JP3022119U - 搬送用の外径可変ローラ - Google Patents

搬送用の外径可変ローラ

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JP3022119U
JP3022119U JP1995009907U JP990795U JP3022119U JP 3022119 U JP3022119 U JP 3022119U JP 1995009907 U JP1995009907 U JP 1995009907U JP 990795 U JP990795 U JP 990795U JP 3022119 U JP3022119 U JP 3022119U
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JP
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outer diameter
hole
core metal
elastic layer
roller
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Application number
JP1995009907U
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English (en)
Inventor
馬 庸 之 有
Original Assignee
富士ポリマテック株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送ローラの外径を変化させることにより用
紙の搬送力を可変とし、各種の用紙およびローラの摩擦
力ならびに圧着力の減少に対処できる搬送ローラ。 【解決手段】 ローラの芯金を空胴とし気体あるいは液
体を圧入できるようにし、この芯金の円周面に孔、そし
てこの芯金に装着した内側弾性層に貫通孔を形成し、外
側表面の薄いカバーを部分的に膨脹させて外径寸法を変
化できるようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、複写機、ファクシミリあるいはプリンタ等に使用されている給紙お よび排紙を行う搬送用ローラである。
【0002】
【従来の技術】
従来のローラは、芯金の周囲に弾性ゴムを装着したものがほとんどである。そ のため表面の付着物や、擦り減り等により摩擦係数や圧着力が小さくなると、用 紙の未搬送が生じたり、逆に摩擦係数が大きくなり過ぎると、用紙のローラへの 巻き付きや、圧着力の増加による重送といった不具合を発生する。そのためこの ような不具合を回避するために各装置ごとに専用紙を使用したり、あるいは使用 可能な用紙に制限を設けたりしなければならない。
【0003】
【課題を解決するための手段】
そこで本考案は、芯金を空胴状の円筒シャフトとし、この芯金およびその周面 に装着する弾性体に貫通孔を開け、さらにこの外側を薄い弾性体でカバーした構 成とした。
【0004】 この芯金内に空気等の気体、あるいは水等の液体を圧入して、この気体あるい は液体の圧力により、カバーの各貫通孔に対応する位置を膨脹させ、その箇所を 部分的に外径を大きくすることで用紙との接着力を高めることができるようにし た。この気体あるいは液体の圧入力を調整することで、ローラの外径を種々変化 させ用紙にあった搬送力、圧着力を作成できるようにした。
【0005】
【考案の実施の形態】
本考案は、図3に示すように空胴状の円筒シャフトからなる芯金1の矢印Aで 示す円周方向および矢印Bで示す軸方向に適宜間隔にて孔3を開けてある。この 芯金1の外側に貫通孔6を径方向に開けた内側弾性層4を装着してあり、芯金1 の孔3と内側弾性層4の貫通口6とは符合するように構成してある。そしてさら にこの外側を薄い弾性カバー5が覆っている。
【0006】 この芯金の端部の入り口7より気体あるいは液体を圧入することにより、この 気体等は芯金1の空胴部2より、その孔3より出て内側弾性層4の貫通孔6に送 られ、その外側表面のカバー5の貫通孔6の出口付近を膨脹させてその部分の円 周方向全体の外径を大とする。この気体等の圧入強さを調節することにより、種 々の寸法の外径を作成することが可能であり、用紙の搬送力を可変できる。
【0007】
【実施例】
次に図に示す実施例に従って説明する。
【0008】 ローラ芯1は外径13mm、内径10mmの空胴状の円筒シャフトとその円周方向 に孔径3mmの通気孔3を円周方向に8個を、軸方向に沿って適宜間隔に開けてあ り、その外側に厚さ3mmの硬度70°のシリコーンからなる内側弾性層4を装着 し、さらにその外側表面を厚さ0.5mmの硬度20°のシリコーンからなる弾性 カバー5にて全周を覆った。
【0009】 以上の構成のローラ内芯金1の空胴部2に空気を圧入して、この空気圧の変化 とローラの外径および普通紙に対する搬送力の変化を測定して次の結果を得た。 以上のように外径の変化により用紙の搬送力の増進を得た。
【0010】
【考案の効果】
本考案は、気体あるいは液体を芯金の空胴部内に圧入することにより、周方向 全周に亘り外径を部分的に大きくでき、これにより用紙との圧着力を適度に増し 搬送力の増進ができるので、搬送力が低下したローラの搬送を可能とでき、また 外径を部分的に大きくすることで、用紙との接触面積を小さくでき、用紙の巻き 込みを防ぐことができる。
【0011】 さらに外径を変化させることで、用紙に合った搬送力および圧着力を得ること ができるので、用紙の未搬送や重送を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】断面図
【図2】空気圧入時の断面図
【図3】芯金の斜視図
【符号の説明】
1 芯金 2 空胴部 3 孔 4 内側弾性層 5 カバー 6 貫通孔 7 入口

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送用ローラの芯金を空胴状の円筒シャ
    フトとしてあり、その周面に円周方向および軸と平行方
    向に適宜間隔の空気孔を形成してあり、この芯金の外側
    にこの空気孔に対応させた貫通孔を径方向に設けた内側
    弾性層を有し、さらにその外側面を弾性のカバーが覆っ
    ている構成からなり、円筒シャフトへ圧入した気体ある
    いは液体により、内側弾性層の貫通孔口に対応するカバ
    ー面が膨脹して部分的に外径を変化出来るようにした搬
    送用の外径可変ローラ。
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