JP3274483B2 - 化粧料及び化粧方法 - Google Patents

化粧料及び化粧方法

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JP3274483B2 JP01448192A JP1448192A JP3274483B2 JP 3274483 B2 JP3274483 B2 JP 3274483B2 JP 01448192 A JP01448192 A JP 01448192A JP 1448192 A JP1448192 A JP 1448192A JP 3274483 B2 JP3274483 B2 JP 3274483B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撥水撥油性に優れ、汗
や皮脂等によって顔料や紫外線吸収性粉体の消失がな
く、持続性に優れている化粧料及び該化粧料を用いた化
粧方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】一般
に、紫外線吸収性無機粉体や顔料等の化粧成分の消失、
経時による顔面のテカリ、油浮き、色くすみ等の化粧崩
れの原因としては、汗、涙、皮脂などの人体分泌物の作
用による内的要因と、皮膚の動き、手あるいは衣類との
接触、雨(水との接触)などの外環境要因がある。
【0003】これらのうち、特に皮脂が原因となる化粧
崩れが問題視されているが、これは、製品塗布後の残存
油分と皮脂発生の増加によると考えられている。すなわ
ち、一般に化粧料は油分として揮発性又は不揮発性のも
のを使用しているが、不揮発性の油分を主体とした場
合、揮発性の他の成分は肌の温度や塗布時の摩擦等によ
り容易に揮発し、後に不揮発性の油分が残り、さらにこ
れに経時的に発生した皮脂が加わり、油分として過剰に
化粧成分を濡らす結果となる。これが皮脂による化粧崩
れを招く要因となっている。また、化粧料に使用される
揮発性の油分としては、通常安全性及び使用感の点から
流動イソパラフィン等の炭化水素やオクタメチルシクロ
テトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン
等の環状シリコーンが用いられており、これらを油分の
主成分として使用すれば皮脂崩れを防止することができ
るが、これらの揮発性油分は揮発速度が速く、塗布後数
十分以内には揮発してしまうため、塗布後の感触が粉っ
ぽくなる、顔がつっぱる等仕上がり状態が悪いという問
題があり、不揮発性油分と併用されているのが現状であ
る。
【0004】一方、近年、化粧料に、耐水性、耐皮脂性
及び耐油性を向上させ、化粧崩れを防止する目的で、フ
ッ素化合物で処理された粉体(特開昭55−16720
9号、特開昭62−250074号、特開平1−180
811号及び特開平2−218603号の各公報並びに
米国特許第3632744号明細書等参照)を使用する
ことが提案されている。しかし、このような粉体は、化
粧料に通常用いられる油剤には分散し難く、特に乳化化
粧料に配合した場合、均一な化粧料が得られ難く、特に
不揮発性油剤と併用した場合には、目的とする化粧崩れ
防止効果が得られ難いという問題があった。
【0005】かかる実情において本発明者らは鋭意研究
を行った結果、油剤として液状のパーフルオロ有機化合
物を用い、化粧成分としてフッ素化合物処理粉体を用い
ることにより、上記の問題が解決されることを見出し、
特許出願した(特願平2−205136号)。しかしな
がら、液状のパーフルオロ有機化合物及びフッ素化合物
処理粉体は、何れもともに他の化粧料成分との相溶性が
悪いため、この両成分を同時に安定に配合するには、種
々の制約があった。
【0006】従って、本発明の目的は、化粧崩れ防止効
果に優れ、且つ配合成分の処方上の制約を大幅に低減す
ることのできる安定な化粧料及び該化粧料を用いた化粧
方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意検討し
た結果、液状のパーフルオロ有機化合物とフッ素化合物
処理粉体とを同一化粧料中に配合しなくても、それぞれ
別個に皮膚に適用し、皮膚上で共存する状態を実現する
ことにより、上記目的が達成されることを知見した。
【0008】本発明は、上記知見に基づいてなされたも
ので、液状のパーフルオロ有機化合物を含む化粧料組成
物Aと、フッ素化合物処理粉体を含む化粧料組成物Bと
からなり、上記化粧料組成物Aと上記化粧料組成物Bと
は、それぞれ別個に構成されており、それぞれ別個に皮
膚に適用され、皮膚上で両者が共存する状態を実現する
ように使用される化粧料を提供するものである。また、
本発明は、本発明の上記化粧料を用いた化粧方法とし
て、上記化粧料組成物A(又はB)を適用し、次いで上
記化粧料組成物B(又はA)を適用することを特徴とす
る化粧方法を提供するものである。
【0009】以下、本発明の化粧料について詳述する。
本発明の化粧料は、それぞれ別個に構成した、液状のパ
ーフルオロ有機化合物を含む化粧料組成物Aと、フッ素
化合物処理粉体を含む化粧料組成物Bとからなる。
【0010】本発明の化粧料組成物Aに用いられるパー
フルオロ有機化合物としては、常温で液体であるパーフ
ルオロ有機化合物、例えばパーフルオロデカリン、パー
フルオロアダマンタン、パーフルオロブチルテトラハイ
ドロフラン、パーフルオロオクタン、パーフルオロノナ
ン、パーフルオロペンタン、パーフルオロデカン、パー
フルオロドデカン、下記〔化1〕の一般式(I)で表さ
れるパーフルオロポリエーテル及びフルオロシリコーン
共重合体オイル等が挙げられる。
【0011】
【化1】 (式中、R1 、R3 、R4 及びR5 は同一でも異なって
もよく、それぞれフッ素原子、パーフルオロアルキル基
又はパーフルオロアルキルオキシ基を示し、R2 はフッ
素原子又はパーフルオロアルキル基を示し、p,q及び
rは分子量が500〜100000となる0以上の数を
示す。但し、p=q=r=0となることはない。)尚、
上記一般式(I)中、カッコ内に示される各パーフルオ
ロ基は、この順で並んでいる必要はなく、また、ランダ
ム重合体でもブロック重合体でもかまわない。特に粘度
が5〜5000cSt の液体状のものが好ましく、例えば
下記〔化2〕で表されるFOMBLIN HC−04
(平均分子量1500)、同HC−25(同3200)
及び同HC−R(同6600)(以上、モンテフロス社
製)や、下記〔化3〕で表されるデムナムS−20(重
量平均分子量25000)、同S−65(同450
0)、同S−100(同5600)及び同S−200
(同8400)(以上、ダイキン工業社製)等の市販品
を使用することができる。
【0012】
【化2】 (式中、x及びyは分子量が500〜100000とな
る数を示し、x/yは0.2〜2である。)
【0013】
【化3】F − (C3F6O)Z − C2F5 (式中、zは4〜500の数を示す。)
【0014】又、上記フルオロシリコーン共重合体オイ
ルとしては、次の〔化4〕の一般式(II) で表される化
合物が挙げられる。
【0015】
【化4】 (式中、Rf’はCH3 またはRf”CH2 CH2 を示
し、少なくとも一つはRf”CH2 CH2 である。ここ
で、Rf”は炭素数1〜9のパーフルオロアルキル基、
n≧1、m≧1)
【0016】上記フルオロシリコーン共重合体オイルと
しては、上記一般式(II)におけるRf’が、パーフル
オロブチル基であるものが好ましい。また、上記フルオ
ロシリコーン共重合体オイルは、上記一般式(II)にお
けるn、mによって、特に制限を受けるものではない。
上記n,mは、上記フルオロシリコーン共重合体オイル
の化粧料における用途によって決定される数値である
が、通常、2〜100のものが好ましい。具体的には、
例えば、旭硝子(株)製のFSL−300、信越化学工
業(株)製のX−22−819、X−22−820、X
−22−821、X−22−822及びFL−100、
トーレダウコーニングシリコーン(株)製のFS126
5等の市販品を用いることができる。
【0017】上記フルオロシリコーン共重合体オイル
は、通常、連鎖移動剤Rf’(CH3 2 SiOSi
(CH3 2 Rf’の存在下に〔Rf”CH2 CH
2 (CH3 )SiO〕3 〔(CH3 )SiO〕3or4を適
当な触媒下に開環重合させて製造される。
【0018】上記パーフルオロ有機化合物は、1種又は
2種以上組み合わせて用いることができ、化粧料組成物
A中に、好ましくは1〜70重量%、より好ましくは5
〜50重量%配合される。
【0019】上記化粧料組成物Aは、通常、上記パーフ
ルオロ有機化合物に、他の油剤、乳化剤、界面活性剤等
の通常の化粧料に配合される成分を適宜組み合わせるこ
とにより構成され、乳液、クリーム等の剤型として用い
ることができる。
【0020】上記の通常の化粧料に配合される成分とし
ては、例えば、ワセリン、ラノリン、セレシン、マイク
ロクリスタリンワックス、カルナバロウ、キャンデリラ
ロウ、高級脂肪酸、高級アルコール等の固形・半固形油
分、オリーブ油、ホホバ油、ヒマシ油、スクワラン、流
動パラフィン、エステル油、ジグリセライド、トリグリ
セライド,ジメチルポリシロキサン等の流動油分:水溶
性及び油溶性ポリマー:アニオン性活性剤、カチオン性
活性剤、非イオン性活性剤、ジメチルポリシロキサン・
ポリオキシアルキレン共重合体等の界面活性剤:水、無
機及び有機顔料、金属石鹸処理又はシリコン処理された
無機及び有機顔料、有機染料等の色剤:乳化剤、防腐
剤、酸化防止剤、色素、増粘剤、pH調整剤、香料、紫
外線吸収剤、保湿剤、血行促進剤、冷感剤、制汗剤、殺
菌剤、皮膚賦活剤等が挙げられ、これらは、本発明の効
果を損なわない範囲内で必要に応じて配合可能である。
【0021】また、本発明の化粧料組成物Bに用いられ
るフッ素化合物処理粉体は、フッ素化合物で母粉体を処
理してなるものである。
【0022】上記フッ素化合物としては、例えば、下記
〔化5〕で表されるポリフルオロアルキルリン酸(米国
特許第3632744号明細書参照)、フルオロアルキ
ルリン酸エステルジエタノールアミン塩のモノエステル
体及びジエステル体(特開昭62−250074号公報
参照)、パーフルオロアルキル基を有する樹脂(特開昭
55−167209号公報参照)、四フッ化エチレン樹
脂、パーフルオロアルコール、パーフルオロエポキシ化
合物、スルホアミド型フルオロリン酸、パーフルオロ硫
酸塩、パーフルオロカルボン酸塩、パーフルオロアルキ
ルシラン(特開平2−218603号公報参照)等が挙
げられる。
【化5】〔 Cm F2m+1Cn H2n O 〕y PO (OH)3-y (式中、mは1〜20の整数、nは1〜5の整数、yは
1又は2の数をそれぞれ示す。)
【0023】上記母粉体としては、顔料、紫外線吸収剤
等の水及び油に実質的に不溶な物質で化粧品として使用
可能なものであれば特に制限されず、例えば、酸化チタ
ン、酸化鉄、群青、亜鉛華、酸化マグネシウム、酸化ジ
ルコニウム、マイカ、セリサイト、タルク、シリカ、カ
オリン、水酸化クロム、カーボンブラック等の無機顔
料、ナイロンパウダー、ポリメチルメタクリレート、ス
チレン−ジビニルベンゼン共重合体、ポリエチレン粉末
等の有機粉体微粒子酸化チタン、薄片状酸化亜鉛等の紫
外線吸収性粉体及び有機顔料等が挙げられる。上記粉体
の一次粒子径は、0.01〜80μmであることが好ま
しく、特に0.1〜20μmであることが好ましい。ま
た、上記フッ素化合物による上記母粉体の処理は、例え
ば上記フッ素化合物の溶液及び上記母粉体を混合後、溶
剤を除去し、乾燥することにより行うことができる。
又、処理に用いるフッ素化合物の量は、母粉体100重
量部に対し、0.01〜30重量部とすることが好まし
く、特に0.5〜15重量部とすることが効果及び感触
上好ましい。
【0024】上記フッ素化合物処理粉体は、1種又は2
種以上を組み合わせて用いることができ、化粧量組成物
B中に、好ましくは0.01〜95重量%、より好まし
くは0.1〜85重量%配合される。
【0025】上記化粧料組成物Bは、通常、上記フッ素
化合物処理粉体に、通常の化粧料に配合される成分等を
適宜組み合わせることにより構成され、粉体固形化粧料
等、任意の剤型で用いることができる。
【0026】上記の通常の化粧料に配合される成分とし
ては、上記化粧料組成物Aと同様のものが挙げられ、本
発明の効果を損なわない範囲内で必要に応じて配合可能
である。
【0027】本発明の上記化粧料は、上記化粧料組成物
A,Bのいずれか一方を先に皮膚に適用され、次いで他
方を適用されるもので、このような本発明の化粧方法に
よれば、化粧崩れ防止効果を発揮させることができる。
【0028】本発明の化粧方法により化粧を行う際の上
記化粧料組成物A及び上記化粧料組成物Bの適用量は、
いずれも皮膚がうすく覆われる程度で、比率は等量程度
とするのが好ましい。
【0029】本発明の化粧料は、上記化粧料組成物A,
Bのいずれが先に適用されても、同様な効果を発揮する
ことができ、剤型にも特に制限はないが、本発明の化粧
料をメーキャップ化粧料として用いる場合には、上記化
粧料組成物Aを乳液、クリーム等の剤型としてベースフ
ァンデーションとして用い、次いで化粧料組成物Bを粉
末固形として仕上げ用のパウダーファンデーションとし
て用いることが好ましい。このようにして化粧を行うこ
とにより、つきが良好で、しかも透明感があり、かつ自
然な感じに仕上げることができる。
【0030】
【実施例】次に、本発明の化粧料を構成する化粧料組成
物Bに用いられるフッ素化合物処理粉体の製造例、本発
明の化粧料を構成する化粧料組成物の処方例及び実施例
を挙げ、本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれ
らの実施例に限定されるものではない。尚、下記製造例
は、下記処方例3〜5で用いるフッ素化合物処理粉体の
製造例であり、処方例で用いるフッ素化合物処理粉体の
顔料として、2種以上の顔料を示してある場合のフッ素
化合物処理粉体は、各顔料のフッ素化合物処理物の混合
物である。
【0031】製造例1 丸底フラスコ(又はニーダー)に顔料150gを入れ、
混合しながら60℃まで加熱した。これに、(C6 13
CH2 CH2 O)2 P(O)OH13gを、イソプロピ
ルエーテル1500gに溶解加温(50℃)しておいた
ものを加え、60℃で4時間混合した。その後、50〜
60℃にて、イソプロピルエーテルを減圧留去し、乾燥
してフッ素化合物処理顔料157gを得た。
【0032】製造例2 丸底フラスコ(又はニーダー)に顔料150gを入れ、
混合しながら60℃まで加熱した。これに、(C8 17
CH2 CH2 O)2 P(O)OH13gをイソプロピル
エーテル1500gに溶解加温(50℃)しておいたも
のを加え、60℃で4時間混合した。その後、50〜6
0℃にて、イソプロピルエーテルを減圧留去し、乾燥し
てフッ素化合物処理顔料161gを得た。
【0033】処方例1 下地クリーム 下記組成の下地クリームを常法により調製した。 (成分) (重量%) オクタメチルシクロシロキサン 15.0 デカメチルシクロシロキサン 15.0 パーフルオロポリエーテル 50.0 (モンテフロス社製、FOMBLIN HC04) ジヘプタデカフルオロデシルリン酸 4.0 水 残量 グリセリンジイソステアレート 5.0 クエン酸 0.5 クエン酸ナトリウム 1.5 香料 微量 尚、上記成分のジヘプタデカフルオロデシルリン酸
は、下記〔化6〕で表される化合物である。
【化6】
【0034】処方例2 UVケアベース乳液 下記組成のUVケアベース乳液を常法により調製した。 (成分) (重量%) オクタメチルシクロテトラシロキサン 25.0 パーフルオロポリエーテル 10.0 (モンテフロス社製、FOMBLIN HC−04) ジメチルポリシロキサンポリオキシアルキレン 1.0 共重合体(東レシリコーン(株)製、SH3775C) グリセリン 20.0 エタノール 5.0 水 残量 フッ素化合物処理薄片状酸化亜鉛(製造例1) 7.5 メトキシ桂皮酸オクチル 2.0 香料 適量
【0035】処方例3 パウダーファンデーション 下記組成中の顔料(成分)を混合し、粉砕機を通して
粉砕した。粉砕した顔料を高速ブレンダーに移し、これ
に、結合剤等の他の成分を混合して均一にしたものを加
えて更に混合し、均一にした。これを粉砕機で処理し、
ふるいを通して粒度をそろえた後、数日間放置してから
金皿等の容器中に圧縮成型して、パウダーファンデーシ
ョンを得た。 (成分) (重量%) フッ素化合物処理粉体(製造例2) 酸化チタン 10.0 セリサイト 30.0 タルク 30.0 カオリン 5.0 ベンガラ 2.0 黄酸化鉄 2.5 黒酸化鉄 0.1 ポリエチレン粉末 4.0 スクワラン 4.0 ジメチルポリシロキサン(信越化学製、KF−96 6cs) 12.0 防腐剤 適量 香料 微量
【0036】処方例4.ほお紅 処方例3と同様にして、下記組成のほお紅を得た。 (成分) (重量%) フッ素化合物処理粉体(製造例2) カオリン 50.0 マイカ 13.0 酸化チタン 12.0 酸化鉄(赤、黄、黒) 5.0 有機顔料(赤色202号) 2.4 ジメチルポリシロキサン(信越化学製、KF−96 6cs) 17.4 防腐剤 0.1 香料 適量
【0037】処方例5.パウダーアイシャドー 雲母チタン以外の顔料を先に混合、粉砕した後、これに
雲母チタンを混合した他は、処方例3と同様にして、下
記組成のパウダーアイシャドーを得た。 (成分) (重量%) フッ素化合物処理粉体(製造例2) 雲母チタン 5.0 セリサイト 36.0 マイカ 24.0 酸化鉄(赤、黄、黒) 2.0 群青 10.0 紺青 6.0 ジメチルポリシロキサン(信越化学製、KF−96 6cs) 10.0 スクワラン 5.0 ソルビタントリオレエート 1.0 防腐剤 適量 香料 微量
【0038】実施例 上記処方例1〜2を下地とし、上記処方例3〜5を仕上
げ用として、それぞれ6通りの組み合わせについて女性
パネル各20名に1週間試用させたところ、いずれの場
合も、市販品と比べて、つき、仕上がり良好との意見を
得た。又、肉眼観察により、化粧崩れが少ないことが観
察された。
【0039】
【発明の効果】本発明の化粧料によれば、化粧崩れ防止
効果に優れ、且つ配合しにくい成分を別々の化粧料組成
物に配合することができるため処方上の制約が大幅に低
減され、従って、本発明の化粧料は、夏用、スポーツ用
等の化粧料として、ローション、乳液、クリーム、固
形、粉末等自由な剤型で用いることができる。
【0040】また、本発明の化粧方法によれば、液状の
パーフルオロ有機化合物とフッ素化合物処理粉体とを同
一化粧料中に配合しなくても、それらを皮膚上で共存す
る状態を実現することができ、本発明の化粧料の上記効
果を発揮させることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−295912(JP,A) 特開 平3−264511(JP,A) 特開 昭55−167209(JP,A) 特開 昭62−250074(JP,A) 特開 昭63−2916(JP,A) 特開 平1−180810(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 7/00 - 7/48

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液状のパーフルオロ有機化合物を含む化
    粧料組成物Aと、フッ素化合物処理粉体を含む化粧料組
    成物Bとからなり、上記化粧料組成物Aと上記化粧料組
    成物Bとは、それぞれ別個に構成されており、それぞれ
    別個に皮膚に適用され、皮膚上で両者が共存する状態を
    実現するように使用される化粧料。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の化粧料組成物Aを適用
    し、次いで請求項1記載の化粧料組成物Bを適用するこ
    とを特徴とする化粧方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の化粧料組成物Bを適用
    し、次いで請求項1記載の化粧料組成物Aを適用するこ
    とを特徴とする化粧方法。
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