JP3027109B2 - 天井材吊り下げ構造 - Google Patents

天井材吊り下げ構造

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JP3027109B2
JP3027109B2 JP7328133A JP32813395A JP3027109B2 JP 3027109 B2 JP3027109 B2 JP 3027109B2 JP 7328133 A JP7328133 A JP 7328133A JP 32813395 A JP32813395 A JP 32813395A JP 3027109 B2 JP3027109 B2 JP 3027109B2
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義行 久次米
義明 川崎
満 岩間
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株式会社パイロット
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は帯状の天井材を吊り
下げる構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、天井ル−バ−等を天井面より吊り
下げるには、図12のように天井面からの吊りボルト14
に吊り下げ具1を取付け、それに天井ル−バ−3等をリ
ベット22止めしたものが一般的であった。しかし、この
リベット止めは施工時に職人がリベッタ−を所持するこ
とが必須条件で施工性が悪く、意匠性も悪かった。その
ため、吊り下げ具にホルダ−をねじ止めし、吊り下げ具
とホルダ−で天井ル−バ−等を挟んで締め付け固定する
ものもあるが、このホルダ−付き吊り下げ具は、ねじを
締め付けて出荷すると施工時にそのねじを緩める余分な
作業が入って煩わしく、また、ねじを緩めて出荷すると
搬送中にねじとホルダ−が外れ落ちる心配があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記の課題
を解決しようとするものであって、すなわち、天井吊り
下げ具を施工時に組立て易いようにねじをいっぱい緩め
て出荷しても搬送中に外れ落ちる心配がなく、かつ施工
もドライバ−1本で簡単にでき、施工後の意匠性もよ
い、帯状天井材の吊り下げ構造をその目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は天井材吊り下
げ構造を、帯状の天井材を長手方向を天井面と平行にし
幅方向を天井面と垂直にして天井面から吊り下げる天井
材吊り下げ構造において、天井面から垂設した保持具
と、本体の一端部に頭部を有するねじでホルダ−を連結
した吊り下げ具と、帯状の天井材からなり、ホルダ−の
孔に挿通したねじを本体のねじ孔にねじ嵌合し、突出し
たねじ部の一定距離より先端部を潰してストッパ−部と
することによって頭部とストッパ−部間をねじ移動可能
とし、かつ、ねじの長さと突起の長さがねじをいっぱい
緩めてストッパ−部を当接したときホルダ−内面が突起
先端より常に内方に位置するようにして、保持具に吊り
下げ具を固定し、天井材の側縁部に設けた孔に本体又は
ホルダ−に設けた突起を挿通し係止させるとともに、天
井材の側縁部をねじの締め付けにより本体とホルダ−で
挟持し固定することによって、前記課題を解決した。
【0005】
【実施の態様】本発明の1つの実施態様を図1〜図4お
よび図8に示す。天井材を吊り下げるには、まず天井面
からの吊りボルトにL状の吊り下げ部材を取付け、吊り
下げ部の本体に段差を有するホルダ−を頭部付きねじて
回動自在に連結し、本体より突出したねじ部先端を潰し
てストッパ−部とし、頭部とストッパ−部間をねじ移動
可能とし、本体の先端部に設けた突起に天井ル−バ−の
側縁部の孔を図3のように挿通するとともに時計方向に
回動したホルダ−の溝に係止し、ねじを締め付けて図1
および図4のように本体とホルダ−で天井ル−バ−を挟
持しドライバ−で締め付けて固定できる。
【0006】吊り下げ具を出荷するときは、ねじをいっ
ぱいに緩めて図2のようにストッパ−部を当接させ本体
とホルダ−に間隔をあけた状態にして搬送する。このと
き、ねじの長さと突起の長さが、ねじをいっぱいに緩め
てストッパ−部を本体内面に当接したとき図8のように
ホルダ−内面が突起先端より常に内方に位置する長さと
してあるので、突起の長さが短い図9やねじ部が長すぎ
る図10のように天井ル−バ−材が外れ落ちるようなこ
とはない。
【0007】本発明の他の実施態様を図5〜図7に示
す。ホルダ−をねじで締め付けた後、地震等があるとね
じが緩んでホルダ−が逆回転し突起と溝の係止が外れ、
天井ル−バ−が脱落することかあるが、それを防ぐた
め、ホルダ−の上端部に本体に係止する逆回転防止部で
ある返し片を設けたり(図5)、本体に突起をホルダ−
に孔を設けて突起を孔に係止して逆回転を防止したり
(図6)、溝の入り口部に係止突起を設けて逆回転を防
止したり(図7)してもよい。
【0008】また、本発明は図11に示すように、吊り下
げ具本体にL状突起を設け、その突起に天井ル−バ−の
孔およびホルダ−の孔を挿通し係止させ、ねじを締め付
けて固定することによって天井ル−バ−の脱落を確実に
防止してもよい。
【0009】
【実施例】実施例を図により説明すると、図1〜図4お
よび図8に示す実施例で、吊り下げ具1はL状金属板か
らなる本体2と、天井ル−バ−材3の厚さより僅かに小
さい段差4を有する方形金属板のホルダ−5からなり、
本体2は水平片に孔(図示せず)を垂直片の先端部に突
起であるピン6を外方に突設し、ピン6の上方にバ−リ
ング7を設け、そこにねじ孔8を設ける。
【0010】ホルダ−5の両端部には、ねじ孔8に対向
する孔9とピン6に対向しピン6を挿入し係止する溝10
をそれぞれ設け、頭部11付きのねじ12をホルダ−5の孔
9に挿通しねじ孔8にねじ込み、突出したねじ先端部を
一定距離ねじ部を手前に残してプレス(図示せず)で潰
し、ストッパ−部13とする。こうしてねじ12は頭部11と
ストッパ−部13間でねじ移動可能となり、図1のように
締め付けたり図2のようにねじ12を緩めてホルダ−5を
本体2から離すこともできる。
【0011】ここで、ねじ12のねじ部の長さとピン6の
突出長さは、ねじ12をいっぱいに緩めてストッパ−部13
をバ−リング7に当接したとき、図8のようにホルダ−
5内面がピン6の先端より常時内方に位置するような長
さとしてある。そのため、図9のようにピン6が短かい
場合や、図10のようにねじ12のねじ部が長すぎる場合
は、ピン6の先端とホルダ−5の間に隙間ができて天井
ル−バ−材が落下するが、本実施例では図8のように天
井ル−バ−材3はピン6との係止が外れず、落下するこ
とはない。
【0012】本実施例の吊り下げ具1は、図2のように
ねじ12をいっぱいに緩めて出荷するが、搬送中にねじ12
はストッパ−部13より移動しないので外れ落ちることは
ない。施工現場では図3のように天井面(図示せず)よ
り垂設した吊りボルト14に本体2の水平片をナットで固
定した後、天井ル−バ−材3の側縁部に設けた孔15にピ
ン6を挿通して係止し、図4のようにホルダ−5を時計
方向に回転して溝10をピン6を嵌め込んで係止し、ホル
ダ−5の下端部と本体2で天井ル−バ−材3の側縁部を
挟み、ねじ12をドライバ−で締め付けて固定する。
【0013】図5の実施例はホルダ−5の上端部で溝10
の開口部と同じ側部に本体2方向に僅かに折り返した逆
回転防止部である返し片16を設けたもので、施工後、地
震等でねじ12の締め付けが緩んでもホルダ−5の逆回転
(反時計方向)を防止するものである。図6の実施例は
ホルダ−5の上端部に孔17を本体2に突起18を対向して
設け、ねじ締め付け時に突起18と孔17を係止させてホル
ダ−5の逆回転(反時計方向)を防止するものである。
【0014】図7の実施例はホルダ−5の溝10の開口部
に対の突起19,19を設けてピン6を乗り越えさせて係止
し、ホルダ−5の逆回転(反時計方向)を防止するもの
である。
【0015】図11の実施例は本体2のピン6に替えて切
り起こしのL状片20を設け、そのL状片20に天井ル−バ
−材3の側縁部に設けた孔15を挿通させて係止するとと
もに、ホルダ−5に設けた角孔21を挿通させた後、ねじ
12を締め付けて天井ル−バ材3を挟み固定するものであ
る。天井ル−バ−材3の孔15やホルダ−5の角孔21が大
きくなってL状片20が突出してしまうが、天井ル−バ−
材3の係止は確実となる。
【0016】
【発明の効果】本発明の天井材の吊り下げ構造は、天井
吊り下げ具を施工時に組立てし易いようにねじをいっぱ
いに緩めて出荷しても搬送中に外れ落ちる心配がなく、
かつ施工もドライバ−1本で簡単にでき、施工後の意匠
性もよく、さらに、施工後の帯状天井材は地震等でねじ
が緩んでも係止が外れて落下することがない等の効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の締め付け時における要部断面
図である。
【図2】同実施例のねじを緩めた時の要部断面図であ
る。
【図3】同実施例の組み立て状態を示す斜視図である。
【図4】同実施の組み立て状態を示す斜視図である。
【図5】本発明の他の実施例の要部斜視図である。
【図6】本発明の他の実施例の要部斜視図である。
【図7】本発明の他の実施例の要部斜視図である。
【図8】図2における天井材の係止作用を示す説明図で
ある。
【図9】図2における天井材の係止作用を示す説明図で
ある。
【図10】図2における天井材の係止作用を示す説明図
である。
【図11】本発明の他の実施例を示す斜視図である。
【図12】従来の天井材吊り下げ構造を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 吊り下げ具 2 吊り下げ具の本体 3 天井材 5 ホルダ− 6,20 突起 8 ねじ孔 10 溝 12 ねじ 13 ストッパ−部 14 保持具 15 天井材の孔 16,17,18,19 逆回転防止部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 9/18 E04B 9/34 F16B 41/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】帯状の天井材を長手方向を天井面と平行に
    し幅方向を天井面と垂直にして天井面から吊り下げる天
    井材吊り下げ構造において、天井面から垂設した保持具
    と、本体の一端部に頭部を有するねじでホルダ−を連結
    した吊り下げ具と、帯状の天井材からなり、ホルダ−の
    孔に挿通したねじを本体のねじ孔にねじ嵌合し、突出し
    たねじ部の一定距離より先端部を潰してストッパ−部と
    することによって頭部とストッパ−部間をねじ移動可能
    とし、かつ、ねじの長さと突起の長さがねじをいっぱい
    緩めてストッパ−部を当接したときホルダ−内面が突起
    先端より常に内方に位置するようにして、保持具に吊り
    下げ具を固定し、天井材の側縁部に設けた孔に本体又は
    ホルダ−に設けた突起を挿通し係止させるとともに、天
    井材の側縁部をねじの締め付けにより本体とホルダ−で
    挟持し固定してなる、天井材吊り下げ構造。
  2. 【請求項2】ホルダ−がねじを中心に回動自在とし、ホ
    ルダ−の先端部に本体の突起を挿入し係止させる溝又は
    孔を設けたことを特徴とする、請求項1記載の天井材吊
    り下げ構造
  3. 【請求項3】ホルダ−又は本体に、締め付け方向に対す
    る逆回転防止部を設けたことを特徴とする、請求項1又
    は2記載の天井材吊り下げ構造
JP7328133A 1995-11-22 1995-11-22 天井材吊り下げ構造 Expired - Lifetime JP3027109B2 (ja)

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JPH09151564A JPH09151564A (ja) 1997-06-10
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