JP3036162B2 - 仮想空間共有方法及び仮想空間共有サーバ - Google Patents

仮想空間共有方法及び仮想空間共有サーバ

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JP3036162B2 JP3274234A JP27423491A JP3036162B2 JP 3036162 B2 JP3036162 B2 JP 3036162B2 JP 3274234 A JP3274234 A JP 3274234A JP 27423491 A JP27423491 A JP 27423491A JP 3036162 B2 JP3036162 B2 JP 3036162B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンピュータネットワー
クを用いたデータの仮想空間共有方法及び仮想空間共有
サーバに係わり、特に仮想空間を用いて多人数が対話を
行う場合に現実に近いコミュニケーションが行なえる様
にした仮想空間共有方法及び仮想空間共有サーバに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、3次元的な空間をモデルで作
って、表示手段及び音響手段を用いて利用者の周囲に3
次元的空間がある様に再現させた仮想空間を用いた種々
の利用形態が考えられている。
【0003】その利用形態の1つとして高速な通信網と
組合せて遠隔地の人々が一室に会した様な感覚で会議や
作業を行う様な臨場感通信方式等が知られている。
【0004】ネットワーク通信を用いたリアルタイムで
のコミュニケーションシステムにもいくつかの方式が提
案されている。その一つはUNIXにおけるトーク(T
alk)プログラムの様に二人の利用者が一対一で対話
するものであり、他のシステムは上述した臨場感通信方
式やパソコン通信でのチャットと呼ばれるものの様に一
つの仮想空間(例えば部屋、作業空間)を多数の利用者
が一つの仮想空間を同時に共有し、一人が発したメッセ
ージを全利用者が知ることが出来る様に成したものであ
る。又、通信会議ワークステーションの共用ウィンドウ
の設計に於いて、他の人が視ているものと同じものが見
えるWYSWIS(Whatyousee is wh
at I See)等が提唱されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来構成の臨場
感通信方式によれば遠隔地にいる人も同一の仮想空間で
会議している様な感じが得られる。又、チャット等を用
いてLLやティチングマシン(TM)として利用するこ
とを考えると、一人が発したメッセージが全利用者に届
く様なものであるから仮想空間の範囲は例えば部屋等に
限定され、TM等で考えれば多人数の生徒と教育者との
対話以外の利用価値がなかった。
【0006】本発明は叙上の問題点を解決されるために
成されたもので、その目的とするところは仮想空間をよ
り広げることが出来て、より現実に近いコミュニケーシ
ョン通信を多数の利用者が行い得る仮想空間共有方法及
び仮想空間共有サーバを提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の仮想空間共有方
法は単一の仮想空間を複数の端末で共有する仮想空間共
有方法において、各端末のユーザからのメッセージを受
信するメッセージ受信処理ステップと、各端末から到来
したメッセージに基づいて、各ユーザの仮想空間上にお
ける状態情報を更新する更新処理ステップと、更新され
た各ユーザの状態情報に基づいて、予め設定された仮想
空間上の所定のメッセージ到達範囲内に位置する他のユ
ーザの端末に対して、更新された各ユーザの状態情報に
対応したメッセージを送信するメッセージ送信処理ステ
ップとを備えたことを特徴とするものである。本発明の
仮想空間共有サーバは単一の仮想空間を複数の端末で共
有する仮想空間共有サーバにおいて、各端末のユーザか
らのメッセージを受信するメッセージ受信手段と、各端
末から到来したメッセージに基づいて、各ユーザの前記
仮想空間上における状態情報を更新する更新手段と、更
新された各ユーザの状態情報に基づいて、予め設定され
た仮想空間上での所定のメッセージ到達範囲内に位置す
る他のユーザの端末に対して、更新された各ユーザの状
態情報に対応したメッセージを送信するメッセージ送信
手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】本発明の仮想空間共有方法及び仮想空間共有サ
ーバは複数の端末をイーサネットで接続し、端末の表示
手段(以下CRTと記す)2A,2B‥‥に3次元の仮
想空間の例えば街をサーバ3を介して映出させるが、映
出パターンは利用者の発信するメッセージが到達する範
囲に限定して、この範囲内に居る他の利用者とだけ送受
信出来る様にして、現実感のあるコミュニケーションを
行う様にしたものである。
【0009】
【実施例】以下、本発明の仮想空間共有方法及び仮想空
間共有サーバの一実施例をTMに適用した場合について
説明する。
【0010】本発明は、コンピュータネットワーク上に
仮想の空間を設定して、その空間内で複数のユーザによ
りコミュニケーションを行なったときにメッセージの到
達範囲を限定することで、現実での対話のような、すな
わち、あるユーザにはメッセージが送られ、他のユーザ
にはメッセージが届かないような対話のコントロールを
実現することの出来る仮想空間共有方法及び仮想空間共
有サーバを提供しようとするもので以下、本発明を詳記
する。
【0011】図1は本発明の仮想空間共有方法及び仮想
空間共有サーバのシステムの概要を説明するための模式
図であり、図2はハードウェア構成図を示している。
【0012】図2で、4はイーサネット(Ethern
et)のバスでこのバス4には端末5A,5B‥‥並に
同じく端末であるが送信装置(サーバ)3が接続されて
いる。これら端末5A,5B及び送信装置3としてはU
NIXワークステーション等が用いられる。各ワークス
テーションは表示手段としてのCRT2A,2B‥‥2
M並にマイクロコンピュータ(CPU)を含むワークス
テーション(EWS)6A,6B‥‥6Mとキーボード
7A,7B‥‥7M等からなり、バス4は各EWS6
A,6B‥‥6Mと接続されコンピュータネットワーク
が形成されている。
【0013】又、動作環境としてはBSD系のUNIX
オペレーションシステムとXウィンドウシステム等を必
要とする。
【0014】この様なハードウェア構成に於いて、本例
ではCPUを用いて例えば3次元的な町並の仮想空間を
背景データベースとして作ってメモリに格納して置く、
図1については仮想空間1として2次元的な地図が示さ
れている。CRT2A,2B‥‥2Mに表示される街に
は利用者(ユーザ)が通過出来る道8と建物等の障害物
9が表示される。この場合送信装置3のCPUのメモリ
には地図データを持っていて、CRT2A,2Bに表示
される街の中に個々のユーザA、ユーザB、ユーザC、
ユーザDの様にユーザ10が配置される。
【0015】例えばユーザAの端末5AのCRT2Aに
はユーザAの周囲の道8や障害物9等の配置を示す地図
だけを表示し、ユーザBの端末5BのCRT2Bにはユ
ーザBの周囲の道8や障害物9等の配置を示す地図だけ
を表示させる様に送信装置3の端末が制御する。
【0016】ユーザA乃至Dは移動コマンドで道8に沿
って移動することが出来る。移動することでCRT2
A,2Bに表示されている地図は順次書き変えられて行
く。
【0017】又、メッセージ発信コマンドによって他の
ユーザA,Bにメッセージ11A,11Bを発信するこ
とが出来る。他のユーザが発信したメッセージを受け取
ると、それをCRT2A,2B上に表示する。この様な
メッセージ11A,11Bの送受信によってユーザAB
間のコミュニケーションを実現することが出来る様に成
されている。
【0018】上述の如きシステムを構成するためのソフ
トウェア構成を図3乃至図6について説明する。
【0019】本例の仮想空間共有方法及び仮想空間共有
サーバのシステムのソフトウェアは図3に示す様に各ユ
ーザ10の例えばユーザA及びユーザBからのメッセー
ジ発信等のコマンドを受けとってそれを発信するクライ
アントプロセス20A,20B‥‥と、各クライアント
プロセス20A,20B‥‥からのコマンドを受けとっ
て、必要な処理をし、結果を発信したクライアントに返
したり、送られてきたメッセージ11A,11Bを他の
適切なユーザA,Bに配布したりするサーバプロセス2
1という2種類のプロセスにより構成される。
【0020】このクライアントプロセス20A,20B
‥‥はユーザ一人に対して一つのプロセスが必要であ
り、図4に示す様にクライアントプロセス20A,20
B‥‥は入力としてユーザ10からコマンドを受けと
る。各ユーザ10からの主なコマンドはメッセージを発
信するメッセージ発信コマンド10Aと地図上を移動す
る移動コマンド10Bである。
【0021】クライアントプロセス20A,20B‥‥
はこれらコマンド10A,10Bを受けとると、クライ
アントプロセス20A,20B‥‥はコマンドと必要な
情報(メッセージの内容、移動する方向等)22A,2
2Bをサーバプロセス21に送信する。
【0022】更に、クライアントプロセス20A,20
B‥‥はサーバプロセス21から送信されて来る画面描
き換え要求23A及び他のユーザからの着信メッセージ
23Bのコマンドを受信し、各ユーザ10に他のユーザ
からのメッセージ表示24B及び移動した結果に応じた
地図を再表示する。
【0023】この地図は上述した様に、サーバプロセス
21の持つ地図情報の中の一部を表示する。例えばサー
バプロセス21が持っている地図上の各ユーザ10の位
置を中心とした、その付近の地図だけである。
【0024】又、サーバプロセス21はイーサネット等
のLAN中に1つだけ存在し、このサーバプロセス21
はクライアントプロセス20A,20B‥‥からのコマ
ンドを受け取って処理する。このサーバプロセス21は
図5に示す様に地図情報と各ユーザ10の位置情報26
を持っている。地図情報とはCPU上に設けた仮想の街
の地図の情報である。この地図にある道の上に各ユーザ
10を配置し、ユーザの位置を位置情報として管理して
いる。
【0025】以下、図4乃至図6によって本例のプログ
ラム動作を説明する。
【0026】クライアントプロセス20A,20Bから
各ユーザの移動コマンド10B,10B‥‥を受信する
と、サーバプロセス21は移動の方向とユーザの位置情
報から地図情報と位置情報26に基づいて、ユーザ10
が移動可能かどうか、(道8から外れていないかどう
か)を判断し、移動可能であれば、移動コマンド10
B,10Bに応じて位置情報を変更する。又、変更によ
ってクライアントプロセス20A,20Bが表示すべき
地図(ユーザ10の位置を中心としてその付近の地図)
が変化するので新しい画面描き換え表示データ34Aを
クライアントプロセス20A,20B‥‥に送る。
【0027】又、クライアントプロセス20A,20B
からメッセージ発信コマンド22Bを受信すると後述の
実際のフローチャート説明図で詳記する方法でメッセー
ジを送るユーザ10を決定して、そのユーザ10のクラ
イアントプロセス20A,20Bに向けてメッセージ転
送25を行なう様に成されている。
【0028】即ち、図6に示す様にサーバプロセス21
と各クライアントプロセス20A,20B‥‥は独立し
て動作しながら、コマンドの授受により協調してユーザ
間で対話が実現される。
【0029】上述の例えばクライアントプロセス20A
の発信したメッセージ22Bを従来ではサーバプロセス
21がすべてのクライアントプロセス20B‥‥に配布
するシステムであるが、本発明ではユーザ10中の特定
の例えばユーザAからのメッセージ発信のコマンド22
Bに重み付けが施される。この重み付け方法としては
「声の大きさ」等のパラメータが付加される。
【0030】「声の大きさ」が小さいとメッセージ22
Bを発信したユーザのすぐ近く(サーバプロセスの地図
情報の上での距離での近く)にいるユーザだけにメッセ
ージが届く。「声の大きさ」が大きいと多少離れたとこ
ろにいるユーザにもメッセージが届く様な判断が成され
る。
【0031】以下、この様なメッセージ発信22Bをサ
ーバプロセス21が判断して他のクライアントプロセス
20A,20Bにメッセージを届ける場合の制限範囲の
決定プロセスを図7で説明する。
【0032】図7で第1ステップST1 では所定のユー
ザAが例えばクライアントプロセス20Aを介し発信者
名、メッセージ、レベルをキーボード等に入力する。
【0033】この様なメッセージ発信22Bを受けると
サーバプロセス21は第2ステップST2 に示す様に、
発信者名から位置情報を検索してユーザの位置と番号を
調べる。
【0034】サーバプロセス21には例えば表1に示す
様なイメージで各クライアントプロセス20A,20B
のユーザ名、仮想空間上での位置(x,y)及び向き及
び番号が保持されている。ここでは複数のクライアント
プロセス20A,20B‥‥が存在するので、この番号
を用いてクライアントiと表記する。第2ステップST
2 ではクライアント番号はxに選択される。
【0035】
【表1】
【0036】第3ステップST3 ではレベル及び向きに
応じてメッセージの届く範囲を決定する。即ち、具体的
には所定のユーザ10のメッセージ発信22Bの「声の
大きさ」のレベルによってメッセージが到達する範囲を
図8に示す様に設定する。図8で30は特定のユーザ1
0の画面29上の位置を示し、31は声の大きさが小さ
い時にメッセージ発信22Bが届く範囲を示し、32は
声の大きさが中位いの時にメッセージ発信22Bが届く
範囲を、33は声の大きさが大きい時にメッセージ発信
22Bが届く範囲を示している。
【0037】この様に同じユーザ10の近くにいても声
の大きさによってメッセージ発信22Bが届いたり届か
なかったりするというコントロールが簡単に実現でき
る。例えば、図9のように、ユーザ30の特定のユーザ
Aのメッセージが「声の大きさ」大で発信されると、そ
のメッセージは34の様にユーザB,Cの両者に届く、
これに対して、ユーザCが「声の大きさ」中で発したメ
ッセージは35の様にユーザAには届かない。
【0038】「声の大きさ」によってメッセージの届く
範囲を決定するので、現実での会話に近い状況を作り出
すことができる。
【0039】更に、図10に示す様に地図上でユーザ3
0の位置と向きに合わせてメッセージ発信22Bの届く
範囲36を規定させる条件を加味してもよく第3ステッ
プST3 ではレベルと向きの両方をとってメッセージの
届く範囲を定める場合を示している。
【0040】この様に「声の大きさ」のレベル及びユー
ザの位置と向きでメッセージ発信22Bの範囲を限定す
るためには予め表2に示す様にメッセージの届く座標を
サーバプロセス21のCPUのメモリに保持しておき、
レベルと向きに対応して、表2を検索して、メッセージ
の届く範囲を決定する。表2の座標は発信者の座標との
差分になっているので発信者の座標に検索して得た座標
を加算して得られた座標の範囲にメッセージが届く様に
成される。
【0041】
【表2】
【0042】今、クライアントxの座標を(XX
Y )とすると表2を基に考えると、レベルが1で、向
きが北の場合は(XX −1,YX +3),(XX ,YX
+3),(XX +1,YX +3),(XX −2,YX
2)‥‥の座標の範囲にメッセージが届く様にする。
【0043】次に第4ステップST4 に進んでクライア
ントi=0とし、第5ステップST 5 ではi≧クライア
ントの数かを判断し、YESであれば第1ステップST
1 に戻される。NOであれば第6ステップST5 に進め
られる。
【0044】第6ステップST6 ではクライアントi=
xかを判断し、NOであれば第7ステップST7 に進
む。第7ステップST7ではクライアントiの位置がメ
ッセージの届く範囲内であるかを判断する。ここではク
ライアントx(発信者)の座標値(XX ,YY )とクラ
イアントiの座標(Xi ,Yi )との差分(XX
i ,YY −Yi )が表2で得たデータの中にあれば、
そのクライアントiにメッセージ発信22Bが届くこと
になる。
【0045】第7ステップST7 がYESであれば第8
ステップST8 で発信したクライアントXと他のクライ
アントiの間に障害物があるか否かを判断する。この障
害物を判断するフローチャートは図12で後述するも、
クライアントx(発信者)の座標値(XX ,YX )とク
ライアントiの座標値(Xi ,Yi )の2点を結ぶ直線
の方程式を求めて、その直線上に障害物が有るかどうか
を調べる。
【0046】第6ステップST6 、第8ステップST8
がYESで第7ステップST7 がNOである場合は第1
0ステップST10に進められて、第5ステップST5
戻される。第8ステップST8 がNOであれば第9ステ
ップST9 に進む。第9ステップST9 ではメッセージ
をクライアントiに送信し、第10ステップST10でi
→i+1として第5ステップST5 に戻している。
【0047】第8ステップST8 では障害物或は遮蔽物
38の判定を行なっているが、これは図11に示す様に
ユーザ30の位置に対し、障害物38がある方向にはメ
ッセージが到達しない様に成され、37に示す様にメッ
セージが届く範囲が遮断される様に成る、この様な点を
加味すればより現実に近い対話制御が容易に行なわれ
る。
【0048】図12によって、障害物38の有無を調べ
るフローチャートを説明する。第1ステップSTP1
はクライアントx(発信者)とクライアントi(クライ
アントxからメッセージが届くかどうかを調べる対象)
の座標を夫々(XX ,YX ),(Xi ,Yi )とする。
【0049】第2ステップSTP2 ではXX −Xi /Y
X −Yi =aを求める。
【0050】第3ステップSTP3 ではYi −a・Yi
=bを求める。
【0051】第4ステップSTP4 ではXmin =min
(XX ,Xi ),Xmax =max(XX,Xi )として
Xの最大、最小を求める。
【0052】次の第5ステップSTP5 ではXmin +1
としてXを求める。
【0053】第6ステップSTP6 ではa・X+bとし
てYを求める
【0054】第7ステップSTP7 では(X,Y)に障
害物があるかをチェックする。ここでYESであればク
ライアントxとクライアントiの間に障害物38がある
(第8ステップSTP8 )となり、NOであれば第9ス
テップSTP9 に進む。
【0055】第9ステップSTP9 ではX=X+1と
し、次の第10ステップSTP10でX≧Xmax かをチェ
ックする。NOでは第6ステップSTP6 に戻され、Y
ESでは第11ステップSTP11に進む。第11ステッ
プSTP11ではクライアントxとクライアントiの間に
障害物38がないことが判断される。
【0056】上述の各実施例では32×32のマス目の
中に仮想空間、即ち街を作っているために1マスが単位
となり、ユーザ10の移動も1マスを単位としているの
でメッセージの届く範囲が図9乃至図11に示す様に四
角い範囲となっているが図13乃至図15に示す様に距
離をマス目より小さな単位にとってその単位を基にした
距離によって範囲を指定する様にしてもよい。
【0057】図13は声の大きさでメッセージの届く範
囲34Aを略円形にした場合であり、図14はユーザ3
0の向きによりメッセージの届く範囲36Aを扇状にし
た場合であり、図15は障害物38によってメッセージ
の届く範囲37Aが円形から一部遮断された場合を示し
ている。
【0058】本発明の仮想空間共有方法及び仮想空間共
有サーバによれば仮想空間を部屋での一対一の対話とい
うレベルから、街というレベルへ広げて、その中で多人
数が互いに対話を実現することが可能となり、したがっ
て、人口的に仮想の街を作り上げ、その街の中へ多数の
利用者が参加してコミュニケーションしながら楽しむと
いうような利用が可能となった。更に、道順を尋ねるな
どの現実的な対話を生み出せるので、語学教育用のLL
やTMツールに応用することもできる。
【0059】
【発明の効果】一つの仮想空間内に多数の利用者が同時
に存在する時に、各利用者の発信するメッセージの到達
する範囲を限定して、その範囲内にいる他の利用者だけ
に送信することにより、より現実に近いコミュニケーシ
ョンを実現できる仮想空間共有方法及び仮想空間共有サ
ーバが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の仮想空間共有方法及び仮想空間共有サ
ーバのシステムの概要図である。
【図2】本発明の仮想空間共有方法及び仮想空間共有サ
ーバのハードウェア構成図である。
【図3】本発明の仮想空間共有方法及び仮想空間共有サ
ーバのプログラム構成図である。
【図4】本発明の仮想空間共有方法及び仮想空間共有サ
ーバに用いるクライアントプロセスの説明図である。
【図5】本発明の仮想空間共有方法及び仮想空間共有サ
ーバに用いるサーバプロセスの説明図である。
【図6】本発明の仮想空間共有方法及び仮想空間共有サ
ーバのプログラムの動作例を示す図である。
【図7】本発明の仮想空間共有方法及び仮想空間共有サ
ーバでメッセージの届くクライアントを決定するアルゴ
ニズムを示す流れ図である。
【図8】メッセージの届く範囲を説明する図である。
【図9】声の大きさによってメッセージの届き方の違い
を示す説明図である。
【図10】ユーザの地図上での向きに応じたメッセージ
の到達範囲を示す図である。
【図11】遮蔽物のあるときのメッセージの到達範囲を
示す図である。
【図12】障害物の有無を調べる流れ図である。
【図13】距離により範囲を決定する他の例を示す説明
図である。
【図14】距離とユーザの向きにより範囲を決定する他
の例を示す説明図である。
【図15】距離と遮蔽物により範囲を決定する他の例の
説明図である。
【符号の説明】
1 仮想空間 2A,2B‥‥2M 端末表示手段(CRT) 3 送信装置 6A,6B‥‥6M EWS 8 道 9 建物 10 ユーザ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−256243(JP,A) 特開 平3−232354(JP,A) 特開 平3−119476(JP,A) 特開 平2−186737(JP,A) 特開 平2−84860(JP,A) 鈴木 元,「仮想空間を用いた画像コ ミュニケーション環境 Visual Communication Envi ronment Using Virt ual Space Technolo gy」,情報処理学会研究報告 Vo l.93 No.34,(1993.04.28) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 13/00 355 G06T 15/00 G06F 3/14 - 3/153 G06F 15/00 H04L 12/40

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単一の仮想空間を複数の端末で共有する
    仮想空間共有方法において、 上記各端末のユーザからのメッセージを受信するメッセ
    ージ受信処理ステップと、 上記各端末から到来したメッセージに基づいて、上記各
    ユーザの上記仮想空間上における状態情報を更新する更
    新処理ステップと、 更新された上記各ユーザの状態情報に基づいて、予め設
    定された上記仮想空間上の所定のメッセージ到達範囲内
    に位置する他のユーザの端末に対して、更新された各ユ
    ーザの状態情報に対応したメッセージを送信するメッセ
    ージ送信処理ステップとを備えたことを特徴とする仮想
    空間共有方法。
  2. 【請求項2】 前記メッセージは、前記各ユーザが前記
    各端末を操作することによって入力される前記仮想空間
    上におけるユーザの移動方向を示す情報であり、 前記更新処理ステップで更新される状態情報は、上記各
    ユーザの上記仮想空間上における位置情報であり、 上記更新処理ステップによって更新された上記各ユーザ
    の上記仮想空間上における位置情報に応じて、前記メッ
    セージ到達範囲を決定するメッセージ到達範囲判定処理
    ステップを更に備えたことを特徴とする請求項1に記載
    の仮想空間共有方法。
  3. 【請求項3】 前記メッセージは、前記各ユーザが前記
    各端末を操作することによって入力される前記仮想空間
    上におけるユーザの移動方向と視線方向を示す情報であ
    り、 前記更新処理ステップで更新される状態情報は、上記各
    ユーザの上記仮想空間上における位置情報と視線方向情
    報であり、 前記更新処理ステップによって更新された上記各ユーザ
    の上記仮想空間上における位置情報と視線方向情報とに
    応じて、前記メッセージ到達範囲を決定するメッセージ
    到達範囲判定処理ステップを更に備えたことを特徴とす
    る請求項1に記載の仮想空間共有方法。
  4. 【請求項4】 単一の仮想空間を複数の端末で共有する
    仮想空間共有サーバにおいて、 上記各端末のユーザからのメッセージを受信するメッセ
    ージ受信手段と、 上記各端末から到来したメッセージに基づいて、上記各
    ユーザの上記仮想空間上における状態情報を更新する更
    新手段と、 更新された上記各ユーザの状態情報に基づいて、予め設
    定された上記仮想空間上での所定のメッセージ到達範囲
    内に位置する他のユーザの端末に対して、更新された各
    ユーザの状態情報に対応したメッセージを送信するメッ
    セージ送信手段とを備えたことを特徴とする仮想空間共
    有サーバ。
  5. 【請求項5】 前記メッセージ受信手段は、前記各ユー
    ザが前記各端末を操作することによって入力される前記
    仮想空間上におけるユーザの移動方向を示す情報をメッ
    セージとして受信し、 前記更新手段は上記各ユーザの上記仮想空間上における
    位置情報を更新し、 前記更新手段によって更新された上記各ユーザの上記仮
    想空間上における位置情報に応じて、前記メッセージ到
    達範囲を決定するメッセージ到達範囲判定手段を更に備
    えたことを特徴とする請求項4に記載の仮想空間共有サ
    ーバ。
  6. 【請求項6】 前記メッセージ受信手段は、前記各ユー
    ザが前記各端末を操作することによって入力される前記
    仮想空間上におけるユーザの移動方向と視線方向を示す
    情報をメッセージとして受信し、 前記更新手段は、上記各ユーザの上記仮想空間上におけ
    る位置情報と視線方向情報を更新し、 上記更新手段によって更新された上記各ユーザの上記仮
    想空間上における位置情報と視線方向情報とに応じて、
    前記メッセージ到達範囲を決定するメッセージ到達範囲
    判定手段を更に備えたことを特徴とする請求項4に記載
    の仮想空間共有サーバ。
JP3274234A 1991-10-22 1991-10-22 仮想空間共有方法及び仮想空間共有サーバ Expired - Lifetime JP3036162B2 (ja)

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