JP3034397U - エラスチックバンド制御装置 - Google Patents

エラスチックバンド制御装置

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JP3034397U JP1996007806U JP780696U JP3034397U JP 3034397 U JP3034397 U JP 3034397U JP 1996007806 U JP1996007806 U JP 1996007806U JP 780696 U JP780696 U JP 780696U JP 3034397 U JP3034397 U JP 3034397U
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チュン レウ シュエ
チャオ シン シアオ
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チュン レウ シュエ
チャオ シン シアオ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 左右,前後,上下の位置を調整できるエラス
チックバンド制御装置を提供する。 【解決手段】 固定板1の前部に牽制体4を配設する。
牽制体4の鈎状の腕2と受け台3とが形成した開口部7
にカンチレバー8及び固定腕9を配設する。カンチレバ
ー8の他端の前部に矩形体13を配設する。矩形体13
の前部に連結台15を配設する。ねじ6a,6bを固定
板1の長孔5a,5bに沿って水平方向に移動すること
により、牽制体4の固定板1に対する左右方向の位置を
最も適当な地点に調整する。ねじ11a,11bを受け
台3の縦孔10a,10bに沿って前後方向に移動し、
固定腕9の受け台3に対する前後方向の位置を最も適当
な地点に調整する。ねじ16a,16bを矩形体13の
長孔14a,14bに沿って垂直方向に移動し、連結台
15の矩形体13に対する上下方向の位置を最も適当な
高さの地点に調整する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、エラスチックバンド制御装置に関し、ミシンがエラスチックバンド のある水泳着,パンツ,運動服等の製品を方便に縫製するように、該装置はミシ ンの下部に固定すると共に、縫製の必要のために左右,前後,上下の位置を調整 し、該装置を軽易にミシンの縫製部より引き分けることができる他、本装置はエ ラスチックバンドの左右の厚さが不均等の場合に、エラスチックバンドが左に偏 って滑走したりあるいは右に偏って滑走するのを防止するために、エラスチック バンドの左右の厚さの差異に即応させ、上記の構造を有してエラスチックバンド のある製品を縫製し、生産能力と品質を向上させるエラスチックバンド制御装置 に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般にミシンは主として製品を縫い合わせるのに用い、エラスチックバンドの ある製品を縫製する場合は、図18に示すように、ミシン機体33にエラスチッ クバンド34を緊縮する機械式あるいはモータ式のエラスチックバンド制御装置 35を配設し、実際に必要とするエラスチック・ストレングスに組合わせてエラ スチックバンド34を緊縮する長さをエラスチックバンド制御装置35により制 御するようになっている。
【0003】 ところが、図18に示すものは、エラスチックバンド制御装置35を左右,前 後,上下の調整する機能と移動する機能がないので、エラスチックバンド34の ある製品を縫製するのに不便であった。
【0004】 また、エラスチックバンド34の種類も非常に多く、エラスチックバンド34 の左右の厚さも一致しないので、エラスチックバンド34の左辺が右辺よりも厚 い場合、エラスチックバンド34がエラスチックバンド制御装置35のローラ3 6を経過すると、エラスチックバンド34に受ける力量が均等でないために、エ ラスチックバンド34が右辺の方向に滑走し、エラスチックバンド34の右辺が 左辺よりも厚い場合は、エラスチックバンド34が左辺の方向に滑走し、エラス チックバンド34をエラスチックバンド制御装置35のローラ36によりミシン 機体33の縫製部の正確な位置に送れなかった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の目的は、上述する問題点に対処して、2本のねじを固定板の2つの長 孔に沿って水平方向に移動し、牽制体が2本のねじと共に固定板に対して左右方 向に移動し、牽制体の固定板に対する左右方向の位置を最も適当な地点に調整し 、2本のねじを受け台の2つの縦孔に沿って固定板の左右方向と交差する前後方 向に移動し、固定腕が2本のねじと共に受け台に対して固定板の左右方向と交差 する前後方向に移動し、固定腕の受け台に対する前後方向の位置を最も適当な地 点に調整し、2本のねじを矩形体の2つの長孔に沿って垂直方向に移動し、連結 台が2本のねじと共に矩形体に対して上下方向に移動し、連結台の矩形体に対す る上下方向の位置を最も適当な高さの地点に調整し、牽制体の鈎状の腕の止め車 輪がカンチレバーの上部の止め楔を引掛けて係止し、カンチレバーを止め楔を介 して止め車輪により牽制体の鈎状の腕に対してロックし、カンチレバーを手でボ ルトを支点として牽制体の鈎状の腕と受け台との開口部から前方に向って引き出 すように揺動し、止め楔がカンチレバーの揺動に伴いながら前方に向って移動し 、鈎状の腕の止め車輪を止め楔の移動に伴ってリーフスプリングの付勢力に抗し ながら僅かに上方に逃がし、カンチレバーの止め車輪による牽制体の鈎状の腕に 対するロックを解除し、一対のローラと2本の案内棒をカンチレバーの揺動に伴 いながら連結台と共にミシンの縫製部より引き分けることが可能なエラスチック バンド制御装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案のエラスチックバンド制御装置は、固定板の前部に鈎状の腕と受け台と を備えた牽制体を左右方向に移動・固定自在に配設し、前記固定板に水平方向に 沿って間隔を置いた2つの長孔をそれぞれ設け、前記固定板の2つの長孔に2本 のねじを分別に挿通し、前記牽制体を2本のねじにより前記固定板の前部に固定 し、前記牽制体の鈎状の腕と受け台とは前方に向って開口する開口部を形成し、 前記鈎状の腕と前記受け台との開口部にカンチレバー及び固定腕を前記固定板の 左右方向と交差する前後方向に移動・固定自在にそれぞれ配設し、前記カンチレ バーを前記固定腕の上部に配置し、前記受け台に前記固定板の左右方向と交差す る前後方向に沿って互いに平行な2つの縦孔をそれぞれ設け、前記受け台の2つ の縦孔に2本のねじを分別に挿通し、前記固定腕を2本のねじにより前記受け台 の上部に固定し、前記固定腕の一端に前記カンチレバーの一端をボルトによりピ ボット・ジョイントし、前記カンチレバーの他端の前部に矩形体を配設し、前記 矩形体に垂直方向に沿って互いに平行な2つの長孔をそれぞれ設け、前記矩形体 の前部に連結台を上下方向に移動・固定自在に配設し、前記矩形体の2つの長孔 に2本のねじを分別に挿通し、前記連結台を2本のねじにより前記矩形体の前部 に固定し、前記連結台の一側に形成した延出部の先端に取付具の弾力により互い に近接する一対のローラと2本の案内棒とをそれぞれ設け、前記2本の案内棒を 前記一対のローラの上方に配置し、前記鈎状の腕に止め車輪を下方に向って出没 自在に設け、前記鈎状の腕の上部に前記止め車輪を下方に向って付勢するリーフ スプリングを設け、前記カンチレバーの上部に前記止め車輪と係脱自在の止め楔 を設けたことを特徴とする構成を有するものである。
【0007】 まず、2本のねじを固定板の2つの長孔に沿って水平方向に移動すると、牽制 体が2本のねじと共に固定板に対して左右方向に移動し、牽制体の固定板に対す る左右方向の位置を最も適当な地点に調整する。
【0008】 また、2本のねじを受け台の2つの縦孔に沿って固定板の左右方向と交差する 前後方向に移動すると、固定腕が2本のねじと共に受け台に対して固定板の左右 方向と交差する前後方向に移動し、固定腕の受け台に対する前後方向の位置を最 も適当な地点に調整する。
【0009】 さらに、2本のねじを矩形体の2つの長孔に沿って垂直方向に移動すると、連 結台が2本のねじと共に矩形体に対して上下方向に移動し、連結台の矩形体に対 する上下方向の位置を最も適当な高さの地点に調整する。
【0010】 また、牽制体の鈎状の腕の止め車輪がカンチレバーの上部の止め楔を引掛けて 係止し、カンチレバーを止め楔を介して止め車輪により牽制体の鈎状の腕に対し てロックする。
【0011】 さらに、カンチレバーを手でボルトを支点として牽制体の鈎状の腕と受け台と の開口部から前方に向って引き出すように揺動すると、止め楔がカンチレバーの 揺動に伴いながら前方に向って移動し、鈎状の腕の止め車輪が止め楔の移動に伴 ってリーフスプリングの付勢力に抗しながら僅かに上方に逃げ、カンチレバーの 止め車輪による牽制体の鈎状の腕に対するロックを解除し、一対のローラと2本 の案内棒をカンチレバーの揺動に伴いながら連結台と共にミシンの縫製部より引 き分ける。
【0012】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0013】 図1において、1は固定板であり、固定板1の前部には、図2及び図3に示す ように、鈎状の腕2とL形の受け台3とを備えた牽制体4が左右方向に移動・固 定自在に配設され、固定板1には、図4に示すように、水平方向に沿って間隔を 置いた2つの長孔5a,5bがそれぞれ設けられ、固定板1の2つの長孔5a, 5bには後方より2本のねじ6a,6bが分別に挿通され、牽制体4が2本のね じ6a,6bにより固定板1の前部に固定されている。
【0014】 牽制体4の鈎状の腕2とL形の受け台3とは、図2及び図3に示すように、前 方に向って開口する開口部7を形成する。
【0015】 牽制体4の鈎状の腕2とL形の受け台3との開口部7には、図1及び図3に示 すように、カンチレバー8及び固定腕9が固定板1の左右方向と交差する前後方 向に移動・固定自在にそれぞれ配設され、図5に示すように、カンチレバー8が 固定腕9の上部に配置され、牽制体4のL形の受け台3には、図6及び図7に示 すように、固定板1の左右方向と交差する前後方向に沿って互いに平行な2つの 縦孔10a,10bがそれぞれ設けられ、受け台3の2つの縦孔10a,10b には下方より2本のねじ11a,11bが分別に挿通され、固定腕9が2本のね じ11a,11bにより受け台3の上部に固定され、固定腕9の一端にはカンチ レバー8の一端が1本のボルト12によりピボット・ジョイントされている。
【0016】 カンチレバー8の他端の前部には、図1に示すように、矩形体13が配設され 、矩形体13には、図2に示すように、垂直方向に沿って互いに平行な2つの長 孔14a,14bがそれぞれ設けられている。
【0017】 矩形体13の前部には、図1に示すように、連結台15が上下方向に移動・固 定自在に配設され、矩形体13の2つの長孔14a,14bには、図2及び図3 に示すように、後方より2本のねじ16a,16bが分別に挿通され、連結台1 5が2本のねじ16a,16bにより矩形体13の前部に固定されている。
【0018】 連結台15の一側に形成した延出部17の先端には、図1及び図2に示すよう に、取付具18の弾力により互いに近接する一対のローラ19a,19bと2本 の案内棒20a,20bとがそれぞれ設けられ、図3に示すように、2本の案内 棒20a,20bが一対のローラ19a,19bの上方に配置されている。
【0019】 牽制体4の鈎状の腕2には、図5に示すように、止め車輪21が下方に向って 出没自在に設けられると共に、牽制体4の鈎状の腕2の上部には止め車輪21を 下方に向って付勢するリーフスプリング22が設けられている。
【0020】 カンチレバー8の上部には、図2及び図5に示すように、止め車輪21と係脱 自在の止め楔23が設けられている。
【0021】 牽制体4の鈎状の腕2の止め車輪21には、図5に示すように、カンチレバー 8の上部の止め楔23が引掛って係止され、カンチレバー8が止め楔23を介し て止め車輪21により牽制体4の鈎状の腕2に対してロックされている。
【0022】 牽制体4のL形の受け台3の上面の中央付近には、図7及び図8に示すように 、固定板1の左右方向と交差する前後方向に沿って上方に突出した細長い凸部2 4が形成されている。
【0023】 牽制体4のL形の受け台3の上部には、図2及び図3に示すように、固定腕9 が配設され、固定腕9の底面の中央付近には、図9及び図10に示すように、固 定板1の左右方向と交差する前後方向に沿って下方に開口する細長い凹溝25が 形成され、固定腕9の凹溝25には受け台3の凸部24が嵌合されている。
【0024】 一対のローラ19a,19bの内のローラ19aは動力歯車(図示せず)に連 結されると共に、ローラ19bは動力歯車と噛合う被動歯車(図示せず)に連結 され、図11及び図12に示すように、ローラ19bの軸線26はローラ19a の軸線27と角度θを有し、ローラ19bの軸線26がローラ19aの軸線27 に対して非同心に移動されるようになっている。
【0025】 ローラ19bには、図11に示すように、ローラ19aの軸線27と角度θを 有する軸線26に沿ってローラ軸28が設けられている。
【0026】 本考案の実施の形態のエラスチックバンド制御装置のミシンに対する取付けは 、図13に示すように、固定板1をミシン機体29の下部に固定することにより 、牽制体4,カンチレバー8,固定腕9,矩形体13,連結台15,一対のロー ラ19a,19b及び2本の案内棒20a,20bが固定板1と共にミシン機体 29に対して取付けられる。
【0027】 エラスチックバンド30は、図13に示すように、2本の案内棒20a,20 bを経過してから、一対のローラ19a,19bの間を経過してミシン機体29 の縫製部まで導引される。
【0028】 そして、2本の案内棒20a,20bがエラスチックバンド30を一対のロー ラ19a,19bの間に案内し、一対のローラ19a,19bがエラスチックバ ンド30をミシン機体29の縫製部に送る。
【0029】 また、最初にエラスチックバンド30を一対のローラ19a,19bの間に牽 引する場合は、取付具18を手の指により押さえて一対のローラ19a,19b の間隔を開けてから、エラスチックバンド30を2本の案内棒20a,20bを 経過して一対のローラ19a,19bの間に牽引する。
【0030】 その後、取付具18より手の指を放すと、一対のローラ19a,19bが取付 具18の弾力により互いに寄り合い、エラスチックバンド30を一対のローラ1 9a,19bにより挟持する。
【0031】 次に、この実施の形態の作用について説明する。
【0032】 牽制体4を固定板1の前部に固定する2本のねじ6a,6bを緩めた後、2本 のねじ6a,6bを固定板1の2つの長孔5a,5bに沿って水平方向に移動す ると、牽制体4が2本のねじ6a,6bと共に固定板1に対して左右方向に移動 し、牽制体4の固定板1に対する左右方向の位置を固定板1の2つの長孔5a, 5bと2本のねじ6a,6bにより最も適当な地点に調整することができる。
【0033】 また、固定腕9を牽制体4のL形の受け台3の上部に固定する2本のねじ11 a,11bを緩めた後、2本のねじ11a,11bを牽制体4の受け台3の2つ の縦孔10a,10bに沿って固定板1の左右方向と交差する前後方向に移動す ると、固定腕9が2本のねじ11a,11bと共に牽制体4の受け台3に対して 固定板1の左右方向と交差する前後方向に移動し、固定腕9の凹溝25が牽制体 4の受け台3の凸部24に係合しながら固定板1の左右方向と交差する前後方向 に安定した状態で移動し、固定腕9の牽制体4の受け台3に対する前後方向の位 置を受け台3の2つの縦孔10a,10bと2本のねじ11a,11bにより最 も適当な地点に調整することができる。
【0034】 さらに、連結台15を矩形体13の前部に固定する2本のねじ16a,16b を緩めた後、2本のねじ16a,16bを矩形体13の2つの長孔14a,14 bに沿って垂直方向に移動すると、連結台15が2本のねじ16a,16bと共 に矩形体13に対して上下方向に移動し、連結台15の矩形体13に対する上下 方向の位置を矩形体13の2つの長孔14a,14bと2本のねじ16a,16 bにより最も適当な高さの地点に調整することができる。
【0035】 カンチレバー8を手でボルト12を支点として牽制体4の鈎状の腕2とL形の 受け台3との開口部7から前方に向って引き出すように図1の反時計方向に揺動 すると、止め楔23がカンチレバー8の揺動に伴いながら前方に向って移動し、 鈎状の腕2の止め車輪21が止め楔23の移動に伴ってリーフスプリング22の 付勢力に抗しながら僅かに上方に逃げ、カンチレバー8の止め車輪21による牽 制体4の鈎状の腕2に対するロックを解除し、図4の一点鎖線に示すように、一 対のローラ19a,19bと2本の案内棒20a,20bをカンチレバー8の揺 動に伴いながら連結台15と共にミシン機体29の縫製部より引き分けることが できる。
【0036】 例えば、ミシンの縫製部の針に糸を通す場合は、一対のローラと2本の案内棒 を連結台と共にミシンの縫製部より引き分ければ、針に糸を通す作業が方便にで きる。
【0037】 また、カンチレバー8を手でボルト12を支点として牽制体4の鈎状の腕2と L形の受け台3との開口部7に向って押し入れるように図4の時計方向に揺動す ると、止め楔23がカンチレバー8の揺動に伴いながら牽制体4の鈎状の腕2の 止め車輪21に向って後方に移動し、鈎状の腕2の止め車輪21が止め楔23の 移動に伴ってリーフスプリング22の付勢力に抗しながら僅かに上方に逃げ、止 め楔23は鈎状の腕2の止め車輪21の下部を通過する。
【0038】 その後、リーフスプリング22が牽制体4の鈎状の腕2の止め車輪21を下方 に向って付勢し、止め車輪21の一部がリーフスプリング22の付勢力により鈎 状の腕2の下面より突出し、図5に示すように、鈎状の腕2の止め車輪21がカ ンチレバー8の上部の止め楔23を引掛って係止し、カンチレバー8を止め楔2 3を介して止め車輪21により牽制体4の鈎状の腕2に対してロックし、一対の ローラ19a,19bと2本の案内棒20a,20bをカンチレバー8の揺動に 伴いながら連結台15と共にミシン機体29の縫製部の近傍に臨ませることがで きる。
【0039】 さらに、動力歯車(図示せず)を回転すると、被動歯車(図示せず)が動力歯 車と噛合いながら回転し、被動歯車に連結したローラ19bの軸線26が動力歯 車に連結したローラ19aの軸線27に対して非同心に移動し、図に示すように 、一対のローラ19a,19bの間隙をエラスチックバンド30の左右の厚さの 差異に即応して変更し、エラスチックバンド30が一対のローラ19a,19b の間を左に偏ったりあるいは右に偏って滑走しないので、エラスチックバンド3 0を一対のローラ19a,19bによりミシン機体29の直接に製品を縫製する 縫製部の正確な位置に送ることができる。
【0040】 一対のローラ19a,19bはエラスチックバンド30の左右の厚さの差異に 即応するので、エラスチックバンド30が一対のローラ19a,19bの間から 脱出することを防止することができる。
【0041】 図14は本考案の他の実施の形態を示すものであり、牽制体4のL形の受け台 3の上面には、図15に示すように、固定板1の左右方向に沿って平行な歯列部 31が形成されている。
【0042】 固定腕9の底面には、図16及び図17に示すように、固定板1の左右方向に 沿って平行な牽制体4の受け台3の歯列部31と噛合う歯列部32が形成されて いる。
【0043】 次に、この他の実施の形態の作用について説明する。
【0044】 固定腕9を牽制体4のL形の受け台3の上部に固定する2本のねじ11a,1 1bを緩めた後、2本のねじ11a,11bを牽制体4の受け台3の2つの縦孔 10a,10bに沿って固定板1の左右方向と交差する前後方向に移動すると、 固定腕9が2本のねじ11a,11bと共に牽制体4の受け台3に対して固定板 1の左右方向と交差する前後方向に移動し、固定腕9の歯列部30が牽制体4の 受け台3の歯列部29に噛合いながら固定板1の左右方向と交差する前後方向に 向って安定した状態で微少に移動し、固定腕9の牽制体4の受け台3に対する前 後方向の位置を受け台3の2つの縦孔10a,10bと2本のねじ11a,11 bにより適当な地点に調整することができる。
【0045】 本考案のエラスチックバンド制御装置は各種の幅と寸法のエラスチックバンド に有効的に適用することができ、このエラスチックバンド制御装置は各種機具の ミシンに取付けることができる。
【0046】
【考案の効果】
以上に述べたように、本考案のエラスチックバンド制御装置によれば、牽制体 を2本のねじにより固定板の前部に固定したので、2本のねじを固定板の2つの 長孔に沿って水平方向に移動することができ、牽制体が2本のねじと共に固定板 に対して左右方向に移動するので、牽制体の固定板に対する左右方向の位置を最 も適当な地点に調整することができ、固定腕を2本のねじにより受け台の上部に 固定したので、2本のねじを受け台の2つの縦孔に沿って固定板の左右方向と交 差する前後方向に移動することができ、固定腕が2本のねじと共に受け台に対し て固定板の左右方向と交差する前後方向に移動するので、固定腕の受け台に対す る前後方向の位置を最も適当な地点に調整することができ、連結台を2本のねじ により矩形体の前部に固定したので、2本のねじを矩形体の2つの長孔に沿って 垂直方向に移動することができ、連結台が2本のねじと共に矩形体に対して上下 方向に移動するので、連結台の矩形体に対する上下方向の位置を最も適当な高さ の地点に調整することができる。
【0047】 また、牽制体の鈎状の腕の止め車輪がカンチレバーの上部の止め楔を引掛けて 係止するので、カンチレバーを止め楔を介して止め車輪により牽制体の鈎状の腕 に対してロックすることができる。
【0048】 さらに、カンチレバーを手でボルトを支点として牽制体の鈎状の腕と受け台と の開口部から前方に向って引き出すように揺動すると、止め楔がカンチレバーの 揺動に伴いながら前方に向って移動するので、鈎状の腕の止め車輪を止め楔の移 動に伴ってリーフスプリングの付勢力に抗しながら僅かに上方に逃がすことがで き、カンチレバーの止め車輪による牽制体の鈎状の腕に対するロックを解除する ので、一対のローラと2本の案内棒をカンチレバーの揺動に伴いながら連結台と 共にミシンの縫製部より引き分けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態を示すエラスチックバンド
制御装置の斜視図
【図2】図1の分解斜視図
【図3】図1の要部切断左側面図
【図4】図1の要部切断平面図
【図5】図1の要部拡大側断面図
【図6】図2の要部分解斜視図
【図7】図2の受け台の平面図
【図8】図7の左側面図
【図9】図2の固定腕の平面図
【図10】図9の背面図
【図11】図1の要部切断底面図
【図12】図11のローラ軸の拡大図
【図13】本考案の実施の形態のエラスチックバンド制
御装置のミシンに対する取付け状態を示す斜視図
【図14】本考案の他の実施の形態の受け台の平面図
【図15】図14の右側面図
【図16】本考案の他の実施の形態の固定腕の平面図
【図17】図16の右側面図
【図18】従来のエラスチックバンド制御装置を備えた
ミシンの斜視図
【符号の説明】
1 固定板 2 腕 3 受け台 4 牽制体 5a,5b 長孔 6a,6b ねじ 7 開口部 8 カンチレバー 9 固定腕 10a,10b 縦孔 11a,11b ねじ 12 ボルト 13 矩形体 14a,14b 長孔 15 連結台 16a,16b ねじ 17 延出部 18 取付具 19a,19b ローラ 20a,20b 案内棒 21 止め車輪 22 リーフスプリング 23 止め楔 24 凸部 25 凹溝 26 軸線 27 軸線 28 ローラ軸 29 ミシン機体 30 エラスチックバンド 31 歯列部 32 歯列部 33 ミシン機体 34 エラスチックバンド 35 エラスチックバンド制御装置 36 ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 シュエ チュン レウ 台湾 タイペイシェン シンチュアンシテ ィ ウク インダストリアルゾーン ウチ ァン セカンドロード ナンバー6 フロ ア1 (72)考案者 シアオ チャオ シン 台湾 タイペイシェン シンチュンシティ フアチェンロード レーン11 アレー41 ナンバー9

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定板の前部に鈎状の腕と受け台とを備
    えた牽制体を左右方向に移動・固定自在に配設し、前記
    固定板に水平方向に沿って間隔を置いた2つの長孔をそ
    れぞれ設け、前記固定板の2つの長孔に2本のねじを分
    別に挿通し、前記牽制体を2本のねじにより前記固定板
    の前部に固定し、前記牽制体の鈎状の腕と受け台とは前
    方に向って開口する開口部を形成し、前記鈎状の腕と前
    記受け台との開口部にカンチレバー及び固定腕を前記固
    定板の左右方向と交差する前後方向に移動・固定自在に
    それぞれ配設し、前記カンチレバーを前記固定腕の上部
    に配置し、前記受け台に前記固定板の左右方向と交差す
    る前後方向に沿って互いに平行な2つの縦孔をそれぞれ
    設け、前記受け台の2つの縦孔に2本のねじを分別に挿
    通し、前記固定腕を2本のねじにより前記受け台の上部
    に固定し、前記固定腕の一端に前記カンチレバーの一端
    をボルトによりピボット・ジョイントし、前記カンチレ
    バーの他端の前部に矩形体を配設し、前記矩形体に垂直
    方向に沿って互いに平行な2つの長孔をそれぞれ設け、
    前記矩形体の前部に連結台を上下方向に移動・固定自在
    に配設し、前記矩形体の2つの長孔に2本のねじを分別
    に挿通し、前記連結台を2本のねじにより前記矩形体の
    前部に固定し、前記連結台の一側に形成した延出部の先
    端に取付具の弾力により互いに近接する一対のローラと
    2本の案内棒とをそれぞれ設け、前記2本の案内棒を前
    記一対のローラの上方に配置し、前記鈎状の腕に止め車
    輪を下方に向って出没自在に設け、前記鈎状の腕の上部
    に前記止め車輪を下方に向って付勢するリーフスプリン
    グを設け、前記カンチレバーの上部に前記止め車輪と係
    脱自在の止め楔を設けたことを特徴とするエラスチック
    バンド制御装置。
  2. 【請求項2】 一対のローラの内の一方のローラは動力
    歯車に連結され、他方のローラは前記動力歯車と噛合う
    被動歯車に連結され、前記他方のローラの軸線は前記一
    方のローラの軸線と角度を有し、前記他方のローラの軸
    線を前記一方のローラの軸線に対して非同心に移動可能
    とした請求項1記載のエラスチックバンド制御装置。
  3. 【請求項3】 受け台の上面及び固定腕の底面いずれか
    一方に固定板の左右方向と交差する前後方向に沿って凸
    部を形成すると共に、前記受け台の上面及び前記固定腕
    の底面のいずれか他方に前記固定板の左右方向と交差す
    る前後方向に沿って前記凸部と嵌合する凹溝を形成した
    請求項1記載のエラスチックバンド制御装置。
  4. 【請求項4】 受け台の上面及び固定腕の底面に固定板
    の左右方向に沿って平行な互いに噛合う歯列部をそれぞ
    れ形成した請求項1記載のエラスチックバンド制御装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06284499A (ja) * 1993-03-30 1994-10-07 Kenwood Corp スピーカ構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH06284499A (ja) * 1993-03-30 1994-10-07 Kenwood Corp スピーカ構造

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