JP3028544U - 立体駐輪場 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価な設備費用でかつ簡易な構造によって、
駐輪公害を解消して駅前などの環境美化に寄与し、土地
の有効利用に役立つようにする。 【解決手段】 対のガイド兼用固定柱２に沿って対の自
転車収納台３Ａ，３Ｂを上下方向に一体に昇降自在と
し、各自転車収納台は、自転車が進入しかつ停止保管で
きる間隔を置いて上下方向に層をなすように配置した４
台の溝形の片持ち水平フレーム台９を可動駐輪受フレー
ム６に片持ち的に取付け、可動駐輪受フレームの下端に
ガイド兼用固定柱内を移動可能のガイド用スライドフレ
ームを連結し、可動駐輪受フレームの上部でスライド体
８と連結し、一方の自転車収納台の片持ち水平フレーム
台は、他方のそれに対して、保管されている自転車のハ
ンドル同志が衝突しない程度の距離をあけてずらして並
設されている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、狭い設置スペースでも多数の自転車を収納できる機械式の立体駐 輪場に関する。

【０００２】

【従来の技術】

自転車は老若男女を問わず、安価で手軽な交通手段として通学、通勤、買物、 レジャー等に広く利用されていることは周知のとおりである。多数の通学、通勤 等のための自転車が集中する駅前広場及びその周辺、大勢の買物客が集まるスー パーマーケット等の周辺の駐輪施設は、一般には２〜３段式駐輪場が広く普及し ている。２〜３段式駐輪場は、１層２段又は２層３段であって、上下の段を構成 するコンクリート床板は、建物の側部に設けた傾斜の緩やかな通路によって連絡 されている。 しかしながら、このような駐輪場によれば、利用する自転車数に比較して収納 台数が少ないため、広い収納スペースの確保が要求されるが、例えば駅前周辺の ような建物が密集している地域や土地価格が高い地域では、このような要求を満 すことができない。このため駅前周辺などに自転車が無秩序に置かれた放置自転 車であふれることになり、いわゆる不法駐輪公害を招いて環境美化が損なわれ、 そして上述したように敷地面積に対して収納台数が比較的少ないために、土地の 有効利用に欠ける問題がある。 本出願人は、先に上記問題を解決するための立体駐輪場を提案した。この立体 駐輪場について説明すると、これは、建物内にタワー収納スペースを並設し、各 タワー収納スペース内には上下で連続している複数層の収納台を作動装置を用い て、タワー収納スペースの内底部から起立しているガイドレールに沿って昇降可 能に設け、各収納台は床となる台板を設け、台板間は可動駐輪受柱で接続され、 台板上面に溝状の車輪ガイド兼用保持枠を前後方向に設け、上記各収納台の前面 入口に幅方向に移動可能である盗難防止用パネルを設け、このパネルは車輪ガイ ド兼用保持枠の入口を封鎖可能であって、この封鎖を施錠装置で固定するもので ある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本出願人が提案した上記立体駐輪場によれば、駐輪公害を解消して駅前などの 環境美化に寄与し、土地の有効利用に役立つ効果が発揮されるが、同様の効果を 安価な設備費用でかつ簡易な構造で実現することができる立体式駐輪場も期待さ れている。 この考案の目的は、安価な設備費用でかつ簡易な構造によって、駐輪公害を解 消して駅前などの環境美化に寄与し、盗難防止が図られ、土地の有効利用に役立 つ立体駐輪場を提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

この考案の立体駐車場は、地下に掘削した下部収納スペースと、地上から起立 している並設状態にある対の筒状のガイド兼用固定柱と、作動装置によって双方 のガイド兼用固定柱に沿ってそれぞれ上下方向に一体に昇降自在である対の自転 車収納台と、対の自転車収納台を同時に昇降させるものであって、操作部を備え ている作動装置とを具備しているものである。 対のガイド兼用固定柱と対の自転車収納台との関係において、一方のガイド兼 用固定柱に一方の自転車収納台が対応し、他方のガイド兼用固定柱に他方の自転 車収納台が対応する。上記下部収納スペースは、上記対の自転車収納台を昇降で きる空間（すなわち、対の自転車収納台の全部又は一部を収納できる空間）を備 えている。 起立しているガイド兼用固定柱には、地上に固定した状態で起立するものと、 固定柱の上端部で梁等の保持部材によって保持した状態でガイド兼用固定柱を地 上に向けて垂下しているものとの双方を含む。上記作動装置は、上方において上 記自転車収納台をワイヤロープ、チェーン等を介して持ち上げ可能である。作動 装置は、手動式のものと、自動式のものとの双方を含むものである。手動式のも のでは、例えばワイヤロープ、チェーンなどの端部を持って操作することにより 自転車収納台を適宜の位置に停止させる。自動式では自動操作ボタンを押すこと によって、モータと巻取り装置が作動して自転車収納台を昇降させて適宜の位置 に停止させる。作動装置としては公知のものを使用している。 上記各自転車収納台は、上下方向に配設している可動駐輪受フレームと、可動 駐輪受フレームに沿って設けてあるガイド用スライドフレームと、可動駐輪受フ レームの上部で連結しているスライド体と、可動駐輪受フレームに自転車が進入 しかつ停止保管できる間隔を置いて上下方向に層をなすようにそれぞれ配置され ている複数台の溝形部材からなる片持ち水平フレーム台と備えている。上記各片 持ち水平フレーム台は、自転車の車輪を直進させかつ自転車を保管するための車 輪ガイド兼用保持枠であって、後端側の取付け部を介して可動駐輪受フレームに 片持ち的に支持されている。片持ち水平フレーム台は、保管状態で停止した位置 で自転車が左右いずれか一側に倒れないように例えば溝を自転車の走行を妨げな い程度に深く設定したり、倒れ防止枠を設けるなどの構成を採用し、そして前輪 を位置保持するための保持部を後端側に設けている。この保持部を設けることに より、進入した自転車の停止位置を簡易に確認できる。一方の自転車収納台にお ける片持ち水平フレーム台は他方の自転車収納台における片持ち水平フレーム台 に対して所定距離だけ上下方向に位置をずらして並設されている。この所定距離 は、隣接している一方の自転車収納台の片持ち水平フレーム台上に保管されてい る自転車のハンドルが他方の自転車収納台の片持ち水平フレーム台上に保管され ている自転車のハンドルに衝突しない程度の距離である。双方の自転車収納台に おいて、片持ち水平フレーム台の台数が等しくても相違していても良い。 隣接している一方の自転車収納台の可動駐輪受フレームと他方の自転車収納台 の可動駐輪受フレームとは、連結材によって相互に連結されている。各ガイド用 スライドフレームは、それぞれが対応している可動駐輪受フレームのほぼ全長に 亘って並設されている。そして各ガイド用スライドフレームは、ガイド兼用固定 柱内を移動可能を移動可能である。各ガイド用スライドフレームは、その下端部 がガイド兼用固定柱の下部より突出しており、しかもこの下端部でそれぞれが対 応している可動駐輪受フレームの下端部と連結部材によって連結されている。上 記スライド体は、それぞれが対応しているガイド兼用固定柱の外側を覆いかつガ イド兼用固定柱に沿ってスライド可能である。 各自転車収納台にロッカー機能を付加するために、自転車収納台の最下層に位 置している片持ち水平フレーム台を除く他の片持ち水平フレーム台の前端側下面 にロッカー用ボックスを取付け、ロッカー用ボックスは前端開口を開閉する施錠 装置付きの扉を設けているものである。各ロッカー用ボックスの真下で対向して いる片持ち水平フレーム台のみを溝形部材で構成してガイド兼用保持枠の機能を 持たせれば良く、すべての片持ち水平フレーム台を溝形部材で構成してガイド兼 用保持枠の機能を持たせる必要はない。ただし、すべての片持ち水平フレーム台 を溝形部材で構成すれば部品の共通化が図られて製造コストを安価にすることが できる。 上記自転車収納台は、敷地面積に応じて多数並設し、そして自転車の収納台数 に応じて片持ち水平フレーム台の台数を適宜決定する。

【０００５】

【作用】

作動装置が自動式のものであれば、操作ボタンを押すことにより、手動式のも のであれば、操作用の例えばチェーン端部を引くことにより、双方の自転車収納 台は一体となってガイド兼用固定柱に沿って昇降し、自転車を保管している又は これから管しようとする片持ち水平フレーム台を自転車の出入口に対応させた段 階で操作を停止し、そこで、自転車の出入れを行う。隣接している左右の片持ち 水平フレーム台は上下に位置が所定距離ずらして並設されているので、左右の片 持ち水平フレーム台が交互に自転車の出入口に対応することになる。各自転車収 納台は、可動駐輪受フレームの下端部でガイド用スライドフレームと接続され、 スライド体がその上部でガイド兼用固定柱にスライド可能であるため、円滑な昇 降動作が行われる。 自転車収納台がロッカー用ボックスを備えているものにあっては、自転車を出 入れの際に、ロッカー用ボックスの扉を開閉して必要な物品を預けたり、取り出 したりする。預けた後は、施錠装置によって扉をロックしおく。

【０００６】

【考案の実施の形態】

この考案の実施の形態を図面を参照して説明する。 この実施の形態に係る立体駐輪場は、図１及び図２に示すようにグラウンドＧ Ｌから地下に所定深さ掘削した下部収納スペース１と、地上から起立している対 のガイド兼用固定柱２と、作動装置（図面では作動チェーン４のみ図示）によっ て各ガイド兼用固定柱に沿って上下方向に一体的に昇降する対の自転車収納台３ Ａ，３Ｂと、各自転車収納台に設けたロッカー用ボックス５とを具備するもので ある。 下部収納スペース１は、一体となっている対の自転車収納台３Ａ，３Ｂの全体 又は一部を収納できる広さを備えている。各ガイド兼用固定柱２はパイプからな り、互いに平行に配置されている。ガイド兼用固定柱２は、その上下両端部を保 持手段１４，１５（図示の例では下端部側が固定板１４、上端部側が梁１５）に 保持されている。 各自転車収納台３Ａ，３Ｂは、それぞれ上下方向に配設している可動駐輪受フ レーム６と、各可動駐輪受フレームに沿って設けてあるガイド用スライドフレー ム７と、可動駐輪受フレームの上部で連結しているスライド体８と、可動駐輪受 フレームに自転車が進入しかつ停止保管できる間隔を置いて上下方向に層をなす ようにそれぞれ配置されている複数台（図２の例では４台）の溝形部材からなる 片持ち水平フレーム台９と備えているものである。 隣接している一方の自転車収納台３Ａ（または３Ｂ）の可動駐輪受フレーム６ と他方の自転車収納台３Ｂ（または３Ａ）の可動駐輪受フレームとは、平行に配 置され、上下両側が連結材１０によって相互に連結されている。各可動駐輪受フ レーム６の背部には、可動駐輪受フレームのほぼ全長に亘って各ガイド用スライ ドフレーム７が並設されている。各ガイド用スライドフレーム７は、ガイド兼用 固定柱２内を移動可能である。各ガイド用スライドフレーム７は、その下端部が ガイド兼用固定柱２の下部より突出しており、しかもこの突出端でそれぞれが対 応している可動駐輪受フレーム６の下端部と連結部材１１によって連結されてい る。連結方法は、図示しているようにボルトにより解体可能に連結しても良いが 、溶接等の固着方法でもよい。 各可動駐輪受フレーム６の上部には筒状のスライド体８を取付けてある。各ス ライド体８は、それぞれが対応しているガイド兼用固定柱２の外側を覆いかつガ イド兼用固定柱に沿ってスライド可能である。 自転車収納台３Ａ，３Ｂの各片持ち水平フレーム台９は、可動駐輪受フレーム ６に片持ち的に支持されている。 なお、各片持ち水平フレーム台９において、必要に応じて説明上、最上及び最 下の各層の片持ち水平フレーム台を他の各層の片持ち水平フレーム台から区別す るために、図面上、自転車収納台３Ａの最下層の片持ち水平フレーム台と最上層 の片持ち水平フレーム台に符号９１，９２を付し，自転車収納台３Ｂの最下層の 片持ち水平フレーム台と最上層の片持ち水平フレーム台に符号９３，９４を付し ている。 すべての層の片持ち水平フレーム台９が長尺状の溝形部材からなる。最上層の 片持ち水平フレーム台９２，９４を除く各片持ち水平フレーム台は、自転車の車 輪を直進させかつ自転車を保管するためのガイド兼用保持枠を構成しており、こ のために片持ちフレーム台の溝が自転車の車輪下部を受入れて前後に直進させる ガイド機能を備えており、そして自転車が保管状態で左右いずれの側に転倒しな いようになっている。片持ち水平フレーム台９は、図１に示す例によれば、その 中間より後端側（左端側）の位置の内底面上に突状保持体９ａを設けて、この突 状保持体より後端側を保持部９ｂ（図３）としているものである。片持ち水平フ レーム台９の後端側に保持用パイプフレーム９ｃを立上げて、車輪が左右に倒れ ないようにしている。片持ち水平フレーム台９は、保管している自転車の盗難防 止を図るために、自転車を保持枠に固定すためのロック手段（図示せず）を設け てある。各片持ち水平フレーム台９は、後端側（図１左側）基部が取付け部とな っており、この取付け部において可動駐輪受フレーム６に取付け板１２とボルト とによって固着されている。 一方の自転車収納台３Ａ（または３Ｂ）における片持ち水平フレーム台９は他 方の自転車収納台３Ｂ（または３Ａ）における片持ち水平フレーム台に対して所 定距離Ｄ（図２）だけ上下方向に位置をずらして並設されている。すなわち、一 方の自転車収納台（図２の例では符号３Ａを記している。）の片持ち水平フレー ム台９に対して他方の自転車収納台（図２の例では符号３Ｂを記している。）の 片持ち水平フレーム台を上方（又は下方）に所定距離Ｄだけ位置をずらして並設 されている。この距離は、一方の自転車収納台３Ａの片持ち水平フレーム台９上 に保管されている自転車のハンドルが他方の自転車収納台３Ｂの片持ち水平フレ ーム台上に保管されている自転車のハンドルに衝突しない程度の距離である。 各自転車収納台３Ａ，３Ｂの最下層に位置している片持ち水平フレーム台９１ ，９３を除く他の片持ち水平フレーム台９の前端側下面にロッカー用ボックス５ を取付け、ロッカー用ボックスは前端開口を開閉する施錠装置付きの扉５ａを設 けている。ロッカー用ボックス５は、横長に形成され、内部に雨具、買物袋等の 物品を収納する空間を備えている。 ロッカー用ボックス５を利用する場合には、扉５ａを開けて所定の物品を入れ 施錠し保管する。 対の自転車収納台３Ａ，３Ｂは作動装置で作動チェーン４を用いて昇降させる ものである。作動チェーン４は、可動駐輪受フレーム６の連結部材１０ａ並びに 片持ち水平フレーム台９２及びこれと平行に配設したフレーム部材１３の先端間 を連結する連結部材１０ｂにそれぞれ止結されている。作動装置は、例えば駆動 モータ及び巻取り装置の作動を自動制御する制御装置などを備え、操作部の押ボ タンを操作することにより、駆動モータの回転方向によってチェーン４を介して 対の自転車収納第３Ａ，３Ｂが一体となって昇降するもので、図２の例では最大 昇降距離は距離Ｈに設定されている。作動装置４は公知の自動式または手動式の ものを使用している。 自動式の場合には例えば、操作押ボタンを押すことにより、対の自転車収納台 ３Ａ，３Ｂを同時に距離Ｄずつ順次上下して、選択した片持ち水平フレーム台９ が出入口に停止可能となる。手動式の場合には、操作チェーンの端部を操作して 巻取り装置を作動させて自転車収納台３Ａ，３Ｂを同時に距離Ｄずつ順次上下動 させる。

【０００７】 次に、使用方法を説明する。 利用者は、管理人に利用料金を支払った後、まず、空いている片持ち水平フレ ーム台９を探して、片持ち水平フレーム台を操作押ボタンを押すことにより、作 動装置を作動させて、自転車収納台３Ａ，３Ｂをガイド兼用固定柱２に沿って昇 降させて、空いている片持ち水平フレーム台（片持ち水平フレーム台９２，９４ を除く。）を正面入口に停止させる。つぎに、利用者は、自転車を前進させて、 前輪から片持ち水平フレーム台の車輪ガイド兼用保持枠の溝入口から奥の方に進 入させ、前輪が保持体９ａを乗り越えたら自転車から手を離す。この段階では、 片持ち水平フレーム台で自転車は保持されるために左右に倒れることはない。自 転車の収容作用を完了した後、利用者は、ロック手段により自転車を施錠して保 管しておく。 自転車を取出す場合には、上述の方法と同様の操作によって、既に選択した片 持ち水平フレーム台９（片持ち水平フレーム台９２，９４を除く。）の出入口の 正面に停止するので、保管しておいたキーを使用してロック手段を解錠してから その後自転車を取出す。

【０００８】 対の自転車収納台３Ａ，３Ｂでは、図１及び図２に示す例によれば、それぞれ ３台の自転車を収納できる。収納台数をさらに増す場合には、層数を増加させた り、または敷地面積が許されるならば、対の自転車収納台３Ａ，３Ｂを複数対並 設してゆけば良い。 下部収納スペースはすべて地下に設けなくてもよく、その一部として自転車の 出入口を地面ＧＬより上方へ床上げすることよって形成してもよい。 片持ち水平フレーム台９２，９４は、必ずしも、溝形部材で構成し、ガイド兼 用保持枠の機能を持たせる必要ない。

【０００９】

【考案の効果】

この考案によれば、駅前周辺などの地域のように広く駐車スペーサを確保でき ないような設置スペースに限りがある場所でも、片持ち水平フレーム台を多層に することにより又は自転車収納台を並設することにより多数の自転車を収納でき るから、駐輪公害が解消できて環境美化に寄与できる。そして狭いスペースでも 自転車の収納台数を大幅に増やすことができるから、土地の有効利用が図れ、有 料駐輪場では収益向上につながる。そして上記効果は、自転車を保管する片持ち 水平フレーム台は可動駐輪受フレームに片持ち的に取付けられ、ガイドレールの 機能をするガイド兼用固定柱は下部収納スペース内底部から起立していないので 、安価な設備費用でかつ簡易な構造によって達成できる。 この考案によれば、対の自転車収納台を備え、しかも一方の自転車収納台が他 方の自転車収納台より自転車のハンドルと衝突しない程度に上下方向に位置をず らして並設しているので、狭いスペースで多数の自転車を収納できる。 この考案によれば、片持ち水平フレーム台にロッカー用ボックスを設けている ので、雨具などを一時的に預けることができ、駐輪場をロッカー機能を付加でき て便利であって、盗難防止が図られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の実施の形態を示す一部切欠正面図で
ある。

【図２】図１の右側面図である。

【図３】図１Ａ−Ａ線拡大断面図である。

【符号の説明】

１ 下部収納スペース ２ ガイド兼用固定柱 ３Ａ 自転車収納台 ３Ｂ 自転車収納台 ４ 作動チェーン ５ ロッカー用ボックス ５ａ 扉 ６ 可動駐輪受フレーム ７ ガイド用スライドフレーム ８ スライド体 ９ 片持ち水平フレーム台 ９１ 最下層に位置する片持ち水平フレーム台 ９２ 最上層に位置する片持ち水平フレーム台 ９３ 最下層に位置する片持ち水平フレーム台 ９４ 最上層に位置する片持ち水平フレーム台 ９１ｃ 突状保持体 ９ｂ 保持部 １０ 連結部材 １１ 連結部材 １２ 取付け板 Ｄ 距離

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 地下に掘削した下部収納スペースと、地
   上から起立している並設状態にある対の筒状のガイド兼
   用固定柱と、作動装置によって双方のガイド兼用固定柱
   に沿ってそれぞれ上下方向に一体に昇降自在である対の
   自転車収納台とを具備しており、 上記下部収納スペースは、上記自転車収納台を昇降でき
   る空間を備えており、 上記各自転車収納台は、上下方向に配設している可動駐
   輪受フレームと、上記各可動駐輪受フレームに沿って設
   けられていると共に可動駐輪受フレームと連結している
   ガイド用スライドフレームと、上記可動駐輪受フレーム
   の上部で連結しているスライド体と、上記各可動駐輪受
   フレームに自転車が進入しかつ停止保管できる間隔を置
   いて上下方向に層をなすようにそれぞれ配置されている
   複数台の溝形部材からなる片持ち水平フレーム台と備え
   ており、 上記各片持ち水平フレーム台は、自転車の車輪を直進さ
   せかつ自転車を保管するためのガイド兼用保持枠であっ
   て、後端側の取付け部を介して上記可動駐輪受フレーム
   に片持ち的に支持されており、 隣接している一方の自転車収納台の片持ち水平フレーム
   台は、他方の自転車収納台の片持ち水平フレーム台に対
   して所定距離だけ上下方向に位置をずらして並設されて
   おり、この所定距離は上記一方の自転車収納台の片持ち
   水平フレーム台上に保管されている自転車のハンドルが
   他方の自転車収納台の片持ち水平フレーム台上に保管さ
   れている自転車のハンドルに衝突しない程度の距離であ
   り、 隣接している一方の自転車収納台の可動駐輪受フレーム
   と他方の自転車収納台の可動駐輪受フレームとは、互い
   に連結材によって相互に連結されており、 各ガイド用スライドフレームは、それぞれが対応してい
   る上記可動駐輪受フレームとほぼ全長に亘って並設され
   ており、 各ガイド用スライドフレームは、それぞれが対応してい
   るガイド兼用固定柱内を移動可能であって、各ガイド兼
   用固定柱の下端から突出し、突出端側で連結材によって
   上記可動駐輪受フレームの下端部と連結されており、 上記スライド体は、それぞれが対応しているガイド兼用
   固定柱の外側を覆いかつガイド兼用固定柱に沿ってスラ
   イド可能であることを特徴とする立体駐輪場。
2. 【請求項２】 請求項１において、双方の自転車収納台
   の片持ち水平フレーム台の台数は等しいことを特徴とす
   る立体駐輪場。
3. 【請求項３】 地下に掘削した下部収納スペースと、地
   上から起立している並設状態にある対の筒状のガイド兼
   用固定柱と、作動装置によって双方のガイド兼用固定柱
   に沿ってそれぞれ上下方向に一体に昇降自在である対の
   自転車収納台とを具備しており、 上記下部収納スペースは、上記自転車収納台を昇降でき
   る空間を備えており、 上記各自転車収納台は、上下方向に配設している可動駐
   輪受フレームと、上記各可動駐輪受フレームに沿って設
   けられていると共に可動駐輪受フレームと連結している
   ガイド用スライドフレームと、上記可動駐輪受フレーム
   の上部で連結しているスライド体と、上記各可動駐輪受
   フレームに自転車が進入しかつ停止保管できる間隔を置
   いて上下方向に層をなすようにそれぞれ配置されている
   複数台の片持ち水平フレーム台と、最下層に位置してい
   る片持ち水平フレーム台を除く他の片持ち水平フレーム
   台の前端側下面に設けてあるロッカーボックスと備えて
   おり、 上記各片持ち水平フレーム台は、その後端側の取付け部
   を介して上記可動駐輪受フレームに片持ち的に支持され
   ており、上記各片持ち水平フレーム台のうち、上記ロッ
   カーボックスに真下で対向している各片持ち水平フレー
   ム台は、溝形部材からなりかつ、自転車の車輪を直進さ
   せかつ自転車を保管するためのガイド兼用保持枠であ
   り、 双方の自転車収納台の片持ち水平フレーム台の台数は等
   しく、 隣接している一方の自転車収納台の片持ち水平フレーム
   台は、他方の自転車収納台の片持ち水平フレーム台に対
   して所定距離だけ上下方向に位置をずらして並設されて
   おり、この所定距離は上記一方の自転車収納台の片持ち
   水平フレーム台上に保管されている自転車のハンドルが
   他方の自転車収納台の片持ち水平フレーム台上に保管さ
   れている自転車のハンドルに衝突しない程度の距離であ
   り、 隣接している一方の自転車収納台の可動駐輪受フレーム
   と他方の自転車収納台の可動駐輪受フレームとは、互い
   に連結材によって相互に連結されており、 各ガイド用スライドフレームは、それぞれが対応してい
   る上記可動駐輪受フレームとほぼ全長に亘って並設され
   ており、 各ガイド用スライドフレームは、それぞれが対応してい
   るガイド兼用固定柱内を移動可能であって、各ガイド兼
   用固定柱の下端から突出し、突出端側で連結材によって
   上記可動駐輪受フレームの下端部と連結されており、 上記スライド体は、それぞれが対応しているガイド兼用
   固定柱の外側を覆いかつガイド兼用固定柱に沿ってスラ
   イド可能であり、 上記ロッカー用ボックスは、その前端開口を施錠装置付
   きの扉で開閉可能である ことを特徴とする立体駐輪
   場。
4. 【請求項４】 請求項３において、各自転車収納台にお
   けるすべての片持ち水平フレーム台は溝形部材からなる
   ことを特徴とする立体駐輪場。
5. 【請求項５】 請求項３において、双方の自転車収納台
   の片持ち水平フレーム台の台数は等しいことを特徴とす
   る立体駐輪場。