JP2526356B2 - 胴差ボルトの取り付け構造 - Google Patents

胴差ボルトの取り付け構造

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JP2526356B2
JP2526356B2 JP4350606A JP35060692A JP2526356B2 JP 2526356 B2 JP2526356 B2 JP 2526356B2 JP 4350606 A JP4350606 A JP 4350606A JP 35060692 A JP35060692 A JP 35060692A JP 2526356 B2 JP2526356 B2 JP 2526356B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、階上壁パネルを階上床
パネルの周縁部に立て付けするための胴差ボルトの取り
付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来の胴差ボルトの取り付け構
造を示す図である。
【0003】図4において、符号100が胴差ボルトで
あり、胴差ボルト100は、一階の壁パネル200の孔
202と、二階の床パネル300と胴差400との間に
画成された胴差ボルト用挿通孔340とに挿通され、胴
差ボルト用挿通孔340内を貫通した状態で位置決めさ
れている。
【0004】胴差ボルト用挿通孔340は、工業化の見
地から、図5に示すように、胴差ボルト100の径に比
べて大径に設定されている。
【0005】符号500は落下防止用の座金であり、胴
差ボルト用挿通孔340より大きめの矩形状金属板で形
成されている。
【0006】この座金500は胴差ボルト100の上側
ネジ部120側から嵌め込まれている。なお、一階壁パ
ネル200の立て付け前は、図6に示すように、一階壁
パネル200の上面に座金500が係止して胴差ボルト
100の落下を防止するようになっている。
【0007】そして、この座金500は、胴差ボルト1
00の取り付け時において引き上げられ、図4に示すよ
うに、二階床パネル300と胴差400との上に係止さ
れる。
【0008】これにより、胴差ボルト100の下側ネジ
部110をナット締めすることで、胴差ボルト100が
挿通孔340内を貫通した状態で固定される。
【0009】符号600は二階の壁パネルであり、孔6
01を胴差ボルト100の上側ネジ部120に嵌め、上
側ネジ部120をナット締めすることで、二階床パネル
300上の所望位置に立て付け固定される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の胴差ボルトの取り付け構造では、胴差ボルト100を
胴差ボルト用挿通孔340の中心位置に位置決めするの
が困難であるという問題がある。
【0011】すなわち、胴差ボルト用挿通孔340の径
が胴差ボルト100の径に比べてかなり大きく設定され
ているので、作業者が目視で挿通孔340の中心位置を
探し出すことは相当の熟練を要する。
【0012】しかも、座金500が矩形状金属板で形成
されているので、折角挿通孔340の中心位置に胴差ボ
ルト100を位置合せしても、図5の矢印で示すよう
に、僅かな衝撃で座金500がスライドして、胴差ボル
ト100の位置がずれてしまうことがある。このような
場合には、再度位置合せをしなければならず、施工現場
での作業が煩雑になる。
【0013】本発明は、上記従来の満代を解決するため
になされたもので、その目的は、胴差ボルトを取り付け
ると自動的に中心位置合せがなされるようにして、現場
作業の省力化を図った胴差ボルトの取り付け構造を提供
することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、上側ネジ部に係止可能な落下防止用の座
金が嵌め込まれ下側ネジ部が階下壁パネルの芯材の孔に
挿通された胴差ボルトを、階下壁パネル上方に引き上げ
た状態で、階上床パネルの芯材の凹部とこの凹部に対向
する胴差の凹部とで画成される胴差ボルト用挿通孔に、
上記上側ネジ部が突出するように嵌め込み、上記落下防
止用の座金を上記胴差ボルト用挿通孔の上開口周縁部に
係止させた状態で、上記胴差ボルトの下側ネジ部に上記
階下壁パネルの芯材の下方からナット締めして、胴差ボ
ルトを上記胴差ボルト用挿通孔内に固定した胴差ボルト
の取り付け構造において、上記落下防止用の座金は、上
記上側ネジ部を挿通させるためのネジ挿通孔を中心に有
した座金本体と、上記座金本体の長さ方向両側に突出し
て上記上開口周縁部に係止可能な係止部と、上記座金本
体の幅方向両側に設けられ上記胴差ボルト用挿通孔に圧
入可能なバネ部とを有することを特徴としている。
【0015】
【作用】上記構成の本発明においては、胴差ボルトを胴
差ボルト用挿通孔に嵌め込む際、座金のバネ部を胴差ボ
ルト用挿通孔の上開口に圧入すると共に、座金の係止部
を胴差ボルト用挿通孔の上開口周縁部に係止させる。こ
れにより、座金及び胴差ボルトの落下が防止される。
【0016】このように、座金を胴差ボルト用挿通孔の
上部に装着すると、胴差ボルトが座金本体の中心にある
ネジ挿通孔に挿通されていることから、胴差ボルトは自
動的に胴差ボルト用挿通孔の中心位置に位置決めされ
る。
【0017】さらに、座金のバネ部は胴差ボルト用挿通
孔内に圧入されているので、座金が元の装着位置から動
くことはない。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0019】図1は、本発明の一実施例に係る胴差ボル
トの取り付け構造を示す図である。
【0020】図1において、符号1が二階の壁パネル5
0を建て付けるための胴差ボルトである。
【0021】胴差ボルト1の径は例えば12mmに設定
されており、その上下端部には、ネジ部3,4が刻設さ
れている。
【0022】この胴差ボルト1は、一階の壁パネル10
に取り付けられた状態で工場から施工現場まで運ばれ
る。すなわち、工場で、壁パネル10の芯材11に穿設
された孔12に胴差ボルト10が挿入され、上側ネジ部
3に落下防止用の座金20が嵌め込まれると共に下側ネ
ジ部4にワッシャ5を介してナット6が嵌められる。
【0023】図2は、落下防止用座金20を示す図であ
る。
【0024】座金20は、一枚の金属板を打ち抜き折り
曲げ形成したもので、その中央部分に平板状の座金本体
21を有している。
【0025】座金本体21は、後述する胴差ボルト用挿
通孔34(図1参照)の上開口35と大略同形に形成さ
れており、その中心には、胴差ボルト1の上側ネジ部3
が螺入されるネジ挿通孔22が穿設されている。
【0026】座金本体21において、その長さ方向両側
に半円状に突出している部分は胴差ボルト用挿通孔34
の上開口35周縁部に係止させるための係止部23,2
3である。
【0027】この座金本体21の幅方向両側にはバネ部
24,24が設けられている。このバネ部24,24は
座金本体21の幅方向両端部分を下方内側に略コ字状に
折り曲げ形成したもので、座金本体幅方向に弾発力を有
する。
【0028】この座金20の大きさは、胴差ボルト用挿
通孔34の上開口35の大きさに対応して設定されてい
る。具体的には、その長さlが上開口35の縦長さに等
しく、幅mが上開口35の横幅より若干大きめに設定さ
れている。
【0029】このような座金20が上側ネジ部3に嵌め
られた胴差ボルト1は、施工現場において、図1に示す
ように、一階の壁パネル10の上方一杯に引き上げら
れ、二階の床パネル30と胴差40との間に形成された
胴差ボルト用挿通孔34に取り付けられる。
【0030】この取り付け状態を具体的に説明する。
【0031】胴差ボルト用挿通孔34は、一階の壁パネ
ル10の上面に敷かれた二階の床パネル30の芯材31
に切り欠き形成された断面コ字状の凹部36とこの凹部
36に対向させて胴差40に切り欠き形成された断面コ
字状の凹部37とで画成されており、全体として例えば
縦長さ20mmで横幅30mmの断面矩形状を呈してい
る。
【0032】したがって、胴差ボルト1を胴差ボルト用
挿通孔34に嵌めるには、胴差ボルト1を上方一杯に引
上げ、その左半部を床パネル30の凹部右36に嵌め、
この胴差ボルト1の右半部に胴差40の凹部37を嵌め
て、胴差40を床パネル30の芯材31に釘打ち等で固
定する。
【0033】そして、座金20を図1の二点鎖線の位置
から下げ、図3に示すように、係止部23,23が胴差
ボルト用挿通孔34の上開口35周縁部に当接するよう
にバネ部24,24を上開口35に圧入する。この場
合、係止部23、23によって座金20及び胴差ボルト
1の落下が防止される。
【0034】この状態で、一階の壁パネル10の覗き穴
13からスパナ等を入れてナット6を締め付けていく
と、座金20が上側ネジ部3によって上開口35周縁部
に押し付けられて係止し、その結果、胴差ボルト1が胴
差ボルト用挿通孔34内に垂直に固定される。
【0035】このように胴差ボルト1を取り付けると、
胴差ボルト1が座金本体21の中心のネジ挿通孔22で
支持されるので、胴差ボルト1は胴差ボルト用挿通孔3
4の中心に自動的に位置決めされる。
【0036】しかも、この座金本体21の長さlが上開
口35の縦長さに等しく設定されているので、座金20
は図3の矢印A方向に移動することはなく、かつバネ部
24,24が上開口35に圧入されているので、矢印B
方向に移動することもない。したがって、多少の衝撃な
どが加わっても、胴差ボルト1が胴差ボルト用挿通孔3
4の中心位置からずれることはない。
【0037】このように、正確に位置決めされた胴差ボ
ルト1の上側ネジ部3の上方に二階の床パネル50を位
置させ、芯材51の孔52を上側ネジ部3に嵌め込ん
で、覗き穴53からスパナ等を入れ、ワッシャ8を介し
てナット7を上側ネジ部3に締め付ければ、二階の壁パ
ネル50は所定の位置に正確に立て付け固定される。
【0038】本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、本発明の要旨の範囲において種々の変形実施が可
能である。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の胴差ボル
トの取り付け構造においては、座金を胴差ボルト用挿通
孔の上部に装着すると、胴差ボルトが自動的に胴差ボル
ト用挿通孔の中心位置に位置決めされ、しかも、胴差ボ
ルトが中心位置から動くことはないので、施工現場にお
ける位置合せという煩雑な作業を削減することができ、
この結果、現場作業の省力化、迅速化を図ることができ
るという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る胴差ボルトの取り付け
構造を示す断面図である。
【図2】落下防止用の座金を示す斜視図である。
【図3】落下防止用の座金を胴差ボルト用挿通孔に装着
した状態を示す斜視図である。
【図4】従来の胴差ボルトの取り付け構造を示す断面図
である。
【図5】従来例に係る座金を装着した状態を示す斜視図
である。
【図6】座金の落下防止作用を示す断面図である。
【符号の説明】
1 胴差ボルト 3 上側ネジ部 4 下側ネジ部 6,8 ナット 10,50 壁パネル 11,51 芯材 12,52 孔 20 落下防止用の座金 21 座金本体 22 ネジ挿通孔 23 係止部 24 バネ部 30 床パネル 31 芯材
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04B 2/56 621 E04B 2/56 621A 621H 1/10 1/10 B

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上側ネジ部に係止可能な落下防止用の座
    金が嵌め込まれ下側ネジ部が階下壁パネルの芯材の孔に
    挿通された胴差ボルトを、階下壁パネル上方に引き上げ
    た状態で、階上床パネルの芯材の凹部とこの凹部に対向
    する胴差の凹部とで画成される胴差ボルト用挿通孔に、
    上記上側ネジ部が突出するように嵌め込み、 上記落下防止用の座金を上記胴差ボルト用挿通孔の上開
    口周縁部に係止させた状態で、上記胴差ボルトの下側ネ
    ジ部に上記階下壁パネルの芯材の下方からナット締めし
    て、胴差ボルトを上記胴差ボルト用挿通孔内に固定した
    胴差ボルトの取り付け構造において、 上記落下防止用の座金は、 上記上側ネジ部を挿通させるためのネジ挿通孔を中心に
    有した座金本体と、 上記座金本体の長さ方向両側に突出して上記上開口周縁
    部に係止可能な係止部と、 上記座金本体の幅方向両側に設けられ上記胴差ボルト用
    挿通孔に圧入可能なバネ部とを有することを特徴とする
    胴差ボルトの取り付け構造。
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