JP3036681U - 多段式整理棚 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 金型等の物品の収納に際し、有効収納容積が
充分で且つ収納作業、取出作業が安全、容易に行えるも
のを提供しようとするものである。 【解決手段】 上面を開放して出入空間を列設し内部の
載置面に金型等の物品の収納を自在とした収納体と、該
収納体の上面を走行自在なるよう列設した複数個の台車
とよりなっていて、該台車を移動させることにより前記
出入空間の少なくとも一つを開放自在とした整理棚にお
いて、台車の各々には収納体上を走行する駆動輪を設
け、該駆動輪は手動或は電動操作により正逆転自在とし
た多段式整理棚。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は金型等を収納したり、或は取りだすのに便利な整理棚に関するもので ある。

【０００２】

【従来の技術】

従来この種の整理棚は引出式とか上下の回転板に収納する方式等がある。

【０００３】

【従来技術の欠点】

然し乍ら引出方式にあっては取出或は収納作業中に前側に荷重がかかりすぎて スム−ズな移動ができなかったり、前側に倒れないようにするための取付工事に 負担が掛かったりするなどの欠点がある。

【０００４】 又回転方式にあっては収納するものが重量のあるものほど大仕掛けで高価な装 置であり、而も比較的収納容積が小さく一般的でない。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

本考案はこれらの欠点を解消すべく開発されたもので、有効収納容積が充分で 且つ収納作業、取出作業が安全、容易に行えるものを提供しようとするものであ る。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

底で本考案は、上面を開放して出入空間を列設し内部の載置面に金型等の物品 の収納を自在とした収納体と、該収納体の上面を走行自在なるよう列設した複数 個の台車とを設けて、該台車を移動させることにより前記出入空間の少なくとも 一つを開放自在とした整理棚において、台車の各々には収納体上を走行する駆動 輪を設け、該駆動輪は手動或は電動操作により正逆転自在としたものである。

【０００７】

【実施例】

本考案を図示の実施例によって詳記すると、上面を開放して等間隔の出入空間 １、１…を列設し内部の載置面２に金型等の物品を収納自在とした収納体３と、 該収納体３の上面を走行自在なるよう列設した前記出入空間１の長さと略等しい 複数個の台車４、４…とよりなっている。

【０００８】 該台車４、４…は収納体３の上面に設けたレ−ル５を移動せしめることにより 前記出入空間１、１…の一づつを開放するようになっている。

【０００９】 台車４、４…の車６、６の中の一方を駆動輪６’とし、該駆動輪６’は大歯車 ７、チェ−ン８、小歯車９、駆動軸１０、ハンドル１１等よりなる駆動装置１２ により手動で正逆に駆動するようになっているが、この駆動装置１２は図示しな い減速機、モ−タ等の電動により正逆に駆動するようにしてもよい。

【００１０】 台車４、４…の左右端及び収納体３上方に設けたフレ−ム１３には、互いに掛 脱自在な自動フック１４と掛合リング１５を設け、互いを衝当させることにより 自動的に掛合されて連結するようになっており、この連結を任意の位置の自動フ ック１４を持ち上げ掛合を解いて台車４を移動させ、先端に位置する台車４の自 動フック１４或は掛合リング１５をフレ−ム１３の対応するそれらに掛合させて 出入空間１をつくるようにする。台車相互及び台車と収納体或はフレ−ムとのロ ック手段は他の汎用手段でもよい。

【００１１】 図中１６、１６’はストッパ−で、台車４、４…が一出入空間１分だけ移動し たときに停止するようにしてある。

【００１２】

【考案の作用】

本案は以上の如く具現されるもので、先ず収納体３の載置面２に金型等を出入 させるには、所要位置の台車４の自動フック１４を持ち上げて他の台車４或はフ レ−ム１３との連結を解き、解離した当該台車４、或は解離した当該台車４に連 結されている他の台車の駆動装置１２のハンドル１１或は図示しないモ−タを操 作し駆動輪６’を駆動させて一出入空間１を空けるよう台車４を移動しストッパ −１６、１６’で停止させ、先端の台車４とフレ−ム１１、台車４と台車４相互 は互いの自動フック１４と掛合リング１５が掛合してロックされ、不用意に動か ないようにして出入空間１を形成し、この出入空間１より吊るされた金型等を載 置面２に置く。取り出すときも同じ操作をする。

【００１３】 台車４、４上には通常の手段により金型等を載せればよい。

【００１４】

【考案の効果】

本案は叙上の如く、上面を開放して出入空間１、１…を列設し内部の載置面２ に金型等の物品の収納を自在とした収納体３と、該収納体３の上面を走行自在な るよう列設した複数個の台車４、４…とよりなっていて、該台車４、４…を移動 させることにより前記出入空間１、１…の少なくとも一つを開放自在とした整理 棚において、台車の各々には収納体上を走行する駆動輪を設け、該駆動輪は手動 或は電動操作により正逆転自在としたので、駆動輪の操作により金型等の載って いる重い台車を簡単に移動させて収納体の載置面の金型等を取り出すことができ る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案多段式整理棚の正面説明図。

【図２】駆動装置部分の拡大正面説明図。

【図３】駆動装置部分の平面説明図。

【符号の説明】

１ 出入空間 ２ 載置面 ３ 収納体 ４ 台車 ５ レ−ル ６ 車 ６’ 駆動輪 ７ 大歯車 ８ チェ−ン ９ 小歯車 １０ 駆動軸 １１ ハンドル １２ 駆動装置 １３ フレ−ム １４ 自動フック １５ 掛合リング １６、１６’ ストッパ−

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 上面を開放して出入空間を列設し内部の
   載置面に金型等の物品の収納を自在とした収納体と、該
   収納体の上面を走行自在なるよう列設した複数個の台車
   とよりなっていて、該台車を移動させることにより前記
   出入空間の少なくとも一つを開放自在とした整理棚にお
   いて、台車の各々には収納体上を走行する駆動輪を設
   け、該駆動輪は手動或は電動操作により正逆転自在とし
   た多段式整理棚。