12の整数を示し、
cは1〜3の数を示す。M1 は水素、金属、アンモニウ
ム、置換アンモニウム等の水溶性カチオンを示す)で表
されるパーフルオロアルキル基含有リン酸エステル(米
国特許第3632744号参照)、フルオロアルキルリ
ン酸エステルジエタノールアミン塩のモノエステル体及
びジエステル体(特開昭62−250074号公報参
照)、パーフルオロアルキル基を有する樹脂(特開昭5
5−167209号公報参照)、四弗化エチレン樹脂、
パーフルオロアルコール、パーフルオロエポキシ化合
物、スルホアミド型フルオロリン酸、パーフルオロ硫酸
塩、パーフルオロカルボン酸塩、パーフルオロアルキル
シラン(特開平2−218603号公報参照)等で処理
された粉体を挙げることができる。これらのなかでも、
一般式(11)中、Rf"が炭素数5〜18のパーフルオ
ロアルキル基又はパーフルオロオキシアルキル基を示
し、bが1〜4の整数を示し、cが1〜2の数を示し、
M1 が水素、金属、アンモニウム、置換アンモニウム等
の水溶性カチオンであるパーフルオロアルキル基含有エ
ステルで処理された粉体が好ましい。
としては、水及び油に実質的に不溶の顔料、紫外線吸収
性の物質であれば特に制限されるものではなく、例えば
酸化チタン、酸化鉄、群青、酸化亜鉛、酸化マグネシウ
ム、酸化ジルコニウム、マイカ、セリサイト、タルク、
シリカ、カオリン、水酸化クロム、カーボンブラック等
の無機顔料、ナイロンパウダー、ポリメチルメタクリレ
ート、スチレン−ジビニルベンゼン共重合体、ポリエチ
レン粉体等の有機粉体及び有機色素等を挙げることがで
きる。これらのなかでも、化粧料がファンデーションで
ある場合には、酸化チタン、酸化鉄、酸化亜鉛、セリサ
イト、マイカ、タルク、ナイロンパウダー等が好まし
い。なお、これらの粉体を前記のフッ素化合物で処理す
るには、通常の方法に従って行えばよく、例えばコアセ
ルベーション法、トッピング法等の湿式処理法や、スプ
レードライ法、CVD法等の乾式処理法を用いて処理す
ることができる。
種又は2種以上を組み合わせて用いることができ、全組
成中に0.01〜99%配合するのが好ましく、特に
0.1〜99%、更に1〜95%配合すると、化粧もち
に優れ、使用感も良好であるので好ましい。また、パウ
ダー型ファンデーションの場合には20〜95%配合す
るのが好ましく、リキッド型ファンデーションの場合に
は1〜40%配合するのが好ましい。
要に応じて通常の化粧料に配合される成分を配合するこ
とができる。例えば、ワセリン、ラノリン、セレシン、
マイクロクリスタリンワックス、カルナウバロウ、キャ
ンデリラロウ、高級脂肪酸、高級アルコール等の固形・
半固形油分、オリーブ油、ホホバ油、ヒマシ油、スクワ
ラン、流動パラフィン、エステル油、ジグリセリド、ト
リグリセリド等の流動油分、水溶性及び油溶性ポリマ
ー、水、上記(c)成分の母粉体として例示した無機及
び有機顔料、金属石けん処理又はシリコーン処理された
無機及び有機顔料、有機染料等の色剤、防腐剤、酸化防
止剤、色素、増粘剤、pH調整剤、香料、紫外線吸収
剤、保湿剤、血行促進剤、冷感剤、制汗剤、殺菌剤、皮
膚賦活剤等を、本発明の目的及び効果を損なわない質的
及び量的範囲内で配合することができる。
ことができ、液状ファンデーション、油性ファンデーシ
ョン、パウダーファンデーション、口紅、ほお紅、アイ
シャドー等のメークアップ化粧料、サンスクリーン乳液
等の薬用化粧料にすることができる。
ン、パーフルオロポリエーテル及びフッ素化合物処理粉
体を含有し、化粧料成分が全体として均一に分散してい
る。このため、それぞれの成分が有する機能が十分に発
揮され、優れた耐水性、耐皮脂性、耐油性及び皮膚親和
性を得ることができる。また、化粧成分の濡れや消失も
なく、使用感がよく、化粧崩れが起こりにくく化粧持ち
が非常に優れている。
するが、本発明はこれらにより限定されるものではな
い。なお、以下においては、化学式の一部を下記のとお
りに略記する。
混合しながら60℃まで加熱した。これに、(C6F13
CH2CH2O)2P(O)OHの13gをイソプロピル
エーテル1500gに溶解加温(50℃)しておいたも
のを加え、60℃で4時間混合した。その後、50〜6
0℃でイソプロピルエーテルを減圧留去し、乾燥してフ
ッ素化合物処理顔料157gを得た。
混合しながら60℃まで加熱した。これに、(C8F17
CH2CH2O)2P(O)OHの13gをイソプロピル
エーテル1500gに溶解加温(50℃)しておいたも
のを加え、60℃で4時間混合した。その後、50〜6
0℃でイソプロピルエーテルを減圧留去し、乾燥してフ
ッ素化合物処理顔料161gを得た。
の二つ口フラスコに、窒素雰囲気下、メチル水素ポリシ
ロキサン(HMD4MH)11.0g(25.5mmol)、
C8F 17−CH2CH2−O−CH2CH(OH)CH2−
O−CH2CH=CH2 35.4g(61.3mmol)、
塩化白金酸の2%イソプロピルアルコール溶液40μl
(1.2×10-3mmol)を加え、60℃で6時間攪拌し
た。反応混合物を室温まで冷却し、未反応の化合物を減
圧留去し、目的とする上記式で表されるフッ素変性シリ
コーン(A−1)38.0gを無色透明の油状物として
得た(収率94%)。
芝シリコーン社製)を6.0g(14.0mmol)、(C
6F13−CH2CH2−O−CH2)2CH−O−CH2CH
=CH 2 27.6g(33.5mmol)、塩化白金酸の2
%イソプロピルアルコール溶液110.5μl(4.0
×10-3mmol)を加え、製造例3と同様の方法により、
目的とする上記式で表されるフッ素変性シリコーン(A
−2)23.2gを無色透明の油状物として得た(収率
80%)。
キシレン12ml、メチル水素ポリシロキサン(HMD4
MH)12.0g(27.8mmol)、C10F21−CH2C
H2−O−CH2CH=CH2 40.4g(66.8mmo
l)、塩化白金酸の2%イソプロピルアルコール溶液1
01μl(3.1×10-3mmol)を加え、製造例3と同
様の方法により、目的とする上記式で表されるフッ素変
性シリコーン(A−3)41.0gを無色透明のワック
ス状物として得た(収率90%)。このものの融点は3
7.0℃であった。
シロキサン(MD2DH 2M)(東芝シリコーン社製)を
19.0g(44.1mmol)、C8F17−CH2CH2−
O−CH2CH=CH2 53.3g(105.8mmol)
を仕込んだ。次に、フラスコ内の温度を80℃に昇温し
たのち、塩化白金酸の2%イソプロピルアルコール溶液
174.5μlを加え、5時間攪拌した。反応混合物を
室温まで冷却したのち、ヘキサン50ml及び活性炭
2.2gを加え、室温で1時間攪拌した。その後、活性
炭を濾別し、溶媒を留去した。未反応の化合物を減圧留
去し、目的とする上記式で表されるフッ素変性シリコー
ン(A−4)49.4gを無色透明の油状物として得た
(収率78%)。
シロキサン(MD2DH 2M)(東芝シリコーン社製)を
25.0g(58.0mmol)、CH2=CH−CH2−C
(CF3)2C3F7 50.1g(139.2mmol)を仕
込んだ。次に、フラスコ内の温度を80℃に昇温したの
ち、塩化白金酸の2%イソプロピルアルコール溶液23
0.0μl(7.0×10-3mmol)を加え、5時間攪拌
した。以下、製造例6と同様にして、目的とする上記式
で表されるフッ素変性シリコーン(A−5)58.3g
を無色透明の油状物として得た(収率87%)。
l、メチル水素ポリシロキサン(MD 2DH 2M)6.4g
(14.9mmol)、C6F13−CH2CH2−O−CH2C
H(OCOC7F15)−CH2−O−CH2CH=CH2
31.2g(35.6mmol)、塩化白金酸の2%イソプ
ロピルアルコール溶液58.9μl(0.89×10 -3
mmol)を加え、製造例3と同様の方法により、目的とす
る上記式で表されるフッ素変性シリコーン(A−6)2
5.2gを無色透明の油状物として得た(収率78
%)。
液状ファンデーション) 表1〜5に示す組成の二層型液状ファンデーションを、
下記製法により製造し、化粧持ち、油浮き、塗布後の皮
膚からのとれにくさ及び使用感について下記評価方法に
より評価した。結果を表6に示す。
を添加し、ディスパーで分散させた。次に、水相を攪拌
しながら加え、二層型液状ファンデーションを得た。
価を行い、次の基準で5段階評価した。 5:10〜12人がよいと判断。 4:8〜9人がよいと判断。 3:6〜7人がよいと判断。 2:4〜5人がよいと判断。 1:0〜3人がよいと判断。
状ファンデーション(ただし、フッ素化合物処理黒酸化
鉄のみを顔料として含むもの)の一定量を男性の額部中
央に薄く均一に塗布し、4時間後ティッシュペーパーで
塗布した部分を200g重/cm2 の圧力で押えた。その
とき、ティッシュペーパーに移行したファンデーション
によりティッシュペーパーが着色した程度で化粧料のと
れにくさを評価した。評価基準は、次のとおりである。 ◎:ほとんど着色しない。 ○:やや着色した。 △:着色した。 ×:かなり着色した。
評価を行い、次の基準で評価した。 ○:8人以上がよいと判断した。 △:4〜7人がよいと判断した。 ×:4人未満がよいと判断した。
は、化粧持ち、油浮き(油浮きがない)、塗布後の皮膚
からのとれにくさ及び使用感のすべてにおいて優れてい
た。これらの結果は、本発明の化粧料が耐水性、耐皮脂
性、耐油性及び皮膚親和性が優れていることを示してい
る。これに対して、比較例1〜7の化粧料は、すべての
試験結果が優れているものはなかった。
ン) 実施例1と同様にして以下に示す組成のクリーム状ファ
ンデーションを得た。
持ち及び使用感に優れていた。
た。これを高速ブレンダーに移し、結合剤等を混合し、
均一にしたものを顔料に加えて更に混合して均一にし
た。これを粉砕機で処理し、ふるいを通して粒度を揃え
たのち、数日間放置してから金皿等の容器中で圧縮成形
し、パウダーファンデーションを得た。
ち及び使用感に優れていた。
た。
ていた。
チタンを混合した。その他は実施例14と同様にして、
以下に示す組成のパウダーアイシャドウを得た。
び使用感に優れていた。
乳液を得た。
使用感に優れていた。
合し、成形用型に流し込み、冷却固化し、口紅を製造し
た。
用感に優れていた。
Claims (1)
- 【請求項1】 (a)フッ素変性シリコーン、(b)パ
ーフルオロポリエーテル及び(c)フッ素化合物処理粉
体を含有することを特徴とする化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6125044A JP3040661B2 (ja) | 1994-06-07 | 1994-06-07 | 化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6125044A JP3040661B2 (ja) | 1994-06-07 | 1994-06-07 | 化粧料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07330544A true JPH07330544A (ja) | 1995-12-19 |
JP3040661B2 JP3040661B2 (ja) | 2000-05-15 |
Family
ID=14900452
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6125044A Expired - Fee Related JP3040661B2 (ja) | 1994-06-07 | 1994-06-07 | 化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3040661B2 (ja) |
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