JP3023973U - 携帯用具 - Google Patents

携帯用具

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JP3023973U
JP3023973U JP1995012122U JP1212295U JP3023973U JP 3023973 U JP3023973 U JP 3023973U JP 1995012122 U JP1995012122 U JP 1995012122U JP 1212295 U JP1212295 U JP 1212295U JP 3023973 U JP3023973 U JP 3023973U
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JP
Japan
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formic acid
acid treatment
drying
hide
small plate
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Application number
JP1995012122U
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English (en)
Inventor
勤 木村
哲男 富田
Original Assignee
株式会社浪速屋商店
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  • Treatment And Processing Of Natural Fur Or Leather (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 特異性および斬新性をもった新規なハンドバ
ッグ等携帯用具を提供することを目的とする。 【解決手段】 豚の原皮に対して水づけ工程、裏打ち工
程、石灰づけ工程および脱灰工程を施す準備工程、この
準備工程を完了した準備完了原皮にギ酸処理を施すギ酸
処理工程、このギ酸処理完了原皮に板張り、ネット張り
等の張り乾燥を施す乾燥工程、この乾燥工程完了原皮を
小さくカットして多数枚の小板本体を得るカッティング
工程、この小板本体に染色を施す染色工程、この染色完
了小板本体の表面に透明コートを施す表面コーティング
工程を連記順になすことにより得た装飾用小板をリング
等をもって連結することによって外装されたことを特徴
とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、透明度の高い豚生皮(ブタキガワ)製装飾用小板により外装された ハンドバッグ・袋物・ケース等携帯用具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、プラスチック製の若しくはアルミやステンレス等金属板製の装飾用小板 により外装されたハンドバッグは知られており、これ等は各々特有の装飾性を表 出していて人気のあるものである。 しかし、常に業界では特異性および斬新性をもったものが要望されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上記の要望に応える新規のハンドバッグ等携帯用具を提供することを 目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案に係る携帯用具は、下記1の工程を列記順に なすことによって得た装飾用小板を連結用リング、リベット等を以て連結するこ とによって外装されたものであり、 記1 豚の原皮に対して水づけ工程、裏打ち工程、石灰づけ工程および脱灰工程を施 す準備工程、この準備工程を完了した準備完了原皮にギ酸処理を施すギ酸処理工 程、このギ酸処理完了原皮に板張り、ネット張り等の張り乾燥を施す乾燥工程、 この乾燥工程完了原皮を小さくカットして多数枚の小板本体を得るカッティング 工程、この小板本体に染色を施す染色工程、この染色完了小板本体の表面に透明 コートを施す表面コーティング工程 また、下記2の工程を列記順になすことによって得た装飾用小板を連結用リン グ、リベット等を以て連結することによって外装されたものであり、 記2 豚の原皮に対して水づけ工程、裏打ち工程、石灰づけ工程および脱灰工程を施 す準備工程、この準備工程を完了した準備完了原皮にギ酸処理を施すギ酸処理工 程、このギ酸処理完了原皮に板張り、ネット張り等の張り乾燥を施す乾燥工程、 更に水戻し工程および水切り工程を行ってこの水切り後の原皮に適量のグリセリ ンをしみ込ませるグリセリン処理工程、このグリセリンのしみ込んだ原皮に再び 板張り、ネット張り等の張り乾燥を施す乾燥工程、この乾燥工程完了原皮を小さ くカットして多数枚の小板本体を得るカッティング工程、この小板本体に染色を 施す染色工程、この染色完了小板本体の表面に透明コートを施す表面コーティン グ工程
【0005】
【作用】
装飾用小板を得るに際してギ酸処理の代りに塩酸処理と硫酸処理を試みたが、 塩酸処理による場合には黄色味を帯びた豚生皮が出きてしまい、また硫酸処理に よる場合には濁った感じの豚生皮が出きてしまって透明感(透明度)の高い美し い染色の装飾用小板ができなかった。
【0006】 上記の記1によるときには、透明度の高いハードな(硬くて曲りにくい)装飾 用小板をつくることが可能であり、 また、上記の記2によるときには、透明度の高いソフトな(柔かくて曲がりや すい)装飾小板をつくることが可能である。
【0007】
【考案の効果】
本考案によるときには、従来のプラスチック製、金属製のものとは全く異った 、高い透明感(透明度)のあるハードもしくはソフトの豚生皮製装飾用染色小板 により外装された特異性および斬新性をもったハンドバッグ等携帯用具が提供で き、また本考案において透明コートは補強作用を果す他に、スリガラスに接着セ ロハンテープを貼付けた場合と同じように機能して透明感を増加させることがで き、更に本考案において染色工程はカッティング工程の後になすようになってい るので、小板本体の切縁が確実に染色され且つ透明コートされるものであって、 切り放しの不体裁な切口が露呈しないものであり良品の提供に極めて有利なもの である。
【0008】
【実施例】
本考案の実施例を図面に依拠して説明する。 先ず豚の原皮に対して、皮の洗浄・吸水軟化・水溶性蛋白質の除去をなすため の水づけ工程、肉面の不要な脂肪層の皮下層の除去をなすための裏打ち工程、毛 と表皮層の除去・皮組織の膨潤をなすための石灰づけ工程、石灰と不要蛋白質の 除去をなすための脱灰工程を列記順に行って準備工程を完了し、 次いで、この準備工程を完了した準備完了原皮にギ酸処理工程を施し、 次いで、板張りにより張り工程を行って乾燥し、よってハードタイプの豚生皮 を構成し、 然るのち、このハードタイプの豚生皮にカッティング工程と連結用孔1の明け 工程を施して多数枚の小板本体2(図3参照)を得て、 次いで、これ等小板本体2に染色加工を施して種々の色のものを得ると共にこ れ等染色小板3(図4参照)の表面に透明樹脂コート4を施してハードな装飾用 小板5(図5および図6参照)を得る。
【0009】 また、上記実施例と同様にして得た準備完了原皮にギ酸処理工程および張り工 程を施したのち水戻し工程を行い、 次いで、この水戻し工程の完了後に水切り工程を行い、 次いで、水切り後の原皮に適量のグリセリンをしみ込ませ、 次いで、このグリセリンのしみ込んだ原皮に板張りによる張り工程を施して当 該原皮を乾燥し、よってソフトタイプの豚生皮を得たのちこれに上記実施例と同 じようにカッティング工程、孔明工程、染色工程およびコーティング工程をなし てソフトな装飾用小板を得ることもできる。
【0010】 然るのち、上記のようにして得た色の微妙に異なる多数枚の装飾用小板5を連 結用金属リング6により相互に任意に連結してカラフルな被い飾り体7を構成し 、この被い飾り体7をハンドバッグ本体8の外表面に被せ止めることによって美 装して完成したものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す一部切截正面図である。
【図2】同じく要部の拡大正面図である。
【図3】小板本体を示す断面図である。
【図4】染色小板を示す正面図である。
【図5】装飾用小板を示す正面図である。
【図6】図5A−A線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 連結用孔 2 小板本体 3 染色小板 4 コート 5 完成品 6 連結用リング 7 被い飾り体 8 ハンドバッグ本体

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記1の工程を列記順になすことによっ
    て得た装飾用小板を連結用リング、リベット等を以て連
    結することによって外装されたことを特徴とする携帯用
    具。 記1 豚の原皮に対して水づけ工程、裏打ち工程、石灰づけ工
    程および脱灰工程を施す準備工程、この準備工程を完了
    した準備完了原皮にギ酸処理を施すギ酸処理工程、この
    ギ酸処理完了原皮に板張り、ネット張り等の張り乾燥を
    施す乾燥工程、この乾燥工程完了原皮を小さくカットし
    て多数枚の小板本体を得るカッティング工程、この小板
    本体に染色を施す染色工程、この染色完了小板本体の表
    面に透明コートを施す表面コーティング工程
  2. 【請求項2】 下記2の工程を列記順になすことによっ
    て得た装飾用小板を連結用リング、リベット等を以て連
    結することによって外装されたことを特徴とする携帯用
    具。 記2 豚の原皮に対して水づけ工程、裏打ち工程、石灰づけ工
    程および脱灰工程を施す準備工程、この準備工程を完了
    した準備完了原皮にギ酸処理を施すギ酸処理工程、この
    ギ酸処理完了原皮に板張り、ネット張り等の張り乾燥を
    施す乾燥工程、更に水戻し工程および水切り工程を行っ
    てこの水切り後の原皮に適量のグリセリンをしみ込ませ
    るグリセリン処理工程、このグリセリンのしみ込んだ原
    皮に再び板張り、ネット張り等の張り乾燥を施す乾燥工
    程、この乾燥工程完了原皮を小さくカットして多数枚の
    小板本体を得るカッティング工程、この小板本体に染色
    を施す染色工程、この染色完了小板本体の表面に透明コ
    ートを施す表面コーティング工程
JP1995012122U 1995-10-20 1995-10-20 携帯用具 Expired - Lifetime JP3023973U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018175043A (ja) * 2017-04-05 2018-11-15 直 塩原 物品面の装飾部材及び装飾方法

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